JPH0937598A - 車両用発電機の制御装置 - Google Patents

車両用発電機の制御装置

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JPH0937598A
JPH0937598A JP7207525A JP20752595A JPH0937598A JP H0937598 A JPH0937598 A JP H0937598A JP 7207525 A JP7207525 A JP 7207525A JP 20752595 A JP20752595 A JP 20752595A JP H0937598 A JPH0937598 A JP H0937598A
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JP
Japan
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power generation
alternator
permanent magnet
internal combustion
vehicle
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Application number
JP7207525A
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English (en)
Inventor
Yuichi Shimazaki
勇一 島崎
Hiroaki Kato
裕明 加藤
Shunichi Tsuzuki
俊一 都築
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型軽量であると共に、発電量を最適に制御
することができる車両用発電機(オルタネータ)を実現
する。 【解決手段】 フィールドコイルに代えて永久磁石をロ
ータに用いると共に、ロータないしステータをロータシ
ャフトの軸方向に変位させて磁束密度を変える機構を設
けると共に、運転状態に応じて変位させて発電量を制御
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は車両用発電機の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用発電機(以下「オルタネー
タ」と言う)においては、フィールドコイル(界磁コイ
ル)に通電して磁界を発生させると共に、出力電圧が回
転数、負荷電流およびフィールド電流によって変化する
ことから、ボルテージレギュレータを介して出力電圧を
フィードバックして12Vなどの所定値に調節してい
る。
【0003】このように従来の発電機にあっては、発電
量の一部がフィールド電流に使用されることから、効率
は必ずしも高くなく、さらに発熱によって更に低下す
る。またフィールドコイルに通電するためにスリップリ
ングなどが必要であると共に、冷却構造も要求され、構
造としても複雑であった。
【0004】そこで、フィールドコイルに代えて永久磁
石を用いることが考えられる。永久磁石を用いればフィ
ールド電流を流す必要がないため、効率をアップするこ
とができる。これは、車両搭載電子部品が増加して電気
負荷がますます増加しつつある現今の車両において極め
て有益である。また、スリップリングなどが不要となる
ことから、発電機を小型軽量にできるメリットもある。
【0005】他方、永久磁石を用いるときは、常に発電
状態にあることから、従来のオルタネータに比して発電
量および発電電圧を一層最適に制御する必要がある。ま
た、常に発電状態にあることは機関にとっても負荷とな
り、燃料消費率の面でも望ましいことではない。
【0006】このうち、発電量について言えば、電機子
コイルに誘起される起電力は、電機子コイルに鎖交する
磁束の時間的変化率に比例することから、その磁束の時
間的変化率を変えれば良い。その意図から、従来、特開
昭52−80410号公報に示される如く、ロータ5に
永久磁石を用いると共に、ロータ5とステータ2(電機
子コイル)の間の径方向にスリーブ4を回転自在に配置
してなる内燃機関用の発電機が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術においては、発電量をどのように制御するの
か何等教示するものではなかった。上記した如く車両用
発電機にあって永久磁石を用いるときは常に発電状態に
あることから、発電量が所定のレベルを超えるときはバ
ッテリなどを破損する恐れがあると共に、機関負荷とな
ることは運転状態によっては好ましくない。
【0008】従って、この発明の目的は上記した従来技
術の欠点を解消することにあり、永久磁石を用いること
で効率アップと小型軽量化を図ると共に、発電量を最適
