JPH0939655A - 車両用多色ｌｅｄハイマウントランプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】多くの車に、ハイマウントストップランプが取
り付けられるようになった。しかし、夜間、ハイマウン
トストップランプが付いている場所が判らない。そんな
時に、ハイマウントストップランプが点灯すると驚くこ
とがある。そこで、２色ＬＥＤを使用しテールランプ機
能を実現させればいいのではないかと思った。それなら
ば、ストップランプ，ウィンカーランプ，パーキングラ
ンプ，ハザードフラッシャー，テールランプなどの働き
をする車両用多色ＬＥＤハイマウントランプが目的であ
る。そして、他のランプを補い事故予防に役立つ事が目
的である。 【構成】従来のハイマウントストップランプに、２色Ｌ
ＥＤを使用し、適宜の複数区画に区分した。そして、一
番がウィンカーランプ，二番がストップランプ，三番が
テールランプと優先順位に働く制御回路を付加したもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、２色ＬＥＤを使用す
ることによりストップランプ，ウィンカーランプ，パー
キングランプ，テールランプ，ハザードフラッシャー機
能を付けた車両用信号灯具及び点灯制御に関するもので
ある。

【０００２】

【従来の技術】

（１）従来のハイマウントストップランプのテールラン
プ機能的なものは、赤色ＬＥＤの電圧，電流制御によっ
てストップランプ，テールランプの区別をしている。 （２）従来の方向指示機能を備えたハイマウントストッ
プランプは、ストップランプ，ウィンカーランプの動作
でる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の技術（１）で
は、電圧，電流制御により赤色ＬＥＤの輝度調整を行っ
てストップランプ，テールランプの区別をしていた。こ
の方法であるとストップランプかテールランプの区別が
はっきりしない場合がある。従来の技術（２）では、ウ
ィンカーランプ部にだけ２色ＬＥＤ使用しストップラン
プ，ウィンカーランプ機能を可能にしたが、赤色ＬＥＤ
と２色ＬＥＤを使用しているためにストップランプ時に
色むらが起きてしまう。そこで、本発明は、前記の不具
合点を改善し、従来の技術（１），（２）の機能を合せ
持った多機能なハイマウントランプを考え、その制御方
法と制御回路を考えた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

（１） 色むらを少なくするために、同品質，同特性の
２色ＬＥＤだけで車両用多色ＬＥＤハイマウントランプ
を構成した。 （２）ストップランプとテールランプの区別をはっきり
させるために、全てに２色ＬＥＤを使用した。そして、
ストップランプには赤色ＬＥＤを使用し、テールランプ
にはもう一方のＬＥＤを使用した。 （３）ウィンカーランプには両方のＬＥＤを使用した。
そして、車両用多色ＬＥＤハイマウントランプの機能と
してストップランプ，テールランプ，ウィンカーランプ
機能を備えた。本発明では、（１）から（３）を考慮に
入れ制御回路を考え解決させた。

【０００５】 従来のハイマウントストップランプの赤
色ＬＥＤを２色ＬＥＤにし赤色ＬＥＤをブレーキランプ
にもう一方をテールランプに接続した。テールランプが
ＯＦＦでストップランプだけの使用の時は、従来ＯＮ，
ＯＦＦのみのハイマウントストップランプ同様の働きを
した。しかし、テールランプがＯＮでストップランプを
ＯＮすると両方が点灯しまう。そこで、テールランプが
ＯＮの時にストップランプがＯＮになった場合には、テ
ールランプをキャンセルしストップランプを優先して点
灯する電気回路を付加した。この回路によりテールラン
プかストップランプどちらか一方の点灯になった。 機
能的にテールランプ，ストップランプの働きをする様に
なったが、ウィンカーランプ機能は、解決してない。ウ
ィンカーランプ機能を解決させるには、全点灯，全消灯
の構造では無理である。そこで適宜の複数区画に区分す
ることにより、左右のウィンカーランプを区別し別々に
動作する構造にした。以上がストップランプ，ウィンカ
ーランプ，テールランプ機能を兼ね備えた車両用多色Ｌ
ＥＤハイマウントランプの特徴である。（請求項１） 区分することにより、左右の区別を作った。しかし、区
分してウィンカーランプ機能だけの働きしかしないので
は、ウィンカーランプを横に付けたのと同じである。こ
の問題を解決するために、ウィンカーランプ機能が働ら
いていないときは、テールランプ，ストップランプの働
きをする様に工夫することである。工夫は、点灯の優先
順位を付けることにした。優先順位は、以下のとうりで
ある。一番がウィンカーランプ。二番がストップラン
プ。三番がテールランプ。つまり方法論は、ウィンカ
ーランプ，ストップランプ，テールランプと優先順
位を付ける事です。この方法論によりウィンカーラン
プ，ストップランプ，テールランプと優先順位の高いも
のを点灯させることにした。この優先順位で働く構成方
法又は、制御方法の実現には以下の方法がある。 トランジスター，ダイオードなど半導体による電気回
路 リレーによる電気回路 マイクロコンピューターによるプログラム及び電気回
路 論理回路によるＩＣ回路などがあります。 車両用多色ＬＥＤハイマウントランプにおいて、前記説
明の優先順位の高いものを点灯させる制御回路は、必ず
必要である。（請求項２）

