JPH0938953A - 放電液圧破壊工法 - Google Patents

放電液圧破壊工法

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JPH0938953A
JPH0938953A JP19441395A JP19441395A JPH0938953A JP H0938953 A JPH0938953 A JP H0938953A JP 19441395 A JP19441395 A JP 19441395A JP 19441395 A JP19441395 A JP 19441395A JP H0938953 A JPH0938953 A JP H0938953A
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浩成 荒井
Hidehiko Maehata
英彦 前畑
Takeshi Kato
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自由面が1面の被破壊物を効果的に破壊す
る。 【解決手段】 先行溝11の中心奥部から両側方表面に傾
斜する2つの破壊面11a,11b に沿って、開口部12aが平
面視で千鳥状に配置される複数の傾斜破壊孔12A,12B を
形成するとともに、これら傾斜破壊孔12A,12B の先端部
12bを破壊面11a,11b の交差線P上まで形成し、これら
傾斜破壊孔12A,12B に放電プローブを装填して、各放電
プローブにコンデンサから同時に高エネルギーを極めて
短時間で供給して放電破壊し、先行溝11をくり抜いて第
2の自由面F2を形成し、この先行溝11の周囲に破砕孔を
形成し放電プルーブにより2つの自由面を利用して効果
的に放電破壊を行い、先行溝11を拡大して被破壊物1を
放電破壊する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自由面が1面であ
る被破壊物、たとえばトンネルや宅地造成地の岩盤、コ
ンクリート構造物、水中の岩盤やコンクリート構造物を
破壊するための放電液圧破壊工法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンデンサに充電蓄積された電気エネル
ギーを極めて短時間で金属細線に放電供給して、これに
より金属細線自身および周囲の破壊用液体の急激な気化
による衝撃力で周囲の被破壊物を破壊する放電液圧破壊
工法は、周辺温度や装填後の経過時間などに左右され
ず、電圧を印加しないかぎり爆発しないため、極めて安
全性が高く、かつ破壊力を容易に調節できるため、老朽
化したビルなどのコンクリート構造物の破壊に利用され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来に放電液圧破壊工
法が採用される被破壊物は、通常回りが全て自由面であ
るコンクリート塊などであり、岩盤などのように自由面
が1面の被破壊物に適用されていなかった。
【0004】本発明は、自由面が1面の被破壊物をより
効果的に破壊できる放電液圧破壊工法を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1記載の発明は、コンデンサに充電蓄
積した電気エネルギーを金属細線に極めて短時間に供給
することにより、金属細線およびその周囲の液体の急激
な気化、体積膨張により発生する衝撃力を利用する放電
液圧破壊具を使用して、自由面が1面である被破壊物を
破壊するに際し、まず自由面に形成される先行溝の、奥
部中心から外側に広がる破壊面に沿って、複数箇所に傾
斜破壊孔を形成し、この破壊孔内にそれぞれ放電液圧破
壊具を装填し、コンデンサから電気エネルギーを各放電
液圧破壊具に短時間で同時に供給して被破壊物を放電破
壊することにより、先行溝をくり抜いて第2の自由面を
形成し、この先行溝の周囲に複数の破壊孔を形成して、
それぞれの破壊孔に装填された放電液圧破壊具により放
電破壊して先行溝を拡大し被破壊物を放電破壊するもの
である。
【0006】上記工法によれば、自由面の先行溝を、中
心から外側に広がる両破壊面に沿って先端部が互いに交
