JPH09331589A - データ伝送経路の識別情報生成システム - Google Patents
データ伝送経路の識別情報生成システムInfo
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- JPH09331589A JPH09331589A JP14963696A JP14963696A JPH09331589A JP H09331589 A JPH09331589 A JP H09331589A JP 14963696 A JP14963696 A JP 14963696A JP 14963696 A JP14963696 A JP 14963696A JP H09331589 A JPH09331589 A JP H09331589A
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- Japan
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- information
- transmission path
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- Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
- Monitoring And Testing Of Exchanges (AREA)
- Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 上流切替部の抜去により下流切替部で誤った
フレームパルス遅延設定が行われること。 【解決手段】 切替部201内の識別情報保持部204
には上流切替部101からの最新情報の識別情報が格納
され、保護回路206には1つ前の情報の識別情報が格
納され、選択部209は上流切替部201が実装されて
いるか否かの情報を受け、実装されている場合は識別情
報保持部204からの識別情報を選択するが、抜去され
ている場合は保護回路206からの識別情報を選択す
る。この選択された識別情報に基づき下流切替部用の識
別情報が識別情報生成部208で生成され、識別情報挿
入部202にてその識別情報が情報に挿入され下流切替
部へ出力される。
フレームパルス遅延設定が行われること。 【解決手段】 切替部201内の識別情報保持部204
には上流切替部101からの最新情報の識別情報が格納
され、保護回路206には1つ前の情報の識別情報が格
納され、選択部209は上流切替部201が実装されて
いるか否かの情報を受け、実装されている場合は識別情
報保持部204からの識別情報を選択するが、抜去され
ている場合は保護回路206からの識別情報を選択す
る。この選択された識別情報に基づき下流切替部用の識
別情報が識別情報生成部208で生成され、識別情報挿
入部202にてその識別情報が情報に挿入され下流切替
部へ出力される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ伝送経路の識
別情報生成システムに関し、特に現用伝送路複数本に対
し予備伝送路1本を有する伝送システムにおけるデータ
伝送経路の識別情報生成システムに関する。
別情報生成システムに関し、特に現用伝送路複数本に対
し予備伝送路1本を有する伝送システムにおけるデータ
伝送経路の識別情報生成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】図2はデータ伝送経路の識別情報生成シ
ステムを含む同期端局装置の全体構成図である。
ステムを含む同期端局装置の全体構成図である。
【0003】同期端局装置とは、伝送システムの基準と
なるクロックに周波数同期したクロックによる伝送信号
の生成及び終端を行う装置である。
なるクロックに周波数同期したクロックによる伝送信号
の生成及び終端を行う装置である。
【0004】この同期端局装置は、装置あるいは伝送路
に故障が発生した時の通信回線を確保するために、現用
伝送路複数本に対し予備伝送路1本を有する伝送システ
ムで使用する端局装置である。
に故障が発生した時の通信回線を確保するために、現用
伝送路複数本に対し予備伝送路1本を有する伝送システ
ムで使用する端局装置である。
【0005】同図に示すように伝送系は、一例として、
4本の現用伝送路A〜Dと、1本の予備伝送路Eと、現
用伝送路A〜D夫々に設けられた高速インタフェース
(HSIF)500〜507と、予備伝送路Eに設けら
れた高速インタフェース(HSIF)508,509
と、予備及び現用伝送路A〜E夫々に設けられた切替部
510〜517と、予備及び現用伝送路A〜E夫々に設
