JP2013156049A - 円筒状部材のx線検査方法及びその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】検査精度を低下させることなく、円筒状部材のX線検査を迅速に行うことができる円筒状部材のX線検査方法及びその装置を提供する。
【解決手段】両端に開口部を有する円筒状部材5のX線検査装置であって、X線を照射する照射部7と、照射部7から照射されたX線を受ける受像部8とを結ぶ線を照射線Lとして、照射線Lが円筒状部材5の中心軸線Oに対して傾くように、且つ照射線Lが円筒状部材5の一方の開口部を通るように、照射部7又は受像部8を円筒状部材5に対して配置する。
【選択図】図2

Description

本発明は、円筒状部材のX線検査方法及びその装置に関する。
従来、X線を照射する照射部と、照射されたX線を受ける受像部とを備え、円筒状部材の溶接部を検査するX線検査装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。このX線検査装置では、受像部を円筒状部材内に配置し、溶接部を照射部と受像部とで挟み込むようにしている。そして、照射部と受像部とを円筒状部材の軸方向に移動させて、円筒状部材の溶接部のX線検査を行っている。
実開昭59−17844号公報
従来のように受像部を円筒状部材内に配置する場合、X線検査の準備段階として受像部を円筒状部材内に挿入する工程、及びX線検査終了後に受像部を円筒状部材から取り出す工程が必要となり、検査に時間を要する。
受像部を円筒状部材の外に配置し、照射部と受像部とで上下から円筒状部材を挟み込むようにしてX線検査を行うことも考えられるが、この場合、照射されたX線が円筒状部材の周壁を2回通過することとなり、検査精度が低下してしまう。
本発明は、以上の点に鑑み、検査精度を低下させることなく、円筒状部材のX線検査を迅速に行うことができる円筒状部材のX線検査方法及びその装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、両端に開口部を有する円筒状部材のX線検査方法であって、X線を照射する照射部と、該照射部から照射されたX線を受ける受像部とを結ぶ線を照射線として、前記照射線が前記円筒状部材の中心軸線に対して傾くように、且つ前記照射線が前記円筒状部材の一方の開口部を通るように、前記照射部又は前記受像部を前記円筒状部材に対して配置することを特徴とする。
また、本発明は、両端に開口部を有する円筒状部材をX線で検査するX線検査装置であって、X線を照射する照射部と、該照射部から照射されたX線を受ける受像部とを備え、前記照射部と前記受像部とを結ぶ線を照射線として、前記照射線が前記円筒状部材の中心軸線に対して傾くように、且つ前記照射線が前記円筒状部材の一方の開口部を通るように、前記照射部又は前記受像部を前記円筒状部材に対して配置することを特徴とする。
本発明によれば、照射線が円筒状部材の一方の開口部を通るため、照射されたX線が円筒状部材の周壁を2回通過することがなく、検査精度の低下を防止することができる。また、照射部又は受像部を円筒状部材内に配置する必要がないため、従来のように受像部を円筒状部材内に挿入する工程、及び検査終了後に受像部を円筒状部材から取り出す工程が不要となり、円筒状部材のX線検査を迅速に行うことができる。
また、本発明の方法においては、円筒状部材の一方の開口部から軸方向の中央部までの検査を行う第1検査工程と、前記円筒状部材の前記照射線に対する相対的な位置が反転するように前記円筒状部材又は前記照射部若しくは前記受像部を反転させる反転工程と、前記円筒状部材の他方の開口部から軸方向中央部までの検査を行う第2検査工程とを有することが好ましい。
また、本発明の装置においては、円筒状部材の前記照射線に対する相対的な位置が反転するように前記円筒状部材又は前記照射部若しくは前記受像部を反転させる反転機構を備えることが好ましい。
本発明では、照射線が円筒状部材の一方の開口部を通るようにしているため、円筒状部材の軸方向における検査範囲に所定の限界が生じるが、上述のように、円筒状部材を反転させることにより、中心軸方向に比較的長い円筒状部材であってもX線検査を行うことが可能となる。
本発明の円筒状部材のX線検査装置の実施形態を示す模式図。 本実施形態のX線検査装置の作動を示す説明図。 本発明の円筒状部材のX線検査方法の実施形態を示す説明図。
図1から図3を参照して、本発明の実施形態の円筒状部材のX線検査装置及びX線検査方法を説明する。図1に示すように、本実施形態の円筒状部材のX線検査装置1は、ケース2内で反転自在な反転機構3と、反転機構3に設けられた進退機構4と、進退機構4に設けられ、円筒状部材5を保持する保持機構6と、X線を照射する照射部7(X線発生器)と、照射部7から照射されたX線を受ける受像部8(X線カメラ)とを備える。
円筒状部材5は、一枚の金属製の薄い板材を丸めてその両端部を溶接して形成されたものである。反転機構3はターンテーブル9に設けられ、ターンテーブル9を回転させることにより、円筒状部材5を保持機構6で保持させる保持位置Bと、円筒状部材5をX線で検査する検査位置Aとに切換可能としている。
図2に示すように、反転機構3は、L字状の反転台3aを備える。L字状の反転台3aには、上方に延びる側壁部3bで進退機構4を片持ち状態で支えている。
図2に示すように、保持機構6は、円筒状部材5が内部に挿入された支持部6aに引っ掛けられると共に、軸方向両端から挟持部材6b,6bで挟持されることにより、円筒状部材5を保持する。支持部6aの下方にはローラ6cが設けられている。ローラは6c円筒状部材5の内周面に当接している。
照射部7と受像部8とを結ぶ線を照射線Lとすると、照射線Lが円筒状部材5の一方の開口部を通るように、且つ円筒状部材5の中心軸線Oに対して傾斜するように、照射部7と受像部8とがケース2内に配置されている。
図2(a)に示すように、進退機構4は、保持機構6と共に円筒状部材5を進退自在に直動させることができる。また、図2(b)に示すように、反転機構3は、進退機構4及び保持機構6と共に円筒状部材5を反転(180度回転)させることができる。なお、図2では、円筒状部材5を断面で示している。
次に、図3を参照して、本実施形態のX線検査装置を用いた検査方法を説明する。まず、ターンテーブル9の保持位置Bで、保持機構6に円筒状部材5を保持させる。そして、ターンテーブル9を回転して、円筒状部材5を検査位置Aに移動させる。そして、図3(a)に示すように、進退機構4で円筒状部材5を前進させて、円筒状部材5の溶接部の軸方向中央部、即ち、軸方向の半分以上をX線で検査する。これが本実施形態における第1検査工程に該当する。なお、図3においては、円筒状部材5の溶接部は上方に位置している。
図3(b)に示すように、照射線Lが円筒状部材5の溶接部を半分以上検査したところで、反転機構3を用いて、円筒状部材5を反転させる。これにより、円筒状部材5の照射線Lに対する相対的な位置が反転する。このとき、図2(b)に示すように、進退機構4も円筒状部材5と共に反転する。これが本実施形態における反転工程に該当する。そして、図3(c)に示すように、進退機構4で円筒状部材5を更に前進させて、円筒状部材5の残りの部分、即ち、円筒状部材5の軸方向中央部から他方の開口部までの溶接部を検査する。これが本実施形態における第2検査工程に該当する。
検査が終了した後は、反転機構3で円筒状部材5を再度反転させる。そして、ターンテーブルを回転させて、円筒状部材5を保持位置Bに移動し、円筒状部材5を保持機構6から取り外す。
本実施形態のX線検査装置によれば、照射線Lが円筒状部材5の一方の開口部を通るため、照射されたX線が円筒状部材5の周壁を2回通過することがなく、検査精度の低下を防止することができる。また、照射部7又は受像部8を円筒状部材5内に配置する必要がないため、従来のように受像部を円筒状部材内に挿入する工程、及び検査終了後に受像部を円筒状部材から取り出す工程が不要となり、円筒状部材5のX線検査を迅速に行うことができる。
また、照射線Lが円筒状部材5の一方の開口部を通るようにしているため、円筒状部材5の軸方向における検査範囲に所定の限界が生じるが、上述のように、反転機構3で円筒状部材5を反転させることにより、中心軸方向に比較的長い円筒状部材5であってもX線検査を行うことが可能となる。
なお、本実施形態のX線検査装置1では、円筒状部材5の溶接部をX線で検査するものを説明したが、本発明の検査対象は溶接部に限らない。例えば、遠心鋳造で生産された円筒部材の周壁のX線検査に用いることもできる。この場合、円筒状部材を軸周りに旋回する旋回機構を設ければよい。
また、実施形態においては、円筒状部材を反転させるものを説明したが、本発明はこれに限らず、照射部又は受像部を反転させてもよい。これによっても、比較的長い円筒状部材5のX線検査を行うことができる。
1…X線検査装置、2…ケース、3…反転機構、3a…反転台、3b…側壁部、4…進退機構、5…円筒状部材、6…保持機構、6a…支持部、6b…挟持部材、6c…ローラ、7…照射部(X線発生器)、8…受像部(X線カメラ)、9…ターンテーブル、L…照射線、O…円筒状部材の中心軸線、A…検査位置、B…保持位置。

