JP3166063B2 - 無瞬断切替方法 - Google Patents

無瞬断切替方法

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JP3166063B2
JP3166063B2 JP00920696A JP920696A JP3166063B2 JP 3166063 B2 JP3166063 B2 JP 3166063B2 JP 00920696 A JP00920696 A JP 00920696A JP 920696 A JP920696 A JP 920696A JP 3166063 B2 JP3166063 B2 JP 3166063B2
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武史 小池
康志 高木
正彦 高谷
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Oki Electric Industry Co Ltd
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばATM交換
機などにおいて、同一の処理を行う機能ブロックを2つ
用意して、片方が故障しても正常動作を行えるようにし
た1+1冗長構成における無瞬断切替方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の1+1冗長構成における
切替方法を説明するための説明図である。図において、
10〜13は例えば、ATM(Asynchronou
s Transfer Mode:非同期転送モード)
交換機内部において、ある処理を行う機能ブロックであ
り、機能ブロックA10、機能ブロックB11,12、
機能ブロックC13は一連したブロックとなっている。
また、機能ブロックB11,12は同一の処理を行う機
能ブロックであり、片方が故障しても、正常動作を行え
るように、2つの機能ブロックB(0系/1系)を設け
ているものである。
【0003】20は機能ブロックB11,12内でクロ
ックの位相の同期及び機能ブロック内部のセル位相の同
期をとるためのクロックセル乗せ換え用ES(Elas
tic Store memory:エラスティック・
ストア・メモリ)、21は機能ブロックBである処理を
行う処理A、22,23は機能ブロックC13内でクロ
ックの位相の同期及び機能ブロック内部のセル位相の同
期をとるためのクロックセル乗せ換え用ESa ,ESb
、24はESa 22,ESb 23からのデータを切り
替えて出力するセレクタである。
【0004】ここで、機能ブロックB(0系)11、機
能ブロックB(1系)12及び機能ブロックC13内
の、ES20、ESa 22及びESb 23は、ATM交
換機などは、高速なクロックを用いて動作しているもの
であるが、各機能ブロック11,12,13へのクロッ
クを単一のクロック源から分配しても、高速なクロック
であるので、そのクロック源から各機能ブロック11,
12,13に達するまでの遅延時間差が生じてしまい、
各機能ブロック11,12,13でのクロックの位相は
同期がとれていないため、そのクロックの位相の同期を
とるために、クロック乗せ換え用として設けられている
ものである。また、各ブロック内部のセル位相に関して
も、各ブロック独自に生成しているものであり、各ブロ
ック間でセル位相が異なっているため、そのセル位相を
各ブロックごとに内部位相に合わせ込むために設けられ
ているものである。
【0005】そして、このES20、ESa 22及びE
Sb 23により、クロック乗せ換えを行うために、機能
ブロックB(0系)11及び機能ブロックB(1系)1
2の各ES20の出力信号は異なる位相をもつ信号とな
っている。また、機能ブロックC13のESa 22及び
ESb 23の出力信号も同様に異なる位相をもつ信号と
なっている。
【0006】また、セレクタ24は機能ブロックB(0
系)11及び機能ブロックB(1系)12からアクト/
スタンバイ状態を受け取り、そのアクト/スタンバイ状
態に基づいて切替を行い、機能ブロックB(0系)11
及び機能ブロックB(1系)12からのデータのどちら
かを出力する。
【0007】また、機能ブロックBは、上位ソフトによ
って、監視されており、障害発生時に他系への切替が行
われ、また、見つかりずらい障害を検出できるように、
両系が正常である場合にも、定期的に切替が行われるよ
うになっている。
【0008】ここで、機能ブロックBのアクト系が0系
