JPH09328961A - パワーアシストスライドドア - Google Patents

パワーアシストスライドドア

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JPH09328961A
JPH09328961A JP15135896A JP15135896A JPH09328961A JP H09328961 A JPH09328961 A JP H09328961A JP 15135896 A JP15135896 A JP 15135896A JP 15135896 A JP15135896 A JP 15135896A JP H09328961 A JPH09328961 A JP H09328961A
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晃治 笹嶋
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清英 永瀬
Takashi Kuribayashi
隆司 栗林
Mitsuru Hirai
充 平井
Yuji Suzuki
雄二 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作者の要求に応じた開閉速度でドアを開閉
することができ、車の傾斜度合に応じたアシスト力を付
与し、また種々の開閉速度に対してドア全開終端位置付
近での全開閉速度を適応制御し、さらにドア全開終端位
置で所定時間、所定のアシスト力を付与して確実にドア
ロックをさせることのできる信頼性の高いパワーアシス
トスライドドアを提供する。 【解決手段】 ドアハンドル荷重センサ2、傾斜センサ
3、ドア位置センサ4、ドア開閉速度検出手段5、制御
手段6、電動機駆動手段7、電動機8および電動機電流
検出手段9を備えたパワーアシストスライドドア。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パワーアシストス
ライドドアに係り、特に傾斜地又または速い速度での全
開閉操作に対して確実な開閉ができるようにしたパワー
アシストスライドドアに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車のドア開閉装置として、自
動車のドア開閉操作力、ドア開閉速度、ドア傾斜度合お
よびドア位置を検出し、これらの検出出力に応じて電動
機の電動機電流を制御してドア開閉アシストを行うもの
は知られている。
【0003】例えば特開平5−302459号公報に開
示されているように、全閉時におけるドアの移動速度を
常にほぼ同じに保ち、大きな衝突を避け、またドア閉成
時には、ドア全閉手前に第1のドア位置検出スイッチを
設け、このスイッチのオン出力で電動機と直列に接続さ
れた抵抗をショートすることにより電動機に大きな駆動
電流を流してアシスト力を増加し、ドアのロックを保証
している。
【0004】さらに、ドアが重力に対抗して閉成される
時には、傾斜センサがこれを検出し、ドア全閉手前に第
2のドア位置検出スイッチを設け、このスイッチのオン
出力と傾斜センサの出力とのAND条件で電動機と直列
に接続された抵抗をショートすることにより電動機に大
きな駆動電流を流してアシスト力を増加し、ドアのロッ
クを保証している。
【0005】また、特開平6−328940号公報に開
示されているように、操作力検出手段、ドア開閉速度検
出手段、ドア開閉位置検出手段、傾斜度合検出手段およ
びドア位置検出手段等を備え、電動機の電動機電流を制
御してドア開閉アシストを行っており、ドアが所定位置
になるとアシスト力が増加するように制御したり、また
ドアの全開閉位置付近でドア速度が遅くなるように制御
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
5−302459号公報に開示された自動車のドア開閉
装置は、全閉時におけるドアの移動速度を常にほぼ同じ
に保つだけなので、操作者の要求する全閉速度に応じた
制御ができないという課題がある。
【0007】また傾斜地でのアシスト制御が電動機と直
列に接続された1種類の抵抗をショートして電動機に大
きな駆動電流を流してアシスト力を得ているので、傾斜
度合に対応したアシスト力の付与ができないという課題
がある。
