JPH0936897A - Lan回線切替方式 - Google Patents

Lan回線切替方式

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JPH0936897A
JPH0936897A JP7186739A JP18673995A JPH0936897A JP H0936897 A JPH0936897 A JP H0936897A JP 7186739 A JP7186739 A JP 7186739A JP 18673995 A JP18673995 A JP 18673995A JP H0936897 A JPH0936897 A JP H0936897A
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lan
data
line
transmission
load
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JP7186739A
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English (en)
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Junya Nagata
淳也 永田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 LANによって計算機相互間のデータ転送を
行う際、LAN回線渋滞時の回線切替え等によるデータ
送受信の遅れや洩れを防ぐ。 【解決手段】 複数の計算機システム1および2のデー
タを2回線以上のLANにより構成されるネットワーク
を介して送受信する場合、別構成の負荷値搬送LAN
(L0 )を通じて既に測定されている各回線の負荷量を
LAN回線指定処理手段32により比較し、負荷量の小さ
いLAN回線を選択し、送信側計算機1の送信処理手段
16にその回線番号を通知する。これにより送信側計算機
1は負荷量の小さい当該番号のLAN回線を介して受信
側計算機2にデータ転送を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の計算機相互間
でデータの送受信を行うLANの回線切替方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般的な計算機では複数回線を実装する
場合、固定的にどちらかの回線を使用しており、使用中
の回線に故障が発生した場合に別回線に切り替えてい
る。また、固定的に1つの回線を使用するために、転送
データ量が膨大なときには回線や計算機システム内でデ
ータを送受信する処理が飽和状態となりデータ送受信の
遅れや洩れが発生し効率が悪かった。
【0003】図7は従来技術を示す図で、送信側計算機
1から受信側計算機2へ、LAN回線1(以下LAN
(L1 )と略称する)を使用してデータ送信する様子を
示している。
【0004】先ず、送信側計算機1において、11はオペ
レータOPからの要求による起動または自分自身で定周
期に起動し、入力データ保存ファイルIPの内容を編集
し、受信用計算機2に送信する要求を出力する手段であ
り、以下送信用アプリケーションと呼ぶ。この送信用ア
プリケーション11からの送信要求により送信処理手段16
が起動され、回線番号データ15に設定されているLAN
(L1 )を使用し、受信側計算機2の受信処理手段21へ
データを送信する。
【0005】この時、送信側アプリケーション11以外の
複数アプリケーションからのデータ送信要求や、LAN
(L1 )で故障が発生した場合には、LAN(L1 )は
高負荷あるいは送信側計算機1と受信側計算機2間は回
線断状態となり、データ送信渋滞やデータ送信不能とな
る。
【0006】このようなデータ送信渋滞やデータ送信不
能状態はオペレータに知らされるので、オペレータはオ
ペレータコンソール1Dから、使用するLAN回線番号
をLAN回線2(以下LAN(L2 )と略称する)に切
り替えるための設定を行い、回線番号データ15に保存
し、再度送信側アプリケーション11からの送信要求を行
う必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はLAN回線渋
滞時の回線切替等によるデータ送受信の遅れや洩れをな