けられた選択部520〜527とからなる。
4本の現用伝送路A〜Dと、1本の予備伝送路Eと、現
用伝送路A〜D夫々に設けられた高速インタフェース
(HSIF)500〜507と、予備伝送路Eに設けら
れた高速インタフェース(HSIF)508,509
と、予備及び現用伝送路A〜E夫々に設けられた切替部
510〜517と、予備及び現用伝送路A〜E夫々に設
けられた選択部520〜527とからなる。
【0006】この伝送系において、たとえば、現用伝送
路Bを使用しているとする。いま、この伝送路Bが正常
な場合は、情報は切替部511、高速インタフェース5
02、現用伝送路B、高速インタフェース503及び選
択部525を介して伝送される。
路Bを使用しているとする。いま、この伝送路Bが正常
な場合は、情報は切替部511、高速インタフェース5
02、現用伝送路B、高速インタフェース503及び選
択部525を介して伝送される。
【0007】一方、現用伝送路Bに障害が発生した場
合、情報は切替部511、選択部521、520、高速
インタフェース508、予備伝送路E、高速インタフェ
ース509、切替部514,515、選択部525を介
して伝送される。
合、情報は切替部511、選択部521、520、高速
インタフェース508、予備伝送路E、高速インタフェ
ース509、切替部514,515、選択部525を介
して伝送される。
【0008】次に、この伝送系の動作の概要について説
明する。まず、装置内基準クロック/フレームパルス生
成部(不図示)にて伝送システムの基準クロックに同期
した装置内クロック/フレームパルスが生成され、装置
内各部(本説明においては各切替部510〜517に同
一フレームで分配される。
明する。まず、装置内基準クロック/フレームパルス生
成部(不図示)にて伝送システムの基準クロックに同期
した装置内クロック/フレームパルスが生成され、装置
内各部(本説明においては各切替部510〜517に同
一フレームで分配される。
【0009】各切替部510〜517では、上流より入
力した信号をバッファメモリにて、分配された装置内ク
ロック/フレームパルスで読み出す(いわゆる、クロッ
ク/フレームパルスの乗せ換えである)。
力した信号をバッファメモリにて、分配された装置内ク
ロック/フレームパルスで読み出す(いわゆる、クロッ
ク/フレームパルスの乗せ換えである)。
【0010】これにより、上流からの信号が断となって
も下流の切替部にはクロック/フレームパルスが送信可
能となり、信号断の波及を最小限に押さえることが可能
となる。
も下流の切替部にはクロック/フレームパルスが送信可
能となり、信号断の波及を最小限に押さえることが可能
となる。
【0011】本伝送系のように、複数の現用伝送路を有
する場合、切替部も複数必要となる。
する場合、切替部も複数必要となる。
【0012】各切替部510〜517で前述したクロッ
ク/フレームパルスの乗せ換えが行われるため、切替部
を1段通過するたびに、バッファメモリの容量分及び信
号回路分の信号遅延が発生する。
ク/フレームパルスの乗せ換えが行われるため、切替部
を1段通過するたびに、バッファメモリの容量分及び信
号回路分の信号遅延が発生する。
【0013】即ち、図2のように切替部を4段有する場
合、切替部514から517に向かうに従って、信号遅
延は大きくなる。又、各切替部514〜517の上流切
替部からの入力信号の装置内フレームに対するフレーム
位相は切替部ごとに異なることになる。
合、切替部514から517に向かうに従って、信号遅
延は大きくなる。又、各切替部514〜517の上流切
替部からの入力信号の装置内フレームに対するフレーム
位相は切替部ごとに異なることになる。
【0014】切替部510〜517では、バッファメモ
リの小形化のため、入力信号の装置内フレームに対する
フレーム位相に合わせ、バッファメモリの読み出しフレ
ームパルスを遅延させる構成となっている。
リの小形化のため、入力信号の装置内フレームに対する
フレーム位相に合わせ、バッファメモリの読み出しフレ
ームパルスを遅延させる構成となっている。
【0015】各切替部510〜517での入力フレーム
位相は前述のように異なるため、バッファメモリの読み
出しフレームパルスの遅延量を決定するためには、自切
替部が何番目の切替部かを認識する必要がある。
位相は前述のように異なるため、バッファメモリの読み
出しフレームパルスの遅延量を決定するためには、自切
替部が何番目の切替部かを認識する必要がある。
【0016】このため、信号中に何番目の切替部かの識
別情報を挿入して下流切替部に送出し、下流切替部では
受信した識別情報から、自切替部が何番目の切替部かを
