JP2002044090A - 切替装置 - Google Patents
切替装置Info
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Abstract
ALタイプ2プロトコルを用いる場合にも無瞬断切替を
実現する。 【解決手段】 この切替装置11では、送信側装置13
にて、AALタイプ2プロトコルにおけるCPSパケッ
トに切替用のOAMパケットが挿入されたのち、これが
ATMセルにカプセル化される。一方、受信側装置15
にて、このOAMパケットの挿入位置を検出し、この挿
入位置によって現用/予備系を切り替えてCPSパケッ
トの重複受信及び損失を無くした切替を行う。
Description
る。特に、ATMセルを伝送する冗長構成された複数ル
ートにおける各ルート間を切替えるための切替装置に関
する。
る単一の装置内、或いは、送信側装置及び受信側装置を
互いに離間して設置してなるネットワーク内では、送信
側装置及び受信側装置間に例えば0/1系ルート(0及
び1系ルート)と称される冗長構成されたルートを設
け、これら0/1系ルートを必要に応じて切替えること
により、送信側装置及び受信側装置間の保守点検を容易
にし、データ転送路の信頼性を向上させる技術が利用さ
れている。
開平6−237265号公報)や文献II(特開平3−
44243号公報)に開示されている。
s Digital Hierarchy)レイヤ上で
ATMセルを転送する切替装置に関する。具体的に言う
と、この技術では、送信側の0/1系ルートにおいて、
それぞれ予めATMセルに通し番号を付加しておき、そ
の後、SDHフレームに含まれる最初のユーザセルの番
号をオーバヘッド領域に格納して送信し、一方、受信側
の0/1系ルートにおいては、0/1系ルートからのユ
ーザセルの番号を互いに比較することによりユーザセル
の位相差を検出し、一方の遅延時間を調整して0/1系
ルートにおけるタイミング同期を確立し、しかる後、現
用系から予備系への切替動作を行う。
トのATMセルにモニタセルを挿入し、受信側でそのモ
ニタセルの挿入位置を検出し、0/1系ルートにおいて
モニタセルが一致した時点で両系のタイミング同期を確
立したのち、現用系から予備系へ切替える切替装置が開
示されている。
ば、0/1系ルートを切替える際に、ATMセルの廃棄
や重複受信を発生させることなく系間を切替えること
(即ち、無瞬断切替を意味する。)ができる。
る系の切替に利用される。切替装置は、例えば定期的な
点検保守等を行うためにスケジューラ機能を有すること
があり、スケジューラ機能のタイムスケジュールに基づ
いて系間切替作業を実行する。尚、切替装置は、点検保
守等を目的とする無瞬断切替の他に、障害発生時におけ
る系間の切替に用いられることがある。
レイヤにおけるユーザデータは、AAL(ATM Ad
aptation Layer)を介してATMセルに
変換される。出願時現在、AALプロトコルとしてはI
TU−T勧告I.365.1〜5にてAALタイプ1プ
ロトコル、AALタイプ2プロトコル、AALタイプ3
/4プロトコル(これらは共通点が多いため、一般に一
括総称される。)及びAALタイプ5プロトコルが勧告
化されている。
は、AALタイプ1〜5プロトコルのうち、AALタイ
プ1、タイプ3/4プロトコル及びタイプ5プロトコル
を用いる場合、データ損失や重複受信を発生させること
なく、系間切替を行うことができる。
5プロトコルにおいて、一連のユーザデータは、先頭表
示フィールド(例えばAALタイプ5では、先頭セル認
識用にATMセルヘッダ内のPT(Payload T
ype:ペイロードタイプ)フィールドが利用され
る。)を有する先頭ATMセルから順次に、複数のAT
Mセルに分割されて格納され、その結果、0系ルート及
び1系ルートには、全く同様に多重化されたATMセル
が送信側装置から送信されることによる。
の切替装置では、AALタイプ1、3/4或いは5を利
用する場合、例えば、0/1系ルートがタイミング同期
して動作してるときに片方の系を切り離したのち、再び
その系を立ち上げた場合であっても、後述のAALタイ
プ2とは異なり、0系及び1系ルートにおいて同じ多重
化がなされたATMセルを送信することができる。しか
しながら、文献Iや文献IIに示された従来の切替装置
がAALタイプ2を利用する場合、この限りではない。
その理由につき以下に説明する。
は、詳細は実施の形態にて後述するが、例えばTDMA
(Time Division Multiple A
ccess)方式におけるタイムスロット毎に発生した
複数のユーザデータをCPS(Common Part
Sublayer)パケットにカプセル化し、複数の
CPSパケットがATMセル中に多重化される。言い換
えれば、AALタイプ2プロトコルは、1つのCPSパ
ケットが分割されて複数のATMセルに渡り存在し得る
ことがあり、この点がAALタイプ2に特徴的である。
ている場合には問題がないが、一旦、点検保守等を目的
として片方の系を切り離した後に再度立ち上げた場合に
は、0/1系ルートを伝送するATMセル内のCPSパ
ケットの位置(即ち、ユーザデータの位置)が異なって
しまう。
して再度立ち上げた場合、切り離されなかった系におけ
るCPSパケットは複数のATMセルに跨る状態で連続
的に多重化され、このとき、切り離された系におけるC
PSパケットは、詳細は後述するが、立ち上げ後に新た
に生成されたATMセルペイロードの先頭部分に格納さ
れ、従って、現用系及び予備系間において、ATMセル
内のユーザデータレベルの同期を実現することができな
かったことによる。
AALタイプ2プロトコルを用いる場合に、データ損失