【０００６】

【作用】車両用多色ＬＥＤハイマウントランプは、後続
車両の運転手対して視認性の向上と後続車両の運転手が
ウィンカーランプ，ストップランプ，テールランプの区
別をはっきりする作用がある。優先順位の制御回路によ
って、２色ＬＥＤで３種類のランプ状況が表現できるよ
うになった。

【０００７】

【実施例】以下に本発明、車両用多色ＬＥＤハイマウン
トランプの詳細を示す。図１は、ウィンカーランプ，ス
トップランプ，テールランプの優先順位に従って処理す
るフローチャートです。図１に従って説明すると、テー
ルランプスイッチがＯＮされたとします。Ｄ１，Ｄ２の
判断は、“ＮＯ”方に行きます。Ｄ３の判断で“ＹＥ
Ｓ”の方に行きＰ３の処理を行います。スイッチに変化
が無ければ以上を繰り返します。次にストップランプス
イッチがＯＮされたとします。Ｄ１の判断は、“ＮＯ”
方に行きます。Ｄ２の判断で“ＹＥＳ”の方に行きＰ２
の処理を行います。またスイッチに変化がない限り同様
の処理を続けています。次にウィンカーランプスイッチ
がＯＮされたとします。Ｄ１の判断で“ＹＥＳ”の方に
行きＰ１の処理を行います。ウィンカーランプ，ストッ
プランプ，テールランプのスイッチ全てがＯＮになりま
した。通常ウィンカーランプは、ＯＮ，ＯＦＦを繰り返
しています。この場合は、Ｐ１とＰ２の処理を交互に行
います。次にストップランプスイッチとウィンカーラン
プスイッチがＯＦＦされたとします。Ｄ１，Ｄ２の判断
は、“ＮＯ”方に行きます。Ｄ３の判断で“ＹＥＳ”の
方に行きＰ３の処理を行います。テールランプスイッチ
がＯＦＦされたとします。Ｄ１，Ｄ２，Ｄ３の判断は、
“ＮＯ”方に行きＰ４の処理を行います。

【０００８】 この図１の処理を行う電気回路及びプロ
グラムなどを組み込んだものをＬＥＤユニットと呼びま
す。図２は、実施するにあたって作った回路図です。こ
のＬＥＤユニットを２つ以上組み合わせることによって
左右のウィンカーランプの働きを持たせるのです。図３
は、ＬＥＤユニットを３個使用したブロック図です。そ
して図４は、ＬＥＤユニット間の配線と車両に接続した
時の配線図です。この様に接続し、ＬＥＤユニットに１
個に対して４個の２色ＬＥＤを使用したときの組立て図
が図５です。この様にして出来上がった車両用ＬＥＤハ
イマウントランプを実施した点灯図が図６から図１２で
す。

【０００９】 図６は、ストップランプスイッチがＯＮ
された時です。ストップランプの配線は、図４よりＵ
１，Ｕ２，Ｕ３が全てつながつているので図１のＰ２処
理を行っています。図７は、テールランプスイッチがＯ
Ｎされた時です。テールランプの配線は、図４よりＵ
１，Ｕ２，Ｕ３が全てつながつているので図１のＰ３処
理を行っています。図８は、左ウィンカーランプスイッ
チがＯＮされた時です。左ウィンカーランプの配線は、
図４よりＵ１だけしか接続されていないので図４のＵ１
は、図１のＰ１の処理をします。そして、左ウィンカー
ランプがＯＦＦの時は、図４のＵ１は、図１のＰ４の処
理をします。図４のＵ２，Ｕ３は、図１のＰ４の処理を
します。図９は、右ウィンカーランプスイッチがＯＮさ
れた時です。右ウィンカーランプの配線は、図４よりＵ
３だけしか接続されていないので図４のＵ３は、図１の
Ｐ１の処理をします。そして、右ウィンカーランプがＯ
ＦＦの時は、図４のＵ３は、図１のＰ４の処理をしま
す。図４のＵ１，Ｕ２は、図１のＰ４の処理をします。
図１０は、テールランプスイッチがＯＮで左ウィンカー
ランプスイッチがＯＮされた時です。左ウィンカーラン
プの配線は、図４よりＵ１だけしか接続されていないの
で図４のＵ１は、図１のＰ１の処理をします。そして、
左ウィンカーランプがＯＦＦの時は、図４のＵ１は、図
１のＰ３の処理をします。図４のＵ２，Ｕ３は、図１の
Ｐ３の処理をします。図１１は、ストップランプスイッ
チがＯＮで左ウィンカーランプスイッチがＯＮされた時
です。左ウィンカーランプの配線は、図４よりＵ１だけ
しか接続されていないので図４のＵ１は、図１のＰ１の
処理をします。そして、左ウィンカーランプがＯＦＦの
時は、図４のＵ１は、図１のＰ２の処理をします。図４
のＵ２，Ｕ３は、図４のＰ２の処理をします。図１２
は、左右のウィンカーランプがＯＮ，ＯＦＦを繰り返し
て動作しているときです。ウィンカーランプの配線は、
図４よりＵ２には接続されていないので図１のＰ４の処
理をします。左右ウィンカーランプがＯＮの時は、図４
のＵ１，Ｕ３は、図１のＰ１の処理をします。左右ウィ
ンカーランプがＯＦＦの時は、図４のＵ１，Ｕ３は、図
１のＰ４の処理をします。