認識することにより、フレームパルス遅延部の遅延量を
決定するようにしている。
別情報を挿入して下流切替部に送出し、下流切替部では
受信した識別情報から、自切替部が何番目の切替部かを
認識することにより、フレームパルス遅延部の遅延量を
決定するようにしている。
【0017】次に、切替部の構成及び動作について説明
する。図3は従来の切替部の一例の構成図である。
する。図3は従来の切替部の一例の構成図である。
【0018】同図は現用伝送路Aの切替部514及び現
用伝送路Bの切替部515を一例として示している。
用伝送路Bの切替部515を一例として示している。
【0019】同図に示す切替部514〜517は同一構
成であるが、切替部515を主として説明する。
成であるが、切替部515を主として説明する。
【0020】切替部515は、上流(切替部514)か
ら入力される情報から識別情報を抽出し保持する識別情
報保持部204と、識別した情報があるフレーム数連続
して受信されるか否かを監視する識別情報監視部205
と、識別した情報があるフレーム数連続して受信された
ことにより、その識別情報が正しい情報として格納され
る保護回路206と、上流からのクロック、フレームパ
ルス、情報が入力され、そのクロックで情報が書き込ま
れるバッファメモリ203と、保護回路206で得られ
た識別情報に基づき自切替部515内のフレームパルス
をバッファメモリ203での最適読み出し位相にするた
めにフレームパルスの遅延を行うフレームパルス遅延部
207と、識別情報保持部204からの識別情報に基づ
き下流(切替部516)へ送出する識別情報を生成する
識別情報生成部208と、バッファメモリ203から読
み出した情報に識別情報生成部208で生成された識別
情報を挿入する識別情報挿入部202と、識別情報挿入
部202より出力された情報を分岐して出力する分岐部
220と、分岐部220の一方の分岐出力が入力される
選択部525とからなり、分岐部220の他方の分岐出
力は下流(切替部516)のバッファメモリへ出力され
る。
ら入力される情報から識別情報を抽出し保持する識別情
報保持部204と、識別した情報があるフレーム数連続
して受信されるか否かを監視する識別情報監視部205
と、識別した情報があるフレーム数連続して受信された
ことにより、その識別情報が正しい情報として格納され
る保護回路206と、上流からのクロック、フレームパ
ルス、情報が入力され、そのクロックで情報が書き込ま
れるバッファメモリ203と、保護回路206で得られ
た識別情報に基づき自切替部515内のフレームパルス
をバッファメモリ203での最適読み出し位相にするた
めにフレームパルスの遅延を行うフレームパルス遅延部
207と、識別情報保持部204からの識別情報に基づ
き下流(切替部516)へ送出する識別情報を生成する
識別情報生成部208と、バッファメモリ203から読
み出した情報に識別情報生成部208で生成された識別
情報を挿入する識別情報挿入部202と、識別情報挿入
部202より出力された情報を分岐して出力する分岐部
220と、分岐部220の一方の分岐出力が入力される
選択部525とからなり、分岐部220の他方の分岐出
力は下流(切替部516)のバッファメモリへ出力され
る。
【0021】尚、各切替部514〜517へのクロック
及びフレームパルスは切替部514〜517の外部に設
けられた装置内基準クロック/フレームパルス生成部5
30より同一フレーム位相でフレームパルス遅延部(2
07,107等)へ分配される。
及びフレームパルスは切替部514〜517の外部に設
けられた装置内基準クロック/フレームパルス生成部5
30より同一フレーム位相でフレームパルス遅延部(2
07,107等)へ分配される。
【0022】即ち、バッファメモリ203から情報を読
み出す際にクロック/フレームパルスの乗せ換えが行わ
れる。
み出す際にクロック/フレームパルスの乗せ換えが行わ
れる。
【0023】次に、動作について説明する。識別情報保
持部204は切替部514の分岐部120より入力され
た情報より識別情報を抽出する。その識別情報は識別情
報監視部205にてあるフレーム数連続して同一の識別
情報が受信されるか否かが調べられる。
持部204は切替部514の分岐部120より入力され
た情報より識別情報を抽出する。その識別情報は識別情
報監視部205にてあるフレーム数連続して同一の識別
情報が受信されるか否かが調べられる。
【0024】そして、その識別情報があるフレーム数連
続して受信された場合、識別情報監視部205はその識
別情報を正しいものと判断し保護回路206に格納す
る。
続して受信された場合、識別情報監視部205はその識
別情報を正しいものと判断し保護回路206に格納す