【0008】さらに、特開平6−328940号公報に
開示されている自動車のドア開閉装置は、全開閉操作に
関してドアの全開閉位置付近でドア速度が遅くなるよう
に制御しているだけなので、種々の開閉速度に対して適
応した全開閉終端速度に制御することができないという
課題がある。
【0009】本発明は、上記した従来技術の課題を解決
するためになされたものであって、その第1の目的は、
操作者の要求に応じた開閉速度でドアを開閉することが
できる。第2の目的は、車の傾斜度合に応じたアシスト
力を付与することができる。第3の目的は、種々の開閉
速度に対してドア全開終端位置付近での全開閉速度を適
応制御し、さらにドア全開終端位置で所定時間、所定の
アシスト力を付与して確実にドアロックをさせることの
できる。
【0010】上述の第1の目的、第2の目的および第3
の目的を達成し、信頼性の高いパワーアシストスライド
ドアを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係るパワーアシストスライドドアは、ドアハ
ンドルによる開閉操作力を検出するドアハンドル荷重セ
ンサ、自動車の前後方向への傾斜角を検出する傾斜セン
サ、スライドドアの位置を検知するドア位置センサ、ス
ライドドアの開閉速度を検出するドア開閉速度検出手段
とを備えると共に、制御手段に、ドアハンドル荷重セン
サのセンサ出力に基づいて電動機に流す目標電流を設定
する目標電流設定手段、傾斜による開閉方向に発生する
スライドドアの荷重を電動機によるアシスト力によって
相殺にするために傾斜センサのセンサ出力に基づいて電
動機に流す電流を設定するオフセット電流設定手段、ド
ア位置センサのセンサ出力およびドア開閉速度検出手段
の検出出力に基づいてスライドドアの開閉速度を制御す
る開閉速度制御手段、目標電流設定手段または開閉速度
制御手段の出力に基づいて電動機の電動機電流を制御す
るための切替手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】本発明に係るパワーアシストスライドドア
は、ドアハンドルによる開閉操作力を検出するドアハン
ドル荷重センサ、自動車の前後方向への傾斜角を検出す
る傾斜センサ、スライドドアの位置を検知するドア位置
センサ、スライドドアの開閉速度を検出するドア開閉速
度検出手段とを備えると共に、制御手段に、ドアハンド
ル荷重センサのセンサ出力に基づいて電動機に流す目標
電流を設定する目標電流設定手段、傾斜による開閉方向
に発生するスライドドアの荷重を電動機によるアシスト
力によって相殺にするために傾斜センサのセンサ出力に
基づいて電動機に流す電流を設定するオフセット電流設
定手段、ドア位置センサのセンサ出力およびドア開閉速
度検出手段の検出出力に基づいてスライドドアの開閉速
度を制御する開閉速度制御手段、目標電流設定手段また
は開閉速度制御手段の出力に基づいて電動機の電動機電
流を制御するための切替手段とを備えたので、操作者に
よるドアハンドルへの荷重および傾斜角に応じたドア開
閉アシストができ、また速い速度での全開閉に対して確
実なドア開閉を行うことができる。
【0013】また、本発明に係るパワーアシストスライ
ドドアは、ドア位置センサに、全開操作で全開終端位置
の手前でドアの通過を検知するドア全開手前検知スイッ
チ、全閉操作で全閉終端位置の手前でドアの通過を検知
するドア全閉手前検知スイッチとを備えると共に、開閉
速度制御手段に、ドア全開手前検知スイッチおよびドア
全閉手前検知スイッチの検知信号に基づいてドア開閉速
度検出手段の検出出力をラッチするラッチ手段、ラッチ
手段のラッチ出力に基づきドア全開閉操作時の全開閉終
速度を設定する全開閉終速度設定手段、全開閉終速度設
定手段の設定出力とドア開閉速度検出手段の検出出力と
の偏差を演算する偏差演算手段とを備えたことを特徴と
する。
【0014】本発明に係るパワーアシストスライドドア
は、ドア位置センサに、全開操作で全開終端位置の手前
でドアの通過を検知するドア全開手前検知スイッチ、全
閉操作で全閉終端位置の手前でドアの通過を検知するド
ア全閉手前検知スイッチとを備えると共に、開閉速度制
御手段に、ドア全開手前検知スイッチおよびドア全閉手
前検知スイッチの検知信号に基づいてドア開閉速度検出
手段の検出出力をラッチするラッチ手段、ラッチ手段の
ラッチ出力に基づきドア全開閉操作時の全開閉終速度を
