JPH09329700A - 鋼管用x線撮影装置 - Google Patents

鋼管用x線撮影装置

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Publication number
JPH09329700A
JPH09329700A JP8146329A JP14632996A JPH09329700A JP H09329700 A JPH09329700 A JP H09329700A JP 8146329 A JP8146329 A JP 8146329A JP 14632996 A JP14632996 A JP 14632996A JP H09329700 A JPH09329700 A JP H09329700A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
steel pipe
film
ray
carriage
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8146329A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Maruta
敏昭 丸田
Yoshihiko Takagi
義彦 高木
Hajime Kono
始 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
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Publication of JPH09329700A publication Critical patent/JPH09329700A/ja
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  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • Radiography Using Non-Light Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、径の小さい鋼管や変形の大きな鋼
管でも効率良くX線撮影可能な鋼管用X線撮影装置を提
供するものである。 【解決手段】 鋼管の溶接部等をX線撮影する際の、受
像用フィルムを載置し鋼管内を走行する台車であって、
台車上に受像用フィルムを載置するフィルム台を有し、
且つ、台車とフィルム台との間を、その交差角度が変更
可能な機構であるX字状の脚により接続し、該X字状の
脚の一方の下部に、ワイヤーを取り付け、該ワイヤーの
牽引あるいは、弛緩によって前記X字状脚の交差角度を
変化し前記フィルム台を昇降可能とした台車と、鋼管外
部に設けられた前記ワイヤーを把持して牽引するワイヤ
ー牽引装置と、前記ワイヤーに滑車を介してウエイトを
吊り下げたワイヤーたるみ防止装置とを備えたことを特
徴とする鋼管用X線撮影装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼管の主に溶接部
のX線撮影をするための鋼管用X線撮影装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】鋼管の溶接部は、その品質上最も重要な
部位の一つであり、その検査は、X線撮影により行って
いる。(図1は、従来の鋼管をX線撮影する時の全体概
略図である。) そのため、鋼管の外部にX線発生器をセットし、鋼管内
部にX線を受像するフィルムを載置した台車を走行さ
せ、鋼管の任意の部位をX線撮影している。X線撮影を
鮮明にするためには、受像用フィルムを被写体部即ち、
鋼管の溶接部に極力近づけることがポイントであり、距
離が大きくなると、撮像が不鮮明となる。従って、フィ
ルム積載台車は、フィルムを載置する台を設けその台を
備え付けの昇降装置によって、鋼管内の所定の撮影位置
まで移動し、所定の位置に到達した時点でフィルム載置
台を上昇させ被写体にフィルムを接近させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の装
置では、台車自体に昇降装置が設けられているため、台
車が大きく、径の小さな鋼管、あるいは、図2のように
矯正前の変形した鋼管の場合、台車の鋼管内への装入に
支障を来し、当装置が使用できず、X線装置を外注業者
に委託する、あるいは、ハンド作業により撮影するな
ど、作業効率が悪く、コスト増にもつながっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
有利に解決するものであって、その主旨は、鋼管の溶接
部等をX線撮影する際の、受像用フィルムを載置し鋼管
内を走行する台車であって、(1)台車上に受像用フィル
ムを載置するフィルム台を有し、且つ、台車とフィルム
台との間を、その交差角度が変更可能な機構であるX字
状の脚により接続し、該X字状の脚の一方の下部に、ワ
イヤーを取り付け、該ワイヤーの牽引あるいは、弛緩に
よって前記X字状脚の交差角度を変化し前記フィルム台
を昇降可能とした台車と、鋼管外部に設けられた前記ワ
イヤーを把持して牽引するワイヤー牽引装置と、前記ワ
イヤーに滑車を介してウエイトを吊り下げたワイヤーた
るみ防止装置とを備えたことを特徴とする鋼管用X線撮
影装置および、(2)前記(1)記載の台車が、鋼管の外部
に設けられた駆動装置により昇降(上下動作)すること
を特徴とする鋼管用X線撮影装置にある。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図によって、詳細
に説明する。図3に、本発明を表した全体図を示す。鋼
管1が搬送ローラ2上に積載され、その上部に2台のX
線発生装置3が走行可能な状態で配備されており、鋼管
の撮影部位を挟んで、そのX線発生装置の相対する鋼管
内部の位置にやはり走行可能なフィルム台車4が2台そ
れぞれ配備されている。
【0006】まず、本発明のフィルム台車4は、図4
(a),(b)に作動機能を模式的に示すように、フィ
