JPH0938779A - スポット溶接装置 - Google Patents

スポット溶接装置

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JPH0938779A
JPH0938779A JP7193513A JP19351395A JPH0938779A JP H0938779 A JPH0938779 A JP H0938779A JP 7193513 A JP7193513 A JP 7193513A JP 19351395 A JP19351395 A JP 19351395A JP H0938779 A JPH0938779 A JP H0938779A
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JP
Japan
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electrode
block
disposed
electrode rod
frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP7193513A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Nakamura
義男 中村
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Amada Metrecs Co Ltd
Original Assignee
Amada Metrecs Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0938779A publication Critical patent/JPH0938779A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入口の狭い、奥の深い内部例えばドアパネル
に補強リブを確実に溶接することができ、作業性を良好
にして生産性の向上を図る。 【解決手段】 立設されたフレーム5上に電極板7が設
けられると共にフレーム5の上方に製品クランプユニッ
ト11が上下動可能に設けられる。電極7と製品クラン
プユニット11との間に被溶接部Wに溶接を行うための
往復可能な電極桿31が設けられ、この電極桿31の端
部にブロック35が設けられる。このブロック35の上
部に加圧機構として加圧シリンダ51A,51Bが、下
部に電極チップ33が設けられる。しかも、電極桿31
の内部に前記加圧シリンダ51A,51Bに加圧エネル
ギーとしての圧油を与える伝達機構としての油通路47
が設けられて、前記電極チップ33と電極板7とで被溶
接物Wに溶接が確実に行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被溶接物として
例えばドアパネルに補強リブを溶接せしめるスポット溶
接装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被溶接物として例えば図7に示さ
れているように、防火トビラとなるドアパネルPA ,P
B に補強リブLA を溶接する場合には、(A),パネル
A に補強リブLA を溶接した後、アーク溶接のトーチ
を使い表面に穴をあけ、次いで、図8に示されているよ
うに、ドアパネルPB を定盤101上に載置せしめ、こ
のドアパネルPB 上に、補強リブLA がプラグ溶接され
る。または(B),特殊な長いトーチ103を使い両端
からアーク溶接される。または(C),片面補強リブを
溶接後、他の面に両面テープを使って接合している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の(A),(B)によるドアパネルPA ,PB に補強
リブLA をアーク溶接する溶接手段では、一般に、ドア
パネルは厚さが40〜50mm程度で、しかも長さは2
〜3mという製品形状のため、内部が見えないから、溶
接を作業者の感覚に頼って行っている。その結果、溶接
が必ず確実に行われているかどうかの問題があって、信
頼性が低い、また。ドアパネルの中心までの溶接が困難
であると共に作業性が極めて悪く、生産性が低いという
問題がある。さらに(C)の手段では、経年変化による
劣化、熱によるはがれの問題などがある。
【0004】この発明の目的は、入口の狭い、奥の深い
内部例えばドアパネルに補強リブを確実に溶接すること
ができ、作業性を良好にして生産性の向上を図ったスポ
ット溶接装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明のスポット溶接装置は、立設
されたフレーム上に電極板を設けると共に、前記フレー
ムの上方に上下動可能な製品クランプユニットを設け、
前記電極板と製品クランプユニットの間に設けられた被
溶接部に溶接を行うための往復動可能な電極桿を設け、
この電極桿の端部にブロックを設け、このブロックの
上,下部に加圧機構、電極チップを設けると共に、前記
電極桿の内部に前記加圧機構に加圧エネルギーを与える
伝達機構を備えてなることを特徴とするものである。
【0006】この請求項第1の発明では、フレーム上に
設けられている電極板上に被溶接物としての例えばドア