(1系がスタンバイ)となっている場合に、機能ブロッ
クBのアクト系を1系に変更する際、機能ブロックBの
0系/1系個別に、上位ソフトから指示され、機能ブロ
ックBは上位ソフトからのアクト化指示/スタンバイ化
指示を受け取ると、機能ブロックCへ自機能ブロックの
状態を報告するようになっている。
【0009】次に、従来の機能ブロックBの切替動作に
ついて説明する。図5は従来の機能ブロックBの切替動
作を説明するための説明図である。まず、図5の(a)
に示すように、機能ブロックA10からは、C1〜C1
0までのセルが送出されている。
【0010】そして、機能ブロックB(0系)11のE
S20により、クロック乗せ換えを行うために、そのE
S出力は、図5の(b)に示すように、機能ブロックA
10からの出力タイミングに対して、α時間遅延したデ
ータとなっている。また、機能ブロックB(1系)12
のES20により、クロック乗せ換えを行うために、そ
のES出力は、図5の(e)に示すように、機能ブロッ
クA10からの出力タイミングに対して、β時間遅延し
たデータとなっている。
【0011】ここで、上位ソフトが、図5の(c)に示
すように、機能ブロックB(0系)11に対してES出
力データのC4セルの途中の時間、図5の(f)に示す
ように、機能ブロックB(1系)12に対してES出力
データのC4セルの途中の時間に、アクト/スタンバイ
切替を指示すると、図5の(d)、(g)に示すよう
に、機能ブロックBの0/1系は両方とも、切替指示直
後のセルであるC5セルの先頭からアクト/スタンバイ
状態を切り替える。
【0012】そして、機能ブロックC13のESa 22
により、クロック乗せ換えを行うために、そのESa 出
力は、図5の(h)に示すように、機能ブロックB(0
系)11のES出力に対してγ時間遅延したデータとな
っている。また、機能ブロックC13のESb 23によ
り、クロック乗せ換えを行うために、そのESb 出力
は、図5の(j)に示すように、機能ブロックB(1
系)12のES出力に対してδ時間遅延したデータとな
っている。
【0013】ここで、図5の(h)、(j)に示すよう
に、機能ブロックC13のESa /ESb 出力を比較す
ると、1セル分データ遅延がずれている。また、同様
に、機能ブロックC13が0/1系の機能ブロックB1
1,12から入力した機能ブロックBのアクト/スタン
バイ状態もESa /ESb 通過後は、1セル分の遅延が
発生している。
【0014】また、機能ブロックC13のセレクタ24
はこの機能ブロックC13内部で認識している機能ブロ
ックB11,12のアクト/スタンバイ状態により決定
するが、機能ブロックB11,12の切替タイミングの
1セル時間分が両系ともアクト状態になってしまうため
に、図5の(l)に示すように、0/1系どちらを選択
するか不定となってしまう。
【0015】但し、両系ともアクト状態又はスタンバイ
状態の場合に、セレクタ選択状態をその前のセルと同じ
選択状態とすれば、セレクタ選択は0系となり、機能ブ
ロックCのセレクタ出力データの不定部分はC4セルと
なり、この場合、図5の(m)に示すように、C5セル
が廃棄されることになる。
【0016】また、両系ともアクト状態又はスタンバイ
状態の場合に、セレクタ選択状態を後から変化したほう
の状態を有効とすると、セレクタ選択は1系となり、機
能ブロックC13のセレクタ出力データの不定部分はC
5セルとなり、この場合、C4セルが廃棄されることに
なる。
【0017】ここでは、0系から1系への切替を説明し
たが、1系から0系への切替の場合にはC4セル又はC
5セルが重複し、同じデータセルが出力されてしまうこ
とになる。また、図5では、上位ソフト指示を機能ブロ
ックB11,12のES出力データのC4セルの途中の
時間で切替指示をする例を示したが、機能ブロックB
(1系)12のC5セルの先頭から機能ブロックB(0
系)11のC4セルの終わりまでの時間に上位ソフトが
機能ブロックBの両系に指示を出した場合は、0/1系
の機能ブロックBの切替タイミングは各々、C5セル/
C6セルの先頭から切り替わり、機能ブロックCのセレ
クタ選択後は図5の結果と同様に、セル廃棄が発生して
しまう。
【0018】さらに、上位ソフト指示が0/1系の機能
ブロックBに異なるタイミングで指示されると、まった
く異なるセルからアクト/スタンバイが切り替わり、セ
ルの重複/廃棄が発生する。尚、この説明では簡略化の
ため機能ブロックA10、機能ブロックC13が2重化
されていないが、2重化の構成も同様の動作を行ってい
