JPH0932910A - 自動変速機の冷却構造 - Google Patents

自動変速機の冷却構造

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JPH0932910A
JPH0932910A JP7186851A JP18685195A JPH0932910A JP H0932910 A JPH0932910 A JP H0932910A JP 7186851 A JP7186851 A JP 7186851A JP 18685195 A JP18685195 A JP 18685195A JP H0932910 A JPH0932910 A JP H0932910A
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planetary gear
clutch
piston
gear device
automatic transmission
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JP7186851A
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Muneo Mizuta
宗男 水田
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JATCO Corp
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    • F16H63/00Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
    • F16H63/02Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
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    • F16H63/3023Constructional features of the final output mechanisms the final output mechanisms comprising elements moved by fluid pressure
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Abstract

(57)【要約】 【課題】部品量を減少させて、しかも、熱源を離すこと
により冷却効率を良好なものとすることが出来る自動変
速機の冷却構造を提供する。 【解決手段】フロントプラネタリギヤ装置13と、フロ
ントプラネタリギヤ装置13のインプットシャフト4方
向に並設されるリヤプラネタリギヤ装置14との間に、
ハイクラッチ装置15を介在させると共に、ハイクラッ
チ装置15には、円筒状のクラッチドラム部15aと、
クラッチドラム部15a内にインプットシャフト4方向
に沿って摺動し、クラッチドラム部15aとの間にピス
トン作動油圧室20を形成するクラッチピストン15b
と、クラッチピストン15bによって押圧され、インプ
ットシャフト4延設方向に沿って積層される複数のクラ
ッチプレート15cとが設けられ、プラネタリキャリア
18に、クラッチドラム15aが一体に形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主に車両の駆動力の
伝達制御に用いられる自動変速機の冷却構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の自動変速機としては、例
えば、図3及び図4に示す特開昭62−288753号
公報等に記載されている様なものが知られている。
【0003】このような自動変速機では、自動変速機1
のトランスミッションケース2内に、コネクティングシ
ェル3と連結されて、回転自在となるリバースクラッチ
ドラム5が、インプットシャフト4の周囲に設けられて
いる。
【0004】このリバースクラッチドラム5内には、主
にリバースクラッチ装置6と、ハイクラッチ装置7とが
前記インプットシャフト4延設方向に沿って並列に配設
されている。また、このリバースクラッチドラム5の外
周には、ブレーキバンド装置5aが設けられて、リバー
スクラッチドラム5の回転を規制するように構成されて
いる。
【0005】そして、前記コネクティングシェル3の後
方位置には、フロントプラネタリギヤ装置8と、リヤプ
ラネタリギヤ装置9とが、前記インプットシャフト4延
設方向に沿って並列に配設されている。