【００１０】 図１は、請求項２の考え方をフローチャ
ートにしたものです。図２の回路図は、図１の働きをす
る回路です。図１の回路図は、トランジスター，ダイオ
ード，２色ＬＥＤ（図２−１），車両と接続するための
端子（図２−２）とその他部品で構成しています。図３
は、ＬＥＤユニットを３個使用し構成したブロック図で
す。右のウィンカーと左のウィンカーの区別は、ＬＥＤ
ユニット間の接続で決めることができる。ウィンカーと
して使用しない場合は、接続をしなければ良いのです。
図４は、車両と車両用多色ＬＥＤハイマウントランプの
配線接続例を示しています。この接続をモデルにし図６
から点灯状態の説明をします。図５は、車両用多色ＬＥ
Ｄハイマウントランプの組み立て図です。図５−７は、
ＬＥＤユニットを雨風から守るための箱です。その中に
２色ＬＥＤ（図５−１）を入れます。そして、透過性の
良い（図５−８）ふたをします。図５の様に、２色ＬＥ
Ｄがふたの方にきます。

【００１１】 ２色ＬＥＤの色は、赤色，緑色を使用し
たとし、赤色ＬＥＤと緑色ＬＥＤを両方つけた場合は、
橙色とする。そして、３区分で動作させ図４の様に配線
した場合の点灯例の説明です。図６は、ブレーキのみの
場合には、一列全て赤色が点灯します。図７は、テール
ランプがＯＮのみ場合には、一列全て緑色が点灯しま
す。図８は、右折時ウィンカーランプの場合には右側１
／３が橙色で点滅します。残りの２／３は、消灯です。
図９は、左折時ウィンカーランプの場合には左側１／３
が橙色で点滅します。残りの２／３は、消灯です。図１
０は、テールランプがＯＮで右のウィンカー出した場合
には、右側１／３は橙色，緑色が交互に点灯し、残りの
２／３は、緑色が点灯します。図１１は、右折時に、右
のウインカー出しブレーキを踏んだ場合には、右側１／
３は、橙色，赤色が交互に点灯し、残りの２／３は、赤
色が点灯します。図１２は、ハザードフラッシャーの場
合は、右側１／３と左側１／３が橙色で点滅し残りは、
消灯です。

【００１２】 尚、上記実施例において示した具体的な
形状，構造はいずれも本発明の具体的に当たってはほん
の一例を示したものに過ぎずこれらによって本発明の技
術的範囲が限定的に解釈されるもにではない。

【００１３】

【発明の効果】本発明は、以上のような構成であるから
後続車運転手に対して車両用多色ＬＥＤハイマウントラ
ンプの認知性の向上になっている。テールランプ機能
は、後続車運転手に対して車両用多色ＬＥＤハイマウン
トランプの視認性が容易になることによって急ブレーキ
をしなくて済みよって精神的に安定でいられる。ウィン
カーランプ機能は、後続車運転手に対して特に左ウイン
カーの認知性が向上するので追突事故，巻き込み事故減
少に効果があります。図２の制御回路は、テールランプ
時の電流値を下げる事によりバッテリーの負荷を軽くし
てやれる思わぬ効果もあった。