Claims (4)

  1. 両端に開口部を有する円筒状部材のX線検査方法であって、
    X線を照射する照射部と、該照射部から照射されたX線を受ける受像部とを結ぶ線を照射線として、
    前記照射線が前記円筒状部材の中心軸線に対して傾くように、且つ前記照射線が前記円筒状部材の一方の開口部を通るように、前記照射部又は前記受像部を前記円筒状部材に対して配置することを特徴とする円筒状部材のX線検査方法。
  2. 請求項1記載の円筒状部材のX線検査方法であって、
    前記円筒状部材の一方の開口部から軸方向の中央部までの検査を行う第1検査工程と、
    前記円筒状部材の前記照射線に対する相対的な位置が反転するように前記円筒状部材又は前記照射部若しくは前記受像部を反転させる反転工程と、
    前記円筒状部材の他方の開口部から軸方向中央部までの検査を行う第2検査工程とを有することを特徴とする円筒状部材のX線検査方法。
  3. 両端に開口部を有する円筒状部材をX線で検査するX線検査装置であって、
    X線を照射する照射部と、
    該照射部から照射されたX線を受ける受像部とを備え、
    前記照射部と前記受像部とを結ぶ線を照射線として、
    前記照射線が前記円筒状部材の中心軸線に対して傾くように、且つ前記照射線が前記円筒状部材の一方の開口部を通るように、前記照射部又は前記受像部を前記円筒状部材に対して配置することを特徴とする円筒状部材のX線検査装置。
  4. 請求項3記載の円筒状部材のX線検査装置であって、
    前記円筒状部材の前記照射線に対する相対的な位置が反転するように前記円筒状部材又は前記照射部若しくは前記受像部を反転させる反転機構を備えることを特徴とする円筒状部材のX線検査装置。
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