る。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
無瞬断切替方法では、機能ブロックB(0系)11にス
タンバイ化、機能ブロックB(1系)12にアクト化と
いう指示を上位ソフトが個別に行い、機能ブロックA1
0から機能ブロックB11,12を経由して機能ブロッ
クC13に伝達される信号が、機能ブロックC13のE
Sa /ESb 出力で異なる位相をもち、さらに、機能ブ
ロックB(0系)11、機能ブロックB(0系)12か
ら機能ブロックC13に報告されるアクト/スタンバイ
状態が一時的につじつまの合わない状態(両系ともアク
ト状態又は両系ともスタンバイ状態になる)になってし
まうため、セレクタ24により切替られる際に、信号の
瞬断(セルの廃棄/重複)が発生してしまうという問題
点があった。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明に係る無瞬断切替
方法は、所定長のセルデータの処理を行う機能ブロック
を2重化し、1+1冗長構成にした一連の機能ブロック
群における、2重化された機能ブロックのアクト又はス
タンバイの切替方法において、2重化された機能ブロッ
クのアクト又はスタンバイを切り替える指示があると、
切替を行う前段の機能ブロックにより無効セルデータ部
分を切替指示を示す切替タイミングセルデータに置き換
え、その置き換えられた切替タイミングセルデータに基
づいて、2重化された機能ブロックのアクト又はスタン
バイを切り替えるので、前段の機能ブロックからの同一
の切替タイミングセルデータにより、2重化された機能
ブロックのアクト又はスタンバイが切り替えられる。
【0021】
【発明の実施の形態】
実施形態1.図1は、本発明の一実施形態に係る無瞬断
切替方法を説明するための説明図である。図において、
1は機能ブロックA10の出力段に設けられた機能ブロ
ックB11,12のアクト/スタンバイ切替タイミング
を示す切替タイミングセル(ATC)を挿入する挿入ブ
ロックであり、他の構成は従来例と同様である。
【0022】また、従来例と同様に、各機能ブロック1
1,12,13でのクロックの位相及びセルの位相は同
期がとれていないため、そのクロックの位相の同期及び
機能ブロック内部のセル位相の同期をとるために、クロ
ックセル乗せ換え用として、ES20、ESa 22及び
ESb 23を設け、このES20、ESa 22及びES
b 23により、クロックセル乗せ換えを行うために、機
能ブロックB(0系)11及び機能ブロックB(1系)
12の各ES20の出力信号は異なる位相をもつ信号と
なっている。また、機能ブロックC13のESa 22及
びESb 23の出力信号は、双方のクロック位相、セル
位相の境界は同一であるが中身のデータはセル単位に異
なる位相をもつ信号となっている。
【0023】また、機能ブロックA10の挿入ブロック
1には、ATM交換機外部から挿入される空セルやAT
M交換機内部のクロックに乗せ換える際に発生する空セ
ルなどユーザデータの存在しないセルが存在したセルが
入力されており、挿入ブロック1では、上位ソフトの指
示により機能ブロックB11,12のアクト/スタンバ
イを切り替える指示を行う切替タイミングセルをユーザ
データの存在しないセルに挿入するが、通常はなにも挿
入しないようになっている。
【0024】また、機能ブロックB11,12の処理A
21では機能ブロックC13に出力する主信号(セル)
に自機能ブロックのアクト/スタンバイ状態を表示して
おり、機能ブロックC13のセレクタ24では、機能ブ
ロックB(0系)11及び機能ブロックB(1系)12
から入力された主信号(セル)にマッピングされた機能
ブロックBのアクト/スタンバイ状態を読み取り、アク
ト系の主信号(セル)を選択するようになっている。
【0025】そして、上位ソフトにて機能ブロックB1
1,12の切替を行うには、上位ソフトが機能ブロック
B11,12のアクト/スタンバイを切り替える場合、
機能ブロックA10に対して機能ブロックB11,12
の切替指示を行う。
【0026】そして、機能ブロックA10の挿入ブロッ
ク1ではこの上位ソフト指示に従い、機能ブロックB1
1,12のアクト/スタンバイを切り替える指示を行う
切替タイミングセルを機能ブロックB11,12に出力
する主信号に挿入する。
【0027】また、機能ブロックBでは機能ブロックA
から入力した切替タイミングセルによりその切替タイミ
ングセルを除いてそれ以降のセルからアクト/スタンバ
