JPH0939241A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

Info

Publication number
JPH0939241A
JPH0939241A JP7197377A JP19737795A JPH0939241A JP H0939241 A JPH0939241 A JP H0939241A JP 7197377 A JP7197377 A JP 7197377A JP 19737795 A JP19737795 A JP 19737795A JP H0939241 A JPH0939241 A JP H0939241A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
nozzle hole
nozzle
deformation
piezoelectric body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7197377A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Masaki
賢治 正木
Hideo Yasutomi
英雄 保富
Nan Touno
楠 東野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP7197377A priority Critical patent/JPH0939241A/ja
Publication of JPH0939241A publication Critical patent/JPH0939241A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/10Finger type piezoelectric elements

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノズル孔周辺部を変形させてインク室内のイ
ンクを加圧することで、エネルギー伝達による時間的ロ
スのない応答性に優れたインク噴射を達成する。 【解決手段】 本発明のインクジェット記録装置は、基
板13と、この基板13を覆って基板13との間にイン
ク室18を形成するとともに、インク室18に臨むノズ
ル孔14aを有するノズルプレート14と、ノズルプレ
ート14のノズル孔14aの近傍に接触して設けられ、
画像信号に応じて電圧が印加されて変形し、この変形に
基づきノズル孔14a周辺部を変形させる圧電体からな
る側壁15とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像信号に応じて
インク滴を噴射し、紙等の記録媒体に記録するインクジ
ェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数のインク室に圧電体をそれぞ
れ配置し、この圧電体に画像信号に応じて電圧を印加し
て変形させることにより、インク室に充填されたインク
を加圧してノズルから噴射するインクジェットヘッドが
プリンタなどの記録装置に用いられている。
【0003】このようなインクジェットヘッドとして、
例えば特開昭63−247051号公報に図19に示す
ものが開示されている。このインクジェットヘッド80
は、複数の溝部81を形成することにより互いに平行に
立設された複数の側壁82を有し、かつ矢印c方向に分
極処理を施した圧電セラミック板83を備えている。上
記側壁82の上部には、金属、ガラス、セラミック等か
らなるカバー板84が接合層85を介して接合されてお
り、このカバー板84に覆われた溝部81内部に複数の
インク流路86が形成されている。インク流路86に臨
む側壁82の表面には、スパッタリング等によって金属
電極87、88がそれぞれ形成されている。また、図2
0に示すように、上記圧電セラミック板83とカバー板
84との接合体の端面には、各インク流路86の対応位
置にノズル孔89aが形成されたノズルプレート89が
接合される。
【0004】上記構成からなるインクジェットヘッド8
0において、図19に示す中央のインク流路86からイ
ンクを噴射させる場合、その両側の側壁82表面に形成
された金属電極87、88にパルス電圧を印加する。こ
のとき、電圧印加された側壁82の内部には矢印c方向
の分極方向と直交する方向に電界が形成され、側壁82
はいわゆる厚みすべりモードによって変形する。すなわ
ち、上記側壁82はそれらの上部が互いに接近する方向
に僅かに変形し、この変形によってインク流路86の容
積が減少し、これによりインク流路86内のインクが瞬
間的に加圧され、インク流路86の一端側に形成された
上記ノズル孔89aから液滴状となって噴射される。イ
ンク滴を噴射した後、電圧印加を解除された側壁82は
その弾性に基づき元の状態に戻る。このとき、インク流
路86内に負圧が生じるために、図示しないインク供給
部からインク流路86にインクが補給され、次のインク
噴射の準備ができる。
【0005】また、特開平4−353453号公報に
は、図21に示すインクジェットヘッド90が開示され
ている。このインクジェットヘッド90も圧電セラミッ
ク板83、カバー板91およびノズルプレート89から
構成されている。圧電セラミック板83とノズルプレー
ト89は上記従来例と同様であるが、金属材料、樹脂材
料等からなるカバー板91は上記カバー板84に比べて
厚さが薄く、かつ各インク流路86の内側に湾曲した状
態に形成されている。
【0006】このような構成を有する上記インクジェッ
トヘッド90において、図22に示す中央のインク流路
86からインクを噴射させる場合、その両側の側壁82
に金属電極87、88を介してパルス電圧を印加する