差または接近するように形成された傾斜破壊孔を形成
し、これら傾斜破壊孔に放電液圧破壊具を装填して放電
破壊し、先行溝を効果的にくり抜いて第2の自由面を形
成することができ、次いでこの第2の自由面を利用して
効果的に被破壊物を破壊することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】ここで、本発明に係る放電液圧破
壊工法の実施の形態を図1〜図10に基づいて説明す
る。
【0008】まず、放電液圧破壊設備について説明す
る。図7に示すように、被破壊物1に穿設された傾斜破
壊孔または破壊孔2に装填される放電液圧破壊具である
放電プルーブ3は、たとえば水などからなる破壊用液4
が充填された合成ゴムや防水処理紙性の破壊容器5と、
この容器5の天板5aを貫通して破壊用液4中に延び、
スペーサ6により互いに平行に保持された一対の電極棒
7と、電極棒7の先端部間に連結された金属細線8とで
構成され、被破壊物1から離れて配置された大容量のコ
ンデンサ10aを有するエネルギー供給回路10と電極
棒7とが、放電スイッチ9aを有するリード線9により
接続されている。このエネルギー供給回路10は、コン
デンサ10aに電気エネルギーを充電蓄積する直流高電
圧電源10bを備え、コンデンサ10aと直流高電圧電
源10bとが充電スイッチ10cが介在された接続線1
0dにより互いに接続されている。
【0009】このエネルギー供給回路10のコンデンサ
10aの充電電圧Vcと、放電プルーブ3の放電衝撃力
Fの関係は、図9のF−Vc特性を示すグラフのよう
に、比例関係にある。ところで、垂直に形成された破壊
孔2に装填された放電プルーブ3による破壊状態は、図
8に示すように、内部の直接破壊領域の幅Liと表面の
直接破壊領域の幅Laとは異なる。そして、放電衝撃力
Fと直接破壊領域の幅Li,Laの関係Fは図10およ
び式に示すように、充電電圧Vc(ボルト)と直接破
壊領域の幅L(cm)の比例関係として導かれる。
【0010】 |Vc|/120≧L≧|Vc|/1200…式 図10で、表面の直接破壊両域Laは式の|Vc|/
120に対応し、内部の直接破壊両域Liは式の|V
c|/1200に対応する。
【0011】次に放電液圧破壊工法の実施の第1の形態
を図1,図2を参照して説明する。この工法により破壊
される被破壊物1は岩盤やコンクリート基礎、コンクリ
ート床などの自由面が1面F1のものである。 a.まず、図1に示すように、先行装置等を使用して、
第1の自由面F1に形成する先行溝11の中心奥部から
両外側表面に傾斜する2つの破壊面11a,11bに沿
って、平面視で開口部が千鳥状に配置された複数本の傾
斜破壊孔12A,12Bを横断面に沿って形成するとと
もに、両辺の傾斜破壊孔12A,12Bの先端部12b
をそれぞれ破壊面11a,11bの交差線Pに達するよ
うに形成する。
【0012】ここで同一の破壊面11a,11bに形成
され隣接する傾斜破壊孔12A,12Bの基端開口部1
2a間の距離XA1 と、先端部12b間の距離XA
2 は、放電プルーブ3による直接破壊領域13の幅L
(実際はLaとLi)とすると、 XA1 ≦2×L XA2 ≦2×L すなわちそれぞれLの2倍以下に設定される。
【0013】またこの直接破壊領域13aの幅Lは、
式の範囲を満足するものである。 b.この傾斜破壊孔12A,12Bにそれぞれ放電プル
ーブ3を装填し、放電スイッチ9aがオンされてコンデ
ンサ10aから高電圧が極めて短時間に全ての放電プル
ーブ3に供給され金属細線8に印加される。これによ
り、金属細線8とその回りの破壊用液4が瞬間的に気化
されてその衝撃力が周囲の被破壊物1に伝達され直接破
壊領域13が破壊される。これにより、先行溝11がく
り抜かれて第2の自由面F2が形成される。
【0014】なお、ここで対向する破壊面11a,11
bの間で最も近い傾斜破壊孔12A,12Bの基端開口
部12a間の距離YA1 を、 YA1 ≦2×L と設定することにより、図6に示すように、先行溝11
の開口面全体を完全に破壊して、自由面が1つの非破壊
物1の先行溝11を完全にくり抜き状に放電破壊するこ
とができる。
