JPH0933995A - 電動カメラ - Google Patents

電動カメラ

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Publication number
JPH0933995A
JPH0933995A JP7184125A JP18412595A JPH0933995A JP H0933995 A JPH0933995 A JP H0933995A JP 7184125 A JP7184125 A JP 7184125A JP 18412595 A JP18412595 A JP 18412595A JP H0933995 A JPH0933995 A JP H0933995A
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JP
Japan
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film
motor
gear
spool
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP7184125A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Kitazawa
利之 北沢
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0933995A publication Critical patent/JPH0933995A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/42Interlocking between shutter operation and advance of film or change of plate or cut-film
    • G03B17/425Interlocking between shutter operation and advance of film or change of plate or cut-film motor drive cameras
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/28Locating light-sensitive material within camera
    • G03B17/30Locating spools or other rotatable holders of coiled film
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2217/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B2217/26Holders for containing light-sensitive material and adapted to be inserted within the camera
    • G03B2217/265Details of light-proofing

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 フィルムカートリッジ内にフィルムが完全に
巻き取られる以前にカメラの開閉蓋のロックが解除され
ることでフィルムが感光したりフィルムや遮光扉が損傷
することを、省スペースかつ簡単な機構によって防止す
ることが可能な電動カメラを提供する。 【解決手段】 遮光扉開駆動と;遮光扉閉駆動と;フィ
ルム巻戻駆動と;フィルムをフィルムカートリッジ内か
ら外部に送り出すフィルム送出駆動と;を行う第1モー
タ52と;上記第1モータのフィルム送出駆動によって
フィルムカートリッジ内から外部に送り出されたフィル
ムを、カメラのスプール室31内に設けられた巻上スプ
ール35を回転駆動して該巻上スプールに巻き上げるフ
ィルム巻上駆動を行う第2モータ60と;を備えたこと
を特徴とする電動カメラ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、フィルムの巻上げ・巻戻し等の
動作をモーターによって駆動する電動のカメラに関す
る。
【0002】
【従来技術およびその問題点】米国特許第5,122,
820号公報、同第5,296,887号公報等で知ら
れるように、未使用状態ではフィルムの先端部までもカ
ートリッジ内に巻き込んだ状態とし、使用時にカートリ
ッジに設けた遮光扉を開放しかつカートリッジ内のスプ
ールを回転させてフィルムを送り出す構造とされたカメ
ラ用フィルムカートリッジが提案されている。
【0003】この種のフィルムカートリッジを用いるカ
メラでは、フィルムカートリッジをカメラのカートリッ
ジ室に挿入したとき、遮光扉の回動軸端部がカートリッ
ジ室内に設けられた遮光扉開閉ドライバーと係合し、続
いてカメラのフィルムカートリッジ装填口を閉じるため
に開閉蓋をロックしたとき、このロック動作に連動して
遮光扉開閉ドライバーが回転して遮光扉を開放する構造
が一般的である。一連の撮影終了後、フィルムカートリ
ッジを取り出すために開閉蓋のロックを解除すると、こ
のロック解除動作に連動して遮光扉開閉ドライバーが逆
方向に回転して遮光扉が閉鎖される。
【0004】このような従来の構造を有するカメラで
は、フィルムカートリッジ内にフィルムが完全に巻き取
られる以前に、即ちフィルムカートリッジからカメラ内
にフィルムが送り出された状態で、ユーザーが不用意に
カメラの開閉蓋のロックを解除してしまうとフィルムが
感光してしまう。さらに、このロックの解除に連動して
フィルムカートリッジの遮光扉が閉鎖するため、フィル
ムが遮光扉に挟み込まれて損傷し、また遮光扉も損傷し
てしまうという問題が生じる。
【0005】この問題点を解消するために各種機構が提
案されているが、何れも複雑な機構を採用するものであ
り、製作コストやカメラ内のスペースの点においても不
利であった。また、このような従来の機構を、フィルム
の巻上げ・巻戻し、シャッタチャージ、クイックリター
ンミラーのアップ・ダウン等の動作をモーターの駆動に
よって行う電動の一眼レフカメラに設けようとすると、
カメラの内部機構がより複雑化し、この結果、カメラが
大型化するという問題点があった。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上述した従来の問題点に鑑み
て成されたもので、フィルムカートリッジ内にフィルム
が完全に巻き取られる以前にカメラの開閉蓋のロックが
解除されることでフィルムが感光したりフィルムや遮光
扉が損傷することを、省スペースかつ簡単な機構によっ
て防止することが可能な電動カメラを提供することを目
的とする。
【0007】
【発明の概要】本発明は、内部にスプールを有するカー
トリッジ外枠と;このカートリッジ外枠に形成されたフ
ィルム送出入開口と;このフィルム送出入開口に沿って
設けられた、フィルム送出入開口を開閉する遮光扉と;
この遮光扉に一体に形成されかつカートリッジ外枠に回