と、各側壁82の上部が互いに接近する方向に瞬時に変
形して略ハ字状となり、インク流路86の容積が減少す
る。この際、インク流路86に対応するカバー板91の
湾曲した部分は、側壁82の上部間の間隔が小さくなる
ことから、さらに湾曲してインク流路86の内側に入り
込み、この変形もインク流路86の容積を減少させるよ
うに作用する。これらの変形によって瞬間的に加圧され
たインクがインク流路86の一端に形成されたノズル孔
89aから液滴状となって噴射される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記各
インクジェットヘッド80では、各側壁82の上部が剛
性の大きいカバー板84に接着されているため、電圧印
加による変形が拘束される傾向にある。したがって、イ
ンク滴を噴射するのに必要な変形量を得るためには、イ
ンク流路86の両側の側壁82に高電圧を印加しなけれ
ばならないという問題があった。
【0008】一方、上記インクジェットヘッド90で
は、厚みの薄いカバー板91を用い、かつ各インク流路
86に対応して凸状に湾曲させてあるため、側壁82の
変形に対する拘束力が小さくなるのに加えて、側壁82
の変形に伴って生ずるカバー板91の湾曲部の変形もイ
ンク流路86の容積を減少させるように作用することか
ら、全体としてインク噴射に必要十分なインク流路86
の変形量を得ることができ、低電圧での駆動を可能にし
ている。しかし、上記インクジェットヘッド90ではノ
ズル孔89aがインク流路86の一端側に形成されてお
り、インク流路86内のインクを加圧する変形部分であ
る側壁82およびカバー板91の湾曲部と、インク滴が
噴射されるノズル孔89aのインク液面(以下、「イン
ク噴射液面」という。)とが離れている。このため、上
記側壁82等により発生した加圧エネルギーがインク噴
射液面に伝達されてインク滴が噴射されるまでに僅かの
時間差を生じ、この時間差がインク噴射応答性を向上さ
せるうえでの妨げになるという問題がある。
【0009】そこで、本発明は上記問題点を解決すべく
なされたもので、その目的はインク流路に臨むノズル孔
周辺部を変形させ、この変形によってインクを加圧する
ことにより、エネルギー伝達による時間的ロスのない応
答性に優れたインク噴射を達成できるインクジェット記
録装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記目的を
達成するため第1発明のインクジェット記録装置は、基
板と、この基板を覆って基板との間にインク室を形成す
るとともに、インク室に臨むノズル孔を有するノズル部
材と、このノズル部材のノズル孔近傍に接触して設けら
れ、画像信号に応じて電圧が印加されて変形し、この変
形に基づきノズル孔周辺部を変形させる圧電体とを備
え、上記ノズル孔周辺部の変形によってインク室の容積
を変化させ、この変化によりインク室内のインクを加圧
して上記ノズル孔から噴射するようにしたものである
(請求項1)。
【0011】上記第1発明のインクジェット記録装置で
は、圧電体に画像信号に応じて電圧を印加すると圧電効
果によって瞬時に変形する。この圧電体はノズル孔近傍
でノズル部材に接触して設けてあるため、圧電体の変形
はノズル孔周辺部に作用して変形させる。このノズル孔
周辺部の変形は上記圧電体の変形と協働して、または、
ノズル孔周辺部の変形単独でインク室の容積を変化さ
せ、内部のインクを加圧する。これにより加圧されたイ
ンクがノズル孔から液滴状となって噴射される。
【0012】このようにノズル孔周辺部が変形してイン
クを噴射させるインクジェット記録装置によれば、イン
クを加圧する変形部分がインク噴射液面に極めて近くに
あるので、エネルギー伝達による時間的ロスを生ずるこ
となく極めて応答性に優れたインク噴射を得ることがで
き、その結果、印字や画像形成の速度を上げることがで
きる。
【0013】上記第1発明のインクジェット記録装置に
おいて、上記圧電体でインク室の側壁を形成するととも
に、このインク室の側壁の端面に可撓性を有する上記ノ
ズル部材を接合し、上記インク室の側壁の変形が上記ノ
ズル孔周辺部の変形と協働してインク室の容積を変化さ
せてもよく(請求項2)、この場合には上記圧電体と上
記基板とを一体形成することもできる(請求項3)。
【0014】また、上記第1発明のインクジェット記録
装置において上記圧電体を、可撓性を有する上記ノズル
部材にインク室の外部で接合してもよい(請求項4)。
【0015】さらに、上記第1発明のインクジェット記
録装置において、上記圧電体がノズル部材に嵌合されて
上記ノズル孔の内縁部の一部分を形成しており、上記圧
電体の変形自体が上記ノズル孔周辺部の変形を構成する
ようにしてもよい(請求項5)。
【0016】第2発明のインクジェット記録装置は、内
部にインクを保持する凹状のノズル孔とこのノズル孔に
インクを導くインク流路とを表面に形成したノズル部材
と、上記ノズル孔の底部外面に接触して設けられ、画像
信号に応じて電圧が印加されて変形し、この変形に基づ
き上記ノズル孔底部を変形させる圧電体とを備え、上記
ノズル孔底部の変形によってノズル孔に保持されたイン
クを加圧して噴射するようにしたものである(請求項
6)。
【0017】上記第2発明のインクジェット記録装置で
は、ノズル部材に形成された凹状のノズル孔がインク室
の役割をも果たしており、このノズル孔にインクが保持
される。上記圧電体に電圧を印加して変形させると、こ
の変形によってノズル孔の底部外面が変形し、ノズル孔
内部のインクが加圧されて噴射される。このように、イ
ンクを加圧する変形部分がインク噴射液面の近傍にある
ので、上記第1発明のインクジェット記録装置と同様に
インク噴射応答性を向上させることができる。また、ノ