ルム載置台5が昇降可能であるが、ここで、その昇降駆
動源は、台車4本体に設置しているのではない。台車4
とフィルム載置台5とは、図の様に中心がリンク機構と
なったX字状の脚を有するリフト6で連結されており、
その上にフィルム載置台5、その下に台車4本体が、そ
れぞれ接続されているが、接続部分は、脚部が水平方向
にスライド可能なルーズな状態で接続されている。この
ことによって、脚の一方の下部に取り付けられたワイヤ
ーを牽引するとX字が縦に伸び((a)図参照)、逆に
ワイヤーを弛緩すると、X字は横に広がる((b)図参
照)。このことによって、フィルム載置台は昇降する。
即ち、台車本体には昇降のための駆動源がなく台車がコ
ンパクトとなり、且つ、鋼管内のフィルム載置台を昇降
できる。
【0007】次にこのワイヤーを牽引する装置である
が、前記したように鋼管の外部に設置してあり、その特
徴は、図5で示すように、単純にX字状脚に連結したワ
イヤー7を牽引するのではなく、この昇降用のワイヤー
7は、台車4が移動するとそれに追随して移動するので
このワイヤー7の移動を牽引装置8で妨げないようにし
なければならない。従って、本発明におけるこの台車4
の昇降用ワイヤーの牽引装置8にはワイヤー7を把離自
在なクランプ手段8′を設け、牽引が必要な時にのみワ
イヤー7の任意の位置を把持し、牽引する機構とする。
図5は牽引状況の説明図であり、(a)はクランプを解
除した状態、(b)は牽引装置8を作動させワイヤーを
クランプして牽引を始動する状態、(c)は牽引してリ
ンク機能6の脚を引っ張りフィルム載置台5を上昇させ
て、パイプ溶接部に近接させた状態を示している。
【0008】また、牽引ワイヤーがフリーの場合などに
たるみが起きないように、たるみ防止装置9を設け、こ
れは前記同様にワイヤー7の移動に追従できる機構であ
る必要があり、そのために、図6に示すごとく本発明で
は、滑車10にウエイト11を取り付けたものを採用し
ている。ここで、次の事に留意する必要がある。このた
るみ防止用のウエイトと、フィルム載置台の自重と、ワ
イヤー牽引装置の牽引力との関係は、以下の関係でなけ
ればならない。 ウエイト < 載置台の自重 < 牽引力
【0009】その理由は、ウエイトが載置台の自重より
も大きいと、ワイヤーを牽引装置で牽引していない時で
も、ウエイト11によりワイヤー7が牽引され、載置台
5が上昇してしまい、台車4が走行不可能となるからで
ある。また、載置台の自重が牽引力よりも大きいと当然
のことながら、いくら牽引しても載置台が上昇しないか
らである。
【0010】
【発明の効果】従来、X線撮影不可能な径の小さい鋼管
や変形の大きな鋼管は、外注の検査会社に委託する、あ
るいは、ハンド撮影をするという、低効率でしかも高コ
ストとなっていたが、本発明により、それが大幅に緩和
され、その適用範囲が大幅に拡大され、作業効率の向
上、コスト低減に大きく寄与した。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の鋼管のX線撮影をしているときの状態
図。
【図2】矯正前の変形した鋼管を撮影している状態図。
【図3】本発明の装置全体の概略図。
【図4】(a),(b)はフィルム載置台の昇降機能を
説明する図。
【図5】(a),(b),(c)は台車の牽引を説明す
る図であり、(a′),(b′)はパイプ内牽引装置の
状況を示す図である。
【図6】ワイヤーたるみ防止装置を説明する図。
【符号の説明】
1:鋼管 2:搬送ローラ 3:X線発生装置 4:フィルム台車 5:フィルム載置台 6:リフト 7:昇降用ワイヤー 8:牽引装置 9:たるみ防止装置 10:滑車 11:ウエイト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼管の溶接部等をX線撮影する際の、受
    像用フィルムを載置し鋼管内を走行する台車であって、
    台車上に受像用フィルムを載置するフィルム台を有し、
    且つ、台車とフィルム台との間を、その交差角度が変更
    可能な機構であるX字状の脚により接続し、該X字状の
    脚の一方の下部に、ワイヤーを取り付け、該ワイヤーの
    牽引あるいは、弛緩によって前記X字状脚の交差角度を
    変化し前記フィルム台を昇降可能とした台車と、鋼管外
    部に設けられた前記ワイヤーを把持して牽引するワイヤ
    ー牽引装置と、前記ワイヤーに滑車を介してウエイトを
    吊り下げたワイヤーたるみ防止装置とを備えたことを特
    徴とする鋼管用X線撮影装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の台車が、鋼管の外部に設
    けられた駆動装置により昇降(上下動作)することを特
    徴とする請求項1記載の鋼管用X線撮影装置。
JP8146329A 1996-06-07 1996-06-07 鋼管用x線撮影装置 Withdrawn JPH09329700A (ja)

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JPH09329700A true JPH09329700A (ja) 1997-12-22

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101920564A (zh) * 2009-12-03 2010-12-22 深圳市住美辐射材料有限公司 一种立式辐照束下装置
JP2013156049A (ja) * 2012-01-27 2013-08-15 Honda Motor Co Ltd 円筒状部材のx線検査方法及びその装置
JP2016061583A (ja) * 2014-09-16 2016-04-25 新日鐵住金株式会社 X線撮像システム
KR102225459B1 (ko) * 2020-08-14 2021-03-09 주식회사 현대알비 파이프 용접비드 방사선 검사장치

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 20030902