【図面の簡単な説明】

【図１】 車両用多色ＬＥＤハイマウントランプの点灯
消灯フローチャート

【図２】 トランジスター，ダイオードの構成による回
路図

【図３】 車両用多色ＬＥＤハイマウントランプのブロ
ック図

【図４】 車両用多色ＬＥＤハイマウントランプと車両
との配線の接続図

【図５】 車両用多色ＬＥＤハイマウントランプの組み
立て図

【図６】 図４の様にしブレーキのとき点灯図

【図７】 図４の様にしテールランプがＯＮのとき点灯
図

【図８】 図４の様にし右ウィンカーのとき点灯図

【図９】 図４の様にし左ウィンカーのとき点灯図

【図１０】 図４の様にしテールランプがＯＮで右ウィ
ンカー出したとき点灯図

【図１１】 図４の様にし右ウィンカー出しブレーキを
したとき点灯図

【図１２】 図４の様にしハザードフラッシャーのとき
点灯図

【符号の説明】

Ｐ０：初期化処理 Ｐ１：ウィンカーランプスイッチＯＮ処理 Ｐ２：ストップランプスイッチＯＮ処理 Ｐ３：テールランプスイッチＯＮ処理 Ｐ４：スイッチＯＦＦ処理 Ｄ１：ウィンカーランプスイッチの判別 Ｄ２：ストップランプスイッチの判別 Ｄ３：テールランプスイッチの判別 １： 高輝度２色ＬＥＤ及び超高輝度２色ＬＥＤ ２： 端子 ３： ダイオード ４： トランジスター ５： 抵抗 ６： ケーブル ７： 箱 ８： 透明なふた Ｕ１：左ＬＥＤユニット Ｕ２：中央ＬＥＤユニット Ｕ３：右ＬＥＤユニット Ａ： 赤色点灯状態を示す。 Ｂ： 緑色点灯状態を示す。 Ｃ： 橙色点滅状態を示す。 Ｄ： 消灯状態を示す。 Ｅ： 緑色と橙色が交互に点灯状態を示す。 Ｆ： 赤色と橙色が交互に点灯状態を示す。

【手続補正書】

【提出日】平成８年１月５日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】００１１

【補正方法】変更

【補正内容】

【００１１】 ２色ＬＥＤの色は、赤色，緑色を使用し
たとし、赤色ＬＥＤと緑色ＬＥＤを両方つけた場合は、
橙色とする。そして、３区分で動作させ図４の様に配線
した場合の点灯例の説明です。図６は、ブレーキのみの
場合には、一列全て赤色が点灯します。図７は、テール
ランプがＯＮのみ場合には、一列全て緑色が点灯しま
す。図８は、左折時ウィンカーランプの場合には左側１
／３が橙色で点滅します。残りの２／３は、消灯です。
図９は、右折時ウィンカーランプの場合には右側１／３
が橙色で点滅します。残りの２／３は、消灯です。図１
０は、テールランプがＯＮで左のウィンカー出した場合
には、左側１／３は橙色，緑色が交互に点灯し、残りの
２／３は、緑色が点灯します。図１１は、左折時に、左
のウィンカー出しブレーキを踏んだ場合には、左側１／
３は、橙色，赤色が交互に点灯し、残りの２／３は、赤
色が点灯します。図１２は、ハザードフラッシャーの場
合は、右側１／３と左側１／３が橙色で点滅し残りは、
消灯です。

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】図面の簡単な説明

【補正方法】変更

【補正内容】

【図面の簡単な説明】

【図１】 車両用多色ＬＥＤハイマウントランプの点灯
消灯フローチャート

【図２】 トランジスター，ダイオードの構成による回
路図

【図３】 車両用多色ＬＥＤハイマウントランプのブロ
ック図

【図４】 車両用多色ＬＥＤハイマウントランプと車両
との配線の接続図

【図５】 車両用多色ＬＥＤハイマウントランプの組み
立て図

【図６】 図４の様にしブレーキのとき点灯図

【図７】 図４の様にしテールランプがＯＮのとき点灯
図

【図８】 図４の様にし左ウィンカーのとき点灯図

【図９】 図４の様にし右ウィンカーのとき点灯図

【図１０】 図４の様にしテールランプがＯＮで左ウィ
ンカー出したとき点灯図

【図１１】 図４の様にし左ウィンカー出しブレーキを
したとき点灯図

【図１２】 図４の様にしハザードフラッシャーのとき
点灯図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数のＬＥＤを光源とする車両用多色Ｌ
   ＥＤハイマウントランプにおいて、ストップランプ，ウ
   ィンカーランプ，テールランプ機能を兼ね備えた車両用
   多色ＬＥＤハイマウントランプを特徴とする。前記機能
   により、パーキングランプ，ハザードフラッシャーなど
   の機能を備えることができる。前記車両用多色ＬＥＤハ
   イマウントランプは、適宜の複数区画に区分することに
   より左右ウィンカーランプの区別をする。
2. 【請求項２】 請求項１を特徴とする車両用多色ＬＥＤ
   ハイマウントランプにおいて一番がウィンカーランプ，
   二番がストップランプ，三番がテールランプと順位をつ
   け、その優先順位の高いものを点灯させる制御回路。