JPH09366U - タイヤ外皮用の被覆部を有するビードワイヤ - Google Patents

タイヤ外皮用の被覆部を有するビードワイヤ

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JPH09366U
JPH09366U JP012945U JP1294596U JPH09366U JP H09366 U JPH09366 U JP H09366U JP 012945 U JP012945 U JP 012945U JP 1294596 U JP1294596 U JP 1294596U JP H09366 U JPH09366 U JP H09366U
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JP
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wire
bead
assembly
bead wire
elongation
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JP012945U
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English (en)
Inventor
ジョルジュ、ダブリュ
モーリス、レイ
Original Assignee
ミシュラン、エ、コンパニー、(コンパニー、ゼネラール、デ、ゼタブリスマン、ミシュラン)
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Publication date
Application filed by ミシュラン、エ、コンパニー、(コンパニー、ゼネラール、デ、ゼタブリスマン、ミシュラン) filed Critical ミシュラン、エ、コンパニー、(コンパニー、ゼネラール、デ、ゼタブリスマン、ミシュラン)
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C15/00Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap
    • B60C15/04Bead cores
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/48Bead-rings or bead-cores; Treatment thereof prior to building the tyre

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)
  • Tyre Moulding (AREA)
  • Ropes Or Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案はタイヤ外皮内部のゴム被覆部の変形
によるビードワイヤの変形を防止するようにした補強ビ
ードワイヤを提供することを目的とする。 【解決手段】 安定した横断面幾何学形状をもつビード
ワイヤ5であって、線材組立体12と、この線材組立体
12全体を包みビードワイヤ5の安定した横断面幾何学
形状の外面を画成するように線材組立体12の外側の周
囲に形成された外側応力伝達被覆部13とを備える。こ
の被覆部13は200℃以上の融点を有し、かつ、10
%の伸びと約20℃の室温で測定した伸長切断係数が少
くとも70MPaに等しく、室温で測定されたとき少く
とも15%であり、また最高200%の切断延び率を有
する単一の熱可塑性材料からなる。被覆部13の横断面
形状は線材組立体12の横断面形状と異なり、これによ
って線材組立体12の外周と被覆部13の外周との間の
被覆部13の半径方向厚さが線材組立体12の周囲にお
いて異なるようになる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はタイヤ外皮に関するものであり、特に、このタイヤ外皮のビードを補 強するためのビードワイヤに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ビードワイヤをゴムによって被覆し、このゴムを例えば金型の中でタイヤ外皮 の残部と同時に加硫する方法は知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このようにして被覆されたビードワイヤは下記のような欠点を 示す。
