JP2892773B2 - カメラのフィルム巻取り機構 - Google Patents

カメラのフィルム巻取り機構

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JP2892773B2 JP13681890A JP13681890A JP2892773B2 JP 2892773 B2 JP2892773 B2 JP 2892773B2 JP 13681890 A JP13681890 A JP 13681890A JP 13681890 A JP13681890 A JP 13681890A JP 2892773 B2 JP2892773 B2 JP 2892773B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はカメラのフィルム巻取り機構に関する。
(従来の技術) 従来のカメラにおいてフィルムオートローディング装
置に使用されるフィルム巻取り機構では、フィルム巻取
り用スプールの周面上にフィルムのパーフォレーション
と係合する為に形成されている係合爪やスプールの周面
上に取り付けられたゴムの表面摩擦を利用してフィルム
巻取り用スプールの周面上へのフィルムの先端部の最初
のローディング作業が行われる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながらこのような従来のフィルム巻取り機構で
は、オートローディングを確実に行なわせる為にはフィ
ルムの先端部を所定の位置に比較的正確に配置しなけれ
ばならず、このことがカメラへのフィルム装填作業を面
倒にしている。
この発明は上記事情の基でなされ、この発明の目的
は、オートローディングを確実に行なわせる為に必要な
フィルム装填作業を容易にすることが出来るカメラのフ
ィルム巻取り機構を提供することである。
(課題を解決する為の手段) 上記目的を達成する為に本発明に従ったカメラのフィ
ルム巻取り機構は;出力歯車を有した回転駆動源と;回
転駆動源の出力歯車から回転力が伝達され出力歯車から
回転力が伝達されることにより所定の公転軌道上を公転
する遊星歯車と;遊星歯車の公転軌道上に位置した入力
歯車を有したフィルム給送用スプロケットと;遊星歯車
の公転軌道上でフィルム給送用スプロケットの入力歯車
から周方向に離間した位置に配置された入力歯車を有し
たフィルム巻取り用スプールと;フィルム給送用スプロ
ケットによるフィルムの所定の給送量を測定するフィル
ム給送量測定手段と;回転駆動源とフィルム給送量測定
手段とに接続され、カメラの後蓋の閉動作により回転駆
動源を出力歯車が一方向に回転するよう制御して遊星歯
車をフィルム給送用スプロケットの入力歯車に噛み合わ
せ、回転駆動源からの回転力をフィルム給送用スプロケ
ットに伝達させることによりフィルム給送用スプロケッ
トにフィルムを給送させるとともに、フィルム給送量測
定手段からのフィルム所定給送量測定信号を受けること
により回転駆動源を出力歯車が他方向に回転するよう制
御して遊星歯車をフィルム巻取り用スプールの入力歯車
に噛み合わせ、回転駆動源からの回転力をフィルム巻取
り用スプールに伝達させることによりフィルム給送用ス
プロケットから所定量給送されたフィルムをフィルム巻
取り用スプール上に巻き取らせる回転駆動源制御手段
と;を備えたことを特徴としている。
上記目的を達成する為の本発明に従ったもう1つのカ
メラのフィルム巻取り機構は;出力歯車を有した回転駆
動源と;回転駆動源の出力歯車から回転力が伝達される
太陽歯車と、太陽歯車に噛合した状態で遊星アームによ
り太陽歯車と連結された遊星歯車と、太陽歯車の半径方
向において遊星歯車の外側に配置され太陽歯車上で公転
する遊星歯車に噛合する弧状の内歯を含む内歯支持部材
と、を有した遊星歯車機構と;遊星歯車機構の遊星歯車
の公転軌道上で内歯支持部材の一端の外側に配置された
入力歯車を有したフィルム給送用スプロケットと;遊星
歯車機構の遊星歯車の公転軌道上で内歯支持部材の他端
の外側に配置された入力歯車を有したフィルム巻取り用
スプールと;フィルム給送用スプロケットによるフィル
ムの所定の給送量を測定するフィルム給送量測定手段
と;回転駆動源とフィルム給送量測定手段とに接続さ
れ、カメラの後蓋の閉動作により回転駆動源を出力歯車
が一方向に回転するよう制御して遊星歯車機構の遊星歯
車をフィルム給送用スプロケットの入力歯車に噛み合わ
せ、回転駆動源からの回転力をフィルム給送用スプロケ
ットに伝達させることによりフィルム給送用スプロケッ
トにフィルムを給送させるとともに、フィルム給送量測
定手段からのフィルム所定給送量測定信号を受けること
により回転駆動源を出力歯車が他方向に回転するよう制
御して遊星歯車機構の遊星歯車をフィルム巻取り用スプ
ールの入力歯車に噛み合わせ、回転駆動源からの回転力
をフィルム巻取り用スプールに伝達させることによりフ
ィルム給送用スプロケットから所定量給送されたフィル
ムをフィルム巻取り用スプール上に巻き取らせ、またフ
ィルム給送用スプロケットへの回転駆動源からの回転力
の伝達の開始後の所定時間以内にフィルム給送量測定手
段からのフィルム所定給送量測定信号を受け取らない場
合には遊星歯車機構の遊星歯車を内歯支持部材の内歯に
噛合させるまで回転駆動源を出力歯車が他方向に回転す
るよう制御する回転駆動源制御手段と;を備えたことを
特徴としている。
(作用) 本発明に従った前者のカメラのフィルム巻取り機構
は、出力歯車を有した回転駆動源と、回転駆動源の出力
歯車から回転力が伝達され出力歯車から回転力が伝達さ
れることにより所定の公転軌道上を公転する遊星歯車
と、遊星歯車の公転軌道上に位置した入力歯車を有した
フィルム給送用スプロケットと、遊星歯車の公転軌道上
でフィルム給送用スプロケットの入力歯車から周方向に
離間した位置に配置された入力歯車を有したフィルム巻
取り用スプールと、フィルム給送用スプロケットによる
フィルムの所定の給送量を測定するフィルム給送量測定
手段と、回転駆動源とフィルム給送量測定手段とに接続
されてこれらを制御する回転駆動源制御手段と、を備え
ている。
そして回転駆動源制御手段は、カメラの後蓋の閉動作
により回転駆動源を出力歯車が一方向に回転するよう制
御する。この結果、遊星歯車はフィルム給送用スプロケ
ットの入力歯車に噛み合わされ、回転駆動源からの回転
力がフィルム給送用スプロケットに伝達されることによ
りフィルム給送用スプロケットにフィルムを給送させ
る。次に回転駆動源制御手段は、フィルム給送量測定手
段からのフィルム所定給送量測定信号を受けることによ
り回転駆動源を出力歯車が他方向に回転するよう制御す
る。この結果、遊星歯車はフィルム巻取り用スプールの
入力歯車に噛み合わされ、回転駆動源からの回転力がフ
ィルム巻取り用スプールに伝達されることによりフィル
ム給送用スプロケットから所定量給送されたフィルムが
フィルム巻取り用スプール上に巻き取られる。
本発明に従った後者のカメラのフィルム巻取り機構
は、回転駆動源の出力歯車から回転力が伝達される太陽
歯車と、太陽歯車に噛合した状態で遊星アームにより太
陽歯車と連結された遊星歯車と、太陽歯車の半径方向に
おいて遊星歯車の外側に配置され太陽歯車上で公転する
遊星歯車に噛合する弧状の内歯を含む内歯支持部材と、
を有した遊星歯車機構を備えている。そして、遊星歯車
機構の遊星歯車の公転軌道上で内歯支持部材の一端の外
側には入力歯車を有したフィルム給送用スプロケットが
配置され、また遊星歯車機構の遊星歯車の公転軌道上で
内歯支持部材の他端の外側には入力歯車を有したフィル
ム巻取り用スプールが配置されている。フィルム給送用
スプロケットによるフィルムの所定の給送量はフィルム
給送量測定手段により測定され、回転駆動源とフィルム
給送量測定手段とに接続された回転動源制御手段がフィ
ルム給送量測定手段からのフィルム所定給送量測定信号
に基づいて回転駆動源を以下のように制御している。即
ち回転動源制御手段は、カメラの後蓋の閉動作により回
転駆動源を出力歯車が一方向に回転するよう制御する。
この結果、遊星歯車機構の遊星歯車はフィルム給送用ス
プロケットの入力歯車に噛み合わされ、回転駆動源から
の回転力がフィルム給送用スプロケットに伝達されるこ
とによりフィルム給送用スプロケットがフィルムを給送
する。回転駆動源制御手段は次に、フィルム給送量測定
手段からのフィルム所定給送量測定信号を受けることに
より回転駆動源を出力歯車が他方向に回転するよう制御
する。この結果、遊星歯車機構の遊星歯車はフィルム巻
取り用スプールの入力歯車に噛み合わされ、回転駆動源
からの回転力がフィルム巻取り用スプールに伝達される
ことによりフィルム給送用スプロケットから所定量給送
されたフィルムをフィルム巻取り用スプール上に巻き取
らせる。またフィルム給送用スプロケットへの回転駆動
源からの回転力の伝達の開始後の所定時間以内にフィル
ム給送量測定手段からのフィルム所定給送量測定信号を
受け取らない場合に回転駆動源制御手段は、遊星歯車機
構の遊星歯車を内歯支持部材の内歯に噛合するまで回転
駆動源を出力歯車が他方向に回転するよう制御する。こ
の結果、フィルム巻取り用スプール及びフィルム給送用
スプロケットは回転駆動源から自由になり、そして自由
に回転自在となるので、フィルム巻取り用スプール上か
