JP2003272820A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JP2003272820A
JP2003272820A JP2002073774A JP2002073774A JP2003272820A JP 2003272820 A JP2003272820 A JP 2003272820A JP 2002073774 A JP2002073774 A JP 2002073774A JP 2002073774 A JP2002073774 A JP 2002073774A JP 2003272820 A JP2003272820 A JP 2003272820A
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JP
Japan
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top plate
cooking
pan bottom
pan
pot
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Withdrawn
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JP2002073774A
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English (en)
Inventor
Toshiki Kamei
俊樹 亀井
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RB Controls Co Ltd
Original Assignee
RB Controls Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】天板12がガラス板等の平板で構成されている
加熱調理器では、調理用鍋5の鍋底51の温度を検知す
る鍋底センサが天板12に固定されていたので、天板1
2の上面に鍋底センサが露出していたとしても、鍋底5
1に確実に接触しない場合があり、調理用鍋によって鍋
底センサの応答性にばらつきが生じていた。 【解決手段】鍋底センサを昇降自在とすると共に上方に
付勢し、鍋底51に確実に当接するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平板状の天板を有
する加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば加熱手段として誘導コイルを用
いる加熱調理器が知られている。このものでは誘導コイ
ルから磁力を発生させ、その磁力により調理用鍋の壁部
内部に渦電流を誘導させる。そしてその渦電流で調理用
鍋の壁部を発熱させることにより加熱調理を行う。
【0003】ガラス板は磁力を透過するので、誘導コイ
ルと調理用鍋との間にガラス板を介在させても問題はな
い。そこで、ガラス板を天板としてそのガラス板からな
る天板上に調理用鍋を載置すると共に天板の下方に誘導
コイルを設置し、加熱調理を行う加熱調理器が知られて
いる。
【0004】このような加熱調理器では、調理物等の焦
げ付きを防止するため鍋底の温度を検知する鍋底センサ
が設けられている。ただし、その鍋底センサは天板の下
面に取り付けられているため天板を介して鍋底の温度を
検知することになり、鍋底の温度変化に対する応答性が
悪い。
【0005】そこで、たとえば特開平6−260269
号公報に記載されているように、天板に貫通孔を形成
し、その貫通孔を通して鍋底センサを天板上面に露出さ
せることにより鍋底センサの応答性を向上させたものが
知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載された
従来の鍋底センサは天板上面に露出しているので応答性
は改善されたものの、天板に対して鍋底センサが移動し
ないように固定されているので、たとえば鍋底の中央部
が凹んだ調理用鍋では鍋底センサが鍋底に接触できず、
応答性が悪くなる。
【0007】鍋底が凹んでいない調理用鍋であれば鍋底
センサは鍋底に接触して応答性がよくなる。このよう
に、鍋底の形状によって鍋底に対する鍋底センサの接触
状態が変化する。このため調理用鍋の形状によって応答
性が一定にならないという不具合が生じる。
【0008】煮物料理を行う場合には鍋底センサの応答
性が多少不安定になっても調理そのものにあまり影響し
ない。ところが、調理用鍋で炊飯を行う場合には高い応
答性が要求され、かつ、その応答性が一定で変化しない
ことが要求される。
【0009】すなわち、炊飯調理では中火で調理を開始
し、米の中心部まで十分に水分を浸透させる必要があ
る。そして、米の中心部に水分が浸透すると火力を強火
にして一気に炊きあげることによりふっくらとした飯に
することができる。そして調理用鍋内の水分がある程度
まで減少すると、火力を弱火にして、上方に集まってい
る水分を調理用鍋の内部全体に行きわたらせ、いわゆる
蒸らすことにより味のよい飯を炊きあげることができ
る。
【0010】このような火力調節はすべて鍋底センサが
検知する鍋底温度に基づいて制御している。従って、鍋
底センサの応答性が悪いと、芯の残った飯や水分が多い
粥のような飯になり、あるいは焦げてしまい、炊飯調理
が失敗してしまう。
【0011】そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、調
理用鍋の鍋底温度を応答性よく検知することのできる加
熱調理器を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明による加熱調理器は、上面に調理用鍋が載置さ
れる平板状の天板を有し、この天板上に載置された調理
用鍋を天板の下方に設けた加熱手段により加熱して調理
を行う加熱調理器において、上記天板の上面より突出し
た状態と天板の上面から突出しない状態との間で昇降自
在であって、付勢手段によって上方に付勢され、この付
勢手段による付勢力によって上記調理鍋の底面に押接さ
れ調理鍋の底面の温度を検知する鍋底センサを設けたこ
とを特徴とする。
【0013】鍋底センサが上方に付勢されているので、
調理用鍋によって鍋底の位置が変化しても鍋底センサは
その付勢力で鍋底に押接される。鍋底センサが直接鍋底
に接触するので応答性が向上すると共に、常に鍋底セン
サが鍋底に一定の付勢力で押接するので、応答性が変化
せず安定する。
【0014】なお、加熱調理を行わない状態で鍋底セン
サが天板から突出していると、天板を掃除する際に鍋底
センサが邪魔になり、また美観が損なわれる。その場合
には、上記加熱手段が作動しない状態では、鍋底センサ
を天板から突出しない状態に格納し保持する保持手段を
設ければよい。
【0015】なお、鍋底センサの応答性が向上し、かつ
安定するので、上記調理鍋を用いて炊飯を行うことがで
きる。
【0016】ところで、上記天板には鍋底センサが挿入
され、鍋底センサの昇降をガイドする貫通穴が形成され
る場合がある。この場合には、天板上にこぼれた水や煮
こぼれ等の液体が貫通穴と鍋底センサとの隙間に侵入す
るおそれがある。そこで、貫通穴と鍋底センサとの隙間
に侵入した液体を天板の下方で捕集するすると共に、捕
集した液体を所定の位置に導く導水路を設けた。
【0017】
【発明の実施の形態】図1を参照して、1は本発明によ
る加熱調理器である。この加熱調理器1の上面には操作
部1と天板12とが設けられている。この天板12はガ
ラス製の平板で構成されており、左右の2カ所に調理用
鍋を載置する載置部12aが設けられている。載置部1
2aの中心部分には載置された調理用鍋の鍋底の温度を
検知する鍋底センサ2が配設されている。また、載置部
12aの下方には各々誘導コイル3が設置されており、
載置部12aに載置された調理用鍋に磁力を作用させ、
調理用鍋の壁部内に渦電流を誘導し、調理用鍋自体を加
熱するように構成されている。
【0018】図2を参照して、鍋底センサ2は天板12
に形成された貫通孔に嵌着されている円筒状のガイド部
21とこのガイド部21内を上下方向に昇降するセンサ
本体22とを備えている。このセンサ本体22は有底円
筒状であって、下方に開口するように取り付けられてお
り、サーミスタ23を内蔵している。また、鍋底センサ
2はパイプ状の支柱24を有しており、この支柱24の
上端に形成されたフランジ部24aとセンサ本体22内
に固定されたリング22aとが係合してセンサ本体22
が支柱24から上方に外れることを防止している。ま
た、誘導コイル3に固定されたブラケット31とリング
22aとの間にはコイルばね25が取り付けられてお
り、このコイルばね25の弾性力でリング22aを介し
てセンサ本体22は常に上方に付勢されている。
【0019】支柱24は昇降部4に支持されている。こ
の昇降部4は図示しない制御部からの信号により支柱2
4を昇降させるものであり、モータとリンク機構を内蔵
している。ただし、この昇降部4はラッチ弁と同様の電
磁コイルと永久磁石と出構成してもよく、あるいはその
他の既知の機構により24を昇降させるものであればい
ずれの機構のものを用いてもよい。
【0020】昇降部4は誘導コイル3が作動していない
状態では支柱24を引き下げ、図2に示す状態で保持し
ている。センサ本体22はコイルばね25により上方に
付勢されているが、フランジ部24aにリング22aが
係合して、センサ本体22の上面が天板12の上面と同
じ位置になるように引き下げられている。
【0021】操作部11の操作スイッチを操作して誘導
コイル3が作動すると、昇降部4は、図3に示すよう
に、支柱24を距離hだけ上昇させる。センサ本体22
はコイルばね25により上方に付勢されているので、フ
ランジ部24aにリング22aが係合したまま、同じく
距離h上昇する。そのため、センサ本体22の上面は天
板12の上面から距離hだけ突出する。
【0022】ただし、誘導コイル3が作動する場合に
は、図4に示すように、載置部12aに調理用鍋5が載