【0006】このうち、フロントプラネタリギヤ装置8
のフロントプラネットキャリア8aは、前記ハイクラッ
チ装置7のハイクラッチハブ7aに、円筒状のスリーブ
部7bを介して連結されている。
【0007】また、フロントプラネタリギヤ装置8のフ
ロントサンギヤ8bは、コネクティングシェル3を介し
て、前記リバースクラッチドラム5に連結されている。
【0008】前記リヤプラネタリギヤ装置9のリヤプラ
ネットキャリア9aは、前記フロントプラネタリギヤ装
置8のフロントインターナルギヤ8cに連結されている
と共に、前記インプットシャフト4と同軸上に並設され
るアウトプットシャフト10にも連結されている。
【0009】そして、例えば、前記ハイクラッチ装置7
締結時、前記バンドブレーキ装置5aを締結して、トラ
ンスミッションケース2にリバースクラッチドラム5を
固定すると、フロントサンギヤ8bも固定される。
【0010】インプットシャフト4から入力された回転
駆動力は、前記ハイクラッチ装置7を介してハイクラッ
チハブ7aからフロントプラネットキャリア8aへ伝達
されて、フロントプラネタリギヤ8dを前記フロントサ
ンギヤ8bの周囲で回転させる。
【0011】このため、前記フロントインターナルギヤ
8cは、増速されて回転し、前記リヤプラネットキャリ
ア9aを介して連結する前記アウトプットシャフト10
を前記インプットシャフト4に比して高速回転させる。
【0012】また、前記インプットシャフト4と、前記
ハイクラッチハブ7aとには、各々油路4a,7cが形
成されて、回転により、前記フロントプラネタリギヤ装
置8及びリヤプラネタリギヤ装置9に潤滑油を供給する
ように構成されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の自動変速機では、所定の潤滑油が前記油路4
a,7cから供給されていても、前記各フロントプラネ
タリギヤ装置8及びリヤプラネタリギヤ装置9に負荷が
かかりながら回転すると、歯車間の摩擦により、発熱が
起こり、両プラネタリギヤ装置8,9が熱源となること
が知られている。
【0014】このような熱源が二つ近接して並んで配設
されていると、この部分に熱が篭り、両プラネタリギヤ
装置8,9の周囲に配設されるクラッチドラム11等が
熱膨張する虞があった。
【0015】また、前記ハイクラッチ7のハイクラッチ
ハブ7aは、フロントプラネットキャリア8aに連結さ
れているにも拘らず、フロントサンギヤ8bをコネクテ
ィングシェル3を介して連結しなければならないので、
フロントプラネタリギヤ装置8のハイクラッチ7配設側
と反対側の側面まで、このフロントサンギヤ8bの内側
に、前記スリーブ部7bを形成して延設しなければなら
ない。
【0016】このため、スリーブ部7b形成分、部品量
が増大すると共に、フロントサンギヤ8bの内側に、こ
のスリーブ部7bが重なって位置するので、フロントサ
ンギヤ8bのセンタリング精度が出しにくいといった問
題もあった。このようにフロントサンギヤ8bのセンタ
リング精度が出しにくいと、歯車間の噛み合わせ精度に
影響を与え、この点においても発熱の要因となる虞があ
った。
【0017】そこで、この発明は、部品量を減少させ
て、しかも、熱源を離すことにより冷却効率を良好なも
のとすることが出来る自動変速機の冷却構造を提供する
ことを課題としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本願発明の請求項1に記載されたものでは、第1遊星歯
車装置と、該第1遊星歯車装置の回転軸方向に並設され
る第2遊星歯車装置との間に、多板クラッチ装置を介在
させると共に、該多板クラッチ装置には、円筒状のクラ
ッチドラムと、該クラッチドラム内に前記回転軸方向に
沿って摺動し、該クラッチドラムとの間にピストン作動
油圧室を形成するクラッチピストンと、該クラッチピス
トンによって押圧され、前記回転軸方向に沿って積層さ
れる複数のクラッチプレートとを設け、しかも、前記第
1遊星歯車装置のプラネタリキャリアに、前記クラッチ
ドラムを一体に形成した自動変速機の冷却構造を特徴と
している。
【0019】また、請求項2に記載されたものでは、前
記第1遊星歯車装置には、前記ピストン作動油圧室へ連
通し、ピストン作動油を該ピストン作動油圧室へ供給す
ると共に、該第1遊星歯車装置内の歯車に該ピストン作
動油を供給して潤滑させる油潤滑路が形成されている請
求項1記載の自動変速機の冷却構造を特徴としている。
【0020】
【作 用】かかる構成の請求項1記載のものによれば、
第1遊星歯車装置と、該第1遊星歯車装置の回転軸方向
