JPH093864A - ダム用魚道設備 - Google Patents

ダム用魚道設備

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JPH093864A
JPH093864A JP7148631A JP14863195A JPH093864A JP H093864 A JPH093864 A JP H093864A JP 7148631 A JP7148631 A JP 7148631A JP 14863195 A JP14863195 A JP 14863195A JP H093864 A JPH093864 A JP H093864A
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JP
Japan
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fish
dam
storage container
container
screen
Prior art date
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Pending
Application number
JP7148631A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuji Terazono
勝二 寺薗
Shigeji Jikan
茂治 自閑
Kenichi Hirayama
健一 平山
Yoshihiro Uto
欣弘 宇都
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DAM SUIGENCHI KANKYO SEIBI CEN
DAM SUIGENCHI KANKYO SEIBI CENTER
Original Assignee
DAM SUIGENCHI KANKYO SEIBI CEN
DAM SUIGENCHI KANKYO SEIBI CENTER
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Publication date
Application filed by DAM SUIGENCHI KANKYO SEIBI CEN, DAM SUIGENCHI KANKYO SEIBI CENTER filed Critical DAM SUIGENCHI KANKYO SEIBI CEN
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/60Ecological corridors or buffer zones

Landscapes

  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 遡上魚のみならず降下仔魚をも搬送できるダ
ム用魚道設備を提供する。 【構成】 ダムの貯水池2と下流河川間において魚を機
械的に搬送するダム用魚道設備である。魚の格納容器8
又はこの格納容器8の搬送装置6に、格納容器8内に魚
を誘導する集魚灯8cを取り付ける。格納容器8には誘
導した魚が逃げださないようにするための開閉可能なス
クリーン8dを設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に降下魚をダム貯水
池から下流河川まで搬送できるダム用魚道設備に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】河川に、ダムが建設されると、魚類の遡
上や流下の障害となる。従って、これによって河川の自
然環境に影響を与えるものについては、河川の生態系の
保全を図るため、ダムに魚道が設けられる。
【0003】河川の堰に設けられる従来の魚道は、魚が
自力で遊泳して往来する方式であるので、遡上魚のみな
らず降下魚にも有効である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ダムに設け
られる魚道は機械的に魚を搬送するものであるので、遡
上魚のみを対象として計画された設備では降下魚を搬送
することができないという問題があった。
【0005】本発明は、上記した問題点に鑑みてなされ
たものであり、遡上魚のみならず降下魚をも搬送できる
ダム用魚道設備を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】卵から孵化した仔魚は流
水とともに流下して海に入るが、この流下は太陽光によ
る体力の消耗を防ぐために一般に夜間に行われる。従っ
て、ダムの上流壁近傍までたどり着いた仔魚を格納容器
に誘導する手段として照明が有効である。
【0007】本発明のダム用魚道設備は上記した観点に
基づいてなされたものであり、ダム貯水池と下流河川間
において魚を機械的に搬送するダム用魚道設備であっ
て、魚の格納容器又はこの格納容器の搬送装置に、格納
容器内に魚を誘導する集魚灯を取り付けるとともに、格