【0004】 これらのビードワイヤが相互に固着されずに並列された線材によって構成され る場合、ゴム被覆部の弱い機械的保持力はビードワイヤを十分に凝集させること ができず、従って、これらのビードワイヤをタイヤとともに回転することが困難 となる。これはビードワイヤの変形を生じる恐れがあるからである。また、ビー ドワイヤがタイヤ外皮の製造時に規則的な幾何形状を有していても、タイヤ外皮 内部のゴム被覆部の変形がビードワイヤの変形を生じ、これらビードワイヤの線 材の相対的移動を生じる。このようなビードワイヤの形状の不安定性はその線材 の不均一な動作を生じ、これら線材によって補強されたビードの劣化を生じる。 線材の所々を例えば金属リングを用いて結束することによって、このような欠点 を除くことが試みられたが、このような結束は実施が困難でコストが高く、あら ゆる場合にビードワイヤの変形を防止することができない。
【0005】 安定した幾何形状を有する線材組立体を成すように相互に接着された線材によ ってビードワイヤが構成されている場合、この線材組立体の形状がビードの構造 およびビード中の応力に適合しない場合が多く、またゴムの被覆部はその変形の 故にこのような形状適合を可能としない。
【0006】 本考案の目的はこのような欠点を除くにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案によるタイヤ外皮用ビードワイヤは10%の伸びと室温で測定した伸長 切断係数が少なくとも70MPaに等しい素材をもって製造された被覆部によっ て被覆された線材組立体からなる。また本考案は、本考案による少なくとも一つ のビードワイヤによってビードを補強されたタイヤ外皮に関する。
【0008】
【考案の実施の形態】
第1図においては、タイヤ外皮1を示す。このタイヤ外皮1は、クラウン2と 、両側のサイドウォール3と、両側のビード4とを有し、各ビード4は本考案に よるビードワイヤ5によって強化されている。クラウン2は公知のようにクラウ ン補強材6によって補強され、このクラウン補強材6は例えば2枚の交差プライ 7,8と、放射カーカス9とによって構成され、放射カーカス9は公知のように 各ビードワイヤ5の周囲に巻き付けられて一方のビード4から他方のビード4ま で延在する。この放射カーカス9の巻き返し部分10はタイヤ外皮1の外側に配 置され、このタイヤ外皮はそのリム11上に搭載されている。ビード4の一部が 第2図において拡大図示されている。この第2図に見られるように、本考案によ るビードワイヤ5は次の2部分から成る。
【0009】 線材組立体12。
【0010】 この線材組立体12を包囲する被覆部13。
【0011】 線材組立体12は、例えばフランス特許第2,526,708号として公表さ れたフランス特許願第82/08751号の中に記載されたものと類似の「パケ ット」型である。この組立体12は、単回状15に巻かれた線材14から成る。 放射断面、すなわちタイヤ外皮1の回転軸線と同じであるビード4の軸線を通る ラジアル面におけるこの線材14の断面は長方形である。単回15は相互に単に 接触されている。すなわち、相互接触区域全体において接着されていない。また 組立体12は前記の放射面において全体として長方形断面を有する。組立体12 の放射方向内側面16は切頭円錐形を成し、かつ、その下面は平坦であり、この 組立体は例えばフランス特許第2,456,610号に記載の方法によって製造 される。この方法は本質的に、鋼線材14を成形型上に巻き取る前に、適当な偏 向曲げによって永久的変形を加えるにある。このようにして、同一層においても 、隣接層においても、並置され重ねられた単回15は相互によく整列されている 。その結果、処理された線材14は残留弾性応力がなく、単回15は自然に巻き 戻される傾向を有しない。
【0012】 本考案によれば、被覆部13は、伸長切断係数が少なくとも70MPaに等し い素材17によって製造され、この切断係数は、20℃のオーダの室温と10% の伸びにおいて測定される。好ましくは、この係数は少なくとも400MPaに 等しくする。また好ましくは、予め射出成形金型の中に配置された組立体12の 回りにこの熱可塑性素材17を射出成形することによって製造される。
【0013】 1例として、ビードワイヤ5は下記の特性を有する。
【0014】 線材14:鋼線材、この線材の長方形断面は2×1.3mmの寸法を有する。
【0015】 組立体12:それぞれ9線材の7層から成り、従って63のらせん単回を含む 。各層の積層は、線材14の断面の最小寸法の方向に実施される。従ってこの組 立体は、放射面において、約18mm×9.1mmの寸法の長方形を有する。