や重複受信が発生し、従って無瞬断切替を行うことがで
きなかった。
いる場合にも無瞬断切替を実現できる切替装置の出現が
望まれていた。
装置は、送信側装置及び受信側装置間に渡ってATM
(Asynchronous Transfer Mo
de)セルをそれぞれ伝送する、冗長構成された複数の
系における現用系及び予備系ルート間の切替を行う。こ
の切替装置は、送信側装置及び受信側装置に以下の構成
要素が設けられている。
ト間の切替を指示するための切替準備信号を発生させる
切替準備信号発生手段と、送信側装置及び受信側装置間
で受け渡されるべき上位レイヤ可変長データが入力され
て、この上位レイヤ可変長データを一連のパケットに変
換することによりパケットストリームを生成すると共
に、切替準備信号が入力されると切替位置表示用パケッ
トを生成し、この切替位置表示用パケットを、現用/予
備系ルートを経由すべき各パケットストリームの互いに
同一位置に挿入して現用/予備系パケットストリームを
出力するパケット組立手段と、現用/予備系パケットス
トリームが入力され、これらをそれぞれ多重化すること
により現用/予備系ATMセルを組み立てる、冗長構成
された複数のセル組立手段とが設けられる。
Mセルを分解することにより現用/予備系パケットスト
リームを再生する、冗長構成された複数のセル分解手段
と、再生された現用/予備系パケットストリームにおけ
る切替位置表示用パケットの挿入位置を検出し、この検
出された挿入位置よりも前の現用系パケットストリーム
及び検出された当該挿入位置よりも後の予備系パケット
ストリームから上位レイヤ可変長データを再生するパケ
ット分解手段とが設けられている。
置表示用パケットを同一位置に挿入した状態の現用/予
備系パケットストリームを生成し、これを多重化してな
るATMセルを現用/予備系ルートにて伝送させること
ができる。一方、受信側装置では、伝送してきたATM
セルより再生された現用/予備系パケットストリームか
ら切替位置表示用パケットの挿入位置を検出し、この挿
入位置よりも前の現用系パケットストリーム及び当該挿
入位置よりも後の予備系パケットストリームから上位レ
イヤ可変長データを再生することができる。
のように、複数のパケットが単一ATMセル中に多重化
され、かつ複数のATMセルに渡り分割されて存在し得
るAALプロトコルを用いる場合でも、パケットレイヤ
レベルでの位相差を認識でき、従って、データ損失や重
複受信を発生させることなく現用/予備系ルート間を切
り替えること(無瞬断切替)が可能となる。
は、パケット分解手段は、再生された現用/予備系パケ
ットストリームを構成する各パケットを順次に格納する
現用/予備系記憶領域を有し、検出された挿入位置より
も前の現用系パケットストリームを現用系記憶領域から
読み出すと共に、検出された前記挿入位置よりも後の前
記予備系パケットストリームを予備系記憶領域から読み
出すのが良い。
ットを現用/予備系記憶領域に一時的に格納しており、
互いに独立な読出タイミングに基づいて各記憶領域から
の読み出しが可能となる。よって、現用/予備系パケッ
トストリーム間にタイミング同期が確立していなくて
も、即ちそれらに位相差があったとしても、系間の無瞬
断切替を実施できる。
両方の系におけるタイミング同期を確立させた状態で切
り替える方式即ちホットスタンバイ方式が基本であっ
た。しかしながら、この好適構成例によれば、系間にタ
イミング同期を確立させる必要は無く、例えば予備系を
起動させた直後に切り替える方式による切替(即ちコー
ルドスタンバイからの切替)が可能となる。
パケット分解手段は、次に示すような、現用系パケット
読出手段と、予備系パケット読出手段と、出力選択手段
とを有するのが良い。
予備系パケットストリームを構成する各パケットを順次
に格納する現用/予備系記憶領域と、現用系パケットス
トリームを現用系記憶領域から順次に読み出し、この現
用系パケットストリームにおける切替位置表示用パケッ
トを検出すると、現用系記憶領域からの読み出しを停止
し、その後、現用/予備系ルート間を切り替えるための
切替信号を発生させる。
トストリームにおける切替位置表示用パケットを検出す
ると挿入位置よりも後の予備系パケットストリームの予
備系記憶領域からの読み出しを準備しつつ待機し、切替
信号が入力されると当該読み出しを開始する。
現用/予備系パケット読出手段からの出力経路を選択的
に切り替えつつ上位レイヤ可変長データを出力する。
同様に、現用/予備系パケットストリーム間にタイミン
グ同期が確立していなくても、即ちそれらに位相差があ
ったとしても、系間の無瞬断切替が実施でき、更に、コ
ールドスタンバイ方式による切替が可能となる。この構
成では、特に、現用系パケットストリームを読み出す際
に、切替位置表示用パケットを検出したのちに切替信号
を発生させ、この切替信号により、予備系パケットスト
リームの読出を開始させると共に系間の出力を切り替え
る。よって、切替信号による系統的な現用/予備系間の
切替が可能となる。
系記憶領域を、ランダム読出が可能な記憶素子で構成す
るのが良い。
等のシリアル読出を行う記憶素子で構成した場合には、
必然的に到着順にCPSパケットを読み出すことになる
が、この構成のようにランダム読出が可能な記憶素子で
構成すると、予備系記憶領域における切替位置表示用パ
ケットの後のパケットからの読出を容易に実行できる。
切替装置の実施の形態につき説明する。尚、この説明に
用いる各図は、これら発明を理解できる程度に、各構成
成分の接続関係を概略的に示してあるに過ぎない。又、
各図において同様な構成成分については、同一の番号を
付して示し、その重複する説明を省略することがある。