納容器には誘導した魚が逃げださないようにするための
開閉可能なスクリーンを設置したことを要旨としている
のである。
【0008】
【作用】上記した構成の本発明のダム用魚道設備では、
魚の格納容器又はこの格納容器の搬送装置に集魚灯を取
り付けているので、夜間、ダムの上流壁近傍までたどり
着いた仔魚を効率よく格納容器内に誘導できる。また、
格納容器には開閉可能なスクリーンを設置しているの
で、格納容器内に誘導した仔魚が逃げだすことがない。
【0009】
【実施例】以下、本発明のダム用魚道設備を、添付図面
に示す一実施例に基づいて説明する。図1は本発明ダム
用魚道設備の全体概略を断面して示す側面図の左半分を
示す図、図2は図1の右半分を示す図、図3は本発明ダ
ム用魚道設備に付帯する集魚設備の平面図、図4(a)
〜(c)、図5(a)〜(c)、図6(a)(b)は本
発明ダム用魚道設備を用いて降下仔魚を集魚設備まで搬
送する方法を順を追って説明する図面である。
【0010】図面において、1はダム堤体、2はダム上
流側の貯水池、3はダム下流側に設けた集魚設備であ
り、本発明のダム用魚道設備は特にダム堤体1の上流壁
近傍までたどり着いた降下仔魚を集魚設備3迄搬送し、
集魚設備3からダム下流側の河川に放魚するものであ
り、次の如く構成している。
【0011】4はダム堤体1に設けられた天端道路1a
の下流側に、ダム堤体1の内部に向けて設けた空洞であ
り、後述する格納容器8を鉛直に落とし込むためのもの
である。
【0012】この空洞4は、ダム堤体1の正面に設けた
開口5と連続し、貯水池2の水が空洞4の中に侵入する
ように成っている。加えて、この空洞4の深さは、貯水
池2が最低水位の状態でも、格納容器8を空洞4に連続
する貯水池2に水没させるだけの深さと成されている。
また、前記開口5の高さは、貯水池2の水位変動に応じ
た高さ、すなわち、貯水池2の常時満水位から最低水位
迄をカバーできる高さと成されている。更に、空洞4の
上端開口4aの位置は、洪水時に、この上端開口4aか
ら貯水池2の水が下流に越流しないようにダムの天端と
一致させている。
【0013】ところで、空洞4の前記上端開口4aと、
ダム堤体1の背面には、投差が生じることになるが、前
記集魚設備3から空洞4の上部開口4a迄、降下仔魚や
遡上魚を搬送する搬送装置6の走行路(以下、「レー
ル」という)7は、上端開口4aの下流面に沿わせて布
設する。
【0014】このレール7の支持は、図示省略したが、
ダム堤体1の背面から鋼製の架構を設けたものでも良い
が、メンテナンスフリーの点及び景観を考慮すると、図
1に示すように、コンクリート製の突出したウォール1
bをダム堤体1の背面に設けたもので行うことが望まし
い。
【0015】なお、図1に示すような、コンクリート製
のウォール1bの場合には、導流壁に兼用できるので、
ダム越流部に近接させることも可能であり、また、ダム
越流部の真中に布設することも可能である。
【0016】9はダム堤体1の背面の傾斜に沿って布設
された前記レール7に案内されて例えばラック・ピニオ
ンによる自走や、ウインチによる索引によって斜昇降す
る走行台車であり、左右に分かれた底部車輪部9aと、
この底部車輪部9aを上方で左右一体と成した上部吊桁
部9bとで構成されている。そして、この走行台車9の
上部吊桁部9bには鉛直昇降機構である例えばウインチ
10が設置され、このウインチ10によって集魚設備3
によって集魚された遡上魚や、ダム堤体1の上流壁近傍
までたどり着いた降下仔魚を水と一緒に搬送する格納容
器8が支承されている。なお、10aは格納容器8を吊
下げるワイヤーロープである。
【0017】ところで、前記格納容器8における前記ワ
イヤーロープ10a先端に設置したフックの係合部8a
には、格納容器本体8bの周囲を上方から照明してダム
堤体1の上流壁近傍までたどり着いた降下仔魚を格納容
器本体8b内に誘導するための集魚灯8cを設置すると
ともに、格納容器本体8b上部開口に取り付けたスクリ
ーン8dの一部を開閉可能な構成とし、前記集魚灯8c
の照明によって格納容器本体8b内に誘導した降下仔魚
が格納容器本体8bから逃げださないようにしている。
【0018】また、前記レール7の上限位置は、このレ
ール7に案内されて斜昇降する走行台車9に、ウインチ
10を介して支承された格納容器8が、前記空洞4の上
端開口4aの直上位置にくるような位置であり、また下
限位置は、格納容器8が集魚設備3の受渡し槽3aに収
納されるような位置であり、従って、この下限位置のレ
ール7は受渡し槽3aを跨いで設置している。
【0019】すなわち、本発明のダム用魚道設備を構成
する搬送装置6は、レール7、格納容器8、走行台車
9、ウインチ10で構成されている。
【0020】本発明のダム用魚道設備は、上記したよう
な構成であり、次に、この魚道設備を用いてダム堤体1
の上流壁近傍までたどり着いた降下仔魚をダム下流側に
設けられた集魚設備3を介してダム下流側の河川に放魚
する方法について説明する。
【0021】ウインチ10を巻下げて格納容器8を空洞