ズル部材にインク室兼用のノズル孔とインク流路を形成
することで装置の薄肉化と部品数の削減が可能になり、
装置全体の小型化とローコスト化を図ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照しつつ説明する。図1は、第1の実施
形態にかかるインクジェット記録装置1の全体構成を概
略的に示したものである。このインクジェット記録装置
1は大別して、コネクタ2aを備えた電源部2と、駆動
系3と、メカコントローラ4と、メモリ5と、コントロ
ーラ6と、インク供給部7と、スキャンキャリッジ8
と、給紙部9と、ケース10と、操作パネル11とから
構成されている。上記スキャンキャリッジ8は通紙方向
(矢印a方向)に直交する方向(図1において紙面に垂
直な方向)にスキャン可能になっており、その内部には
ブラック、シアン、マゼンタおよびイエロの各色用に4
つのインクジェットヘッド12が通紙方向に沿い、かつ
インク噴射ノズルを下方に向けて配置されている。
【0019】上記インクジェットヘッド12の先端部
は、図2(a)および図3に示すように、基板13と、
この基板13を覆って設けられたノズル部材としてのノ
ズルプレート14とを備えている。上記基板13は、互
いに平行に延びて立設された、圧電体からなる複数の側
壁15を有している。これらの側壁15は、例えばPZ
T(チタン酸ジルコン酸鉛)からなり、かつ矢印b方向
(あるいは、反対方向であってもよい。)に分極処理さ
れた平板に、ダイシングソー等によって複数の溝部16
を所定間隔をおいて切削加工することにより基板13と
一体形成される。また、上記側壁15の両側面には、例
えばスパッタリングでAu/(Ni,Cr)膜を付着さ
せる等により電極20、21がそれぞれ形成されてい
る。さらに、図3に示すように、上記側壁15の長手方
向端面には、導電性ペースト等を用いて上記電極20に
導通する導電層22がそれぞれ形成され、その反対側端
面にも同様に電極21に導通する導電層が形成されてい
る。
【0020】上記基板13の表面であって、少なくとも
インクと直接接触する部分については、例えばパレリン
樹脂を真空蒸着させる等によって絶縁性のオーバコート
処理を施しておく。これにより、圧電体からなる側壁1
5にインクが浸透して低抵抗化し、実効電圧がかからな
くなって変形量が低下する不都合を防止でき、インク噴
射安定性が向上する。
【0021】上記ノズルプレート14は、例えば厚さ5
0μmのポリイミドフィルムからなり、可撓性を有して
おり、上記側壁15の先端面に接合層17を介して接合
されている。なお、ノズルプレート14を接合する際
に、側壁15の先端面に1つ又は複数の小溝を形成して
おけば、接合層17との接触面積が大きくなって接合強
度が高くなり、ヘッドの耐久性が向上する。
【0022】上記ノズルプレート14と基板13との
間、すなわち、ノズルプレート14に覆われた各溝部1
6の内部にはインク室18がそれぞれ形成されている。
また、上記ノズルプレート14は各インク室18に臨む
複数のノズル孔14aを有している。このように本実施
形態では、ノズル孔14aを有するノズルプレート14
が側壁15の端面に接合されているため、換言すれば、
圧電体である側壁15ががノズルプレート14のノズル
孔14a近傍に接触して設けられていることになる。
【0023】ここで、後述するように上記ノズルプレー
ト14のノズル孔14a周辺部が圧電体からなる側壁1
5の変形によってインク室18の内部方向に有効に変形
するには、その材質のヤング率が30〜5000kgf
/mm2の範囲もあり、その厚みが1〜1000μm程
度であるのが好ましい。ノズルプレート14の具体的な
材質としては下表に示すものが例示でき、ヤング率はそ
の材質についての一般的な値を示している。
【0024】
【表1】 ヤング率(kgf/mm2) ポリイミド(東レ・カプトン200H) 204 アラミド(東レ・TX−1) 980 ポリサルフォン 300 ポリエーテルサルフォン 300 ポリフェニレンサルファイト 300 ガラス繊維混合ポリエステル 700〜3500 4フッ化エチレン樹脂 40
【0025】また、ノズルプレート14の厚みをt、ヤ
ング率をEとしたときに、1×10-3≦Et3≦1×1
3(kgf・mm)なる条件式を満たすように設定するのが
好ましい。さらに、上記ノズル孔14aは、例えばエキ
シマレーザによって形成されるが、その断面積がインク
室18側で大きく、外側で小さくなるようにテーパ状に
形成してもよく、ノズル孔14aの周縁およびその周辺
部をインクの性質に応じて撥インク処理または親インク
処理してもよい。これらによって、ノズル孔14aとそ
の近傍におけるインクの流れが円滑になり、インク噴射
安定性が向上するとともに、その噴射の方向性が安定す
る効果がある。
【0026】図4は、図2(a)におけるA−A線断面
を示したもので、基板13およびノズルプレート14の
端面にはサイドプレート23、24が接合され、インク
室18の両端側が閉塞される。また、各インク室18の
底部にはインク流入路25がそれぞれ形成されている。
【0027】上記基板13、ノズルプレート14および
サイドプレート23、24の接合体は、図5に示すよう
に、共通インク室26となる中空領域を有する固定部材
27の側部に固定され、上記インク流入路25を介して
インク室18と共通インク室26とが連通している。上
記固定部材27の上部には共通インク室26に連通する
インクマニホールド28が取り付けてあり、このインク
マニホールド28には図示しないインク供給口が設けら
れている。一方、固定部材27の下部は支持板29に固
定されている。この支持板29に沿ってフレキシブル配
線30が固定部材27の後方に配置されている。このフ
レキシブル配線30は、図示しないドライバーICを介