らのフィルム巻き戻し作業が可能となる。
(実施例) 以下、この発明の種々の実施例や変形例に従ったカメ
ラについて添付の図面を参照して詳細に説明する。
この発明の第1の実施例に従ったカメラにおいては、
第1図及び第2図に示す如く、カメラ本体シャーシ10の
後面の右側部にパトローネ収納室12が形成されており、
上記後面に沿ってパトローネ収納室12から上記後面の左
側部までフィルム通路14が規定されている。
カメラ本体シャーシ10の前面には後面のフィルム通路
14まで貫通した撮影開口16が形成されており、撮影開口
16は上記前面に配置されたフォーカルプレーンシャッタ
ユニット18により覆われている。
カメラ本体シャーシ10の前面にはさらに、フォーカル
プレーンシャッタユニット18の前方に配置されメインミ
ラー19を保持したミラーボックス20と、ミラーボックス
20のさらに前方に配置され撮影レンズ群22を支持したレ
ンズ鏡枠24と、が支持されている。
カメラ本体シャーシ10の上面には、ミラーボックス20
の上方でファインンダ光学系を構成する特殊な形状の複
数のミラー26a,26b,26cが配置されている。
カメラ本体シャーシ10の前面や上面に支持されている
上述した如き種々の部材を覆うカメラ本体外装ハウジン
グ28は、パトローネ収納室12の前方に膨らんでグリップ
部28aを構成している。グリップ部28aで覆われた内部空
間中でパトローネ収納室12との間に創出された隙間には
ストロボ用メインコンデンサ30が収納されており、上記
カメラにおいてストロボ32はカメラ本体外装ハウジング
28の上面に開閉自在に支持されている。
ストロボ32のストロボ反射傘32aは、ストロボ32が第
2図に実線で示す閉位置に配置されているとき上記上面
の凹所中に位置して外力から保護され、ストロボ32が第
2図の2点鎖線で示す開位置に配置されているとき上記
上面の凹所中から離脱してカメラの前方に向けられる。
カメラ本体外装ハウジング28はまた、ファインダ光学
系の最終位置に配置されたミラー26cに対向した位置に
接眼レンズ34を支持している。
カメラ本体シャーシ10の後面は上記後面の左端部に回
動自在に支持された後蓋36により覆われており、後蓋36
はカメラ本体シャーシ10の右端部に設けられた第1図及
び第2図には示されていない後蓋係止部材により第1図
及び第2図に示す如き閉位置に保持されている。
後蓋36の左端部にはスプール38を回転自在に収納した
スプール収納室40が形成されていて、スプール収納室40
はカメラ本体シャーシ10の後面のフィルム通路14の左端
に開口している。スプール収納室40の上記開口中にはス
プロケット42が配置されており、スプロケット42とスプ
ール38とは後蓋36中に配置された第1図及び第2図には
示されていない駆動手段により選択的に駆動される。
後蓋36中にはさらに、カメラの主要電源用電池44が収
納されている。
上述した実施例のカメラでは、パトローネ収納室12が
フィルム通路14の一端でフィルム通路14の前方に配置さ
れており、またスプロケット42およびスプール収納室40
はフィルム通路14の他端でフィルム通路14の後方に配置
されている。パトローネ収納室12中に収納されたパトロ
ーネ46から引き出されたフィルム48はフィルム通路14中
をスプロケット42に向かい延出し、スプロケット42の周
面に巻きかけられることによりスプール38に向かわせら
れ、スプール38上に乳剤塗布面をスプール38の半径方向
における内方に向けた状態で巻装される。
カメラ本体外装ハウジング28のグリップ部28aの上面
に設けられた図示されていないシャッタ釦が押圧される
と、ミラーボックス20中のメインミラー19が第1図に示
された位置から上方に回動し次にフォーカルプレーンシ
ャッタユニット18が開口することにより、シャッタ釦の
押圧直前に接眼レンズ34を介して見ていた撮影レンズ群
22が捕らえていた画像がフィルム通路14の撮影開口16に
対向したフィルム48の1駒領域に撮影される。
メインミラー19及びフォーカルプレーンシャッタユニ
ット18はミラーボックス20の上部開口のスクリーンマッ
ト20aまたはカメラ本体外装ハウジング28の適当な位置
に配置されている露出計からの露出信号に基づいた露出
時間の経過後に第1図に示された下方位置に復帰され、
また閉鎖される。
フィルム48の1駒の撮影が終了するとスプール38が回
転駆動されて、フィルム通路14から自由に回転するスプ
ロケット42によりスプール38に向かい案内されてきたフ
ィルムの撮影済み領域を1駒分だけ上述した如く乳剤塗
布面をスプール38の半径方向における内方に向けた状態
で巻き取る。
上述した実施例のカメラは、フィルムオートローディ
ング方式のカメラである。上述した実施例のカメラにお
いて新たなフィルム48を装填する場合には、カメラ本体
シャーシ10の後面のパトローネ収納室12及びフィルム通
路14を露出するよう第3図に示す如く後蓋36が開位置に
回動される。
パトローネ収納室12中に新たなフィルム48のパトロー
ネ46を正しく収納した後にパトローネ46から引き出され
ているフィルム48をフィルム通路14に沿って上記後面の
左端部まで延出させる。次に後蓋36を閉位置に回動し、
カメラ本体シャーシ10の右端部に設けられた第1図及び
第2図には示されていない前述の後蓋係止部材により閉
位置に保持させる。
後蓋36が閉位置に回動されることによりスプロケット
42がフィルム通路14中のフィルム48の先端部のパーフォ
レーションに自身の周面に形成されている係合爪42aを
係合させる。次には、前述の後蓋係止部材の閉位置保持
動作により前述の第1図及び第2図には示されていない
駆動手段がまでスプロケット42を選択的に駆動する。こ
れによりフィルム通路14中のフィルム48の先端部はスプ
ロケット42によりスプール収納室40中のスプール38に向
かい送られる。
フィルム48の先端部がスプール38に到達するのに十分
な時間が経過した後に前述の図示されていない駆動手段
は、今度はスプロケット42に代わりスプール38を選択的
に駆動しスプロケット42は自由に回転自在とする。これ
により、スプール38に到達してたフィルム48の先端部は
スプール38の周面に形成されている係合爪38aにより先
端部のパーフォレーションが係合されることによりスプ
ール38の周面上に巻き取られる。
フィルム48の先端部がスプール38の周面上に巻き取ら
れるのに十分な時間が経過した後に前述の図示されてい
ない駆動手段は、スプール38の選択的な駆動を停止す
る。このような手順により、フィルムオートローディン
グ作業が行われる。
第5図には、フィルム通路14を規定しているカメラ本
体シャーシ10の後面とこれに対向した後蓋36の要部とが
拡大して示されている。
第5図に示す如く、パトローネ収納室12の下面にはゴ
ムやフェルトの如き高摩擦材料の下側パトローネ押さえ
50が取り付けられており、パトローネ収納室12の上端に
はばね52により下方に付勢されている上側パトローネ押
さえ54が配置されている。これら上側パトローネ押さえ
54と下側パトローネ押さえ50とはパトローネ収納室12中
の所定の位置に正しい姿勢で装着されたパトローネ46を
上記所定の位置に上記正しい姿勢で保持する。
カメラ本体シャーシ10の後面には、既知の如く、フィ
ルムガイドレールとして働くよう撮影開口16の上縁と下
縁とに沿って延出する上下2対の上側及び下側フィルム
ガイド対56及び58がフィルム通路14中に突出して形成さ
れている。なおこの実施例において上側フィルムガイド
対56中の下方のフィルムガイド56bと下側フィルムガイ
ド対58の2つのフィルムガイド58a,58bとは略同じ長さ
であるが、上側フィルムガイド対56中の上方のフィルム
ガイド56aはフィルム通路14の左端部側が下方のフィル
ムガイド56bよりも短くなっている。
カメラ本体シャーシ10の後面でフィルム通路14の左端
部側には上側及び下側フィルムガイド対56及び58の左方
近傍で上下方向に延出したガイドローラ60が配置されて
おり、ガイドローラ60は上端と下端とをガイドローラ押
さえ62により回転自在に上記後面に支持されている。
カメラ本体シャーシ10の後面で上側フィルムガイド対
56よりも上方で撮影開口16の左縁近傍にはフィルム通路
14中に突出しフィルム通路14の上端を規定する上部フィ
ルム押さえ64が形成されている。上部フィルム押さえ64
の突出端は下方に折曲されてフィルム浮き上がり防止突
起64aを構成している。
パトローネ収納室12中の所定の位置に正しい姿勢で装
着されたパトローネ46からフィルム通路14に沿って延出
されるフィルム48の先端部は、第4図に示す如く、上部
フィルム押さえ64に上縁を接触させることにより上方へ
の傾きが規制され、また上部フィルム押さえ64のフィル
ム浮き上がり防止突起64aによりフィルム通路14からカ
メラ本体シャーシ10の後方への浮き上がりが防止され
る。
第5図に示す如く、後蓋36の内面には圧板66が圧板押
え板ばね66aを介して取り付けられていて、圧板66は後
蓋36が前述の閉位置に配置されたとき、圧板押え板ばね
66aの弾性力によりフィルム通路14中のフィルム48を上
側及び下側フィルムガイド対56及び58の夫々の上方のフ