示す図である。以下、図1を参照して実施の形態の切替
装置につき説明する。
11は、送信側装置13及び受信側装置15間に渡って
ATMセルをそれぞれ伝送する二重化構成された2つの
系即ち0系ルートR0及び1系ルートR1間の切替を行う
装置である。
成された伝送路やモジュールを含む信号伝送路を意味し
ており、切替装置の冗長構成された構成の一部又は全部
を指す。又、0/1系ルートR0/R1は、その一方が現
用系となり他方が予備系となる。通常、これらは同一構
造を有する。
Mセルを透過的に伝送する冗長構成されたルートを有す
るシステムであれば、適用され得る。即ち、この切替装
置11は、送信側装置13及び受信側装置15を組み込
んだ単一装置内、或いは、送信側装置13及び受信側装
置15を互いに離間して設置してなるネットワーク内の
いずれであっても、冗長構成された複数のルートを有す
るシステムにおいて、これらルートR0/R1間の切替に
用いることができる。
ティングスイッチ等が冗長構成される場合があり、この
場合、ルーティングスイッチの両端に位置する回路が上
述した送信側装置13及び受信側装置15に該当する。
又、ネットワーク内の離間した二つのATM交換装置間
のルート(例えば伝送路でありR0/R1に相当する。)
が冗長構成されている場合には、二つのATM交換装置
が上述した送信側装置13及び受信側装置15に該当す
る。
び受信側装置間において、冗長構成された各ルートの保
守点検を行うことを目的に現用系から予備系への切替を
行う。この切替装置11は、データの損失や重複受信を
伴わない切替即ち無瞬断切替を行うことを目的とする。
装置13には、切替準備信号発生部17と、パケット組
立部19と、冗長構成された0/1系セル組立部210
/211とが設けられている。一方、受信側装置15に
は、冗長構成された0/1系セル分解部230/23
1と、パケット分解部25とが設けられている。
211、0/1系通信路P0/P1及び0/1系セル分解
部230/231が、それぞれ0/1系ルートR0/R1に
相当する。
/分解は、ITU−T勧告I.365.2にて勧告化さ
れたAALタイプ2プロトコルを介して行うものとす
る。但し、この発明の切替装置では、AALタイプ2プ
ロトコルに限らず、複数のパケットが単一のATMセル
中に多重化され、かつ複数のATMセルに渡り分割され
て存在し得るAALプロトコルを用いる場合にも、同様
の効果を得ることができる。
に、従来の切替装置の問題点に言及しておく。ここでは
先ずAALタイプ2プロトコルについて説明し、しかる
後、従来技術の切替装置においてAALタイプ2プロト
コルを用いた場合に生じた不都合につき詳細に説明す
る。
ロトコル層の概念図であり、図3はAALタイプ2プロ
トコルを用いた場合における従来の切替装置に生じた課
題の説明に供する図である。
システム等におけるTDMA方式等で行われるように、
一連のタイムスロットを個々のユーザに割り振った可変
長データが用いられる。各タイムスロット毎に区別され
るべき個々のユーザデータは、それぞれ単独の上位レイ
ヤのPDU(Protocol Data Unit)
として扱われる。ここでは、AALタイプ2プロトコル
の上位レイヤPDUのように、可変データ長の上位レイ
ヤPDUを、上位レイヤ可変長データと称する。
コルの上位レイヤには、ユーザデータ(図中、USER
1DATAやUSER2DATA等)が複数存在してい
る。AALタイプ2プロトコルでは、図2に示すよう
に、各ユーザデータUSER1DATA及びUSER2
DATAをユーザデータ毎に異なるCPSパケットCP
S−P1及びCPS−P2に格納し、これら一連のCP
S−P1及びCPS−P2を、47octet長のCP
SプロトコルデータユニットCPS−PDUのペイロー
ドに順次に格納していくことにより、CPS−PDUを
生成する。又、ATMレイヤでは、このCPS−PDU
にセルヘッダATM−HDを付加して、ATMセルAT
M−CELLを組み立てる。
ロトコルでは、単一のATMペイロードATM−PLD
に複数のCPS−P1及び2が多重化される。そして、
図3のCPS−P2のように一つのCPSパケットの全
体を格納できない場合、当該CPSパケットCPS−P
2を分割してその前部のみを最初のCPS−PDUのペ
イロードに格納し、その後部を後続のCPS−PDUの
ペイロードに格納することが可能とされている。
PSパケットが無い場合には、ATM−PLDを48o
ctet長とするべくパッドpadが付加される。
り出す場合は、CPS−PDUのスタートフィールドS
TF(図2参照)内のオフセットフィールド(図示せ
ず。)値を検出することでCPS−PDUペイロードに
おける最初のCPSパケットCPS−P1の開始位置が
認識され、この開始位置に基づき最初のCPS−P1が
切り出される。又、これに続く各CPSパケットCPS
−P1のヘッダ内のLI(Length Indica
tor)フィールドの値に基づいて後続のCPS−P2
の開始位置が認識され、この開始位置に基づき後続のC
PS−P2が切り出される。
れた現用/予備系のセル分割組立回路が、互いに独立し
て、CPSパケットをATMセル内に多重化する。よっ
て、AALタイプ2プロトコルを用いる場合、一方の系
(予備系)を停止させた後における現用/予備系のCP
Sパケットのセル内多重化構成は、互いに異なる場合が
ある。
的にATM−CELL1及び2が送信され、正常な動作
が行われているとする。即ち、現用系においては、図3
に示すようにATM−CELL1にはCPS−P1と、
CPS−P2の先頭部分とが多重化されており、ATM
−CELL2にはCPS−P2の後続部分と、CPS−
P3と、CPS−P4とが格納される。
