JPH0938567A - 硬基板塗布方法 - Google Patents

硬基板塗布方法

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JPH0938567A
JPH0938567A JP21133395A JP21133395A JPH0938567A JP H0938567 A JPH0938567 A JP H0938567A JP 21133395 A JP21133395 A JP 21133395A JP 21133395 A JP21133395 A JP 21133395A JP H0938567 A JPH0938567 A JP H0938567A
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nip roller
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bar
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Shigemitsu Mizutani
重光 水谷
Yasuyoshi Yao
泰敬 八尾
Masafumi Ozaki
政文 尾崎
Tatsuya Emoto
辰弥 江本
Shinya Yamazaki
信哉 山崎
Tatsugo Mitamura
竜吾 三田村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロッド外周にワイヤを密着させて巻付けたマ
イクロロッドバーの下部を塗布液槽に浸漬し、このマイ
クロロッドバーとその上方に対向配置されたニップロー
ラとの間に硬基板を挟んで送ることにより、硬基板の下
面に塗布液を塗布する場合に、硬基板の送り速度の微少
変動による塗布ムラ特に横段ムラの発生を防止し、均質
な厚さに塗布できるようにする 【解決手段】 ニップローラが硬基板を挾んだ状態での
有効径の周速度がマイクロロッドバーの周速度よりも大
とならないようにマイクロロッドバーの回転速度を設定
しつつ塗布を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術】本発明は、ガラス基板を用いた液
晶表示板などの製造に用いられ、フォトレジストなどの
塗布液を硬基板に薄く均一に塗布するための硬基板塗布
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶板の製造工程の中には、ガラス基板
などの硬基板にフォトレジストなどの塗布液を薄く均一
な厚さに塗布する工程がある。例えばカラー液晶板の製
造においては、透明電極を予め形成したガラス基板に、
フォトレジストの機能を有する赤のカラ−モザイク液を
均一に塗布した後、露光して赤に対応するカラ−モザイ
クを硬化させ、未硬化部分を除去し加熱乾燥(ベーク)
することにより赤のカラーモザイクを形成している。そ
してこれと同様な処理を緑、青などの他の色について繰
り返している。
【0003】このようにフォトレジストとなる塗布液を
塗布する場合、この液は均一な厚さ(例えば2μ±5%
程度)に厳密に管理して薄く塗布する必要がある。この
塗布の厚さが不均一であると、光の透過率のむらが生
じ、品質の低下を招くことになるからである。
【0004】従来はこの塗布のためにスピンコータが用
いられていた。このスピンコータは回転させたガラス基
板の回転中心付近に塗布液を滴下し、この液を遠心力を
利用して飛散させることにより塗布するものである。し
かしこのスピンコータを用いる方法ではガラス基板の交
換に手間取り作業能率が悪くなるばかりでなく、飛散し
て捨てられる液の量が増えることになる。このためコス
トアップになるという問題があった。
【0005】そこで水平に配設された上下一対のローラ
間にガラス基板を挟んで塗布する装置を用いることが考
えられている。この装置は下のローラとなるマイクロロ
ッドバーの下部を塗布液に浸漬し、このマイクロロッド
バーとこの上方に位置するニップローラとの間にガラス
基板を挟んで送りながら、マイクロロッドバーによりガ
ラス基板の下面に塗布するものである。
【0006】ここに用いるマイクロロッドバーはロッド
状の芯金にステンレスなどのワイヤを密着させて巻き付
けたものである。またニップローラは芯金の外周を所定