イ状態を切り替えるとともに、機能ブロックCに出力す
るセルに対して、アクト/スタンバイ状態を変更する。
そして、機能ブロックC13のセレクタ24は機能ブロ
ックB11,12の0/1系から入力されているセルに
書き込まれたアクト/スタンバイ状態を読み取り、切替
を行う。
【0028】次に、この実施形態の機能ブロックBの切
替動作について説明する。図2はこの実施形態の機能ブ
ロックBの切替動作を説明するための説明図である。ま
ず図2の(a)に示すように、機能ブロックA10の挿
入ブロック1には、C1〜C4、空きセル、C5〜C9
までのセルが入力されている。
【0029】ここで上位ソフトが、図2の(b)に示す
ように、機能ブロックA10に対して機能ブロックA1
0の挿入ブロック1の入力データのC4セルの途中の時
間にアクト/スタンバイ切替を指示すると、挿入ブロッ
ク1は、図2の(c)に示すように、その次に発生する
空きと表示された無効なセルを1系アクトと表示された
切替タイミングセル(ATC)に書き換え、機能ブロッ
クB11,12へ出力する。
【0030】そして、機能ブロックB(0系)11のE
S20により、クロック乗せ換えを行うために、そのE
S出力は、図2の(d)に示すように、機能ブロックA
10からの出力タイミングに対して、α時間遅延したデ
ータとなっている。また、機能ブロックB(1系)12
のES20により、クロック乗せ換えを行うために、そ
のES出力は、図2の(f)に示すように、機能ブロッ
クA10からの出力タイミングに対して、β時間遅延し
たデータとなっている。
【0031】また、機能ブロックB11,12では1系
アクトと表示されたATCを受信するとその次のセルで
あるC5セルの先頭からアクト/スタンバイ状態を切り
替える。
【0032】そして、機能ブロックC13のESa 22
により、クロック乗せ換えを行うために、そのESa 出
力は、図2の(h)に示すように、機能ブロックB(0
系)11のES出力に対してγ時間遅延したデータとな
っている。また、機能ブロックC13のESb 23によ
り、クロック乗せ換えを行うために、そのESb 出力
は、図2の(j)に示しように、機能ブロックB(1
系)12のES出力に対してδ時間遅延したデータとな
っている。
【0033】ここで、図2の(h)、(j)に示すよう
に、機能ブロックC13のESa /ESb 出力を比較す
ると、1セル分データ遅延がずれている。また、同様
に、機能ブロックC13が0/1系の機能ブロックB1
1,12から入力した機能ブロックBのアクト/スタン
バイ状態もESa /ESb 通過後、1セル分の遅延が発
生している。
【0034】また、機能ブロックC13のセレクタ24
はこの機能ブロックC13内部で認識している機能ブロ
ックB11,12のアクト/スタンバイ状態により決定
するが、機能ブロックB11,12の切替タイミングの
1セル時間分が両系ともアクト状態になるが、図2の
(l)に示すように、両系ともアクト状態又はスタンバ
イ状態の場合に、セレクタ選択状態を後から変化したほ
うの状態を有効とすると、両系アクトのタイミングにお
けるセレクタ選択は1系となり、ATCセルが廃棄され
るのみで、有効なセルであるC1〜C9は廃棄されな
い。
【0035】この実施形態では、0系から1系への切替
を説明したが、1系から0系への切替の場合にはATC
セルが重複することになるが、元々空きセルのため、機
能ブロックCにて廃棄又は無視されるものであるため、
問題とはならず、有効なセルであるC1〜C9に影響は
ない。
【0036】この実施形態では、上位ソフトは機能ブロ
ックA10に対して指示を行い、機能ブロックA10の
挿入ブロック1から両系の機能ブロックB11,12に
アクト/スタンバイ切替信号(セル)を用いて切り替え
指示を行うため、同一の信号(セル)からアクト/スタ
ンバイを切り替えることができ、重複/廃棄の発生する
セルは切替タイミングセルのみとなり、必要なセルの廃
棄/重複の発生をなくすことが可能となる。
【0037】実施形態2.この実施形態は、挿入ブロッ
ク1により、機能ブロックB11,12のアクト/スタ
ンバイを切り替えを行えるタイミングの指示を行う切替
タイミングセルを定期的に挿入し、上位ソフトが機能ブ
ロックB11,12のアクト/スタンバイを切り替える
場合、機能ブロックBの両系に対して、機能ブロックB
の切替指示を行うようにしたものであり、他の構成は実
施形態1と同様である。
【0038】次に、この実施形態の機能ブロックBの切
替動作について説明する。図3はこの実施形態の機能ブ