パネル、補強リブが載置される。フレームの上方に設け
られた製品クランプユニットを下降せしめて被溶接物を
クランプせしめる。この状態において、電極桿を往動せ
しめて被溶接物内に電極桿の先端に設けたブロックを挿
入し、電極桿の内部に備えた伝達機構で加圧機構に加圧
エネルギーが与えられて加圧機構を作動せしめると、上
方へ加圧する反力により、電極チップに適正な加圧が与
えられるから、被溶接物のどの場所において確実に溶接
が行われる。しかも作業性が良くなり、生産性の向上が
図られる。
【0007】請求項2によるこの発明のスポット溶接装
置は、前記フレーム上に給電ユニットと前記電極桿を案
内するガイドローラユニットを備えてなことを特徴する
ものである。
【0008】この請求項2の発明では、電極桿がガイド
ローラユニットにて案内されてスムーズに往復動される
と共に、給電ユニットにて電極チップに通電される。
【0009】請求項3によるこの発明のスポット溶接装
置は、前記電極桿の端部に設けたブロックの上部に、前
記加圧機構である複数の加圧シリンダを上方向へ向けて
作動すべく設けると共に、複数の加圧シリンダ間におけ
る下部に前記電極チップを設けてなることを特徴とする
ものである。
【0010】この請求項3の発明では、複数の加圧シリ
ンダの作動による反力により、電極チップが被溶接物を
挟んで電極板に接触して通電が良好となり、溶接がより
確実に行われる。
【0011】請求項4によるこの発明のスポット溶接装
置は、前記ブロックを冷却するための冷却水路をブロッ
ク内に設けると共にこの冷却水路に供給用ホース、排出
用ホースを接続してなることを特徴とするものである。
【0012】この請求項4の発明では、供給用ホースか
ら冷却水が供給されてブロック内の冷却水路に送られて
ブロックが冷却された後、排出用ホースで排出される。
【0013】
【発明の実態の形態】以下、この発明の実施の形態の例
を図面に基いて詳細に説明する。
【0014】図1を参照するに、スポット溶接装置1は
立設された4本の脚3を有するフレーム5を備えてお
り、このフレーム5の上部フレーム5U上における中央
部より後部には例えばCu板などからなる電極板7が設
けられている。この電極板7上には図7に示されている
被溶接物WとしてのドアパネルPB を下にして、補強リ
ブLA ,LB が溶接されたドアパネルPA を裏返しにし
てドアパネルPB 上に重ねて載置される。
【0015】前記電極板7の前後における上部フレーム
5U上には逆U字形状のブラケット9が取り付けられて
おり、このブラケット9の下方には上下動可能な製品ク
ランプユニット11が設けられている。前記ブラケット
9上の前後にはクランプシリンダ13が設けられてお
り、このクランプシリンダ13に装着されたピストンロ
ッドの下端が前記製品クランプユニット11に取り付け
られている。
【0016】上記構成により、クランプシリンダ13を
作動せしめることにより、ピストンロッドを介して製品
クランプユニット11が上下動されることになる。
【0017】前記上部フレーム5U上の前部には給電ユ
ニット15が設けられている。この給電ユニット15と
しては、上部フレーム5Uに設けられた逆U字形状のブ
ラケット17上に給電シリンダ19を備えており、この
給電シリンダ19に装着されたピストンロッドの下端に
は上部給電板21が設けられている。この上部給電板2
1の下方における前記上部フレーム5U上には下部給電
板23が固定して設けられている。
【0018】上記構成により、給電シリンダ19を作動
せしめることにより、ピストンロッドを介して上部給電
板21が下降されて、詳細を後述する電極桿を上部給電
板21と下部給電板23とで保持し加圧給電されること
になる。
【0019】前記上部フレーム5U上の前記給電ユニッ
ト15の前部にはガイドローラユニット25が設けられ
ている。このガイドローラユニット25としては前記上
部フレーム5U上にガイド本体27が設けられており、
このガイド本体27には複数のガイドローラ29が備え
られている。
【0020】前記ガイドローラユニット25の複数のガ
イドローラ29で前後方向(図1において上部フレーム
5Uの長手方向)へ案内される通常クロム銅の材質から
なる電極桿31が前後方向へ延伸して前後動可能に設け
られている。この電極桿31の後端には電極チップ33
を備えたブロック35が設けられている。
【0021】前記上部フレーム5Uの下部には前側から
後側へ適宜な間隔で溶接トランス37、油圧ユニット3
9、制御ボックス41が設けられている。溶接トランス
37の二次側には前記電極板7及び下部給電板23が接
続されている。
【0022】図2,図3,図4,図5および図6に示さ
れているように、電極桿31の後端(図2,図3におい
て右端)にはブロック35が設けられ、このブロック3
5はブロック35Aとブロック35Bとで構成されてお
り、ブロック35Aと35Bは図5によく示されている
ように複数のボルト43で固定されている。
【0023】しかも、前記電極桿31の後端とブロック
35Aとは図2,図3によく示されているように、ボル
ト45により固定されている。このボルト45のほぼ軸
心部には貫通した油通路47が形成されていると共に、
この油通路47に連通した油室49が前記ブロック35
Aに形成されている。