ィルムガイド56a及び58a上に押圧する。この結果、上記
フィルム48はまた、圧板66の外側でガイドローラ60上に
も押圧される。
第5図には、後蓋36のスプール収納室40中に収容され
ているスプール38とスプール収納室40の入口開口に配置
されているスプロケット42とが共通の駆動機構68により
ユニット化されている様子が示されている。
ここにおいてスプール38は中空の円筒形状をしてお
り、駆動機構68の駆動源としての両方向モータ70はスプ
ール38の内部空間中にスプール38と同心的に配置されて
いる。
第5図に示す如く、スプロケット42の周面の上端部と
下端部には、フィルム48の上側と下側のパーフォレーシ
ョンに係合する為の係合爪42a,42bが夫々所定の配列で
形成されている。
第6図に示す如くスプロケット42の周面の上端部の係
合爪42aは周方向に等間隔で3個配列されており、また
スプロケット42の周面の下端部の係合爪42bは周方向に
等間隔で6個配列されている。上端部の3個の係合爪42
aはフィルム48の上側のパーフォレーションの複数の係
合孔と1つおきに係合し、また下端部の6個の係合爪42
bはフィルム48の下側のパーフォレーションの複数の係
合孔と連続して係合する。
なお上端部の係合爪42aの平面形状と下端部の係合爪4
2bの平面形状とは異なっているが、これについては後で
詳細に説明する。
第5図に示す如く、スプロケット42の上部にはフォト
インタラプタを利用したスプロケット回転計測装置ユニ
ット72が連結されている。
第5図にはまた、後蓋36のスプール収納室40の入口開
口にスプロケット42と対向するよう取り付けられたフィ
ルムガイド部材74が示されている。スプロケット42と対
向するフィルムガイド部材74のガイド表面74aは対向す
るスプロケット42の周面に沿った曲面をしている。
フィルムガイド部材74のガイド表面74aには、カメラ
本体シャーシ10の後面の左端部とこれに回動自在に連結
された後蓋36の左端部との間に生じる隙間を塞ぐ為にカ
メラ本体シャーシ10の後面の左端部にガイドローラ押さ
え62とともに固定されたフィルムガイドシート76の自由
端が挿入されるフィルムガイドシート挿入開口78が形成
されている。
第5図にはさらに、後蓋36を閉位置に保持する為の前
述の後蓋係止部材80も示されている。後蓋係止部材80は
カメラ本体シャーシ10の右側端面に上下動自在に取り付
けられていて、付勢手段82により上方に付勢されてい
る。後蓋係止部材80の下方にはスプール38とスプロケッ
ト42との共通の駆動機構68に接続された後述する制御手
段に接続される後蓋スイッチSW1が配置されている。
後蓋係止部材80は後蓋36が開位置から閉位置へと移動
して来たとき、後蓋36の右端に形成されている係合爪84
に押圧されて一旦下降することにより後蓋スイッチSW1
を押圧して後蓋スイッチSW1をオンにする。後蓋36が閉
位置に到着すると後蓋36の係合爪84による後蓋係止部材
80の下方への押圧が解除され後蓋係止部材80は付勢手段
82の付勢力により後蓋36の係合爪84と係合するまで上方
に移動される。
フィルムオートローディング作業の為に後蓋36が開位
置に配置されたときの後蓋36の左端部とカメラ本体シャ
ーシ10の後面の左端部とが拡大されて示されている第8
図には、後蓋36のスプール収納室40中においてスプール
収納室40の入口からスプール38の周面上で上記入口から
遠い位置まで延出した第1のフィルム押さえレバー86
と、スプール収納室40の内表面でスプール収納室40の入
口から遠い位置からスプール38の周面上で上記入口に近
い位置に向かい延出した第2のフィルム押さえレバー88
とが示されている。
第1及び第2のフィルム押さえレバー86,88は、スプ
ール収納室40の内表面側の端部が上記内表面に回動自在
に支持されているとともにスプール側の端部にはフィル
ム押さえローラ90が回動自在に支持されている。
第1及び第2のフィルム押さえレバー86,88はさら
に、スプール収納室40の内表面との間に配置された付勢
部材92によりフィルム押さえローラ90をスプール38の周
面上に押圧するよう付勢されている。
第8図にはさらに、フィルムガイド部材74のガイド表
面74aに形成されているフィルムガイドレール94の一部
が示されているが、フィルムガイドレール94については
後に詳細する。
第9図にはスプール38とスプロケット42の共通の駆動
機構68の構造が分解した状態で概略的に示されており、
第10図は相互に組み合わされた状態の上記構造の概略的
な平面図である。
第9図及び第10図に示す如く、スプール38の内部空間
中に配置されている両方向モータ70の出力軸に固定され
ている駆動歯車70aは減速歯車列96の入力歯車96aに噛合
しており,減速歯車列96の出口歯車96bには一端部が出
口歯車96bに回動自在に支持された遊星アーム98の他端
部に回動自在に支持された遊星歯車100が噛合してい
る。遊星歯車100はまた、駆動機構68のシャーシ68aに固
定された弧形状の内歯部材102の内歯102aにも噛合して
いる。
遊星歯車100の公転軌道上で内歯部材102の両側には、
スプール38の下端部に形成されたスプール駆動歯車38b
と、スプロケット42の下端部に噛合したスプロケット駆
動歯車列42cとが配置されている。
フィルムオートローディング作業が開始される前の状
態において遊星歯車100は、第9図及び第10図に示す如
く、内歯部材102の内歯102aに噛合させられている。
第11図には、駆動機構68の作動を制御する為に第9図
に示す如く駆動機構68の両方向モータ70に接続された制
御回路104が概略的に示されている。
制御回路104において、両方向モータ70の一方の端子
はトランジスタT1のエミッタ及びトランジスタT2のコレ
クタに接続され、他方の端子はトランジスタT3のエミッ
タ及びトランジスタT4のコレクタに接続されている。ト
ランジスタT1のコレクタ及びトランジスタT2のエミッタ
は電源電池44のプラス極及びマイナス極に接続されてお
り、トランジスタT1及びトランジスタT2のベースはCPU
のC1,C2端子に夫々接続されている。トランジスタT3の
コレクタ及びトランジスタT4のエミッタは電源電池44の
プラス極及びマイナス極に接続されており、トランジス
タT3及びトランジスタT4のベースはCPUのC3,C4端子に夫
々接続されている。電源電池44のプラス極にはさらにス
プロケット回転計測ユニット72の発光素子の入力端子に
接続された抵抗R1とスプロケット回転計測ユニット72の
フォトトランジスタのコレクタとが接続されており、電
源電池44のマイナス極にはさらに上記発光素子の出力端
子が接続されている。上記フォトトランジスのエミッタ
はCPUのC5端子に接続されている。
CPUにはさらに、後蓋係止部材80に連動する後蓋スイ
ッチSW1と図示されていない前述のシャッタ釦に連動し
たシャッタレリーズスイッチSW2とがC6及びC7端子にお
いて接続されている。
そして上述した如く構成された制御回路104において
両方向モータ70の駆動歯車70aを正方向(第10図におい
て反時計回り方向)に回転させる場合には、CPUのC1及
びC2端子はローにされ、またC3及びC4端子はハイにされ
る。これとは逆に両方向モータ70の駆動歯車70aを逆方
向(第10図において時計回り方向)に回転させる場合に
は、CPUのC1及びC2端子はハイにされ、またC3及びC4端
子はローにされる。さらに両方向モータ70の駆動歯車70
aの回転を停止させる場合には、C1,C2,C3,及びC4端子は
ハイにされる。
第12図には、後蓋36を開位置に配置し、新たなパトロ
ーネ46をカメラ本体シャーシ10のパトローネ収納室12に
正しく装着した後にパトローネ46から引き出されたフィ
ルム48の先端部をカメラ本体シャーシ10の後面のフィル
ム通路14に沿いフィルム通路14の左端部まで延出させ、
しかる後にフィルムオートローディング作業の為に後蓋
36を閉位置まで回動させる場合に、フィルム48の先端が
開位置から閉位置まで回動する途中の後蓋36のフィルム
ガイド部材74のガイド表面74aやフィルムガイドシート
に当接することによりフィルム48の先端に負荷される力
を原因として、フィルム48がフィルム通路14から離脱し
たり、パトローネ46がパトローネ収納室12中の所定の位
置からずれてしまう可能性が2点鎖線により示されてい
る。
しかしながら、本願の実施例のカメラにおいて上記可
能性は、カメラ本体シャーシ10の後面のフィルム通路14
の上縁の上部フィルム押さえ64やパトローネ収納室12中
の下側及び上側パトローネ押さえ50,54(第5図参照)
により確実に阻止される。
フィルムオートローディング作業が開始されてから終
了するまでの間に制御回路104により駆動機構68が制御
される様子が第13図にフローチャートで示されている。
即ち、第12図に実線で示された状態から後蓋36を閉位
置に移動させ、カメラ本体シャーシ10の後蓋閉位置係止
部材80(第5図参照)により後蓋36が閉位置に保持され
ることにより、後蓋閉位置係止部材80に連動した後蓋ス
イッチSW1がオン・オフ動作し、これにより制御回路104
のCPUが両方向モータ70の駆動歯車70aを正転(第10図に