設定する全開閉終速度設定手段、全開閉終速度設定手段
の設定出力とドア開閉速度検出手段の検出出力との偏差
を演算する偏差演算手段とを備えたので、操作者の要求
に応じた開閉速度でドアを開閉することができ、また操
作者による開閉速度に対してドア全開終端位置付近での
全開閉速度を適応制御し、全開閉終端位置で一定の全開
閉速度とすることができる。
【0015】さらに、本発明に係るパワーアシストスラ
イドドアは、ドア位置センサに、全開終端位置でのドア
ロックを検知するドアロックセンサ(開)、全閉終端位
置でのドアロックを検知するドアロックセンサ(閉)と
を備えると共に、開閉速度制御手段に、ドア全開手前検
知スイッチ、ドア全閉手前検知スイッチ、ドアロックセ
ンサ(開)およびドアロックセンサ(閉)の信号に基づ
いてドア全開閉操作時の全開閉終速度設定手段の動作時
間および切替手段の切替制御を行うタイマ手段を備えた
ことを特徴とする。
【0016】本発明に係るパワーアシストスライドドア
は、ドア位置センサに、全開終端位置でのドアロックを
検知するドアロックセンサ(開)、全閉終端位置でのド
アロックを検知するドアロックセンサ(閉)とを備える
と共に、開閉速度制御手段に、ドア全開手前検知スイッ
チ、ドア全閉手前検知スイッチ、ドアロックセンサ
(開)およびドアロックセンサ(閉)の信号に基づいて
ドア全開閉操作時の全開閉終速度設定手段の動作時間お
よび切替手段の切替制御を行うタイマ手段を備えたの
で、ドア全開終端位置付近でのドア全開閉速度を制御
し、全開閉終端位置で一定の全開閉速度とすることがで
き、かつドアが終端位置に到達した後、所定時間、電動
機駆動を持続させてドアが到達した終端位置方向に所定
のアシスト力をドアに与えることができる。
【0017】また、本発明に係るパワーアシストスライ
ドドアは、制御手段に、ドアハンドル荷重センサのセン
サ出力極性の反転を検知し、タイマ手段を起動すると共
に所定時間、全開閉終速度設定手段の設定出力を零にす
るドアハンドル荷重極性反転検出手段を備えたことを特
徴とする。
【0018】本発明に係るパワーアシストスライドドア
は、制御手段に、ドアハンドル荷重センサのセンサ出力
極性の反転を検知し、タイマ手段を起動すると共に所定
時間、全開閉終速度設定手段の設定出力を零にするドア
ハンドル荷重極性反転検出手段を備えたので、スライド
ドアに制動を掛けることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
基づいて以下に説明する。図1は本発明に係るパワーア
シストスライドドアの全体ブロック構成図である。図1
において、パワーアシストスライドドア1は、ドアハン
ドル荷重センサ2、傾斜センサ3、ドア位置センサ4、
ドア開閉速度検出手段5、制御手段6、電動機駆動手段
7、電動機8および電動機電流検出手段9を備える。
【0020】ドアハンドル荷重センサ2は例えばポテン
ショメータを利用したトルクセンサで構成し、ドアハン
ドルに加わる開閉操作力をアナログ電気信号として検出
し、このアナログ電気信号をドアハンドル荷重信号S2
として制御手段6に出力する。
【0021】傾斜センサ3は車体の前後方向の傾斜角を
検出して傾斜センサ信号S3を制御手段6に出力する。
ドア開閉速度検出手段5は電動機8と同軸に取り付けら
れたエンコーダ、またはタコジェネレータ等により構成
され、全開閉操作におけるドア開閉速度を検出してドア
開閉速度信号S5を制御手段6に出力する。
【0022】電動機電流検出手段9は電動機8に流れる
電流を検出して電動機電流信号S9を制御手段6に負帰
還する。
【0023】制御手段6はPID(P:比例制御、I:
積分制御、D:微分制御)コントローラおよびPWM
(パルス幅変調)信号発生器等で構成され、ドアハンド
ル荷重センサ2、傾斜センサ3、ドア位置センサ4、ド
ア開閉速度検出手段5および電動機電流検出手段9から
出力される信号に基づいて、電動機8によるスライドド
アへの開閉アシスト力、全開閉終速度および制動を制御
するためのPWM(パルス幅変調)信号である制御信号
S6を電動機駆動手段7へ出力する。
【0024】電動機駆動手段7は制御信号S6に基づい
て電動機駆動信号S7を電動機8に出力し電動機8を駆
動する。
【0025】図2は本発明に係る制御手段の要部ブロッ
ク構成図である。図2において制御手段6、目標電流設