に並設される第2遊星歯車装置との間に、多板クラッチ
装置が介在しているので、二つの熱源が離間して放熱面
積が拡大し、冷却効率が良好である。
【0021】また、前記第1遊星歯車装置のプラネタリ
キャリアに、前記クラッチドラムが一体に形成されてい
るので、部品点数が減少すると共に、従来のように、第
1遊星歯車装置のサンギヤの内側に、プラネタリキャリ
アとの連結に用いるスリーブ部を形成する必要が無くな
り、この点においても部品量を減少させることが出来
る。そして、サンギヤのセンタリング精度を向上させ、
発熱量を減少させることが出来る。
【0022】また、請求項2記載のものによれば、油潤
滑路が、ピストン作動油を該ピストン作動油圧室へ供給
すると共に、該第1遊星歯車装置内の歯車に該ピストン
作動油を供給して潤滑させる。
【0023】このため、ピストン作動時、圧力を有する
ピストン作動油が、前記第1遊星歯車装置内の歯車に強
制的に供給されて、更に冷却効率が良好である。
【0024】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について、図
面を参照しつつ説明する。
【0025】図1は、この発明の実施例を示すものであ
る。なお、従来の自動変速機の冷却構造と同一乃至均等
な部分については、同一符号を付して説明する。
【0026】まず構成を説明すると、この実施例の自動
変速機の冷却構造では、自動変速機12のトランスミッ
ションケース2内に、第1遊星歯車装置としてのフロン
トプラネタリギヤ装置13が設けられている。
【0027】このフロントプラネタリギヤ装置13は、
主に、回転軸としてのインプットシャフト4の周囲に、
トランスミッションケース2内側に固着されるドラムサ
ポート16に嵌着される深溝玉軸受17,17等を介し
て支持されて回転自在に配設され、シェルコネクタ24
に所定の遊びを有してスプライン結合してセンタリング
されるフロントサンギヤ13aと、フロントプラネタリ
キャリア18に回動自在に軸支されて、このフロントサ
ンギヤ13aに噛み合う複数のフロントプラネタリギヤ
13b…と、このフロントプラネタリギヤ13b…の周
囲に配設されて、このプラネタリギヤ13b…と各々噛
み合うフロントインターナルギヤ13cとから構成され
ている。
【0028】このうち、フロントサンギヤ13aは、前
記ドラムサポート16に嵌着された図1中左側の深溝玉
軸受17によって支持されるシェルコネクタ24にスプ
ライン結合され、所定の遊びを有すると共に、フロント
プラネタリキャリヤ18に軸部13dで軸支されたフロ
ントプラネタリギヤ13b…により、歯面センタリング
されるように構成されている。
【0029】また、これらの各フロントプラネタリギヤ
13b,13b間には、図2に示すように、ベースプレ
ート21…が配設されている。
【0030】そして、この実施例では、前記フロントサ
ンギヤ13aが、前記ドラムサポート16に嵌着された
深溝玉軸受17,17によって支持されるフロントプラ
ネタリキャリヤ18の一部18a及びシェルコネクタ2
4を介在させることによって、回転自在となるように、
前記トランスミッションケース2に支持されている。
【0031】このフロントプラネタリギヤ装置13の後
方位置には、第2遊星歯車装置としてのリヤプラネタリ
ギヤ装置14が回転軸方向に並設されている。
【0032】このリヤプラネタリギヤ装置14は、主に
前記インプットシャフト4と連結して回転するリヤサン
ギヤ14aと、リヤプラネタリキャリア19に回転自在
に軸支されて、このリヤサンギヤ14aに噛み合う複数
のリヤプラネタリギヤ14b…と、このリヤプラネタリ
ギヤ14b…の周囲に配設されて、このリヤプラネタリ
ギヤ14b…と各々噛み合うリヤインターナルギヤ14
cとから構成されている。
【0033】前記リヤプラネタリキャリヤ19は、前記
フロントプラネタリギヤ装置13のインターナルギヤ1
3cに連結される共に、前記インプットシャフト4と同
軸上に並設されるアウトプットシャフト10にも連結さ
れている。
【0034】これらのフロントプラネタリギヤ装置13
と、リヤプラネタリギヤ装置14との間には、多板クラ
ッチ装置としてのハイクラッチ装置15が介在されてい
る。このハイクラッチ装置15には、円筒状のクラッチ
ドラム部15aが、前記フロントプラネタリキャリヤ1
8に一体に形成されている。このクラッチドラム部15
a内には、前記インプットシャフト4延設方向に沿って
摺動し、このクラッチドラム部15aとの間にピストン
作動油圧室20を形成するクラッチピストン15bが配
設されている。
【0035】また、このクラッチドラム部15a内に