動自在に支持された軸部と;を備えたフィルムカートリ
ッジを装填可能なカメラにおいて、上記軸部を一方向に
回転させて遮光扉を開放する遮光扉開駆動と;上記軸部
を他方向に回転させて遮光扉を閉成する遮光扉閉駆動
と;スプールを正転駆動してフィルムをフィルムカート
リッジ内に巻き取るフィルム巻戻駆動と;スプールを逆
転駆動して、該スプールに巻回されたフィルムをフィル
ムカートリッジ内から外部に送り出すフィルム送出駆動
と;を行う第1モータと;第1モータのフィルム送出駆
動によってフィルムカートリッジ内から外部に送り出さ
れたフィルムを、カメラのスプール室内に設けられた巻
上スプールを回転駆動して該巻上スプールに巻き上げる
フィルム巻上駆動を行う第2モータと;を備えたことを
特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図示実施例に基づいて本発明
を説明する。図7は、本発明を適用した一眼レフカメラ
30の内部構造を示す正面図である。このカメラ30
は、撮影フィルムとして、米国特許第5,122,82
0号公報、同第5,296,887号公報等で知られる
タイプのフィルムカートリッジを利用する。先ず、この
フィルムカートリッジについて説明する。図10及び図
11は、このフィルムカートリッジを示す斜視外観図で
ある。図12は、このフィルムカートリッジ内に設けら
れたスプールを示す斜視外観図である。
【0009】フィルムカートリッジ1は、一対の外枠半
体5、7からなるカートリッジ外枠3を有している。こ
のカートリッジ外枠3の内部空間には、フィルム(図示
せず)が巻かれたスプール11が収容されている。カー
トリッジ外枠3の各端面13中央部分には、スプール1
1の軸端部に形成された対応するフォーク係合孔11a
を外部に露出させる孔15が形成されている。
【0010】またカートリッジ外枠3には、その長手方
向に沿って矩形のフィルム送出入開口17が形成されて
おり、このフィルム送出入開口17に沿って、該フィル
ム送出入開口17を開閉する遮光扉19が設けられてい
る。この遮光扉19の長手方向の両端部のそれぞれに
は、同軸上に位置された軸部19aが一体に形成されて
いる。各軸部19aは、カートリッジ外枠3の対応する
端面13に形成された孔21に回動自在に嵌められてい
る。各軸部19aの端面には、キー溝19bが形成され
ている。カメラ30のカートリッジ室33内に突設され
た遮光扉開閉ドライバー(図示せず)が一方のキー溝1
9bと係合し、この遮光扉開閉ドライバーの回動によっ
て遮光扉19は開閉される。フィルムカートリッジ1の
フィルムは、遮光扉19が開放された状態でスプール1
1が回転することにより、フィルム送出入開口17から
カートリッジ外枠3外部へ送出または内部へ収納され
る。
【0011】図12に示すように、スプール11の一端
部と、この一端部に対向する側の端面13との間には、
バーコード26が形成されたディスク23が設けられて
いる。このディスク23は、対応するスプール11の一
端部に対して、スプール11と相対回転しないように嵌
められている。即ち、ディスク23は、スプール11と
共に回動自在とされている。図12に示すように、ディ
スク23には、放射状に延びかつ周方向の幅がそれぞれ
異なる切欠部24(24a、24b、24c、24d、
24e)と、これら切欠部の間に位置する平面部25
(25a、25b、25c、25d)とが形成されてい
る。これら切欠部24と平面部25によってバーコード
26を形成している。このバーコード26は、フィルム
カートリッジ1内に収納されるフィルムのISOスピー
ド情報、撮影可能枚数情報等を含んでいる。このバーコ
ード26は、対応する側の端面13に形成された窓部2
7からフィルムカートリッジ1外部に露出されている。
【0012】次に、カメラ30について詳述する。カメ
ラ30の内部には、左右にスプール室31、カートリッ
ジ室33が形成されている。スプール室31内には、巻
上スプール35が回動可能に備わっている。カメラ30
のカメラボディ30aには、カートリッジ室33を開閉
するための開閉蓋(図示せず)が開閉自在に支持されて
いる。本実施例のカメラ30は、フィルムカートリッジ
1をカートリッジ室33に装填し、続いてカートリッジ
室33を開閉する開閉蓋(図示せず)を閉じた後、フィ
ルムカートリッジ1内のフィルムが巻上スプール35に
巻き上げられてスプール室31側にセットされ、1駒の
撮影駒が終了する度にこの撮影済の撮影駒をフィルムカ
ートリッジ1内に向けて巻き取り収納するフィルム給送
方式、所謂プリワインド給送方式を採用している。
【0013】カートリッジ室33の上端部には、フィル
ムカートリッジ1の一方のフォーク係合孔11aに係合
する支持突起部37が下方に向けて突設されており、カ
ートリッジ室33の下端部には、フィルムカートリッジ
1の他方のフォーク係合孔11aに係合してスプール1
1を駆動するスプール駆動ドライバー39が上方に向け
て突設されている。
【0014】またカートリッジ室33の下端部には、カ
ートリッジ室33にフィルムカートリッジ1が装填され
た際にフィルムカートリッジ1の窓部27に対向する位
置に、ディスク23のバーコード26のデータを読み込
むためのフォトセンサ112が固定されている。さら
に、カートリッジ室33の下端部には、図7には表れて
いないが、カメラ30上方に向かって突設された、回動
可能な遮光扉開閉ドライバー(図示せず)が設けられて
いる。この遮光扉開閉ドライバーは、フィルムカートリ
ッジ1がカートリッジ室33に適切に挿入されたとき、
フィルムカートリッジ1の対応する側のキー溝19bと
係合する。この係合した状態において、遮光扉開閉ドラ
イバーが回動すると、遮光扉19が開閉する。
【0015】スプール室31とカートリッジ室33の間
には、左右の側壁40a、40b、及びこれら側壁40
a、40bの下端部を接続する底板40cからなるミラ
ーボックス40が設けられている。このミラーボックス
40内には、公知のクイックリターンミラー42が設け
られている。このクイックリターンミラー42の上方に
は、ピント板44を挿んでペンタプリズム46が設けら
れており、クイックリターンミラー42の下方には、一
対の結像レンズ(図示せず)により2分割された被写体
像の位相差を検出することで測距を行う公知のAFモジ
ュール48が設けられている。
【0016】また、スプール室31とカートリッジ室3
3の間には、電子制御式のフォーカルプレーンシャッタ
ユニット50が設けられている。このシャッタユニット
50は、ミラーボックス40の後方に配設された、複数
のシャッタ幕を有するシャッタ部50aと、スプール室
31とミラーボックス40の間に配設された、上記複数
のシャッタ幕を駆動するためのシャッタ駆動機構部50
bとからなっている。
【0017】シャッタ部50aの後方には、シャッタ部
50aと平行に延びる圧板(図示せず)が設けられてい
る。シャッタ部50aの直後には、撮影範囲を決定する
矩形のアパーチャ(図示せず)と、このアパーチャの上
下に位置しかつカメラ30の左右方向に延びるフィルム
案内レール(図示せず)とを備えたアパーチャ枠(図示
