JP2002019110A - 液体噴射ヘッドユニット及び液体噴射ヘッド - Google Patents

液体噴射ヘッドユニット及び液体噴射ヘッド

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JP2002019110A
JP2002019110A JP2000208502A JP2000208502A JP2002019110A JP 2002019110 A JP2002019110 A JP 2002019110A JP 2000208502 A JP2000208502 A JP 2000208502A JP 2000208502 A JP2000208502 A JP 2000208502A JP 2002019110 A JP2002019110 A JP 2002019110A
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Shunka Cho
俊 華 張
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置面積を小さくすることが可能な液体噴射
ヘッドを提供すること。 【解決手段】 本発明の液体噴射ヘッドユニットの流路
形成部1、7、10は、対向する両端部を有する細長状
の圧力発生室2の側面及び底面と、圧力発生室2の底部
と前記両端部の一方で連通すると共に当該両端部の一方
側の端面に開口するノズル用開口9と、圧力発生室2の
底部と前記両端部の他方で連通すると共に当該圧力発生
室2の長手方向と略直交する方向側の端面に開口する液
体供給用開口11と、を区画する。流路形成部1、7、
10の圧力発生室2の一方側の端面に接合されるノズル
プレート部12は、ノズル用開口9と連通すると共に圧
力発生室2の長手方向に形成されたノズル孔13を有す
る。圧力発生室2の上面は、弾性板3によって区画され
る。弾性板3の上面には、圧力発生手段4,5、6が設
けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノズル孔から液体
を噴射させる液体噴射ヘッド、例えば、ノズル孔からイ
ンク滴を吐出させて記録を行うインクジェット式記録装
置用の液体噴射ヘッドに係り、とりわけ、ノズル孔列の
配置密度をより高めることが可能な液体噴射ヘッドに関
する。
【0002】
【従来の技術】たわみ変位を利用してインクを加圧する
インクジェット式記録ヘッドは、図8に示すように、圧
力発生室130を構成する流路形成基板131、これの
一方の面を封止し圧力発生室130に対向する位置に圧
電振動子132が形成された弾性板133、圧力発生室
130と後述するリザーバ134及びノズル開口135
とのそれぞれの連通路141及び142を形成する第2
の蓋材136、リザーバ134のインクを一定の流路抵
抗で圧力発生室130に供給するインク供給口137と
第1ノズル用連通孔143とを形成するインク供給口形
成基板138、リザーバ134及び第2ノズル用連通孔
144を形成するリザーバ形成基板139、及び、ノズ
ル開口135を形成するノズルプレート140が、順に
積層されて構成されている。
【0003】図8に示すような構成によれば、圧電振動
子132のたわみ変位によって、圧力発生室130の全
体をほぼ均等に変位させることが可能である。このた
め、インク滴を安定して吐出させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ノズル
開口135が、各基板131、136、138及び13
9の表面に対して垂直に配置されていることにより、記
録ヘッドを搭載するキャリッジが、これら基板と同等の
面を必要とする。
【0005】このことは、キャリッジの小型化を困難に
する要因となり、インク吐出時の望まない振動や、記録
速度の低下等の問題を生じさせ得る。
【0006】特に、カラー印刷のために上述した記録ヘ
ッドを記録ヘッドユニットとし、このユニットを複数用
いて多数ノズルの記録ヘッドを構成した場合には、その
面積が各記録ヘッドユニットの面積と記録ヘッドユニッ
トの数との積になり、キャリッジが大型化する。このた
め、インク吐出時の望まない振動や、記録速度の低下等