る。
【0025】一方、あるフレーム数連続して受信されな
かった場合、識別情報監視部205はその識別情報を誤
りの情報と判断し保護回路206に格納しない。
かった場合、識別情報監視部205はその識別情報を誤
りの情報と判断し保護回路206に格納しない。
【0026】バッファメモリ203には切替部514の
分岐部120より切替部514のクロック、フレームパ
ルスにて情報が格納される。
分岐部120より切替部514のクロック、フレームパ
ルスにて情報が格納される。
【0027】一方、フレームパルス遅延部207へは装
置内基準クロック/フレームパルス生成部530より装
置内基準クロック/フレームパルスが入力されるが、そ
のクロック/フレームパルスには保護回路206から読
み出した識別情報に基づき、所定の遅延が与えられ、そ
の遅延後のフレームパルスでバッファメモリ203より
情報が読み出される。
置内基準クロック/フレームパルス生成部530より装
置内基準クロック/フレームパルスが入力されるが、そ
のクロック/フレームパルスには保護回路206から読
み出した識別情報に基づき、所定の遅延が与えられ、そ
の遅延後のフレームパルスでバッファメモリ203より
情報が読み出される。
【0028】識別情報生成部208は識別情報保持部2
04より読み出した識別情報に基づき下流(切替部51
6)へ送出すべき識別情報を生成する。そして、生成さ
れた識別情報は識別情報挿入部202にてバッファメモ
リ203より読み出した情報に挿入され、分岐部220
へ出力される。
04より読み出した識別情報に基づき下流(切替部51
6)へ送出すべき識別情報を生成する。そして、生成さ
れた識別情報は識別情報挿入部202にてバッファメモ
リ203より読み出した情報に挿入され、分岐部220
へ出力される。
【0029】そして、分岐部220からの情報は選択部
525及び下流(切替部516)へ送出される。
525及び下流(切替部516)へ送出される。
【0030】ここで、上流(切替部514)が抜去され
ると、入力クロック/フレームパルスがなくなるため、
識別情報の確認ができなくなる。この時は抜去される直
前の識別情報が識別情報保持部204に保持されている
ため、この識別情報保持部204より識別情報を読み出
して下流切替部516への識別情報の送出が行われる。
ると、入力クロック/フレームパルスがなくなるため、
識別情報の確認ができなくなる。この時は抜去される直
前の識別情報が識別情報保持部204に保持されている
ため、この識別情報保持部204より識別情報を読み出
して下流切替部516への識別情報の送出が行われる。
【0031】この場合、再度切替部514を挿入して
も、下流切替部への抜去前の入力識別情報に基づく識別
情報が送出されているため、挿入により識別情報が変化
することはない。
も、下流切替部への抜去前の入力識別情報に基づく識別
情報が送出されているため、挿入により識別情報が変化
することはない。
【0032】尚、この種の伝送路切り替えに関する技術
が特開平4−33438号公報及び特開昭61−146
038号公報に開示されている。
が特開平4−33438号公報及び特開昭61−146
038号公報に開示されている。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】しかし、抜去の仕方に
よっては一時的にコネクタの接触、剥離を繰り返す場合
があり、これにより信号線に雑音が生じ、誤った情報を
取り込む場合があり、これによりクロック/フレームパ
ルスの乗せ換えが正常に行われなくなる場合があった。
よっては一時的にコネクタの接触、剥離を繰り返す場合
があり、これにより信号線に雑音が生じ、誤った情報を
取り込む場合があり、これによりクロック/フレームパ
ルスの乗せ換えが正常に行われなくなる場合があった。
【0034】図4は切替部に入力されるフレームパルス
と情報のタイミングチャート、図5は上流切替部抜去時
に切替部に入力されるフレームパルスと情報のタイミン
グチャートである。
と情報のタイミングチャート、図5は上流切替部抜去時
に切替部に入力されるフレームパルスと情報のタイミン
グチャートである。
【0035】図4はフレームパルスの入力から数えてa
ビット目の所に識別情報が挿入されていることを示して
いる。
ビット目の所に識別情報が挿入されていることを示して
いる。
【0036】図5は切替部514が抜去された時の切替
部514から切替部515に入ってくるフレームパルス
信号と情報中の識別情報の関係を示したものであり、正
常なフレームパルスのbビット後に切替部514が抜去
された時の雑音Pがフレームパルス信号に現れてしま