ATAを送出するタイミングで起動が行われた場合を考
える。このとき、予備系においては、図3に示す例と異
なり、例えばUSER2DATAがATM−CELL2
に格納されてしまう事態が生じ得る。
プ2プロトコルを用いたとしても、ユーザデータの送信
開始時から両方の系が正常に動作している場合について
は問題ない。しかしながら、当該送信の途中で一方の系
を停止させて再度起動させた場合、現用系及び予備系間
でATMレイヤにおける位相同期を実現したとしても、
各ATMセルに格納されたデータ自体が異なっているた
め、現用系/予備系間の切替時には必然的にデータ損失
或いはデータ重複受信が生じ、その結果、無瞬断切替を
行い得なかった。
装置11は、このような問題を以下のようにして解決す
る。尚、以下では、AALタイプ2プロトコルを利用す
る形態に限定して説明する。即ち、実施の形態における
パケットは、AALタイプ2プロトコルによるCPSパ
ケットとなる。
して、CPSパケットと同じレイヤのOAM(保守運用
管理)パケット(以下、切替用OAMパケットと称す
る。)を利用する。切替用OAMパケットは、送信側装
置13及び受信側装置15間で予めネゴシエーションす
ることにより、系間切替を表示するOAMパケットとし
て定義される。
CPSパケットヘッダ内のCID(Channel I
dentifier)フィールドやUUI(User−
User Indication)フィールド若しくは
CPSパケットペイロード等により、当該パケットが切
替位置表示を目的とする旨を表示する。但し、実施の形
態の切替用OAMパケットは、その存在自体が切替位置
を表示するパケットであるが、例えば切替位置に関する
情報を有するパケットであってもよい。OAMパケット
はAALタイプ2プロトコルの基本機能によって、その
生成や検出が可能であるので、切替装置に特別な回路を
付加する必要が無く、構成を簡略化できる点で好まし
い。
置における構成要素を概略的に示す図である。又、図5
は、実施の形態の切替装置の受信側装置における構成要
素を概略的に示す図である。以下、図1、図4及び図5
を参照して、実施の形態の切替装置につき詳細に説明し
ていく。
発生部17は、0/1系ルート間の切替を指示するため
の切替準備信号SSを発生させる機能を有する。
装置13及び受信側装置15における系間切替動作を開
始させるべく、例えば手動によるレバー切替や自動スケ
ジューラ回路によるタイマ動作により発生させる二値信
号でよい。
イヤ可変長データを入力し、上位レイヤ可変長データを
一連のCPSパケットに変換することによりパケットス
トリームを生成すると共に、切替準備信号SSが入力さ
れると切替用OAMパケットを生成し、このOAMパケ
ットを、0/1系ルートR0/R1を経由すべき各パケッ
トストリームの互いに同一位置に挿入して0/1系パケ
ットストリームを出力する機能を有する。
レイヤ可変長データに対して分配及び変換(分配→変換
或いは変換→分配)を行うことにより、それぞれ同一位
置に切替用OAMパケットが挿入された2系統のパケッ
トストリームを生成できる構成であればよく、次に説明
する図4の構成例に限られない。
ト組立部19は、上位レイヤ可変長データを分配する分
配部19aと、分配された上位レイヤ可変長データをC
PSパケットに変換することによりパケットストリーム
を生成する冗長構成された0/1系CPSパケット生成
部19b0/19b1と、切替準備信号SSが入力される
と切替用OAMパケットOAM−Pを生成し、この切替
用OAMパケットOAM−Pを各パケットストリームの
同一位置に挿入することにより0/1系パケットストリ
ームを出力する冗長構成されたOAMパケット付加部1
9c0/19c1とを有する。
部19は、切替用OAMパケットOAM−Pを含む0/
1系パケットストリーム(CPS−P#1〜CPS−P
#5)を読出自在に順次に格納していく冗長構成された
0/1系送信側バッファ19d0/19d1を有する。こ
の送信側バッファ19d0/19d1は輻輳制御用であ
り、例えばFIFOメモリ等のシリアル読出が可能な記
憶素子か若しくは受信側バッファと同様なランダム読出
が可能な記憶素子で構成される。
19d0/19d1には、CPSパケットCPS−P#1
〜#5が送信すべき順に格納され、それぞれ同一位置
(図中ではCPS−P#2及び#3間)に切替用OAM
パケットOAM−Pが挿入されている。
10/211は、0/1系パケットストリームを入力し、
これを多重化することにより0/1系ATMセルを組み
立てる機能を有する。
10/211は、0/1系送信側バッファ19d0/19
d1からOAMパケットOAM−Pを含むCPSパケッ
トCPS−P#1〜#5を逐次読み出し、各CPSパケ
ットCPS−P#1〜#5を図2に示すようにCPS−
PDUペイロードに格納し、各CPS−PDUペイロー
ドにSTFを付加してCPS−PDUを生成し、各CP
S−PDUにATMセルヘッダATM−HDを付加する
ことにより0/1系ATMセルを組み立てる。
置の構成につき説明するが、以下に説明するように、受
信側装置においては現用系及び予備系の構成要素間で、
必要とされる機能は異なる。ここでは、例えば0系が現
用系でかつ1系が予備系であるとして説明する。但し、
前述したように冗長構成された構成要素は同一構造であ
る。従って、一般的には、受信側装置における0/1系
の各構成要素は、以下に説明する現用及び予備系の構成
要素の機能を同時に有することとなる。
分解部230/231は、0/1系ATMセルを分解する
ことにより、切替用OAMパケットを含む0/1系パケ
ットストリームを再生する機能を有する。
れた0/1系パケットストリームにおける切替用OAM