してコントローラ6に電気的に接続されており、このフ
レキシブル配線30と、基板13の側壁15端面の導電
層22とをワイヤー等で接続することで、コントローラ
6によって上記側壁15の電極20、21に画像信号に
応じて電圧が印加されるようになっている。
【0028】続いて、上記構成からなるインクジェット
記録装置のインク噴射動作について説明する。インク
は、インク供給部7からインク供給口を介してインクマ
ニホールド28に供給され、共通インク室26およびイ
ンク流入路25を経てインク室18に充填される。コン
トローラ6により画像信号に応じて図6(a)に示すパ
ルス電圧が側壁15の電極20、21に印加されると、
側壁15の内部には分極方向と直交する方向に電界が形
成され、側壁15は厚みすべりモード(シェアモード)
で変形する。
【0029】コントローラ6によって選択されたインク
室18からインクを噴射する場合、そのインク室18の
両側の側壁15にそれぞれ極性の異なる電圧を同時に印
加する。このとき、両側の側壁15は、図2(b)に示
すように、その上部が互いに接近する方向に瞬時に変形
して略ハ字状となる。また、この変形によってノズル孔
14a周辺部を含むノズルプレート14のインク室18
に臨む領域が、インク室18の内部に湾曲して樋状に変
形する。このような側壁15の変形とノズルプレート1
4のノズル孔14a周辺部の変形とが協働してインク室
18の容積を減少させ、これにより瞬間的に加圧された
インクがノズル孔14aのインク噴射液面sから液滴状
となって噴射され、図示しない記録紙上に付着する。
【0030】上記のようにしてインク滴を噴射した後、
側壁15への電圧印加が解除されると、側壁15は元の
状態に戻り、これと共にノズル孔14a周辺部も平面状
態に復元する。これにより、インク室18の容積が増加
して内部に負圧が生じ、この負圧によって共通インク室
26からインク流入路25を介してインクが引き込まれ
て補給され、次のインク噴射の準備ができる。
【0031】ただし、インク補給時に、図6(a)に示
すように電圧を瞬時にオフして側壁15の弾性に基づき
復元させると、インク室18内のインクの揺れやノズル
孔14aからの気泡の吸い込みを生じるおそれがある。
このため、図6(b)に示すように、立ち下げ部に傾斜
をもたせたパルス電圧を印加して、側壁15がややゆっ
くりと復元するようにすれば、上記不都合を緩和するこ
とができる。
【0032】また、図6(c)に示すパルス電圧を印加
すれば、電圧を急激に立ち下げることにより小径のイン
ク滴を得ることができる。これに対して、図6(d)に
示すパルス電圧によれば、メインパルスのダイナミック
レンジを大きくとることで大径のインク滴を得ることが
できる。なお、図6(e)のパルス電圧によれば、図6
(b)、(d)を組み合わせた効果が得られる。
【0033】また、図6(f)、(g)のパルス電圧に
よれば、電圧を変化させずに電力の実効値を下げること
ができ、省エネルギー化が図れる。さらに、図6(h)
に示すパルス電圧によれば、バイアスをかけた状態でメ
インパルスを印加することで各インク室18間における
バラツキを少なくすることができる。さらにまた、図6
(i)に示すパルス電圧を印加すれば、許容電圧を越え
るオーバシュートパルスを設けることで側壁15の変形
の立ち上がりを速くすることができる。
【0034】上記のようなインク噴射動作が画像信号に
応じて各インク室18ごとに独立して行われ、スキャン
キャリッジ8の移動にしたがってノズル数に相当するラ
イン分の画像が描かれ、これが記録紙の通紙方向への移
動に同期して繰り返されることで、記録紙上に画像が描
かれる。
【0035】以上に説明したように本実施形態における
インクジェット記録装置では、可撓性を有するノズルプ
レート14を用い、インク室18の側壁15の変形に伴
って、インク室18に臨むノズルプレート14のノズル
孔14a周辺部もインク室18の内部方向に湾曲変形さ
せ、これらの変形が協働してインク室18の容積を減少
させるようにしている。このため、側壁15の変形がノ
ズルプレート14によって拘束されることもなく、か
つ、側壁15とノズルプレート14との変形によってイ
ンク室18について大きな容積変化を得ることができ
る。その結果、低い電圧で従来同様のインク噴射が可能
になり、低電圧駆動によるドライバーコストの低減を図
れる。
【0036】また、ノズル孔14a周辺部の変形によっ
てインク室18内部のインクを加圧噴射させる構成で
は、インクを加圧する変形部分とインク噴射液面sとが
極めて近くにあるので、加圧エネルギー伝達の時間ロス
を生じることがない。したがって、応答性に優れたイン
ク噴射を達成でき、印字や画像形成の速度を上げること
ができる。
【0037】なお、図7に示すように、上記インク流入
路25のインク室18側に、例えば、金属、樹脂、ゴム
等の弾性フィルムからなる逆止弁31を設け、インク加
圧時にのみインク流入路25を閉鎖するようにすれば、
共通インク室26へのインクの逆流を防止でき、インク
噴射効率が向上する。その結果、一層の低電圧駆動が可
能になるとともに、インク滴径が安定する。また、上記
実施形態では側壁15が一体形成された基板13を用い
たが、図8に示すように、非圧電材料からなる平板状の
基板13aに、圧電体からなる側壁15aを接着固定し
たものを用いてもよく、さらに、側壁15aの電極2
0、21を形成した部分のみを圧電体で形成してもよ
い。
【0038】図9は第2の実施形態を示したもので、こ
のインクジェット記録装置は、図9(a)に示すよう
に、複数の凹部35が並列に形成された、非圧電材料か
らなる基板36を備えている。上記基板36の凹部35
には、基板36とは別体の2つの圧電体38が間隔をお