くすようにしたLAN回線切替方式を提供することを目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、多回線LANのLAN回線毎にかかる負荷を
随時計測し、均等に負荷分散するようにLAN回線を選
択しデータを転送するLAN回線負荷判断手段を設ける
と共にデータ種別毎にあらかじめ決められたLAN回線
を選択しデータを転送するデータ種別によるLAN回線
選択手段を設けることにより[請求項1]に係る電力系
統用計算機システムではLAN回線のデータ転送負荷を
随時監視し、特定のLAN回線が高負荷時は他のLAN
回線に切り替えてデータを転送し、[請求項2]に係る
電力系統用計算機システムでは、データ種別毎にあらか
じめ決められたLAN回線を使用し、データを転送し、
[請求項3]に係る電力系統用計算機システムでは、デ
ータ種別によりあらかじめ決められたLAN回線を使用
し、更にLAN回線のデータ転送負荷を随時監視し、特
定のLAN回線が高負荷時は他のLAN回線に切り替え
てデータを転送する。更に[請求項4]に係る電力系統
用計算機システムではLAN回線が故障した際に即座に
他の健全なLAN回線に切り替え引き続きデータを転送
する。これらによりLAN回線高負荷時の負荷分散やL
AN回線故障時の回線切替を行うことでデータ転送の渋
滞や不良を防ぐことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)本発明の[請求項1]に対応する実
施形態を説明する。本実施形態はLAN回線の負荷状況
に応じデータ転送を行う回線を選択するようにした電力
系統用計算機システムである。
【0010】図1は本発明方式の機能ブロック図であ
り、1は送信側計算機、2は受信側計算機、3はLAN
回線の負荷測定用計算機である。なお、本発明において
も入力データ保存ファイルは存在するのだが、紙面の都
合上省略する。この図では送信側計算機1は多回線LA
Nを構成するLAN(L1 )あるいはLAN(L2 )を
通じ、負荷測定用計算機3で算出されたLAN回線のデ
ータ量をもとに、受信側計算機2へデータを転送する様
子を示している。ここで負荷測定用計算機3は転送され
たデータの量を前記多回線LANとは別構成の負荷値搬
送LAN(L0 )より取り出し負荷状況を測定する。
【0011】次に具体的数値を用いて図1の応動を説明
する。 ・LAN回線1の現在負荷;48KB ・LAN回線2の現在負荷;40KB ・LAN回線の単位送信量データ;8KB ・送信データ量; 400KB 先ず、送信側計算機1から説明する。送信側アプリケー
ション11は送信データファイル12へ送信データを保存
し、LAN回線選択処理手段13を起動する。この起動さ
れたLAN回線選択要求処理手段13は、負荷値搬送LA
N(L0 )に接続されており、このLAN(L0 )を介
して負荷測定用計算機3内のLAN回線選択受信処理手
段31へLAN負荷の計測及び回線決定要求を送信するよ
うに機能する。
【0012】このLAN回線選択受信処理手段31は前記
送信側計算機1のLAN回線選択要求処理手段13から送
信されてくるLAN負荷の計測及び回線決定要求を受信
すると、LAN(L0 )に接続されているLAN回線指
定処理手段32を起動するように機能する。このLAN回
線指定処理手段32は負荷値データファイル33にすでに保
存されているLAN回線(L1 ,L2 )毎の現在負荷値
それぞれを比較し、低負荷となっているLAN回線側の
現在負荷値に単位送信量データファイル34に設定されて
いるLAN回線の1回あたりの最大データ転送量を加算
し、当該LAN回線の負荷値データファイル33に再度保
存する。前記の通り、LAN(L1 )の現在負荷は48K
B、LAN(L2 )の現在負荷は40KB、単位送信量デ
ータファイル34の内容は8KBであるから、結果として
負荷値データファイル33にはLAN(L1 )の現在負荷
は48KB、LAN(L2 )の現在負荷はもともとの負荷
値40KBに単位送信量データ8KBを加算することによ
り40KB+8KB=48KBがそれぞれ保存される。( 以降
に出てくる送信側計算機1の単位送信量データファイル
17、受信側計算機2の単位送信量データファイル25はこ
こで説明した単位送信量データファイル34と同様の意
味、内容を持つデータであるため都度の説明は省略す
る) 。このためLAN回線指定処理手段32は起動される
と単位送信データファイル34の値を加算した方の回線番
号(L2 )を負荷値搬送LAN(L0 )を通して、送信