の問題が現れ易い。
【0007】本発明は、このような点を考慮してなされ
たものであり、設置面積を小さくすることが可能な記録
ヘッドを提供すること、より広くは、設置面積を小さく
することが可能な液体噴射ヘッドを提供すること、を目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、対向する両端
部を有する細長状の圧力発生室の側面及び底面と、圧力
発生室の底部と前記両端部の一方で連通すると共に当該
両端部の一方側の端面に開口するノズル用開口と、圧力
発生室の底部と前記両端部の他方で連通すると共に当該
圧力発生室の長手方向と略直交する方向側の端面に開口
する液体供給用開口と、を区画する流路形成部と、流路
形成部の圧力発生室一方側の端面に接合され、ノズル用
開口と連通すると共に圧力発生室の長手方向に形成され
たノズル孔を有するノズルプレート部と、圧力発生室の
上面を区画する弾性板と、弾性板上面に設けられた圧力
発生手段と、を備えたことを特徴とする液体噴射ヘッド
ユニットである。
【0009】本発明によれば、流路形成板の側端面(圧
力発生室の両端部の一方側の端面)の面積がキャリッジ
等への設置面積となるため、液体噴射ヘッドユニットの
設置面積が顕著に小さくなる。
【0010】好ましくは、圧力発生手段のさらに上面
に、FFCが接続されている。FFCを圧力発生手段の
上面に設けることにより、圧力発生手段の適宜の制御系
を容易に実現することができる。なお、配線の便宜上の
観点から、FFCは、圧力発生手段の上面から圧力発生
室の長手方向に延びるように配置されることが好まし
い。
【0011】圧力発生手段は、例えば、弾性板を変形さ
せるための圧電振動子を有している。
【0012】流路形成部は、例えば、平行に配置された
複数の細長状の圧力発生室を有しており、ノズル用開口
は、それぞれの圧力発生室に対応して複数が形成されて
おり、ノズルプレート部のノズル孔は、各ノズル用開口
に対応して、複数が列状に配置されており、液体供給用
開口は、全ての圧力発生室に対して共通に形成されてい
る。この場合、ノズル孔を列状に高密度に配置すること
ができる。
【0013】流路形成部の構造としては、圧力発生室の
側面を区画する第1形成基板と、圧力発生室の底面を規
定すると共に、液体供給用連通孔及びノズル用開口が区
画された第2形成基板と、液体供給用連通孔に連通する
液体供給用開口を区画する第3形成基板と、を有してい
ることが好ましい。これらの各基板はセラミックにより
構成され得て、好ましくは一体焼成される。
【0014】また、第3形成基板は、さらに、液体供給
用連通孔に連通するリザーバが形成された上部基板部
と、リザーバに連通する液体供給用開口が形成された下
部基板部と、から構成され得る。
【0015】あるいは本発明は、対向する両端部を有す
る細長状の圧力発生室の側面及び底面と、圧力発生室の
底部と前記両端部の一方で連通すると共に当該両端部の
一方側の端面に開口するノズル用開口と、圧力発生室の
底部と前記両端部の他方で連通すると共に当該両端部の
一方側以外の端面に開口する液体供給用開口と、を区画
する流路形成部と、流路形成部の圧力発生室一方側の端
面に接合され、ノズル用開口と連通すると共に圧力発生
室の長手方向に形成されたノズル孔を有するノズルプレ
ート部と、圧力発生室の上面を区画する弾性板と、弾性
板上面に設けられた圧力発生手段と、圧力発生手段のさ
らに上面に接続されたFFCと、を備え、液体供給用開
口が開口する端面の方向とFFCの延びる方向とは、略
直交していることを特徴とする液体噴射ヘッドユニット
である。
【0016】以上のような液体噴射ヘッドユニットを複
数個積層して配置することによって、複数列のノズル孔
を有する液体噴射ヘッドを構成することができる。この
場合、複数の液体噴射ヘッドユニットのノズルプレート
部は、共通の一部材で構成されていることが好ましい。
複数列のノズル孔は、マトリクス状または千鳥状に配置
され得る。
【0017】このような液体噴射ヘッドにおける各ノズ
ル列の間隔は、液体噴射ヘッドユニットの流路形成部の
側端面の高さを低く抑えることができることにより、5
mm以下、さらには、1mm以下とすることも可能であ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。