い、これが誤ってフレームパルスとして切替部515に
入力される。
部514から切替部515に入ってくるフレームパルス
信号と情報中の識別情報の関係を示したものであり、正
常なフレームパルスのbビット後に切替部514が抜去
された時の雑音Pがフレームパルス信号に現れてしま
い、これが誤ってフレームパルスとして切替部515に
入力される。
【0037】例えば、切替部が5つ接続された系でこの
ような状況が発生したとして、仮に図4,5に示すよう
に識別情報が4ビットの値に規定されているとして問題
となる内容を説明する。
ような状況が発生したとして、仮に図4,5に示すよう
に識別情報が4ビットの値に規定されているとして問題
となる内容を説明する。
【0038】5つの切替部に夫々、「0000」が切替
部1を示す識別情報、「0001」が切替部2を示す識
別情報、「0010」が切替部3を示す識別情報、「0
011」が切替部4を示す識別情報、「0100」が切
替部5を示す識別情報というように、上流からの識別情
報に「1」を加算した識別情報を下流の切替部への識別
情報として送出している場合に切替部2を抜去した時、
識別情報でないただのデータ「××××」の部分が「0
101」〜「1110」の10種のいずれかであったな
ら、切替部2内の識別情報生成部で「1」加算されて下
流の切替部3へ出力されても、切替部3の識別情報監視
部ではそれは読み込まれないようになっており、誤った
フレームパルス遅延設定は行われない。
部1を示す識別情報、「0001」が切替部2を示す識
別情報、「0010」が切替部3を示す識別情報、「0
011」が切替部4を示す識別情報、「0100」が切
替部5を示す識別情報というように、上流からの識別情
報に「1」を加算した識別情報を下流の切替部への識別
情報として送出している場合に切替部2を抜去した時、
識別情報でないただのデータ「××××」の部分が「0
101」〜「1110」の10種のいずれかであったな
ら、切替部2内の識別情報生成部で「1」加算されて下
流の切替部3へ出力されても、切替部3の識別情報監視
部ではそれは読み込まれないようになっており、誤った
フレームパルス遅延設定は行われない。
【0039】しかし、偶然に識別情報ではないただのデ
ータ「××××」の部分が、例えば「0010」であっ
た場合には切替部2内の識別情報生成部で「1」加算さ
れて「0011」として切替部3へ出力され、切替部3
では切替部4を示す識別情報として受け入れられてしま
い、切替部3であるのに誤って切替部4としてのフレー
ムパルス遅延設定が行われてしまうという問題があっ
た。
ータ「××××」の部分が、例えば「0010」であっ
た場合には切替部2内の識別情報生成部で「1」加算さ
れて「0011」として切替部3へ出力され、切替部3
では切替部4を示す識別情報として受け入れられてしま
い、切替部3であるのに誤って切替部4としてのフレー
ムパルス遅延設定が行われてしまうという問題があっ
た。
【0040】そこで本発明の目的は、上流切替部の抜去
により下流切替部で誤ったフレームパルス遅延設定が行
われるのを防止することが可能なデータ伝送経路の識別
情報生成システムを提供することにある。
により下流切替部で誤ったフレームパルス遅延設定が行
われるのを防止することが可能なデータ伝送経路の識別
情報生成システムを提供することにある。
【0041】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、現用伝送路複数本に対し予備伝送路1本を
有する伝送システムにおけるデータ伝送経路の識別情報
生成システムであって、各々の現用伝送路は自伝送路又
は前記予備伝送路に伝送路を切り替える切替手段を有
し、前記切替手段は、前記予備伝送路及び他の切替手段
を介して入力された情報よりデータ伝送経路を示す識別
情報を抽出する識別情報抽出手段と、1つ前の情報の識
別情報が格納される識別情報格納手段と、上流切替手段
が実装されているか否かの情報が入力され、その情報に
基づき前記識別情報抽出手段又は前記識別情報格納手段
より前記識別情報を選択出力する識別情報選択手段と、
を含むことを特徴とする。
に本発明は、現用伝送路複数本に対し予備伝送路1本を
有する伝送システムにおけるデータ伝送経路の識別情報
生成システムであって、各々の現用伝送路は自伝送路又
は前記予備伝送路に伝送路を切り替える切替手段を有
し、前記切替手段は、前記予備伝送路及び他の切替手段
を介して入力された情報よりデータ伝送経路を示す識別
情報を抽出する識別情報抽出手段と、1つ前の情報の識
別情報が格納される識別情報格納手段と、上流切替手段
が実装されているか否かの情報が入力され、その情報に
基づき前記識別情報抽出手段又は前記識別情報格納手段
