JPH0934784A - データ書込み回路、データ読出し回路及びデータ伝送装置 - Google Patents

データ書込み回路、データ読出し回路及びデータ伝送装置

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JPH0934784A
JPH0934784A JP7178898A JP17889895A JPH0934784A JP H0934784 A JPH0934784 A JP H0934784A JP 7178898 A JP7178898 A JP 7178898A JP 17889895 A JP17889895 A JP 17889895A JP H0934784 A JPH0934784 A JP H0934784A
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JP7178898A
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English (en)
Inventor
Fumitoshi Ishida
文利 石田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F5/00Methods or arrangements for data conversion without changing the order or content of the data handled
    • G06F5/06Methods or arrangements for data conversion without changing the order or content of the data handled for changing the speed of data flow, i.e. speed regularising or timing, e.g. delay lines, FIFO buffers; over- or underrun control therefor
    • G06F5/10Methods or arrangements for data conversion without changing the order or content of the data handled for changing the speed of data flow, i.e. speed regularising or timing, e.g. delay lines, FIFO buffers; over- or underrun control therefor having a sequence of storage locations each being individually accessible for both enqueue and dequeue operations, e.g. using random access memory

Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えばコンピュータと外部記憶装置間の連続
した大容量のデータ列を高速にアクセスすることを可能
にする。 【解決手段】 4つのメモリ11A〜11Dに記憶され
るべき個々のデータが所定期間毎に順次供給され、か
つ、供給されたデータを所定期間保持する4つのバッフ
ァ25A〜25Dと、各データの格納アドレスがそれぞ
れ所定期間毎にシフトして供給され、かつ、供給された
格納アドレスをその供給時点から所定の保持期間保持す
る4つのラッチ回路24A〜24Dと、4つのメモリ1
1A〜11Dのうち、各バッファ25A〜25Dに保持
されているデータが記憶されるべきメモリに対して書込
み用の活性化を行なう書込み用タイミング発生器19
と、格納アドレスの供給があったラッチ回路に対応する
メモリに対して、その格納アドレスの供給時点から所定
期間経過後に読出し用の活性化を行なう読出し用タイミ
ング発生器20とを具備して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データバスを通じ
て送出されるデータ列(連続した多数のデータで構成さ
れる)をデータ単位に分離してn個のメモリにそれぞれ
供給するデータ書込み回路と、n個のメモリに記憶され
ているデータをシリーズに読み出して1つのデータ列と
してデータバスに供給するデータ読出し回路と、例えば
コンピュータと外部記憶装置間のデータのアクセスに用
いられるデータ伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】連続した多数のデータで構成される大容
量のデータ列を保持するメモリとしては、メモリセルの
構造が簡単で集積度を高くすることが容易なDRAMを
用いるのが一般的である。
【0003】そして、このDRAMに対するアクセス方
式は、行列状に配列されたメモリセルの位置を指定する
2種のアドレス入力信号(行アドレス信号及び列アドレ
ス信号)を同一の入力ピンから時分割で入力する、とい
うアドレスマルチプレクス方式を採用している。
【0004】この方式は、具体的には、/RAS(row
address strobe)及び/CAS(column address strob
e )と呼ばれる2種の外部クロック信号を用い、まず、
行アドレス入力信号を印加した後、/RASを入力する
と、行アドレス入力信号が内部に取り込まれて、行アド
レスとしてラッチされ、次いで、列アドレス入力信号を
同一のアドレスピンに印加した後、/CASを入力する
と、列アドレス入力信号が内部に取り込まれて、列アド
レスとしてラッチされる。そして、上記ラッチされた行
アドレス及び列アドレスに対応するメモリセルに対して
データの書込みあるいはデータの読出しが行なわれるこ
とになる。
【0005】この方式は、メモリのピン数を減らすこと
ができるため、パッケージの小型化及び実装密度の向上
に大きく寄与している。
【0006】ところで、上記DRAMにおいては、DR
AMそのもののアクセス速度が遅いため、例えばデータ
バス上で高速に転送されるデータを直接書き込んだり、
外部記憶装置から読み出されたデータを高速な転送レー
トによって支配されるデータバスに直接送出することが
できない。
【0007】そのため、例えばデータバスを通じてコン
ピュータとハードディスク装置間に接続されるディスク
キャッシュとしてDRAMを用いた場合、コンピュータ
とハードディスク装置との高速アクセスが実現できない
という問題がある。
【0008】そこで、従来では、図8に示すように、デ
ータバスDBと低速大容量DRAM101との間に高速
アクセスが可能な小容量のSRAM102をいわゆるキ
ャッシュメモリとして挿入接続し、このSRAM102
にデータを一時退避させることで、見かけ上、高速なデ
ータのやりとりを可能にしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高速ア
クセスが可能なSRAM102は、高価で容量も限られ
るため、大容量のデータ列を連続して送ることは困難で
あった。
【0010】従って、最近では、図9に示すように、例
えば上記DRAM101を4つのメモリ101A〜10
1Dに分け、これら4つのメモリ101A〜101Dを
パラレル接続して構成されるデータ伝送装置をディスク
キャッシュとしてデータバスとハードディスク装置間に
挿入接続するようにした例が提案されている。この装置
は、データバスを通じて送出されるデータ列(連続した
多数のデータで構成される)をデータ単位に分離して4
つのメモリ101A〜101Dにそれぞれ供給し、更に
4つのメモリ101A〜101Dに記憶されているデー
タをシリーズに読み出して1つのデータ列としてデータ
バスに供給するものである。
【0011】具体的に、上記ディスクキャッシュの構成
を説明すると、このディスクキャッシュは、上記4つの
メモリ101A〜101Dに対応して設けられた4つの
データ取り込み用ラッチ回路(便宜的に第1〜第4のラ
ッチ回路111A〜111Dと記す)と、各ラッチ回路
111A〜111Dに対応して設けられた4つのデータ
書込み用ラッチ回路(便宜的に第5〜第8のラッチ回路
112A〜112Dと記す)と、上記4つのメモリ10
1A〜101Dに対応して設けられた4つのデータ読出
し用ラッチ回路(便宜的に第9〜第12のラッチ回路1
13A〜113Dと記す)と、4つの入力端子φ1〜φ
4と1つの出力端子を具備したマルチプレクサ114を
有して構成されている。
【0012】そして、第1〜第4のラッチ回路111A
〜111Dは、それぞれの入力端子がデータバスに接続
され、それぞれの出力端子が後段の対応する第5〜第8
のラッチ回路112A〜112Dの入力端子に接続され
ている。上記第5〜第8のラッチ回路112A〜112
Dは、対応する第1〜第4のメモリ101A〜101D
と内部バスにて接続され、各メモリ101A〜101D
は後段の対応する第9〜第12のラッチ回路113A〜
113Dと同一の内部バスにて接続されている。
【0013】上記第9〜第12のラッチ回路113A〜
113Dは、マルチプレクサ114のそれぞれ対応する
入力端子φ1〜φ4に接続され、マルチプレクサ114
の出力端子はデータバスに接続されている。
【0014】また、このディスクキャッシュは、図示し
ないが基準クロック信号を発生するクロック発生回路か
らの上記基準クロック信号に基づいて、各ラッチ回路に
供給すべきタイミング信号と、各メモリに供給すべき外
部クロック信号を生成し、出力するタイミング発生回路
を有する。
【0015】このディスクキャッシュの動作を図10の
タイミングチャートも参照しながら説明すると、まず、
データバスを通じてのデータ列の入力タイミングから所
定期間経過後、図10の例では、第1番目のデータDA
TA1の入力タイミングから所定期間経過後にタイミン
グ発生器からイネーブル信号が第1のラッチ回路111
Aに入力され、これによってデータ列の第1番目のデー
タDATA1が第1のラッチ回路111Aに入力され
る。第1のラッチ回路111Aに入力された第1番目の
データDATA1は所定の保持期間(この例では、メモ
リのアクセス期間に相当する期間)、当該第1のラッチ
回路111Aに保持される。
【0016】その後、データ列における第2番目のデー
タDATA2の入力タイミングから所定期間経過後にタ
イミング発生器からイネーブル信号が第2のラッチ回路
111Bに入力され、これによって上記第2番目のデー
タDATA2が第2のラッチ回路111Bに所定の保持
期間保持される。
【0017】その後、データ列における第3番目のデー
タDATA3の入力タイミングから所定期間経過後にタ
イミング発生器からイネーブル信号が第3のラッチ回路
111Cに入力され、これによって上記第3番目のデー
タDATA3が第3のラッチ回路111Cに所定の保持
期間保持される。
【0018】その後、データ列における第4番目のデー
タDATA4の入力タイミングから所定期間経過後にタ
イミング発生器からイネーブル信号が第4のラッチ回路
111Dに入力され、これによって上記第4番目のデー
タDATA4が第4のラッチ回路111Dに所定の保持
期間保持される。
【0019】その後、データ列における第5番目のデー
タDATA5の入力タイミングから所定期間経過後にタ
イミング発生器からイネーブル信号が第5〜第8のラッ
チ回路に入力され、これによって第1〜第4のラッチ回
路111A〜111Dにて保持されている第1番目〜第
4番目のデータDATA1〜DATA4がそれぞれ対応
する第5〜第8のラッチ回路112A〜112Dに入力
され、それぞれ所定の保持期間(この例では、メモリの
アクセス期間に相当する期間)保持される。
【0020】これによって、第1番目〜第4番目のデー
タDATA1〜DATA4は、それぞれ位相が揃えら
れ、かつメモリのアクセス期間に相当する期間ほど引き
延ばされた状態で保持されることになる。このとき、タ
イミング発生器からのイネーブル信号が第1のラッチ回
路111Aにも供給されるため、第1のラッチ回路11
1Aには、第5番目のデータDATA5が保持されるこ
とになる。また、この時点で第1〜第4のメモリ101
A〜101Dに対してアドレス信号が印加される。
【0021】第5〜第8のラッチ回路112A〜112
Dにて保持されているデータは、タイミング発生器から
出力される書込みイネーブル信号の第1〜第4のメモリ
101A〜101Dへの供給によって、第1〜第4のメ
モリ101A〜101Dに取り込まれ、それぞれの記憶
領域中、印加されているアドレス信号が示すアドレスに
それぞれ記憶されることになる。つまり、データ列の第
1番目〜第4番目のデータDATA1〜DATA4は、
それぞれ共通のタイミングでそれぞれ対応する第1〜第
4のメモリ101A〜101Dに書き込まれることにな
る。
【0022】その後に供給されるデータ列の第5番目〜
第8番目のデータDATA5〜DATA8も上記と同様
の動作が行なわれることによって、それぞれ共通のタイ
ミングでそれぞれ対応する第1〜第4のメモリ101A
〜101Dに書き込まれることになる。なお、上記ディ
スクキャッシュにおけるデータの読出し動作について
は、その説明を省略する。
【0023】しかし、上記図9で示す従来のディスクキ
ャッシュにおいては、高速に送られてくる多数のデータ
を長い期間保持するためのデータ保持回路(第5のラッ
チ回路112A〜第8のラッチ回路112D)を設ける
必要があり、回路構成の規模がかなり大きくなるという
問題がある。
【0024】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、高速かつ大容量のデー
タ列を連続してn個のメモリに書き込むことができるデ
ータ書込み回路を提供することにある。
【0025】また、本発明の他の目的は、n個のメモリ
からデータを読み出して高速かつ連続した大容量のデー
タ列として後段の回路系に送出することができるデータ
読出し回路を提供することにある。
【0026】また、本発明の他の目的は、例えばコンピ
ュータと外部記憶装置間の連続した大容量のデータ列を
高速にアクセスすることが可能となるデータ伝送装置を
提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明に係るデータ書込
み回路は、n個のデータ記憶手段と、上記n個のデータ
記憶手段に対応して設けられ、上記各データ記憶手段に
記憶されるべき個々のデータが所定期間毎に順次供給さ
れ、かつ、供給されたデータを上記所定期間保持するn
個のデータ保持手段と、上記n個のデータ記憶手段に対
応して設けられ、各データの格納アドレスを示すアドレ
ス情報がそれぞれ上記所定期間毎にシフトして供給さ
れ、かつ、供給されたアドレス情報をその供給時点から
所定のアドレス保持期間保持するn個のアドレス保持手