側計算機1の回線選択処理手段14へ送信するように機能
する。
【0013】この回線選択処理手段14は、負荷測定用計
算機3のLAN回線指定処理手段32から送信されてきた
データ転送に使用する回線番号(L2 )を回線番号デー
タファイル15に保存処理する。また、回線選択処理手段
14はこれと同時に送信処理手段16を起動する。送信処理
手段16は起動されると、回線番号データファイル15のデ
ータ(L2 )によりLAN(L2 )を選択し、この選択
したLAN回線を介して受信側計算機2の受信処理手段
21へ向けて送信データファイル12のデータを送信する。
このときに送信するデータの送信単位は、LAN回線毎
に設定された単位送信量データファイル17の単位(8K
B)である。従って、LAN回線の1回あたりの送信量
(8KB)を超える送信データ量の場合は、単位送信量
データファイル17の送信単位に分割される。この場合、
送信データ量が 400KBであるため、 400÷8=50、即
ち50に分割されて転送される。また分割した際に最終デ
ータに端数が出た場合でも送信中データの負荷値は単位
送信量データファイル17と同様である。
【0014】次に、受信側計算機2について述べる。受
信処理手段21はLAN(L1 ,L2)に接続され、送信
側計算機1の送信処理手段16によりいずれかのLANを
介して送信された送信データファイル12のデータを受信
し、受信データを受信データファイル23に保存する。デ
ータが複数回に分割されて送信されてきた場合は(この
場合、8KB単位のデータが通算50回転送されてく
る。)受信処理手段21は分割データ全ての受信が終了す
るまで動作し受信データファイル23に受信データを保存
していき、全受信が終了した時点で受信終了処理手段22
を起動すると共に、受信用アプリケーション24を起動す
る。この受信用アプリケーション24は受信データファイ
ル23のデータを取り込み編集する。受信終了処理手段22
は、データ受信が終了すると、終了したことをLAN
(L0 )を通じて、負荷測定用計算機3のLAN回線選
択受信処理手段31へ通知する。
【0015】この結果、負荷測定用計算機3のLAN回
線選択受信処理手段31は、受信側計算機2の受信終了処
理手段22から通知を受けてLAN回線指定処理手段32を
起動する。このLAN回線指定処理手段32は、LAN
(L2 )によるデータ送信が終了したことにより、LA
N(L2 )の負荷を元に戻すため、負荷値データファイ
ル33に保存している当該LAN(L2 )の現在負荷値48
KBから単位送信量データファイル34に設定されている
8KB分を減算(48K1−8KB=40KB)し、負荷値
データファイル33にこの負荷値40KBを再度保存する。
以上で送信側計算機1から受信側計算機2へのデータ送
信に係わる一連の処理が完了する。
【0016】(第2の実施形態)次に図2を参照して本
発明の[請求項2]に係る実施形態について説明する。
この実施態様はデータ種別毎にあらかじめ決められたL
AN回線を選択するようにした電力系統用計算機システ
ムである。
【0017】図2は送信側計算機1から、データ種別毎
にあらかじめ決められたLAN回線を使用し受信側計算
機2にデータを送信する様子を示している。先ず、送信
側計算機1において、送信側アプリケーション11はデー
タ転送要求とデータ種別をデータ種別判定処理手段18へ
通知する。この時の送信データファイル12に保存されて
いるデータは送信側アプリケーション11により事前に保
存されている送信対象のデータである。
【0018】次に、データ種別判定処理手段18は使用す
るLAN回線を選択するための手段となる種別分類デー
タファイル19のデータを参照し、送信処理手段16に対し
LAN(L1 )を使用するのか、LAN(L2 )を使用
するのかを指示する。送信処理手段16では、指示された
LAN回線を使用してデータを送信する。送信されたデ
ータは受信側計算機2の受信処理手段21により受信され
る。受信処理手段21で受信したデータは受信データファ
イル23に保存される。受信処理手段21は送信されたデー
タを全て受信した後に、受信側アプリケーション24を起
動し、受信データファイル23の受信データをこのアプリ
ケーション24に提供する。
【0019】次に、具体的数値を用いて説明する。転送
するデータの種類をA、Bの2種類設け、AはLAN
(L1 )、BはLAN(L2 )を使用することとする。
このデータを種別分類データ19にあらかじめ設定してお