定手段10、オフセット電流設定手段11、加算演算手
段12、電流偏差演算手段13、切替手段14、駆動手
段15、ドアハンドル荷重極性反転検出手段16、OR
ゲート17および開閉速度制御手段18を備える。
【0026】制御手段6はCPU(Central Processing
Unit)、RAM(Random Access Memory)およびRO
M(Read Only Memory)を中心として構成され、ここで
の信号処理はデジタルで行う。
【0027】目標電流設定手段10はROM等のメモリ
を備え、予めドアハンドル荷重信号S2に対応した目標
電流信号データを記憶しておき、ドアハンドルに加わる
開閉操作力に応じたスライドドアの開閉アシスト量を電
動機8によって発生させるための電動機電流の値を生成
する。
【0028】目標電流設定手段10はアナログ電気信号
であるドアハンドル荷重信号S2をデジタル信号に変換
し、デジタル信号に変換したドアハンドル荷重信号S2
を取り込み、取り込んだデジタル信号のドアハンドル荷
重信号S2に基づいて予め設定されている目標電流信号
S10に変換し、目標電流信号S10を加算手段12に出力
する。
【0029】オフセット電流設定手段11はROM等の
メモリを備え、予め傾斜センサ信号S3に対応した目標
電流信号データを記憶しておき、アナログ電気信号であ
る傾斜センサ信号S3をデジタル信号に変換し、デジタ
ル信号に変換した傾斜センサ信号S3を取り込み、取り
込んだデジタル信号の傾斜センサ信号S3に基づき、傾
斜によって生じる開閉方向へのドア荷重を相殺するため
の予め設定されているオフセット電流信号S11に変換
し、オフセット電流信号S11を加算手段12に出力す
る。
【0030】加算演算手段12は目標電流信号S10とオ
フセット電流信号S11とを加算演算して電流加算信号S
12(=S10+S11)を電流偏差演算手段13に出力す
る。電流偏差演算手段13は電流加算信号S12と電動機
電流検出手段9で検出した電動機電流信号S9との電流
偏差(=S12−S9)を演算して電流偏差信号ΔS13を
切替手段14に出力し、そして偏差信号ΔS13は駆動制
御手段15と電動機駆動手段7と電動機電流検出手段9
とで構成される閉ループによって零になるように負帰還
制御される。
【0031】開閉速度制御手段18はROM等のメモリ
を備え、種々のドア開閉速度に対応して全開閉終速度を
制御して終端部のドア速度を一定にするために、予めド
ア開閉速度信号S5に対応した開閉速度信号データS18
fを記憶しておき、開閉速度信号データS18fに基づい
て切替手段14、駆動制御手段15および電動機駆動手
段7を介してドア開閉速度信号S5が開閉速度信号デー
タS18fに等しくなるように電動機8によるスライドド
アの開閉アシスト量を制御する。開閉速度信号データS
18fは、スライドドアの速度がかなりゆっくりになるよ
うに設定されている。例えば、スライドドアの実測で1
0cm/s〜5cm/sの速度になるデータである。
【0032】ドアハンドル荷重極性反転検出手段16は
ドアハンドル荷重信号S2の荷重極性の反転を検出して
反転フラグS16を開閉速度制御手段18とORゲートを
介して切替手段14に出力して、ドア開閉速度S5を零
にするように電動機8によってドアに制動を掛ける。
【0033】開閉速度制御手段18の開閉速度信号S18
fは反転フラグS16によって零にセットされ、また切替
手段14は反転フラグS16によって零にセットされた開
閉速度信号S18fに切り替えてスライドドアに制動を掛
けて所定時間止める。この時の制動方法は電動機8をシ
ョートさせることで行う。
【0034】ドア位置センサ4は全開閉操作におけるド
ア位置を検知してドア位置信号S4を開閉速度制御手段
18とORゲート17とに出力する。開閉速度制御手段
18はドア速度信号S5に基づいて開閉速度信号S18f
を切替手段14に出力し、また反転フラグS16とドア位
置信号S4とによって目標電流制御信号S18sを目標電
流設定手段10に出力して目標電流信号S10を一定値に
セットする。
【0035】切替手段14はORゲート17の切替制御
信号S17によって電流偏差信号ΔS13によるアシスト力
制御と開閉速度制御手段18の開閉速度信号S18fによ
る速度制御とを切り替え、駆動制御手段15に切替信号
S14を出力する。
【0036】駆動制御手段15は切替信号S14に基づい