に制御できるようにした車両用発電機の制御装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1項においては、内燃機関の出力軸に連結
されて回転駆動されると共に、界磁極を形成する永久磁
石と、前記永久磁石と相対回転自在に配されてなる電機
子コイルとを備えてなる車両用発電機であって、前記車
両の運転状態を検出する運転状態検出手段と、および前
記検出された運転状態に応じて前記電機子コイルを鎖交
する磁束密度を変化させ、よって発電量を制御する発電
量制御手段とを備える如く構成した。
【0010】
【作用】上記の如く、永久磁石を用いたことで発電効率
をアップすることができると共に、スリップリングなど
を不要としたことで、小型軽量にすることができる。更
に、運転状態に応じて発電量を制御するようにしたの
で、発電量を最適に制御することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に即してこの発明
の実施の形態を説明する。
【0012】図1は、この発明に係る車両用発電機の制
御装置を含む、内燃機関の排気ガス浄化装置を概略的に
示す全体図である。
【0013】以下、理解の便宜上、最初に内燃機関の排
気ガス浄化装置を説明する。
【0014】図において、符号10は4気筒などの多気
筒の内燃機関を示し、吸気管12の先端に配置されたエ
アクリーナ(図1で図示省略)から導入された吸気は、
スロットル弁14でその流量を調節されつつサージタン
クと吸気マニホルド(共に図示せず)を経て、各気筒へ
流入する。各気筒の吸気弁(図示せず)の付近には燃料
噴射弁16が設けられて燃料を噴射する。噴射されて吸
気と一体となった混合気は、各気筒内で図示しない点火
プラグで点火されて燃焼してピストン(図示せず)を駆
動する。
【0015】燃焼後の排気ガスは、排気弁(図示せず)
および排気マニホルド(図示せず)を介して排気管18
に送られる。排気管18には上流側から順に、電気加熱
式触媒(Electrically Heated Catalyst) (以下「EH
C」と言う)20、スタート触媒22および三元触媒2
4が配置され、排気ガス中のHC,CO,NOx成分な
どを浄化する。
【0016】EHC20の本体部、即ち、触媒を担持す
る担体は、素材を押し出し成形した後、焼結してセラミ
ック化し、次いで厚さ10cm程度に裁断して製作され
る金属セルからなる。金属セルにはスリットが適宜箇所
に穿設され、その間に電流路が形成され、それ自体が電
熱ヒータ構造とされる。電流路には正負極端子が設けら
れる。
【0017】従って、図1において切換スイッチ26の
端子26aが26bに切り換えられると、その正負極端
子は前記した車両用発電機たるオルタネータ28に接続
され、オルタネータ28より電流の供給を受けて金属セ
ルが発熱する。その結果、EHC20はそこを通過する
排気ガス中の未燃焼成分を捕捉して燃焼させ、その化学
反応熱で更に昇温して活性化温度に迅速に到達すると共
に、排気系の雰囲気温度を昇温させて後段のスタート触
媒22および三元触媒24の活性化も促進する。
【0018】また、排気管18にはEHC20配置位置
の上流側にエア供給通路30が接続されており、エア供
給通路30の他端にはエアポンプ32が設けられて2次
エア(空気)を供給し、EHC20の加熱作動時の未燃
焼成分の燃焼を促進して排気ガスの浄化を促進する。
【0019】図1において内燃機関10のカム軸または
クランク軸(共に図示せず)の周囲にはピストン(図示
せず)の所定クランク角度ごとに信号を出力するクラン
ク角センサ(図1に「NE」と示す)36と、特定気筒
の特定クランク角度で信号を出力する気筒判別センサ
(図1に「CYL」と示す)38が設けられる。
【0020】また、スロットル弁14にはその開度に応
じた信号を出力するスロットル開度センサ(図1に「θ
TH」と示す)40が接続されると共に、吸気管12は
スロットル弁14下流で分岐され、分岐路42の末端に
は管内の吸気圧力(絶対圧力)に応じた信号を出力する
絶対圧センサ(図1に「PBA」と示す)44が設けら
れる。
【0021】更に、吸気管12において分岐位置の下流
には吸入空気の温度に応じた信号を出力する吸気温セン
サ(図1に「TA」と示す)46が設けられると共に、
機関のシリンダブロックなどの適宜位置には機関冷却水
温に応じた信号を出力する水温センサ(図1に「TW」
と示す)48が設けられる。
【0022】更に、排気管18においてはエア供給通路
30の上流側に、排気ガス中の酸素濃度に応じた出力信
号を出力する第1のO2 センサ(酸素濃度センサ)50
が設けられると共に、スタート触媒22と三元触媒24
の間には第2のO2 センサ52が設けられる。また、第
2のO2 センサ52の付近には、排気系の雰囲気温度に
応じた信号を出力する排気温センサ(図1に「Tca
t」と示す)53が設けられる。
【0023】これらセンサ群の出力は、制御ユニット
(以下「ECU」と言う)54に送られる。