く。転送するデータのパターンは最初にAデータ、次に
Bデータとする。また、説明を容易とするために、送信
側計算機1から受信側計算機2へのデータ転送回数は1
回とする。
【0020】先ず、送信側アプリケーション11からのデ
ータ転送要求とAデータである旨の通知がデータ種別判
定処理手段18へ伝達される。次に、この手段18はデータ
の種別を判定するために、転送要求データの種別と種別
分類データファイル19にあらかじめ設定された情報によ
り、「AデータはLAN(L1 )を使用する」ことを判
断し、送信処理手段16に対し、Aデータの送信要求を行
う。送信処理手段16では送信データファイルの中から送
信要求のあった送信データを取り出し、LAN(L1
を使用し、受信側計算機2へデータ転送を行う。
【0021】受信側計算機2の受信処理手段21はLAN
(L1 )を通じて転送されたAデータを受信し、受信デ
ータファイル23へ保存し、保存が終了した時点で受信側
アプリケーション24を起動し、更にデータ受信が終了し
た旨を通知し、受信側アプリケーション24に受信データ
を提供する。
【0022】引き続きBデータを転送する場合は、先
ず、送信側アプリケーション11からデータ転送要求とB
データである旨の通知がデータ種別判定処理18へ伝達さ
れる。次に、この手段18はデータの種別を判定するため
に、転送要求データの種別と種別分類データファイル19
にあらかじめ設定された情報により、「BデータはLA
N(L2 )を使用する」ことを判断し、送信処理手段16
に対し、Bデータの送信要求を行う。送信処理手段16で
は送信データファイルの中から送信要求のあった送信デ
ータを取り出し、LAN(L2 )を使用し受信側計算機
2へデータ転送を行う。
【0023】受信側計算機2の受信処理手段21ではLA
N(L2 )を通じて転送されたBデータを受信し、受信
データファイル23へ保存し、保存が終了した時点で受信
側アプリケーション24を起動し、データ受信が終了した
旨を通知し、受信側アプリケーション24に受信データを
提供する。
【0024】(第3の実施形態)次に図3を参照して本
発明の[請求項3]に係る実施形態について説明する。
この実施形態はデータ種別毎にあらかじめ決められたL
AN回線を使用中にLAN回線の負荷状況に応じデータ
転送を行う回線を選択するようにした電力系統用計算機
システムである。
【0025】図3は送信側計算機1と受信側計算機2と
負荷測定用計算機3の機能ブロック図を示す。この図で
は送信側計算機1はLAN(L1 )あるいはLAN(L
2 )を通じ、負荷測定用計算機3で算出されたデータ量
と、あらかじめデータ種別毎に使用するLAN回線を定
義したデータとをもとに、受信側計算機2へデータを転
送する様子を示している。ここで負荷測定用計算機3は
転送されたデータの量を負荷値搬送LANより取り出し
負荷状況を測定する。
【0026】次に、以下の具体的数値を用いて図3の応
動を説明する。 ・LAN回線1の現在負荷 24KB ・LAN回線2の現在負荷 20KB ・LAN回線1の負荷上限値 20KB ・LAN回線2の負荷上限値 30KB ・Aデータ:送信データ量 500KB(LAN回線1を
使用する) ・Bデータ:送信データ量 400KB(LAN回線2を
使用する) (データ送信は説明の容易さから、Aデータのみについ
て行う) ・LAN回線の1回あたりのデータ送信量:8KB 先ず、送信側計算機1において、送信側アプリケーショ
ン11は送信データファイル12へ送信データを保存しデー
タ種別判定処理手段18を起動する。データ種別判定処理
手段18は送信側アプリケーション11により保存した送信
データファイル17の送信データを取り込み、LAN回線
を選択するための手段であるデータ種別を判定しデータ
種別ファイル19Aへ保存し、LAN回線選択要求処理手
段13を起動する。ここでは、データ種別ファイル19Aへ
は「Aデータ種別」が保存される。起動されたLAN回
線選択要求処理手段13は、負荷値搬送LAN(L0 )を
使用し、負荷測定用計算機3のLAN回線選択受信処理
手段31へLAN負荷の計測及び回線決定要求すると共に
データ種別ファイル19のデータを送信する。
【0027】次に、負荷測定用計算機3のLAN回線選
択受信処理手段31は、送信側計算機1のLAN回線選択
要求処理手段13からのLAN負荷の計測及び回線決定要
求、データ種別ファイル19のデータを受信し、データ種