せず)がカメラボディ、30aに対して固定して設けら
れており、このアパーチャ枠の直後に上記圧板が隣接し
て設けられている。圧板には、フィルムのパーフォレー
ションを検知してフィルムの走行状態及び送り量を検出
するための一対のフォトリフレクタ55a(図9)が設
けられている。
【0018】ミラーボックス40とカートリッジ室33
の間には、第1モータ52が設けられている。この第1
モータ52は、以下、、、、の5種の駆動を
行う。即ち、第1モータ52は、フィルムカートリッ
ジ1がカートリッジ室33に装填され、続いてカートリ
ッジ室33の開閉蓋(図示せず)が閉じられてロックさ
れた直後、上述の遮光扉開閉ドライバー(図示せず)を
一方向に回転させて遮光扉19を開放する遮光扉開駆動
と、この遮光扉開駆動と同時に、スプール11のバー
コード26のデータをフォトセンサ112を介して読み
込むために、スプール駆動ドライバー39を所定量(例
えば1〜2回転)正転駆動(図1での反時計回り方向へ
の回転駆動)させるディスク部材回転駆動と、その
後、フィルムカートリッジ1内のフィルムFを外部に送
出してフィルムのベロをスプール室31へ送るためにス
プール駆動ドライバー39を逆転駆動(図1での時計回
り方向への駆動)させるフィルム送出駆動と、撮影終
了後、露光済のフィルムをフィルムカートリッジ1内に
収納するためにスプール駆動ドライバー39を正転駆動
(図2での時計回り方向への回転駆動)させるフィルム
巻戻駆動と、このフィルム巻戻駆動でフィルムがフィ
ルムカートリッジ1内に完全に巻き取られた後、上述の
遮光扉開閉ドライバー(図示せず)を他方向に回転させ
て遮光扉19を閉じる遮光扉閉駆動とを行う。
【0019】シャッタ駆動機構部50bの下端部近傍に
は、第2モータ60が設けられている。この第2モータ
60は、以下、、の3種の駆動を行う。即ち、第
2モータ60は、巻上スプール35を回転駆動して、
フィルムカートリッジ1内から送出されたフィルムを巻
上スプール35に巻き上げるフィルム巻上駆動と、シ
ャッタユニット50のシャッタチャージを行うシャッタ
チャージ駆動と、クイックリターンミラー42のアッ
プ・ダウン駆動とを行う。
【0020】以下、第1モータ52及び第2モータ60
の回転伝達機構に関して詳述する。先ずは、図1に基づ
いて第1モータ52に係る回転伝達機構を説明する。
【0021】第1モータ52の回転軸52a(図7)の
回転は、回転軸52aに固定された出力ピニオン53
と、モータ52の下方に設けられた減速ギヤ列54とを
介して、遊星ギヤ装置56の太陽ギヤ56aに伝達され
る。遊星ギヤ装置56は、図1示すように、太陽ギヤ5
6aと、この太陽ギヤ56aと、この太陽ギヤ56bと
噛合する2つの遊星ギヤ即ち第1遊星ギヤ56b及び第
2遊星ギヤ56cとを有している。これら第1及び第2
遊星ギヤ56b、56cは、太陽ギヤ56aの回転軸5
6dに枢支された、略く字形状を呈する回動アーム56
eによって回動自在に支持されている。また、これら第
1及び第2遊星ギヤ56b、56cは、カメラ30の上
下方向(図1の紙面に対して垂直な方向)で互いに異な
る位置に位置されている。より詳細には、第1遊星ギヤ
56bは、第2遊星ギヤ56cよりもカメラ30の上方
に向かってシフトした配置とされている。遊星ギヤ装置
56の近傍には、カメラボディ30aに固定されたスト
ッパー59が配設されている。このストッパー59は、
回動アーム56eが図1の時計回り方向に回転して所定
の回転位置まで回転したときに回動アーム56eに当接
して回動アーム56eの更なる同方向への回転を規制す
る。
【0022】第1モータ52の回転軸52aの一方向の
回転(第1モータ52の正転駆動)によって太陽ギヤ5
6aが図1の反時計回り方向に回転すると、第1及び第
2遊星ギヤ56b、56cは、同図の時計回り方向に回
転しながら太陽ギヤ56a回りを同図の反時計回り方向
に移動する。遊星ギヤ装置56の近傍には、第1遊星ギ
ヤ56bと噛合可能な位置に、スプール駆動ドライバー
39と一体に回転するドライバーギヤ58が設けられて
おり、太陽ギヤ56aが図1の反時計回り方向に回転す
ると、第1遊星ギヤ56bがこのドライバーギヤ58に
噛合する。このとき、ドライバーギヤ58は、同図の時
計回り方向に回転する第1遊星ギヤ56bの回転を受け
て、同図の反時計回り方向に回転する。
【0023】他方、第1モータ52の回転軸52aの他
方向の回転(第1モータ52の逆転駆動)によって太陽
ギヤ56aが図1の時計回り方向に回転すると、第1及
び第2遊星ギヤ56b、56cは、同図の反時計回り方
向に回転しながら太陽ギヤ56a回りを同図の時計回り
方向に移動する。
【0024】また遊星ギヤ装置56の近傍には、第1及
び第2遊星ギヤ56b、56cと係合可能な位置に、回
動ドライブ部材130が設けられている。この回動ドラ
イブ部材130は、カメラボディ30aに対して回動自
在に支持された回転軸131上に固定されて、この回転
軸131を中心に回動自在とされている。回転軸131
には、上述した遮光扉開閉ドライバー(図示せず)が同
軸上に一体に形成されている。
【0025】回動ドライブ部材130は、周縁部の一部
分に、扇形状の扇ギヤ部132を有している。この扇ギ
ヤ部132は、周方向に連続する第1ギヤ部132aと
第2ギヤ部132bとからなっている。これら第1及び
第2ギヤ部132a、132bは、カメラ30の上下方
向では互いに異なる位置に形成されており、より詳細に
は、第2ギヤ部132bが第1ギヤ部132aに対して
カメラ30の上方に向かってシフトした位置に形成され
ている。つまり、これら第1及び第2ギヤ部132a、
132bは、扇ギヤ部132の周方向では連続している
が、カメラ30の上下方向では連続していない。第1ギ
ヤ部132aは第2遊星ギヤ56cと同一の高さ位置に
配置されており、第2ギヤ部132bは第1遊星ギヤ5
6bと同一高さ位置に配置されている。これにより、第
1ギヤ部132aは、第2遊星ギヤ56cとは噛合可能
であるが第1遊星ギヤ56bとは噛合不能とされ、他
方、第2ギヤ部132bは、第1遊星ギヤ部56bとは
噛合可能であるが第2遊星ギヤ56cとは噛合不能とさ
れている。
【0026】回動ドライブ部材130は、Ω形状のスナ
ップバネ140によって回動が規制されている。このス
ナップバネ140の一端部140aは、カメラボディ3
0aに植設された固定ピン141に固定され、他端部1
40bは、回動ドライブ部材130上の扇ギヤ部132
とは反対側の位置に植設されたピン133に固定されて
いる。
【0027】また回動ドライブ部材130は、回転軸1
31を中心とする円筒面134を有している。この円筒
面134には、後述のロック解除レバー143の係合突
起143cが摺接する。また回動ドライブ部材130に
は、回動レバー135が設けられている。この回動レバ
ー135は、回動ドライブ部材130に植設された軸1
36に一端部が枢支されて、軸136を中心に回動可能
とされている。また回動レバー135は、トーションバ
ネ(図示せず)により図1の反時計回り方向に常時付勢
されており、また回動ドライブ部材130に植設された