パケットの挿入位置を検出し、この挿入位置よりも前の
現用系パケットストリーム及び挿入位置よりも後の予備
系パケットストリームから上位レイヤ可変長データを再
生する機能を有する。
統のパケットストリームに対して経路選択及び変換(経
路選択→変換或いは変換→経路選択)を行うことによ
り、1系統の上位レイヤ可変長データを再生できる構成
であればよく、次に説明する図5の構成例に限られな
い。
ト分解部25は、冗長構成された0/1系受信側バッフ
ァ25a0/25a1と、冗長構成された0/1系CPS
パケット読出部25b0/25b1と、出力選択部25c
とを有する。
ファ25a0/25a1は、再生されたパケットストリー
ムを構成する各CPSパケットを順次に格納する。但
し、ここでは、図1の予備系である1系通信路P1は非
伝送状態下にあり、このため、図5に示すように、1系
通信路P1側では、CPS−P#1及び#2が受信側装
置にて受信されずに、CPS−P#3〜#5のみが受信
装置に到着したとする。
25a1は、ランダム読出が可能な記憶素子で構成する
のが好ましい。このように、ランダム読出が可能な記憶
素子で構成すると、予備系バッファ25a1では、切替
用OAMパケットに続くCPSパケットの格納アドレス
を特定することにより、これを容易に随時読み出すこと
ができる。ランダム読出が可能な記憶素子としては、例
えば、SRAMを用いる。
現用系として動作しているので、0系パケットストリー
ムを0系受信側バッファ25a0から順次に読み出し、
0系パケットストリームにおける切替用OAMパケット
を検出すると、受信側0系バッファ25a0からの読み
出しを停止し、その後、0/1系ルート間を切り替える
ための切替信号CSを発生させる。
して動作しているので、1系パケットストリームにおけ
る切替用OAMパケットを検出すると挿入位置よりも後
の1系パケットストリームの1系受信側バッファ25a
1からの読み出しを準備しつつ待機し、切替信号CSが
入力されると当該読み出しを開始する。
されると0/1系パケット読出部25b0/25b1から
の出力経路を選択的に切り替えつつ上位レイヤ可変長デ
ータを出力する。典型的に言うと、出力選択部25cは
セレクタ回路の機能を有する。
/1系CPSパケット読出部25b 0/25b1及び出力
選択部25c間に、冗長構成された0/1系上位レイヤ
データ再生部25d0/25d1を有する。即ち、0/1
系上位レイヤデータ再生部25d0/25d1は、読み出
されたパケットストリームを入力し、これに対応する上
位レイヤ可変長データを再生して出力する。但し、上位
レイヤ可変長データを再生する機能実現部は、図示例の
0/1系上位レイヤデータ再生部25d0/25d1の位
置に設けずに、出力選択部25cの後段に設けてもよ
い。
部25b1における読出開始タイミングと、出力選択部
25cにおける切替タイミングとを一括制御するための
信号であり、例えばその発生タイミング自体に情報を有
する切替タイミング信号でもよい。
作説明に供する図であり、図6には送信側装置の各構成
要素におけるデータ変換の様子を示し、図7には受信側
装置の各構成要素におけるデータ変換の様子を模式的に
示す。ここで、図4、図5、図6及び図7を参照して、
実施の形態の切替装置の各構成要素におけるデータの状
態と共に、この切替装置の切替動作の流れにつき説明す
る。
へ切り替える例につき説明するが、特に、0系ルートが
動作している最中に、停止状態の1系ルートが動作し始
める等の切替操作を行うこと等に起因して、0系/1系
間でATMセル内のCPS−Pの多重化構成が互いに異
なる場合を考える。
図4の送信側装置13から図5の受信側装置15に送信
するべき上位レイヤ可変長データUSER#1〜#5D
ATAは分配部19aにて分配され、0/1系CPSパ
ケット生成部19b0/19b1に入力される。但し、各
USER#1〜#5DATAには、ユーザ毎の各ch
(チャネル)情報や各データ長情報が付随する。
は、ユーザ毎の各ch情報や各データ長情報等に基づい
てCPSパケットヘッダCPS−P−HDを生成し、こ
のCPS−P−HDをCPSパケットペイロードとして
のUSER#1〜#5DATA(ここではSCCSは考
慮しない。)に付加することにより、各CPSパケット
CPS−P#1〜#5を生成し、しかる後、各CPS−
P#1〜#5を出力する。
えばCPS−P#3の生成タイミングで起動した場合に
は、CPS−P#3〜#5を生成して出力する。
から出力された各CPS−PにおけるOAM−Pの挿入
位置を設定するには、図4の例とは異なるが、例えば各
CPSパケット生成部19b0/19b1に切替準備信号
SSを入力してもよい。この場合、例えば、各パケット
生成部19b0/19b1は、切替準備信号SS入力直後
に生成したCPS−P(図示例では#3)に、切替タイ
ミング識別子CIを付加する機能を有する。この切替タ
イミング識別子CIは、0/1系において互いに同一の
CPS−Pに付与される。
は、切替準備信号SSが入力されると、受信側装置との
ネゴシエーションにより設定された切替用OAMパケッ
トOAM−Pを生成する。その後、各CPS−P#1〜
#5を入力し、図6(C)に示すように切替タイミング
識別子CIを有するCPS−P#3の直前にOAM−P
を付加する。
1は、切替準備信号SSが入力されると、同じくOAM
−Pを生成する。そして、各CPS−P#1〜#5を入
力し、0系と同様に、切替タイミング識別子CIを有す
るCPS−P#3の直前にOAM−Pを付加する。ここ
では、1系パケット付加部19c1は、停止状態から起
動状態となるため、図6(D)に示すように、OAM−
P及びCPS−P#3〜#5を出力する。