【0016】 被覆部13はポリアミド6を使用して前記のように余盛りによって成形される 。このポリアド6は、室温(約20℃)で測定された約40%の切断伸び率と、 約500MPaの伸長切断係数を有し、この伸長切断係数は10%の伸びと室温 で測定される。この被覆部13は半径12mmの実際上円形の放射断面を有する。
【0017】 被覆部13は565mmの内径を有し、またタイヤ外皮1は2個のビードワイヤ 5を有し、サイズ12×22.5の重量車用タイヤ外皮である。タイヤ外皮1を 搭載するリム11は円錐形シート型リムである。
【0018】 このビードワイヤ5の利点はつぎの通りである。
【0019】 被覆部13が線材14の単回15を一体化することができるので、これらの単 回は、ビードワイヤ5を取り扱う際に、例えばその輸送時に、またはこれをタイ ヤ外皮の製造中にドラムに上に配置する際に、相互に分離することがない。
【0020】 被覆部13はタイヤの転動に際して、単回15の分離を伴わずに一定の幾何形 状を保存することを可能にする。従って単回15の動作はタイヤの耐用期間中不 変である。
【0021】 ビードワイヤ5の凝集性は、金型の中に配置された組立体12の周囲に被覆部 13を成形することによって簡単に得られる。被覆部13を製造する際に、組立 体12を金型の中に配置するときにこの組立体12の最小限度の凝集性を得るに は、例えばこの組立体12の周囲に小数のクリップを配置し、あるいは前記の特 許願第82/08751号に記載のように単回層の間に接着性リボン片を不規則 間隔または規則間隔で介在させればよい。
【0022】 本考案は前記のパケット型の組立体に限定されるものでなく、第3図と第4図 に図示のような補強型線材組立体にも適用される。
【0023】 第3図に図示の本考案によるビードワイヤ20は、線材23の編組組立体22 の周囲に配置された被覆部21を含む。
【0024】 第4図に図示の本考案によるビードワイヤ30は、フランス特許願第85/0 0875号による組立体32の周囲に配置された被覆部31を含む。この組立体 32は、それぞれ被覆34によって被覆された複数の線材33と、これらの線材 33およびその被覆34を埋め込んだ生地35とを含む。2本の隣接線材33の 被覆34は相互に接触している。すなわち隣接した2本の線材33の間隔は一定 であって、被覆34の厚さの2倍に等しい。これは特定の幾何形状を保証し、線 材33の直接接触を防止する。このようにして、線材33の相互摩耗の危険性を 防止することにより、組立体32の不変の性能を得ることができる。組立体32 は、前記のフランス特許願第85/00875号に記載のように二重被覆によっ て作られ、被覆34は例えばポリアミド66で作られ、生地35はポリアミド6 で作られ、また被覆体31も例えばポリアミド6から成り、また組立体32の製 造後にその周囲にポリアミド6を成形することによって作られる。
【0025】 一例として、ビードワイヤ30は下記の特性を有する。
【0026】 線材33:鋼線材、各線材の直径:1mm、ビードワイヤ中の線材(すなわち単 回)の数:16。このビードワイヤはそれぞれ4単回の4層から成る正方形断面 を有し、この正方形の辺はこの辺に隣接配置された線材33の被覆34に接触し ている。
【0027】 被覆34:厚さは0.5mm、これらの被覆の素材はポリアミド66、融解温度 :255℃、約10%の伸びで測定された伸長切断係数:550MPa。線材3 3と被覆素材34との良好な接着状態を得るため、それ自体公知のように被覆3 4を作る前に線材33を予熱する。
【0028】 生地35:この生地の素材:ポリアミド6、この素材の融解温度220℃、1 0%伸びで測定された伸長切断係数:約500MPa。フランス特許願第85/ 00875号の請求の範囲によれば、組立体32の組み立て前に、生地35の素 材は被覆34の周囲に配置された厚さ0.13mmの固体被覆を成し、これら両方 の被覆がそれぞれの線材33を被覆している。内側被覆34を融解させないよう に外側被覆35を融解させ、つぎに16本の線材単回33をドラムのグルーブの 中に巻き込み、溶融生地35を固体被覆34の間に泳動させて生地35を成形し 、つぎにこの生地35を固化させる。ドラムのグルーブはこのようにして得られ た組立体32の金型として作用する。
【0029】 被覆部31:この被覆部は、組立体32の製造後にその周囲のポリアミド6を 成形することによって得られる。すなわち、被覆31と生地35について同一の 素材を使用する。
【0030】 このようにして得られたビードワイヤ30は355mmの内径を有し、乗用車に 使用される175×14サイズのタイヤ外皮の中に使用される。