段と、上記n個のデータ記憶手段のうち、上記各データ
保持手段に保持されているデータが記憶されるべきデー
タ記憶手段に対して書込み用の活性化を行なう書込み制
御回路とを具備し、1つのデータ保持手段におけるデー
タの保持期間を、当該データ保持手段に対応するアドレ
ス保持手段でのアドレス保持期間内に含まれるように
し、上記書込み用の活性化が行なわれた上記データ記憶
手段の記憶領域中、対応するアドレス保持手段に保持さ
れているアドレス情報が示す格納アドレスに、対応する
データ保持手段に保持されているデータを書き込むよう
に構成する。
【0028】これにより、まず、n個のアドレス保持手
段に、各データ記憶手段にて記憶されるべきデータの格
納アドレスがそれぞれ所定期間毎にシフトして供給さ
れ、各アドレス保持手段は、供給されたアドレス情報を
それぞれの供給時点から所定のアドレス保持期間保持す
る。
【0029】一方、n個のデータ保持手段には、各デー
タ記憶手段に記憶されるべき個々のデータが所定期間毎
に順次供給され、各データ保持手段に供給されたデータ
は、各データ保持手段にてそれぞれ上記所定期間保持さ
れる。
【0030】そして、n個のデータ記憶手段のうち、上
記n個のデータ保持手段にて保持されているデータが記
憶されるべきデータ記憶手段が、書込み制御回路にて書
込み用の活性化が行なわれる。この場合、1つのデータ
保持手段におけるデータの保持期間は、当該データ保持
手段に対応するアドレス保持手段でのアドレス保持期間
内に含まれていることから、当該データ記憶手段の書込
み用の活性化が行なわれた時点において、当該データ記
憶手段に対応するアドレス保持手段には、当該データ記
憶手段への格納アドレスが保持されてることになる。従
って、当該データ記憶手段は、書込み制御回路による活
性化によって、その記憶領域中、対応するアドレス保持
手段に保持されているアドレス情報が示す格納アドレス
に、対応するデータ保持手段に保持されているデータが
書き込まれることになる。
【0031】具体的に、順を追って説明すると、まず、
各アドレス保持手段についてみると、第1番目のアドレ
ス保持手段にアドレス情報が格納された時点から所定の
アドレス保持期間ほど、該アドレス情報が第1番目のア
ドレス保持手段にて保持される。上記第1番目のアドレ
ス保持手段への上記アドレス情報の供給時点から所定期
間経過後に今度は、第2番目のアドレス保持手段に上記
アドレス情報が供給され、該アドレス情報は、該第2番
目のアドレス保持手段において、所定のアドレス保持期
間ほど保持される。
【0032】以下、同様に(n−1)番目のアドレス保
持手段への上記アドレス情報の供給時点から所定期間経
過後に、n番目のアドレス保持手段に上記アドレス情報
が供給され、該アドレス情報は、n番目のアドレス保持
手段において、所定のアドレス保持期間ほど保持され
る。
【0033】一方、各データ保持手段においては、上記
第1番目のアドレス保持手段にてアドレス情報が保持さ
れている期間内の所定期間において、データ列における
第1番目のデータが保持され、上記所定期間の経過後
に、今度は各データ保持手段に第2番目のデータが保持
されることになる。このデータの保持期間は、第2番目
のアドレス保持手段でのアドレス保持期間に含まれる期
間であるため、この期間において、第2のアドレス保持
手段には、上記第1のアドレス保持手段に保持されてい
たアドレス情報が保持されていることになる。
【0034】以下、同様に、各データ保持手段におい
て、第n−1番目のアドレス保持手段にてアドレス情報
が保持されている期間内の所定期間において、データ列
における第n−1番目のデータが保持され、上記所定期
間の経過後に、今度は各データ保持手段に第n番目のデ
ータが保持されることになる。このデータの保持期間
は、第n番目のアドレス保持手段でのアドレス保持期間
に含まれる期間であるため、この期間において、第nの
アドレス保持手段には、上記第n−1のアドレス保持手
段に保持されていたアドレス情報が保持されていること
になる。
【0035】このことから、各データ保持手段において
第1番目のデータが保持されている期間において、書込
み制御回路にて第1番目のデータ記憶手段が活性化され
ることにより、当該第1のデータ記憶手段の記憶領域に
おける第1番目のアドレス保持手段にて保持されている
アドレス情報が示す格納アドレスに、第1番目のデータ
保持手段にて保持されている第1番目のデータが格納さ
れることになる。
【0036】次に、各データ保持手段に第2番目のデー
タが保持されている期間において、今度は書込み制御回
路によって第2番目のデータ記憶手段が活性化されるた
め、当該第2のデータ記憶手段の記憶領域における第2
番目のアドレス保持手段にて保持されているアドレス情
報が示す格納アドレスに、第2番目のデータ保持手段に
て保持されている第2番目のデータが格納されることに
なる。
【0037】以下同様に、各データ保持手段に第n番目
のデータが保持されている期間において、書込み制御回
路によって第n番目のデータ記憶手段が活性化されるた
め、当該第nのデータ記憶手段の記憶領域における第n
番目のアドレス保持手段にて保持されているアドレス情
報が示す格納アドレスに、第n番目のデータ保持手段に
て保持されている第n番目のデータが格納されることに
なる。
【0038】上記の動作から、連続した大容量のデータ
列を構成する第1番目のデータ,第2番目のデータ・・
・・第n番目のデータが所定期間毎に第1番目のデータ
記憶手段,第2のデータ記憶手段・・・・第n番目のデ
ータ記憶手段にそれぞれ記憶されることになる。
【0039】このように、各データ記憶手段に対するア
ドレス情報の供給期間(それぞれ対応するアドレス保持
手段でのアドレス情報の保持期間に相当する。)を各デ
ータ記憶手段に合わせて長い期間に設定したとしても、
各データ記憶手段に記憶されるデータの書込みタイミン
グを、各データ保持手段に供給されるタイミングと同じ
にすることが可能となり、高速に供給される連続した大
容量のデータ列を、時間軸を伸長することなく、それぞ
れデータ記憶手段にパラレルに供給することができる。
従って、高速に送られてくる多数のデータをデータ列の
最終点になるまで長い期間保持するためのデータ保持手
段を新たに設ける必要がなくなり、回路構成の簡略化を
実現させることができる。
【0040】また、本発明に係るデータ読出し回路は、
n個のデータ記憶手段と、上記n個のデータ記憶手段に
対応して設けられ、各データの格納アドレスを示すアド
レス情報がそれぞれ上記所定期間毎にシフトして供給さ
れ、かつ、供給されたアドレス情報をその供給時点から
所定のアドレス保持期間保持するn個のアドレス保持手
段と、アドレス情報の供給があったアドレス保持手段に
対応するデータ記憶手段に対して、そのアドレス情報の
供給時点から所定期間経過後に読出し用の活性化を行な
う読出し制御回路とを具備し、1つのデータ記憶装置に
対する読出し活性化期間を、当該データ記憶手段に対応
するアドレス保持手段でのアドレス保持期間内に含まれ
るようにし、上記読出し用の活性化が行なわれた上記デ
ータ記憶手段の記憶領域中、対応するアドレス保持手段
に保持されているアドレス情報が示す格納アドレスから
データを読み出すように構成する。
【0041】これにより、まず、n個のアドレス保持手
段に、各データ記憶手段に記憶されているデータの格納
アドレスがそれぞれ所定期間毎にシフトして供給され、
各アドレス保持手段は、供給されたアドレス情報をそれ
ぞれの供給時点から所定のアドレス保持期間保持する。
【0042】そして、上記アドレス保持手段のうち、ア
ドレス情報の供給があったアドレス保持手段に対応する
データ記憶手段に対して、そのアドレス情報の供給時点
から所定の遅延期間経過後に、読出し制御回路によって
読出し用の活性化が行なわれる。この場合、1つのデー
タ記憶手段に対する読出し活性化の期間は、当該データ
記憶手段に対応するアドレス保持手段でのアドレス保持
期間内に含まれていることから、当該データ記憶手段の
読出し用の活性化が行なわれた時点において、当該デー
タ記憶手段に対応するアドレス保持手段には、当該デー
タ記憶手段から読み出すためのデータの格納アドレスが
保持されてることになる。従って、当該データ記憶手段
は、読出し制御回路による活性化によって、その記憶領
域中、対応するアドレス保持手段に保持されているアド
レス情報が示す格納アドレスからデータが読み出される
ことになる。
【0043】具体的に、順を追って説明すると、まず、
各アドレス保持手段についてみると、第1番目のアドレ
ス保持手段にアドレス情報が格納された時点から所定の
アドレス保持期間ほど、該アドレス情報が第1番目のア
ドレス保持手段にて保持される。上記第1番目のアドレ
ス保持手段への上記アドレス情報の供給時点から所定期
間経過後に今度は、第2番目のアドレス保持手段に上記
アドレス情報が供給され、該アドレス情報は、該第2番
目のアドレス保持手段において、所定のアドレス保持期
間ほど保持される。
【0044】以下、同様に(n−1)番目のアドレス保
持手段への上記アドレス情報の供給時点から所定期間経
過後に、n番目のアドレス保持手段に上記アドレス情報
が供給され、該アドレス情報は、n番目のアドレス保持
手段において、所定のアドレス保持期間ほど保持され
る。
【0045】そして、第1番目のアドレス保持手段にア
ドレス情報が供給された時点から所定の遅延期間経過後
に、読出し制御回路によって第1番目のデータ記憶手段
が読出し活性化され、これにより、当該第1番目のデー
タ記憶手段における上記第1番目のアドレス保持手段に
て保持されているアドレス情報が示す格納アドレスから
データが読み出されることになる。
【0046】上記第1番目のアドレス保持手段にアドレ
ス情報が供給された時点から所定期間経過後に第2番目
のアドレス保持手段に上記アドレス情報が供給され、こ
の供給時点から所定の遅延期間経過後に、読出し制御回
路によって今度は第2番目のデータ記憶手段が読出し活
性化され、これにより、当該第2番目のデータ記憶手段
における上記第2番目のアドレス保持手段にて保持され
ているアドレス情報が示す格納アドレスからデータが読
み出されることになる。このデータの読出し開始時点
は、上記第1番目のデータ記憶手段からのデータの読出
し開始時点から所定期間経過した時点である。
【0047】以下同様に、上記第n−1番目のアドレス
保持手段にアドレス情報が供給された時点から所定期間
経過後に第n番目のアドレス保持手段に上記アドレス情
報が供給され、この供給時点から所定の遅延期間経過後
に、読出し制御回路によって今度は第n番目のデータ記
憶手段が読出し活性化され、これにより、当該第n番目
のデータ記憶手段における上記第n番目のアドレス保持
手段にて保持されているアドレス情報が示す格納アドレ
スからデータが読み出されることになる。
【0048】この場合、読出し制御回路での各データ記
憶手段に対する読出し活性化期間を上記所定期間(各ア
ドレス保持手段に対するアドレス情報のシフト期間)と
同じにすれば、第1番目のデータ記憶手段,第2番目の
データ記憶手段・・・・第n番目のデータ記憶手段から
上記所定期間毎に第1番目のデータ,第2番目のデータ
・・・・第n番目のデータがそれぞれ読み出され、結果
的に第1番目のデータ,第2番目のデータ・・・・第n
番目のデータが連続した大容量のデータ列が読み出され
ることと等価になる。
【0049】このように、各データ記憶手段に対するア
ドレス情報の供給期間(それぞれ対応するアドレス保持
手段でのアドレス情報の保持期間に相当する。)を各デ
ータ記憶手段に合わせて長い期間に設定したとしても、
各データ記憶手段からのデータの読出しタイミングを、
上記アドレス情報の供給期間よりも短くすることが可能
となり、連続した大容量のデータ列を、時間軸を伸長す
ることなく、高速に送出することができる。従って、各
データ記憶手段から読み出されたデータを、データ列の
最終点となるまで保持して、その後に高速に送出すると
いうデータ保持手段及びデータ送出手段を新たに設ける
必要がなくなり、回路構成の簡略化を実現させることが
できる。
【0050】また、本発明に係るデータ伝送装置は、n
個のデータ記憶手段と、上記n個のデータ記憶手段に対
応して設けられ、上記各データ記憶手段に記憶されるべ
き個々のデータが所定期間毎に順次供給され、かつ、供
給されたデータを上記所定期間保持するn個のデータ保
持手段と、上記n個のデータ記憶手段に対応して設けら
れ、各データの格納アドレスを示すアドレス情報がそれ
ぞれ上記所定期間毎にシフトして供給され、かつ、供給
されたアドレス情報をその供給時点から所定のアドレス
保持期間保持するn個のアドレス保持手段と、上記n個
のデータ記憶手段のうち、上記各データ保持手段に保持
されているデータが記憶されるべきデータ記憶手段に対
して書込み用の活性化を行なう書込み制御回路と、アド
レス情報の供給があったアドレス保持手段に対応するデ
ータ記憶手段に対して、そのアドレス情報の供給時点か
ら所定期間経過後に読出し用の活性化を行なう読出し制
御回路とを具備し、1つのデータ保持手段におけるデー
タの保持期間を、当該データ保持手段に対応するアドレ
ス保持手段でのアドレス保持期間内に含まれるように
し、上記書込み用の活性化が行なわれた上記データ記憶
手段は、その記憶領域中、対応するアドレス保持手段に
保持されているアドレス情報が示す格納アドレスに、対
応するデータ保持手段に保持されているデータを書き込
み、1つのデータ記憶装置に対する読出し活性化期間
を、当該データ記憶手段に対応するアドレス保持手段で
のアドレス保持期間内に含まれるようにし、上記読出し
用の活性化が行なわれた上記データ記憶手段の記憶領域
中、対応するアドレス保持手段に保持されているアドレ
ス情報が示す格納アドレスからデータを読み出すように
構成する。
【0051】これにより、まず、データの書込み動作に
ついて説明すると、n個のアドレス保持手段に、各デー
タ記憶手段にて記憶されるべきデータの格納アドレスが
それぞれ所定期間毎にシフトして供給され、各アドレス
保持手段は、供給されたアドレス情報をそれぞれの供給
時点から所定のアドレス保持期間保持する。
【0052】一方、n個のデータ保持手段には、各デー
タ記憶手段に記憶されるべき個々のデータが所定期間毎
に順次供給され、各データ保持手段に供給されたデータ
は、各データ保持手段にてそれぞれ上記所定期間保持さ
れる。
【0053】そして、n個のデータ記憶手段のうち、上
記n個のデータ保持手段にて保持されているデータが記
憶されるべきデータ記憶手段が、書込み制御回路にて書
込み用の活性化が行なわれる。この場合、1つのデータ
保持手段におけるデータの保持期間は、当該データ保持
手段に対応するアドレス保持手段でのアドレス保持期間
内に含まれていることから、当該データ記憶手段の書込
み用の活性化が行なわれた時点において、当該データ記
