JPH09330797A - 静電気放電構造 - Google Patents

静電気放電構造

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JPH09330797A
JPH09330797A JP14896096A JP14896096A JPH09330797A JP H09330797 A JPH09330797 A JP H09330797A JP 14896096 A JP14896096 A JP 14896096A JP 14896096 A JP14896096 A JP 14896096A JP H09330797 A JPH09330797 A JP H09330797A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通信装置等の電子機器における予備パッケー
ジを静電気から保護し保管する。 【構成】 予備パッケージ2を通信装置1に実装し、予
備パッケージ2の金属製前面板7が金属製側板4に接触
しており、金属製側板4はアース端子9に接続されてい
る。作業者10が予備パッケージ2をさわる時に、作業
者10に帯電していた静電気は、感受性の強い内部回路
8に流れずに、金属製前面板7、側板4を通ってアース
端子9に放電される。従って、交換時に予備パッケージ
2が破壊されるのを防ぐことができる。通信装置に限ら
ず、金属製の筐体や導電カバーであれば同様に効果が得
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電気放電構造に関
し、特に、通信装置、電気装置等の予備パッケージを交
換する際に、人体からの静電気放電より予備パッケージ
が故障するのを防ぐ通信装置の静電気放電構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、通信装置や電子機器においては、
ヨーロッパでCEマークという規制ができ、その規制の
イミュニティ規格の一部として静電気放電(ESD)耐
力が大きな問題となってきた。
【0003】第1の従来例としてあげられる特開平4−
94289号公報に開示された通信装置の静電気放電構
造では、前扉を開ける際に作業者に帯電している静電気
が金属製の前扉に流れ、互いに電気的に接続された側板
または前扉が接地されているために、この静電気はアー
ス線を通り放電される。しかるに、この第1の従来例で
は予備パッケージについては何も言及されていない。
【0004】また、第2の従来例としてあげられる特開
平4ー157799号公報に開示された筐体の構造は、
回路または機器を収容する形状を有するとともに、低抵
抗導電体で構成され、この低抵抗導電体がフレームアー
スに接続された筐体において、表面が高抵抗導電体で形
成され、内面の低抵抗導電体との間に絶縁体を挟み、こ
の高抵抗導電体をフレームアースに接続する構成にした
ことを特徴としている。
【0005】しかしながら、この第2の従来例にも上記
第1の従来例と同様に、予備パッケージについては何ら
言及されていない。
【0006】図5(a)、(b)は従来における通信装
置と予備パッケージの状態を示す正面図である。
【0007】図5(a)、(b)において、通信装置1
3になんらかの障害が発生した場合には、こわれたパッ
ケージを予備パッケージ2と交換することになるが、予
備パッケージ2には、例えばテーブル15等の上に置か
れたりして、いかなる静電気対策も施されずに保管され
ていた。従って、予備パッケージ2は電気的に浮いた状
態になっているので、人体がさわるとその静電気は、予
備パッケージ2のうちの金属部分に蓄積され、ある限度
値を越えると予備パッケージ2内の回路に放電され、回
路を壊してしまう虞があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】第1の問題点は、予備
パッケージを交換する際に、作業者からの静電気放電に
より予備パッケージが破壊されるということである。
【0009】その理由は、予備パッケージ内の電子部品
は近年、信号の高速化にともない、静電気やノイズに反
応しやすくなっている。特にCMOSのLSI等は静電
気に弱い。にもかかわらず、予備パッケージは、放電電
流を接地へ導くパスが存在しておらず、帯電しやすい状
態のまま保管されている。
【0010】本発明は従来の上記実情に鑑みてなされた
ものであり、従って本発明の目的は、従来の技術に内在
する上記欠点を解消し、保守的に人体からの静電気で予
備パッケージが破壊されるのを防ぐことを可能とした新
規な静電気放電装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係る通信装置の静電気放電構造は、予備
パッケージを運用中の装置内に実装し、作業者が保守の
ために予備パッケージを交換するときに、パッケージ前
面の金属製の前面板(図1(b)の7)を必然的にさわ
るような構造とする。
【0012】金属製の前面板(図1(b)の7)は、装
置の金属製の側板(図1(a)の4)に接続されてお
り、アース端子(図1(c)の9)まで結合されてい
る。
【0013】これは、静電気電流が予備パッケージ内の
感受性の強い回路(図1(b)の8)に進入するのを防
ぐための、インピーダンスの低い別の電流パスを構成し
たことになる。
【0014】また、装置内に実装できない場合には、金
属製のケース(図2の11)に収納するか、導電性のカ
バー(図4の14)に包み、それを放電用のケーブル
(図3の12)で装置のアース端子(図1(c)の9)
につなぐか、保管場所の近くのアース端子(図3の
9′)につなぐことにより、同様にインピーダンスの低
い別の電流パスを構成したことになる。
【0015】
【作用】予備パッケージを運用中の装置内に実装し、作
業者が保守のために予備パッケージにさわって静電気が
放電された時に、装置がもつアースに静電気が放電さ
れ、予備パッケージ内の感受性の強い回路内に静電気電
流が直接流れ込むのを防ぐことができる。
【0016】また、装置内に実装できない場合には予備
パッケージを金属製の筐体、または導電性のカバーに包
み、それを放電用のケーブルでアース端子に接続するこ
とにより、同様に静電気電流が回路内に流れ込むのを防
ぐことができる。
【0017】
【実施例】次に本発明をその好ましい各実施例について
図面を参照しながら具体的に説明する。
【0018】図1(a)、(b)、(c)は本発明によ
る第1の一実施例を示し、そのうち、(a)は通信装置