より前記識別情報を選択出力する識別情報選択手段と、
を含むことを特徴とする。
【0042】
【発明の実施の形態】本発明によれば、上流切替部を抜
去する直前の識別情報が識別情報抽出手段により抽出さ
れ、その識別情報より1つ前に抽出された識別情報が識
別情報格納手段に格納されると共に、識別情報抽出手段
で抽出された識別情報及び識別情報格納手段に格納され
た識別情報のいずれかが識別情報選択手段により選択出
力される。
去する直前の識別情報が識別情報抽出手段により抽出さ
れ、その識別情報より1つ前に抽出された識別情報が識
別情報格納手段に格納されると共に、識別情報抽出手段
で抽出された識別情報及び識別情報格納手段に格納され
た識別情報のいずれかが識別情報選択手段により選択出
力される。
【0043】一方、識別情報選択手段には上流切替手段
が実装されているか否かの情報が入力され、識別情報選
択手段は上流切替手段が実装されていない(即ち、上流
切替手段が抜去されている)場合には識別情報格納手段
に格納された識別情報を選択出力し、上流切替手段が実
装されている(即ち、上流切替手段が抜去されていな
い)場合には識別情報抽出手段に格納された識別情報を
選択出力する。
が実装されているか否かの情報が入力され、識別情報選
択手段は上流切替手段が実装されていない(即ち、上流
切替手段が抜去されている)場合には識別情報格納手段
に格納された識別情報を選択出力し、上流切替手段が実
装されている(即ち、上流切替手段が抜去されていな
い)場合には識別情報抽出手段に格納された識別情報を
選択出力する。
【0044】以下、本発明の実施の形態について添付図
面を参照しながら説明する。図1は本発明に係るデータ
伝送経路の識別情報生成システムの一例の構成図であ
る。同図において、切替部101は従来例の切替部51
4に対応するものであり、切替部201は従来例の切替
部515に対応するものである。
面を参照しながら説明する。図1は本発明に係るデータ
伝送経路の識別情報生成システムの一例の構成図であ
る。同図において、切替部101は従来例の切替部51
4に対応するものであり、切替部201は従来例の切替
部515に対応するものである。
【0045】切替部101と切替部201の構成は従来
例と同様に同一であるが、主として切替部201につい
て説明する。
例と同様に同一であるが、主として切替部201につい
て説明する。
【0046】切替部201が従来の切替部515と異な
る点は、従来の切替部515に選択部209を追加した
点である(切替部101については選択部109が相当
する。)。その他の構成については従来の切替部515
と同様なので各構成部分には同一番号を付し、説明を省
略する。
る点は、従来の切替部515に選択部209を追加した
点である(切替部101については選択部109が相当
する。)。その他の構成については従来の切替部515
と同様なので各構成部分には同一番号を付し、説明を省
略する。
【0047】選択部209には保護回路206からの識
別情報と識別情報保持部204からの識別情報との両者
が入力される。
別情報と識別情報保持部204からの識別情報との両者
が入力される。
【0048】一方、この選択部209を制御する制御信
号Qが外部から選択部209へ入力される。この制御信
号Qは上流切替部(切替部201に対しては切替部10
1が上流切替部となる。)が実装されている場合は、例
えば高レベル信号Q1となり、上流切替部が未実装、即
ち抜去されている場合は低レベル信号Q2となる。
号Qが外部から選択部209へ入力される。この制御信
号Qは上流切替部(切替部201に対しては切替部10
1が上流切替部となる。)が実装されている場合は、例
えば高レベル信号Q1となり、上流切替部が未実装、即
ち抜去されている場合は低レベル信号Q2となる。
【0049】そして、選択部209で選択された識別情
報が識別情報生成部208へ入力される。
報が識別情報生成部208へ入力される。
【0050】又、識別情報保持部204に格納される識
別情報は、上流切替部101より入力された最新の情報
より抽出された識別情報であり、保護回路206に格納
される識別情報は最新の識別情報より1つ前に入力され
た識別情報である。なぜならば、保護回路206には、
識別情報監視部205で所望の同一の識別情報があるフ
レーム数連続して受信されたと判断された時のみ、その
識別情報が格納されるからである。
別情報は、上流切替部101より入力された最新の情報
より抽出された識別情報であり、保護回路206に格納
される識別情報は最新の識別情報より1つ前に入力され
た識別情報である。なぜならば、保護回路206には、
識別情報監視部205で所望の同一の識別情報があるフ