0から出力されたCPS−P#1、CPS−P#2、O
AM−P、CPS−P#3、CPS−P#4及びCPS
−P#5は、逐次入力される順に、即ち図6(C)のよ
うに送信側0系バッファ19d0に格納される。
から出力されたOAM−P、CPS−P#3、CPS−
P#4及びCPS−P#5は、図6(D)のように1系
バッファ19d1に順次に格納される。なお図6(D)
では、OAM−Pを出力するタイミングで起動するため
図4の19d1とは異なり、CPS−P#1および#2
は含まれていない。
ファ19d0に格納された各CPS−P#1〜#5及び
OAM−Pは、図4のセル組立部210に読み出され
て、0系ATMセル#10及び#20として生成される。
バッファ19d1に格納されたOAM−P及び各CPS
−P#3〜#5は、図4のセル組立部211に読み出さ
れて、1系ATMセル#11及び#21として生成され
る。但し、各ATMセルの組立時には、0/1系のCP
S−Pに付与された切替タイミング識別子CI等の装置
内識別子は除去される。
すように、ATMセル内のCPS−Pの多重化状態は0
/1系間で異なる。これら各ATMセル#10及び#20
/#11及び#21は、0/1系通信路P0/P1を経由し
て受信側装置に伝送される。
TMセル#10及び#20は、図5の受信側装置15のセ
ル分解部230に入力されると、CPS−P#1〜#5
及びOAM−Pに分解されて出力される。一方、図7
(B)に示すように、1系ATMセル#11及び#2
1は、図5の受信側装置15のセル分解部231に入力さ
れると、CPS−P#3〜#5及びOAM−Pに分解さ
れて出力される。
系セル分解部230から出力されたCPS−P#1〜#
5及びOAM−Pは、CPS−P#1、CPS−P#
2、OAM−P、CPS−P#3、CPS−P#4及び
CPS−P#5の順に、受信側0系バッファ25a0に
格納される。0系受信側バッファ25a0では、図7
(C)に示すように、入力された各CPS−P#1〜#
5及びOAM−Pをアドレス順に格納していく。
セル分解部231から出力されたCPS−P#3〜#5
及びOAM−Pは、OAM−P、CPS−P#3、CP
S−P#4及びCPS−P#5の順に、受信側1系バッ
ファ25a1に格納される。受信側1系バッファ25a1
では、図7(D)に示すように、入力された各CPS−
P#3〜#5及びOAM−Pをアドレス順に格納してい
く。
M−Pを含む0/1系の各CPS−Pは、CPSパケッ
トヘッダを有する状態で、各受信側バッファ25a0/
25a1に格納されているが、CPSパケットヘッダに
代えてch情報やデータ長情報を表示する装置内識別子
を有する状態で格納されてもよい。
ッファ25a0に格納されたCPS−P#1〜#5及び
OAM−Pは、図7(E)に示すように、0系パケット
読出部25b0により順次に読み出される。この受信側
0系バッファ25a0からの読み出しは、アドレス順に
行うのが良い。このとき、0系パケット読出部25b0
は、CPS−P#1及びCPS−P#2を読み出した
後、OAM−Pを読み出すと、読み出し動作を停止し、
その後、切替信号CSを発生させる。この切替信号CS
を発生させるタイミングは、例えばOAM−Pを検出し
た直後であってもよい。
ファ25a1に格納されたCPS−P#3〜#5及びO
AM−Pは、図7(F)に示すように、1系パケット読
出部25b1により順次に読み出される。この受信側1
系バッファ25b1からの読み出しは、アドレス順に行
う。このとき、1系パケット読出部25b1は、OAM
−Pを読み出すと、読み出し動作を停止し、OAM−P
の直後のCPS−P#3からの読み出しを準備し、その
まま待機する。又、この1系パケット読出部25b
1は、0系パケット読出部25b0からの切替信号CSが
入力されると、待機していた読み出し動作を開始し、C
PS−P#3、CPS−P#4及びCPS−P#5を順
次に読み出す。
おけるOAM−Pの検出は、AALタイプ2プロトコル
に規定された基本機能として、例えばCPS−P−HD
内のUUIやCIDフィールドの認識処理によって行う
ことができる。
5a0から出力された各CPS−P#1及び#2は、図
5の0系上位レイヤデータ再生部25d0にて再生さ
れ、もとのUSER#1及び#2DATAとして出力さ
れる。一方、図7(F)のごとく1系パケット読出部2
5a1から出力された各CPS−P#3〜#5は、図5
の1系上位レイヤデータ再生部25d1にて再生され、
もとのUSER#3〜#5DATAとして出力される。
替えることにより、各入力経路から入力されたデータを
選択的に出力経路から出力する回路である。出力選択部
25cは、切替信号CSが入力する前には0系上位レイ
ヤデータ再生部25d0からの出力を選択する制御状態
にあり、その後、切替信号CSが入力されると、1系上
位レイヤデータ再生部25d1からの出力を選択する制
御状態となる。
に、出力選択部25cでは、切替信号CSが入力される
前にあっては、0系上位レイヤ再生部25d0から出力
されたUSER#1及び#2DATAが選択され、しか
る後、切替信号CSが入力された後にあっては1系上位
レイヤ再生部25d1から出力されたUSER#3〜#
5DATAが選択されて、これらが一連のUSER#1
〜#5DATAとして出力され、即ち、データ損失及び
データ重複を生じることなく0/1系ルート間を切り替
えることができる。
トコルを用いる場合であっても、送信側装置では、図6
に示すように、上位レイヤ可変長データUSER#1〜
#5DATAを変換してなる0/1系パケットストリー
ム(0/1系の各CPSパケットCPS−P#1〜#
5)のうち、0/1系パケット付加部にて同じCPSパ