4内に鉛直降下させ、夜間、格納容器本体8bを水没さ
せた状態でスクリーン8dの一部を開く。その後、集魚
灯8cを点灯して格納容器本体8bの周囲を照明し、降
下仔魚を格納容器本体8b内に導き入れる〔図4
(a)〕。
【0022】降下仔魚を格納容器本体8b内に導き入れ
た後、開いた状態のスクリーン8dの一部を閉じ、降下
仔魚を格納容器本体8b内に閉じ込める〔図4
(b)〕。降下仔魚を格納容器本体8b内に閉じ込めた
後は、ウインチ10を巻き上げて格納容器8を貯水池2
から離水させる。この時、格納容器本体8b内の水位は
格納容器本体8bの側壁に設けた水位調整管8eの作用
によって余水が排水され、所定の水位となる〔図4
(c)〕。所定の水位となった後は、スイベル管を回転
して水位調整管8eを起立させる。これによって、降下
仔魚の搬送中における格納容器8の揺れによって、格納
容器本体8b内の水が溢れだすことがなくなる。
【0023】さらにウインチ10を巻き上げて格納容器
8を空洞4から引き出した後、走行台車9をレール7に
沿って斜降下させる〔図5(a)、図5(b)〕。そし
て、走行台車9がレール7の下限位置まできたところ、
すなわち、集魚設備3の受渡し槽3a内に格納容器本体
8bが水没したところでこれを停止する。すると、格納
容器本体8bの内外水圧差によって格納容器本体8bの
底壁に設けた逆止弁8fが開き〔図5(c)〕、格納容
器本体8b内に受渡し槽3a内の水が注水される。そし
て、格納容器本体8bの内外水位が一緒になると逆止弁
8fが閉じる〔図6(a)〕。
【0024】上記した状態となった後、スクリーン8d
の一部を開いた後に集魚設備3の集魚槽3bと受渡し槽
3aの間を連通させた配管3cの途中に介設された注水
弁3dを開け、格納容器本体8b内の降下仔魚を余水槽
3e、呼び水管3fを介してダム下流側の河川に放魚す
る〔図6(b)〕。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のダム用魚
道設備では、降下仔魚の流下をダムや堰に設けられた水
門からの放流に依存するのではなく、安全かつ効率よく
行うことができる。
【0026】なお、本発明に適用する搬送装置は本実施
例に示した構成に限るものではなく、本出願人が先に提
案している各種魚道設備(例えば特願平5−18459
8号,特願平5−354245号,特願平5−3542
46号)等の各種搬送装置であってもよいことは言うま
でもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ダム用魚道設備の全体概略を断面して示
す側面図の左半分を示す図である。
【図2】本発明ダム用魚道の全体概略を断面して示す側
面図の右半分を示す図である。
【図3】本発明ダム用魚道設備に付帯する集魚設備の平
面図である。
【図4】(a)〜(c)は本発明ダム用魚道設備を用い
て降下仔魚を集魚設備まで搬送する方法を順を追って説
明する図面である。
【図5】(a)〜(c)は本発明ダム用魚道設備を用い
て降下仔魚を集魚設備まで搬送する方法を順を追って説
明する図面である。
【図6】(a)(b)は本発明ダム用魚道設備を用いて
降下仔魚を集魚設備まで搬送する方法を順を追って説明
する図面である。
【符号の説明】
2 貯水池 6 搬送装置 7 レール 8 格納容器 8c 集魚灯 8d スクリーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平山 健一 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内 (72)発明者 宇都 欣弘 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダム貯水池と下流河川間において魚を機
    械的に搬送するダム用魚道設備であって、魚の格納容器
    又はこの格納容器の搬送装置に、格納容器内に魚を誘導
    する集魚灯を取り付けるとともに、格納容器には誘導し
    た魚が逃げださないようにするための開閉可能なスクリ
    ーンを設置したことを特徴とするダム用魚道設備。
JP7148631A 1995-06-15 1995-06-15 ダム用魚道設備 Pending JPH093864A (ja)

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JP7148631A JPH093864A (ja) 1995-06-15 1995-06-15 ダム用魚道設備

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JP7148631A JPH093864A (ja) 1995-06-15 1995-06-15 ダム用魚道設備

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ID=15457116

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