JPH0937630A - 根菜収穫機の緩衝装置 - Google Patents

根菜収穫機の緩衝装置

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JPH0937630A
JPH0937630A JP19685995A JP19685995A JPH0937630A JP H0937630 A JPH0937630 A JP H0937630A JP 19685995 A JP19685995 A JP 19685995A JP 19685995 A JP19685995 A JP 19685995A JP H0937630 A JPH0937630 A JP H0937630A
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Japan
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root
sorting conveyor
root vegetables
harvester
brush
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JP19685995A
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English (en)
Inventor
Mikio Okada
幹夫 岡田
Masaaki Suetsuru
正明 末鶴
Hiroyuki Chiba
博之 千葉
Hironobu Azuma
宏信 東
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 緩衝構造をより工夫することにより、根菜収
穫機での搬送途中における根菜の損傷を、従来よりも高
いレベルでもって解消させる。 【解決手段】 選別コンベヤ9cの終端部に、これから
落下する根菜を一旦受け止めて落下衝撃を弱めてからコ
ンテナ9bに渡す緩衝部材27を設け、この緩衝部材2
7を、後ろ向き片持ち支持状態の板状ブラシで構成す
る。又、回転自在に対向配置される一対の回転ブラシ2
4,24を、選別コンベヤ9cの上部に配備し、葉切り
装置8から落ちてくる根菜を一対の回転ブラシ24,2
4の間で落下速度を緩めた状態で選別コンベヤ9cに移
すように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圃場に植えた人
参、大根等の根菜を引抜いて走行機体上に収穫するよう
構成した根菜類収穫機に係り、詳しくは、収穫された根
菜を収納容器に回収するまでの搬送経路における種々の
搬送ショックに起因して根菜が損傷することを防止させ
る緩衝装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開平7‐8050号公報に示
された根菜収穫機では、選別コンベヤ終端にクッション
材を取付けてあり、このクッション材で一旦落下ショッ
クを弱めてからコンテナに根菜を回収させる緩衝装置を
設けていた。又、特開平7−147826号公報に示さ
れた根菜収穫機では、選別コンベヤの上側に左右一対の
ゴム垂れを下窄まり状に配置して設けることにより、根
菜が葉切り装置から選別コンベヤに落下する際のショッ
クを軽減する緩衝装置を設けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した各公報に示さ
れた技術により、根菜の搬送途中における割れや傷付き
等の損傷が軽減されたのであるが、それでも、損傷を皆
無にできる迄には至っていないのが現状である。とりわ
け、雨上がり後や寒い時期での収穫作業では、根菜の損
傷割合が多めになる傾向があり、さらなる改善の余地が
残されていた。本発明の目的は、緩衝構造をより工夫す
ることにより、搬送途中における根菜の損傷を、従来よ
りも高いレベルでもって解消させる点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕本発明の第1特徴構成は、圃場から根菜を引き
抜いて茎葉部を切断除去する迄の前処理を行う引抜部
と、この引抜部から落下移送されてくる根菜を選別しな
がら後方に搬送する選別コンベヤと、この選別コンベヤ
から排出される根菜を回収して収納する収納容器とを機
体に備えてある根菜収穫機の緩衝装置であって、選別コ
ンベヤの終端部に、この選別コンベヤからの根菜を一旦
受け止めて落下衝撃を弱めてから収納容器に渡す緩衝部
材を設けるとともに、この緩衝部材を、後向き片持ち支