規制ピン137によって図1に示す状態から反時計回り
方向への回転が規制されている。回動レバー135の他
端部は、円筒面134よりもラジアル方向外側に位置し
ており、上記係合突起143cと係合可能とされてい
る。
【0028】回動ドライブ部材130の近傍には、略く
字形状を呈するロック解除レバー143が設けられてい
る。このロック解除レバー143は、カートリッジ室3
3を開閉するための上述の開閉蓋(図示せず)をロック
するロック機構150のロック状態を解除するために動
作するもので、一端部143aが、カメラボディ30a
に植設された軸144に回動自在に枢支されている。こ
のロック解除レバー143、第1モータ52、遊星ギヤ
装置56、回動ドライブ部材130、スナップバネ14
0等によってロック解除機構が構成されている。ロック
解除レバー143の他端部143bには、ロック解除レ
バー143を図1の反時計回り方向に常時付勢する引張
バネ145が掛けられている。ロック機構150は、係
止レバー151、引張バネ156、開閉蓋(図示せず)
に一体に形成された係合爪155等からなっている。
【0029】ロック解除レバー143の屈曲した中央部
分には、係合突起143cが形成されている。この係合
突起143cは、引張バネ145の付勢力によって円筒
面134に対して常時当接させられている。ロック解除
レバー143の他端部143b近傍の該他端部143b
に対向する位置には、ロック機構150の係止レバー1
51の一端部151aが位置されている。
【0030】係止レバー151は、カメラボディ30a
に植設された軸152に略中央部分が枢支されており、
他端部に係止爪151bが形成されている。この係止爪
151bは、開閉蓋の係合爪155と係合することで開
閉蓋の開放を阻止する。また係止レバー151は、引張
バネ156の付勢力によって図1の時計回り方向に常時
付勢されている。ロック解除レバー143の他端部14
3bが、係止レバー151の一端部151aに係合して
該一端部151aを、引張バネ156の付勢力に抗して
図1の右方向に若干移動させると、即ち、係止レバー1
51を同図の反時計方向回りに回転させると、係止爪1
51bと開閉蓋の係合爪155との係合が解除される。
開閉蓋(図示せず)は、板バネ等の付勢手段(図示せ
ず)によって常時開放する方向へ若干付勢されており、
よって係止爪151bと係合爪155との係合が解除さ
れると、この解除と同時に開放する。図1に示す係合爪
155は、開閉蓋(図示せず)の開閉動作に応じて図1
の上下方向に移動する。
【0031】また回動ドライブ部材130の近傍には、
制御レバー160が設けられている。この制御レバー1
60の一端部は、上記軸144に枢支されている。他
方、制御レバー160の他端部には、第2遊星ギヤ56
cと噛合可能な中継ギヤ162が回動自在に設けられて
いる。この中継ギヤは162は、制御レバー160が図
1に示す位置にあるとき、スプール送出ギヤ164と噛
合する。このスプール送出ギヤ164は、カメラボディ
30に植設された軸165に回動自在に支持されてお
り、偶数個のギヤからなるギヤ列(図示せず)を介して
ドライバーギヤ58と連結されている。即ち、スプール
送出ギヤ164が図1の反時計回り方向に回転すると、
ドライバーギヤ58は同図の時計回り方向に回転する。
【0032】制御レバー160は、引張バネ166によ
って図1の反時計回り方向に常時付勢されている。制御
レバー160の近傍には、制御カム部材170が設けら
れている。この制御カム部材170は、カメラボディ3
0aに対して回動自在に支持された軸171上に固定さ
れている。この軸171は、ギヤ(図示せず)を同心に
一体に有しており、このギヤは、偶数個のギヤからなる
ギヤ列(図示せず)と1組の太陽ギヤと遊星ギヤ(図示
せず)を介してドライバーギヤ58と連結されている。
この構造により、ドライバーギヤ58が図1の反時計回
り方向に回転するときのみ、制御カム部材170は同図
の時計回り方向に回転する。ドライバーギヤ58が図1
の時計回り方向に回転するときは、前記遊星ギヤ(図示
せず)により制御カム部材170には回転が伝達されな
いため、制御カム部材170は回転しない。
【0033】制御カム部材170の周縁はカム面172
として形成され、このカム面172は、円弧カム面17
2aと駆動カム面172bを有している。円弧カム面1
72aは、その表面から軸171までの長さが等距離の
カム面であり、駆動カム面172bは、その表面から軸
171までの長さが、円弧カム面172aの表面から軸
171までの長さよりも長く設定されたカム面である。
【0034】制御カム部材170のカム面172には、
制御レバー160に回動自在に設けられたローラー16
8が、引張バネ166の付勢力によって常時当接してい
る。この構成よって、制御レバー160は、ローラー1
68が駆動カム面172bに当接した図1に示す状態で
は、中継ギヤ162がスプール送出ギヤ164と噛合す
る位置(第1位置)に位置され、ローラー168が円弧
カム面172aに当接する状態(図6に示す状態)で
は、中継ギヤ162がスプール送出ギヤ164との噛合
を解除する、上記第1位置から図1の反時計回り方向に
所定量回転した第2位置に位置される。したがって、制
御カム部材170が連続して回転すると、制御レバー1
60は、軸144を中心として図1の時計回り方向と反
時計回り方向とに交互に回動を繰り返す。
【0035】また制御カム部材170には、周方向に沿
って位置検知ブラシ173が設けられている。この位置
検知ブラシ173は、制御カム部材170の回転位置
(回転角位置)を検出するためのもので、位置検知ブラ
シ173と対向する位置に設けられた所定のパターンを
有するコード板(図示せず)に対して摺接する。これら
位置検知ブラシ173とコード板(図示せず)とによっ
て、制御カム部材170の回転位置を検出する制御カム
部材位置検出部175(図9)を構成している。
【0036】次に、図8に基づいて第2モータ60に係
る回転伝達機構を説明する。この第2モータ60の回転
軸60aの回転は、遊星ギヤ装置75、シャフト65、
減速ギヤ列70(図7)等を介して巻上スプール35に
伝達され、また遊星ギヤ装置75、減速ギヤ列80等を
介してシャッタチャージギヤ90及びミラー駆動ギヤ1
00に伝達される。第2モータ60の出力ピニオン61
は、大径ギヤ部71aと小径ギヤ部71bとを同軸に一
体に有するダブルギヤ71の大径ギヤ部71aと噛合し
ている。小径ギヤ部71bは、遊星ギヤ装置75の太陽
ギヤ75aと噛合している。
【0037】遊星ギヤ装置75は、小径ギヤ部71bと
噛合する太陽ギヤ75aと、この太陽ギヤ75aに噛合
する遊星ギヤ75bを有している。この遊星ギヤ75b
は、一端部が太陽ギヤ75aの回転軸75cに枢支され
た回動アーム75dの他端部に回動自在に設けられてい
る。回動アーム75dは、カメラボディ30aに対して
固定されたストッパ(図示せず)等によって、図8で実
線で示す第1位置と、二点鎖線で示す第2位置との間で
のみ回動可能とされている。遊星ギヤ装置75の前方
(図8の右方)には、第1〜第3減速ギヤ80a、80