ロックBの切替動作を説明するための説明図である。ま
ず、機能ブロックA10の挿入ブロック1には、C1〜
C4、空きセル、C5〜C9までのセルが入力されてお
り、挿入ブロック1では、前回の切替タイミングセルを
送出してから一定期間以上経過後に空きセルを検出する
と、その空きセルを切替タイミングセルに書き換え、図
3の(a)に示すようなセルを出力するようになってい
る。
【0039】そして、機能ブロックB(0系)11のE
S20により、クロック乗せ換えを行うために、そのE
S出力は、図3の(b)に示すように、機能ブロックA
10からの出力タイミングに対して、α時間遅延したデ
ータとなっている。また、機能ブロックB(1系)12
のES20により、クロック乗せ換えを行うために、そ
のES出力は、図3の(e)に示すように、機能ブロッ
クA10からの出力タイミングに対して、β時間遅延し
たデータとなっている。
【0040】ここで、上位ソフトが、図3の(c)、
(f)に示すように、機能ブロックB(0系)11に対
してES出力データのC3セルの途中の時間、機能ブロ
ックB(1系)12に対してES出力データのC3セル
の途中の時間に、アクト/スタンバイ切替を指示する
と、図3の(d)、(g)に示すように、機能ブロック
B(0系)11及び機能ブロック(1系)12は両方と
も、上位ソフトからの切替指示後のATCセルの次のセ
ルであるC5セルの先頭からアクト/スタンバイ状態を
切り替える。
【0041】そして、機能ブロックC13のESa 22
により、クロック乗せ換えを行うために、そのESa 出
力は、図3の(h)に示すように、機能ブロックB(0
系)11のES出力に対してγ時間遅延したデータとな
っている。また、機能ブロックC13のESb 23によ
り、クロック乗せ換えを行うために、そのESb 出力
は、図3の(j)に示しように、機能ブロックB(1
系)12のES出力に対してδ時間遅延したデータとな
っている。
【0042】ここで、図3の(h)、(j)に示すよう
に、機能ブロックC13のESa /ESb 出力を比較す
ると、1セル分データ遅延がずれている。また、同様
に、機能ブロックC13が0/1系の機能ブロックB1
1,12から入力した機能ブロックBのアクト/スタン
バイ状態もESa /ESb 通過後、1セル分の遅延が発
生している。
【0043】また、機能ブロックC13のセレクタ24
はこの機能ブロックC13内部で認識している機能ブロ
ックB11,12のアクト/スタンバイ状態により決定
するが、機能ブロックB11,12の切替タイミングの
1セル時間分が両系ともアクト状態になるが、図3の
(l)に示すように、両系ともアクト状態又はスタンバ
イ状態の場合に、セレクタ選択状態を後から変化したほ
うの状態を有効とすると、両系アクトのタイミングにお
けるセレクタ選択は1系となり、ATCセルが廃棄され
るのみで、有効なセルであるC1〜C9は廃棄されな
い。
【0044】この実施形態では、0系から1系への切替
を説明したが、1系から0系への切替の場合にはATC
セルが重複することになるが、元々空きセルのため、機
能ブロックCにて廃棄又は無視されるものであるため、
問題とはならず、有効なセルであるC1〜C9に影響は
ない。
【0045】この実施形態では、挿入ブロック1によ
り、機能ブロックB11,12のアクト/スタンバイを
切り替えを行えるタイミングの指示を行う切替タイミン
グセルを定期的に挿入し、機能ブロックB11,12で
は、上位ソフトからの、切替指示後の切替タイミングセ
ルの次のセルの先頭からアクト/スタンバイ状態を切り
替えるようにしたので、同一の信号(セル)からアクト
/スタンバイを切り替えることができ、重複/廃棄の発
生するセルは切替タイミングセルのみとなり、必要なセ
ルの廃棄/重複の発生をなくすことが可能となる。
【0046】なお、実施形態1、2では、切替タイミン
グセルを挿入するために、空きセルを廃棄し、その場所
に切替タイミングセルを挿入したが、セル蓄積回路を用
いて、任意の場所でセル出力タイミングをずらすように
し、他のセルを廃棄せずに切替タイミングセルを挿入す
るようにしてもよい。
【0047】また、実施形態1、2では、空きセルを廃
棄し切替タイミングセルを挿入することにより実現した
が、セルデータと別線にて、セルデータと同期した信号
線を追加してもよい。
【0048】また、実施形態1、2では、切替タイミン
グセルを1つのセルとしたが、切替タイミングセルを連
続した複数セルで1つの切替タイミングセルとしてもよ
く、その場合、2重化されている機能ブロックの伝搬遅