憶手段に対応するアドレス保持手段には、当該データ記
憶手段への格納アドレスが保持されてることになる。従
って、当該データ記憶手段は、書込み制御回路による活
性化によって、その記憶領域中、対応するアドレス保持
手段に保持されているアドレス情報が示す格納アドレス
に、対応するデータ保持手段に保持されているデータが
書き込まれることになる。
【0054】次に、データの読出し動作について説明す
ると、n個のアドレス保持手段に、各データ記憶手段に
記憶されているデータの格納アドレスがそれぞれ所定期
間毎にシフトして供給され、各アドレス保持手段は、供
給されたアドレス情報をそれぞれの供給時点から所定の
アドレス保持期間保持する。
【0055】そして、上記アドレス保持手段のうち、ア
ドレス情報の供給があったアドレス保持手段に対応する
データ記憶手段に対して、そのアドレス情報の供給時点
から所定の遅延期間経過後に、読出し制御回路によって
読出し用の活性化が行なわれる。この場合、1つのデー
タ記憶手段に対する読出し活性化の期間は、当該データ
記憶手段に対応するアドレス保持手段でのアドレス保持
期間内に含まれていることから、当該データ記憶手段の
読出し用の活性化が行なわれた時点において、当該デー
タ記憶手段に対応するアドレス保持手段には、当該デー
タ記憶手段から読み出すためのデータの格納アドレスが
保持されてることになる。従って、当該データ記憶手段
は、読出し制御回路による活性化によって、その記憶領
域中、対応するアドレス保持手段に保持されているアド
レス情報が示す格納アドレスからデータが読み出される
ことになる。
【0056】このように、データの書込み動作において
は、各データ記憶手段に対するアドレス情報の供給期間
(それぞれ対応するアドレス保持手段でのアドレス情報
の保持期間に相当する。)を各データ記憶手段に合わせ
て長い期間に設定したとしても、各データ記憶手段に記
憶されるデータの書込みタイミングを、各データ保持手
段に供給されるタイミングと同じにすることが可能とな
り、高速に供給される連続した大容量のデータ列を、時
間軸を伸長することなく、それぞれデータ記憶手段にパ
ラレルに供給することができる。従って、高速に送られ
てくる多数のデータをデータ列の最終点になるまで長い
期間保持するためのデータ保持手段を新たに設ける必要
がなくなる。
【0057】一方、データの読出し動作においては、各
データ記憶手段に対するアドレス情報の供給期間(それ
ぞれ対応するアドレス保持手段でのアドレス情報の保持
期間に相当する。)を各データ記憶手段に合わせて長い
期間に設定したとしても、各データ記憶手段からのデー
タの読出しタイミングを、上記アドレス情報の供給期間
よりも短くすることが可能となり、連続した大容量のデ
ータ列を、時間軸を伸長することなく、高速に送出する
ことができる。従って、各データ記憶手段から読み出さ
れたデータを、データ列の最終点となるまで保持して、
その後に高速に送出するというデータ保持手段及びデー
タ送出手段を新たに設ける必要がなくなる。
【0058】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るデータ書込み
回路及びデータ読出し回路が組み合わされて構成された
データ伝送装置をディスクキャッシュに適用した2つの
実施の形態(以下、単に第1の実施の形態に係るディス
クキャッシュ及び第2の実施の形態に係るディスクキャ
ッシュと記す)を図1〜図7を参照しながら説明する。
【0059】これら第1の実施の形態及び第2の実施の
形態に係るディスクキャッシュは、例えば、図1に示す
ように、デジタルレコーダ装置に組み込まれて使用され
るものである。
【0060】このデジタルレコーダ装置は、図1に示す
ように、その内部に、マイク1を通して入力される音声
信号をデジタルの音声データに変換するA/D変換器2
と、このA/D変換器2からの音声データにエラー訂正
符号等を付加するなどの各種信号処理を行なう信号処理
装置3と、内蔵された例えば磁気ディスクあるいは光磁
気ディスク等の記録媒体に対して音声データの記録又は
再生を行なうハードディスク装置4と、上記信号処理装
置3からの音声データをアナログの音声信号に変換して
外部に接続されたスピーカ5に出力するD/A変換器6
と、これら各種回路での信号処理に係るタイミングをと
るための基準クロックを発生するクロック発生器7を有
して構成されている。
【0061】そして、この実施の形態に係るディスクキ
ャッシュ8は、上記信号処理装置3とハードディスク装
置4間にデータバスを通じて接続される。また、信号処
理装置3とディスクキャッシュ8間には制御バスが接続
され、この制御バスを通じて信号処理装置からディスク
キャッシュ8にデータの書込み要求信号及びデータの読
出し要求が出力される。
【0062】上記信号処理装置3は、特に、データ列の
書込み時において、データの書込み要求信号の出力時点
から一定期間経過後にデータ列を送出するという動作を
行なう。このタイミングは、クロック発生器7からの基
準クロックの計数に基づいて行なわれる。従って、例え
ば図3に示すように、データの書込み要求信号の出力か
ら一定期間Ta経過後に信号処理装置からデータ列がデ
ータバスを通じて出力されることになる。
【0063】ここで、本実施の形態に係るディスクキャ
ッシュ8を概略的に説明すると、メモリのアクセス速度
がデータバス上でのデータの転送速度よりも遅い場合、
複数のメモリをパラレル接続することで、アクセス速度
を補うというものである。特に、メモリへのデータの書
込み動作において、メモリのアクセス時間のすべてにわ
たって、書込みデータを保持する必要はなく、必要なタ
イミングの前後にだけ、書込みデータを保持すればよい
という点に着目している。
【0064】そして、後で詳述するが、メモリの構成
は、そのアクセス速度とデータの転送速度の比によっ
て、パラレル接続するようにしているが、それぞれのア
クセスタイミングをずらすことによって、データを保持
しておくためのラッチ(例えば図9で示す従来の第5の
ラッチ回路〜第8のラッチ回路112A〜112Dに相
当する回路など)を排除している。
【0065】次に、本実施の形態に係るディスクキャッ
シュ8の具体的な構成について説明する。まず、第1の
実施の形態に係るディスクキャッシュ8は、図2に示す
ように、データ記憶部11と、アドレス保持部12と、
データ保持部13と、マルチプレクサ14と、タイミン
グ発生部15とを有して構成されている。
【0066】データ記憶部11は、複数のメモリ11A
〜11Dを有して構成されている。メモリ11A〜11
Dの個数は、各メモリ11A〜11Dのアクセス速度と
データバス上でのデータの転送速度の比によって、パラ
レル接続されるものであり、この実施の形態において
は、各メモリ11A〜11Dのアクセス速度が、上記デ
ータの転送速度の約1/4の速度となっているため、4
つのメモリ11A〜11Dがパラレル接続されてデータ
記憶部11が構成されている。なお、各メモリ11A〜
11Dは一般的な構成(例えばDRAMやSRAM等の
ような具体的なメモリを含む上位概念的なメモリを指
す。)にて構成されている。
【0067】タイミング発生部15は、信号処理装置3
(図1参照)からの書込み要求信号Swの入力に基づい
てクロック発生器7(図1参照)からの基準クロックC
LKの入力を許可する書込み用ゲート回路16Aと、信
号処理装置3からの読出し要求信号Srの入力に基づい
て上記クロック発生器7からの基準クロックCLKの入
力を許可する読出し用ゲート回路16Bと、各種タイミ
ング発生器を有して構成されている。
【0068】各種タイミング発生器は、書込み用ゲート
回路16A又は読出し用ゲート回路16Bからの基準ク
ロックCLKの入力を計数し、第1の所定クロック数を
計数した段階で後述するアドレス発生部12に更新信号
Saを出力するアドレス用タイミング発生器17と、書
込み用ゲート回路16A又は読出し用ゲート回路16B
からの基準クロックCLKの入力を計数し、データの転
送速度に相当するクロック数を計数する毎に順番に第1
〜第4のイネーブル信号Sb1〜Sb4(それぞれ転送
速度に相当する期間ほど位相がずれたパルス信号となっ
ている)を出力する第1のシフト用タイミング発生器1
8を有する。
【0069】また、タイミング発生部15には、上記2
つのタイミング発生器17及び18のほか、第1のシフ
ト用タイミング発生器18からの第1〜第4のイネーブ
ル信号Sb1〜Sb4の入力に基づいて、それぞれ書込
み用ゲート回路16Aからの基準クロックCLKを計数
し、それぞれ転送速度に相当する期間ほど位相がずれた
第1〜第4の書込みイネーブル信号Sw1〜Sw4を出
力する書込み用タイミング発生器19と、第1のシフト
用タイミング発生器18からの第1〜第4のイネーブル
信号Sb1〜Sb4の入力に基づいて、それぞれ読出し
用ゲート回路16Bからの基準クロックCLKを計数
し、それぞれ転送速度に相当する期間ほど位相がずれた
第1〜第4の読出しイネーブル信号Sr1〜Sr4を出
力する読出し用タイミング発生器20と、読出し用ゲー
ト回路16Bから出力される基準クロックCLKを所定
期間Td遅延させる遅延回路19と、該遅延回路19か
らの基準クロックCLKの入力を計数し、データの転送
速度に相当するクロック数を計数した段階でマルチプレ
クサ14に対して順序信号Scを出力する第2のシフト
用タイミング発生器22とを有する。
【0070】アドレス保持部12は、アドレス発生回路
23と、4つのメモリ11A〜11Dに対応して4つの
ラッチ回路24A〜24Dとを有して構成されている。
アドレス発生回路23は、信号処理装置3から導出され
た制御バスが接続されており、上記信号処理装置3から
のデータの書込み要求信号又はデータの読出し要求信号
の入力に基づいて、第1の所定期間毎、即ち、アドレス
用タイミング発生器17からの更新信号Saが入力され
る度に内容が順次更新するアドレス信号Sadを発生す
る。このアドレス信号Sadは、第1のラッチ回路24
Aに入力される。
【0071】4つのラッチ回路24A〜24Dはそれぞ
れ縦続接続され、第1のラッチ回路24Aを除く第2〜
第4のラッチ回路24B〜24Dは、第1のシフト用タ
イミング発生器18からの第2〜第4のイネーブル信号
Sb2〜Sb4の入力に基づいて、それぞれ前段のラッ
チ回路24A〜24Cにて保持されているアドレス信号
Sadを入力し、一定期間Td保持する。第1のラッチ
回路24Aは、第1のイネーブル信号Sb1の入力に基
づいて、アドレス発生回路23から出力されるアドレス
信号Sadを入力し、一定期間Td保持する。
【0072】各ラッチ回路24A〜24Dの出力ライン
はそれぞれ対応するメモリ11A〜11Dにも接続され
ており、各ラッチ回路24A〜24Dにて保持されてい
るアドレス信号Sadは、それぞれ対応するメモリ24
A〜24Dにも印加されることになる。
【0073】データ保持部13は、4つのメモリ11A
〜11Dに対応して4つのバッファ25A〜25Dにて
構成されており、各バッファ25A〜25Dは、それぞ
れの入力端子にデータバスが共通に接続されている。各
バッファ25A〜25Dの出力端子には、それぞれ4本
の内部バスが接続され、これら4本の内部バスは、それ
ぞれ対応するメモリ11A〜11Dに接続され、更にマ
ルチプレクサ14の第1〜第4の入力端子φ1〜φ4に
も接続されている。これら第1〜第4のバッファ25A
〜25Dは、第1〜第4のメモリ11A〜11Dへの書
込み動作時のデータと読出し動作時のデータとを分離す
るためのものであり、書込み時は導通、読出し時は非導
通(バッファ出力は高インピーダンス状態)とされる。
【0074】第1〜第4のメモリ11A〜11Dは、書
込み用タイミング発生器19からの第1〜第4の書込み
イネーブル信号Sw1〜Sw4の入力に基づいて、それ
ぞれ対応するラッチ回路24A〜24Dにて保持されて
いるアドレス信号Sadが示す格納アドレスに、それぞ
れ対応するバッファ25A〜25Dにて保持されている
データを書き込む。
【0075】また、上記第1〜第4のメモリ11A〜1
1Dは、読出し用タイミング発生器18からの第1〜第
4の読出しイネーブル信号Sr1〜Sr4の入力に基づ
いて、それぞれ対応するラッチ回路24A〜24Dにて
保持されているアドレス信号Sadが示す格納アドレス
からデータを読み出して後段のマルチプレクサ14側に
出力する。
【0076】マルチプレクサ14は、第1〜第4の入力
端子φ1〜φ4に供給される第1〜第4のメモリ11A
〜11Dからのデータを第2のシフト用タイミング発生
器22からの順序信号Scの入力に基づいて順番に出力
端子を介してデータバスに送出する。
【0077】次に、上記第1の実施の形態に係るディス
クキャッシュ8の信号処理動作、特に信号処理装置3か
らデータバスを通じて送出されたデータ列をこの実施の
形態に係るディスクキャッシュ8を介してハードディス
ク装置4側にデータバスを通じて送出するまでの信号処
理動作を図3及び図4のタイミングチャートも参照しな
がら説明する。
【0078】まず、データの書込み処理について図3を
参照しながら説明すると、信号処理装置3(図1参照)
から制御バスを通じて送出される書込み要求信号Swの
アドレス発生回路23への入力に基づいて、当該アドレ
ス発生回路23はアドレス信号Sad(アドレス1)を
発生し、第1のラッチ回路24Aに出力する。第1のラ
ッチ回路24Aは、第1のシフト用タイミング発生器1
8からの第1のイネーブル信号Sb1の入力に基づいて
アドレス発生回路23からのアドレス信号Sadを入力
し、一定期間Td保持する。この一定期間Tdは、再び
第1のシフト用タイミング発生器18から第1のラッチ
回路24Aに対して第1のイネーブル信号Sb1が出力
されるまでの期間である。このアドレス信号Sadの保
持期間Tdにおいては、該第1のラッチ回路24Aにて
保持されているアドレス信号Sadが出力ラインを通じ
て第1のメモリ11Aに印加されることになる。
【0079】また、第1のシフト用タイミング発生器1
8からの第1のイネーブル信号Sb1は、書込み用タイ
ミング発生器19にも供給され、これにより、該書込み
用タイミング発生器19から第1の書込みイネーブル信
号Sw1が出力され、第1のメモリ11Aに入力され
る。この書込みイネーブル信号Sw1は、その出力時点
から所定期間経過後に立ち下がり、所定パルス幅期間経
過後に立ち上がる信号波形を有する。この立ち上がり時
点において、第1のメモリ11Aが活性化されることに
なる。この第1の書込みイネーブル信号Sw1の立ち上
がり時点は、第1のラッチ回路24Aでのアドレス信号
Sadの保持期間Td内に含まれている。
【0080】上記第1のラッチ回路24Aへの第1のイ
ネーブル信号Sb1の出力時点からデータ転送速度に相
当する期間τの経過時点において、第1のシフト用タイ
ミング回路18から第2のラッチ回路24Bに対して第