の正面図、(b)は予備パッケージの正面図、(c)は
第1の実施例の動作を示し、静電気による電流の流れの
説明図である。
【0019】図1(a)〜(c)を参照するに、通信装
置1には、使用中の現用パッケージ5の他に、現用パッ
ケージ5がなんらかの理由で壊れたときに交換するため
の予備パッケージ2が実装されている。予備パッケージ
2は、本第1の実施例においては、右側の一列に予備パ
ッケージのスペースを設けて4個実装されているが、こ
のスペースは任意でよく、また使用される通信装置によ
って異なる。予備パッケージ2の前面板7は、金属材料
により形成されており、通信装置1の金属製側板4に接
続されている。金属製側板4はアース端子9に接続され
ている。これらの各構成要素のそれぞれの接続はできる
だけ大きな面によって結合されることが必要であり、塗
装をほどこさず十分低いインピーダンスによる接続とす
る。
【0020】次に第1の実施例の動作について図1
(c)を参照して詳細に説明する。
【0021】通常、現用パッケージ5がなんらかの理由
で壊れた場合には、作業者10は帯電したまま予備パッ
ケージ2にさわらなければならない。この時、作業者1
0は必然的に予備パッケージ2の金属製前面板7をさわ
らなければならず、この時静電気電流は、金属製前面板
7、金属製側板4を通ってアース端子9に放電される。
【0022】従って、静電気電流が感受性の強い回路8
に流れ込み、回路8を破壊するという事故を防ぐことが
できる。
【0023】次に、本発明による第2の実施例について
図2を参照して詳細に説明する。
【0024】図2は本発明による第2の実施例を示す正
面図である。
【0025】図2を参照するに、予備パッケージ2はそ
の金属製前面板7が保管用金属ケース11に接続されて
いる。保管用金属ケース11は導電性ケーブル12で通
信装置13のアース端子9に接続されている。
【0026】従って前記第1の実施例と同様に、作業者
10が予備パッケージ2を交換する場合には、必然的に
金属製前面板7にさわらなければならず、この時静電気
電流は、保管用金属ケース11、導電性ケーブル12を
通ってアース端子9に放電される。これは、人体の静電
気が除電されたことを示す。
【0027】図3は本発明による第3の実施例を示し、
保管用金属ケース11が通信装置のアース端子ではな
く、他のアース端子9′に接続されている場合である。
【0028】図4は本発明による第4の実施例を示し、
予備パッケージ2が保管用金属ケース11ではなく、導
電カバー14を使った場合である。導電カバー14内に
は予備パッケージ2が収納されており、導電カバー14
を開く時に、作業者10の静電気電流は導電ケーブル1
2を通ってアース端子9′に放電される。
【0029】以上説明した本発明による第1〜第4の実
施例は、通信装置に本発明を適用した場合のものである
が、本発明は通信装置に限らずすべての電子装置に適用
し得ることは勿論である。
【0030】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成され、作用する
ものであり、本発明によれば、以下に示す効果が得られ
る。
【0031】予備パッケージが作業者からの静電気電流
から保護され、内部の感受性の強い回路の破壊を未然に
防ぐことができる。
【0032】その理由は、作業者からの静電気をインピ
ーダンスの低い金属製の装置の側板に導き、アース端子
に放電することができるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施例を示し、(a)は正
面図、(b)は予備パッケージの概略構成図、(c)は
静電気電流の流れを示す装置の側面図である。
【図2】本発明による第2の実施例を示した正面図であ
る。
【図3】本発明による第3の実施例を示した正面図であ
る。
【図4】本発明による第4の実施例を示した斜視図であ
る。
【図5】(a)、(b)は従来技術による保管例を示す
正面図である。
【符号の説明】
1…通信装置 2…予備パッケージ 3…固定ねじ 4…金属製側板 5…現用パッケージ 6…コネクタ 7…金属製前面板 8…LSI(回路) 9、9′…アース端子 10…作業者 11…保管用金属ケース 12…導電性ケーブル 13…通信装置 14…導電カバー 15…テーブル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各内部回路がパッケージ構造に形成され
    ており、各パッケージになんらかの障害が発生した時に
    パッケージごとに交換することができる通信装置におい
    て、交換用の予備パッケージを運用中の通信装置に実装
    し、パッケージ交換時に、人体からの静電気の放電を装
    置の筐体を通してアースに放電できることを特徴とする
    静電気放電構造。
  2. 【請求項2】 各内部回路がパッケージ構造に形成され
    ており、各パッケージになんらかの障害が発生した時に
    パッケージごとに交換することができる通信装置におい
    て、予備パッケージを金属筐体または導電カバー等で包
    んで保管し、前記金属筐体または導電カバーと通信装置
    のアースを導電性のケーブルで接続しておき、パッケー
    ジの交換時に人体からの静電気放電を前記ケーブルを通
    して前記通信装置のアースに放電することを特徴とする
    静電気放電構造。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の通信装置の静電気放電
    構造において、通信装置のアースの代わりに近くの任意
    のアース端子に放電用の前記導電性ケーブルを接続する
    ことを特徴とする静電気放電構造。
  4. 【請求項4】 前記通信装置の代わりに、全ての電子装
    置に適用することを更に特徴とする請求項1〜請求項3
    のいずれか一項に記載の静電気放電構造。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0177274U (ja) * 1987-11-13 1989-05-24
JPH06196291A (ja) * 1992-12-22 1994-07-15 Canon Inc アース取り手段
JP3077486U (ja) * 2000-11-06 2001-05-18 一史 西沢 シャツ

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