おいて反時計回り方向へ回転)させる。これにより減速
歯車列96aの太陽歯車96bもまた正転し、第14図に示す如
く、遊星歯車100を太陽歯車96bの回りに正転させる。こ
の遊星歯車100は内歯部材102の内歯102aから離脱してス
プロケット42のスプロケット駆動歯車列42aに噛合し、
両方向モータ70の駆動歯車70aからの回転力をスプロケ
ット42に伝達する。
後蓋36が閉位置に配置されることによりスプロケット
42の周面はフィルム通路14中のフィルム48よりも前方ま
で移動するので、スプロケット42の上端部はフィルム通
路14中の左端部に位置していたフィルム48の先端部の上
半に位置しているリーダーに第15図に示す如く押圧さ
れ、フィルム48の先端部の乳剤塗布面をカメラ本体シャ
ーシ10の後面のガイドローラ60上に押圧する。
カメラ本体シャーシ10の後面の左端部は、前進して来
たスプロケット42の上端部の係合爪42aと下端部の係合
爪42b(第5図参照)との接触を避ける為に、第15図に
示す如く、前方に凹んだ逃げ凹所10aを構成している。
フィルム48の先端部のリーダーに押圧されたスプロケ
ット42が両方向モータ70の駆動歯車70aからの回転力に
より第14図に矢印で示す如く反時計回り方向に回転する
ことにより、第15図に示す如く、スプロケット42の上端
部の係合爪42aが上記リーダーの上縁に沿って形成され
ている上側パーフォレーション48aの複数の開口の1つ
に係合し、フィルム48をフィルム通路14に沿いカメラ本
体シャーシ10の後面の左端部と後蓋36の左端部との間の
フィルムガイドシート76及び後蓋36のフィルムガイド部
材74のガイド表面74aに向かい移動させる。
スプロケット42により移動されるフィルム48はリーダ
ーの先端がフィルムガイドシート76及びフィルムガイド
部材74のガイド表面74aに当接されることにより、第16
図に示す如く、スプロケット42の周方向に移動方向を変
化させ、やがては第17図に示す如く、第1のフィルム押
さえレバー86のローラ90によりスプール38の周面上に押
さえつけられる。
スプロケット回転計測ユニット72からの出力パルス数
でスプロケット42の回転量(即ち、スプロケット42によ
るフィルム48の移動距離)を計測しているCPUは、上記
出力パルス数がフィルム48の前端部をフィルム通路14の
左端部から第16図に示す如くスプール38の周面上に送る
までに必要な所定のパルス数N1よりも同じか大きくなっ
た時点で、タイマーAを作動させるとともに両方向モー
タ70の駆動歯車70aの回転方向を逆転させる。これによ
り減速歯車列96aの太陽歯車96bもまた逆転し、第18図に
示す如く、遊星歯車100を太陽歯車96bの回りに逆転させ
る。この遊星歯車100はスプロケット42のスプロケット
駆動歯車列42cから離間して駆動機構68の両方向モータ7
0によるスプロケット42の駆動を解除しスプロケット42
を自由に回転可能とするとともに、内歯部材102の内歯1
02aに噛合して内歯102a上を移動し、さらには内歯102a
から離脱して第18図に示す如くスプール38のスプール駆
動歯車38aに噛合して両方向モータ70の駆動歯車70aから
の回転力をスプール38に伝達する。
回転力により駆動されるスプール38は上端部の複数の
係合爪38aの1つを第19図に示す如くスプール38上のフ
ィルム48の先端部のリーダーの上側パーフォレーション
48aの複数の開口の1つに係合させて、上記リーダーを
乳剤塗布表面がスプール38の半径方向における内側を向
かせた状態で巻き取る。
スプロケット回転計測ユニット72からの出力パルス数
でスプロケット42の回転量(即ち、スプロケット42によ
るフィルム48の移動距離)を計測しているCPUは、上記
出力パルス数がフィルム48の前端部をスプール38上に確
実に巻き取るまでに必要な所定のパルス数N2よりも同じ
か大きくなった時点で、両方向モータ70の駆動歯車70a
の回転を停止させるとともにタイマーAをリセットす
る。
なお、スプロケット回転計測ユニット72からの出力パ
ルス数が所定のパルス数N2に到達せず、しかもタイマー
Aがカウントする時間がフィルム巻き付けの為に回転す
るスプール38が半回転するのに要する所定の時間T1と同
じになるかそれ以上になってしまった場合には、CPUは
フィルムオートローディング作業が失敗したと判断し、
両方向モータ70の駆動歯車70aの回転を停止させるとと
もにタイマーAをリセットする フィルムオートローディング作業の失敗は、カメラ本
体外装ハウジング28(第1図または第2図参照)の表面
または後蓋33の外表面に設けられている図示されていな
いデータ表示パネル上にCPUにより表示される。この場
合には、後蓋33を開いてパトローネ収納室12及びフィル
ム通路14中でパトローネ4 6及びフィルム48が正しく装填されるようこれらを操作
しなければならない。
第20図には、フィルムオートローディング作業終了後
において複数枚写真撮影が為されることによりフィルム
48の撮影済みの領域がスプール38上に層状に巻き取られ
た状態を示している。ここにおいてスプール38上に層状
に巻き取られているフィルム48の撮影済みの領域は、パ
トローネ収納室12中で第1及び第2のフィルム押えレバ
ー86,88のフィルム押えローラ90を介して第1及び第2
のフィルム押えレバー86,88の付勢部材92の付勢力によ
りスプール38上に押圧されているので、スプール38上で
弛みを生じさせない。
第21図及び第22図は、フィルムオートローディング作
業時において、カメラ本体シャーシ10の後面に設けられ
たフィルムガイドの果たす利点を示している。
フィルムオートローディング作業の開始直後において
回転を開始したスプロケット42の上端部の3個の係合爪
42aのなかでフィルム通路14中の左側端部に位置したフ
ィルム48の先端部のリーダーに最初に接触するものが上
記リーダーの上側パーフォレーション48aの複数の開口
のいずれかに係合しなかった場合には、第21図に示す如
く、係合しなかった係合爪42aは上記リーダーの上側パ
ーフォレーション48aの複数の開口間の橋部をカメラ本
体シャーシ10の後面の左端部に逃げ部10a中に押し出
す。このとき最も上方に位置したフィルムガイド56aの
左端部側が短いので、上記リーダーの上縁部は第22図に
示す如く緩やかに逃げ部10a中に押し出される。この
為、低温下でフィルム48の可撓性が低下している状況下
において、係合しなかった係合爪42aによるフィルム48
の先端部のリーダーの上縁部の上述した如き押し出しが
生じたとしても、上記リーダーの上側パーフォレーショ
ン48aの複数の開口間の橋部はもちろんのことフィルム4
8に折れ曲りや切断等の損傷が生じる事がない。このよ
うな損傷はフィルムオートローディング作業中における
フィルム詰まりやフィルム48のより大きな損傷を生じさ
せ易い。
もしも、フィルムガイド56aが存在していたとする
と、第21図に示す如く、係合しなかった係合爪42aが上
記リーダーの上側パーフォレーション48aの複数の開口
間の橋部をカメラ本体シャーシ10の後面の左端部の逃げ
部10a中に押し出すことにより上記リーダーの上縁部
は、第23図に示す如く、フィルムガイド56aの左端部と
フィルムガイド56aと対を成すフィルムガイド56aの左端
部との間の狭い隙間に入り込むよう強制される。
低温下でフィルム48の可撓性が低下している状況下に
おいてこのような、狭い隙間に入り込むよう強制された
上記リーダーの上縁部は折れ曲りや切断等の損傷が生じ
易い。
第24図には、フィルムオートローディング終了後にお
いてフィルムエンドまで撮影が1駒づつ行われる間に制
御回路104により駆動機構68が制御される様子がフロー
チャートで示されている。
即ち、フィルムオートローディング終了後においてフ
ィルム48の1駒の撮影の為に前述の図示されていないシ
ャッタレリーズ釦が押圧されると、シャッタレリーズ釦
に連動したシャッタレリーズスイッチSW2(第11図参
照)がオンされ、これによりフォーカルプレーンシャッ
タユニット18(第1図参照)が所定時間開口して1駒分
の撮影が終了する。この後にタイマーBが時間の経過の
計測を開始するとともに、スプロケット42およびスプー
ル38の為の共通の駆動手段68(第18図参照)の両方向モ
ータ70の駆動歯車70aを逆転(第18図において時計回り
方向)させる。これにより遊星歯車100はスプール38の
スプール駆動歯車38aに向かう方向に付勢されるが、フ
ィルムオートローディング終了時には前述した如く駆動
手段68の遊星歯車100は第18図に示す如くスプール38の
スプール駆動歯車38aに噛合した状態で停止していたの
で、両方向モータ70の駆動歯車70aからの回転力は直ち
にスプール38に伝達されスプール38によるフィルム48の
撮影済み領域の巻き取り作業が開始される。CPUは上述
したフィルム48の撮影済み領域の巻き取り作業に伴って
フィルム通路14中を移動されるフィルム48の移動量をス
プロケット42に設けられたスプロケット回転計測ユニッ
ト72から発せられるパルス数により計測しており、上記
のパルス数がフィルム48の1駒分の送りに相当する所定
の値N3と同じかまたはそれ以上になると、両方向モータ
70の駆動歯車70aの逆転を停止させるとともに、タイマ