2のイネーブル信号Sb2が出力される。この第2のラ
ッチ回路24Bは、該第2のイネーブル信号Sb2の入
力に基づいて第1のラッチ回路24Aにて保持されてい
るアドレス信号Sad(アドレス1)を入力し、一定期
間Td保持する。上記第2のイネーブル信号Sb2は、
書込み用タイミング発生器19にも供給され、これによ
り、該書込み用タイミング発生器19から第2の書込み
イネーブル信号Sw2が出力されて、第2のメモリ11
Bに入力される。この場合も、第2のラッチ回路24B
でのアドレス信号Sadの保持期間Td内に含まれる該
書込みイネーブル信号Sw2の立ち上がり時点におい
て、第2のメモリ11Bが活性化されることになる。
【0081】上記第2のラッチ回路24Bへの第2のイ
ネーブル信号Sb2の出力時点からデータ転送速度に相
当する期間τの経過時点において、第1のシフト用タイ
ミング回路18から第3のラッチ回路24Cに対して第
3のイネーブル信号Sb3が出力される。この第3のラ
ッチ回路24Cは、該第3のイネーブル信号Sb3の入
力に基づいて第2のラッチ回路24Bにて保持されてい
るアドレス信号Sad(アドレス1)を入力し、一定期
間Td保持する。上記第3のイネーブル信号Sb3は、
書込み用タイミング発生器19にも供給され、これによ
り、該書込み用タイミング発生器19から第3の書込み
イネーブル信号Sw3が出力されて、第3のメモリ11
Cに入力される。この場合も、第3のラッチ回路24C
でのアドレス信号Sadの保持期間Td内に含まれる該
書込みイネーブル信号Sw3の立ち上がり時点におい
て、第3のメモリ11Cが活性化されることになる。
【0082】上記第3のラッチ回路24Cへの第3のイ
ネーブル信号Sb3の出力時点からデータ転送速度に相
当する期間τの経過時点において、第1のシフト用タイ
ミング回路18から第4のラッチ回路24Dに対して第
4のイネーブル信号Sb4が出力される。この第4のラ
ッチ回路24Dは、該第4のイネーブル信号Sb4の入
力に基づいて第3のラッチ回路24Cにて保持されてい
るアドレス信号Sad(アドレス1)を入力し、一定期
間Td保持する。上記第4のイネーブル信号Sb4は、
書込み用タイミング発生器19にも供給され、これによ
り、該書込み用タイミング発生器19から第4の書込み
イネーブル信号Sw4が出力されて、第4のメモリ11
Dに入力される。この場合も、第4のラッチ回路24D
でのアドレス信号Sadの保持期間Td内に含まれる該
書込みイネーブル信号Sw4の立ち上がり時点におい
て、第4のメモリ11Dが活性化されることになる。
【0083】一方、信号処理装置3から出力されるデー
タ列のうち、第1のデータDATA1の第1〜第4のバ
ッファ25A〜25Dへの入力タイミングは、第1の書
込みイネーブル信号Sw1の立ち下がり時点から立ち上
がり時点までのパルス幅のほぼ中間時点において第1の
データDATA1が入力されるようになっており、ま
た、上記パルス幅は、第1のデータDATA1の転送速
度に相当する期間τ内に該パルス幅の立ち上がりエッヂ
が含まれるように設定されている。上記第1のデータD
ATA1の転送速度に相当する期間τにおいては、第1
のデータDATA1が第1〜第4のバッファ25A〜2
5Dに保持されることになる。
【0084】そのため、第1の書込みイネーブル信号S
w1の上記パルス幅の立ち上がり時点において、第1の
メモリ11Aが活性化され、第1のラッチ回路24Aに
て保持されているアドレス信号Sad(アドレス1)が
出力ラインを通じて当該第1のメモリ11Aに取り込ま
れ、更に第1のバッファ25Aに保持されている第1の
データDATA1が内部バスを通じて第1のメモリ11
Aに取り込まれる。そして、この第1のメモリ11Aに
おいては、内部バスから取り込まれた第1のデータDA
TA1が、記憶領域中、第1のラッチ回路24Aからの
アドレス信号Sad(アドレス1)が示す格納アドレス
に書き込まれることになる。
【0085】次に、第2のラッチ回路24Bへのイネー
ブル信号Sb2の出力時点から所定期間経過後に第2の
書込みイネーブル信号Sw2が立ち下がり、この立ち下
がり以降における所定のパルス幅のほぼ中間時点におい
て、各バッファ25A〜25Dにはデータ列における第
2のデータDATA2が入力され、該各バッファ25A
〜25Dにおいて所定期間第2のデータDATA2が保
持される。そして、パルス幅の立ち上がり時点(即ち、
上記第1の書込みイネーブル信号Sw1の上記パルス幅
の立ち上がり時点からデータ転送速度に相当する期間τ
の経過後)において、今度は第2のメモリ11Bが活性
化され、第2のラッチ回路24Bにて保持されているア
ドレス信号Sad(アドレス1)が出力ラインを通じて
当該第2のメモリ11Bに取り込まれ、更に第2のバッ
ファ25Bに保持されている第2のデータDATA2が
内部バスを通じて第2のメモリ11Bに取り込まれる。
そして、この第2のメモリ11Bにおいては、内部バス
から取り込まれた第2のデータDATA2が、記憶領域
中、第2のラッチ回路24Bからのアドレス信号Sad
(アドレス2)が示す格納アドレスに書き込まれること
になる。
【0086】次に、第3のラッチ回路24Cへのイネー
ブル信号Sb3の出力時点から所定期間経過後に第3の
書込みイネーブル信号Sw3が立ち下がり、この立ち下
がり以降における所定のパルス幅のほぼ中間時点におい
て、各バッファ25A〜25Dにはデータ列における第
3のデータDATA3が入力され、該各バッファ25A
〜25Dにおいて所定期間第3のデータDATA3が保
持される。そして、パルス幅の立ち上がり時点(即ち、
上記第2の書込みイネーブル信号Sw2の上記パルス幅
の立ち上がり時点からデータ転送速度に相当する期間τ
の経過後)において、今度は第3のメモリ11Cが活性
化され、第3のラッチ回路24Cにて保持されているア
ドレス信号Sad(アドレス1)が出力ラインを通じて
当該第3のメモリ11Cに取り込まれ、更に第3のバッ
ファ25Cに保持されている第3のデータDATA3が
内部バスを通じて第3のメモリ11Cに取り込まれる。
そして、この第3のメモリ11Cにおいては、内部バス
から取り込まれた第3のデータDATA3が、記憶領域
中、第3のラッチ回路24Cからのアドレス信号Sad
(アドレス1)が示す格納アドレスに書き込まれること
になる。
【0087】次に、第4のラッチ回路24Dへのイネー
ブル信号Sb4の出力時点から所定期間経過後に第4の
書込みイネーブル信号Sw4が立ち下がり、この立ち下
がり以降における所定のパルス幅のほぼ中間時点におい
て、各バッファ25A〜25Dにはデータ列における第
4のデータDATA4が入力され、該各バッファ25A
〜25Dにおいて所定期間第4のデータDATA4が保
持される。そして、パルス幅の立ち上がり時点(即ち、
上記第3の書込みイネーブル信号Sw3の上記パルス幅
の立ち上がり時点からデータ転送速度に相当する期間τ
の経過後)において、今度は第4のメモリ11Dが活性
化され、第4のラッチ回路24Dにて保持されているア
ドレス信号Sad(アドレス1)が出力ラインを通じて
当該第4のメモリ11Dに取り込まれ、更に第4のバッ
ファ25Dに保持されている第4のデータDATA4が
内部バスを通じて第4のメモリ11Dに取り込まれる。
そして、この第4のメモリ11Dにおいては、内部バス
から取り込まれた第4のデータDATA4が、記憶領域
中、第4のラッチ回路24Dからのアドレス信号Sad
(アドレス1)が示す格納アドレスに書き込まれること
になる。
【0088】そして、上記第1のラッチ回路24Aでの
アドレス信号Sadの保持期間Tdが経過する前におい
て、アドレス用タイミング発生器17からアドレス発生
回路23に対して更新信号Saが出力され、アドレス発
生回路23は、該更新信号Saの入力に基づいて格納ア
ドレスが例えば+1更新されたアドレス信号Sad(ア
ドレス2)を発生し、第1のラッチ回路24Aに出力す
る。
【0089】第1のラッチ回路24Aは、第1のシフト
用タイミング発生器18から出力される再度の第1のイ
ネーブル信号Sb1の入力に基づいてアドレス発生回路
23からの更新されたアドレス信号Sad(アドレス
2)を入力し、一定期間Td保持する。そして、この第
1のイネーブル信号Sb1の入力時点から再び書込み用
タイミング発生器19から第1のメモリ11Aに対して
所定の信号波形(所定期間経過後に立ち下がり所定パル
ス幅期間経過後に立ち上がる信号波形)を有する第1の
書込みイネーブル信号Sw1が出力される。
【0090】この第1の書込みイネーブル信号Sw1に
おける上記パルス幅のほぼ中間時点において、各バッフ
ァ25A〜25Dにデータ列における第5のデータDA
TA5が入力され、該各バッファ25A〜25Dにてこ
の第5のデータDATA5が所定期間保持される。
【0091】また、上記書込みイネーブル信号Sw1の
上記パルス幅の立ち上がり時点において、再び第1のメ
モリ11Aが活性化され、第1のラッチ回路24Aにて
保持されているアドレス信号Sad(アドレス2)が出
力ラインを通じて当該第1のメモリ11Aに取り込ま
れ、更に第1のバッファ25Aに保持されている第1の
データDATA1が内部バスを通じて第1のメモリ11
Aに取り込まれる。そして、この第1のメモリ11Aに
おいては、内部バスから取り込まれた第5のデータDA
TA5が、記憶領域中、第1のラッチ回路24Aからの
アドレス信号Sad(アドレス2)が示す格納アドレス
に書き込まれることになる。
【0092】以下同様に、データ列における第6のデー
タDATA6が第2のメモリ11Bに書き込まれ、第7
のデータDATA7が第3のメモリ11Cに書き込ま
れ、第8のデータDATA8が第4のメモリ11Dに書
き込まれることになる。
【0093】一般的には、第4n+1(n=0,1,2
・・・・)のデータが、第1のメモリ11Aの記憶領域
中、第1のラッチ回路24Aにて保持されているアドレ
ス信号Sadが示すアドレスに書き込まれ、第4n+2
のデータが、第2のメモリ11Bの記憶領域中、第2の
ラッチ回路24Bにて保持されているアドレス信号Sa
dが示すアドレスに書き込まれ、第4n+3のデータ
が、第3のメモリ11Cの記憶領域中、第3のラッチ回
路24Cにて保持されているアドレス信号Sadが示す
アドレスに書き込まれ、第4n+4のデータが、第4の
メモリ11Dの記憶領域中、第4のラッチ回路24Dに
て保持されているアドレス信号Sadが示すアドレスに
書き込まれることになる。
【0094】このように、上記データ書込み処理におい
ては、第1〜第4のメモリ11A〜11Dに対するアド
レス信号Sadの印加期間(第1〜第4のラッチ回路2
4A〜24Dでのアドレス信号Sadの保持期間Tdに
相当する。)を各メモリ11A〜11Dに対するアクセ
ス速度に合わせて長い期間に設定したとしても、第1〜
第4のメモリ11A〜11Dに対する各データの書込み
タイミングを、第1〜第4のバッファ25A〜25Dに
供給されるタイミング(データの転送速度)と同じにす
ることが可能となり、データバスを通じて高速に供給さ
れる連続した大容量のデータ列を、時間軸を伸長するこ
となく、それぞれ第1〜第4のメモリ11A〜11Dに
パラレルに供給することができる。従って、高速に送ら
れてくる多数のデータをデータ列の最終点になるまで長
い期間保持するためのバッファ等のデータ保持回路を新
たに設ける必要がなくなり、回路構成の簡略化を実現さ
せることができる。
【0095】即ち、この実施の形態においては、第1〜
第4のメモリ11A〜11Dに対するデータの書込みタ
イミングをデータ転送速度に相当する期間τずつずらし
て、第1〜第4のバッファ25A〜25Dに入力される
連続したデータを第1〜第4のメモリ11A〜11Dに
書き込むようにしているため、第1〜第4のメモリ11
A〜11Dへのデータの書込みタイミングをデータの転
送速度に合わせることが可能となり、しかも、第1〜第
4のメモリ11A〜11Dに書き込むためのデータすべ
てを保持するためのデータ保持回路を設ける必要がな
い。
【0096】なお、アクセスタイミングをデータ転送速
度に相当する期間τずつシフトする関係から、第1〜第
4のメモリ11A〜11Dに関するアドレス信号Sad
を保持するための第1〜第4のラッチ回路24A〜24
Dが必要となるが、ほとんどの場合、アドレス信号Sa
dの語長は、データの語長よりも短いため、ビット数の
少ないラッチ回路を用いればよく、全体の回路規模は小
さくて済む。
【0097】次に、データの読出し処理について図4を
参照しながら説明すると、信号処理装置3(図1参照)
から制御バスを通じて送出される読出し要求信号Srの
アドレス発生回路23への入力に基づいて、当該アドレ
ス発生回路23はアドレス信号Sad(アドレス1)を
発生し、第1のラッチ回路24Aに出力する。第1のラ
ッチ回路24Aは、第1のシフト用タイミング発生器1
8からの第1のイネーブル信号Sb1の入力に基づいて
アドレス発生回路23からのアドレス信号Sad(アド
レス1)を入力し、一定期間Td保持する。この一定期
間Tdは、再び第1のシフト用タイミング発生器18か
ら第1のラッチ回路24Aに対して第1のイネーブル信
号Sb1が出力されるまでの期間である。このアドレス
信号Sadの保持期間Tdにおいては、該第1のラッチ
回路24Aにて保持されているアドレス信号Sad(ア
ドレス1)が出力ラインを通じて第1のメモリ11Aに
印加されることになる。
【0098】また、第1のシフト用タイミング発生器1
8からの第1のイネーブル信号Sb1は、読出し用タイ
ミング発生器20にも供給され、これにより、該読出し
用タイミング発生器20から第1の読出しイネーブル信
号Sr1が出力され、第1のメモリ11Aに入力され
る。この読出しイネーブル信号Sr1は、その出力時点
から所定期間経過後に立ち下がり、所定パルス幅期間経
過後に立ち上がる信号波形を有する。この立ち上がり期
間において、第1のメモリ11Aが活性化されることに
なる。この第1の読出しイネーブル信号Sr1の立ち下
がり時点から立ち上がり時点までのパルス幅期間は、第
1のラッチ回路24Aでのアドレス信号Sadの保持期
間Td内に含まれている。
【0099】上記第1のラッチ回路24Aへのイネーブ
ル信号Sb1の出力時点からデータ転送速度に相当する
期間τの経過時点において、第1のシフト用タイミング
発生器18から第2のラッチ回路24Bに対してイネー
ブル信号Sb2が出力される。この第2のラッチ回路2
4Bは、上記イネーブル信号Sb2の入力に基づいて第
1のラッチ回路24Aにて保持されているアドレス信号
Sad(アドレス2)を入力し、一定期間Td保持す
る。上記第2のイネーブル信号Sb2は、読出し用タイ
ミング発生器20にも供給され、これにより、該読出し
用タイミング発生器20から第2の読出しイネーブル信
号Sr2が出力されて、第2のメモリ11Bに入力され
る。この場合も、第2のラッチ回路24Bでのアドレス