いて収容されており、これら圧電体38の外側端面が上
記閉溝35の両側の側壁に接合層37を介してそれぞれ
固定されている。圧電体38の固定側端面には電極39
が、その反対側の端面には電極40がそれぞれ形成され
ている。また、各圧電体38は、図9中矢印で示すよう
に、電極39形成面から電極40形成面に向かう方向に
分極処理されている。
【0039】上記圧電体38の上部は、基板36を覆っ
て設けられた可撓性を有するノズルプレート14に接合
層41を介してそれぞれ接合されている。これにより、
ノズルプレート14と基板36の閉溝35底面との間で
あって、各圧電体38の電極40形成面に挟まれた領域
にインク室18が形成され、各圧電体38はインク室1
8の側壁を形成している。また、ノズルプレート14は
各圧電体38に挟まれて形成されるインク室18に臨む
ノズル孔14aを有しており、換言すれば、ノズル孔1
4aの近傍に上記圧電体38がそれぞれ接触して設けら
れていることになる。
【0040】以上の構成からなる第2の実施形態におい
て、各圧電体38に電極39、40を介して図6に示す
ようなパルス電圧を印加すると、圧電体38の内部には
分極方向と平行な方向に電界が形成され、圧電体38は
いわゆる縦方向振動モードにより長手方向に伸縮変形す
る。すなわち、図9(b)に示すように、電圧印加され
た各圧電体38は電極40形成面が互いに接近するよう
に伸び変形するとともに、ノズルプレート14のノズル
孔14a周辺部をインク室18の内部方向に湾曲変形さ
せる。これら圧電体38の変形とノズル孔14a周辺部
の変形とが協働してインク室18の容積を減少させ、こ
れにより加圧されたインクがノズル孔14aから噴射さ
れる。このように、この第2の実施形態によってもま
た、上記第1の実施形態と同様の効果を奏することがで
きるほか、圧電体38を横方向に長く配設してあるため
にヘッド自体の高さを低くできる効果もある。
【0041】図10は第3の実施形態を示しており、こ
のインクジェット記録装置が有する基板36とノズルプ
レート14は上記第2の実施形態と同様であるが、本実
施形態では圧電体43がインク室18の外部でノズルプ
レート14に接合されている。上記圧電体43は、図1
0および図11に示すように、矩形平板状をなし、ノズ
ル孔14aを挟んで1つのインク室18あたり2つ配置
されている。また、圧電体43には、ノズルプレート1
4との接合面とその反対側の側面に図示しない電極がそ
れぞれ形成され、かつ、図10において矢印で示す厚み
方向に分極処理されている。
【0042】以上の構成を備えた第3の実施形態におい
て、圧電体43に図6に示すようなパルス電圧を印加す
ると分極方向と平行な方向に電界が形成され、圧電体4
3はいわゆる長さ方向伸び振動モードにより、その長手
方向(図10または図12において左右方向)に伸縮変
形する。この場合、圧電体43とノズルプレート14と
は接合されることでバイモルフ構造を形成するため、電
圧が印加されて圧電体43が長手方向に伸び変形する
と、その変形につれてノズルプレート14のノズル孔1
4a周辺部がインク室18の内部方向に湾曲して変形す
る。このノズル孔14a周辺部の変形によってインク室
18の容積が減少し、これにより加圧されたインクがノ
ズル孔14aから噴射される。
【0043】このように本実施形態のインクジェット記
録装置では、上記各実施形態とは異なりノズルプレート
14の変形によってのみインク室18の容積を変化させ
るが、上記のようにバイモルフ構造によってノズル孔周
辺部を変形させるため、圧電体を厚みすべり振動モード
や縦方向振動モードで変形させる場合よりもノズル孔周
辺部について大きな変形量を得ることができる。したが
って、本実施形態によっても応答性の向上とともに低電
圧駆動化が達成できる。また、本実施形態では、圧電体
43にインクが直接接触しないので、インク浸透による
低抵抗化の影響を受けにくく装置の耐久性が向上する効
果もある。
【0044】続いて、第4の実施形態のインクジェット
記録装置を図13〜図15を参照して説明する。このイ
ンクジェット記録装置も、図13に示すように、複数の
凹部45を形成した非圧電材料からなる基板46と、こ
の基板46の凹部形成面を覆って設けられたノズルプレ
ート47とを備えている。上記凹部45の内部にはノズ
ルプレート47に覆われてインク室18が形成され、そ
の底部にインク室18と連通するインク流入路48が形
成されている。本実施形態におけるノズルプレート47
は、可撓性を有している必要はないが、上記各実施形態
と同様にインク室18に臨むノズル孔51を有し、ノズ
ル孔51近傍に圧電体50がノズルプレート47に接触
して設けられている。
【0045】具体的には、図14に示すように、ノズル
プレート47には、その縁部から上記凹部45のほぼ中
央部まで延びる複数の切り込み49が形成され、これら
切り込み49に圧電体50が液密状態を保ちつつ変形可
能なようにそれぞれ嵌合されている。上記圧電体50
は、矩形断面を有する細長い柱状体をなし、上記凹部4
5の中央部に対応する切り込み49の一部をノズル孔5
1となる開口領域として残すように嵌合されており、圧
電体50の一方の端部がノズル51の内縁部の一部分を
形成している。また、図13に示すように、圧電体50
の他方の端部側は基板46との接触領域tにおいて接着
固定されている。さらに、圧電体50にはインク室18
側の側面と、その反対側面とに図示しない電極がそれぞ
れ形成され、図13中矢印で示す方向に分極処理が施さ
れている。
【0046】以上の構成からなる本実施形態のインクジ
ェット記録装置において、圧電体50のインク室18側
の電極をアースするとともに、他方の電極に図6(j)
に示すような正極性で、かつ立ち上げ部に傾斜をもたせ
た台形状のパルス電圧を画像信号に応じて印加すると、