【0031】 ビードワイヤ30の前記の幾何寸法と伸長切断係数は20℃で測定される。
【0032】 正方形断面の組立体32が得られるが、本考案によれば、この組立体を被覆部 31によって包囲し、この被覆部31の形状は、タイヤ外皮のビードの構造と機 能条件に対応するような正方形以外の任意形状とすることができる。
【0033】 本考案によるビードワイヤの被覆部の形状は必ずしも円形ではなく、第4図に 図示のビードワイヤ30の被覆部31は「水滴」状を成し、この形状は、ビード ワイヤによって補強されるビードの中の碇着状態を改良するという利点を示す。
【0034】 前記のすべてのビードワイヤの実施形態において、被覆部は線材組立体の外部 に配置され、従って、この被覆部は組立体の線材間の生地の役割を果たさない。 故に、線材組立体に対する被覆部の作用は専ら外部的であって、特にこの被覆部 は放射カーカスの応力を、ビードワイヤ内部の線材組立体の線材に対して均等に 伝達するにある。被覆部の伸長性がこの応力伝達を容易にし、そのため被覆部の 素材は、少なくとも15%、最高200%に等しい切断伸び率を有し、この切断 伸び率は室温(約20℃)で測定される。好ましくは、例えば制動作用によるビ ードの偶発的加熱に対するビードワイヤの抵抗力を改良するため、被覆部の素材 は200℃以上の融点を有する熱可塑性材料とする。
【0035】 本考案は前記の説明のみに限定されるものでなく、その主旨の範囲内において 任意に変更実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるビードワイヤによってそれぞれ補
強されたビードを有するタイヤ外皮の放射断面図。
【図2】第1図のタイヤ外皮の一方のビードの放射断面
図、このビードに対応する本考案のビードワイヤを示す
図。
【図3】本考案によるビードワイヤの他の実施態様の断
面図。
【図4】本考案によるビードワイヤの他の実施態様の断
面図。
【符号の説明】
4 ビード 5,20,30 ビードワイヤ 14,23,33 線材 15 単回 12,22,32 線材組立体 13,21,31 被覆部 34 被覆 35 生地
フロントページの続き (72)考案者 ジョルジュ、ダブリュ フランス国リオン、モザク、アレ、デ、シ ェーヌ、1 (72)考案者 モーリス、レイ フランス国クレルモン‐フェラン、ラ、レ イ‐デュー、アレ、ジュド、13

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】安定した横断面幾何学形状をもつビードワ
    イヤであって、線材組立体と、前記線材組立体全体を包
    みビードワイヤの安定した横断面幾何学形状の外面を画
    成するように前記線材組立体の外側の周囲に形成された
    外側応力伝達被覆部とを備えたビードワイヤにおいて、
    前記被覆部が200℃以上の融点を有し、かつ、10%
    の伸びと約20℃の室温で測定した伸長切断係数が少く
    とも70MPaに等しく、室温で測定されたとき少くと
    も15%であり、また最高200%の切断延び率を有す
    る単一の熱可塑性材料からなり、前記被覆部の横断面形
    状が前記線材組立体の横断面形状と異なり、これによっ
    て前記線材組立体の外周と前記被覆部の外周との間の前
    記被覆部の半径方向厚さが前記線材組立体の周囲におい
    て異なるビードワイヤ。
  2. 【請求項2】前記伸長切断係数が少くとも400MPa
    に等しい請求項1記載のビードワイヤ。
  3. 【請求項3】前記熱可塑性材料がナイロンである請求項
    1記載のビードワイヤ。
  4. 【請求項4】前記線材組立体の各線材が相互に単に接触
    によって当接されていることを特徴とする請求項1記載
    のビードワイヤ。
  5. 【請求項5】前記線材組立体が熱可塑性材料に包まれ、
    かつ前記被覆部が前記包まれた線材組立体を取囲んでい
    る請求項1記載のビードワイヤ。
  6. 【請求項6】各ビードが請求項1記載の少くとも1個の
    ビードワイヤにより補強されているビードを備えた空気
    タイヤ。
JP012945U 1986-07-09 1996-12-19 タイヤ外皮用の被覆部を有するビードワイヤ Pending JPH09366U (ja)

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OA (1) OA08632A (ja)

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