信号Sadの保持期間Td内に含まれる該読出しイネー
ブル信号Sr2のパルス幅期間において、第2のメモリ
11Bが活性化されることになる。
【0100】上記第2のラッチ回路24Bへの第2のイ
ネーブル信号Sb2の出力時点からデータ転送速度に相
当する期間τの経過時点において、第1のシフト用タイ
ミング発生器18から第3のラッチ回路24Cに対して
第3のイネーブル信号Sb3が出力される。この第3の
ラッチ回路24Cは、上記第3のイネーブル信号Sb3
の入力に基づいて第2のラッチ回路24Bにて保持され
ているアドレス信号Sad(アドレス1)を入力し、一
定期間Td保持する。上記第3のイネーブル信号Sb3
は、読出し用タイミング発生器20にも供給され、これ
により、該読出し用タイミング発生器20から第3の読
出しイネーブル信号Sr3が出力されて、第3のメモリ
11Cに入力される。この場合も、第3のラッチ回路2
4Cでのアドレス信号Sadの保持期間Td内に含まれ
る該読出しイネーブル信号Sr3のパルス幅期間におい
て、第3のメモリ11Cが活性化されることになる。
【0101】上記第3のラッチ回路24Cへの第3のイ
ネーブル信号Sb3の出力時点からデータ転送速度に相
当する期間τの経過時点において、第1のシフト用タイ
ミング発生器18から第4のラッチ回路24Dに対して
第4のイネーブル信号Sb4が出力される。この第4の
ラッチ回路24Dは、上記第4のイネーブル信号Sb4
の入力に基づいて第3のラッチ回路24Cにて保持され
ているアドレス信号Sad(アドレス1)を入力し、一
定期間Td保持する。上記第4のイネーブル信号Sb4
は、読出し用タイミング発生器20にも供給され、これ
により、該読出し用タイミング発生器20から第4の書
込みイネーブル信号Sr4が出力されて、第4のメモリ
11Dに入力される。この場合も、第4のラッチ回路2
4Dでのアドレス信号Sadの保持期間Td内に含まれ
る該読出しイネーブル信号Sr4のパルス幅期間におい
て、第4のメモリ11Dが活性化されることになる。
【0102】一方、第2のシフト用タイミング発生器2
2は、読出し用ゲート回路16Bへの読出し要求信号S
rの入力時点から遅延回路21にて所定期間td遅延さ
れた後に、クロック発生器7からの基準クロックCLK
が入力され、この基準クロックCLKの入力時点から所
定期間(データ転送速度に相当する期間τ)毎に順序信
号Scをマルチプレクサ14に対して出力する。マルチ
プレクサ14は、上記第2のシフト用タイミング発生器
22からの順序信号Scの入力に基づいて所定期間τ毎
に第1〜第4の入力端子φ1〜φ4と出力端子とを順番
に電気的に接続する。
【0103】そして、上記第1の読出しイネーブル信号
Sr1のパルス幅期間において、第1のメモリ11Aに
おける記憶領域中、第1のラッチ回路24Aにて保持さ
れているアドレス信号Sad(アドレス1)が示す格納
アドレスからデータDATA1が読み出され、内部バス
を通じてマルチプレクサ14の第1の入力端子φ1に供
給される。
【0104】次に、第2の読出しイネーブル信号Sr2
の所定期間経過後(第1の読出しイネーブル信号Sr1
のパルス幅の開始時点からデータ転送速度に相当する期
間τの経過後)におけるパルス幅期間において、第2の
メモリ11Bにおける記憶領域中、第2のラッチ回路2
4Bにて保持されているアドレス信号Sad(アドレス
1)が示す格納アドレスからデータDATA2が読み出
され、内部バスを通じてマルチプレクサ14の第2の入
力端子φ2に供給される。
【0105】次に、第3の読出しイネーブル信号Sr3
の所定期間経過後(第2の読出しイネーブル信号Sr2
のパルス幅の開始時点からデータ転送速度に相当する期
間τの経過後)におけるパルス幅期間において、第3の
メモリ11Cにおける記憶領域中、第3のラッチ回路2
4Cにて保持されているアドレス信号Sad(アドレス
1)が示す格納アドレスからデータDATA3が読み出
され、内部バスを通じてマルチプレクサ14の第3の入
力端子φ3に供給される。
【0106】次に、第4の読出しイネーブル信号Sr4
の所定期間経過後(第3の読出しイネーブル信号Sw3
のパルス幅の開始時点からデータ転送速度に相当する期
間τの経過後)におけるパルス幅期間において、第4の
メモリ11Dにおける記憶領域中、第4のラッチ回路2
4Dにて保持されているアドレス信号Sad(アドレス
1)が示す格納アドレスからデータDATA4が読み出
され、内部バスを通じてマルチプレクサ14の第4の入
力端子φ4に供給される。
【0107】上記第2のシフト用タイミング発生器22
からの順序信号Scの出力開始時点は、信号処理装置か
らの読出し要求信号Srの入力時点から所定期間td経
過時点であって、かつ、第1の読出しイネーブル信号S
r1の出力開始時点から数十nsec経過時点であり、
最初の順序信号Scがマルチプレクサ14に供給された
時点においては、第1の読出しイネーブル信号Sr1の
パルス幅期間、第1の入力端子φ1に第1のメモリ11
Aから読み出されたデータDATA1が供給されている
ため、マルチプレクサ14の出力端子からは、該第1の
メモリ11AからのデータDATA1がデータ列におけ
る第1のデータとして出力されることになる。この出力
期間は、次の順序信号が供給されるまでの期間、即ちデ
ータ転送速度に相当する期間τである。
【0108】そして、2番目の順序信号Scがマルチプ
レクサ14に供給された時点では、第2の読出しイネー
ブル信号Sr2のパルス幅期間、第2の入力端子φ2に
第2のメモリ11Bから読み出されたデータDATA2
が供給されているため、マルチプレクサ14の出力端子
からは、該第2のメモリ11BからのデータDATA2
がデータ列における第2のデータとして出力されること
になる。同様に、3番目及び4番目の順序信号Scが順
次マルチプレクサ14に供給されることによって、マル
チプレクサ14の出力端子からは、それぞれ第3のメモ
リ11CからのデータDATA3及び第4のメモリ11
DからのデータDATA4がデータ列における第3のデ
ータ及び第4のデータとして出力されることになる。
【0109】そして、上記第1のラッチ回路24Aでの
アドレス信号Sadの保持期間Tdが経過する前におい
て、アドレス用タイミング発生器17からアドレス発生
回路23に対して更新信号Saが出力され、アドレス発
生回路23は、該更新信号Saの入力に基づいて格納ア
ドレスが例えば+1更新されたアドレス信号Sad(ア
ドレス2)を発生し、第1のラッチ回路24Aに出力す
る。
【0110】第1のラッチ回路24Aは、第1のシフト
用タイミング発生器18から出力される再度の第1のイ
ネーブル信号Sb1の入力に基づいてアドレス発生回路
23からの更新されたアドレス信号Sad(アドレス
2)を入力し、一定期間Td保持する。そして、この第
1のイネーブル信号Sb1の入力時点から再び読出し用
タイミング発生器20から第1のメモリ11Aに対して
所定の信号波形(所定期間経過後に立ち下がり所定パル
ス幅期間経過後に立ち上がる信号波形)を有する第1の
読出しイネーブル信号Sr1が出力され、第1のメモリ
11Aが活性化されることになる。
【0111】これによって、第1の読出しイネーブル信
号Sr1のパルス幅期間において、第1のメモリ11A
における記憶領域中、第1のラッチ回路24Aにて保持
されているアドレス信号Sad(アドレス2)が示す格
納アドレスからデータDATA5が読み出され、内部バ
スを通じてマルチプレクサ14の第1の入力端子φ1に
供給される。
【0112】そして、第2のシフト用タイミング発生器
からの5番目の順序信号Scがマルチプレクサ14に供
給されている時点においては、第1の読出しイネーブル
信号Sr1のパルス幅期間、第1の入力端子φ1に第1
のメモリ11Aから読み出されたデータDATA5が供
給されているため、マルチプレクサ14の出力端子から
は、該第1のメモリ11AからのデータDATA5がデ
ータ列における第5のデータとして出力されることにな
る。
【0113】以下同様に、6番目〜8番目の順序信号S
cが順次マルチプレクサ14に供給されることによっ
て、マルチプレクサの出力端子からは、それぞれ第2〜
第4のメモリ11B〜11DからのデータDATA6〜
DATA8がデータ列における第6〜第8のデータとし
て順次出力されることになる。
【0114】一般的には、第1のメモリ11Aから読み
出されたデータがマルチプレクサ14からデータ列にお
ける第4n+1(n=0,1,2・・・・)のデータと
してデータバスに送出され、第2のメモリ11Bから読
み出されたデータがマルチプレクサ14からデータ列に
おける第4n+2のデータとしてデータバスに送出さ
れ、第3のメモリ11Cから読み出されたデータがマル
チプレクサ14からデータ列における第4n+3のデー
タとしてデータバスに送出され、第4のメモリ11Dか
ら読み出されたデータがマルチプレクサ14からデータ
列における第4n+4のデータとしてデータバスに送出
されることになる。
【0115】このように、上記データ読出し処理におい
ては、第1〜第4のメモリ11A〜11Dに対するアド
レス信号Sadの供給期間Td(第1〜第4のラッチ回
路24A〜24Dでのアドレス信号Sadの保持期間T
dに相当する。)を各メモリ11A〜11Dに対するア
クセス速度に合わせて長い期間に設定したとしても、第
1〜第4のメモリ11A〜11Dに対する各データの読
出しタイミングを、上記アドレス信号Sadの供給期間
Tdよりも短くすることが可能となり、連続した大容量
のデータ列を、時間軸を伸長することなく、高速に送出
することができる。従って、第1〜第4のメモリ11A
〜11Dから読み出されたデータを、データ列の最終点
となるまで保持して、その後に高速に送出するというデ
ータ保持手段及びデータ送出手段を新たに設ける必要が
なくなり、回路構成の簡略化を実現させることができ
る。
【0116】即ち、この実施の形態においては、第1〜
第4のメモリ11A〜11Dに対するデータの読出しタ
イミングをデータ転送速度に相当する期間τずつずらし
て、第1〜第4のメモリ11A〜11Dから読み出され
る連続したデータをマルチプレクサ14を通じてデータ
バスに送出するようにしているため、第1〜第4のメモ
リ11A〜11Dからのデータの読出しタイミングをデ
ータの転送速度に合わせることが可能となり、しかも、
第1〜第4のメモリ11A〜11Dから読み出されたデ
ータすべてを保持するためのデータ保持回路を設ける必
要がない。
【0117】次に、第2の実施の形態に係るディスクキ
ャッシュ8について図5〜図7を参照しながら説明す
る。なお、図2と対応するものについては同符号を記
す。
【0118】この第2の実施の形態に係るディスクキャ
ッシュは、上記第1の実施の形態に係るディスクキャッ
シュとほぼ同じ構成を有するが、以下の点で異なる。
【0119】即ち、図5に示すように、書込み用タイミ
ング発生器19が、信号処理装置3からの書込み要求信
号Swの入力に基づいて低レベルの書込みイネーブル信
号Sw1が各メモリ11A〜11Dに共通に供給される
ように配線接続されている点と、読出し用タイミング発
生器20が、信号処理装置3からの読出し要求信号Sr
の入力に基づいて低レベルの読出しイネーブル信号Sr
1が各メモリ11A〜11Dに共通に供給されるように
配線接続されている点と、書込み用ゲート回路16A又
は読出し用ゲート回路16Bからの基準クロックCLK
の入力に基づいてロー側アクセス信号/RASX及びコ
ラム側アクセス信号/CASXを出力するロー側クロッ
ク発生器31及びコラム側クロック発生器32が付加さ
れている点と、アドレス発生回路23から出力されるア
ドレス信号Sadの内容が連続したローアドレスとコラ
ムアドレスである点である。
【0120】なお、この第2の実施の形態に係るディス
クキャッシュ8に用いられる4つのメモリ11A〜11
Dは、それぞれごく一般的なアクセスタイミングを有す
るDRAMにて構成されている。
【0121】次に、この第2の実施の形態に係るディス
クキャッシュ8の信号処理動作、特に信号処理装置3か
らデータバスを通じて送出されたデータ列をこの実施の
形態に係るディスクキャッシュ8を介してハードディス
ク装置4側にデータバスを通じて送出するまでの信号処
理動作を図6及び図7のタイミングチャートも参照しな
がら説明する。
【0122】図6及び図7のタイミングチャートでは、
/RASX及び/CASX等のメモリアクセス信号から
順番にタイミングが決まっているようにみえるが、実際
には、各メモリ11A〜11Dに入力されるデータ及び
各メモリ11A〜11Dから出力されるデータが周辺回
路の都合により一義的に決められたタイミングになって
いる。従って、各メモリアクセス信号がそれに合わせた
タイミングになっている。
【0123】今回、各メモリ11A〜11Dに入力され
るデータ及び各メモリ11A〜11Dから出力されるデ
ータ共に、基準クロックCLKと同じ転送速度になって
おり、そのままでは各メモリ11A〜11D(DRA
M)に読み書きすることはできない。また、各メモリア
クセス信号やアドレス信号Sad等は基準クロックCL
Kの周波数20.8MHz=48nsecから作成して
ある。
【0124】また、この第2の実施の形態においては、
連続してデータを書き込むため、書込みイネーブル信号
Sw1を書込み区間全域にわたって低レベル(LOW)
とし、書込みタイミングについては、/CASXの立ち
下がりで決めている。つまり、この/CASXの立ち下
がり前後で、データが保持されていればよい。また、一
つのメモリのアクセス時間Tacは、基準クロックCL
Kとの兼ね合いで192nsecとしている。
【0125】そして、/RASXの立ち下がりでローア
ドレスを決め、次に/CASXの立ち下がりでコラムア
ドレスを決めるようにしている。この/CASXの立ち
下がり時に、書込みデータを入力すればよいのである
が、このとき、/CASXの立ち下がりと同時にデータ
が確定すればよく、/CASXの立ち下がり後は、15
nsec以上保持すればよい。図6及び図7の例では、
データの転送速度を48nsecの間隔としているた
め、その間隔のほぼ中心に/CASXがくるようにする
ことで、書込みタイミングを満足することができる。
【0126】具体的に、この第2の実施の形態に係るデ
ィスクキャッシュ8におけるデータの書込み処理につい
て図6を参照しながら説明すると、信号処理装置3(図
1参照)から制御バスを通じて送出される書込み要求信
号Swのアドレス発生回路23への入力に基づいて、当
該アドレス発生回路23はローアドレス及びコラムアド
レスがシリーズとされたアドレス信号Sadを発生し、
第1のラッチ回路24Aに出力する。第1のラッチ回路
24Aは、第1のシフト用タイミング発生器18からの
第1のイネーブル信号Sb1(図6の例では、書込み要
求信号Swの入力時点から3基準クロック期間経過後に