は、このクラッチピストン15bによって押圧され、前
記インプットシャフト4延設回転軸方向に沿って積層さ
れる複数のクラッチプレート15cが設けられていて、
前記クラッチピストン15bの摺動によって、ハイクラ
ッチ装置15の接続及び切断を行うように構成されてい
る。
【0036】そして、前記ベースプレート21…には、
前記ピストン作動油圧室20へ連通し、ピストン作動油
をこのピストン作動油圧室20へ供給する油潤滑路の一
部としてのハイクラッチ油圧回路22が形成されてい
る。
【0037】また、前記フロントプラネタリギヤ13b
…の各軸部13d…には、前記ピストン作動油圧室20
へ連通し、フロントプラネタリギヤ装置13内の各ピニ
オンギヤ13b…,軸部13d…,ニードルワッシャ等
にピストン作動油を供給して潤滑させる油潤滑路の一部
としての油路23が形成されている。
【0038】次に、この実施例の作用について説明す
る。
【0039】この実施例では、フロントプラネタリギヤ
装置13と、このフロントプラネタリギヤ装置13の中
心を貫通するインプットシャフト4延設方向に並設され
るリヤプラネタリギヤ装置14との間に、ハイクラッチ
装置15が介在しているので、二つの熱源が離間して放
熱面積が拡大し、冷却効率が良好である。
【0040】また、前記フロントプラネタリギヤ装置1
3のフロントプラネタリキャリア18に、前記ハイクラ
ッチ装置15のクラッチドラム部15aが一体に形成さ
れているので、部品点数が減少する。このため、この実
施例では、自動変速機1のトランスミッションケース2
の全長を短縮することが出来る。
【0041】そして、従来のように、フロントプラネタ
リギヤ装置13のフロントサンギヤ13aの内側に、フ
ロントリヤプラネタリキャリア18との連結に用いる前
記スリーブ部7bを形成する必要が無い。したがって、
この点においても、部品量を減少させることが出来る。
【0042】しかも、この実施例では、前記フロントサ
ンギヤ13aが、前記ドラムサポート16に嵌着された
図1中左側の深溝玉軸受17によって支持されるシェル
コネクタ24にスプライン結合され、所定の遊びを有す
ると共に、フロントプラネタリキャリヤ18に軸部13
dで軸支されたフロントプラネタリギヤ13b…によ
り、歯面センタリングされる。このフロントプラネタリ
キャリヤ18は、前記一部18aが、図1中右側の深溝
玉軸受17を介して、前記ドラムサポート16に支持さ
れている。
【0043】このドラムサポート16は、トランスミッ
ションケース2に固着されているので、フロントサンギ
ヤ13aのセンタリング精度が向上して、発熱量を減少
させることが出来る。
【0044】また、ハイクラッチ油圧回路22が、ピス
トン作動油をピストン作動油圧室20へ供給すると共
に、このピストン作動油圧室20へ供給されたピストン
作動油は、前記油路23を介してフロントプラネタリギ
ヤ装置13内の前記各歯車13a〜13cに、供給され
て潤滑させる。
【0045】このピストン作動油は、所定の圧力を有し
ているので、ハイクラッチ装置15締結時には、強制的
に前記各歯車13a〜13cへ圧力がかかった作動油を
供給することが出来る。
【0046】このため、前記フロントプラネタリギヤ装
置13に負荷がかかって回転する際に、圧力がかかった
ピストン作動油が、このフロントプラネタリギヤ装置1
3内の各歯車13a〜13cに強制的に供給される。従
って、更に冷却効率が良好である。
【0047】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限らず、この
発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても
この発明に含まれる。
【0048】例えば、前記実施例では、第1遊星歯車装
置としてフロントプラネタリギヤ装置13を第2遊星歯
車装置としてリヤプラネタリギヤ装置14を用いたもの
を示して説明してきたが、特にこれに限らず、例えば、
リダクションプラネタリギヤ装置等他のプラネタリギヤ
装置が、フロントプラネタリギヤ装置13又は、リヤプ
ラネタリギヤ装置14の回転軸方向に並設されるもの等
に、この発明を適応してもよい。
【0049】また、前記実施例では、フロントプラネタ
リギヤ装置13と、リヤプラネタリギヤ装置14との間
に、介在される多板クラッチ装置として、ハイクラッチ
装置15を用いたものを示して説明してきたが、特にこ
れに限らず、例えば、リバースクラッチ装置,フォワー
ドクラッチ装置,オーバーランクラッチ装置,ダイレク
トクラッチ装置等の多板クラッチ装置や、ローアンドリ