レーム数連続して受信されたと判断された時のみ、その
識別情報が格納されるからである。
【0051】従って、切替部101が抜去され、その
時、図5に示すような雑音Pがフレームパルスよりbビ
ット後に発生した場合、切替部201は雑音Pを誤って
フレームパルスと認知してしまう。これにより、識別情
報保持部204には誤った識別情報が格納されることに
なる。
時、図5に示すような雑音Pがフレームパルスよりbビ
ット後に発生した場合、切替部201は雑音Pを誤って
フレームパルスと認知してしまう。これにより、識別情
報保持部204には誤った識別情報が格納されることに
なる。
【0052】一方、保護回路206にはこの識別情報よ
り1つ前、即ち、切替部101が抜去される前の識別情
報が格納されており、この識別情報は正しい情報であ
る。従って、切替部101が抜去された場合は、保護回
路206より識別情報を取り出せばよいことになる。
り1つ前、即ち、切替部101が抜去される前の識別情
報が格納されており、この識別情報は正しい情報であ
る。従って、切替部101が抜去された場合は、保護回
路206より識別情報を取り出せばよいことになる。
【0053】即ち、上流切替部が実装されている場合は
高レベルの制御信号Q1が選択部209に入力され、選
択部209は識別情報保持部204からの識別情報を選
択して識別情報生成部208へ出力する。
高レベルの制御信号Q1が選択部209に入力され、選
択部209は識別情報保持部204からの識別情報を選
択して識別情報生成部208へ出力する。
【0054】一方、上流切替部が抜去されている場合は
低レベルの制御信号Q2が選択部209に入力され、選
択部209は保護回路206からの識別情報を選択して
識別情報生成部208へ出力する。
低レベルの制御信号Q2が選択部209に入力され、選
択部209は保護回路206からの識別情報を選択して
識別情報生成部208へ出力する。
【0055】尚、保護回路206からの識別情報に基づ
き、フレームパルス遅延部207にてバッファメモリ2
03からの情報の読み出しフレームパルスの位相同期を
取ること(即ち、クロック及びフレームパルスの乗せ換
えを行うこと)と、識別情報生成部208で生成された
識別情報が識別情報挿入部202にて情報に挿入され、
下流の切替部に送出されることは従来例と同様である。
き、フレームパルス遅延部207にてバッファメモリ2
03からの情報の読み出しフレームパルスの位相同期を
取ること(即ち、クロック及びフレームパルスの乗せ換
えを行うこと)と、識別情報生成部208で生成された
識別情報が識別情報挿入部202にて情報に挿入され、
下流の切替部に送出されることは従来例と同様である。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、現用伝送路複数本に対
し予備伝送路1本を有する伝送システムにおけるデータ
伝送経路の識別情報生成システムであって、各々の現用
伝送路は自伝送路又は前記予備伝送路に伝送路を切り替
える切替手段を有し、前記切替手段は、前記予備伝送路
及び他の切替手段を介して入力された情報よりデータ伝
送経路を示す識別情報を抽出する識別情報抽出手段と、
1つ前の情報の識別情報が格納される識別情報格納手段
と、上流切替手段が実装されているか否かの情報が入力
され、その情報に基づき前記識別情報抽出手段又は前記
識別情報格納手段より前記識別情報を選択出力する識別
情報選択手段と、を含み構成されるため、上流切替手段
が抜去された場合、その情報を識別情報選択手段で受
け、その情報に基づき識別情報選択手段が識別情報格納
手段に格納されている1つ前の識別情報を選択すること
により正しい識別情報を得ることができる。
し予備伝送路1本を有する伝送システムにおけるデータ
伝送経路の識別情報生成システムであって、各々の現用
伝送路は自伝送路又は前記予備伝送路に伝送路を切り替
える切替手段を有し、前記切替手段は、前記予備伝送路
及び他の切替手段を介して入力された情報よりデータ伝
送経路を示す識別情報を抽出する識別情報抽出手段と、
1つ前の情報の識別情報が格納される識別情報格納手段
と、上流切替手段が実装されているか否かの情報が入力
され、その情報に基づき前記識別情報抽出手段又は前記
識別情報格納手段より前記識別情報を選択出力する識別
情報選択手段と、を含み構成されるため、上流切替手段
が抜去された場合、その情報を識別情報選択手段で受
け、その情報に基づき識別情報選択手段が識別情報格納
手段に格納されている1つ前の識別情報を選択すること
により正しい識別情報を得ることができる。
【0057】従って、上流切替手段の抜去により誤った