発生)の入力に基づいてアドレス発生回路23からのア
ドレス信号Sadを入力し、一定期間Td保持する。具
体的には、例えば図6に示すように、最初に入力される
ローアドレスを2基準クロック期間保持し、次いでコラ
ムアドレスを2基準クロック期間保持する。
【0127】なお、上記一定期間Tdは、再び第1のシ
フト用タイミング発生器18から第1のラッチ回路24
Aに対して第1のイネーブル信号Sb1が出力されるま
での期間である。このアドレス信号Sadの保持期間T
dにおいては、該第1のラッチ回路24Aにて保持され
ているアドレス信号Sadが出力ラインを通じて第1の
メモリ11Aに印加されることになる。
【0128】また、上記信号処理装置3からの書込み要
求信号Swは、書込み用タイミング発生器19にも入力
され、該書込み用タイミング発生器19は、上記書込み
要求信号Swの入力に基づいて各メモリ11A〜11D
に対して低レベルの書込みイネーブル信号Sw1を出力
する。
【0129】一方、ロー側クロック発生器31は、書込
み用ゲート回路16Aからの基準クロックCLKの入力
(立ち下がりの入力)時から該基準クロックCLKを計
数して、低レベルを2基準クロック、高レベルを2基準
クロックの連続したパルス波形を有する第1のロー側の
外部クロック信号/RAS1(以下、単に信号/RAS
1と記す)を第1のメモリ11Aに出力し、該信号/R
AS1よりも1基準クロック分位相が遅れた第2のロー
側の外部クロック信号/RAS2(以下、単に信号/R
AS2と記す)を第2のメモリ11Bに出力し、該信号
/RAS2よりも1基準クロック分位相が遅れた第3の
ロー側の外部クロック信号/RAS3(以下、単に信号
/RAS3と記す)を第3のメモリ11Cに出力し、該
信号/RAS3よりも1基準クロック分位相が遅れた第
4のロー側の外部クロック信号/RAS4(以下、単に
/RAS4と記す)を第4のメモリ11Dに出力する。
【0130】コラム側クロック発生器32は、書込み用
ゲート回路16Aからの基準クロックCLKの入力(立
ち下がりの入力)時から該基準クロックCLKを計数し
て、上記信号/RAS1よりも1基準クロック分位相が
遅れたパルス波形を有する第1のコラム側の外部クロッ
ク信号/CAS1(以下、単に信号/CAS1と記す)
を第1のメモリ11Aに出力し、該信号/CAS1より
も1基準クロック分位相が遅れた第2のコラム側の外部
クロック信号/CAS2(以下、単に信号/CAS2と
記す)を第2のメモリ11Bに出力し、該信号/CAS
2よりも1基準クロック分位相が遅れた第3のコラム側
の外部クロック信号/CAS3(以下、単に信号/CA
S3と記す)を第3のメモリ11Cに出力し、該信号/
CAS3よりも1基準クロック分位相が遅れた第4のコ
ラム側の外部クロック信号/CAS4(以下、単に信号
/CAS4と記す)を第4のメモリ11Dに出力する。
【0131】また、上記信号処理装置3は、特に、デー
タ列の書込み時において、データの書込み要求信号Sw
の出力時点から一定期間経過後にデータ列を送出すると
いう動作を行なう。このタイミングは、クロック発生器
7からの基準クロックCLKの計数に基づいて行なわれ
る。従って、例えば図6に示すように、データの書込み
要求信号Swの出力から一定期間経過後(図の例では、
5基準クロック期間経過後)に信号処理装置3からデー
タ列がデータバスを通じて出力されることになる。
【0132】上記第1のラッチ回路24Aへの第1のイ
ネーブル信号Sb1の出力時点から1基準クロック分の
経過時点において、第1のシフト用タイミング発生器1
8から第2のラッチ回路24Bに対して第2のイネーブ
ル信号Sb2が出力される。この第2のラッチ回路24
Bは、該第2のイネーブル信号Sb2の入力に基づいて
第1のラッチ回路24Aにて保持されているアドレス信
号Sadを入力し、一定期間Td保持する。
【0133】上記第2のラッチ回路24Bへの第2のイ
ネーブル信号Sb2の出力時点から1基準クロック分の
経過時点において、第1のシフト用タイミング発生器1
8から第3のラッチ回路24Cに対して第3のイネーブ
ル信号Sb3が出力される。この第3のラッチ回路24
Cは、該第3のイネーブル信号Sb3の入力に基づいて
第2のラッチ回路24Bにて保持されているアドレス信
号Sadを入力し、一定期間Td保持する。
【0134】上記第3のラッチ回路24Cへの第3のイ
ネーブル信号Sb3の出力時点から1基準クロック分の
経過時点において、第1のシフト用タイミング発生器1
8から第4のラッチ回路24Dに対して第4のイネーブ
ル信号Sb4が出力される。この第4のラッチ回路24
Dは、該第4のイネーブル信号Sb4の入力に基づいて
第3のラッチ回路24Cにて保持されているアドレス信
号Sadを入力し、一定期間Td保持する。
【0135】そして、上記第1のラッチ回路24Aへの
第1のイネーブル信号Sb1の出力時点から1.5基準
クロック分の経過時点において、ロー側クロック発生器
31からの信号/RAS1が立ち下がることから、この
立ち下がり時点において、第1のラッチ回路24Aにて
保持されているローアドレス1が第1のメモリ11Aに
取り込まれることになる。上記信号/RAS1の立ち下
がり時点から1基準クロック経過した時点において、コ
ラム側クロック発生器32からの信号/CAS1が立ち
下がることから、この立ち下がり時点において、第1の
ラッチ回路24Aにて保持されているコラムアドレス1
が第1のメモリ11Aに取り込まれることになる。
【0136】上記第1のラッチ回路24Aにコラムアド
レス1が入力される時点において、データ列における第
1のデータDATA1が第1〜第4のバッファ25A〜
25Dに入力されることから、上記コラムアドレス1が
取り込まれた時点は、ちょうど第1〜第4のバッファ2
5A〜25Dでの第1のデータDATA1の保持期間
(1基準クロック期間)の中間点となっている。従っ
て、第1のラッチ回路24Aにて保持されているコラム
アドレス1が第1のメモリ11Aに取り込まれた時点に
おいて、第1のメモリ11Aが活性化され、第1のバッ
ファ25Aに保持されている第1のデータDATA1が
内部バスを通じて第1のメモリ11Aに取り込まれる。
そして、この第1のメモリ11Aにおいては、内部バス
から取り込まれた第1のデータDATA1が、その記憶
領域中、第1のラッチ回路24Aからのアドレス信号S
ad(ローアドレス1及びコラムアドレス1)が示す格
納アドレスに書き込まれることになる。
【0137】以下同様に、上記第2のラッチ回路24B
への第2のイネーブル信号Sb2の出力時点(第1のイ
ネーブル信号Sb1の出力時点から1基準クロック経過
後)から1.5基準クロック分の経過時点(信号/RA
S2の立ち下がり時点)において、第2のラッチ回路2
4Bにて保持されているローアドレス1が第2のメモリ
11Bに取り込まれ、更にこの信号/RAS2の立ち下
がり時点から1基準クロック経過した時点(信号/CA
S2の立ち下がり時点)において、第2のラッチ回路2
4Bにて保持されているコラムアドレス1が第2のメモ
リ11Bに取り込まれることになる。そして、この時点
において、第2のメモリ11Bが活性化され、第2のバ
ッファ25Bに保持されている第2のデータDATA2
が内部バスを通じて第2のメモリ11Bに取り込まれ、
該第2のメモリ11Bの記憶領域中、第2のラッチ回路
24Bからのアドレス信号Sad(ローアドレス1及び
コラムアドレス1)が示す格納アドレスに書き込まれる
ことになる。
【0138】上記第3のラッチ回路24Cへの第3のイ
ネーブル信号Sb3の出力時点(第2のイネーブル信号
Sb2の出力時点から1基準クロック経過後)から1.
5基準クロック分の経過時点(信号/RAS3の立ち下
がり時点)において、第3のラッチ回路24Cからのロ
ーアドレス1が第3のメモリ11Cに取り込まれ、更に
この信号/RAS3の立ち下がり時点から1基準クロッ
ク経過した時点(信号/CAS3の立ち下がり時点)に
おいて、第3のラッチ回路24Cからのコラムアドレス
1が第3のメモリ11Cに取り込まれることになる。そ
して、この時点において、第3のメモリ11Cが活性化
され、第3のバッファ25Cに保持されている第3のデ
ータDATA3が内部バスを通じて第3のメモリ11C
に取り込まれ、該第3のメモリ11Cの記憶領域中、第
3のラッチ回路24Cからのアドレス信号Sad(ロー
アドレス1及びコラムアドレス1)が示す格納アドレス
に書き込まれることになる。
【0139】上記第4のラッチ回路24Dへの第4のイ
ネーブル信号Sb4の出力時点(第3のイネーブル信号
Sb3の出力時点から1基準クロック経過後)から1.
5基準クロック分の経過時点(信号/RAS4の立ち下
がり時点)において、第4のラッチ回路24Dからのロ
ーアドレス1が第4のメモリ11Dに取り込まれ、更に
この信号/RAS4の立ち下がり時点から1基準クロッ
ク経過した時点(信号/CAS4の立ち下がり時点)に
おいて、第4のラッチ回路24Dからのコラムアドレス
1が第4のメモリ11Dに取り込まれることになる。そ
して、この時点において、第4のメモリ11Dが活性化
され、第4のバッファ25Dに保持されている第4のデ
ータDATA4が内部バスを通じて第4のメモリ11D
に取り込まれ、該第4のメモリ11Dの記憶領域中、第
4のラッチ回路24Dからのアドレス信号Sad(ロー
アドレス1及びコラムアドレス1)が示す格納アドレス
に書き込まれることになる。
【0140】そして、上記第1のラッチ回路24Aでの
アドレス信号Sadの保持期間Tdが経過する前におい
て、アドレス用タイミング発生器17からアドレス発生
回路23に対して更新信号Saが出力され、アドレス発
生回路23は該更新信号Saの入力に基づいてローアド
レスのみあるいはコラムアドレスのみ又は両アドレスが
例えば+1更新されたアドレス信号Sad(図示の例で
はローアドレス2及びコラムアドレス2としている)を
発生し、第1のラッチ回路24Aに出力する。
【0141】第1のラッチ回路24Aは、第1のシフト
用タイミング発生器18から出力される再度の第1のイ
ネーブル信号Sb1の入力に基づいてアドレス発生回路
23からの更新されたローアドレス2及びコラムアドレ
ス2を入力し、それぞれ一定期間Td保持する。そし
て、この第1のイネーブル信号Sb1の入力時点から
1.5基準クロック分の経過時点(ロー側クロック発生
器31からの信号/RAS1の立ち下がり時点)におい
て、第1のラッチ回路24Aからのローアドレス2が第
1のメモリ11Aに取り込まれ、更に1基準クロック経
過時点(コラム側クロック発生器32からの信号/CA
S1の立ち下がり時点)において、第1のラッチ回路2
4Aからのコラムアドレス2が第1のメモリ11Aに取
り込まれることによって、第1のバッファ25Aにて保
持されている第5のデータDATA5が第1のメモリ1
1Aに取り込まれることになる。
【0142】以下同様に、データ列における第6のデー
タDATA6が第2のメモリ11Bに書き込まれ、第7
のデータDATA7が第3のメモリ11Cに書き込ま
れ、第8のデータDATA8が第4のメモリ11Dに書
き込まれることになる。
【0143】一般的には、第4n+1(n=0,1,2
・・・・)のデータが、第1のメモリ11Aの記憶領域
中、第1のラッチ回路24Aにて保持されているアドレ
ス信号Sadが示すアドレスに書き込まれ、第4n+2
のデータが、第2のメモリ11Bの記憶領域中、第2の
ラッチ回路24Bにて保持されているアドレス信号Sa
dが示すアドレスに書き込まれ、第4n+3のデータ
が、第3のメモリ11Cの記憶領域中、第3のラッチ回
路24Cにて保持されているアドレス信号Sadが示す
アドレスに書き込まれ、第4n+4のデータが、第4の
メモリ11Dの記憶領域中、第4のラッチ回路24Dに
て保持されているアドレス信号Sadが示すアドレスに
書き込まれることになる。
【0144】このように、上記データ書込み処理におい
ては、第1〜第4のメモリ11A〜11Dに対するアド
レス信号Sadの印加期間Td(第1〜第4のラッチ回
路24A〜24Dでのアドレス信号Sadの保持期間に
相当する。)を各メモリ11A〜11Dに対するアクセ
ス速度に合わせて長い期間(この例では192nse
c)に設定したとしても、第1〜第4のメモリ11A〜
11Dに対する各データの書込みタイミングを、第1〜
第4のバッファ25A〜25Dに供給されるタイミング
(データの転送速度=1基準クロック)と同じにするこ
とが可能となり、データバスを通じて高速に供給される
連続した大容量のデータ列を、時間軸を伸長することな
く、それぞれ第1〜第4のメモリ11A〜11Dにパラ
レルに供給することができる。従って、高速で送られて
くる多数のデータをデータ列の最終点になるまで長い期
間保持するためのバッファ等のデータ保持回路を新たに
設ける必要がなくなり、回路構成の簡略化を実現させる
ことができる。
【0145】即ち、この実施の形態においては、第1〜
第4のメモリ11A〜11Dに対するデータの書込みタ
イミングをデータ転送速度に相当する期間τである1基
準クロックCLKずつずらして、第1〜第4のバッファ
25A〜25Dに入力される連続したデータを第1〜第
4のメモリ11A〜11Dに書き込むようにしているた
め、第1〜第4のメモリ11A〜11Dへのデータの書
込みタイミングをデータの転送速度に合わせることが可
能となり、しかも、第1〜第4のメモリ11A〜11D
に書き込むためのデータすべてを保持するためのデータ
保持回路を設ける必要がない。
【0146】次に、データの読出し処理について図7を
参照しながら説明すると、すでに説明した上記第1の実
施の形態に係るディスクキャッシュ8においては、一般
的なメモリを想定したため、各読出しイネーブル信号S
r1〜Sr4の立ち下がりのタイミングでデータの読出
しを行なっているが、この第2の実施の形態に係るディ
スクキャッシュ8においては、上記読出しイネーブル信
号を読出し区間全域にわたって低レベル(LOW)と
し、データの読出しタイミングについては、信号/CA
SXの立ち下がりで決めている。
【0147】このとき、データが確定するのは、信号/
CASXの立ち下がりから約20nsec遅れた時点で
あり、その後、信号/CASXが低レベル期間、上記確
定されたデータが出力され続ける。この期間は、本実施
の形態においては約76nsec程度としている。
【0148】具体的に、この第2の実施の形態に係るデ
ィスクキャッシュ8におけるデータの読出し処理につい
て説明すると、信号処理装置3(図1参照)から制御バ
スを通じて送出される読出し要求信号Srのアドレス発
生回路23への入力に基づいて、当該アドレス発生回路
23はローアドレス及びコラムアドレスがシリーズとさ
れたアドレス信号Sadを発生し、第1のラッチ回路2
4Aに出力する。第1のラッチ回路24Aは、第1のシ
フト用タイミング発生器18からの第1のイネーブル信