【0024】ECU54は、入力回路54a、CPU5
4b、記憶手段54c、および出力回路54dよりな
る。入力回路54aは、各種センサからの入力信号波形
を整形する、信号レベルを所定レベルに変換する、アナ
ログ信号値をデジタル信号値に変換する、などの処理を
行う。記憶手段54cは、CPU54bが実行する各種
演算プログラムおよび演算結果などを記憶する。
【0025】オルタネータ28はボルテージレギュレー
タ56を備えており、CPU54bは後述の如く、出力
回路54dおよびボルテージレギュレータ56を介して
オルタネータ28の発電電圧を目標の値に制御すると共
に、軸方向変位機構(前記した発電量制御手段)を通じ
て発電電力量(発電量)を制御する。
【0026】前述した切換スイッチ26において端子2
6aが端子26cに切り換えられると、オルタネータ2
8の出力はバッテリ58の正電極に接続され、バッテリ
58を充電する。バッテリ58の正電極は線60を介し
て空気ポンプ32のモータ(図示せず)を含む電気負荷
に接続される。CPU54bはそのモータの制御を通じ
て空気ポンプ32の動作を制御すると共に、燃料噴射弁
16の開弁時間を調節することで燃料噴射制御を行う。
【0027】ここで、図2および図3を参照してこの発
明に係る車両用発電機たるオルタネータ28について詳
述する。図2はその説明側面断面図、図3はその回路図
である。
【0028】図示の如く、オルタネータ28はロータシ
ャフト64を備えており、ロータシャフト64はプーリ
66を介して機関クランク軸(図示せず)にベルト(図
示せず)で連結されて機関回転数NEの2倍の回転数で
回転する。ロータシャフト64は、ドライブエンドフレ
ーム68およびサイドエンドフレーム70にベアリング
72,72を介して回転自在に取り付けられる。
【0029】ロータシャフト64にはロータ74がスプ
ライン結合される。ロータ74は、永久磁石76からな
る。ロータ74が回転する周囲には所定の間隙(エアギ
ャップ)をおいて円周方向にステータ(電機子)78が
設けられ、そこには120度間隔で3個のステータコア
80が形成されると共に、そのそれぞれにコイルが巻か
れて3個のステータコイル(電機子コイル)82が形成
される。
【0030】ロータ74が回転するに伴い、エアギャッ
プにおいてステータコイル82に鎖交する界磁極の磁束
の時間的変化に応じてステータコイル82には、公知の
如く、3相交流出力が誘起される。
【0031】即ち、3個のステータコイル82はY字結
線され、図3に示す如く、その出力はダイオード84に
よって整流されて次段の前述したボルテージレギュレー
タ56に入力される。ボルテージレギュレータ56は降
圧型のスイチングレギュレータとして構成され、MOS
型FET86を備え、そのゲート端子電圧を調節してM
OS型FET86をオン/オフさせて目標電圧付近の値
で入力電圧をチョップし、チョークコイルLを介して出
力する。
【0032】MOS型FET86のゲート端子には、可
変抵抗RVを介して負荷(出力)電圧を適宜降下させた
電圧と基準電圧VREFとの差がオペアンプOPを介し
てフィードバックされる。ここで、ECU54はバッテ
リ電圧を検出する電圧センサ(図に「VB」と示す)8
8および負荷電流を検出する電流センサ(図に「I」と
示す)90を備えており、可変抵抗RVの値を変えるこ
とで、後述の如く、目標電圧をEHC通電用の30V、
あるいはバッテリ充電用の12Vなどの値に制御すると
共に、切換スイッチ26を通じてEHC20、およびバ
ッテリ58あるいは後段の電気負荷に供給する。尚、図
3において、符号92はフライホイルダイオードを、符
号94はイグニッションスイッチを示す。
【0033】ここで、図4フロー・チャートを参照して
ボルテージレギュレータ56を介して行う電圧制御につ
いて説明する。
【0034】先ず、S10で検出した電流値Iを読み出
し、S12に進んでEHC20の通電制御時期にあるか
否か判断する。これは、図示しない別のサブルーチンで
行われるEHC通電制御における適宜なフラグを参照す
ることで行う。
【0035】S12でEHCの通電制御時期と判断され
るときはS14に進んで目標電圧を例えば30Vと決定
し、それに応じて前記した可変抵抗RVを通じてMOS
型FETのゲート電圧を制御する。より具体的には、E
HCの印加電圧は排気系の雰囲気温度、吸気温TAなど
に応じて可変に設定されることから、機関運転状態にお
いて設定印加電圧となるように、目標電圧を決定する。
またS12でEHC20の通電制御時期ではないと判断
されるときはS16に進んで、負荷電流Iが所定電流I
REFを超えているか否か判断し、肯定されるときはS
18に進んで目標電圧を例えば16Vとすると共に、否
定されるときはS20に進んで目標電圧を例えば12V
とする。
【0036】続いて、発電量〔W〕の制御について説明
する。これは、ロータないしステータを軸方向に変位さ
せる軸方向変位機構を用いて行うので、以下図2に戻っ