ーBをリセットする。これによってスプール38によるフ
ィルム48の1駒分の巻き上げ作業が終了する。さてフィ
ルム48の1駒分の巻き上げ作業中にスプロケット回転計
測ユニット72から発せられるパルス数が上記所定の値N3
に到達せず、しかもタイマーBが計測している時間がフ
ィルム48の1駒分の巻き上げに要する所定の最長時間よ
りも多くなるとフィルムエンドと判定して、両方向モー
タ70の駆動歯車70aの逆転を停止させる。またこれと同
時に、タイマーCによる時間の経過の計測を開始させる
とともに、今度は両方向モータ70の駆動歯車70aを正転
(第18図においては、反時計回り方向への回転)させ
る。タイマーCが計測している時間が、上記駆動歯車70
aの正転に伴い第18図において反時計回り方向へ公転す
る遊星歯車100が内歯部材102の内歯102aに第10図に示す
如く再度十分噛み合うまでに要する所定の時間T3と同じ
かそれを超えたとき、両方向モータ70の駆動歯車70aの
回転を停止させるとともに、タイマーB及びタイマーC
の両者をリセットする。
そしてフィルムエンドは、カメラ本体外装ハウジング
28(第1図または第2図参照)の表面または後蓋33の外
表面に設けられている図示されていないデータ表示パネ
ル上にCPUにより表示される。
遊星歯車100が内歯部材102の内歯102aに第10図に示す
如く再度噛合することにより、スプロケット42及びスプ
ール38の両者は自由に回転自在となるので、この後にパ
トローネ収納室12中のパトローネ46のフィルム巻取り軸
をフィルム巻取り方向に手動またはカメラ本体シャーシ
10中に配置されている図示されていないフィルム巻取り
モータにより回転させることにより、スプール38上に層
状に巻き付けられていたフィルム48の撮影済み領域をパ
トローネ46のフィルム巻取り軸上に巻き戻すことが出来
る。
第25図には、フィルムオートローディング作業の準備
の為にカメラ本体シャーシ10の後面の右側端部のパトロ
ーネ収納室12中のパトローネ46から上記後面のフィルム
通路14に沿い上記後面の左側端部まで延出されたフィル
ム48の先端部の上方に位置しているリーダーが第25図に
2点鎖線で示す如くスプロケット42の回転中心軸に対し
て多少傾斜している場合でも、フィルムオートローディ
ング作業の開始の為に開位置から閉位置に回動された後
蓋33上のスプロケット42の上端部の係合爪42aを上記リ
ーダーに形成されている上側パーフォレーション48aの
複数の開口に確実に係合させる為に工夫された係合爪42
aの形状が拡大されて示されている。即ち、この工夫さ
れた係合爪42aの上端面は先端側が斜めに加工された傾
斜面となっている。
第26図及び第27図には、高温多湿の状況下でフィルム
48が柔らかくなっている場合に、フィルムオートローデ
ィング作業においてフィルム48の先端部のリーダーがス
プロケット42上の係合爪42aにくいついてスプロケット4
2から離れなくなるのを効果的に防止する為に、スプロ
ケット収納室40の内表面中でスプロケット42に対しフィ
ルムガイド部材74とは逆方向の位置の上端部に形成され
ているフィルム分離突起108を示している。ここにおい
て第27図は第26図の線A−Aに沿った概略的な縦断面図
である。フィルム分離突起108はスプロケット42からス
プール38の周面に向かい傾斜しており、フィルムオート
ローディング作業においてスプロケット42上に巻き付い
てスプロケット42から離れなくなったフィルム48の先端
部のリーダーの先端が第26図に示す如く当接するするこ
とによりスプロケット42上から分離され、次には摺動さ
れることによりスプール38の周面に向かうよう移動方向
が強制的に案内される。
第28図及び第29図には、カメラ本体シャーシ10の後面
の左側端部にスプロケット42に対向して形成されている
逃げ部10aの左側端部に部分的に形成されたフィルムガ
イドとしてのフィルム案内突起108が概略的に示されて
いる。なお第29図は第28図の線B−Bに沿った概略的な
縦断面図である。
逃げ部10aの左側端部に形成されたフィルム案内突起1
08は、上述したフィルムオートローディング開始直後に
おいてスプロケット42の上端部の複数の係合爪42aのな
かで最初にフィルム48の先端部のリーダーに接近してき
たものが上記リーダーの上側パーフォレーション48aの
複数の開口の1つに直ちに係合されない場合に、最初に
フィルム48に接近してきた係合爪42aにより上記リーダ
ーが第28図に示す如く逃げ部10a中に押されて撓むこと
により破損を防止していることを許容しているばかりで
なく、係合爪42aがやがて上記リーダーの上側パーフォ
レーション48aの複数の開口の1つに係合することによ
り上記リーダーの先端が第30図に示す如くスプロケット
42の回転によりフィルムガイド部材74のガイド表面74a
に向かって移動されるときに上記先端をスプロケット42
の周面に沿わせ上記先端がフィルムガイド部材74のガイ
ド表面74a上に滑らかに滑り込むことを強制している。
第31図には、フィルムオートローディング開始直後に
おいて最初にフィルム48の先端部のリーダーの上側パー
フォレーション48aの複数の開口に係合されてフィルム
通路14からスプール収納室40中へのフィルム48の移動を
開始させるのに使用されるスプロケット42の上端部の複
数の係合爪42aの特徴的な平面形状が拡大されて示され
ている。
第31図から判るように、スプロケット42の回転方向
(第31図においては反時計回り方向)において前側に位
置する複数の係合爪42aの夫々の歯面Z1はフィルム48と
係合しやすいようにスプロケット42の直径を基礎円とす
るインボリュート曲線110よりもαだけ傾いた線により
構成されており、またスプロケット42の回転方向におい
て後側に位置する複数の係合爪42aの夫々の歯面Z2は従
来の歯車の歯の歯面と同様に上記インボリュート曲線に
より構成されている。この為、回転方向前側に位置する
歯面Z1がインボリュート曲線110により構成されている
場合にはフィルム48の先端部のリーダーの上側パーフォ
レーション48aの開口に係合された係合爪42aがフィルム
通路14から遠ざかるにつれてフィルム48の先端部の弾性
により第31図に2点鎖線で示す如く上側パーフォレーシ
ョン48aの開口との係合爪42aの係合が解除され易くなる
傾向を効果的に防止するとともに、この係合爪42aから
滑りながら解除されるときのパーフォレーション切れを
防止することが出来る。
第32図は、フィルムオートローディング開始直後にお
いてスプロケット42の上端部の複数の係合爪42aがフィ
ルム48の先端部のリーダーの上側パーフォレーション48
aの複数の開口に係合されただけの状態でスプロケット4
2の回転によりフィルム48が給送される間に上記先端部
のリーダの下縁部がスプロケット42の周面から離間する
傾向を示している。この傾向はフィルム48が幅方向にお
いて乳剤塗布表面を凹形状とするよう湾曲する傾向があ
ることを原因としている。
上述した傾向が大きくなるとフィルム48の先端部のリ
ーダーがスプロケット42の周面から離間してスプール38
の周面へと向かう間に下方に垂れ下がり、上側パーフォ
レーション48aへのスプロケット42の上端部の複数の係
合爪42aの係合がはずれ易くなるばかりでなく、スプー
ル38の係合爪38aによるフィルム48の先端部のリーダー
の上側パーフォレーション48aの複数の開口への係合が
困難になる。
第33図には、上述した傾向を効果的に防止する為にフ
ィルムガイド部材74のガイド表面74aに形成されたフィ
ルムガイドレール94が詳細に拡大されて示されている。
フィルムガイド部材74のガイド表面74aにおいてフィ
ルムガイドレール94は、スプロケット42の上端部の係合
爪42aの回転軌跡の上方と下方に接近するよう形成され
ているばかりでなく、スプロケット42の下端部の係合爪
42bの回転軌跡の上方と下方にも接近するよう形成され
ており、さらにはスプロケット42の上端部の係合爪42a
と下端部の係合爪42bとの間の略中間にも形成されてい
る。これらのフィルムガイドレール94は、スプロケット
42の上端部及び下端部の係合爪42a,42bの回転軌跡と平
行に水平方向に延出しており、またスプロケット42の半
径方向において係合爪42a,42bの突出端の回転軌跡より
も内方まで突出している。
この為、フィルムオートローディング開始直後におい
てカメラ本体シャーシ10の後面の左側端部に形成されて
いる逃げ部10a中でスプロケット42の上端部及び下端部
の係合爪42a,42bに上側パーフォレーション48a及び下側
パーフォレーション48b(第32図参照)を係合されたフ
ィルム48は、幅方向において乳剤塗布表面を凹形状とす
るよう湾曲する傾向があるにもかかわらず、スプロケッ
ト42に接触している間にフィルム48が上側パーフォレー
ション48a及び下側パーフォレーション48bの夫々の上縁
部と下縁部とをフィルムガイド部材74のフィルムガイド
レール94により上端部及び下端部の係合爪42a,42bの基
部に向かい押圧されるので、フィルム48の上側パーフォ
レーション48a及び下側パーフォレーション48bに対する
スプロケット42の上端部及び下端部の係合爪42a,42bの