の厚さのゴムで覆ったものであり、ゴムの弾力性を利用
してガラス基板を押圧するものである。
【0007】
【従来技術の問題点】しかしこの装置で塗布する場合に
は、塗布面にガラス基板の送り方向に直交する方向(基
板幅方向)に長い塗布ムラ(横段ムラという)が発生す
るという問題があった。そこでその原因を調べたとこ
ろ、この横段ムラの発生の原因は、ガラス基板の送り速
度の微少な変動にあることが解った。
【0008】この送り速度の変動はさらに次の原因によ
るものと考えられる。ニップローラをガラス基板に押圧
した時にはその表面のゴムが圧縮され、ゴムの一部がガ
ラス基板の接触部分の両側へ膨出する。ニップローラは
ガラス基板を送出する方向に回転しているので、この膨
出したゴムはガラス基板の進入側で次第に増大する(バ
ルジ現象という)。
【0009】そしてこの膨出したゴムが一定の量を越え
ると一気にガラス基板との接触部分を乗り越えてガラス
基板の脱出側に移動する。この時にガラス基板の送り速
度が一時的に増加する。以上のようにガラス基板の進入
側に膨出するゴムの膨出量が一定量を越える度にガラス
基板の送り速度が変動し、この結果ガラス基板の幅方向
に平行なムラ(横段ムラ)が発生するものと考えられ
る。
【0010】
【発明の目的】本発明はこのような事情に鑑みなされた
ものであり、硬基板の送り速度の微少な変動による塗布
ムラ特に横段ムラの発生を防止し、均質な厚さに塗布す
ることができる硬基板塗布方法を提供することを目的と
する。
【0011】
【発明の構成】本発明によればこの目的は、ロッド外周
にワイヤを密着させて巻付けたマイクロロッドバーの下
部を塗布液槽に浸漬し、このマイクロロッドバーとその
上方に対向配置されたニップローラとの間に硬基板を挟
んで送ることにより、前記硬基板の下面に塗布液を塗布
する硬基板塗布方法において、前記ニップローラが前記
硬基板を挾んだ状態での有効径の周速度が前記マイクロ
ロッドバーの周速度よりも大とならないようにマイクロ
ロッドバーおよびニップローラの少くとも一方の回転速
度を設定し塗布を行うことを特徴とする硬基板塗布方
法、により達成される。
【0012】
【発明の実施の態様】図1は本発明の一実施例の全体配
置図、図2はその塗布部の斜視図、図3はその非塗布状
態を示す断面図、図4は同じく塗布状態を示す断面図、
図5はマイクロロッドバーの断面図である。
【0013】図において、符号10は液晶板のカラーフ
ィルタに用いるガラス基板であり、硬基板となるもので
ある。このガラス基板10は例えば幅300〜500m
m、長さ400〜700mm、厚さ0.7〜1.1mm
のものである。
【0014】12は塗布液槽、14はマイクロロッドバ
ーである。マイクロロッドバー14は断面円形のステン
レス製ロッド14A(図5参照)の表面に細いステンレ
スのワイヤ14Bを密着するように巻き付けたものであ
り、金属線間の溝による毛細管現象を利用して液を塗布
するものである。マイクロロッドバー14は塗布液槽1
2の中に設けたバックアップ材16(図3、4)に載っ
た状態でモータ駆動される。
【0015】塗布液はマイクロロッドバー14の下部が
十分に浸るようにその液面が一定に管理されている。な
おマイクロロッドバー14の外径(直径)は約12mm
である。20はニップローラであり、マイクロロッドバ
ー14の上方に保持されている。このニップローラ20
はステンレス製の芯金20Aの外周面にゴム層20Bを
一定の厚さに設けたものである。
【0016】ガラス基板10はその左右両縁を搬送ロー
ラ22に載せた状態で図1、2、3の左側から一定速度
で搬送され、その前縁がマイクロロッドバー14とニッ
プローラ20の間に進入する。図2で24はこの搬送ロ
ーラ22の駆動機構を収容するケースである。
【0017】このガラス基板10はそれ以後はマイクロ
ロッドバー14およびニップローラ20の回転により右
側へ一定速度で送られ、その間にマイクロロッドバー1
4によってガラス基板10の下面に液が塗布されるもの
である。そして塗布が終ったガラス基板10はその左右
両縁を搬送ローラ22に載せられてさらに送られ塗布液
が乾燥される。
【0018】マイクロロッドバー14とニップローラ2
0とは別々の電動モータ(図示せず)によって回転駆動
され、それぞれ独立に速度制御可能である。ここにニッ
プローラ20がガラス基板10を挾んだ図4の状態で
は、その半径R0は圧縮されて有効半径Rとなり、この
有効半径Rの周速度RWが、マイクロロッドバー14の
周速度(d/2+t)wよりも大とならないように、両
者の少くとも一方の回転速度が制御される。
【0019】ここにRはニップローラ20の有効半径、
Wはニップローラ20の角速度(ラジアン/sec)、
dはマイクロロッドバー14のロッド14Aの直径、t
はワイヤ14Bの直径、wはマイクロロッドバー14の
角速度(ラジアン/sec)である。前記の関係は、
[RW≦(d/2+t)w]で表すことができる。
【0020】またこの関係式は次のように表現すること
が可能である。すなわちニップローラ20の有効半径R
は、図3に示すように、その非圧縮時の半径R0 と、マ
イクロロッドバー14のクリヤランスCと、ガラス基板
10の厚さTとを用いて、[R=R0 −(T−C)]で
表すことができる。また角速度W、wはそれぞれの回転
速度をN、n(R.P.M)とすれば、W=πN/6
0、w=πn/60(ラジアン/sec)となる。従っ
て前記の関係式は、:π[R0 −(T−C)]・N≦π
(d/2+t)・n:となる。
【0021】この関係式が成立するようにマイクロロッ
ドバー14およびニップローラ20の少くとも一方の速
度を制御すれば、図4に示す塗布時において、ニップロ
ーラ20のガラス基板進入側にできるゴム層20Bの膨
出部分20Cは増大するおそれがない。従ってこの膨出
部分20Cが塗布中に増大してガラス基板10との間を
乗り越えることがなくなり、ガラス基板10の送り速度
の変動を防ぐことができる。
【0022】なお厚さが異なるガラス基板10を塗布す
る場合には、ニップローラ20とマイクロロッドバー1
4とのクリヤランスCを調節するのが望ましい。しかし
この発明によれば、このクリヤランスCを変更せずマイ
クロロッドバー14およびニップローラ20の少くとも
一方の速度制御だけで簡単に対応することも可能にな
る。このため板厚が異なるガラス基板10を塗布する場
合に速やかに対応でき、装置の稼動率向上に適する。
【0023】
【発明の効果】請求項1の発明は以上のように、ニップ
ローラの塗布時の有効径の周速度が、マイクロロッドバ
ーの周速度よりも大とならないようにマイクロロッドバ
ーおよびニップローラの少くとも一方の速度を設定して
おくから、ニップローラのガラス基板の進入側接触部分
にできる膨出部分が塗布中に増大することがない。
【0024】このためこの膨出部分が増大してガラス基
板との間を乗り越えてガラス基板の脱出側へ移動するこ
とが無くなり、ガラス基板の送り速度の変動が防止さ
れ、塗布厚の変動(横段ムラ)がない均一厚さの優れた
塗布面仕上り状態を得ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体配置図
【図2】その塗布部の斜視図
【図3】その非塗布状態を示す断面図
【図4】同じく塗布状態を示す断面図
【図5】マイクロロッドバーの断面図
【符号の説明】
10 硬基板としてのガラス基板 12 塗布液槽 14 マイクロロッドバー 20 ニップローラ 20B ゴム層 20C 膨出部分
フロントページの続き (72)発明者 江本 辰弥 神奈川県綾瀬市小園1005番地 富士マイク ログラフイックス株式会社内 (72)発明者 山崎 信哉 神奈川県綾瀬市小園1005番地 富士マイク ログラフイックス株式会社内 (72)発明者 三田村 竜吾 東京都港区西麻布2丁目26番30号 富士写 真フイルム株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロッド外周にワイヤを密着させて巻付け
    たマイクロロッドバーの下部を塗布液槽に浸漬し、この
    マイクロロッドバーとその上方に対向配置されたニップ
    ローラとの間に硬基板を挟んで送ることにより、前記硬
    基板の下面に塗布液を塗布する硬基板塗布方法におい
    て、前記ニップローラが前記硬基板を挾んだ状態での有
    効径の周速度が前記マイクロロッドバーの周速度よりも
    大とならないようにマイクロロッドバーおよびニップロ
    ーラの少くとも一方の回転速度を設定し塗布を行うこと
    を特徴とする硬基板塗布方法。
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