【0015】c.先行溝11の周囲に、放電プルーブ3
の直接破壊領域に応じて破壊孔1が形成され、破壊孔に
放電プルーブ3が装填されて、順次または同時に被破壊
物が破壊されて先行溝11が拡大され、これが繰り返さ
れて被破壊物1が破壊される。
【0016】次に第2の実施の形態を図3〜図5を参照
して説明する。 a.まず、図3に示すように、先行装置等を使用して、
第1の自由面F1に形成しようとする先行溝21の中心
奥部から両外側表面に傾斜する2つの破壊面21a,2
1bに沿って、互いに対向する位置に複数本の傾斜破壊
孔22A,22Bを横断面上に形成する。
【0017】ここで同一の破壊面21a,21bに形成
されて隣接する傾斜破壊孔22A,22Bの基端開口部
22a間の距離XB1 と、先端部22b間の距離XB2
は、放電プルーブ3による直接破壊領域23の幅L(実
際はLaとLi)とすると、 XB1 ≦2×L XB2 ≦2×L すなわちそれぞれLの2倍以下に設定される。また同一
横断面上の傾斜破壊孔22A,22Bの先端部22a間
の距離YB2 は、傾斜破壊孔22A,22Bにそれぞれ
装填された放電プルーブ3による直接破壊領域23の幅
L(実際はLi)が互いに接するか重なるように設定さ
れて、先行溝21の底部で直接破壊領域23を連続させ
るように設定される。
【0018】すなわち、傾斜破壊孔22A,22Bの第
1の自由面F1に対する傾斜角をθとすると、図5の斜
線の直角三角形において、 Y/2≦Lcos (90°−θ) ∴Y≦2×Lcos (90°−θ)に設定される。
【0019】これにより、先行溝21の底部で直接破壊
領域23が連続され、先行溝21をくり抜くことができ
る。もし、Y>2Lcos (90°−θ)であると、底部
で直接破壊領域23が繋がらないために、先行溝21を
くり抜くことができない。
【0020】b.この傾斜破壊孔22A,22Bにそれ
ぞれ放電プルーブ3を装填し、放電スイッチ9aがオン
されてコンデンサ10aから高電圧が極めて短時間に全
ての放電プルーブ3に供給され金属細線8に印加され
る。これにより、金属細線8とその回りの破壊用液4が
瞬間的に気化されてその衝撃力が周囲の被破壊物1に伝
達され直接破壊領域23が繋がった状態で放電破壊され
る。これにより、逆台形状の先行溝21がくり抜かれて
第2の自由面F2が形成される。
【0021】なお、ここで対向する対向する傾斜破壊孔
22A,22Bの基端開口部22a間の距離YB1 を、 YB1 ≦2×L と設定することにより、図6に示すように、先行溝21
の開口面全体を完全に破壊して、自由面が1つの被破壊
物1の先行溝21を完全にくり抜き状に放電破壊するこ
とができる。
【0022】c.先行溝21の周囲に、放電プルーブ3
の直接破壊領域に応じて破壊孔1が形成され、破壊孔1
に放電プルーブ3が装填されて、順次または同時に被破
壊物が破壊されて先行溝21が拡大され、これが繰り返
されて被破壊物1が破壊される。
【0023】尚、上記実施の各形態で先行溝11,21
をそれぞれ直線状としたが、曲線状であってもよい。
【0024】
【発明の効果】以上に述べたごとく、請求項1記載の発
明によれば、自由面の先行溝を、中心から外側に広がる
両破壊面に沿って先端部が互いに交差または接近するよ
うに形成された傾斜破壊孔を形成し、これら傾斜破壊孔
に放電液圧破壊具を装填して放電破壊し、先行溝を効果
的にくり抜いて第2の自由面を形成することができ、次
いでこの第2の自由面を利用して効果的に被破壊物を破
壊することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る放電液圧破壊工法の実施の第1の
形態を示す一部切欠き斜視図である。
【図2】同被破壊物の横断面図である。
【図3】本発明に係る放電液圧破壊工法の実施の第2の
形態を示す一部切欠き斜視図である。
【図4】同被破壊物の横断面図である。
【図5】同被破壊物断面の説明図である。
【図6】同放電液圧破壊工法による破壊された先行溝の
斜視図である。
【図7】同静電液圧破壊設備を示す構成図である。
【図8】同静電液圧破壊設備による被破壊物の破壊状態
を示す断面図である。