【0019】図1は、本発明の第1の実施の形態の液体
噴射ヘッドユニットを示す分解斜視図であり、図2は、
本実施の形態の液体噴射ヘッドユニットの圧力発生室の
断面構造を示す図である。
【0020】図1及び図2において、流路形成基板(第
1形成基板)1は、圧力発生室2を形成するのに適した
厚さ、例えば150μmのジルコニア(ZrO2 )な
どのセラミックス板である。流路形成基板1には、複数
の細長状の圧力発生室2が平行に所定のピッチで穿孔形
成されている。すなわち、流路形成基板1は、各圧力発
生室2の側方面を区画している。各圧力発生室2は、そ
の対向する両端部の一方が後述するノズル用開口9の領
域に重なっており、他方が後述するリザーバ11の領域
に重なるように配置されている。
【0021】流路形成基板1の上面には、弾性板3が固
定されている。すなわち、弾性板3によって、各圧力発
生室2の上面が規定されている。弾性板3は、流路形成
基板1と一体に焼成したときの接合力が強く、しかも弾
性率の高い材料、例えば厚さ10μmのジルコニアの薄
板等で構成され得る。
【0022】弾性板3の更に上面には、圧力発生手段と
して、共通電極4及び圧電振動子5が積層形成されてい
る。圧電振動子5は、PZT等の圧電振動材料の薄板を
貼付することによって、あるいは、圧電材料をスパッタ
リング等の膜形成手段により作り付けることによって、
長手方向を軸とする幅方向の湾曲たわみ変位を生じるよ
うに構成され、各圧力発生室2の上面に対応する位置に
配置されている。
【0023】そして、圧電振動子5の上面に、各圧電振
動子5に駆動信号を印加するためのセグメント個別電極
6を有するFFC40が接合されている。この場合、配
線の便宜上の観点から、FFC40は圧力発生室2の長
手方向に延びるように配置されている。
【0024】流路形成基板1の下方側には、連通路形成
基板(第2形成基板)7が固定されている。すなわち、
連通路形成基板7によって、圧力発生室の底面が規定
(封止)されている。もっとも、連通路形成基板7は、
圧力発生室2の一方の端の底部で連通すると共に当該一
方の端側の端面に開口するノズル用開口9と、圧力発生
室2の他方の端の底部で連通すると共に当該連通路形成
基板7を貫通するインク供給口8と、を有している。こ
こで、ノズル用開口9とインク供給口8とは、各圧力発
生室2に対応して複数が設けられている。
【0025】このような連通路形成基板7は、例えば図
3に示すように、余分幅広部ΔLを有する連通孔形成基
板7’に対して細長い通孔9’を形成した後、所定のC
−C線で余分幅広部ΔLを切断することによって形成す
ることができる。この場合、特にノズル用開口9の開口
部分を、正確な寸法で形成することができる。
【0026】連通路形成基板7の下方側には、リザーバ
形成基板(第3形成基板)10が固定されている。リザ
ーバ形成基板10は、圧力発生室2の長手方向と略直交
する方向側の端面に開口するインク供給用開口(液体供
給用開口)11を有している。図1から明らかなよう
に、インク供給用開口11は、全インク供給口8に対し
て共通に1つが形成されている。すなわち、インク供給
用開口11は、平行に配置された全圧力発生室2の他端
側をカバーする長さを有している。これにより、インク
供給用開口11は、いわゆるインクのリザーバとして機
能するようになっている。
【0027】以上に説明した弾性板3、流路形成基板
1、連通路形成基板7及びリザーバ形成基板10は、そ
れぞれセラミックのグリーンシートに所要の通孔を穿設
した上で、重ね合わせて乾燥し、一定の圧力を加えて一
体に焼成したアクチュエータユニットとして構成され
る。このようなセラミックスによる構成とした場合、接
着剤を必要とすることなく一体に接合することが可能と
なるため、組立作業の簡素化が図れると共に、接着剤の
流れ込みを防止することができる。
【0028】一方、フレーム形成板12(ノズルプレー
ト部)が、不錆鋼等比較的加工が容易な板材から、ある
いは、熱硬化性エポキシ樹脂またはフェノール樹脂の焼
成により製造されるアモルファスカーボン(ユニヘック
ス)等から、断面L字状に形成される。このフレーム形
成板12は、リザーバ形成基板10の下面とノズル用開