係合が解除されることを効果的に防止されている。
なおスプロケット42の上端部の係合爪42aと下端部の
係合爪42bとの間の略中間に形成されているフィルムガ
イドレール94は、第32図に2点鎖線で示す如く、フィル
ムオートローディング開始直後においてスプロケット42
の上端部の複数の係合爪42aがフィルム48の先端部のリ
ーダーの上側パーフォレーション48aの複数の開口に係
合されただけの状態でスプロケット42の回転によりフィ
ルム48が給送される間に上記先端部のリーダの下縁部が
スプロケット42の周面から離間する傾向を確実に防止し
ている。
第34図及び第35図は、スプロケット42の上端部の係合
爪42aがフィルム48の先端部のリーダーの上側パーフォ
レーション48aの複数の開口と1つ置きに係合するよう
配列されていることによりもたらされる利点を示してい
る。
即ち、フィルムオートローディング開始直後において
スプロケット42の上端部の係合爪42が、第34図に示す如
く、フィルム48の先端部のリーダーの上側パーフォレー
ション48aの複数の開口中で先頭から2番目に位置する
開口に最初に係合した状態で上記リーダーの先端部フィ
ルムガイド部材74のフィルムガイドレール94に当接して
スプロケット42の外周面上に沿うよう案内されたとき
に、上記当接により上記リーダーの先端から上記2番目
の開口までの間の領域が第35図に示す如く少し捲れ上が
ったとしても、上記リーダーの上記領域をスプロケット
42の外周面上に滑らかに無理無く沿わせることが出来
る。
これに対して、スプロケット42の上端部の係合爪42a
がフィルム48の先端部のリーダーの上側パーフォレーシ
ョン48aの複数の開口のと連続して係合するよう6個等
間隔に配列されている場合には、上述したのと同じ状態
で上記リーダーの先端がフィルムガイド部材74のフィル
ムガイドレール94に当接してスプロケット42の外周面上
に沿うよう案内されたときに上記当接により上記リーダ
ーの先端から上記2番目の開口までの間の領域が少し捲
れ上がったとすると、第36図に示す如く、上記最初に係
合した係合爪42aの1つ前に位置する係合爪42aはフィル
ムガイド部材74のフィルムガイドレール94に対向しよう
としており、しかも捲れ上がることにより上記2番目の
開口から上記リーダーの先端から1番目に位置する開口
までのスプロケット42の外周面に沿った距離が上記最初
に係合した係合爪42aからその1つ前に位置する係合爪4
2aまでの距離と変わってしまうので、上側パーフォレー
ション48a中で上記リーダーの先端から1番目に位置す
る開口に上記1つ前に位置する係合爪42aが係合するこ
とが出来なくなる。
上記1番目の開口に係合しない係合爪42aは、それが
接触する上記リーダーの上側パーフォレーション48aの
複数の開口の間の領域を係合爪42aの上下の近傍に位置
した1対のフィルムガイドレール94間の隙間に押し込む
ことになるので、フィルム詰まりやフィルム48のリーダ
ーの上記押し込まれ領域の破損を生じさせる。
第38図及び第39図には、スプロケット42の外周面の上
端部における係合爪42aを上記リーダーの上側パーフォ
レーション48aの複数の開口に対して1つ置きに係合さ
せる為に第37図に示す如く周方向に等間隔で3個配列さ
せたものと同様の効果を発揮することが出来る他の2つ
の配列が示されている。
第38図において係合爪42aは、スプロケット42の外周
面の上端部に上側パーフォレーション48aの複数の開口
に対して2つ置きに係合する為に周方向に等間隔で2個
配列されており、 第39図の係合爪42aはスプロケット42の外周面の上端
部に上側パーフォレーション48aの複数の開口に対して
6つ置きに係合する為に1個だけ配列されている。
第40図及び第41図には、スプロケット42の外周面の上
端部における係合爪のさらに別の配列が示されている。
ここにおいては、フィルム48の先端部のリーダーの上側
パーフォレーション48aの複数の開口中の2つと連続し
て係合するとともに次の2つの開口と係合するまでにす
くなくとも1つの開口に係合しないよう係合爪42c,42d
が上記外周面上に配列されている。
ここにおいて係合爪42cはフィルムオートローディン
グ作業の為のスプロケット42の所定の回転方向において
もう1つの係合爪42dより前方に配置される。この前方
の係合爪42cの両側の歯面は第31図に拡大して示されて
いた係合爪42aと同じくスプロケット42の直径を基礎円
としたインボリュート曲線よりもαだけ傾いた線Z1とイ
ンボリュート曲線Z2とで構成されており、また後方の係
合爪42dの両側の歯面はインボリュート曲線Z2で構成さ
れている。
上述した如く配列された2対の係合爪42c、42dを有し
たスプロケット42は、フィルムオートローディング作業
の開始直後において係合爪42cがフィルム48の先端部の
リーダーの上側パーフォレーション48aの複数の開口中
で最もリーダーの先端に近い位置に配置されている開口
にまず最初に係合した場合には、係合した係合爪42cと
対を構成し係合した係合爪42cの後方に位置した係合爪4
2dが、スプロケット42の回転にともなって上記複数の開
口中で2番目のリーダーの先端に近い位置に配置されて
いる開口に係合する。そしてスプロケット42からの回転
力は1対の係合爪42c、42dを介してフィルム48の先端部
のリーダーの上側パーフォレーション48aに伝達され、
フィルム48はスプロケット42の回転によりフィルム通路
14中からスプール収納室40中へと給送される。
この場合には、フィルムオートローディング作業の開
始直後におけるスプロケット42からフィルム48の先端部
のリーダーへの回転力の伝達が、スプロケット42の1対
の係合爪42c、42dとフィルム48の先端部のリーダーの上
側パーフォレーション48aとの組み合わせにより行なわ
れるので、1対の係合爪42c、42dが係合された上側パー
フォレーション48a中の2つの開口の夫々に上記回転力
が分散して負荷される。
故に、低温下でフィルム48の柔軟性が失われていた
り、何等かの原因でパトローネ46からのフィルム48の引
き出しに大きな力を必要としている場合において、フィ
ルム48の先端部のリーダーの上側パーフォレーション48
aが破損するのを効果的に防止出来る。
上述した如く配列された2対の係合爪42c、42dを有し
たスプロケット42は、第43図に示す如く、フィルムオー
トローディング作業の開始直後において係合爪42dがフ
ィルム48の先端部のリーダーの上側パーフォレーション
48aの複数の開口中で最もリーダーの先端に近い位置に
配置されている開口にまず最初に係合した場合には、ス
プロケット42の回転に伴ってフィルム48は係合爪42dに
よりフィルム通路14中でフィルムガイドシート76やフィ
ルムガイド部材74のガイド表面74aに向かい移動される
が、上記リーダーの先端がフィルムガイドシート76やフ
ィルムガイド部材74のガイド表面74aのガイドレール94
に当接して抵抗をうけることにより、第44図に示す如
く、上記開口に対する係合爪42dの上述した係合が解除
される。
ここにおいてスプロケット42がさらに回転を続ける
と、次の対の係合爪42cが上側パーフォレーション48aの
上記複数の開口中で2番目にリーダーの先端に近い位置
に配置されている開口に係合し、係合した係合爪42cと
対を構成し係合した係合爪42cの後方に位置した係合爪4
2dが、引き続きスプロケット42の回転にともなって上記
複数の開口中で3番目にリーダーの先端に近い位置に配
置されている開口に係合する。そしてスプロケット42か
らの回転力は1対の係合爪42c、42dを介してフィルム48
の先端部のリーダーの上側パーフォレーション48aに伝
達され、フィルム48はスプロケット42の回転によりフィ
ルム通路14中からスプール収納室40中へと給送される。
係合した係合爪42cからその前方に位置した別の対の係
合爪42dまでの間には上側パーフォレーション48aの上記
複数の開口の間隔の2つ分の距離があるので、上記2番
目の開口からリーダーの先端までのリーダーの領域は、
第45図に示す如く、スプロケット42のさらなる回転にと
もなってフィルムガイド部材74のガイド表面74aのガイ
ドレール94の前述した作用により、係合した係合爪42c
からその前方に位置した別の対の係合爪42dまでの間の
スプロケット42の外周面の領域上にフィルム詰まりを生
じることなく滑らかに沿わされる。
上述した如く配列された2対の係合爪42c、42dを有し
たスプロケット42は、第46図に示す如く、フィルムオー
トローディング作業の開始直後において係合爪42dがフ
ィルム48の先端部のリーダーの上側パーフォレーション
48aの複数の開口中で2番目にリーダーの先端に近い位
置に配置されている開口にまず最初に係合した場合に
は、スプロケット42の回転に伴ってフィルム48は係合爪
42dによりフィルム通路14中でフィルムガイドシート76
やフィルムガイド部材74のガイド表面74aに向かい移動
されるが、上記リーダーの先端がフィルムガイドシート
76やフィルムガイド部材74のガイド表面74aのガイドレ
ール94に当接して抵抗をうけることにより、上記開口に
対する係合爪42dの上述した係合が解除される。