バースブレーキ等の多板クラッチプレートを用いたディ
スクブレーキ装置等を介在させてもよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1記載のものによれば、第1遊星歯車装置と、該第
1遊星歯車装置の回転軸方向に並設される第2遊星歯車
装置との間に、多板クラッチ装置が介在しているので、
二つの熱源が離間して放熱面積が拡大し、冷却効率が良
好である。
【0051】また、前記第1遊星歯車装置のプラネタリ
キャリアに、前記クラッチドラムが一体に形成されてい
るので、部品点数が減少すると共に、従来のように、第
1遊星歯車装置のサンギヤの内側に、プラネタリキャリ
アとの連結に用いるスリーブ部を形成する必要が無くな
り、この点においても部品量を減少させることが出来
る。そして、サンギヤのセンタリング精度を向上させ、
発熱量を減少させることが出来る。
【0052】また、請求項2記載のものによれば、油潤
滑路が、ピストン作動油を該ピストン作動油圧室へ供給
すると共に、該第1遊星歯車装置内の歯車に該ピストン
作動油を供給して潤滑させる。
【0053】このため、ピストン作動時、圧力がかかっ
たピストン作動油が、前記第1遊星歯車装置内の歯車に
強制的に供給されて、更に冷却効率が良好である、とい
う実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の自動変速機の冷却構造を示
し、要部の構成を説明する自動変速機の回転軸方向に沿
い図2をA−A線方向から見た位置の部分断面図であ
る。
【図2】同一実施例の自動変速機の冷却構造を示し、従
来例の自動変速機のドラム構造を示し、自動変速機の全
体の構成を表わす側面図である。
【図3】従来例の自動変速機のドラム構造を示し、全体
の構成を説明する自動変速機の回転軸方向に沿った断面
図である。
【図4】従来例の自動変速機のドラム構造を示し、要部
の構成を説明する自動変速機の回転軸方向に沿った位置
の部分断面図である。
【符号の説明】
4 インプットシャフト(回転軸) 13 フロントプラネタリギヤ装置(第1遊
星歯車装置) 14 リヤプラネタリギヤ装置(第2遊星歯
車装置) 15 ハイクラッチ装置(多板クラッチ装
置) 15a クラッチドラム部 15b クラッチピストン 15c クラッチプレート 18 フロントプラネタリキャリア 20 ピストン作動油圧室 21 ベースプレート 油潤滑路 22 ハイクラッチ油圧回路 23 油路(ピニオンギヤ軸受部と遊星ギヤ
セット潤滑用)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1遊星歯車装置と、該第1遊星歯車装置
    の回転軸方向に並設される第2遊星歯車装置との間に、
    多板クラッチ装置を介在させると共に、該多板クラッチ
    装置には、円筒状のクラッチドラムと、該クラッチドラ
    ム内に前記回転軸方向に沿って摺動し、該クラッチドラ
    ムとの間にピストン作動油圧室を形成するクラッチピス
    トンと、該クラッチピストンによって押圧され、前記回
    転軸方向に沿って積層される複数のクラッチプレートと
    を設け、しかも、前記第1遊星歯車装置のプラネタリキ
    ャリアに、前記クラッチドラムを一体に形成したことを
    特徴とする自動変速機の冷却構造。
  2. 【請求項2】前記第1遊星歯車装置には、前記ピストン
    作動油圧室へ連通し、ピストン作動油を該ピストン作動
    油圧室へ供給すると共に、該第1遊星歯車装置内の歯車
    に該ピストン作動油を供給して潤滑させる油潤滑路が形
    成されていることを特徴とする請求項1記載の自動変速
    機の冷却構造。
JP7186851A 1995-07-24 1995-07-24 自動変速機の冷却構造 Pending JPH0932910A (ja)

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JP7186851A JPH0932910A (ja) 1995-07-24 1995-07-24 自動変速機の冷却構造
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DE19631548A DE19631548C2 (de) 1995-07-24 1996-07-24 Schmiereinrichtung für ein Planetengetriebe

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