圧電体50の内部には分極方向と平行な方向に電界が形
成され、圧電体50は厚み方向振動モードにより変形す
ることになる。このとき、圧電体50の一側面を全面接
着した場合、圧電体50は厚み方向(図15において上
下方向)に伸縮変形するのが通常であるが、本実施形態
のように圧電体50の一端側を固定して他端側を自由端
とした場合には、図15中破線で示すように、自由端側
が湾曲して反り変形することが判明している。
【0047】パルス電圧の立ち上げ部に傾斜をもたせた
分だけ上記のような圧電体50の反り変形がややゆっく
りと生じる。この変形によってインク室18内の容積が
増加し、インク流入路48からインクが引き込まれる。
この状態で圧電体50への電圧印加が解除されると、圧
電体50はその弾性に基づき復元するが、自由端部はそ
の慣性力により実線で示す常態位置を通り過ぎてインク
室18の内部に入り込む。これによりインク室18内の
インクが加圧され、ノズル孔51から噴射される。
【0048】このように本実施形態では、上記各実施形
態のようにノズルプレートを変形させるのではなく、ノ
ズルプレート47に嵌合され、一端部がノズル孔51の
内縁部を形成する圧電体50の変形自体がノズル孔周辺
部の変形を構成する。また、圧電体50の一端側を固定
して片持ち梁状にすることで、厚み方向振動モードや厚
みすべりモードによる変形よりも大きな変形量を得るこ
とができる。したがって、本実施形態によってもまた、
応答性に優れたインク噴射と低電圧駆動が達成される。
【0049】なお、図16に示すように、上記圧電体5
0について電極をノズル孔51に臨む端面とその反対側
の端面に形成するとともに、図16中矢印で示す方向に
分極処理して、圧電体50を長手方向に伸縮変形させて
もよい。この場合に上記と同様に図6(j)に示す立ち
上げ部を傾斜させた台形状パルス電圧を印加すると、図
16において破線で示すように、圧電体50は一旦収縮
変形してノズル孔51を拡大し、ノズル孔51に保持さ
れるインクを補充する。その後、圧電体50は電圧印加
の解除により復元し、インク孔51内のインクを加圧し
て噴射させる。この変形例によっても、応答性に優れた
インク噴射を得ることができる。
【0050】次に、第5の実施形態のインクジェット記
録装置について図17、18を参照して説明する。本実
施形態のインクジェット記録装置は、図17に示すよう
に、基板55を備えている。この基板55には複数の凹
部56が所定間隔をおいて図17の奥行き方向に沿って
形成され、これら凹部56の内部に凹部56の深さと等
しい高さを有する圧電体57がそれぞれ収容され、その
下部が凹部56の底面に固定されている。基板55には
また、共通インク室58となる溝部59が上記凹部56
の配列方向に沿って形成されている。
【0051】上記基板55の上部にはノズルプレート6
0が固定されている。このノズルプレート60の基板5
5とは反対側の表面には、上記基板55の各凹部56に
対応して複数のノズル孔61が凹状に形成され、これら
ノズル孔61の底部61aの外面に上記圧電体57の上
部が接触している。また、ノズルプレート60には上記
ノズル孔61よりも浅い深さで幅が広い凹状のインク流
路62が各ノズル孔61に対応して形成されている。な
お、共通インク室58およびインク流路62の上部は、
インクへのゴミ、塵等の混入防止やインクの蒸発防止な
どのために、カバー板63で覆ってある。
【0052】上記構成からなる本実施形態のインクジェ
ット記録装置では、インク供給部7(図1参照)から共
通インク室58に供給されたインクがインク流路62を
介してノズル孔61にそれぞれ導かれ、その内部に保持
される。上記圧電体57に画像信号に応じてパルス電圧
を印加し、図17において上下方向に伸縮変形させる。
この場合、図17中実線で示すように圧電体57の上部
と下部に電極をそれぞれ形成して縦方向振動モードによ
り変形させてもよいし、あるいは、図17中破線で示す
ように圧電体57の両側の側面に電極をそれぞれ形成し
て厚み方向振動モードにより変形させてもよい。電圧印
加により急激に伸び変形した圧電体57は、ノズル孔6
1の底部61aを押し上げるように変形させ、ノズル孔
61内に保持されたインクを瞬間的に加圧して噴射させ
る。
【0053】このように本実施形態におけるインクジェ
ット記録装置においても、インクを加圧する変形部分
(ノズル孔底部)がインク噴射液面sの近傍にあるの
で、応答性に優れたインク噴射が得られる。また、内部
にインクを保持でき、インク室の役割をも果たす凹状の
ノズル孔61がノズルプレート60に形成されているの
で、装置の薄肉化と部品点数の削減が可能になり、装置
全体の小型化とローコスト化を図ることができる。
【0054】なお、上記各実施形態における圧電体は単
層のものを用いたが、圧電層と内部電極とを交互に積層
してなる積層型圧電体を用いれば、同一電圧であっても
単層の場合に比べて大きな実効変位を得ることができ、
より低電圧での駆動が可能になる。また、インクの温度
による粘度変化の影響を抑えるため、ヘッド近傍に温度
制御機構を設けてもよい。この温度制御機構には公知の
抵抗型ヒータやペルチェ素子などが使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 インクジェット記録装置の全体概略構成図で
ある。
【図2】 (a)、(b)共にインクジェットヘッド先
端部のインク室配列方向の部分断面図であり、(b)は
インク噴射時のインク室の側壁およびノズル孔周辺部の
変形状態を示す断面図である。
【図3】 複数の側壁を立設した基板とノズルプレート
とを示す分解斜視図である。
【図4】 図2(a)に示すインクジェットヘッド先端
部のA−A線断面図である。