延時間差が大きな機能ブロックにも適用可能となる。
【0049】また、実施形態1、2では、ATM交換機
に適用した例を示したが、切替タイミングセルを任意フ
レームの無効データ部分にすれば、STM(Synch
ronous Transfer Mode:同期転送
モード)交換機にも適用できる。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、前段の
機能ブロックからの同一の切替タイミングセルデータに
より、2重化された機能ブロックのアクト又はスタンバ
イを切り替えるようにしたので、重複又は廃棄の発生す
るセルは切替タイミングセルのみとなり、必要なセルの
廃棄又は重複の発生をなくすことができるという効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る無瞬断切替方法を説
明するための説明図である。
【図2】実施形態1の機能ブロックBの切替動作を説明
するための説明図である。
【図3】実施形態2の機能ブロックBの切替動作を説明
するための説明図である。
【図4】従来の1+1冗長構成における切替方法を説明
するための説明図である。
【図5】従来の機能ブロックBの切替動作を説明するた
めの説明図である。
【符号の説明】
1 挿入ブロック 10 機能ブロックA 11 機能ブロックB(0系) 12 機能ブロックB(1系) 13 機能ブロックC 20、22、23 エラスティック・ストア・メモリ 24 セレクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 康志 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 高谷 正彦 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−139726(JP,A) 特開 平4−98944(JP,A) 特開 平3−44243(JP,A) 1993年信学秋季大会 B−649 秋山稔監修『B−ISDN絵とき読 本』(オーム社)p127−130 1991年信学秋季大会 B−483 1991年信学秋季大会 B−487 1991年信学春季大会 B−722 信学技報 CS92−48 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/56 H04L 12/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定長のセルデータの処理を行う機能ブ
    ロックを2重化し、1+1冗長構成にした一連の機能ブ
    ロック群における、前記2重化された機能ブロックのア
    クト又はスタンバイの切替方法において、 前記2重化された機能ブロックのアクト又はスタンバイ
    を切り替える指示があると、切替指示を示す信号を切替
    を行う前段の機能ブロックによりセルデータに同期させ
    て出力し、その出力された前記切替指示を示す信号に基
    づいて、前記2重化された機能ブロックのアクト又はス
    タンバイを切り替えることを特徴とした無瞬断切替方
    法。
  2. 【請求項2】 所定長のセルデータの処理を行う機能ブ
    ロックを2重化し、1+1冗長構成にした一連の機能ブ
    ロック群における、前記2重化された機能ブロックのア
    クト又はスタンバイの切替方法において、 切替を行う前段の機能ブロックにより、所定時間ごとに
    切替可能なタイミングを示す信号をセルデータに同期さ
    せて出力し、 前記2重化された機能ブロックのアクト又はスタンバイ
    を切り替える指示があると、前記出力された切替可能な
    タイミングを示す信号を契機に、前記2重化された機能
    ブロックのアクト又はスタンバイを切り替えることを特
    徴とした無瞬断切替方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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1991年信学春季大会 B−722
1991年信学秋季大会 B−483
1991年信学秋季大会 B−487
1993年信学秋季大会 B−649
信学技報 CS92−48
秋山稔監修『B−ISDN絵とき読本』(オーム社)p127−130

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