口9が開口する端面とに、例えば熱溶着フィルム等の接
着剤層16、17を介して密着固定されている。
【0029】そして、フレーム形成板12には、各ノズ
ル用開口9に対応する位置から圧力発生室2の長手方向
に複数のノズル孔13が列状に形成されており、また、
リザーバとして機能するインク供給用開口11に対応す
る部分の少なくとも一部は薄肉部14となっている。
【0030】アクチュエータユニットのノズル孔13と
対向する側からはFFC40が延びているが、インク供
給用開口11は、圧力発生室2の長手方向と略直交する
方向の端面に開口しているため、インクカートリッジ
(図示せず)からインク供給用開口11までのインク流
路部材(図示せず)が、FFC40と干渉することなく
容易に配置され得る。
【0031】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。
【0032】本実施の形態において、複数の圧電振動子
5のいずれか1つに駆動信号が印加されると、当該圧電
振動子5が長手方向を軸として幅方向に湾曲し、弾性板
3を変形させて圧力発生室2を収縮させる。これによ
り、圧力発生室2の容積が縮小し、圧力発生室2内に存
在するインクが加圧されて、連通路形成基板7のノズル
用開口9を介してフレーム形成板12のノズル孔13か
らインク滴として吐出される。
【0033】一方、圧力発生室2で加圧されたインクの
一部は、インク供給口8からリザーバ11に逆流し、リ
ザーバ11の圧力を高めようとする。しかし、フレーム
形成板12の薄肉部14が弾性変形することによってリ
ザーバ11内の圧力上昇を吸収し、インク滴を吐出しな
い圧力発生室2の圧力が上昇することを防止する。
【0034】インク滴の吐出が終了して、当該圧電振動
子5が元の状態に復帰すると、リザーバ11のインクが
インク供給口8を経由して対応する圧力発生室2に流れ
込み、次のインク滴吐出に備える。
【0035】以上のような実施の形態によれば、アクチ
ュエータユニットの底面及び側面を剛性の高いフレーム
形成板12によって補強しているため、インク滴吐出時
の圧電振動子5の変位に起因する記録ヘッド全体の変形
を可及的に防止して、インク滴の着弾位置の精度を高め
ることができる。
【0036】また、本実施の形態の液体噴射ヘッドユニ
ット20は、その厚みが高々1〜3mm程度に形成され
得る。このため、図4(a)に示すように、フレーム形
成板12をそのまま連結部材として用いて複数個(図の
場合、4個)の液体噴射ヘッドユニット20を積層し、
マトリクス状の多数ノズルを有する液体噴射ヘッドを構
成することができる。このような液体噴射ヘッドは、キ
ャリッジなどへの設置面積が極めて小さいものであり、
結果的にキャリッジの大幅な小型化を図ることができ
る。各ノズル列の間隔は、5mm以下、さらには、1m
m以下とすることも可能である。
【0037】例えば、図4(a)に示すように、4個の
液体噴射ヘッドユニット20の各ノズル列を主走査方向
(キャリッジの移動方向)に対して垂直に並ぶように配
列し、各液体噴射ヘッドユニット20に、ブラック、イ
エロ、シアン、マゼンタのインクをそれぞれ供給する
と、カラー印刷用の小型のインクジェット式記録ヘッド
を構成することができる。
【0038】また、ノズル孔13の配置については、例
えば図4(b)に示すように、隣接する第1列のノズル
孔13と第2列のノズル孔13’とを相互に若干(図4
(b)の場合、半ピッチ)ずらして、ノズル列をいわゆ
る千鳥状の配置とすることも可能である。
【0039】なお、前記の実施の形態では、連通孔形成
基板7’を所定のC−C線で切断してノズル用開口9を
形成してから、流路形成基板1、弾性板3、リザーバ形
成基板10とともに積層してアクチュエータユニットを
構成している。しかしながら、図5(a)に示すよう
に、余分幅広部ΔLを有する連通孔形成基板7’の大き
さに合わせて流路形成基板1’、弾性板3’及びリザー
バ形成基板10’をグリーンシートで形成し、これらを
全て積層した段階で所定のA−A線で切断してもよい。
この場合、図5(b)に示すように、ノズル用開口9の
開口端9a近傍のつぶれ等を効果的に防止することがで
き、フレーム形成板12との液密な接続が容易となる。