持状態のブラシ様体で構成してあることを特徴とする。
【0005】第2特徴構成は、圃場から根菜を引き抜い
て茎葉部を切断除去する迄の前処理を行う引抜部と、こ
の引抜部における葉切り装置から落下移送されてくる根
菜を選別しながら後方に搬送する選別コンベヤとを機体
に備えてある根菜収穫機の緩衝装置であって、回転自在
に対向配置される一対の弾性ロール状体を、選別コンベ
ヤの上部に配備し、葉切り装置から落ちてくる根菜が一
対の弾性ロール状体の間を通してから選別コンベヤに移
るように構成してある点にある。
【0006】第3特徴構成は、第2特徴構成における弾
性ロール状体がブラシロールである点にある。
【0007】〔作用〕第1特徴構成によれば、選別コン
ベヤからの落下衝撃を後向き片持ち支持状態のブラシ様
体で受け止めるのであり、従来のようにスポンジ等のク
ッション材に比べて次のような違いがある。 ブラシ様体では、個々の単位ブラシ部材が独立して
動き得る構造であるから、クッション材に比べて全体と
して根菜接当時の感触がソフトであり、ショック緩和作
用が有利であることが確認された。
【0008】 片持ち状故に、開放端に行くにしたが
って根菜との接触時における弾性係数が小に、すなわ
ち、柔らかくなるので、根元では落下ショックに耐えな
がら緩衝する機能が、かつ、先端部ではブラシ様体との
擦れ滑落によってズリ落ち速度を緩和する機能が夫々現
出され、落下ショックを漸次減衰させる好ましい特性が
得られる。
【0009】 加えて、片持ち状のブラシ様体は、個
々の単位ブラシ部材の弾性変形によって他物を接触通過
させ易い性質があるから、先端が収納容器に入り込む迄
長くしてショック緩和を高める構成を採っても、収納容
器の交換時に妨げとなり難い利点がある。比較すればク
ッション材の方が硬いので、容器交換の際に妨げとなっ
て収納容器内に入れ込む構成が採り難いものである。従
って、クッション材に比べてショック緩和の強化構成が
採り易い。
【0010】 寒いときではクッション材が硬化し
て、ショック緩和作用がかなり劣化することがあるが、
ブラシ様体では例え、ブラシそのものが硬化しても片持
ち状による上記作用により、ショック緩和作用が多少落
ちる程度であり、極端な劣化が生じ難い。又、雨天後に
おける泥付着の顕著な状態でも、ブラシ様体の方が泥の
除去作用に優れる点で、好ましい。故に、天気や温度と
いった環境変化に対しても強いものである。
【0011】請求項2の構成によれば、葉切り装置から
の落下衝撃を一対の弾性ロール状体の間を通すことによ
ってして減衰させてから選別コンベヤに落とすものであ
り、従来のようにゴム垂れによる場合に比べて次のよう
な違いがある。 全体として根菜接当時の感触をソフト化し易く、シ
ョック緩和作用がゴム垂れのものに比べて有利である。
【0012】 ゴム垂れ手段では、ショック緩和作用
を出すためには、ある程度の重量が作用しないと下窄ま
り部を通過できない(開かない)ように設定する必要が
ある。このため、比較的小さめの根菜では、2個目、3
個目の根菜が溜まってから初めて選別コンベヤ上に落ち
るということもあり、根菜どうしが衝突して割れるおそ
れがあったが、ロール状体の間を通す本願のものでは、
根菜との接触状態をゴム垂れ手段よりは長くすることが
でき、従って、少しでも重量があると容易に下方に移動
できるとともに、次の根菜が下方の根菜に衝突するおそ
れを顕著に減じることができる。
【0013】請求項3の構成によれば、ブラシによって
弾性ロール状体を構成してあるから、前述の作用と同
様に、ゴム垂れ手段に比べて、ショック緩和機能が天気
や温度といった環境変化に対し左右され難いものであ
る。
【0014】〔効果〕その結果、請求項1〜3のいずれ
に記載の根菜収穫機でも、構造の複雑化を招くことな
く、従来に比べて搬送途中でのショック緩和作用を強化
することができ、損傷根菜を少なくしてより収穫効率に
優れるようにできた。
【0015】請求項1又は3に記載のように、緩衝装置
をブラシで構成してあるものでは、環境変化に強く、安
定して上記効果が発揮できる利点がある。
【0016】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例を、根菜の一
例である人参の収穫機の場合について図面に基づいて説
明する。図1、図2に示すように、引抜部Bと回収部9
とを、第1支持フレーム20を介して走行機体7に配備
して人参収穫機を構成してある。この人参収穫機は、圃
場に植えた人参の茎葉部を挟持して機体後方で斜め上方
に引き抜いて吊り下げ搬送するために、左右一対の駆動
回動自在な挟持搬送ベルトV等から成る収穫用搬送装置
1を、クローラ式走行装置2を備えた機体7の左側方に
設けてある。挟持搬送ベルトVの始端部の前方には、地
面と人参の茎葉部との間に入り込んで、機体進行に伴っ
て根菜の茎葉部を引起し可能な後上り傾斜面3aを備え
た左右一対の分草具3と、土中に突入した状態で機体進
行に伴って人参横側方の土を押切る左右一対のソイラ4
とが配設されている。
【0017】分草具3は、第2支持フレーム21を介し
て第1支持フレーム20の先端部に取付けてあり、その
分草具3の先端部から、雑草等の夾雑物を掬い取る掬い
棒22を、後上り傾斜面3aに沿って延出してある。ソ
イラ4は、人参の下端部近傍まで深く土中に突入するよ
うに長めに形成し、かつ、土中に深く突入した状態での
土の押切りに耐えられるよう厚肉に形成してあり、鉛直
姿勢にして分草具3の後方でその上端部を第2支持フレ
ーム21にボルトで連結してある。
【0018】第2支持フレーム21は、挟持搬送ベルト
Vの始端部の側方に配置してあり、又、第1支持フレー
ム20に対する取付け端部とソイラ4に対する取付け端
部との間の部位を、挟持搬送ベルトVの始端部よりも上
方側に位置させ、夾雑物を第2支持フレーム21の横側
外方に逃がすための夾雑物排出空間Sを形成してある。
従って、始端部周りに入り込む夾雑物を第2支持フレー
ム21の横側外方に逃がすことができるから、機体7の
走行に伴ってソイラ4の基端部周りで夾雑物の塊に土が
押し上げられることに起因するベルト始端部への土や小
石等の噛み込みを防止できるようになっている。
【0019】引抜部Bの前端部の左右には引起し装置1
6が装備されているとともに、未刈側の引起こし装置1
6の係止爪18の根元部分には、葉茎部を切断可能なカ
ッター刃19を取付けてあり、余分な葉茎や雑草等のも
つれを引起こし時に切断できるようにしてある。又、引
抜部Bや、回収部9における選別コンベヤ9cは、昇降
シリンダ17によってフレーム20上の支点P周りにフ
レームと一体に揺動昇降可能に構成してある。
【0020】図3に示すように、収穫用搬送装置1にお
いては、フレーム1cにバネ1dで突出付勢した状態で
摺動自在に取付けたホルダー1eに対してガイドローラ
1bを支承してあり、このガイドローラ1bを対向させ
ることで、左右の挟持搬送ベルトVを接近方向に押圧付
勢するように構成してある。その押圧付勢力は、人参を
地面から引抜くべく搬送始端側では強く、かつ、搬送終
端側では弱く茎葉部を挟持するように構成してある。
【0021】図2に示すように、収穫用搬送装置1から
の人参の茎葉部を切断する茎葉切断装置8を収穫用搬送
装置1の後方に設けてあり、茎葉切断装置8は、位置揃
え搬送機構8aと切断用搬送機構8bと振止め用搬送機
構8cと一対の回転刃8d,8eとから構成されてい
る。位置揃え搬送機構8aは、収穫用搬送装置1で吊り
下げられた人参の上端に作用する駆動自在なものであ
り、切断用搬送機構8bは、位置揃え搬送機構8aから
の茎葉部をその挟持位置より上方の一定位置で挟持する
状態で受取る左右一対の駆動自在な挟持搬送ベルト等か
ら構成される。振止め用搬送機構8cは、切断用搬送機
構8bにより吊り下げられた人参に作用する左右一対の
駆動自在な挟持搬送ベルト等から構成されている。
【0022】一対の回転刃8d,8dどうしは回転軸方
向で部分的に重複する状態に対向配置され、互いに逆方
向に駆動回転させることにより、搬送されてくる根菜を
引き込むようにしながら切断するのである。要するに、
茎葉切断装置8は、振れ止め用搬送機構8cで姿勢が一
定にされた人参に対して茎葉部を根元で切り口が揃った
状態で切断するのである。又、図4に示すように、振止
め用搬送機構8cの挟持搬送ベルトの表面側に厚いクッ
ション体8caを付設し、根菜類の太さが大幅に変化し
ても対応できるようにしてある。
【0023】図1、図3に示すように、位置揃え搬送機
構8aは、前後のスプロケット8s,8uに亘って巻回
された左右の回動チェーン8aa(無端回動帯に相当)
に付設されたホルダー8ab、このホルダー8abに対
して出退移動自在な支持ブラケット8ae、この支持ブ
ラケット8aeを突出付勢させる巻きバネ8ad、及び
支持ブラケット8aeに支軸Xで回動自在に支承された
ローラ8acから構成されている。従って、ローラ8a
cの支軸X回りでの回動によって、茎葉部の長手方向へ
のすり上がり移動が許容されており、収穫用搬送装置1
による引き上げに伴って人参本体の頂部がローラ8ac
に接当するまで上昇するように構成してある。
【0024】図5、図6に示すように、1個の支持ブラ
ケット8aeには4個の短小ローラ8acが支承される
とともに、位置揃え搬送機構8aの作動によってローラ
8ac外周に対してスクレーパ作用する土落し部材5
を、回動チェーン8aaの戻り経路部分の始端側位置に
配備してある。土落し部材5は硬質ゴムやウレタン等の
弾性材で構成され、茎葉切断装置8の支持フレーム13
に固定された支持部材14にボルト止めされており、人
参搬送方向視においてローラ8acの下方から横外側方
に亘る範囲にスクレーパ作用が付与されるよう、土落し
部材5の上部をローラ8acの外径に沿う円弧状に切欠
いた形状に形成してある。つまり、回動チェーン8aa
に対する位置揃え搬送機構8で誘導案内される人参の茎
葉部に位置するローラ外周部分Rs、及び人参本体の頂
部に位置するローラ外周部分Rhの双方に対して土落し
部材5にスクレーパ作用が付与される状態に、土落し部
材5の形状が設定されているのである。
【0025】図1,図2に示すように、茎葉切断装置8
からの根菜類を回収する回収部9を収穫用搬送装置1の
後方で葉切り搬送装置8の下方に設けてある。回収部9
は、所定値よりも小径の人参を下方のコンテナー9aに
落下させ、所定値よりも大径の人参を後方のコンテナー
9bに供給する選別コンベア9c、及び、茎葉切断装置
8から落下する人参を選別コンベア9cに導くシュート
9dを設けて構成されている。
【0026】又、回収部9の左側方には、前後軸心Y回
りでの折り畳み揺動によって機体横端に沿う起立姿勢で
収納可能なコンテナ台15が配備され、そのコンテナ台
15に空のコンテナー9bが搭載されている。空コンテ
ナー9bと後方のコンテナー9bは同一のものであり、
人参が満載されると、その満載コンテナー9bを後述す
るコンテナー収容部12に移送し、コンテナ台15の空
コンテナー9bを供給するのである。
【0027】茎葉切断装置8からの切断茎葉部を機体外
側方に放出する駆動自在な搬送チェーン10aと挟持レ
ール10b等から成る茎葉部搬送装置10を、茎葉切断
装置8から収穫用搬送装置1とは反対側の機体横他側方
で機体前部に亘って斜めに切断茎葉部を搬送する状態で
配置してあるとともに、回収部9の右側となる機体側方
端に搭乗運転部6と原動部11を設け、回収部9と搭乗
運転部6の間で茎葉部搬送装置10の後方にコンテナー
収容部12を設けてある。
【0028】つまり、上述の配置構成で全体の機体重量
バランスを良好にし、搭乗運転部6からの回収部9やコ
ンテナー収容部12の管理を配置的に容易に実行できる
ように構成し、茎葉部搬送装置10を斜め配置で搭乗運
転部6から回収部9の管理及び運転に邪魔にならないよ
うに構成し、収穫用搬送装置1とは反対側の機体前部で
機体外側方に切断茎葉部を放出して、次回の収穫走行時
に先に放出した茎葉部がクローラ走行装置2で踏まれる
ことがないように構成してある。
【0029】図2、図7に示すように、収穫用搬送装置
1の前後中間部分に、根菜に付着した土や泥を落とすた
めの土落し装置Aを設けてある。すなわち、収穫用搬送
装置1の傾斜に直交する斜め上下向きの回転軸心Qで駆
動回転するブラシロール23を左右一対設け、これらブ
ラシロール23,23間を根菜が通過する際に付着した
泥土が落とされるようにしてある。尚、ブラシロール2
3の回転方向は、図示のように根菜搬送方向に合致させ
てあるが、その逆方向でも良い。
【0030】図2、図8に示すように、回転自在に対向
配置される一対の弾性ロール状体24,24を、選別コ
ンベヤ9cの上部に配備し、葉切り装置8から落ちてく
る根菜が一対の弾性ロール状体24,24の間を通して
から選別コンベヤ9cに移るように構成してある。各弾
性ロール状体24,24は夫々ブラシロールで構成され
ており、選別コンベヤ9cの移送方向に沿った若干後上
がり傾斜した回転軸心Z回りで駆動回転される。この場
合、図示のように、各弾性ロール状体24,24を互い
に逆回転させて、根菜を下方に移動する方向に駆動して
ある。ブラシロールの回転により、前述した土落し装置
Aで除去できなかった泥土をこの段階で除去できる利点
がある。
【0031】図2、図9に示すように、コンテナ9b
を、回収根菜の重量が重くなるに従って下方揺動する底
面可変機構Cを備えてある。この底面可変機構Cの原理
は、実開平5−76220号公報に示されたものと同じ
である。概略説明すると、横向きの支点Wで揺動自在に
受台25を枢支するとともに、この受台25を前倒れ傾
斜した初期姿勢に付勢するバネ26を設けてある。
【0032】つまり、受台25に空のコンテナ9bが搭
載された状態では、バネ26に付勢力で傾いた初期姿勢
にあり、コンテナ9bの底面迄の滑落高さを低くして根