b、80cからなる減速ギヤ列80が設けられいてる。
第3減速ギヤ80cにはシャッタチャージギヤ90が噛
合しており、このシャッタチャージギヤ90にはミラー
駆動ギヤ100が噛合している。
【0038】第3減速ギヤ80cの回転軸80dには、
略く字形を呈するシャッタチャージレバー91の一端部
91aが回動自在に枢支されている。シャッタチャージ
レバー91の自由端部91bには、シャッタ駆動機構部
50bのチャージ係合部(図示せず)と係合してシャッ
ターチャージを行うための係合部91cが固定されてい
る。またシャッタチャージレバー91の略中央部には、
凸部91dが、シャッタチャージギヤ90の回転軸90
aに向かう方向に突設されており、この凸部91dに、
ローラー91eが回動自在に備わっている。シャッター
チャージレバー91は、圧縮バネ等の付勢手段(図示せ
ず)により図8の時計回り方向に常時付勢されている。
【0039】シャッタチャージギヤ90には、そのカム
面90bをローラー91eと摺接させる所定形状のシャ
ッターチャージカム90cが一体に形成されている。シ
ャッタチャージギヤ90が図8の時計回り方向に回転す
ると、このシャッターチャージカム90cのカム面90
bによってローラー91eが上記付勢手段(図示せず)
に抗して押し下げられ、これによりシャッタチャージレ
バー91が同図の反時計回り方向に回転する。
【0040】シャッタチャージギヤ90と噛合するミラ
ー駆動ギヤ100の近傍には、ミラー駆動ギヤ100の
回転軸100aと平行な回転軸102に一端部103a
を枢支された湾曲形状のミラー駆動レバー103が設け
られている。このミラー駆動レバー103の他端部に
は、回転軸104によって回動自在に軸支されたクイッ
クリターンミラー42のミラーシートピン105に係合
可能な係合部103b形成されている。ミラー駆動レバ
ー103の略中央部には、凸部103cが、回転軸10
0aに向かう方向に突設されており、この凸部103c
に、ローラー103dが回動自在に備わっている。ミラ
ー駆動レバー103は、圧縮バネ等の付勢手段(図示せ
ず)により図8の反時計回り方向に常時付勢されてい
る。
【0041】ミラー駆動ギヤ100には、そのカム面1
00bをローラー103dと摺接させる所定形状のミラ
ーアップカム100cが一体に形成されている。シャッ
タチャージギヤ90の回転に伴ってミラー駆動ギヤ10
0が図8の反時計回り方向に回転すると、このミラーア
ップカム100cのカム面100bによってローラー1
03dが上記付勢手段(図示せず)に抗して押し上げら
れ、これによりミラー駆動レバー103が同図の時計回
り方向に回転する。
【0042】また、第2モータ60の近傍には、カメラ
30の左右方向に延びる回動自在に支持されたシャフト
65が設けられている(図7)。シャフト65の一端部
には遊星ギヤ75bと係合可能なピニオン65aが固定
され、他端部にはウォーム65bが固定されている。こ
のウォーム65bの回転は、このウォーム65bの近傍
に設けられた減速ギヤ列70を介して、巻上スプール3
5の下方に設けられかつ巻上スプール35と一体に回転
するスプールギヤ(図示せず)に伝達される。
【0043】回動アーム75dが上記第1位置にあると
きは、遊星ギヤ75bは、第1減速ギヤ80aと噛合す
る。回動アーム75dが二点鎖線で示す第2位置にある
ときは、遊星ギヤ75bは、ウォームシャフト65の一
端部に固定されたピニオン65aと噛合する。
【0044】以上の構造により、第2モータ60の回転
軸60aが一方向(図8の反時計回り方向)に回転(第
2モータ60の逆転駆動)すると、ダブルギヤ71が図
8の時計回り方向に回転し、これにより太陽ギヤ75a
が同図の反時計回り方向に回転する。この回転により、
回動アーム75dが同方向に回転して第1位置に移動
し、これにより同図の時計回り方向に回転する遊星ギヤ
75bが第1減速ギヤ80aと噛合する。よって、同図
の時計回り方向に回転する遊星ギヤ75bの回転は、上
述したように、減速ギヤ列80を介しッシャッタチャー
ジギヤ90及びミラー駆動ギヤ100に伝達され、よっ
て、シャッタチャージギヤ90が回転し、これによって
シャッタチャージレバー91が下方に移動してシャッタ
ーチャージがなされ、また、ミラー駆動ギヤ100が回
転し、これによってミラー駆動レバー103が上方に移
動して係合部103bがミラーシートピン105を押し
上げてクイックリターンミラー42を上昇(回転軸10
4を軸として同図の反時計回り方向に回転)させる。な
お、図8中の符号42aは、クイックリターンミラー4
2の後面に対して備わった、被写体光の一部をAFユニ
ット48に導くための公知のサブミラーである。
【0045】他方、第2モータ60の回転軸60aが他
方向(図8の時計回り方向)に回転(第2モータ60の
正転駆動)すると、ダブルギヤ71が図8の反時計回り
方向に回転し、これにより太陽ギヤ75aが同図の時計
回り方向に回転する。この回転により、回動アーム75
dが同方向に回転して二点鎖線で示す第2位置に移動
し、これにより同図の反時計回り方向に回転する遊星ギ
ヤ75bがシャフト65の一端部に固定されたピニオン
65aと噛合する。よって、反時計回り方向に回転する
遊星ギヤ75bの回転は、上述したように、ピニオン6
5a、シャフト65、ウォーム65b、減速ギヤ列70
を介してスプールギヤ(図示せず)に伝達される。
【0046】図9は、カメラ30に設けられた回路ブロ
ックを示している。カメラ30は、カメラ30の制御全
般を司る制御回路110を備えている。この制御回路1
10には、上述したフォトセンサ112及び一対のフォ
トリフレクタ55aが電気的に接続されている。また、
第1モータ52及び第2モータ60は、カメラ30に設
けられたモータ駆動IC114、115を介して制御回
路110に電気的に接続されている。
【0047】制御回路110には、さらに、カメラボデ
ィ30に設けられたレリーズ釦119と連動するレリー
ズスイッチ120と;カメラボディ30に設けられたイ
ジェクト釦180と連動するカートリッジ取出スイッチ
121と;カートリッジ室33を開閉する開閉蓋(図示
せず)の開閉を検知する開閉蓋検出スイッチ123と;
クイックリターンミラー42の上昇完了を検知する、カ
メラ30に備わったミラーアップ検出スイッチ124
と;シャッターユニット50のシャッタチャージ完了を
検出する、カメラ30に備わったシャッタチャージ検出
スイッチ128と;制御カム部材位置検出部175と;
が電気的に接続されている。
【0048】図13〜図18は、カメラ30の本発明に
係る動作を概念的に示すフローチャートである。以下、
カメラ30の本発明に係る動作をこれら図13〜図18
に示すフローチャートとにしたがって説明する。
【0049】カメラ30のメインスイッチ(図示せず)
のオン状態において、未露光(未使用)のフィルムを有
するフィルムカートリッジ1をカートリッジ室33に適
切に挿入し、続いてカートリッジ室33の開閉蓋(図示
せず)を閉じると(S1)、開閉蓋の係合爪155が係
止レバー151の係止爪151bに係合して開閉蓋がロ