【図9】同放電液圧破壊工法における放電衝撃力と充電
電圧の関係を示すグラフである。
【図10】同放電液圧破壊工法における直接破壊領域と
充電電圧の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 被破壊物 3 放電プルーブ 4 破壊用液 8 金属細線 10 エネルギー供給回路 11,21 先行溝 12A,12B,22A,22B 傾斜破壊孔 13,23 直接破壊領域 L 直接破壊領域の幅 Vc 充電電圧 F1 第1の自由面 F2 第2の自由面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年8月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1記載の発明は、コンデンサに充電蓄
積した電気エネルギーを金属細線に極めて短時間に供給
することにより、金属細線およびその周囲の液体の急激
な気化、体積膨張により発生する衝撃力を利用する放電
液圧破壊具を使用して、自由面が1面である被破壊物を
破壊するに際し、まず自由面に形成されて破壊中心とな
先行溝の、奥部中心から外側に広がる破壊面に沿っ
て、複数箇所に傾斜破壊孔を形成し、この破壊孔内にそ
れぞれ放電液圧破壊具を装填し、コンデンサから電気エ
ネルギーを各放電液圧破壊具に短時間で同時に供給して
被破壊物を放電破壊することにより、先行溝をくり抜い
て第2の自由面を形成し、この先行溝の周囲に複数の破
壊孔を形成して、それぞれの破壊孔に装填された放電液
圧破壊具により放電破壊して先行溝を拡大し被破壊物を
放電破壊するものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】次に放電液圧破壊工法の実施の第1の形態
を図1,図2を参照して説明する。この工法により破壊
される被破壊物1は岩盤やコンクリート基礎、コンクリ
ート床などの自由面が1面F1のものである。 a.まず、図1に示すように、穿孔装置等を使用して、
第1の自由面F1に形成されて破壊中心となる先行溝1
1の中心奥部から両外側表面に傾斜する2つの破壊面1
1a,11bに沿って、平面視で開口部が千鳥状に配置
された複数本の傾斜破壊孔12A,12Bを横断面に沿
って形成するとともに、両辺の傾斜破壊孔12A,12
Bの先端部12bをそれぞれ破壊面11a,11bの交
差線Pに達するように形成する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】なお、ここで対向する破壊面11a,11
bの間で最も近い傾斜破壊孔12A,12Bの先端部1
2bの中心間距離YB2 を、YB2 ≦2×L と設定することにより、図6に示すように、先行溝11
の開口面全体を完全に破壊して、自由面が1つの被破壊
物1に先行溝11を完全にくり抜き状に放電破壊するこ
とができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】次に第2の実施の形態を図3〜図5を参照
して説明する。 a.まず、図3に示すように、穿孔装置等を使用して、
第1の自由面F1に形成しようとする先行溝21の中心
奥部から両外側表面に傾斜する2つの破壊面21a,2
1bに沿って、互いに対向する位置に複数本の傾斜破壊
孔22A,22Bを横断面上に形成する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】ここで同一の破壊面21a,21bに形成
されて隣接する傾斜破壊孔22A,22Bの基端開口部
22a間の距離XB1 と、先端部22b間の距離XB2
は、放電プルーブ3による直接破壊領域23の幅L(実
際はLaとLi)とすると、 XB1 ≦2×L XB2 ≦2×L すなわちそれぞれLの2倍以下に設定される。また同一
横断面上の傾斜破壊孔22A,22Bの先端部22b
の距離YB2 は、傾斜破壊孔22A,22Bにそれぞれ
装填された放電プルーブ3による直接破壊領域23の幅
L(実際はLi)が互いに接するか重なるように設定さ
れて、先行溝21の底部で直接破壊領域23を連続させ