【0024】前記ブロック35Bには適宜な間隔で前後
(図2,図3において左右)には複数の加圧シリンダ5
1A,51Bが複数のボルト53で取り付けられてい
る。前記加圧シリンダ51A,51B内にはスプリング
55により常時下方へ付勢されたピストンロッド57が
装着されている。この加圧シリンダ51A,51Bのシ
リンダ室51Rと前記油室49とは油通路59で連通さ
れている。
【0025】前記電極桿31の前端には供給用ホース6
1,排出用ホース63が図4により示されているよう
に、金具65,67で止められている。この供給用ホー
ス61,排出用ホース63の後端は、図3に示されてい
るように、ブロック35A,35B内に備えられた冷却
パイプ69A,69B,69Cで構成される冷却水路6
9に接続されている。
【0026】上記構成により、電極板7上に被溶接物W
としてのドアパネルPB を下にして、補強リブLA ,L
B が溶接されたドアパネルPA を裏返しにしてドアパネ
ルPB 上に重ねて載置する。このドアパネルPA の補強
リブLA またはLB の位置に合わせ、電極桿31の入り
込みにより、溶接ポイントを決める。
【0027】次に溶接起動を行うと、油圧ユニット39
より電極桿31内を通り、油通路47、油室49および
油通路59を経て加圧シリンダ51A,51Bのシリン
ダ室51Rに圧油を送ると、ピストンロッド57がスプ
リング55の付勢力に抗して上方へ上昇される。被溶接
物WのドアパネルPA はクランプシリンダ13の作動で
製品クランプユニット11でクランプされているから、
前記ピストンロッド57の上昇により生ずる反力で、電
極チップ33が加圧される。
【0028】さらにこの反力により、電極チップ33は
製品クランプユニット11と電極板7により支持される
ため、パネルPB の下面を電極チップ33と電極板7と
で加圧したのと同様の効果を得ることができる。その状
態で給電ユニット15における給電シリンダ19の作動
で上部給電板21と下部給電板23とにより電極桿31
を保持することで加圧給電されて、補強リブLA ,又は
B がドアパネルPBに確実に溶接することができる。
しかも、溶接ポイントを次々と変えることにより、補強
リブLA 又はLB をドアパネルPB に複数の個所で強固
に溶接することができる。
【0029】しかも、溶接時には、供給用ホース61か
ら冷却水を供給することにより、冷却水が冷却水路69
としての冷却パイプ69A,69B,69Cに流れるか
ら、ブロック35Bを容易に冷却せしめることができ
る。
【0030】したがって、このスポット溶接装置1を用
いることにより、入口の狭い、奥の深い内部例えばドア
パネルPB に補強リブLA ,LB を確実に溶接すること
ができると共に、作業性を良好にして生産性の向上を図
ることができる。しかも、電極桿31はガイドローラユ
ニット25によってスムーズに前後動せしめることがで
きる。
【0031】なお、この発明は、前述した実施の形態の
例に限定されることなく、適宜な変更を行うことによ
り、その他の態様で実施し得るものである。
【0032】
【発明の効果】以上のごとき実施の形態の例より理解さ
れるように、請求項1の発明によれば、被溶接物として
の入口の狭い奥の深い内部に確実に溶接を行うことがで
きると共に、作業性を良好にして生産性の向上を図るこ
とができる。
【0033】請求項2の発明によれば、フレーム上に設
けられた給電ユニットにより電極チップと電極板とに通
電を確実に行うことができる。またフレーム上に設けた
ガイドローラユニットにより電極桿を前後方向へスムー
ズに移動させることができる。
【0034】請求項3の発明よれば、電極桿の端部に設
けたブロックの上部に、複数の加圧シリンダを設けると
共に前記各加圧シリンダ間における下部に電極チップ設
けたから、複数の加圧シリンダの作動による反力によ
り、電極チップが被溶接物を挟んで電極板に接触して通
電が良好となり、溶接をより確実に行うことができる。
【0035】請求項4の発明によれば、供給用ホースか
ら冷却水が供給されてブロック内の冷却水路に送られて
溶接時におけるブロックを冷却せしめることができると
共に、冷却水は排出用ホースから排出させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施する一実施の形態の例のスポッ
ト溶接装置の斜視図である。
【図2】電極桿における端部の拡大断面正面図である。
【図3】図2における平面図である。
【図4】図3における左側図面である。
【図5】図3における右側面図である。
【図6】図2における斜視図である。
【図7】被溶接物としてのドアパネル、補強リブを表わ
した斜視図である。
【図8】従来のドアパネルに溶接された補強リブを他の
ドアパネルに溶接する際の状態を示した斜視図である。
【符号の説明】
1 スポット溶接装置 5 フレーム 5U 上部フレーム 7 電極板 11 製品クランプユニット 13 クランプシリンダ 15 給電ユニット 25 ガイドローラユニット 31 電極桿 33 電極チップ 35 ブロック 51A,51B 加圧シリンダ 61 供給用ホース 63 排出用ホース 69 冷却水路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E06B 5/16 E06B 5/16