ックされる(S3)。この開閉蓋のロックを開閉蓋検出
スイッチ123を介して検知すると(S5)、制御回路
110は、モータ駆動IC114を介して第1モータ5
2を正転駆動して(S7)太陽ギヤ56aを図1の反時
計回り方向に回転させる。このとき、第2遊星ギヤ56
cと回動ドライブ部材130の第1ギヤ部132aと
は、図1に示す噛合状態にあるため、この太陽ギヤ56
aの回転により同図の時計回り方向に回転する第2遊星
ギヤ56cが、第1ギヤ部132aを介して回動ドライ
ブ部材130を同図の反時計回り方向に回転させる。そ
して、回動ドライブ部材130が図1に示す位置から反
時計回り方向に所定量回転すると、第2遊星ギヤ56c
は、第1ギヤ部132aと連続する第2ギヤ部132b
には噛合しないため、扇ギヤ部132との噛合を解く。
【0050】この第2遊星ギヤ56cと扇ギヤ部132
との噛合が解かれると略同時に、スナップバネ140の
作用(スナップアクション)によって、回動ドライブ部
材130が、さらに同図の反時計回り方向に所定量回転
される(図2)。図1に示す位置から図2に示す位置へ
の回動ドライブ部材130の回転により、回転軸131
と同軸上に一体に形成された遮光扉開閉ドライバー(図
示せず)が共に回転するため、この回転によって遮光扉
19が開放される(S9;遮光扉開駆動)。また、図1
に示す位置から図2に示す位置へ回動ドライブ部材13
0が回転するとき、回動レバー135の自由端部が、回
動レバー135を同図の反時計方向に付勢するトーショ
ンバネ(図示せず)の付勢力によって、係合突起143
cを同図の略右方向に向けて押圧しながら係合突起14
3c上を摺動する。しかしながら、引張バネ145の付
勢力が回動レバー135を同図の反時計方向に付勢する
トーションバネ(図示せず)の付勢力を上回るため、こ
のとき、ロック解除レバー143は図1の時計回り方向
には回転しない。
【0051】上記第2遊星ギヤ56cと扇ギヤ部132
との噛合が解かれる略同時に、上記S7での第1モータ
52の正転駆動による太陽ギヤ56aの図1の反時計回
り方向への回転により、第1遊星ギヤ56bがドライバ
ーギヤ58と噛合する。これにより、太陽ギヤ56aの
回転は、第1遊星ギヤ56b、ドライバーギヤ58を介
してスプール駆動ドライバー39に伝達され、スプール
駆動ドライバー39を図2の反時計回り方向に回転させ
てスプール11を同方向(巻き戻し方向:フィルムカー
トリッジ1内にフィルムを巻き入れる方向)に回転(正
転)させる(S11;ディスク部材回転駆動)。このス
プール11の正転によりディスク23も共に回転し、こ
のディスク23が回転している間に、制御回路110
は、バーコード26のデータ読み込み用のフォトセンサ
112を介してバーコード26が有するフィルムのIS
Oスピード情報、撮影可能枚数情報等を読み込む(S1
2)。このスプール11の正転では、スプール11は巻
き戻し方向に回転されるため、フィルムはフィルムカー
トリッジ1から送出されない。また、S13でのバーコ
ードデータの読み込みは、スプール11の巻き戻し方向
への1〜2回の回転で終了する(S13)。
【0052】このバーコードデータ読み込み終了後、制
御手段110は、ドライバーギヤ58の回転に伴って回
転する制御カム部材170の回転位置を制御カム部材位
置検出部175を介して検出し、駆動カム面172bが
ローラー168と当接する位置で制御カム部材170が
停止するべく第1モータ52を停止する(S14、S1
5)。この第1モータ52の停止のとき、中継ギヤ16
2は、スプール送出ギヤ164と噛合した噛合位置に位
置される。
【0053】制御回路110は、上記S7にてスプール
11が正転されるとき、フォトセンサ112を介してデ
ィスク23の初期位置を検出することでフィルムカート
リッジ1が未使用のカートリッジであるか、または使用
済(露光済またはラボ処理済)であるかを検出する。こ
の検出の結果、フィルムカートリッジ1が使用済のカー
トリッジであれば(S16)、制御回路110は、カメ
ラボディ30aの視認可能な箇所に設けた液晶表示部
(図示せず)に、装填したフィルムカートリッジ1が使
用不能である旨の表示を行い、その後、フィルムのロー
ディング制御を行わない(S17)。
【0054】また検出の結果、フィルムカートリッジ1
が未使用のカートリッジであれば(S16)、制御回路
110は、第1モータ52を逆転駆動し(S19)、太
陽ギヤ56aを図2の時計回り方向に回転させる(フィ
ルム送出駆動)。すると、同図の反時計回り方向に回転
する第2遊星ギヤ56cの回転が中継ギヤ162、スプ
ール送出ギヤ164、ギヤ列(図示せず)、ドライバー
ギヤ58を介してスプール駆動ドライバー39に伝達さ
れ、スプール駆動ドライバー39を図1の時計回り方向
に回転させてスプール11を同方向(送り出し方向:フ
ィルムカートリッジ1内のフィルムを外部に送出する方
向)に回転(逆転)する(S21)。このとき、第1遊
星ギヤ56bは、太陽ギヤ56a以外のギヤとは噛合せ
ずに図1の反時計回り方向に空転した状態となる(図
3)。
【0055】S21でのスプール11の逆転により、フ
ィルムがフィルムカートリッジ1内から送出される(S
23)。送出されたフィルムは、上記圧板(図示せず)
とアパーチャ枠(図示せず)の間を通ってスプール室3
1に向かって送られる。その後、後述のS31〜S37
での動作によって巻上スプール35がフィルムのベロ先
端を捕らえて巻上スプール35がフィルムを巻き上げ、
その後、フォトリフレクタ55aを介してフィルムのパ
ーフォレーションを検知すると(S25)、制御回路1
10は、フィルム初期送出が完了(フィルム先端のベロ
が巻上スプール35に確実に係合)したとして(S2
7)第1モータ52を停止する(S29)。その後、S
43に進む。
【0056】また制御回路110は、上記S19での第
1モータ52の逆転駆動(フィルム送出駆動)と同時
に、第2モータ60を正転駆動して図8の時計回り方向
に回転させる(S31;フィルム巻上駆動)。すると、
この第2モータ60の正転駆動による回転軸60aの回
転は、上述したように、ダブルギヤ71、遊星ギヤ部7
5、ピニオン65a、シャフト65、ウォーム65b、
減速ギヤ列70、スプールギヤ(図示せず)を介して巻
上スプール35を巻上方向(巻上スプール35にフィル
ムを巻き取る方向)に回転させる(S33)。そして、
上記S19からS23での動作によってフィルムのベロ
が巻上スプール35と係合する位置まで到達したとき、
巻上スプール35がフィルムのベロ先端部を捕らえて
(S35)巻上スプール35がフィルムを巻き上げる
(S37)。その後、制御回路110は、フォトリフレ
クタ55aを介してフィルムが走行していない状態即ち
フィルムの巻き上げが終了したことを検知すると(S3
9)、第2モータ60を停止させる(S41)。その後
S43に進む。S39にて、フォトセンサ112を利用
して、ディスク23が回転していない状態を検出するこ
とでフィルムの巻き上げが終了したことを制御回路11
0が検知する構成としてもよい。また、上記第2モータ
60の停止制御に関し、バーコード26のデータ(撮影
可能枚数情報)を読み取り、フォトリフレクタ55aを
介して所定の駒数(撮影可能枚数)を検知した時点で第
2モータ60を停止させてもよい。この停止後、フィル
ムFの撮影駒1駒目がアパーチャ(図示せず)に対応す
る所定の位置に位置される。
【0057】S43にて、制御回路110は、第1モー
タ52を正転駆動して、太陽ギヤ56a、第1遊星ギヤ
56b、ドライバーギヤ58を介してスプール11を正
転させて(S45)、フィルムのフィルムカートリッジ
1内への巻き取りを開始し、続いて、フォトリフレクタ
55aを介してフィルムの1駒目(最初の撮影駒)がア
パーチャに対応する所定の位置に位置されたことを検知
すると(S47)、第1モータ52を停止する(S4
9;フィルムローディング完了)。S45でのスプール
11の正転のとき、第1遊星ギヤ56bとドライバーギ
ヤ58とは互いに噛合しているが、第2遊星ギヤ56c
は、回動ドライブ部材130の第2ギヤ部132bとは
異なる高さ位置にあるため噛合しない(図4)。
【0058】このフィルムローディング完了後、撮影者
がカメラ30のレリーズ釦119を押下(レリーズスイ
ッチ120をオン)すると(S51)、制御回路110
は、第2モータ60を逆転駆動し(S53)、続いてシ
ャッタ駆動機構部50bのシャッターチャージのホール
ドを解除する(S55)。この第2モータ60の逆転駆
動により、上述したように、ダブルギヤ71、太陽ギヤ
75a、回動アーム75d、遊星ギヤ75b、及び減速
ギヤ列80、及びシャッタチャージギヤ90を介してミ
ラー駆動ギヤ100が回転し、ミラー駆動ギヤ100の
ミラーアップカム100cによってローラ103dが上
昇され、ミラー駆動レバー103、ミラーシートピン1
05を介してクイックリターンミラー42が上昇する
(S57;クイックリターンミラーのアップ駆動)。ク
イックリターンミラー42の上昇完了をミラーアップ検
出スイッチ124が検知すると(S59)、制御回路1
10は、第2モータ60を停止し(S61)、その直
後、シャッタ駆動機構部50bを駆動して露出を行う
(S63;1駒目の撮影)。
【0059】この露出完了後、制御回路110は、第2
モータ60を再び逆転駆動し(S65)、ミラー駆動ギ
ヤ100を回転させてクイックリターンミラー42を下
降させ(S67;クイックリターンミラーのダウン駆
動)、同時に、シャッタチャージギヤ90の回転によ
り、シャッターチャージカム90cがローラー91eを
押し下げ、シャッタチャージレバー91を介してシャッ
ターチャージを行う(S69;シャッタチャージ駆
動)。シャッターチャージが完了すると(S71)、制
御回路110は第2モータ60を停止する(S73)。
またS63での露出完了後、S65での第2モータ60
の逆転駆動と同時に、制御回路110は、第1モータ5
2を再度正転駆動して(S75)スプール11を正転さ
せて(S77)フィルムをフィルムカートリッジ1内に
巻き取り(フィルム巻戻駆動)、フォトリフレクタ55
aを介してパーフォレーションを検知することでフィル
ムの撮影駒1駒分がフィルムカートリッジ1に向けて送
られたことを検出すると(S79)、第1モータ52を
停止する(S81)。これで、2駒目の撮影駒のセット
が完了する。その後のレリーズ釦119を押下すると
(S83)、上記S53以降の動作を繰り返し行う。そ
して、S63での露出動作がフィルムの最終駒の露出動
作であれば、S63の動作からS85の動作へと進む。
【0060】図18に示すS85〜S93までの動作
は、上記S65〜S73までの動作と同様である。S6
3での露出完了後、S85での第2モータ60の逆転駆
動と同時に、制御回路110は、第1モータ52を正転
駆動して(S95)スプール11を正転させて(S9
7)フィルムをフィルムカートリッジ1内に巻き取る
(図4)。その後、フォトリフレクタ55aを介してフ
ィルムのパーフォレーションを一定時間検出しない場
合、または所定の撮影駒数を全て撮影した場合には(S
99)、制御回路110は、第1モータ52を一定時間
正転駆動し続けてフィルムをフィルムカートリッジ内に
完全に巻き取る(S101)。この一定時間経過後、制
御回路110は、ドライバーギヤ58の回転に伴って回
転する制御カム部材170の回転位置を制御カム部材位
置検出部175を介して検出し、円弧カム面172aが
ローラー168と当接する位置で制御カム部材170が
停止するべく第1モータ52を停止する(S102、S
103)。この第1モータ52の停止のとき、中継ギヤ
162は、スプール送出ギヤ164と噛合しない退避位
置に位置される。
【0061】その後、撮影者が、フィルムがフィルムカ
ートリッジ1内に完全に巻き取られた後にカメラボディ
30aの底面に設けられたイジェクト釦180を押す
と、この操作に連動してカートリッジ取出スイッチ12
1がオンされ(S104)、このオンによって制御回路
110は、第1モータ52を逆転駆動する(S10
5)。すると、太陽ギヤ56が図4の時計回り方向に回
転し、続いて同図の反時計回り方向に回転する第1遊星
ギヤ56bが回動ドライブ部材130の第2ギヤ部13
2bと噛合する(図5)。このとき、第2遊星ギヤ56
cは、退避位置ある中継ギヤ162とは噛合せず、また
ストッパー59による回動アーム56eの回転規制によ
りスプール送出ギヤ164とは噛合しない。なお、上記
S104、S105にて、制御回路110は、フィルム
がフィルムカートリッジ1内に完全に巻き取られる以前
では、イジェクト釦180が押されても第1モータ52
を逆転駆動しない。
【0062】図5の反時計回り方向に回転する第1遊星
ギヤ56bによって、回動ドライブ部材130は、同図
の時計回り方向に回転する。そして、回動ドライブ部材
130が図5に示す位置から時計回り方向に所定量回転
すると、第1遊星ギヤ56bは、第2ギヤ部132bと
連続する第1ギヤ部132aには噛合しないため、扇ギ
ヤ部132との噛合を解く。
【0063】この第1遊星ギヤ56bと扇ギヤ部132
との噛合が解かれると略同時に、スナップバネ140の
作用(スナップアクション)によって、回動ドライブ部
材130が、さらに同図の時計回り方向に所定量回転さ
れる(図6)。図5に示す位置から図6に示す位置への
回動ドライブ部材130の回転により、回転軸131と
同軸上に一体に形成された遮光扉開閉ドライバー(図示
せず)が共に回転するため、この回転によって遮光扉1
9が閉成される(S107;遮光扉閉駆動)。また、図
5に示す位置から図6に示す位置へ回動ドライブ部材1
30が回転するとき、回動レバー135の自由端部が、
係合突起143cを同図の略右方向に向けて押圧しなが
ら係合突起143c上を摺動する。このとき、回動レバ
ー135は、規制ピン137により図5の反時計回り方
向への回転が規制されているので、引張バネ145の付
勢力に抗してロック解除レバー143を同図の時計回り
方向に若干回転させる。このとき、回転されたロック解
除レバー143は、図6に二点鎖線で示すように、係止
レバー151の一端部151aを同図の右方向に若干移
動させる(S109)。これにより、係止爪151bと
係合爪155との係合が解除され(S111)、よって