ここにおいてスプロケット42がさらに回転を続ける
と、次の対の係合爪42cが上側パーフォレーション48aの
上記複数の開口中で2番目にリーダーの先端に近い位置
に配置されている開口に係合し以下は第45図に示したの
と同じ状況となる。
第47図には、第41図に示された係合爪42c、42dの配列
と同様な効果を得ることが出来る係合爪42c、42dの別の
配列が示されている。ここにおいて係合爪42c、42dはス
プロケット42の外周面上に1対しか配列されていない。
第48図には、カメラの後蓋の別の構造が示されてい
る。この後蓋はカメラ本体シャーシ10の後面の左側端部
に開閉自在に支持され閉位置において上記後面のパトロ
ーネ収納室12の入口以外の領域を覆う主後蓋36aと、主
後蓋36aの右側端部に開閉自在に支持され閉位置におい
て上記後面のパトローネ収納室12の入口のみを覆う副後
蓋36bとで構成されている。
主後蓋36a中に主要電源電池44やスプロケット42やス
プール38が収納されている。主後蓋36aの内表面には右
端の近傍にもう1つのスプロケット112が設けられてい
る。このスプロケット112は副後蓋36bのみを開放してパ
トローネ収納室12中のパトローネ46を装填した場合に、
このパトローネ46から予め引き出されているフィルム48
の先端部をフィルム通路14に沿いフィルム通路14の左側
端部に位置しているスプロケット42まで送り、スプロケ
ット42によりスプール収納室40中に給送する為に使用さ
れる。
(発明の効果) 本発明のカメラのフィルム巻取り機構は以上詳述した
如く:出力歯車を有した回転駆動源と;回転駆動源の出
力歯車から回転力が伝達され出力歯車から回転力が伝達
されることにより所定の公転軌道上を公転する遊星歯車
と;遊星歯車の公転軌道上に位置した入力歯車を有した
フィルム給送用スプロケットと;遊星歯車の公転軌道上
でフィルム給送用スプロケットの入力歯車から周方向に
離間した位置に配置された入力歯車を有したフィルム巻
取り用スプールと;フィルム給送用スプロケットによる
フィルムの所定の給送量を測定するフィルム給送量測定
手段と;回転駆動源とフィルム給送量測定手段とに接続
され、カメラの後蓋の閉動作により回転駆動源を出力歯
車が一方向に回転するよう制御して遊星歯車をフィルム
給送用スプロケットの入力歯車に噛み合わせ、回転駆動
源からの回転力をフィルム給送用スプロケットに伝達さ
せることによりフィルム給送用スプロケットにフィルム
を給送させるとともに、フィルム給送量測定手段からの
フィルム所定給送量測定信号を受けることにより回転駆
動源を出力歯車が他方向に回転するよう制御して遊星歯
車をフィルム巻取り用スプールの入力歯車に噛み合わ
せ、回転駆動源からの回転力をフィルム巻取り用スプー
ルに伝達させることによりフィルム給送用スプロケット
から所定量給送されたフィルムをフィルム巻取り用スプ
ール上に巻き取らせる回転駆動源制御手段と;を備えた
ことを特徴としており、また本発明のもう1つのカメラ
のフィルム巻取り機構は:出力歯車を有した回転駆動源
と;回転駆動源の出力歯車から回転力が伝達される太陽
歯車と、太陽歯車に噛合した状態で遊星アームにより太
陽歯車と連結された遊星歯車と、太陽歯車の半径方向に
おいて遊星歯車の外側に配置され太陽歯車上で公転する
遊星歯車に噛合する弧状の内歯を含む内歯支持部材と、
を有した遊星歯車機構と;遊星歯車機構の遊星歯車の公
転軌道上で内歯支持部材の一端の外側に配置された入力
歯車を有したフィルム給送用スプロケットと;遊星歯車
機構の遊星歯車の公転軌道上で内歯支持部材の他端の外
側に配置された入力歯車を有したフィルム巻取り用スプ
ールと;フィルム給送用スプロケットによるフィルムの
所定の給送量を測定するフィルム給送量測定手段と;回
転駆動源とフィルム給送量測定手段とに接続され、カメ
ラの後蓋の閉動作により回転駆動源を出力歯車が一方向
に回転するよう制御して遊星歯車機構の遊星歯車をフィ
ルム給送用スプロケットの入力歯車に噛み合わせ、回転
駆動源からの回転力をフィルム給送用スプロケットに伝
達させることによりフィルム給送用スプロケットにフィ
ルムを給送させるとともに、フィルム給送量測定手段か
らのフィルム所定給送量測定信号を受けることにより回
転駆動源を出力歯車が他方向に回転するよう制御して遊
星歯車機構の遊星歯車をフィルム巻取り用スプールの入
力歯車に噛み合わせ、回転駆動源からの回転力をフィル
ム巻取り用スプールに伝達させることによりフィルム給
送用スプロケットから所定量給送されたフィルムをフィ
ルム巻取り用スプール上に巻き取らせ、またフィルム給
送用スプロケットへの回転駆動源からの回転力の伝達の
開始後の所定時間以内にフィルム給送量測定手段からの
フィルム所定給送量測定信号を受け取らない場合には遊
星歯車機構の遊星歯車を内歯支持部材の内歯に噛合させ
るまで回転駆動源を出力歯車が他方向に回転するよう制
御する回転駆動源制御手段と;を備えたことを特徴とし
ているので、オートローディングを確実に行なわせる為
にフィルムの先端部を所定の位置に比較的正確に配置し
なくとも良く、故にオートローディングを確実に行なわ
せる為に必要なフィルム装填作業を容易にすることが出
来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例に従ったカメラの概略的
な水平断面図; 第2図は、第1図のカメラの概略的な縦断面図; 第3図は、第1図のカメラにおいて裏蓋を開け、フィル
ムをフィルム通路の所定の位置に装着した状態を示す概
略的な水平断面図; 第4図は、第1図のカメラのフィルム通路中の所定の位
置に配置されたフィルムの上縁がフィルム通路の上縁に
配置にされているフィルム押さえによりフィルム通路中
からの離脱を防止されている状態を拡大し概略的に示す
縦断面図; 第5図は、第1図のカメラ中でフィルム通路近傍に位置
したオートローディング装置に関係するフィルム巻取り
機構やフィルム給送機構を示す概略的な分解斜視図; 第6図及び第7図は、第5図中に示されたスプロケット
軸の上端部及び下端部の周面に配置されたスプロケット
爪の配置のみを概略的に示す平面図; 第8図は、第1図のカメラにおいて裏蓋に設けられたフ
ィルム巻取り機構やフィルム給送機構の主要な外観を拡
大して概略的に示す水平断面図; 第9図は、第8図のフィルム巻取り機構やフィルム給送
機構の駆動系を拡大して概略的に示す分解斜視図; 第10図は、第9図の駆動系における中立状態を示す概略
的な平面図; 第11図は、第9図の駆動系の制御回路を概略的に示す
図; 第12図は、第3図のカメラにおいてフィルムのオートロ
ーディングの為に裏蓋を閉める様子を概略的に示す水平
断面図; 第13図は、第12図においてフィルムのオートローディン
グの為に裏蓋が閉じられてからオートローディング作業
が終了するまでの第9図の駆動系における動きを概略的
に示すフローチャート; 第14図は、オートローディング作業の前半部においてフ
ィルム給送機構のスプロケット軸が第9図の駆動系によ
り駆動される状態を示す概略的な平面図; 第15図,第16図,及び第17図は、オートローディング作
業の前半部においてフィルム給送機構のスプロケット軸
によりフィルム通路の所定の位置のフィルムの先端部が
フィルム巻取り機構のスプール上に送られる様子を拡大
して順次示す概略的な水平断面図; 第18図は、オートローディング作業の後半部においてフ
ィルム巻取り機構のスプールが第9図の駆動系により駆
動される状態を示す概略的な平面図; 第19図及び第20図は、オートローディング作業の後半部
においてフィルム巻取り機構のスプールがフィルム給送
機構のスプロケット軸からのフィルムの先端部を巻取る
様子を拡大して順次示す概略的な水平断面図; 第21図は、オートローディング作業の開始直後において
フィルム給送機構のスプロケット軸の上端部のスプロケ
ット爪がフィルムの先端部の上縁側のパーフォレーショ
ンに係合しなかった状態を示す概略的な水平断面図; 第22図は、第1図のカメラにおいてカメラ本体にフィル
ム通路中に突出するよう設けられたフィルムガイドレー
ルが第21図の状態で役立つ様子を拡大し概略的に示す縦
断面図; 第23図は、従来のカメラにおいてカメラ本体にフィルム
通路中に突出するよう設けられたフィルムガイドレール
が第21図の状態でフィルムの上縁側のパーフォレーショ
ンの近傍を損傷する状態を拡大し概略的に示す縦断面
図; 第24図は、フィルムのオートローディング終了後におけ
る一撮影毎のフィルム一駒巻上げ作業に伴う第9図の駆
動系の動きを概略的に示すフローチャート; 第25図は、フィルムのオートローディング作業開始直後
におけるフィルムの先端部の垂れ下がりを原因とした上
記先端部の上縁側のパーフォレーションに対するスプロ
ケット軸の上端部のスプロケット爪の係合不全を解消す
る為に工夫された上記スプロケット爪の形状を拡大して
示す概略的な側面図; 第26図は、フィルムのオートローディング作業の前半部
中に高温高湿状態でスプロケット軸上に巻き付いたフィ
ルムの先端部をスプロケット軸上から分離してフィルム
巻取り機構のスプール上へと向かわせるガイド部材を示
す拡大された概略的な水平断面図; 第27図は、第26図のガイド部材の概略的な縦断面図; 第28図は、スプロケット軸に対応してカメラ本体にフィ