【図5】 図4に示すインクジェットヘッド先端部を組
み付けた状態を示す断面図である。
【図6】 圧電体からなるインク室の側壁に印加するパ
ルス電圧の種々の波形状を示す図である。
【図7】 インク流入路のインク室側に逆止弁を設けた
変形例を示す図である。
【図8】 基板と、圧電体からなるインク室の側壁を別
体で形成した変形例を示す図である。
【図9】 (a)、(b)共に第2の実施形態にかかる
インクジェットヘッド先端部の断面図であり、(b)は
インク室の側壁を形成する圧電体とノズルプレートのノ
ズル孔周辺部の変形状態を示す断面図である。
【図10】 第3の実施形態にかかるインクジェットヘ
ッド先端部の断面図である。
【図11】 図10に示すインクジェットヘッド先端部
をノズルプレート側から見た平面図である。
【図12】 図10に示すインクジェットヘッド先端部
において、インク噴射時のノズル孔周辺部の変形状態を
示す断面図である。
【図13】 第4の実施形態にかかるインクジェットヘ
ッド先端部の断面図である。
【図14】 図13に示すインクジェットヘッド先端部
をノズルプレート側から見た平面図である。
【図15】 図13に示すインクジェットヘッド先端部
において、インク噴射時の圧電体の変形状態を示す断面
図である。
【図16】 図13に示すインクジェットヘッド先端部
の変形例を示す図である。
【図17】 第5の実施形態にかかるインクジェットヘ
ッド先端部の断面図である。
【図18】 図17に示すインクジェットヘッド先端部
をノズルプレート側から見た平面図である。
【図19】 従来のインクジェットヘッドの一例を示す
断面図である。
【図20】 図19に示すインクジェットヘッドの分解
斜視図である。
【図21】 従来のインクジェットヘッドの他の例を示
す断面図である。
【図22】 図21に示すインクジェットヘッドにおい
てインク噴射時のインク室側壁およびカバー板の変形状
態を示す図である。
【符号の説明】
1…インクジェット記録装置、13…基板、14…ノズ
ルプレート(ノズル部材)、14a…ノズル孔、15…
側壁(圧電体)。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、この基板を覆って基板との間に
    インク室を形成するとともに、インク室に臨むノズル孔
    を有するノズル部材と、このノズル部材のノズル孔近傍
    に接触して設けられ、画像信号に応じて電圧が印加され
    て変形し、この変形に基づきノズル孔周辺部を変形させ
    る圧電体とを備え、 上記ノズル孔周辺部の変形によってインク室の容積を変
    化させ、この変化によりインク室内のインクを加圧して
    上記ノズル孔から噴射するようにしたインクジェット記
    録装置。
  2. 【請求項2】 上記圧電体で上記インク室の側壁を形成
    するとともに、このインク室の側壁の端面に可撓性を有
    する上記ノズル部材を接合し、上記インク室の側壁の変
    形が上記ノズル孔周辺部の変形と協働してインク室の容
    積を変化させるようにした請求項1に記載のインクジェ
    ット記録装置。
  3. 【請求項3】 上記圧電体が上記基板と一体形成されて
    いる請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 上記圧電体が、可撓性を有する上記ノズ
    ル部材にインク室の外部で接合されている請求項1に記
    載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 上記圧電体がノズル部材に嵌合されて上
    記ノズル孔の内縁部の一部分を形成しており、上記圧電
    体の変形自体が上記ノズル孔周辺部の変形を構成する請
    求項1に記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 内部にインクを保持する凹状のノズル孔
    とこのノズル孔にインクを導くインク流路とを表面に形
    成したノズル部材と、上記ノズル孔の底部外面に接触し
    て設けられ、画像信号に応じて電圧が印加されて変形
    し、この変形に基づき上記ノズル孔底部を変形させる圧
    電体とを備え、 上記ノズル孔底部の変形によってノズル孔に保持された
    インクを加圧して噴射するようにしたインクジェット記
    録装置。
JP7197377A 1995-08-02 1995-08-02 インクジェット記録装置 Pending JPH0939241A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7197377A JPH0939241A (ja) 1995-08-02 1995-08-02 インクジェット記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7197377A JPH0939241A (ja) 1995-08-02 1995-08-02 インクジェット記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0939241A true JPH0939241A (ja) 1997-02-10

Family

ID=16373502

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7197377A Pending JPH0939241A (ja) 1995-08-02 1995-08-02 インクジェット記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0939241A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1120173A (ja) * 1997-07-01 1999-01-26 Brother Ind Ltd 記録ヘッドのノズルプレートの製造方法