フレームパルス遅延設定が行われるのを防止することが
可能となる。
フレームパルス遅延設定が行われるのを防止することが
可能となる。
【図1】本発明に係るデータ伝送経路の識別情報生成シ
ステムの一例の構成図である。
ステムの一例の構成図である。
【図2】データ伝送経路の識別情報生成システムを含む
同期端局装置の全体構成図である。
同期端局装置の全体構成図である。
【図3】従来の切替部の一例の構成図である。
【図4】切替部に入力されるフレームパルスと情報のタ
イミングチャートである。
イミングチャートである。
【図5】上流切替部抜去時に切替部に入力されるフレー
ムパルスと情報のタイミングチャートである。
ムパルスと情報のタイミングチャートである。
201 切替部 202 識別情報挿入部 203 バッファメモリ 204 識別情報保持部 205 識別情報監視部 206 保護回路 207 フレームパルス遅延部 A〜D 現用伝送路 E 予備伝送路
Claims (4)
- 【請求項1】 現用伝送路複数本に対し予備伝送路1本
を有する伝送システムにおけるデータ伝送経路の識別情
報生成システムであって、 各々の現用伝送路は自伝送路又は前記予備伝送路に伝送
路を切り替える切替手段を有し、 前記切替手段は、前記予備伝送路及び他の切替手段を介
して入力された情報よりデータ伝送経路を示す識別情報
を抽出する識別情報抽出手段と、1つ前の情報の識別情
報が格納される識別情報格納手段と、上流切替手段が実
装されているか否かの情報が入力され、その情報に基づ
き前記識別情報抽出手段又は前記識別情報格納手段より
前記識別情報を選択出力する識別情報選択手段と、 を含むことを特徴とするデータ伝送経路の識別情報生成
システム。 - 【請求項2】 前記識別情報選択手段は、前記上流切替
手段が実装されていないとの情報を受けた場合、前記識
別情報格納手段より前記識別情報を選択出力し、前記上
流切替手段が実装されているとの情報を受けた場合、前
記識別情報抽出手段より前記識別情報を選択出力する手
段であることを特徴とする請求項1記載のデータ伝送経
路の識別情報生成システム。 - 【請求項3】 前記識別情報格納手段より取り出した識
別情報に基づき、上流からの情報と共に入力したクロッ
ク及びフレームパルスの乗せ換えを行う乗せ換え手段を
さらに含むことを特徴とする請求項1又は2記載のデー
タ伝送経路の識別情報生成システム。 - 【請求項4】 前記識別情報選択手段より出力される識
別情報に基づき、新たな識別情報を生成し、その識別情
報を上流からの情報に挿入して下流の切替手段に対し出
力する識別情報挿入手段をさらに含むことを特徴とする
請求項1〜3いずれかに記載のデータ伝送経路の識別情
報生成システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08149636A JP3106962B2 (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | データ伝送経路の識別情報生成システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08149636A JP3106962B2 (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | データ伝送経路の識別情報生成システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09331589A true JPH09331589A (ja) | 1997-12-22 |
JP3106962B2 JP3106962B2 (ja) | 2000-11-06 |
Family
ID=15479565
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08149636A Expired - Fee Related JP3106962B2 (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | データ伝送経路の識別情報生成システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3106962B2 (ja) |
-
1996
- 1996-06-12 JP JP08149636A patent/JP3106962B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3106962B2 (ja) | 2000-11-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |