JPH0937945A - 電気加熱器 - Google Patents
電気加熱器Info
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- JPH0937945A JPH0937945A JP19998395A JP19998395A JPH0937945A JP H0937945 A JPH0937945 A JP H0937945A JP 19998395 A JP19998395 A JP 19998395A JP 19998395 A JP19998395 A JP 19998395A JP H0937945 A JPH0937945 A JP H0937945A
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- plate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】電気式ヒータを有する加熱盤の上に液体収納容
器が載置されるようになされた電気加熱器において、前
記容器が載置されていないことによる過熱を防止し、且
つ使用者の誤使用による火傷を未然に防止できる電気加
熱器を提供することを目的とする。 【構成】液体収納容器の底部温度を検知する温度検知装
置を加熱盤に対して上下に摺動自在に設け、且つ付勢手
段によって常時上方へ付勢し、前記液体収納容器が前記
加熱盤から取り外された時に前記温度検知装置を上限位
置に移動させると共に温度検知装置のバイメタル板の一
端部を加熱盤下面に近接する位置に移動させた。
器が載置されるようになされた電気加熱器において、前
記容器が載置されていないことによる過熱を防止し、且
つ使用者の誤使用による火傷を未然に防止できる電気加
熱器を提供することを目的とする。 【構成】液体収納容器の底部温度を検知する温度検知装
置を加熱盤に対して上下に摺動自在に設け、且つ付勢手
段によって常時上方へ付勢し、前記液体収納容器が前記
加熱盤から取り外された時に前記温度検知装置を上限位
置に移動させると共に温度検知装置のバイメタル板の一
端部を加熱盤下面に近接する位置に移動させた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、酒や牛乳等が収納さ
れる液体収納容器を加熱盤に対して着脱自在に設けた電
気加熱器に関するものである。
れる液体収納容器を加熱盤に対して着脱自在に設けた電
気加熱器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来一般の電気加熱器は、ヒータを加熱
用熱源として、該ヒータを有する加熱盤の上に取り外し
できる容器を設け、該容器底面が前記加熱盤に接触する
ように配置し、前記容器内の内容物は前記ヒータの熱を
前記加熱盤を介しての熱伝導により加熱されるように構
成されている。そして、該容器の内容物を取り出す場合
は、前記加熱盤から容器のみを取り外して使用する電気
加熱器が知られている。
用熱源として、該ヒータを有する加熱盤の上に取り外し
できる容器を設け、該容器底面が前記加熱盤に接触する
ように配置し、前記容器内の内容物は前記ヒータの熱を
前記加熱盤を介しての熱伝導により加熱されるように構
成されている。そして、該容器の内容物を取り出す場合
は、前記加熱盤から容器のみを取り外して使用する電気
加熱器が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな電気加熱器においては、内容物を取り出す場合、容
器を加熱盤上から取り外して行うのであるが、この状態
においては、前記容器が加熱盤上にないことから、前記
加熱盤が外部にむき出しの状態になり、前記ヒータへの
通電が継続して行われていると、使用者が使用方法を誤
って不用意に前記加熱盤に触れると火傷をおう虞れがあ
った。また、加熱盤の過熱によって火災になる虞れもあ
った。
うな電気加熱器においては、内容物を取り出す場合、容
器を加熱盤上から取り外して行うのであるが、この状態
においては、前記容器が加熱盤上にないことから、前記
加熱盤が外部にむき出しの状態になり、前記ヒータへの
通電が継続して行われていると、使用者が使用方法を誤
って不用意に前記加熱盤に触れると火傷をおう虞れがあ
った。また、加熱盤の過熱によって火災になる虞れもあ
った。
【0004】この発明は、上記の問題点に鑑みて行った
もので、容器が載置されていないことによる過熱を防止
し、且つ使用者の誤使用による火傷を未然に防止する電
気加熱器を提供することを目的とする。
もので、容器が載置されていないことによる過熱を防止
し、且つ使用者の誤使用による火傷を未然に防止する電
気加熱器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】ヒータを有する加熱盤
と、該加熱盤の上に着脱自在に載置され前記ヒータによ
って加熱される液体収納容器と、前記加熱盤に対して上
下に揺動自在に設けられ、前記液体収納容器の底部温度
を検出すると共に、該検出値が設定温度となった時に作
動し前記ヒータへの通電を断つ温度検知装置と、該温度
検知装置を常時上方に付勢し、前記液体収納容器が前記
加熱盤から取り外された時に前記温度検知装置を上限位
置に移動させる付勢手段とを備えた電気加熱器におい
て、前記温度検知装置は、前記加熱盤の透孔から露出さ
せ前記液体収納容器の底面に接触する感熱体と、該感熱
体に一端を固着し他端を前記加熱盤の下面に所定の間隔
を有して対向させ、前記感熱体からの熱伝導によって作
動するバイメタル板とから構成され、前記液体収納容器
が上限位置の時、前記バイメタル板の他端を前記加熱盤
下面に近接させ、主として前記加熱盤からの熱輻射によ
って前記バイメタル板を作動させた。また、前記バイメ
タル板の他端を前記加熱盤下面に接触させ、主として加
熱盤からの熱伝導によって前記バイメタル板を作動させ
た。
と、該加熱盤の上に着脱自在に載置され前記ヒータによ
って加熱される液体収納容器と、前記加熱盤に対して上
下に揺動自在に設けられ、前記液体収納容器の底部温度
を検出すると共に、該検出値が設定温度となった時に作
動し前記ヒータへの通電を断つ温度検知装置と、該温度
検知装置を常時上方に付勢し、前記液体収納容器が前記
加熱盤から取り外された時に前記温度検知装置を上限位
置に移動させる付勢手段とを備えた電気加熱器におい
て、前記温度検知装置は、前記加熱盤の透孔から露出さ
せ前記液体収納容器の底面に接触する感熱体と、該感熱
体に一端を固着し他端を前記加熱盤の下面に所定の間隔
を有して対向させ、前記感熱体からの熱伝導によって作
動するバイメタル板とから構成され、前記液体収納容器
が上限位置の時、前記バイメタル板の他端を前記加熱盤
下面に近接させ、主として前記加熱盤からの熱輻射によ
って前記バイメタル板を作動させた。また、前記バイメ
タル板の他端を前記加熱盤下面に接触させ、主として加
熱盤からの熱伝導によって前記バイメタル板を作動させ
た。
【0006】
【作用】本発明の電気加熱器の構成によれば、温度検知
装置が上限位置において、バイメタル板を加熱盤下面に
近接させたので、電源スイッチが通電されている状態で
液体収納容器が加熱盤から取り外されると、温度検知装
置の上動によるバイメタル板の加熱盤下面への近接によ
って、加熱盤下面近傍の高温となった雰囲気温度をバイ
メタル板が検出するようになる為、加熱盤からの輻射熱
によってバイメタル板が作動しヒータへの通電が遮断さ
れるようになる。これに対し、液体収納容器が加熱盤上
に載置されている場合は、液体収納容器によって温度検
知装置が下動し、これによって、バイメタル板は加熱盤
下面の温度の影響を受けない位置に遠ざかる為、バイメ
タル板は感熱体からの熱伝導によって液体収納容器底面
の温度を検出するようになる。
装置が上限位置において、バイメタル板を加熱盤下面に
近接させたので、電源スイッチが通電されている状態で
液体収納容器が加熱盤から取り外されると、温度検知装
置の上動によるバイメタル板の加熱盤下面への近接によ
って、加熱盤下面近傍の高温となった雰囲気温度をバイ
メタル板が検出するようになる為、加熱盤からの輻射熱
によってバイメタル板が作動しヒータへの通電が遮断さ
れるようになる。これに対し、液体収納容器が加熱盤上
に載置されている場合は、液体収納容器によって温度検
知装置が下動し、これによって、バイメタル板は加熱盤
下面の温度の影響を受けない位置に遠ざかる為、バイメ
タル板は感熱体からの熱伝導によって液体収納容器底面
の温度を検出するようになる。
【0007】また、バイメタル板を加熱盤下面に接触さ
せることで加熱盤の熱がバイメタル板に直接伝達され、
バイメタル板がヒータへの通電を停止するように作動す
る。
せることで加熱盤の熱がバイメタル板に直接伝達され、
バイメタル板がヒータへの通電を停止するように作動す
る。
【0008】
【実施例】以下図1〜図3に示す本発明の実施例の酒か
ん器につき詳細に説明する。図1は本発明の酒かん器の
側面図、図2は図1のA−Aから切断した要部断面図で
ある。図において、1は酒を収納する液体収納容器2
と、該液体収納容器2を着脱自在に載置する本体12と
からなる酒かん器を示し、3はコントロールパネル、4
は横方向にスライドする温度調節つまみ、5はヒータ通
電時に点灯するランプ、37は電源スイッチである。
ん器につき詳細に説明する。図1は本発明の酒かん器の
側面図、図2は図1のA−Aから切断した要部断面図で
ある。図において、1は酒を収納する液体収納容器2
と、該液体収納容器2を着脱自在に載置する本体12と
からなる酒かん器を示し、3はコントロールパネル、4
は横方向にスライドする温度調節つまみ、5はヒータ通
電時に点灯するランプ、37は電源スイッチである。
【0009】前記液体収納容器2は陶器や磁器等の瀬戸
物からなり、中央部から下部に渡って一体に設けられた
把手6と、注液口23と、上部に形成された給液口7
と、底部中央に形成された開口8と、該開口8を下方か
ら覆うように固着されることで容器底面を構成する丸皿
状の底板9とから構成されている。
物からなり、中央部から下部に渡って一体に設けられた
把手6と、注液口23と、上部に形成された給液口7
と、底部中央に形成された開口8と、該開口8を下方か
ら覆うように固着されることで容器底面を構成する丸皿
状の底板9とから構成されている。
【0010】前記底板9はアルミニウム等の良熱伝導金
属の略円盤形状をした薄板からなり、外周にリブ10を
有した断面略コ字形状に形成されている。そして、前記
液体収納容器2の前記開口8の周縁部に外側から凹状に
形成された環状溝11内に、前記リブ10を挿入すると
共に、シリコン等の接着材(C)で前記環状溝11を充
填し、前記液体収納容器2内部の液体が外に漏れないよ
うに密閉されている。
属の略円盤形状をした薄板からなり、外周にリブ10を
有した断面略コ字形状に形成されている。そして、前記
液体収納容器2の前記開口8の周縁部に外側から凹状に
形成された環状溝11内に、前記リブ10を挿入すると
共に、シリコン等の接着材(C)で前記環状溝11を充
填し、前記液体収納容器2内部の液体が外に漏れないよ
うに密閉されている。
【0011】前記本体12は、上下に開口を有した略円
筒形状の本体ケース13と、該本体ケース13の下側開
口を閉じる底蓋14と、前記本体ケース13の上側開口
に設けられ、前記液体収納容器2を着脱自在に載置し且
つ加熱する加熱盤15と、該加熱盤15に埋設されたシ
ーズヒータ16と、前記液体収納容器2内の液体の温度
を検知し、検知温度が設定値になるように前記ヒータ1
6への通電を制御する温度検知装置17とから構成され
ている。
筒形状の本体ケース13と、該本体ケース13の下側開
口を閉じる底蓋14と、前記本体ケース13の上側開口
に設けられ、前記液体収納容器2を着脱自在に載置し且
つ加熱する加熱盤15と、該加熱盤15に埋設されたシ
ーズヒータ16と、前記液体収納容器2内の液体の温度
を検知し、検知温度が設定値になるように前記ヒータ1
6への通電を制御する温度検知装置17とから構成され
ている。
【0012】前記加熱盤15は、外周部にフランジ18
が一体に形成され、該フランジ18を前記本体ケース1
3の上側開口周縁に、下方から弾性部材22を間に介在
させて密着させるように固定されている。そして、中央
に後述する感熱体19を挿通する透孔20が形成される
と共に、前記透孔20の周縁部に一段上方に上がった環
状リブ21が一体に立設されている。
が一体に形成され、該フランジ18を前記本体ケース1
3の上側開口周縁に、下方から弾性部材22を間に介在
させて密着させるように固定されている。そして、中央
に後述する感熱体19を挿通する透孔20が形成される
と共に、前記透孔20の周縁部に一段上方に上がった環
状リブ21が一体に立設されている。
【0013】図3は前記液体収納容器を取り外した時の
前記温度検知装置17の拡大図である。
前記温度検知装置17の拡大図である。
【0014】前記温度検知装置17は、以下のような構
成となっている。即ち、19はステンレスまたはアルミ
からなる略円柱型で天面36が平面となった感熱体、2
4は前記感熱体19の側壁に形成された環状溝25に嵌
合されたシリコンゴムなどの輪からなる密封部材26で
ある、前記感熱体19は前記加熱盤15の中央に設けら
れた前記透孔20から前記天面36を上方に突出させる
と共に、前記透孔20の内側面に前記密封部材26を介
して、上下に摺動自在に設けられ、前記感熱体19の前
記天面36及び密封部材26の上面26aが前記リブの
上端部21bよりも上方に位置するように構成されてい
る。
成となっている。即ち、19はステンレスまたはアルミ
からなる略円柱型で天面36が平面となった感熱体、2
4は前記感熱体19の側壁に形成された環状溝25に嵌
合されたシリコンゴムなどの輪からなる密封部材26で
ある、前記感熱体19は前記加熱盤15の中央に設けら
れた前記透孔20から前記天面36を上方に突出させる
と共に、前記透孔20の内側面に前記密封部材26を介
して、上下に摺動自在に設けられ、前記感熱体19の前
記天面36及び密封部材26の上面26aが前記リブの
上端部21bよりも上方に位置するように構成されてい
る。
【0015】27は一端を前記感熱体19に固着され、
他端を前記加熱盤下面に対向させて配置され、他端の下
方に突出した絶縁性突起28を設けたバイメタル板で、
主に、前記感熱体19からの熱伝導によって加熱され、
設定温度になると下方に屈曲するように構成されてい
る。
他端を前記加熱盤下面に対向させて配置され、他端の下
方に突出した絶縁性突起28を設けたバイメタル板で、
主に、前記感熱体19からの熱伝導によって加熱され、
設定温度になると下方に屈曲するように構成されてい
る。
【0016】29は前記バイメタル板27の屈曲による
前記突起28の上下動によって接点29a,29bを開
閉し、前記ヒータ16への通電を制御する接点金具、3
0は前記接点金具29の作動位置を調節する調節軸、3
1は前記調節軸30に固定されたレバー、32は端部に
前記温度調節つまみ4が設けられ、前記本体ケース13
の外部から前記温度調節つまみ4を操作することにより
前記レバー31を作動させ、設定温度を可変する操作レ
バー、33は前記感熱体を前記加熱盤の透孔から突出さ
せるよう前記温度検知装置17全体を常時上方へ付勢す
るコイルバネ、34は一端を前記加熱盤にビス止めさ
れ、他端に前記温度検知装置の摺動軸35を挿通し、前
記温度検知装置17を上下動自在に支持する支持板であ
る。
前記突起28の上下動によって接点29a,29bを開
閉し、前記ヒータ16への通電を制御する接点金具、3
0は前記接点金具29の作動位置を調節する調節軸、3
1は前記調節軸30に固定されたレバー、32は端部に
前記温度調節つまみ4が設けられ、前記本体ケース13
の外部から前記温度調節つまみ4を操作することにより
前記レバー31を作動させ、設定温度を可変する操作レ
バー、33は前記感熱体を前記加熱盤の透孔から突出さ
せるよう前記温度検知装置17全体を常時上方へ付勢す
るコイルバネ、34は一端を前記加熱盤にビス止めさ
れ、他端に前記温度検知装置の摺動軸35を挿通し、前
記温度検知装置17を上下動自在に支持する支持板であ
る。
【0017】そして、このような前記温度検知装置17
は、前記コイルバネ33の付勢力によって、常に上方向
へ付勢され、前記液体収納容器2が前記加熱盤15から
取り外された状態では、図3に示すように前記温度検知
装置17は前記付勢手段33によって上限位置に上動す
ると共に前記バイメタル板27が前記加熱盤15下面に
近接する位置に移動するように構成されている。
は、前記コイルバネ33の付勢力によって、常に上方向
へ付勢され、前記液体収納容器2が前記加熱盤15から
取り外された状態では、図3に示すように前記温度検知
装置17は前記付勢手段33によって上限位置に上動す
ると共に前記バイメタル板27が前記加熱盤15下面に
近接する位置に移動するように構成されている。
【0018】一方、前記液体収納容器2が前記加熱盤1
5に載置されると、前記感熱体19の天面36が前記液
体収納容器2の底板9に当接し、前記液体収納容器2の
重量によって前記温度検知装置17は下限位置に下動す
ると共に、前記バイメタル板27は、前記加熱盤15下
面から所定間隔を有した位置に移動するように構成され
ている。
5に載置されると、前記感熱体19の天面36が前記液
体収納容器2の底板9に当接し、前記液体収納容器2の
重量によって前記温度検知装置17は下限位置に下動す
ると共に、前記バイメタル板27は、前記加熱盤15下
面から所定間隔を有した位置に移動するように構成され
ている。
【0019】次に、以上のように構成された酒かん器に
ついてその動作について説明する。前記液体収納容器2
を前記本体12の前記加熱盤15上に載置すると、図2
に示すように前記液体収納容器2の前記底板9が前記温
度検知装置17の感熱体19の天面36に当接し、前記
コイルバネ33を圧縮して前記温度検知装置17を下動
させる。この状態でヒータに通電すると、前記加熱盤1
5が加熱され、その熱が前記底板9を介して容器内の液
体に伝達され、湯が沸かされる。そして容器内の湯が前
記操作レバーによって設定された所定の温度になったな
らば、それを前記感熱体19からの熱伝導にて前記バイ
メタル板27が感知し、前記接点金具29を作動させて
前記ヒータ16の通電を遮断する。その後、容器内の液
体の温度が前記所定の温度以下となると、前記バイメタ
ル板27が復帰し、再び前記ヒータ16へ通電される。
ついてその動作について説明する。前記液体収納容器2
を前記本体12の前記加熱盤15上に載置すると、図2
に示すように前記液体収納容器2の前記底板9が前記温
度検知装置17の感熱体19の天面36に当接し、前記
コイルバネ33を圧縮して前記温度検知装置17を下動
させる。この状態でヒータに通電すると、前記加熱盤1
5が加熱され、その熱が前記底板9を介して容器内の液
体に伝達され、湯が沸かされる。そして容器内の湯が前
記操作レバーによって設定された所定の温度になったな
らば、それを前記感熱体19からの熱伝導にて前記バイ
メタル板27が感知し、前記接点金具29を作動させて
前記ヒータ16の通電を遮断する。その後、容器内の液
体の温度が前記所定の温度以下となると、前記バイメタ
ル板27が復帰し、再び前記ヒータ16へ通電される。
【0020】一方、液体収納容器2を前記加熱盤15の
上から取り外した状態においては、図3に示すようにコ
イルバネ33の弾性力によって温度検知装置17が上限
位置に上動する。
上から取り外した状態においては、図3に示すようにコ
イルバネ33の弾性力によって温度検知装置17が上限
位置に上動する。
【0021】これによって、前記バイメタル板27が前
記加熱盤15の下面に近接する位置に移動するのである
が、この加熱盤下面近傍は、前記ヒータ16通電時、ヒ
ータによる加熱によって雰囲気温度が非常に高温となっ
ている為、温度検知装置17が上動すると前記バイメタ
ル板27によって高温の雰囲気温度が直接検出されるよ
うになり、前記加熱盤15からの輻射熱によってバイメ
タル板27が作動し、前記接点金具29をOFFさせ、
前記ヒータ16への通電が停止されるようになる。
記加熱盤15の下面に近接する位置に移動するのである
が、この加熱盤下面近傍は、前記ヒータ16通電時、ヒ
ータによる加熱によって雰囲気温度が非常に高温となっ
ている為、温度検知装置17が上動すると前記バイメタ
ル板27によって高温の雰囲気温度が直接検出されるよ
うになり、前記加熱盤15からの輻射熱によってバイメ
タル板27が作動し、前記接点金具29をOFFさせ、
前記ヒータ16への通電が停止されるようになる。
【0022】この状態において、使用者が誤って前記加
熱盤に触れた場合、前記ヒータへの通電が停止されてい
る為、加熱盤は高温となっておらず、使用者が火傷を負
う問題を未然に防ぐことができる。また、過熱による火
災の心配もなくなる。
熱盤に触れた場合、前記ヒータへの通電が停止されてい
る為、加熱盤は高温となっておらず、使用者が火傷を負
う問題を未然に防ぐことができる。また、過熱による火
災の心配もなくなる。
【0023】次に、図4は他の実施例を示す温度検知装
置の断面図を示す。この実施例では、液体収納容器2の
取り外しにより温度検知装置17が上動すると、バイメ
タル板27が加熱盤15下面に接触するように構成され
ている。この場合、加熱盤15の熱は熱伝導によって直
接バイメタル板17に伝達されるようになり、液体収納
容器2の取り外しによるヒータ16への通電停止が確実
に行われるようになる。
置の断面図を示す。この実施例では、液体収納容器2の
取り外しにより温度検知装置17が上動すると、バイメ
タル板27が加熱盤15下面に接触するように構成され
ている。この場合、加熱盤15の熱は熱伝導によって直
接バイメタル板17に伝達されるようになり、液体収納
容器2の取り外しによるヒータ16への通電停止が確実
に行われるようになる。
【0024】
【発明の効果】この発明によれば、液体収納容器の取り
外しに伴う温度検知装置の上限位置への移動によって、
バイメタル板を加熱盤下面に近接または接触させたの
で、加熱盤からの輻射熱または熱伝導によってバイメタ
ル板が作動しヒータへの通電が停止されるようになる
為、使用者が誤って加熱盤へ触れても火傷を負うことが
防止され、過熱による火災も未然に防ぐことができる。
外しに伴う温度検知装置の上限位置への移動によって、
バイメタル板を加熱盤下面に近接または接触させたの
で、加熱盤からの輻射熱または熱伝導によってバイメタ
ル板が作動しヒータへの通電が停止されるようになる
為、使用者が誤って加熱盤へ触れても火傷を負うことが
防止され、過熱による火災も未然に防ぐことができる。
【図1】本発明の酒かん器の側面図。
【図2】図1の酒かん器の要部断面図。
【図3】温度検知装置の拡大一部断面図。
【図4】他の実施例の温度検知装置を示す断面図。
2 液体収納容器 15 加熱盤 16 ヒーター 17 温度検知装置 19 感熱体 27 バイメタル板 33 付勢手段
Claims (2)
- 【請求項1】ヒータを有する加熱盤と、該加熱盤の上に
着脱自在に載置され前記ヒータによって加熱される液体
収納容器と、前記加熱盤に対して上下に揺動自在に設け
られ、前記液体収納容器の底部温度を検出すると共に、
該検出値が設定温度となった時に作動し前記ヒータへの
通電を断つ温度検知装置と、該温度検知装置を常時上方
に付勢し、前記液体収納容器が前記加熱盤から取り外さ
れた時に前記温度検知装置を上限位置に移動させる付勢
手段とを備えた電気加熱器において、前記温度検知装置
は、前記加熱盤の透孔から露出させ前記液体収納容器の
底面に接触する感熱体と、該感熱体に一端を固着し他端
を前記加熱盤の下面に所定の間隔を有して対向させ、前
記感熱体からの熱伝導によって作動するバイメタル板と
から構成され、前記液体収納容器が上限位置の時、前記
バイメタル板の他端を前記加熱盤下面に近接させ、主と
して前記加熱盤からの熱輻射によって前記バイメタル板
を作動させることを特徴とする電気加熱器。 - 【請求項2】ヒータを有する加熱盤と、該加熱盤の上に
着脱自在に載置され前記ヒータによって加熱される液体
収納容器と、前記加熱盤に対して上下に揺動自在に設け
られ、前記液体収納容器の底部温度を検出すると共に、
該検出値が設定温度となった時に作動し前記ヒータへの
通電を断つ温度検知装置と、該温度検知装置を常時上方
に付勢し、前記液体収納容器が前記加熱盤から取り外さ
れた時に前記温度検知装置を上限位置に移動させる付勢
手段とを備えた電気加熱器において、前記温度検知装置
は、前記加熱盤の透孔から露出させ前記液体収納容器の
底面に接触する感熱体と、該感熱体に一端を固着し他端
を前記加熱盤の下面に所定の間隔を有して対向させ、前
記感熱体からの熱伝導によって作動するバイメタル板と
から構成され、前記液体収納容器が上限位置の時、前記
バイメタル板の他端を前記加熱盤下面に接触させ、主と
して前記加熱盤からの熱伝導によって前記バイメタル板
を作動させることを特徴とする電気加熱器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19998395A JP3281765B2 (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | 電気加熱器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP19998395A JP3281765B2 (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | 電気加熱器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0937945A true JPH0937945A (ja) | 1997-02-10 |
JP3281765B2 JP3281765B2 (ja) | 2002-05-13 |
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ID=16416841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP19998395A Expired - Fee Related JP3281765B2 (ja) | 1995-08-04 | 1995-08-04 | 電気加熱器 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3281765B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7947927B2 (en) | 2005-01-25 | 2011-05-24 | Norman Brooks | Heated tray |
CN104605733A (zh) * | 2015-01-31 | 2015-05-13 | 何志雄 | 一种电热杯 |
-
1995
- 1995-08-04 JP JP19998395A patent/JP3281765B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7947927B2 (en) | 2005-01-25 | 2011-05-24 | Norman Brooks | Heated tray |
CN104605733A (zh) * | 2015-01-31 | 2015-05-13 | 何志雄 | 一种电热杯 |
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JP3281765B2 (ja) | 2002-05-13 |
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