置されているので、センサ本体22は調理用鍋5の鍋底
51にコイルばね25の付勢力によって押接される。
【0023】この調理用鍋5を用いて、たとえば炊飯調
理を行う場合には、誘導コイル3の出力を中程度にして
加熱を開始し、鍋底温度51が所定温度に到達するとあ
らかじめ設定された所定時間そのままの加熱を継続す
る。続いて誘導コイル3の出力を最大にして加熱する
が、調理用鍋5内の水分が減少し鍋底51の温度が上昇
し出すと、誘導コイル3の出力を低レベルに下げて、い
わゆる蒸らしを所定時間行う。
【0024】ところで、上記実施の形態では、ガイド部
21とセンサ本体22との隙間から水その他の液体が下
方へ侵入することがあるが、ガイド部21の下端を内側
に曲げて環状の樋部21aを形成しているので、侵入し
た液体はその樋部21aで受けられる。そして、この樋
部21aには排出管21bが接続されており、樋部21
aで受けられた液体は排出管21bを通って所定の受け
皿に排出され、樋部21aから液体があふれることはな
い。この樋部21aと排出管21bとで導水路が形成さ
れる。
【0025】また、上記実施の形態では、加熱手段とし
て誘導コイル3を用いたがリボンヒータその他の加熱手
段を用いてもよい。また、誘導コイル3を加熱手段とし
て用いる場合には、天板12は磁力を透過するものであ
ればガラス板に限定されるものではなく、適宜の材料か
らなる平板を天板12として用いてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、平板状の天板を用いた場合であっても鍋底センサが
調理用鍋の鍋底に直接接することができるので、鍋底セ
ンサの応答性が従来のものより向上し、また鍋底の形状
が変化しても常に鍋底に接触するので応答性にばらつき
が生じない。
【0027】また、加熱調理をしない状態では鍋底セン
サを天板から突出しないように格納するので、鍋底セン
サが天板の掃除の邪魔にならず、かつ加熱調理器の美観
を損なうことがない。
【0028】さらに、鍋底センサの応答性が向上し、か
つ応答性が安定すると、調理用鍋を用いて炊飯を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の構成を示す図
【図2】鍋底センサの格納状態を示す図
【図3】鍋底センサの突出状態を示す図
【図4】加熱調理中の状態を示す図
【符号の説明】
1 加熱調理器 2 鍋底センサ 3 誘導コイル 4 昇降部 5 調理用鍋 12 天板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に調理用鍋が載置される平板状の
    天板を有し、この天板上に載置された調理用鍋を天板の
    下方に設けた加熱手段により加熱して調理を行う加熱調
    理器において、上記天板の上面より突出した状態と天板
    の上面から突出しない状態との間で昇降自在であって、
    付勢手段によって上方に付勢され、この付勢手段による
    付勢力によって上記調理鍋の底面に押接され調理鍋の底
    面の温度を検知する鍋底センサを設けたことを特徴とす
    る加熱調理器。
  2. 【請求項2】 上記加熱手段が作動しない状態では、
    鍋底センサを天板から突出しない状態に格納し保持する
    保持手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の加熱
    調理器。
  3. 【請求項3】 上記調理鍋を用いて炊飯を行うことを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載の加熱調理
    器。
  4. 【請求項4】 上記天板には鍋底センサが挿入され、
    鍋底センサの昇降をガイドする貫通穴が形成されてお
    り、貫通穴と鍋底センサとの隙間に侵入した液体を天板
    の下方で捕集するすると共に、捕集した液体を所定の位
    置に導く導水路を設けたことを特徴とする請求項1から
    請求項3のいずれかに記載の加熱調理器。
JP2002073774A 2002-03-18 2002-03-18 加熱調理器 Withdrawn JP2003272820A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013145101A (ja) * 2012-01-16 2013-07-25 Tokyo Gas Co Ltd 加熱調理器
JP2015025611A (ja) * 2013-07-26 2015-02-05 株式会社ハーマン コンロ用の温度検出装置
CN108167881A (zh) * 2018-02-12 2018-06-15 庄宏伟 一种控温加热装置

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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 20050607