たPWM(パルス幅変調)信号である制御信号S6を電
動機駆動手段7に出力する。電動機駆動手段7は例えば
トランジスタやFET(電界効果トランジスタ)のブリ
ッジ回路で構成し、PWM(パルス幅変調)信号である
制御信号S6をうけて電動機駆動信号S7で電動機8を正
転または反転駆動する。
【0037】このように、パワーアシストスライドドア
1は、ドアハンドル荷重センサ2、傾斜センサ3、ドア
位置センサ4、ドア開閉速度検出手段5、制御手段6、
電動機駆動手段7、電動機8および電動機電流検出手段
9を備えると共に、制御手段6に、目標電流設定手段1
0、オフセット電流設定手段11、加算手段12、電流
偏差演算手段13、切替手段14、駆動手段15、ドア
ハンドル荷重極性反転検出手段16、ORゲート17お
よび開閉速度制御手段18を備えたので、操作者による
ドアハンドルへの荷重および傾斜角に応じたドア開閉ア
シストができ、また種々の速度での全開閉に対して確実
なドア開閉を行うことができ、ドアハンドル荷重センサ
のセンサ出力極性の反転を検知し、ドアに制動を掛ける
ことができる。尚、制動は電動機8をショートさせるこ
とで行うので、無駄な電力を消費することなくすばやく
制動をかけることができる。また、所定時間(例えば1
0秒)続くので、ドアハンドルをいたずらされて頻繁に
極正を変えられても、不必要に電動機には電流が流れず
に済む。
【0038】図3は本発明に係るドアハンドル荷重セン
サ信号値(S2)に対する目標電流信号値(S10)特性
を示したものである。図3において、入力であるドアハ
ンドル荷重センサ信号値(S2)に対して目標電流信号
値(S10)は比例するように設定されており、ドアハン
ドル荷重センサ信号値(S2)がある値以上になると目
標電流信号値(±Sl)で制限される。
【0039】目標電流設定手段10はドアハンドル荷重
信号S2をアドレスとして図3に示す特性の目標電流信
号S10をROM(Read Only Memory)等の記憶素子に記
憶して、ドアハンドル荷重信号S2に対応した目標電流
信号S10を出力する。
【0040】図4は開閉速度制御手段の要部ブロック構
成図である。図4において、開閉速度制御手段18A
は、論理演算手段30、ラッチ手段24、タイマ手段2
5、全開閉終速度設定手段26および速度偏差演算手段
27を備える。
【0041】図5は本発明に係る論理ゲート手段の回路
図を示したものである。図5において、論理演算手段3
0は、ORゲート20、ANDゲート21、ANDゲー
ト22およびORゲート23を備える。図6および図7
を用いて開閉速度制御手段18Aの動作を説明する。
【0042】開閉速度制御手段18Aは、ROM等のメ
モリで構成され、予めドア開閉速度信号S5に対応した
全開閉終速度信号S26を記憶した全開閉終速度設定手段
26を備え、全開閉終速度信号S26に基づいて駆動制御
手段15を介してドア開閉速度信号S5が全開閉終速度
信号S26に等しくなるように電動機8によるスライドド
アの開閉アシスト量を制御する。
【0043】図6はドア位置に対するドア位置センサと
開閉速度制御手段の論理ゲートの応答を示したものであ
る。図7は開閉速度制御手段のドア位置に対する速度制
御特性を示したものである。
【0044】ドア位置センサ4として、ドア全開手前検
知スイッチ4A、ドア全閉手前検知スイッチ4B、ドア
ロックセンサ(開)4Cおよびドアロックセンサ(閉)
4Dを備える。
【0045】ドア全開手前検知スイッチ4Aは図7に示
すようにドア全開終端位置P3より手前位置P2に設置さ
れ、全開操作時の全開手前位置P2でのドアを検知して
Hレベルのドア全開手前検知信号S4aをORゲート2
0とANDゲート21とに出力する。
【0046】ドア全閉手前検知スイッチ4Bは図7に示
すようにドア全閉終端位置P0より手前位置P1に設置さ
れ、全閉操作時の全閉手前位置P1でのドアを検知して
Hレベルのドア全閉手前検知信号S4bをORゲート2
0とANDゲート22とに出力する。
【0047】ドアロックセンサ(開)4Cはドア全開終
端位置P3に設置され、全開操作時のドア全開終端位置
P3でのドアロックを検知してANDゲート21にHレ
ベルのドアロック信号S4cを出力する。ドアロックセ
ンサ(閉)4Dはドア全閉終端位置P0に設置され、全
閉操作時のドア全閉終端位置P0でのドアロックを検知