JP2002512139A (ja) * 1998-04-17 2002-04-23 ザ テクノロジー パートナーシップ ピーエルシー 液体噴射装置
JP2009532237A (ja) * 2006-04-03 2009-09-10 ザール テクノロジー リミテッド 小滴付着装置
JP2014523823A (ja) * 2011-09-30 2014-09-18 北大方正集▲団▼有限公司 デジタル印刷における使用のための制御システムおよび方法

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1120173A (ja) * 1997-07-01 1999-01-26 Brother Ind Ltd 記録ヘッドのノズルプレートの製造方法
JP2010280221A (ja) * 1998-04-17 2010-12-16 Technology Partnership Plc 液体噴射装置
JP2002512139A (ja) * 1998-04-17 2002-04-23 ザ テクノロジー パートナーシップ ピーエルシー 液体噴射装置
US8523332B2 (en) 2006-04-03 2013-09-03 Xaar Technology Limited Droplet deposition apparatus
JP2013047008A (ja) * 2006-04-03 2013-03-07 Xaar Technology Ltd 液滴射出装置
JP2013049274A (ja) * 2006-04-03 2013-03-14 Xaar Technology Ltd 液滴射出装置
JP2009532237A (ja) * 2006-04-03 2009-09-10 ザール テクノロジー リミテッド 小滴付着装置
KR101363562B1 (ko) * 2006-04-03 2014-02-18 자아 테크날러쥐 리미티드 액적 침착 장치
JP2015077801A (ja) * 2006-04-03 2015-04-23 ザール テクノロジー リミテッド 液滴射出装置
JP2015166176A (ja) * 2006-04-03 2015-09-24 ザール テクノロジー リミテッド 液滴射出装置
EP2007584B2 (en) 2006-04-03 2016-04-27 Xaar Technology Limited Droplet deposition apparatus
JP2014523823A (ja) * 2011-09-30 2014-09-18 北大方正集▲団▼有限公司 デジタル印刷における使用のための制御システムおよび方法
US9278519B2 (en) 2011-09-30 2016-03-08 Peking University Founder Group Co., Ltd. Control system and method for use in digital printing

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0250841A (ja) インクジェットヘッド
JP7297975B2 (ja) 液滴噴射装置
JP2018144474A (ja) 液滴噴射装置
JP5348011B2 (ja) 液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置
US10457045B2 (en) Liquid ejection apparatus having piezoelectric elements
WO1995010416A1 (fr) Tete a jet d'encre, son procede de production et procede de commande associe
JPH0939241A (ja) インクジェット記録装置
JP5012625B2 (ja) 液体移送装置及び圧電アクチュエータ
JP2014144596A (ja) 液体吐出装置
JP3954813B2 (ja) 液滴吐出ヘッド及び画像記録装置
JP3933506B2 (ja) インクジェット記録ヘッド、及び該インクジェット記録ヘッドを搭載したインクジェットプリンタ並びに液滴吐出装置及び画像形成装置
JPH0729425B2 (ja) インクジェット記録ヘッド
JP4035827B2 (ja) 液体噴射装置
JP4923809B2 (ja) インクジェットプリンタ用ヘッド及びインクジェットプリンタ
JP3681288B2 (ja) インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置
JP4560888B2 (ja) インクジェットヘッド
JP2015009366A (ja) 液滴吐出ヘッドおよび画像形成装置
JPH07323541A (ja) マルチノズルインクジェットヘッド
JP3484888B2 (ja) インクジェット式記録ヘッド
JP4056052B2 (ja) 液滴吐出ヘッド及びインクジェット記録装置
JP2016147498A (ja) 液体吐出ヘッドおよびそれを用いた記録装置
JPH0939230A (ja) インクジェット記録装置
JP2006069112A (ja) インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置
JP2002019110A (ja) 液体噴射ヘッドユニット及び液体噴射ヘッド
JPH03243357A (ja) インクジェット記録ヘッド