号Sb1(図7の例では、読出し要求信号Srの入力時
点から3基準クロック期間経過後に発生)の入力に基づ
いてアドレス発生回路23からのアドレス信号Sadを
入力し、一定期間Td保持する。具体的には、例えば図
7に示すように、最初に入力されるローアドレスを2基
準クロック期間保持し、次いでコラムアドレスを2基準
クロック期間保持する。
【0149】なお、上記一定期間Tdは、再び第1のシ
フト用タイミング発生器18から第1のラッチ回路24
Aに対して第1のイネーブル信号Sb1が出力されるま
での期間である。このアドレス信号Sadの保持期間T
dにおいては、該第1のラッチ回路24Aにて保持され
ているアドレス信号Sadが出力ラインを通じて第1の
メモリ11Aに印加されることになる。
【0150】また、上記信号処理装置3からの読出し要
求信号Srは、読出し用タイミング発生器20にも入力
され、該読出し用タイミング発生器20は、上記読出し
要求信号Srの入力に基づいて各メモリ11A〜11D
に対して低レベルの読出しイネーブル信号Sr1を出力
する。
【0151】一方、ロー側クロック発生器31は、読出
し用ゲート回路16Bからの基準クロックCLKの入力
(立ち下がりの入力)時から該基準クロックCLKを計
数して、低レベルを2基準クロック、高レベルを2基準
クロックの連続したパルス波形を有する信号/RAS1
を第1のメモリ11Aに出力し、該信号/RAS1より
も1基準クロック分位相が遅れた信号/RAS2を第2
のメモリ11Bに出力し、該信号/RAS2よりも1基
準クロック分位相が遅れた信号/RAS3を第3のメモ
リ11Cに出力し、該信号/RAS3よりも1基準クロ
ック分位相が遅れた信号/RAS4を第4のメモリ11
Dに出力する。
【0152】コラム側クロック発生器32は、読出し用
ゲート回路16Bからの基準クロックCLKの入力(立
ち下がりの入力)時から該基準クロックCLKを計数し
て、信号/RAS1よりも1基準クロック分位相が遅れ
たパルス波形を有する信号/CAS1を第1のメモリ1
1Aに出力し、該信号/CAS1よりも1基準クロック
分位相が遅れた信号/CAS2を第2のメモリ11Bに
出力し、該信号/CAS2よりも1基準クロック分位相
が遅れた信号/CAS3を第3のメモリ11Cに出力
し、該信号/CAS3よりも1基準クロック分位相が遅
れた信号/CAS4を第4のメモリ11Dに出力する。
【0153】上記第1のラッチ回路24Aへの第1のイ
ネーブル信号Sb1の出力時点から1基準クロック分の
経過時点において、第1のシフト用タイミング発生器1
8から第2のラッチ回路24Bに対して第2のイネーブ
ル信号Sb2が出力される。この第2のラッチ回路24
Bは、該第2のイネーブル信号Sb2の入力に基づいて
第1のラッチ回路24Aにて保持されているアドレス信
号Sadを入力し、一定期間Td保持する。
【0154】上記第2のラッチ回路24Bへの第2のイ
ネーブル信号Sb2の出力時点から1基準クロック分の
経過時点において、第1のシフト用タイミング発生器1
8から第3のラッチ回路24Cに対して第3のイネーブ
ル信号Sb3が出力される。この第3のラッチ回路24
Cは、該第3のイネーブル信号Sb3の入力に基づいて
第2のラッチ回路24Bにて保持されているアドレス信
号Sadを入力し、一定期間Td保持する。
【0155】上記第3のラッチ回路24Cへの第3のイ
ネーブル信号Sb3の出力時点から1基準クロック分の
経過時点において、第1のシフト用タイミング発生器1
8から第4のラッチ回路24Dに対して第4のイネーブ
ル信号Sb4が出力される。この第4のラッチ回路24
Dは、該第4のイネーブル信号Sb4の入力に基づいて
第3のラッチ回路24Cにて保持されているアドレス信
号Sadを入力し、一定期間Td保持する。
【0156】そして、上記第1のラッチ回路24Aへの
第1のイネーブル信号Sb1の出力時点から1.5基準
クロック分の経過時点において、ロー側クロック発生器
31からの信号/RAS1が立ち下がることから、この
立ち下がり時点において、第1のラッチ回路24Aにて
保持されているローアドレス1が第1のメモリ11Aに
取り込まれることになる。上記信号/RAS1の立ち下
がり時点から1基準クロック経過した時点において、コ
ラム側クロック発生器32からの信号/CAS1が立ち
下がることから、この立ち下がり時点において、第1の
ラッチ回路24Aにて保持されているコラムアドレス1
が第1のメモリ11Aに取り込まれることになる。
【0157】上記第1のラッチ回路24Aにコラムアド
レス1が入力される時点において、第1のメモリ11A
が活性化され、この第1のメモリ11Aに記憶されてい
るデータ中、第1のラッチ回路24Aからのアドレス信
号Sad(ローアドレス1及びコラムアドレス1)が示
す格納アドレスに記憶されているデータDATA1がデ
ータ列の第1のデータとして読み出され、この読出し時
点から約20nsec経過後において読出しデータDA
TA1が確定し、後段のマルチプレクサ14の第1の入
力端子φ1に印加される。この確定データDATA1
は、信号/CAS1が立ち上がりまでの期間、即ち、図
7の例では約76nsecほど上記第1の入力端子φ1
に印加され続ける。
【0158】以下同様に、上記第2のラッチ回路24B
への第2のイネーブル信号Sb2の出力時点(第1のイ
ネーブル信号Sb1の出力時点から1基準クロック経過
後)から1.5基準クロック分の経過時点(信号/RA
S2の立ち下がり時点)において、第2のラッチ回路2
4Bにて保持されているローアドレス1が第2のメモリ
11Bに取り込まれ、更にこの信号/RAS2の立ち下
がり時点から1基準クロック経過した時点(信号/CA
S2の立ち下がり時点)において、第2のラッチ回路2
4Bにて保持されているコラムアドレス1が第2のメモ
リ11Bに取り込まれることになる。
【0159】そして、この時点において、第2のメモリ
11Bが活性化され、この第2のメモリ11Bに記憶さ
れているデータ中、第2のラッチ回路24Bからのアド
レス信号Sb2(ローアドレス1及びコラムアドレス
1)が示す格納アドレスに記憶されているデータDAT
A2がデータ列の第2のデータとして読み出され、この
読出し時点から約20nsec経過後において読出しデ
ータDATA2が確定し、後段のマルチプレクサ14の
第2の入力端子φ2に印加される。この確定データDA
TA2は、信号/CAS2が立ち上がりまでの期間ほど
上記第2の入力端子φ2に印加され続ける。
【0160】上記第3のラッチ回路24Cへの第3のイ
ネーブル信号Sb3の出力時点(第2のイネーブル信号
Sb2の出力時点から1基準クロック経過後)から1.
5基準クロック分の経過時点(信号/RAS3の立ち下
がり時点)において、第3のラッチ回路24Cにて保持
されているローアドレス1が第3のメモリ11Cに取り
込まれ、更にこの信号/RAS3の立ち下がり時点から
1基準クロック経過した時点(信号/CAS3の立ち下
がり時点)において、第3のラッチ回路24Cにて保持
されているコラムアドレス1が第3のメモリ11Cに取
り込まれることになる。
【0161】そして、この時点において、第3のメモリ
11Cが活性化され、この第3のメモリ11Cに記憶さ
れているデータ中、第3のラッチ回路24Cからのアド
レス信号Sad(ローアドレス1及びコラムアドレス
1)が示す格納アドレスに記憶されているデータDAT
A3がデータ列の第3のデータとして読み出され、この
読出し時点から約20nsec経過後において読出しデ
ータDATA3が確定し、後段のマルチプレクサ14の
第3の入力端子φ3に印加される。この確定データDA
TA3は、信号/CAS3が立ち上がりまでの期間ほど
上記第3の入力端子φ3に印加され続ける。
【0162】上記第4のラッチ回路24Dへの第4のイ
ネーブル信号Sb4の出力時点(第3のイネーブル信号
Sb3の出力時点から1基準クロック経過後)から1.
5基準クロック分の経過時点(信号/RAS4の立ち下
がり時点)において、第4のラッチ回路24Dにて保持
されているローアドレス1が第4のメモリ11Dに取り
込まれ、更にこの信号/RAS4の立ち下がり時点から
1基準クロック経過した時点(信号/CAS4の立ち下
がり時点)において、第4のラッチ回路24Dにて保持
されているコラムアドレス1が第4のメモリ11Dに取
り込まれることになる。
【0163】そして、この時点において、第4のメモリ
11Dが活性化され、この第4のメモリ11Dに記憶さ
れているデータ中、第4のラッチ回路24Dからのアド
レス信号Sad(ローアドレス1及びコラムアドレス
1)が示す格納アドレスに記憶されているデータDAT
A4がデータ列の第4のデータとして読み出され、この
読出し時点から約20nsec経過後において読出しデ
ータDATA4が確定し、後段のマルチプレクサ14の
第4の入力端子φ4に印加される。この確定データDA
TA4は、信号/CAS4が立ち上がりまでの期間ほど
上記第4の入力端子φ4に印加され続ける。
【0164】上記第2のシフト用タイミング発生器22
からの順序信号Scの出力開始時点は、読出し要求信号
Srの入力時点から例えば6基準クロック経過時点であ
り、最初の順序信号Scがマルチプレクサ14に供給さ
れた時点においては、第1のメモリ11Aから読み出さ
れた確定データDATA1が第1の入力端子φ1に印加
されていることから、マルチプレクサ14の出力端子か
らは、該第1のメモリ11Aからの確定データDATA
1がデータ列における第1のデータとして出力されるこ
とになる。この出力期間は、次の順序信号Scが供給さ
れるまでの期間、即ちデータ転送速度に相当する期間τ
(1基準クロック期間)である。
【0165】そして、2番目の順序信号Scがマルチプ
レクサ14に供給された時点では、第2のメモリ11B
から読み出された確定データDATA2が第2の入力端
子φ2に印加されているため、マルチプレクサ14の出
力端子からは、該第2のメモリ11Bからの確定データ
DATA2がデータ列における第2のデータとして出力
されることになる。同様に、3番目及び4番目の順序信
号Scが順次マルチプレクサ14に供給されることによ
って、マルチプレクサ14の出力端子からは、それぞれ
第3のメモリ11Cからの確定データDATA3及び第
4のメモリ11Dからの確定データDATA4がデータ
列における第3のデータ及び第4のデータとして出力さ
れることになる。
【0166】そして、上記第1のラッチ回路24Aでの
アドレス信号Sadの保持期間Tdが経過する前におい
て、アドレス用タイミング発生器17からアドレス発生
回路23に対して更新信号Saが出力され、アドレス発
生回路23は、該更新信号Saの入力に基づいてローア
ドレスのみあるいはコラムアドレスのみ又は両アドレス
が例えば+1更新されたアドレス信号Sad(図示の例
ではローアドレス2及びコラムアドレス2としている)
を発生し、第1のラッチ回路24Aに出力する。
【0167】第1のラッチ回路24Aは、第1のシフト
用タイミング発生器18から出力される再度の第1のイ
ネーブル信号Sb1の入力に基づいてアドレス発生回路
23からの更新されたローアドレス2及びコラムアドレ
ス2を入力し、それぞれ一定期間Td保持する。そし
て、この第1のイネーブル信号Sb1の入力時点から
1.5基準クロック分の経過時点(ロー側クロック発生
器31からの信号/RAS1の立ち下がり時点)におい
て、第1のラッチ回路24Aからのローアドレス2が第
1のメモリ11Aに取り込まれ、更に1基準クロック経
過時点(コラム側クロック発生器32からの信号/CA
S1の立ち下がり時点)において、第1のメモリ11A
が活性化され、この第1のメモリ11Aに記憶されてい
るデータ中、第1のラッチ回路24Aからのアドレス信
号Sad(ローアドレス2及びコラムアドレス2)が示
す格納アドレスに記憶されているデータDATA5がデ
ータ列の第5のデータとして読み出され、この読出し時
点から約20nsec経過後において読出しデータDA
TA5が確定し、後段のマルチプレクサ14の第1の入
力端子φ1に印加される。この確定データDATA5
は、信号/CAS1が立ち上がりまでの期間(約76n
sec)ほど上記第1の入力端子φ1に印加され続け
る。
【0168】そして、5番目の順序信号Scがマルチプ
レクサ14に供給されている時点において、第1の入力
端子φ1に第1のメモリ11Aから読み出された確定デ
ータDATA5が供給されているため、マルチプレクサ
14の出力端子からは、該第1のメモリ11Aからのデ
ータDATA5がデータ列における第5のデータとして
出力されることになる。
【0169】以下同様に、6番目〜8番目の順序信号S
cが順次マルチプレクサ14に供給されることによっ
て、マルチプレクサ14の出力端子からは、それぞれ第
2〜第4のメモリ11B〜11DからのデータDATA
6〜DATA8がデータ列における第6〜第8のデータ
として順次出力されることになる。
【0170】一般的には、第1のメモリ11Aから読み
出されたデータがマルチプレクサ14からデータ列にお
ける第4n+1(n=0,1,2・・・・)のデータと
してデータバスに送出され、第2のメモリ11Bから読
み出されたデータがマルチプレクサ14からデータ列に
おける第4n+2のデータとしてデータバスに送出さ
れ、第3のメモリ11Cから読み出されたデータがマル
チプレクサ14からデータ列における第4n+3のデー
タとしてデータバスに送出され、第4のメモリ11Dか
ら読み出されたデータがマルチプレクサ14からデータ
列における第4n+4のデータとしてデータバスに送出
されることになる。
【0171】このように、上記データ読出し処理におい
ては、第1〜第4のメモリ11A〜11Dに対するアド
レス信号Sadの供給期間Td(第1〜第4のラッチ回
路24A〜24Dでのアドレス信号Sadの保持期間T
dに相当する。)を各メモリ11A〜11Dに対するア
クセス速度に合わせて長い期間(この例では192ns
ec)に設定したとしても、第1〜第4のメモリ11A
〜11Dに対する各データの読出しタイミングを、上記
アドレス信号Sadの供給期間Tdよりも短くすること
が可能となり、連続した大容量のデータ列を、時間軸を
伸長することなく、高速に送出することができる。従っ
て、第1〜第4のメモリ11A〜11Dから読み出され
たデータを、データ列の最終点となるまで保持して、そ
の後に高速に送出するというデータ保持手段及びデータ
送出手段を新たに設ける必要がなくなり、回路構成の簡
略化を実現させることができる。
【0172】即ち、この第2の実施の形態においては、
第1〜第4のメモリ11A〜11Dに対するデータの読
出しタイミングをデータ転送速度に相当する期間τ(1
基準クロック期間)ずつずらして、第1〜第4のメモリ
11A〜11Dから読み出される連続したデータをマル
チプレクサ14を通じてデータバスに送出するようにし
ているため、第1〜第4のメモリ11A〜11Dからの