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立設されたフレーム上に電極板を設ける
    と共に、前記フレームの上方に上下動可能な製品クラン
    プユニットを設け、前記電極板と製品クランプユニット
    の間に設けられた被溶接部に溶接を行うための往復動可
    能な電極桿を設け、この電極桿の端部にブロックを設
    け、このブロックの上,下部に加圧機構、電極チップを
    設けると共に、前記電極桿の内部に前記加圧機構に加圧
    エネルギーを与える伝達機構を備えてなることを特徴と
    するスポット溶接装置。
  2. 【請求項2】 前記フレーム上に給電ユニットと前記電
    極桿を案内するガイドローラユニットを備えてなことを
    特徴とする請求項1記載のスポット溶接装置。
  3. 【請求項3】 前記電極桿の端部に設けたブロックの上
    部に、前記加圧機構である複数の加圧シリンダを上方向
    へ向けて作動すべく設けると共に、複数の加圧シリンダ
    間における下部に前記電極チップを設けてなることを特
    徴とする請求項1記載のスポット溶接装置。
  4. 【請求項4】 前記ブロックを冷却するための冷却水路
    をブロック内に設けると共にこの冷却水路に供給用ホー
    ス、排出用ホースを接続してなることを特徴とする請求
    項1記載のスポット溶接装置。
JP7193513A 1995-07-28 1995-07-28 スポット溶接装置 Pending JPH0938779A (ja)

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JP7193513A JPH0938779A (ja) 1995-07-28 1995-07-28 スポット溶接装置

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JP7193513A JPH0938779A (ja) 1995-07-28 1995-07-28 スポット溶接装置

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JP7193513A Pending JPH0938779A (ja) 1995-07-28 1995-07-28 スポット溶接装置

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JP (1) JPH0938779A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007152360A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Koyo Giken:Kk 縦向き姿勢によるスポット溶接用電極

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007152360A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Koyo Giken:Kk 縦向き姿勢によるスポット溶接用電極

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