【0040】また、図5(c)に示すように、流路形成
基板1”、弾性板3”、連通孔形成基板7”及びリザー
バ形成基板10”を、それぞれの圧力発生室2、インク
供給口8及びリザーバ11等が中心線B−Bに対して対
称となるようにグリーンシートに形成し、これらを積層
した後、中心線B−Bで切断する形成方法も有効であ
る。
【0041】次に、図6及び図7を用いて、本発明の液
体噴射ヘッドユニットの第2の実施の形態について説明
する。図6は、本実施の形態の液体噴射ヘッドユニット
を示す分解斜視図であり、図7は、本実施の形態の液体
噴射ヘッドユニットの圧力発生室の断面構造を示す図で
ある。
【0042】本実施の形態では、リザーバ形成基板10
(第3形成基板)が、全インク供給口8に連通するリザ
ーバ11aが形成された上部基板部10aと、リザーバ
11aに連通するインク供給用開口11bが形成された
下部基板部10bと、の2層構造となっている。インク
供給用開口11bのノズル列方向の長さは、比較的短く
なっている。このため、下部基板部10bが構造的に強
く、組立時に扱い易い。
【0043】また、本実施の形態では、薄肉部14が下
部基板部10bに形成されている。
【0044】また、本実施の形態では、フレーム形成板
12が、底板部12aと、ノズルプレート部12bと、
に分離されて構成されている。
【0045】その他については、図1乃至図5に示す第
1の実施の形態の液体噴射ヘッドユニットと略同様であ
る。第2の実施の形態において、図1乃至図5に示す第
1の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して詳
細な説明は省略する。
【0046】本実施の形態においても、第1の実施の形
態と略同様の効果が得られる。
【0047】さらに、本実施の形態を複数個積層して、
多数ノズルの液体噴射ヘッドを構成する場合には、ノズ
ルプレート部12bを共通に構成することが可能であ
る。この場合、ノズル孔13の配置精度を顕著に向上さ
せることができる。ノズル孔13は、マトリクス状や千
鳥状に形成され得る。
【0048】なお、本発明は、インクジェット式記録装
置以外の任意の液体噴射装置に適用され得る。液体の例
としては、インクの他に、グルー、マニキュア等が使用
され得る。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
流路形成板の側端面の面積がキャリッジ等への設置面積
となるため、液体噴射ヘッドユニットの設置面積が顕著
に小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態による液体噴射ヘッド
ユニットの組立斜視図である。
【図2】図1の液体噴射ヘッドユニットの圧力発生室の
断面の構造を示す図である。
【図3】図1の連通路形成基板の製造方法の一例を示す
図である。
【図4】図1の液体噴射ヘッドユニットを複数個積層し
て構成した液体噴射ヘッドを示す図である。
【図5】図1のアクチュエータユニットの製造方法の例
を示す図である。
【図6】本発明の第2実施の形態による液体噴射ヘッド
ユニットの組立斜視図である。
【図7】図6の液体噴射ヘッドユニットの圧力発生室の
断面の構造を示す図である。
【図8】従来のインクヘッドユニットの圧力発生室の断
面の構造を示す図である。
【符号の説明】
1 流路形成基板 2 圧力発生室 3 弾性板 4 共通電極 5 圧電振動子 6 セグメント個別電極 7 連通孔形成基板 8 インク供給口 9 ノズル用開口 10 リザーバ形成基板 11 インク供給用開口(リザーバ) 11a リザーバ 11b インク供給用開口 12 フレーム形成板 12a 底板 12b ノズルプレート部 13 ノズル孔 40 FFC

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向する両端部を有する細長状の圧力発生
    室の側面及び底面と、圧力発生室の底部と前記両端部の
    一方で連通すると共に当該両端部の一方側の端面に開口
    するノズル用開口と、圧力発生室の底部と前記両端部の
    他方で連通すると共に当該圧力発生室の長手方向と略直
    交する方向側の端面に開口する液体供給用開口と、を区