別についてはデータ種別ファイル35へ「Aデータ種別」
を保存し、更にLAN回線指定処理手段32を起動する。
このLAN回線指定処理手段32はデータ種別ファイル35
のデータと単位送信量データファイル36のデータと上限
値データファイル37と負荷値データファイル33と種別分
類データファイル34の各データを取り込み、データ種別
とLAN回線負荷による回線選択を行う。回線選択部を
図4のフローにて説明する。
【0028】先ず、ステップS1では送信側計算機1の
送信側アプリケーション11が送信するデータがその種別
によりLAN回線2本のうちどの回線を使用するかを判
断するために図3の負荷測定用計算機3のデータ種別フ
ァイル35のデータ「Aデータ種別」と種別分類データフ
ァイル34のデータを取り出す。次に、ステップS2では
ステップS1で取り出したそれぞれのデータを比較し、
どのLAN回線を使用するかを決定する。この時は「A
データ種別」の送信であるため、LAN(L1)を使用
する。
【0029】次に、ステップS3ではステップS2で決
定したLAN(L1 )がそのLAN回線のデータ送信量
の限界を超えていないかを判断するためのデータであ
る、LAN(L1 )の現在負荷を取り出す。ここでいう
現在負荷は図3の負荷測定用計算機3の負荷値データ33
に保存されており、限界値はシステムとして任意に設定
可能なデータであり図3の負荷測定用計算機3の上限値
データ37に保存されている。ここでLAN(L1 )の現
在負荷は24KBである。また、LAN(L1 )のデータ
送信量の限界値は20KBである。
【0030】次に、ステップS4ではステップS3で得
た使用するLAN(L1 )の現在負荷と、そのLAN回
線のデータ送信量の限界値を比較し、現在負荷がデータ
送信量の限界値以上の場合(YES)、またはLAN
(L1 )の現在負荷と1回のデータ送信を行う際にLA
N回線の負荷となる図3の負荷測定用計算機3の単位送
信量データ36の和がデータ送信量の限界値以上の場合
(YES)は、その他のLAN回線負荷との比較を行う
べくステップS6へ進む。逆に、現在負荷がデータ送信
量の限界値未満(NO)の場合、かつLAN(L1 )の
現在負荷と1回のデータ送信を行う際にLAN回線の負
荷となる図3の負荷測定用計算機3の単位送信量データ
36の和がデータ送信量の限界値未満の場合(NO)はス
テップS5へ進む。ここでステップS5に進んだ場合は
ステップS2で選択したLAN(L1)を使用すること
を決定し終了する。ここでは現在負荷=24KBに対し、
データ送信量の限界値=20KBであるAデータの送信を
行う以前にデータ送信量の限界値を超えているため、ス
テップS6へ進む。
【0031】ステップS6では実装するLAN回線の現
在負荷とそれぞれのLAN回線の上限値とを比較するた
めのループ処理を行う。ステップS7ではLAN(L
2 )について以降のステップS8とステップS9とで負
荷値と上限値を比較するように判断される。ステップS
8ではLAN(L2 )の現在負荷である20KBを取り出
す。ステップS9ではLAN(L2 )のデータ送信量の
上限値である30KBとステップS8で取り出した現在負
荷値であり20KBを比較する。この時は現在負荷値が上
限値より小さく、かつ現在負荷値+「Aデータ」送信時
の負荷も上限値より小さいため、ステップS10でLAN
(L2 )を使用することが決定する。
【0032】再び、図3にて説明を行う。更に、負荷測
定用計算機3のLAN回線指定処理手段32では負荷値デ
ータファイル33に保存されているLAN(L2 )の現在
負荷20KBに単位送信量データファイル36の単位送信量
データ8KBを加算し、LAN(L2 )の負荷値データ
ファイル33に28KB(20KB+8KB)を保存する。更
に、LAN回線指定処理手段32ではLAN(L2 )回線
番号(L2 )をLAN(L0 )を通して、送信側計算機
1の回線選択処理手段14へ送信する。
【0033】次に、送信側計算機1の回線選択処理手段
14は負荷測定用計算機3のLAN回線指定処理手段32か
ら受信した回線番号2を回線番号データファイル15に保
存する。また、これと同時に送信処理手段16を起動す
る。起動された送信処理手段16は回線番号データファイ
ル15によりLAN(L2 )を選択し、受信側計算機2の
受信処理手段21へ送信データファイル12のAデータを送
信する。このときに送信するAデータの送信単位は、L
AN回線毎に設定された単位送信量データファイル17
(8KB)の単位である。従って、Aデータの送信デー
タ量は 500KBであるため、これを8KBでわることに
より63回に分割され送信される。但し、63回目のデータ
量は4KBとなるが、LAN回線の負荷は8KBであ
る。
【0034】次に、受信側計算機2の受信処理手段21で
は送信側計算機1の送信処理手段16により送信された
Aデータを受信し、受信データファイル23に保存す
る。この時は、データが63回に分割されて送信されてく
るため受信処理手段21は通算63回動作し全データ受信後
にアプリケーション24を起動し、Aデータを提供する。
同時に、受信終了処理手段22を起動する。受信終了処理
手段22ではデータ送信が終了した旨をLAN(L0 )を
通し、負荷測定用計算機3のLAN回線選択受信処理手
段31へ通知する。
【0035】次に、負荷測定用計算機3のLAN回線選
択受信処理手段31では受信側計算機2の受信終了処理手
段22から通知を受け、LAN回線指定処理手段32を起動
する。LAN回線指定処理手段32では当該LANにおい
て、データ送信が終了したことによるLAN回線の負荷
を元に戻すため、負荷値データファイル33に保存してい
るLAN(L2 )の現在負荷値である28KBから単位送
信量データファイル36の単位送信データ(8KB)を減
算し、負荷値データファイル33に20KBを保存する。
【0036】以上でAデータ送信に関わる一連の処理が
完了する。 (第4の実施形態)次に図5を参照して本発明の[請求
項4]に係る実施形態について説明する。本実施形態は
LAN回線の故障検出によるLAN回線の健全回線へ切
替えるようにした電力系統用計算機システムである。
【0037】図5は送信側計算機1で、LAN回線の故
障状態を診断し、健全なLAN回線を選択し、受信側計
算機2にデータを転送する様子を示している。なお、送
信側計算機1の送信側アプリケーション11から送信処理
手段16までの送信要求手段と受信側計算機2のデータ受
信手段については本請求項の範囲外であるため説明を省
略する。
【0038】本例は、LAN回線の故障状態を監視する
ために、送信側計算機1のLAN回線監視送信処理手段
1Bと、LAN回線故障状態データファイル1Cおよび
受信側計算機2のLAN回線監視受信手段26と、得られ
た故障状態によりLAN回線を選択しデータを転送する
送信側計算機1の送信処理手段16により構成される。
【0039】先ず、送信側計算機1において、LAN回
線監視送信処理手段1Bにより回線監視の対象となるL
AN回線(L1 ,L2 )を通じて受信側計算機2のLA
N回線監視受信処理手段26へ回線診断要求を送信する。
【0040】次に、受信側計算機2において、LAN回
線監視受信処理手段26が送信側計算機1のLAN回線監
視送信処理手段1Bからの回線診断要求を受信したLA
N回線を使用し再び送信側計算機1のLAN回線監視送
信処理手段1BへACKnowledge(以降、AC
Kと略す)を返答する。
【0041】送信側計算機1のLAN回線監視送信処理
手段1Bで受信側計算機2のLAN回線監視受信処理手
段26からのACK返答があった場合は回線診断要求を行
ったLAN回線についてのLAN回線故障情報ファイル
1Cに対し正常である旨の情報を保存し、もしACK返
答がなかった場合は異常である旨の情報を保存する。
【0042】不意のLAN回線故障時でもデータ転送不
良を避けるため、常にLAN回線の故障状態を把握しな
ければならない。この為、前述のLAN回線診断の処理
群は一定の周期で反復して行う。
【0043】ここで、上記監視処理を図6のフローにて
説明する。ここで、図6(1)は送信側計算機1のLA
N回線監視送信処理手段1B側のフローであり、図6
(2)は受信側計算機2のLAN回線監視受信処理手段
16側のフローである。
【0044】先ず、図6(1)のステップS20では実装
する全てのLAN回線の診断要求を行うためのループ処
理を行う。ここでのループインデックスはmであり、m
は1〜n(nは実装LAN回線数)である。
【0045】次に、ステップS21ではLAN回線mに対
する回線診断要求を、LAN回線mを使用しステップS
26へ送信し、ステップS22で、回線診断要求に対するA
CK待ち状態となる。この時にLAN回線が故障してい
る場合は回線診断要求の送信はおろか、ACK待ちが解
除されることがないためLAN回線の故障監視の機能を
果たせない。この為、ACK待ちが永久的に続くことが
ないようにACK待ち突入と同時にACK待ちを自動解
除するためのタイムアウト時間を設定する。
【0046】次に、回線診断要求待ち状態であるステッ
プS26では、ステップS21からの回線診断要求により待
ち状態が解除され、ステップS27でACK返答を行う。
このACK返答によりステップS22のACK待ち状態が
解除され、ステップS23へ進む。
【0047】次に、ステップS23では、ステップS27の
ACK返答によるACK待ち解除であるのか、タイムア
ウトによるACK待ち解除であるのかを判断し、前者
(YES)であればステップS24で図5の送信側計算機
1のLAN回線故障情報ファイル1CのLAN回線mに
正常であることを保存し、後者(NO)であればステッ
プS25で図5の送信側計算機1のLAN回線故障情報フ
ァイル1CのLAN回線mに故障であることを保存す
る。
【0048】再度、図5に戻り説明する。送信側計算機
1のアプリケーション11からの送信要求により送信処理
手段14が起動される。送信処理手段16ではLAN回線故
障情報ファイル1CのLAN回線毎の故障情報を取り出
し、故障していないLAN回線に対し送信要求を行う。
【0049】次に、以下の条件を想定した例を図5と図
6のフローにより説明する。条件としては、LAN(L
1 )とLAN(L2 )を実装しており、LAN(L2
で故障が発生した場合を想定する。図6(1)のステッ
プS22のACK待ちタイムアウト時間は30秒とする。
【0050】先ず、図6(1)のステップS20では実装
す幣全てのLAN回線の診断要求を行うためのループ処
理を行う。ここでは、LAN(L1 )とLAN(L2
についてのループ処理となる。
【0051】次に、ステップS21では、まずLAN(L
1 )に対する回線診断結果要求を、LAN(L1 )を使
用しステップS26へ送信し、ステップS22で、回線診断
要求に対するACK待ち状態となる。また、ACK待ち
状態への遷移と同時にACK返答なしのACK待ち解除
のためのタイムアウト時間として30秒を設定する。この
時はLAN(L1 )は故障していないため、ステップS
26で回線診断要求は受信され回線診断要求待ちは解除さ
れ、ステップS27ではステップS22に対しACK返答を
行う。ステップS22ではACK返答によりACK待ち状
態で解除される。ステップS23ではACK返答によるA
CK待ち解除であることを判断し、LAN(L1 )につ
いて正常であることを図5の送信側計算機1のLAN回
線故障情報ファイル1Cに保存する。
【0052】次に、ステップS21では、LAN(L2
に対する回線診断要求を、LAN(L2 )を使用しステ
ップS26へ送信し、ステップS22で、回線診断要求に対
するACK待ち状態となる。また、ACK待ち状態への
遷移と同時にACK返答なし時のACK待ち解除のため
のタイムアウト時間として30秒を設定する。この時はL
AN(L2 )は故障しているため、ステップS26では回
線診断要求は受信されず回線診断要求待ち状態のままと
なる。このためステップS27ではステップS22に対する
ACK返答を行えない。ステップS22ではACK返答が
ないため、タイムアウトによりACK待ち解除となる。
ステップS23ではタイムアウトによるACK待ち解除で
あることを判断し、LAN(L2 )については故障ある
ことを図5の送信側計算機1のLAN回線故障情報ファ
イル1Cに保存する。
【0053】図5の送信側計算機1の送信処理手段16で
は、上記により設定された図5の送信側計算機1のLA
N回線故障情報ファイル1Cを取り込み、LAN(L
1 )は正常、LAN(L2 )は故障であることを判断
し、LAN(L1 )を使用して送信側アプリケーション
11からの送信要求データを受信側計算機2へ送信する。
【0054】
【発明の効果】本発明の計算機システムによれば、以下
の効果が得られる。即ち、LAN回線によるデータ送信
は、従来はLAN回線が複数ある場合でも静的にどちら
かのLAN回線を使用することが決まっており、LAN
回線を用いたデータ送信の要求が重なる場合にLAN回
線の負荷増大によるデータ送信の渋滞があったが、本発
明ではデータ送信の要求が重なった場合でも、自動的に
実装しているLAN回線の負荷を計測し動的に送信する
LAN回線を切り替えることで、LAN回線の負荷を分
散できデータの渋滞がなくなる。また、静的に指定され
たLAN回線が故障した場合には従来技術ではデータの
送信不良や洩れがあったが、本発明では故障監視し健全
であるLAN回線を常に把握することでLAN回線故障
時でも自動的に健全であるLAN回線に動的に切り替え
送信することでデータの送信不良や洩れをなくすことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に対応する発明の実施形態を示す図、
【図2】請求項2に対応する発明の実施形態を示す図、
【図3】請求項3に対応する発明の実施形態を示す図、
【図4】図3に示す回線選択部の応動を示すフローチャ
ート、
【図5】請求項4に対応する発明の実施形態を示す図、
【図6】図5に示す発明の実施形態の応動を示すフロー
チャート、
【図7】従来の技術を示す図。
【符号の説明】
1…送信側計算機 11…送信側アプリケーション 12…送信データファイル 13…LAN回線選択要求処理 14…回線選択処理手段 15…回線番号データファイル 16…送信処理手段 17…単位送信量データファイル 18…データ種別判定処理手段 19A…データ種別 19…種別分類データ 1B…LAN回線監視送信処理 1C…LAN回線故障情報 2…受信側計算機 21…受信処理手段 22…受信終了処理手段 23…受信データファイル 24…受信側アプリケーション 25…単位送信量データファイル 26…LAN回線監視受信処理手段 3…負荷測定用計算機 31…LAN回線選択受信処理手段 32…LAN回線指定処理手段 33…負荷値データファイル 34…種別分類データファイル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2回線以上の多回線LANにより構成さ
    れるネットワーク環境下に接続される複数の計算機相互
    間のデータ送受信システムにおいて、前記多回線LAN
    とは別構成の負荷値搬送LANを設け、このLANを通
    じて送信されてくる送信側計算機からの送信データのデ
    ータ量(負荷値)を統合管理する負荷測定用計算機を設
    け、この負荷測定用計算機により得られる多回線LAN
    の負荷状況に応じてLAN回線を切り替え、データ転送
    を行うことを特徴としたLAN回線切替方式。
  2. 【請求項2】 2回線以上の多回線LANにより構成さ
    れるネットワーク環境下に接続される複数の計算機相互
    間のデータ送受信システムにおいて、前記多回線LAN
    のうち、データ種別毎にあらかじめ決められたLAN回
    線を使用してデータ転送を行うことを特徴としたLAN
    回線切替方式。
  3. 【請求項3】 2回線以上の多回線LANにより構成さ
    れるネットワーク環境下に接続される複数の計算機相互
    間のデータ送受信システムにおいて、前記多回線LAN
    とは別構成の負荷値搬送LANを設け、このLANを通
    じて送信されてくる送信側計算機からの送信データのデ
    ータ量(負荷値)を統合管理する負荷測定用計算機を設
    け、前記多回線LANのうちデータ種別毎に予め決めら
    れたLAN回線を使用し、前記負荷測定用計算機で測定
    された負荷が予定値以上になると他のLAN回線に切替
    えてデータ転送を行うことを特徴としたLAN回線切替
    方式。
  4. 【請求項4】 2回線以上の多回線LANにより構成さ
    れるネットワーク環境下に接続される複数の計算機相互
    のデータ送受信システムにおいて、計算機に接続されて
    いるLAN回線が故障したときに他のLAN回線に自動
    で接続を切り替えデータ転送不良をなくすことを特徴と
    したLAN回線切替方式。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004052598A1 (ja) * 2002-12-12 2004-06-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. ロボット制御装置
US7044536B2 (en) 2003-02-10 2006-05-16 Calsonic Kansei Corporation Coupling structure of hood lock stay
JP2017085645A (ja) * 2017-01-10 2017-05-18 三菱電機株式会社 制御サーバ、監視制御サーバおよび制御方法
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