てそれを説明する。
【0037】図2において軸方向変位機構100はソレ
ノイド102を備え、そのプランジャ104にはレバー
106が連結される。図示の如く、ステータ78はディ
スク108上に設けられており、ディスク108は想像
線で示す如く、ロータ74とステータ78とを相対回転
させるロータシャフト64に対して、その軸方向に変位
可能に構成される。
【0038】即ち、レバー106はその自由端側が支点
109を介してディスク108に取り付けられており、
ソレノイド102が励磁されると、プランジャ104は
図において右側に移動し、それによってレバー106の
自由端が左方に変位し、ステータコイル82を左方向に
移動させる。図2においてステータコイル82が実線位
置にあるとき、ステータコイル82を鎖交する磁束密度
が最大となって発電量は最大となり、想像線で示す最左
翼位置にあるとき磁束密度が最小となって発電量は最小
となる。尚、プランジャ104は図示の如く、スプリン
グ110により図で左方向に付勢されており、したがっ
てステータコイル82は発電量が最大となる方向(図で
右方向)に付勢される。
【0039】ECU54はソレノイド102をデューテ
ィ比制御することによってプランジャ104のストロー
ク量を零(ソレノイド消磁時)から最大値までの間で任
意の値に調節してステータの軸方向変位量を調節し、発
電量を最大値から最小値の任意の値に制御する。
【0040】これについて図5フロー・チャートを参照
して説明すると、先ずS100において図4に示した電
圧制御で決定された目標電圧および検出した機関回転数
NE、吸気圧力PBAおよびスロットル開度θTHなど
を読み出し、S102に進んで発電量〔W〕を決定す
る。
【0041】ここで、発電量は目標電圧となるように決
定すると共に、他方では上記パラメータを通じて検出さ
れた運転状態に応じて決定する。例えば、ロータ74
(永久磁石76)が発電量が最大となる位置にあるとき
はステータコア80との磁気吸引力が比較的大きく、機
関にとって負荷となることから、加速時などはステータ
78を図2において左方向に変位させて磁束密度を減少
させる。
【0042】逆に、減速時などは、ステータ78を右方
向に変位させて磁束密度を増加させ、機関の制動力とし
ても機能させる。またアイドル時などは機関の負荷が少
しある方が回転が安定することから、発電量が増加する
方向にステータ78を変位させる。
【0043】次いでS104に進んで図6にその特性を
示すテーブルを参照して目標発電量に対応するストロー
ク量を決定し、S106に進んで決定されたストローク
量となるようにソレノイド102のデューティ制御値を
決定して出力する。
【0044】この実施の形態は上記の如く、永久磁石を
用いたことでオルタネータの発電効率をアップすること
ができると共に、スリップリングなどを不要としたこと
でオルタネータを小型軽量化することができる。
【0045】更に、ボルテージレギュレータ56を介し
て発電電圧を目標値に制御するので、発電電圧を適正に
制御することができ、例えば発電電圧が過度に上昇して
バッテリを破損することなどがない。
【0046】更に、軸方向変位機構からなる発電量制御
手段を設けてステータをロータシャフト軸方向に変位さ
せて発電量を制御するようにしたので、発電量を最適に
制御することができる。尚、この発電量の制御について
言えば、前記した従来技術(特開昭52−80410
号)で提案されるロータ5とステータ2(電機子コイ
ル)の間の径方向にスリーブ4を回転自在に配置してな
るものであっても良い。
【0047】図7はこの発明に係る車両用発電機の制御
装置が適用可能なオルタネータの別の例を示す説明側面
断面図である。尚、以下の説明において同一の部材には
同一の符号を用いる。
【0048】この例の場合、ステータ78に代え、ロー
タ74を変位させるようにした。即ち、ロータシャフト
64に設けたスプライン結合用のキー溝120を延長し
てロータ74が軸上を変位できるようにすると共に、レ
バー106の自由端をロータに取り付け、プランジャ1
04のストローク量に応じてロータ74を軸方向に変位
させるようにした。
【0049】この例においても、固定部材側を変位させ
る第1の実施の形態で述べたオルタネータに比較する
と、回転部材側を変位させるために構成が若干複雑とな
るが、それを除けば、ロータ74を変位することでステ
ータコイル82と鎖交する磁束密度を変化させることが
でき、同様に発電量を調節することができる。
【0050】図8はオルタネータの更に別の例を示す部
分説明側面断面図である。
【0051】この例において、特徴的な点は軸変位機構
200の構成にある。即ち、第1の実施の形態で用いた
ソレノイドに代えて、ラック202およびピニオン20
4を用いた。ピニオン204はモータ206で駆動され
てステータコイル82を変位させる。
【0052】変位量は図示しない検出手段を介して検出