ルム通路中に突出するよう設けられたフィルム案内突起
を示す拡大された概略的な水平断面図; 第29図は、第28図のフィルム案内突起の概略的な縦断面
図; 第30図は、フィルムのオートローディング作業の開始直
後において第28図のフィルム案内突起の作用によりフィ
ルムの先端部の上縁側のパーフォレーションに対するス
プロケット軸の上端部のスプロケット爪の係合が良好に
行われた状態を示す拡大された概略的な水平断面図; 第31図は、フィルムのオートローディング作業の開始直
後においてフィルムの先端部の上縁側のパーフォレーシ
ョンに対するスプロケット軸の上端部のスプロケット爪
の係合を良好に行わせる為に工夫されたスプロケット爪
の平面形状を拡大して示す概略的な平面図; 第32図は、フィルムのオートローディング作業の開始直
後においてスプロケット軸上でフィルムの先端部が下縁
をスプロケット軸の半径方向における外方に開かせてし
まう様子を拡大して概略的に示す斜視図; 第33図は、第32図に示されたフィルムの傾向を防止する
為に第1図のカメラの裏蓋にスプロケット軸と対向して
設けられたフィルムガイド部材上のフィルムガイドレー
ルを拡大して概略的に示す縦断面図; 第34図及び第35図は、第33図のカメラの裏蓋のフィルム
ガイド部材上のフィルムガイドレールの作用によりフィ
ルムのオートローディング作業の開始直後にフィルムの
先端部の上縁側のパーフォレーションに対するスプロケ
ット軸の上端部のスプロケット爪の係合が良好に行わせ
る様子を拡大して順次示す概略的な水平断面図; 第36図は、この実施例のカメラにおけるスプロケット軸
の上端部のスプロケット爪がフィルムの先端部の上縁側
のパーフォレーションの多数の開口に対して1つ置きに
係合するような間隔でスプロケット軸の上端部の周面に
配置されているのとは異なり、上記スプロケット爪を上
記パーフォレーションの多数の開口に1つづつ係合する
ような間隔でスプロケット軸の上端部の周面に配置した
場合に、フィルムのオートローディング作業の開始直後
に生じるフィルム詰まり現象を拡大して示す概略的な水
平断面図; 第37図は、この実施例のカメラにおけるスプロケット軸
上端部におけるスプロケット爪の配置を拡大して概略的
に示す平面図; 第38図及び第39図は、第37図のスプロケット爪の配置と
同様に、第36図に示された如きフィルム詰まり現象を防
止することが出来るスプロケット爪の他の配置を拡大し
て概略的に示す平面図; 第40図は、この実施例のカメラにおけるスプロケット軸
の上端部におけるスプロケット爪の別の構成を示す拡大
された概略的な水平断面図; 第41図は、第40図のスプロケット爪の平面形状を良好に
示す為にさらに拡大された概略的な平面図; 第42図は、第40図のスプロケット爪によるフィルムのオ
ートローディング作業の開始直後における第1の状況を
示す拡大された概略的な水平断面図; 第43図,第44図,そして第45図は、第40図のスプロケッ
ト爪によるフィルムのオートローディング作業の前半部
における第2の状況を示す拡大された概略的な水平断面
図; 第46図は、第40図のスプロケット爪によるフィルムのオ
ートローディング作業の開始直後における第3の状況を
示す拡大された概略的な水平断面図; 第47図は、フィルムのオートローディング作業時に第40
図のスプロケット爪の構成と同様に作用するスプロケッ
ト爪の構成の変形例を拡大して概略的に示す平面図;そ
して 第48図は、この発明の一実施例に従ったカメラの変形例
を示す概略的な水平断面図である。 10……カメラ本体シャーシ、10a……逃げ部、12……パ
トローネ収納室,14……フィルム通路、36……後蓋、38
……スプール、38b……スプール駆動歯車、42……スプ
ロケット、42a,42b……係合爪、42c……スプロケット駆
動歯車列、46……パトローネ、48……フィルム、48a…
…上側パーフォレーション、48b……下側パーフォレー
ション、50……下側パトローネ押さえ、54……上側パト
ローネ押さえ、56……フィルムガイド対、56a,56b……
フィルムガイド、58……フィルムガイド対、58a,58b…
…フィルムガイド、60……ガイドローラ、68……駆動機
構、70……両方向モータ、72……スプロケット回転計測
ユニット、74……フィルムガイド部材、74a……ガイド
表面、94……フィルムガイドレール、100……遊星歯
車、102……内歯部材、102a……内歯、104……制御回
路、110……インボリュート曲線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−93724(JP,A) 特開 昭60−79339(JP,A) 特開 平2−149829(JP,A) 特開 平1−191835(JP,A) 特開 昭62−295036(JP,A) 特開 昭62−70822(JP,A) 特開 昭57−157232(JP,A) 特開 昭57−112734(JP,A) 実開 昭63−164731(JP,U) 実開 昭56−128634(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 17/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出力歯車を有した回転駆動源と; 回転駆動源の出力歯車から回転力が伝達され出力歯車か
    ら回転力が伝達されることにより所定の公転軌道上を公
    転する遊星歯車と; 遊星歯車の公転軌道上に位置した入力歯車を有したフィ
    ルム給送用スプロケットと; 遊星歯車の公転軌道上でフィルム給送用スプロケットの
    入力歯車から周方向に離間した位置に配置された入力歯
    車を有したフィルム巻取り用スプールと; フィルム給送用スプロケットによるフィルムの所定の給
    送量を測定するフィルム給送量測定手段と; 回転駆動源とフィルム給送量測定手段とに接続され、カ
    メラの後蓋の閉動作により回転駆動源を出力歯車が一方
    向に回転するよう制御して遊星歯車をフィルム給送用ス
    プロケットの入力歯車に噛み合わせ、回転駆動源からの
    回転力をフィルム給送用スプロケットに伝達させること
    によりフィルム給送用スプロケットにフィルムを給送さ
    せるとともに、フィルム給送量測定手段からのフィルム
    所定給送量測定信号を受けることにより回転駆動源を出
    力歯車が他方向に回転するよう制御して遊星歯車をフィ
    ルム巻取り用スプールの入力歯車に噛み合わせ、回転駆
    動源からの回転力をフィルム巻取り用スプールに伝達さ
    せることによりフィルム給送用スプロケットから所定量
    給送されたフィルムをフィルム巻取り用スプール上に巻
    き取らせる回転駆動源制御手段と; を備えたことを特徴とするカメラのフィルム巻取り機
    構。
  2. 【請求項2】出力歯車を有した回転駆動源と; 回転駆動源の出力歯車から回転力が伝達される太陽歯車
    と、太陽歯車に噛合した状態で遊星アームにより太陽歯
    車と連結された遊星歯車と、太陽歯車の半径方向におい
    て遊星歯車の外側に配置され太陽歯車上で公転する遊星
    歯車に噛合する弧状の内歯を含む内歯支持部材と、を有
    した遊星歯車機構と; 遊星歯車機構の遊星歯車の公転軌道上で内歯支持部材の
    一端の外側に配置された入力歯車を有したフィルム給送
    用スプロケットと; 遊星歯車機構の遊星歯車の公転軌道上で内歯支持部材の
    他端の外側に配置された入力歯車を有したフィルム巻取
    り用スプールと; フィルム給送用スプロケットによるフィルムの所定の給
    送量を測定するフィルム給送量測定手段と; 回転駆動源とフィルム給送量測定手段とに接続され、カ
    メラの後蓋の閉動作により回転駆動源を出力歯車が一方
    向に回転するよう制御して遊星歯車機構の遊星歯車をフ
    ィルム給送用スプロケットの入力歯車に噛み合わせ、回
    転駆動源からの回転力をフィルム給送用スプロケットに
    伝達させることによりフィルム給送用スプロケットにフ
    ィルムを給送させるとともに、フィルム給送量測定手段
    からのフィルム所定給送量測定信号を受けることにより
    回転駆動源を出力歯車が他方向に回転するよう制御して
    遊星歯車機構の遊星歯車をフィルム巻取り用スプールの
    入力歯車に噛み合わせ、回転駆動源からの回転力をフィ
    ルム巻取り用スプールに伝達させることによりフィルム
    給送用スプロケットから所定量給送されたフィルムをフ
    ィルム巻取り用スプール上に巻き取らせ、またフィルム
    給送用スプロケットへの回転駆動源からの回転力の伝達
    の開始後の所定時間以内にフィルム給送量測定手段から
    のフィルム所定給送量測定信号を受け取らない場合には
    遊星歯車機構の遊星歯車を内歯支持部材の内歯に噛合さ
    せるまで回転駆動源を出力歯車が他方向に回転するよう
    制御する回転駆動源制御手段と; を備えたことを特徴とするカメラのフィルム巻取り機
    構。
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