データの読出しタイミングをデータの転送速度に合わせ
ることが可能となり、しかも、第1〜第4のメモリ11
A〜11Dから読み出されたデータすべてを保持するた
めのデータ保持回路を設ける必要がない。
【0173】このように、上記第1の実施の形態及び第
2の実施の形態に係るディスクキャッシュ8によれば、
信号処理装置3によってディスクキャッシュ8の各メモ
リ11A〜11Dに対してデータを読み書きする場合、
信号処理装置3からのデータ転送速度に対し、アクセス
速度の遅いメモリを使ったとしても、見かけ上のメモリ
のアクセス速度を改善することができ、高速なデータの
読み書きが可能となる。
【0174】上記実施の形態においては、信号処理装置
3とハードディスク装置4間に挿入接続されるディスク
キャッシュ8に適用した例を示したが、その他、コンピ
ュータの主記憶装置と補助記憶装置間に挿入接続される
キャッシュメモリにも適用させることができ、また、主
記憶装置そのものにも適用させることができる。
【0175】
【発明の効果】上述のように、本発明に係るデータ書込
み回路によれば、n個のデータ記憶手段に記憶されるべ
き個々のデータが所定期間毎に順次供給され、かつ、供
給されたデータを上記所定期間保持するn個のデータ保
持手段と、各データの格納アドレスを示すアドレス情報
がそれぞれ上記所定期間毎にシフトして供給され、か
つ、供給されたアドレス情報をその供給時点から所定の
アドレス保持期間保持するn個のアドレス保持手段と、
上記n個のデータ記憶手段のうち、上記各データ保持手
段に保持されているデータが記憶されるべきデータ記憶
手段に対して書込み用の活性化を行なう書込み制御回路
とを具備させ、1つのデータ保持手段におけるデータの
保持期間を、当該データ保持手段に対応するアドレス保
持手段でのアドレス保持期間内に含まれるようにし、上
記書込み用の活性化が行なわれた上記データ記憶手段の
記憶領域中、対応するアドレス保持手段に保持されてい
るアドレス情報が示す格納アドレスに、対応するデータ
保持手段に保持されているデータを書き込むようにした
ので、高速かつ大容量のデータ列を連続してn個のメモ
リに書き込むことができる。
【0176】また、本発明に係るデータ読出し回路によ
れば、各データの格納アドレスを示すアドレス情報がそ
れぞれ上記所定期間毎にシフトして供給され、かつ、供
給されたアドレス情報をその供給時点から所定のアドレ
ス保持期間保持するn個のアドレス保持手段と、アドレ
ス情報の供給があったアドレス保持手段に対応するデー
タ記憶手段に対して、そのアドレス情報の供給時点から
所定期間経過後に読出し用の活性化を行なう読出し制御
回路とを具備させ、1つのデータ記憶装置に対する読出
し活性化期間を、当該データ記憶手段に対応するアドレ
ス保持手段でのアドレス保持期間内に含まれるように
し、上記読出し用の活性化が行なわれた上記データ記憶
手段の記憶領域中、対応するアドレス保持手段に保持さ
れているアドレス情報が示す格納アドレスからデータを
読み出すようにしたので、n個のメモリからデータを読
み出して高速かつ連続した大容量のデータ列として後段
の回路系に送出することができる。
【0177】また、本発明に係るデータ伝送装置によれ
ば、n個のデータ記憶手段に対応して設けられ、上記各
データ記憶手段に記憶されるべき個々のデータが所定期
間毎に順次供給され、かつ、供給されたデータを上記所
定期間保持するn個のデータ保持手段と、各データの格
納アドレスを示すアドレス情報がそれぞれ上記所定期間
毎にシフトして供給され、かつ、供給されたアドレス情
報をその供給時点から所定のアドレス保持期間保持する
n個のアドレス保持手段と、上記n個のデータ記憶手段
のうち、上記各データ保持手段に保持されているデータ
が記憶されるべきデータ記憶手段に対して書込み用の活
性化を行なう書込み制御回路と、アドレス情報の供給が
あったアドレス保持手段に対応するデータ記憶手段に対
して、そのアドレス情報の供給時点から所定期間経過後
に読出し用の活性化を行なう読出し制御回路とを具備さ
せ、1つのデータ保持手段におけるデータの保持期間
を、当該データ保持手段に対応するアドレス保持手段で
のアドレス保持期間内に含まれるようにし、上記書込み
用の活性化が行なわれた上記データ記憶手段の記憶領域
中、対応するアドレス保持手段に保持されているアドレ
ス情報が示す格納アドレスに、対応するデータ保持手段
に保持されているデータを書き込み、1つのデータ記憶
装置に対する読出し活性化期間を、当該データ記憶手段
に対応するアドレス保持手段でのアドレス保持期間内に
含まれるようにし、上記読出し用の活性化が行なわれた
上記データ記憶手段の記憶領域中、対応するアドレス保
持手段に保持されているアドレス情報が示す格納アドレ
スからデータを読み出すようにしたので、例えばコンピ
ュータと外部記憶装置間の連続した大容量のデータ列を
高速にアクセスすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ書込み回路及びデータ読出
し回路が組み合わされて構成されたデータ伝送装置をデ
ィスクキャッシュに適用した2つの実施の形態(以下、
単に第1の実施の形態に係るディスクキャッシュ及び第
2の実施の形態に係るディスクキャッシュと記す)が組
み込まれるデジタルレコーダ装置の概略構成図である。
【図2】第1の実施の形態に係るディスクキャッシュを
示す構成図である。
【図3】第1の実施の形態に係るディスクキャッシュの
書込み処理を示すタイミングチャートである。
【図4】第1の実施の形態に係るディスクキャッシュの
読出し処理を示すタイミングチャートである。
【図5】第2の実施の形態に係るディスクキャッシュを
示す構成図である。
【図6】第2の実施の形態に係るディスクキャッシュの
書込み処理を示すタイミングチャートである。
【図7】第2の実施の形態に係るディスクキャッシュの
読出し処理を示すタイミングチャートである。
【図8】従来の小容量SRAM(キャッシュメモリ)を
用いた例を示す概略構成図である。
【図9】従来例に係るディスクキャッシュを示す構成図
である。
【図10】従来例に係るディスクキャッシュの書込み処
理を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
3 信号処理装置 4 ハードディスク装置 7 クロック発生器 8 ディスクキャッシュ 11 データ記憶部 11A〜11D 第1〜第4のメモリ 12 アドレス保持部 13 データ保持部 14 マルチプレクサ 15 タイミング発生部 18 第1のシフト用タイミング発生器 19 書込み用タイミング発生器 20 読出し用タイミング発生器 22 第2のシフト用タイミング発生器 23 アドレス発生回路 24A〜24D 第1〜第4のラッチ回路 25A〜25D 第1〜第4のバッファ 31 ロー側クロック発生器 32 コラム側クロック発生器

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 n個のデータ記憶手段と、 上記n個のデータ記憶手段に対応して設けられ、上記各
    データ記憶手段に記憶されるべき個々のデータが所定期
    間毎に順次供給され、かつ、供給されたデータを上記所
    定期間保持するn個のデータ保持手段と、 上記n個のデータ記憶手段に対応して設けられ、各デー
    タの格納アドレスを示すアドレス情報がそれぞれ上記所
    定期間毎にシフトして供給され、かつ、供給されたアド
    レス情報をその供給時点から所定のアドレス保持期間保
    持するn個のアドレス保持手段と、 上記n個のデータ記憶手段のうち、上記各データ保持手
    段に保持されているデータが記憶されるべきデータ記憶
    手段に対して書込み用の活性化を行なう書込み制御回路
    とを具備し、 1つのデータ保持手段におけるデータの保持期間は、当
    該データ保持手段に対応するアドレス保持手段でのアド
    レス保持期間内に含まれ、 上記書込み用の活性化が行なわれた上記データ記憶手段
    は、その記憶領域中、対応するアドレス保持手段に保持
    されているアドレス情報が示す格納アドレスに、対応す
    るデータ保持手段に保持されているデータを書き込むこ
    とを特徴とするデータ書込み回路。
  2. 【請求項2】 上記1つのデータ保持手段でのデータの
    保持開始時点が、対応するアドレス保持手段へのアドレ
    ス情報の供給時点から所定の遅延時間経過後にあること
    を特徴とする請求項1記載のデータ書込み回路。
  3. 【請求項3】 上記書込み制御回路の各データ記憶手段
    に対する書込み用の活性化は、各データ記憶手段に供給
    される書込みイネーブル信号のレベル変化により行なわ
    れることを特徴とする請求項1記載のデータ書込み回
    路。
  4. 【請求項4】 上記書込み制御回路の各データ記憶手段
    に対する書込み用の活性化は、各データ記憶手段に供給
    されるアドレスマルチプレクス方式の外部クロック信号
    のレベル変化により行なわれることを特徴とする請求項
    1記載のデータ書込み回路。
  5. 【請求項5】 n個のデータ記憶手段と、 上記n個のデータ記憶手段に対応して設けられ、各デー
    タの格納アドレスを示すアドレス情報がそれぞれ上記所
    定期間毎にシフトして供給され、かつ、供給されたアド
    レス情報をその供給時点から所定のアドレス保持期間保
    持するn個のアドレス保持手段と、 アドレス情報の供給があったアドレス保持手段に対応す
    るデータ記憶手段に対して、そのアドレス情報の供給時
    点から所定の遅延期間経過後に読出し用の活性化を行な
    う読出し制御回路とを具備し、 1つのデータ記憶手段に対する読出し活性化期間は、当
    該データ記憶手段に対応するアドレス保持手段でのアド
    レス保持期間内に含まれ、 上記読出し用の活性化が行なわれた上記データ記憶手段
    は、その記憶領域中、対応するアドレス保持手段に保持
    されているアドレス情報が示す格納アドレスからデータ
    を読み出すことを特徴とするデータ読出し回路。
  6. 【請求項6】 各データ記憶手段の後段に、各データ記
    憶手段から読み出されたデータを転送速度に準じた速度
    で順次選択して出力するデータ選択手段が接続されてい
    ることを特徴とする請求項5記載のデータ読出し回路。
  7. 【請求項7】 上記読出し制御回路の各データ記憶手段
    に対する読出し用の活性化は、各データ記憶手段に供給
    される読出しイネーブル信号のレベル変化により行なわ
    れることを特徴とする請求項5又は6記載のデータ読出
    し回路。
  8. 【請求項8】 上記読出し制御回路の各データ記憶手段
    に対する読出し用の活性化は、各データ記憶手段に供給
    されるアドレスマルチプレクス方式の外部クロック信号
    のレベル変化により行なわれることを特徴とする請求項
    5又は6記載のデータ読出し回路。
  9. 【請求項9】 n個のデータ記憶手段と、 上記n個のデータ記憶手段に対応して設けられ、上記各
    データ記憶手段に記憶されるべき個々のデータが所定期
    間毎に順次供給され、かつ、供給されたデータを上記所
    定期間保持するn個のデータ保持手段と、 上記n個のデータ記憶手段に対応して設けられ、各デー
    タの格納アドレスを示すアドレス情報がそれぞれ上記所
    定期間毎にシフトして供給され、かつ、供給されたアド
    レス情報をその供給時点から所定のアドレス保持期間保
    持するn個のアドレス保持手段と、 上記n個のデータ記憶手段のうち、上記各データ保持手
    段に保持されているデータが記憶されるべきデータ記憶
    手段に対して書込み用の活性化を行なう書込み制御回路
    と、 アドレス情報の供給があったアドレス保持手段に対応す
    るデータ記憶手段に対して、そのアドレス情報の供給時
    点から所定の遅延期間経過後に読出し用の活性化を行な
    う読出し制御回路とを具備し、 1つのデータ保持手段におけるデータの保持期間は、当
    該データ保持手段に対応するアドレス保持手段でのアド
    レス保持期間内に含まれ、 上記書込み用の活性化が行なわれた上記データ記憶手段
    は、その記憶領域中、対応するアドレス保持手段に保持
    されているアドレス情報が示す格納アドレスに、対応す
    るデータ保持手段に保持されているデータを書き込み、 1つのデータ記憶装置に対する読出し活性化期間は、当
    該データ記憶手段に対応するアドレス保持手段でのアド
    レス保持期間内に含まれ、 上記読出し用の活性化が行なわれた上記データ記憶手段
    は、その記憶領域中、対応するアドレス保持手段に保持
    されているアドレス情報が示す格納アドレスからデータ
    を読み出すことを特徴とするデータ伝送装置。
  10. 【請求項10】 各データ記憶手段の後段に、各データ
    記憶手段から読み出されたデータを転送速度に準じた速
    度で順次選択して出力するデータ選択手段が接続されて
    いることを特徴とする請求項9記載のデータ伝送装置。
  11. 【請求項11】 上記1つのデータ保持手段でのデータ
    の保持開始時点が、対応するアドレス保持手段へのアド
    レス情報の供給時点から所定の遅延時間経過後にあるこ
    とを特徴とする請求項9又は10記載のデータ伝送装
    置。
  12. 【請求項12】 上記書込み制御回路の各データ記憶手
    段に対する書込み用の活性化は、各データ記憶手段に供
    給される書込みイネーブル信号のレベル変化により行な
    われることを特徴とする請求項9又は10記載のデータ
    伝送装置。
  13. 【請求項13】 上記書込み制御回路の各データ記憶手
    段に対する書込み用の活性化は、各データ記憶手段に供
    給されるアドレスマルチプレクス方式の外部クロック信
    号のレベル変化により行なわれることを特徴とする請求
    項9又は10記載のデータ伝送装置。
  14. 【請求項14】 上記読出し制御回路の各データ記憶手
    段に対する読出し用の活性化は、各データ記憶手段に供
    給される読出しイネーブル信号のレベル変化により行な
    われることを特徴とする請求項9又は10記載のデータ
    伝送装置。
  15. 【請求項15】 上記読出し制御回路の各データ記憶手
    段に対する読出し用の活性化は、各データ記憶手段に供
    給されるアドレスマルチプレクス方式の外部クロック信
    号のレベル変化により行なわれることを特徴とする請求
    項9又は10記載のデータ伝送装置。
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