    画する流路形成部と、 流路形成部の圧力発生室一方側の端面に接合され、ノズ
    ル用開口と連通すると共に圧力発生室の長手方向に形成
    されたノズル孔を有するノズルプレート部と、 圧力発生室の上面を区画する弾性板と、 弾性板上面に設けられた圧力発生手段と、を備えたこと
    を特徴とする液体噴射ヘッドユニット。
  2. 【請求項2】圧力発生手段のさらに上面に、FFCが接
    続されていることを特徴とする請求項1に記載の液体噴
    射ヘッドユニット。
  3. 【請求項3】圧力発生手段は、弾性板を変形させるため
    の圧電振動子を有していることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の液体噴射ヘッドユニット。
  4. 【請求項4】流路形成部は、平行に配置された複数の細
    長状の圧力発生室を有しており、 ノズル用開口は、それぞれの圧力発生室に対応して複数
    が形成されており、 ノズルプレート部のノズル孔は、各ノズル用開口に対応
    して、複数が列状に配置されており、 液体供給用開口は、全ての圧力発生室に対して共通に形
    成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    かに記載の液体噴射ヘッドユニット。
  5. 【請求項5】流路形成部は、 圧力発生室の側面を区画する第1形成基板と、 圧力発生室の底面を規定すると共に、液体供給用連通孔
    及びノズル用開口が区画された第2形成基板と、 液体供給用連通孔に連通する液体供給用開口を区画する
    第3形成基板と、を有していることを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれかに記載の液体噴射ヘッドユニット。
  6. 【請求項6】流路形成部は、平行に配置された複数の細
    長状の圧力発生室を有しており、 ノズル用開口及び液体供給用連通孔は、それぞれの圧力
    発生室に対応して複数が形成されており、 ノズルプレート部のノズル孔は、各ノズル用開口に対応
    して、複数が列状に配置されており、 液体供給用開口は、全ての液体供給用連通孔に対して共
    通に1つが形成されている、ことを特徴とする請求項5
    に記載の液体噴射ヘッドユニット。
  7. 【請求項7】対向する両端部を有する細長状の圧力発生
    室の側面及び底面と、圧力発生室の底部と前記両端部の
    一方で連通すると共に当該両端部の一方側の端面に開口
    するノズル用開口と、圧力発生室の底部と前記両端部の
    他方で連通すると共に当該両端部の一方側以外の端面に
    開口する液体供給用開口と、を区画する流路形成部と、 流路形成部の圧力発生室一方側の端面に接合され、ノズ
    ル用開口と連通すると共に圧力発生室の長手方向に形成
    されたノズル孔を有するノズルプレート部と、 圧力発生室の上面を区画する弾性板と、 弾性板上面に設けられた圧力発生手段と、 圧力発生手段のさらに上面に接続されたFFCと、を備
    え、 液体供給用開口が開口する端面の方向とFFCの延びる
    方向とは、略直交していることを特徴とする液体噴射ヘ
    ッドユニット。
  8. 【請求項8】請求項1乃至7のいずれかに記載の液体噴
    射ヘッドユニットを複数個備え、 複数の液体噴射ヘッドユニットのノズルプレート部は、
    共通の一部材で構成されていることを特徴とする液体噴
    射ヘッド。
  9. 【請求項9】前記共通の一部材に形成されるノズル孔
    は、マトリクス状に配置されていることを特徴とする請
    求項8に記載の液体噴射ヘッド。
  10. 【請求項10】前記共通の一部材に形成されるノズル孔
    は、千鳥状に配置されていることを特徴とする請求項8
    に記載の液体噴射ヘッド。
  11. 【請求項11】請求項4または6に記載の液体噴射ヘッ
    ドユニットを複数個備え、 各ノズル孔列の間隔が、5mm以下となっていることを
    特徴とする液体噴射ヘッド。
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