ケット即ちCPS−P#3の前に切替用OAMパケット
OAM−Pを挿入したのち(図6(A)及び図6(B)
参照)、0/1系ATMセルを組み立てて(図6(E)
及び図6(F)参照)、これを0/1系ルートに送出す
る。
に、0系ATMセル#10及び#20を分解して再生され
た0系パケットストリーム(CPSパケットCPS−P
#1〜#5及びOAMパケットOAM−P(図7(C)
参照))におけるOAMパケットOAM−Pの挿入位置
を検出し、又、1系ATMセル#11及び#21を分解し
て再生された1系パケットストリーム(CPS−P#3
〜#5及びOAMパケットOAM−P(図7(D)参
照))におけるOAMパケットOAM−Pの挿入位置を
検出し、現用系である0系ではOAMパケットOAM−
Pの前のCPSパケットCPS−P#1及び#2を読み
出すと共に、予備系である1系ではOAMパケットOA
M−Pの後のCPSパケットCPS−P#3〜#5を読
み出し、これらを組み合わせたCPS−P#1〜#5か
ら上位レイヤ可変長データUSER#1〜#5DATA
を再生している。
ように、AALタイプ2プロトコルの特徴的な多重化構
成の差異、即ち0/1系ATMセルにおける各CPSパ
ケットの多重化構成の差異が生じたとしても、CPSパ
ケットの損失や重複は生じ得ない。従って、AALタイ
プ2プロトコルを用いる場合であっても、無瞬断切替が
可能となる。
ッファを設けており、各バッファに格納されたCPSパ
ケットは、所望のタイミングで読み出される。よって、
この切替装置では、現用系では切替用OAMパケットの
直前のCPSパケットを読み出し、これとは独立したタ
イミングで、予備系にて切替用OAMパケットの直後の
CPSパケットの読み出しを開始すればよいこととな
る。従って、現用/予備系のCPSパケットストリーム
間にタイミング同期が確立していなくても、系間の無瞬
断切替を行うことができる。即ち、いわゆるコールドス
タンバイからの無瞬断切替が可能となる。
プ2プロトコルを用いた場合につき説明したが、AAL
2プロトコル以外にも、複数のパケットが単一のATM
セル中に多重化され、かつ複数のATMセルに渡り分割
されて存在し得るAALプロトコルであれば、同様の効
果が得られると考えられる。
この発明の切替装置によれば、送信側装置にて切替位置
表示用パケットを同一位置に挿入した状態で現用/予備
系パケットストリームを生成し、これを多重化してなる
ATMセルを現用/予備系ルートにて伝送させることが
できる。一方、受信側装置では、伝送してきたATMセ
ルより再生された現用/予備系パケットストリームから
切替位置表示用パケットの挿入位置を検出し、この挿入
位置よりも前の現用系パケットストリーム及び当該挿入
位置よりも後の予備系パケットストリームから上位レイ
ヤ可変長データを再生することができる。
のように、複数のパケットが単一ATMセル中に多重化
され、かつ複数のATMセルに渡り分割されて存在し得
るAALプロトコルを用いる場合でも、パケットレイヤ
レベルで位相差を認識でき、従って、無瞬断切替が可能
となる。
る。
の概念図である。
る従来の切替装置に生じた課題の説明に供する図であ
る。
成要素を概略的に示す図である。
成要素を概略的に示す図である。
(その1)であり、特に、送信側装置におけるデータ変
換の様子を示す図である。
(その2)であり、特に、受信側装置におけるデータ変
換の様子を示す図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 送信側装置及び受信側装置間に渡ってA
TM(Asynchronous Transfer
Mode)セルをそれぞれ伝送する冗長構成された複数
の系における現用系及び予備系ルート間の切替を行う切
替装置において、 前記送信側装置には、 現用/予備系ルート間の切替を指示するための切替準備
信号を発生させる切替準備信号発生手段と、 前記送信側装置及び前記受信側装置間で受け渡されるべ
き上位レイヤ可変長データが入力され、該上位レイヤ可
変長データを一連のパケットに変換することによりパケ
ットストリームを生成すると共に、前記切替準備信号が
入力されると切替位置表示用パケットを生成し、該切替
位置表示用パケットを、前記現用/予備系ルートを経由
すべき各前記パケットストリームの互いに同一位置に挿
入して現用/予備系パケットストリームを出力するパケ
ット組立手段と、 前記現用/予備系パケットストリームが入力され、これ
らをそれぞれ多重化することにより現用/予備系ATM
セルを組み立てる、冗長構成された複数のセル組立手段
とが設けられ、 前記受信側装置には、 前記現用/予備系ATMセルを分解することにより前記
現用/予備系パケットストリームを再生する、冗長構成
された複数のセル分解手段と、 再生された前記現用/予備系パケットストリームにおけ
る前記切替位置表示用パケットの挿入位置を検出し、該
検出された挿入位置よりも前の前記現用系パケットスト
リーム及び当該検出された挿入位置よりも後の前記予備
系パケットストリームから前記上位レイヤ可変長データ
を再生するパケット分解手段とが設けられていることを
特徴とする切替装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の切替装置において、 前記パケット分解手段は、再生された前記現用/予備系
パケットストリームを構成する各パケットを順次に格納
する現用/予備系記憶領域を有し、検出された前記挿入
位置よりも前の前記現用系パケットストリームを前記現
用系記憶領域から読み出すと共に、検出された前記挿入
位置よりも後の前記予備系パケットストリームを前記予