菜がその滑落ショックによって損傷しないようにしてあ
る。そして、回収根菜が増えてくるとその重量によって
バネ26を伸ばし、次第に前倒れ角度が小さくなり、満
載になると受台25が機体に接地した水平姿勢になるよ
うにしてある。この作用により、根菜の滑落時の落差を
損傷しない所定の値に保ちつつ、回収量を確保できるよ
うにしてある。
【0033】そして、選別コンベヤ9cの終端部に、こ
の選別コンベヤ9cからの根菜を一旦受け止めて落下衝
撃を弱めてから収納容器であるコンテナ9bに渡す緩衝
部材27を設けてある。この緩衝部材27は、板状に形
成された毛ブラシ(例:ほうき等が板ブラシ状である)
28を、その前端を支持した後ろ向き片持ち支持状態で
後方斜め下方に突出配備するとともに、その基端部を下
方から支えるシュート板29を設けて構成してある。つ
まり、ブラシ様体に構成してある。
【0034】毛ブラシ28の末端は初期姿勢にあるコン
テナ9bの内部に入り込む前後に長いものに構成してあ
り、根菜の滑落移動距離を長くしてショック緩和機能を
高めてある。そして、ブラシ故に、コンテナ9aと接当
してもブラシが容易に変位して差し支えない利点があ
る。又、前端部に設けたシュート29により、選別コン
ベヤ9cからの落下衝撃を効果的に吸収できるようにし
てあり、従って、プレートの上面にウレタンやスポンジ
等のクッション材を貼着する構成のものが好適である。
【0035】〔別実施形態〕弾性ロール状体24を、細
長い短冊状のスポンジを回転ローラの周囲に多数植設し
て成るスポンジロール等、各種の構造変更が可能であ
る。又、緩衝部材27における毛ブラシ28を振動駆動
させるものでも良い。
【0036】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】根菜収穫機の平面図
【図2】根菜収穫機の側面図
【図3】図2のA−A矢視図
【図4】回転カッター部分の搬送状態を示す断面図
【図5】土落し部材の構造を示す位置揃え搬送機構の部
分図
【図6】土落し部材の形状を示す側面図
【図7】土落し装置の平面図
【図8】選別コンベヤ上の緩衝装置を示す一部切欠きの
背面図
【図9】コンテナ入口の緩衝装置を示す一部切欠きの側
面図
【符号の説明】
8 葉切り装置 9b 収納容器 9c 選別コンベヤ 24 弾性ロール状体 27 緩衝部材 B 引抜部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東 宏信 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圃場から根菜を引き抜いて茎葉部を切断
    除去する迄の前処理を行う引抜部(B)と、この引抜部
    (B)から落下移送されてくる根菜を選別しながら後方
    に搬送する選別コンベヤ(9c)と、この選別コンベヤ
    (9c)から排出される根菜を回収して収納する収納容
    器(9b)とを機体に備えてある根菜収穫機の緩衝装置
    であって、 前記選別コンベヤ(9c)の終端部に、この選別コンベ
    ヤ(9c)からの根菜を一旦受け止めて落下衝撃を弱め
    てから前記収納容器(9b)に渡す緩衝部材(27)を
    設けるとともに、この緩衝部材(27)を、後ろ向き片
    持ち支持状態のブラシ様体で構成してある根菜収穫機の
    緩衝装置。
  2. 【請求項2】 圃場から根菜を引き抜いて茎葉部を切断
    除去する迄の前処理を行う引抜部(B)と、この引抜部
    (B)における葉切り装置(8)から落下移送されてく
    る根菜を選別しながら後方に搬送する選別コンベヤ(9
    c)とを機体に備えてある根菜収穫機の緩衝装置であっ
    て、 回転自在に対向配置される一対の弾性ロール状体(2
    4),(24)を、前記選別コンベヤ(9c)の上部に
    配備し、前記葉切り装置(8)から落ちてくる根菜が前
    記一対の弾性ロール状体(24),(24)の間を通し
    てから前記選別コンベヤ(9c)に移るように構成して
    ある根菜収穫機の緩衝装置。
  3. 【請求項3】 前記弾性ロール状体(24),(24)
    がブラシロールである請求項2に記載の根菜収穫機の緩
    衝装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004321123A (ja) * 2003-04-28 2004-11-18 Iseki & Co Ltd 作物体引抜き機
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