開閉蓋(図示せず)が開放される(S113)。制御手
段110は、この開閉蓋の開放を開閉蓋検出スイッチ1
23を介して検知すると(S115)、第1モータ52
を停止する。この状態で、カートリッジ室33からフィ
ルムカートリッジ1を取り出すことができる。
【0064】本実施例のカメラ30は、フィルム給送方
式としてプリワインド給送方式を採用しているが、本発
明はこれに限定されることなく、フィルムカートリッジ
1の装填後、1駒の撮影駒が終了する度にスプール室3
1側に巻き上げ、全撮影駒終了後にフィルムカートリッ
ジ1内に巻き取って収納する従来型のフィルム給送方式
でも本発明を適用することができる。
【0065】上記実施例では、フィルムカートリッジと
して、米国特許第5,122,820号公報、同第5,
296,887号公報等で知られるタイプのフィルムカ
ートリッジに関して説明したが、他のタイプのフィルム
カートリッジを使用するカメラにも本発明を適用するこ
とは言うまでもない。
【0066】上記実施例では、本発明を一眼レフカメラ
30に関して説明したが、レンズシャッタカメラにも本
発明を適用することは可能である。
【0067】
【発明の効果】以上のように、本発明の電動カメラによ
れば、カメラに係る多数の動作を2つのモータに効率的
に分担させる構成とし、また1つのモータに省スペース
かつ簡単な機構によって遮光蓋の開閉動作を行わせる構
成としたので、カメラを小型化することができ、同時
に、フィルムカートリッジ内にフィルムが完全に巻き取
られる以前に遮光蓋が閉じられてフィルムが損傷すると
いう従来の問題点を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したカメラの要部を示す平面図で
ある。
【図2】図1に示す状態とは異なった状態にある同図要
部を示す平面図である。
【図3】図2に示す状態とは異なった状態にある同図要
部を示す平面図である。
【図4】図3に示す状態とは異なった状態にある同図要
部を示す平面図である。
【図5】図4に示す状態とは異なった状態にある同図要
部を示す平面図である。
【図6】図5に示す状態とは異なった状態にある同図要
部を示す平面図である。
【図7】本発明を適用した電動一眼レフカメラの内部構
造を示す正面図である。
【図8】同図の電動一眼レフカメラのシャッタチャージ
機構及びミラー駆動機構を示す正面図である。
【図9】図7に示す電動一眼レフカメラが有する回路図
である。
【図10】フィルムカートリッジの斜視外観図である。
【図11】同図のフィルムカートリッジを異なる角度か
ら視た斜視外観図である。
【図12】同図のフィルムカートリッジ内に設けられた
フィルム巻取スプールを示す斜視外観図である。
【図13】図7に示す電動一眼レフカメラの本発明に係
る動作を概念的に示すフローチャート図である。
【図14】図7に示す電動一眼レフカメラの本発明に係
る動作を概念的に示すフローチャート図である。
【図15】図7に示す電動一眼レフカメラの本発明に係
る動作を概念的に示すフローチャート図である。
【図16】図7に示す電動一眼レフカメラの本発明に係
る動作を概念的に示すフローチャート図である。
【図17】図7に示す電動一眼レフカメラの本発明に係
る動作を概念的に示すフローチャート図である。
【図18】図7に示す電動一眼レフカメラの本発明に係
る動作を概念的に示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1 フィルムカートリッジ 30 電動一眼レフカメラ 31 スプール室 33 カートリッジ室 39 スプール駆動ドライバー 40 ミラーボックス 42 クイックリターンミラー 46 ペンタプリズム 50 シャッターユニット 52 第1モータ 54 減速ギヤブロック 56 遊星ギヤ装置 60 第2モータ 70 減速ギヤ列 75 遊星ギヤ装置 80 減速ギヤ列 90 シャッタチャージギヤ 91 シャッタチャージレバー 100 ミラー駆動ギヤ 103 ミラー駆動レバー 110 制御回路 112 フォトセンサ 119 レリーズ釦 130 回動ドライブ部材 140 スナップバネ 143 ロック解除レバー 151 係止レバー 160 制御レバー 164 スプール送出ギヤ 170 制御カム部材 180 イジェクト釦

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にスプールを有するカートリッジ外
    枠と;このカートリッジ外枠に形成されたフィルム送出
    入開口と;このフィルム送出入開口に沿って設けられ
    た、フィルム送出入開口を開閉する遮光扉と;この遮光
    扉に一体に形成されかつ上記カートリッジ外枠に回動自
    在に支持された軸部と;を備えたフィルムカートリッジ
    を装填可能なカメラにおいて、 上記軸部を一方向に回転させて遮光扉を開放する遮光扉
    開駆動と;上記軸部を他方向に回転させて遮光扉を閉成
    する遮光扉閉駆動と;スプールを正転駆動してフィルム
    をフィルムカートリッジ内に巻き取るフィルム巻戻駆動
    と;スプールを逆転駆動して、該スプールに巻回された
    フィルムをフィルムカートリッジ内から外部に送り出す
    フィルム送出駆動と;を行う第1モータと;上記第1モ
    ータのフィルム送出駆動によってフィルムカートリッジ
    内から外部に送り出されたフィルムを、カメラのスプー
    ル室内に設けられた巻上スプールを回転駆動して該巻上
    スプールに巻き上げるフィルム巻上駆動を行う第2モー
    タと;を備えたことを特徴とする電動カメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、第1モータは、正転
    駆動により遮光扉開駆動及びフィルム巻戻駆動を行い、
    逆転駆動により遮光扉閉駆動及びフィルム送出駆動を行
    う電動カメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、さらに、第
    1モータの回転軸の回転を上記軸部に減速して伝達する
    ための減速駆動部を備えており、 この減速駆動部は、遊星ギヤと太陽ギヤからなる遊星ギ
    ヤ装置を有している電動カメラ。
  4. 【請求項4】 請求項2または3において、さらに、フ
    ィルムカートリッジを出し入れする装填口を開閉する開
    閉蓋が閉じられたとき、該開閉蓋をロックするロック機
    構と;第1モータの上記遮光扉閉駆動に連動させて上記
    ロック機構による開閉蓋のロックを解除するロック解除
    機構と;を備えた電動カメラ。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項におい
    て、電動カメラは一眼レフカメラであり、第2モータ
    は、さらに、シャッターチャージ駆動と、クイックリタ
    ーンミラーのアップ・ダウン駆動とを行う電動カメラ。
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