備系記憶領域から読み出すことを特徴とする切替装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載の切替装置において、 前記パケット分解手段は、 前記現用/予備系パケットストリームを構成する各パケ
ットを順次に格納する現用/予備系記憶領域と、 前記現用系パケットストリームを前記現用系記憶領域か
ら順次に読み出し、該現用系パケットストリームにおけ
る前記切替位置表示用パケットを検出すると、前記現用
系記憶領域からの読み出しを停止し、その後、現用/予
備系ルート間を切り替えるための切替信号を発生させる
現用系パケット読出手段と、 前記予備系パケットストリームにおける前記切替位置表
示用パケットを検出すると検出された前記挿入位置より
も後の前記予備系パケットストリームの前記予備系記憶
領域からの読み出しを準備しつつ待機し、前記切替信号
が入力されると当該読み出しを開始する予備系パケット
読出手段と前記切替信号が入力されると前記現用/予備
系パケット読出手段からの出力経路を選択的に切り替え
つつ前記上位レイヤ可変長データを出力する出力選択手
段とを有することを特徴とする切替装置。 - 【請求項4】 請求項2又は3に記載の切替装置におい
て、 各前記現用/予備系記憶領域を、ランダム読出が可能な
記憶素子で構成したことを特徴とする切替装置。 - 【請求項5】 請求項1に記載の切替装置において、 前記ATMセルの組立及び分解は、複数の前記パケット
が単一のATMセル中に多重化され、かつ複数のATM
セルに渡り分割されて存在し得るAAL(ATM Ad
aptation Layer)プロトコルを介して行
うことを特徴とする切替装置。 - 【請求項6】 請求項1に記載の切替装置において、 前記パケットを、ITU−T勧告I.365.2にて勧
告化されたAALタイプ2プロトコルに規定されたCP
S(Common Part Sublayer)パケ
ットとすることを特徴とする切替装置。 - 【請求項7】 請求項1に記載の切替装置において、 前記切替位置表示用パケットを、保守運用管理(OA
M:Operation,Administratio
n and Maintenance)パケットとした
ことを特徴とする切替装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000222210A JP2002044090A (ja) | 2000-07-24 | 2000-07-24 | 切替装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000222210A JP2002044090A (ja) | 2000-07-24 | 2000-07-24 | 切替装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002044090A true JP2002044090A (ja) | 2002-02-08 |
Family
ID=18716481
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000222210A Pending JP2002044090A (ja) | 2000-07-24 | 2000-07-24 | 切替装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002044090A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1377110A1 (en) * | 2002-06-28 | 2004-01-02 | Nec Corporation | Active/standby switching system and active/standby switching method |
JP2006060338A (ja) * | 2004-08-18 | 2006-03-02 | Nec Commun Syst Ltd | 二重化atmシステム、回線装置、atm装置及びそれらに用いるatm二重化運転方法 |
CN102215144A (zh) * | 2011-05-17 | 2011-10-12 | 中兴通讯股份有限公司 | 丢包率的测量方法和系统 |
-
2000
- 2000-07-24 JP JP2000222210A patent/JP2002044090A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1377110A1 (en) * | 2002-06-28 | 2004-01-02 | Nec Corporation | Active/standby switching system and active/standby switching method |
US7382720B2 (en) | 2002-06-28 | 2008-06-03 | Nec Corporation | Active/standby switching system and active/standby switching method |
JP2006060338A (ja) * | 2004-08-18 | 2006-03-02 | Nec Commun Syst Ltd | 二重化atmシステム、回線装置、atm装置及びそれらに用いるatm二重化運転方法 |
CN102215144A (zh) * | 2011-05-17 | 2011-10-12 | 中兴通讯股份有限公司 | 丢包率的测量方法和系统 |
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