され、ECU54は目標とする発電量となるべく適宜な
特性に基づいてモータ回転量をフィードバック制御す
る。
【0053】この例においても第1の実施の形態と同様
の効果を得ることができると共に、ラックアンドピニオ
ンを用いることから、第1の実施の形態に比して位置決
め精度が向上する。
【0054】図9はオルタネータの更に別の例を示す部
分説明側面断面図である。
【0055】この例の軸変位機構300においてはネジ
302を用いた。即ち、ネジ302をモータ304の出
力軸に連結すると共に、ステータコイル82の保持部材
306にネジ溝308を穿設し、ネジ302を回転させ
てステータコイル82を図示しないガイド部材に沿って
矢印で示す如く軸方向に変位させるようにした。
【0056】先と同様に、変位量は図示しない検出手段
を介して検出され、ECU54は目標とする発電量とな
るべく、適宜な特性に基づいてモータ回転量をフィード
バック制御する。この例においても従前と同様の効果を
得ることができると共に、ネジを用いることから、位置
決め精度が向上する。
【0057】図10はオルタネータの更に別の例を示す
部分説明側面断面図である。
【0058】この例の軸方向変位機構400においては
ウォームギヤ402をモータ(図示せず)の出力軸に連
結し、ラック404を駆動してステータコイル82を軸
方向に変位させるようにした。残余は先の例と相違しな
い。
【0059】図4フロー・チャートにおいて検出電流I
から判断したが、各種の電気負荷のスイッチのオン/オ
フ状態から判断しても良い。また検出バッテリ電圧値か
ら判断しても良い。
【0060】
【発明の効果】請求項1項においては、永久磁石を用い
たことで発電効率をアップすることができると共に、ス
リップリングなどを不要としたことで、小型軽量にする
ことができる。更に、運転状態に応じて発電量を制御す
るようにしたので、発電量を最適に制御することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る車両用発電機の制御装置を含む
内燃機関の排気ガス浄化装置を全体的に示す概略図であ
る。
【図2】図1の装置の車両用発電機(オルタネータ)の
説明側面断面図である。
【図3】図2の車両用発電機のボルテージレギュレータ
を含む回路図である。
【図4】図3のボルテージレギュレータを介して行う発
電電圧制御を示すフロー・チャートである。
【図5】この発明に係る車両用発電機の制御を示すフロ
ー・チャートである。
【図6】図5の制御で用いる発電量に対するソレノイド
のプランジャのストローク特性を示す説明図である。
【図7】この発明に係る車両用発電機の制御装置に適用
可能なオルタネータの別の例を示す、図2と同様の説明
側面断面図である。
【図8】この発明に係る車両用発電機の制御装置に適用
可能なオルタネータの別の例を示す、図2と同様の部分
説明側面断面図である。
【図9】この発明に係る車両用発電機の制御装置に適用
可能なオルタネータの別の例を示す、図2と同様の部分
説明側面断面図である。
【図10】この発明に係る車両用発電機の制御装置に適
用可能なオルタネータの別の例を示す、図2と同様の部
分説明側面断面図である。
【符号の説明】
10 内燃機関 20 電気加熱式触媒(EHC) 28 オルタネータ(車両用発電機) 54 制御ユニット(ECU) 56 ボルテージレギュレータ 64 ロータシャフト 74 ロータ 76 永久磁石 78 ステータ 80 ステータコア 82 ステータコイル 100 軸方向変位機構(発電量制御手段) 102 ソレノイド 104 プランジャ 106 レバー 200 軸方向変位機構(発電量制御手段) 300 軸方向変位機構(発電量制御手段) 400 軸方向変位機構(発電量制御手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の出力軸に連結されて回転駆動
    されると共に、界磁極を形成する永久磁石と、前記永久
    磁石と相対回転自在に配されてなる電機子コイルとを備
    えてなる車両用発電機であって、 a.前記車両の運転状態を検出する運転状態検出手段
    と、 および b.前記検出された運転状態に応じて前記電機子コイル
    を鎖交する磁束密度を変化させ、よって発電量を制御す
    る発電量制御手段と、を備えることを特徴とする車両用
    発電機の制御装置。
JP7207525A 1995-07-21 1995-07-21 車両用発電機の制御装置 Pending JPH0937598A (ja)

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JP7207525A JPH0937598A (ja) 1995-07-21 1995-07-21 車両用発電機の制御装置
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