るように設定される。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】すなわち、傾斜破壊孔22A,22Bの第
1の自由面F1に対する傾斜角をθとすると、図5の斜
線の直角三角形において、YB2 /2≦Lcos (90°−θ) ∴YB2 ×Lcos (90°−θ)に設定される。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】これにより、先行溝21の底部で直接破壊
領域23が連続され、先行溝21をくり抜くことができ
る。もし、YB2 >2Lcos (90°−θ)であると、
底部で直接破壊領域23が繋がらないために、先行溝2
1をくり抜くことができない。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】削除
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンデンサに充電蓄積した電気エネルギー
    を金属細線に極めて短時間に供給することにより、金属
    細線およびその周囲の液体の急激な気化、体積膨張によ
    り発生する衝撃力を利用する放電液圧破壊具を使用し
    て、自由面が1面である被破壊物を破壊するに際し、 まず自由面に形成される先行溝の、奥部中心から外側に
    広がる破壊面に沿って、複数箇所に傾斜破壊孔を形成
    し、この破壊孔内にそれぞれ放電液圧破壊具を装填し、
    コンデンサから電気エネルギーを各放電液圧破壊具に短
    時間で同時に供給して被破壊物を放電破壊することによ
    り、先行溝をくり抜いて第2の自由面を形成し、この先
    行溝の周囲に複数の破壊孔を形成して、それぞれの破壊
    孔に装填された放電液圧破壊具により放電破壊して先行
    溝を拡大し被破壊物を放電破壊することを特徴とする放
    電液圧破壊工法。
  2. 【請求項2】複数の傾斜破壊孔を平面視で開口部が千鳥
    状に配置するとともに、両辺の傾斜破壊孔の先端をそれ
    ぞれ前記両辺に沿う破壊面の交差線に達するように形成
    し、同一破壊面上で隣接する傾斜破壊孔の基端開口部間
    の距離XA1 と、傾斜破壊孔の先端間の距離XA2 は、
    放電液圧破壊具による直接破壊領域の幅をLとすると、 XA1 ≦2×L、XA2 ≦2×Lの範囲にあり、また放
    電液圧破壊具に供給されるコンデンサの充電電圧をVc
    (ボルト)とすると、直接破壊領域の幅L(cm)は、 |Vc|/120≧L≧|Vc|/1200 の範囲にあることを特徴とする請求項1記載の放電液圧
    破壊工法。
  3. 【請求項3】複数の傾斜破壊孔を互いに対向する位置に
    形成し、 同一破壊面上で隣接する傾斜破壊孔の基端開口部間の距
    離XB1 と、傾斜破壊孔の先端間の距離XB2 は、放電
    液圧破壊具による直接破壊領域の幅をLとすると、 XB1 ≦2×L、XB2 ≦2×Lの範囲にあり、また対
    向する傾斜破壊孔の先端部間の距離YB2 は、第1の自
    由面に対する傾斜破壊孔の傾斜各をθとすると、 YB2 ≦2×Lcos (90°−θ)の範囲にあり、また
    放電液圧破壊具に供給されるコンデンサの充電電圧をV
    c(ボルト)とすると、直接破壊領域の幅L(cm)
    は、 |Vc|/120≧L≧|Vc|/1200 の範囲にあることを特徴とする請求項1記載の放電液圧
    破壊工法。
  4. 【請求項4】両破壊面間で隣接する傾斜破壊孔の基端開
    口部間の距離Y2 は、 Y2 ≦2×Lの範囲にあることを特徴とする請求項2ま
    たは3記載の放電液圧破壊工法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2015108098A1 (ja) * 2014-01-20 2015-07-23 鹿島建設株式会社 解体方法
JP2015137454A (ja) * 2014-01-20 2015-07-30 鹿島建設株式会社 解体方法

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