してANDゲート22にHレベルのドアロック信号S4
dを出力する。
【0048】ドア全開手前検知スイッチ4Aのドア全開
手前検知信号S4a(2)はドアがドア位置P0からドア
位置P3に向かって移動し、ドア位置P0〜P2間でLレ
ベルを出力し、ドア位置P2でドアを検知してHレベル
になり、ドア位置P2〜P3間でHレベルを出力する。
【0049】ドア全閉手前検知スイッチ4Bのドア全閉
手前検知信号S4b(3)はドアがドア位置P3からドア
位置P0に向かって移動し、ドア位置P3〜P1間でLレ
ベルを出力し、ドア位置P1でドアを検知してドア位置
P1でHレベルになり、ドア位置P1〜P0間でHレベル
を出力する。
【0050】ドアロックセンサ(開)4Cのドアロック
信号S4c(4)はドア位置P3でのみドアロックされて
Hレベルを出力し、ドアロックセンサ(閉)4Dのドア
ロック信号S4d(5)はドア位置P0でのみドアロック
されてHレベルを出力する。
【0051】ORゲート20のゲート信号S20は、ドア
がドア位置P0からドア位置P3に向かって移動するドア
全開操作時においてドア位置P2でLレベルからHレベ
ルになり、ドアがドア位置P3からドア位置P0に向かっ
て移動するドア全閉操作時においてドア位置P1でLレ
ベルからHレベルになり、この立上りパルスで、ラッチ
手段24はドア開閉速度信号S5をラッチし、またタイ
マ手段25を起動させる。
【0052】ORゲート23のゲート信号S23は、ドア
ロックセンサ(開)4Cまたはドアロックセンサ(閉)
4Dがドアロックしてドアロック信号S4c(4)また
はドアロック信号S4d(5)がHレベルを出力した時
点でタイマ手段25を停止させる。
【0053】ドア全開操作時の開閉速度制御手段18A
は、ドア位置P2のドア全開手前検知スイッチ4Aでド
アを検知すると、この時点のドア開閉速度信号S5をラ
ッチ手段24でラッチし、ラッチ信号S24を全開閉終速
度設定手段26に出力し、全開閉終速度設定手段26は
ROM等のメモリを備え、予めドア開閉速度信号S5に
対応した全開閉終速度信号S26を記憶しておき、ラッチ
信号S24に基づいて、予め設定されている全開閉終速度
信号S26に変換し、全開閉終速度信号S26を速度偏差演
算手段27に出力する。
【0054】速度偏差演算手段27は全開閉終速度信号
S26とドア開閉速度信号S5との速度偏差演算(=S26
−S5)を行い、速度偏差信号ΔS27を開閉速度信号S1
8faとして切替手段14に出力する。
【0055】切替手段14はドア全開検知信号S4aの
Hレベルで開閉速度信号S18faに切り替わり、ドア開
閉速度検出手段5、ラッチ手段24、全開閉終速度設定
手段26、速度偏差演算手段27、駆動手段15および
電動機駆動手段7で構成される閉ループによって速度偏
差演算手段27の速度偏差信号ΔS27を零にするように
電動機8の電動機電流を制御する。
【0056】ドア全開操作時とドア全閉操作時の開閉速
度制御手段18Aのドア位置に対する速度制御特性を図
7に示した。図7において、ドア全開操作時のVp5,
Vp4,〜0はラッチ手段24によってラッチされたド
ア開閉速度信号S5の値であり、またVc2,Vc1,〜
0はドア全閉操作時のラッチ手段24によってラッチさ
れたドア開閉速度信号S5の値であり、ドア開閉終端位
置でのドア開閉速度はドアロックをするための好適速度
Vrに制御される。
【0057】図8の(A)は開閉速度制御手段の時間に
対する速度制御特性を示したものである。図8の(B)
はタイマ手段による目標電流信号特性を示したものであ
る。図8の(A)において、開閉速度制御手段18Aの
ドア全開またはドア全閉検知信号(S4aまたはS4b)
による制御開始時点0から好適速度Vrになる時点ta
はラッチ手段24によってラッチされたドア開閉速度信
号S5の値Vaの大きさによって異なる。
【0058】時点taでドア開閉速度Vsaが急速に低
下しているのは、この時点taでドア終端位置に到達し
たことを示しており、図8の(B)に時点ta以降の制
御を示しものであり、切替手段14で再び電流偏差信号
ΔS13に切り替わり、タイマ手段25から目標電流制御
信号S18aを目標電流設定手段10に出力して所定時間
(tb−ta)電動機駆動を持続させて、所定の目標電
流値|Sr|を出力してドアが到達した終端位置方向
に、所定のアシスト力をドアに与える。
【0059】このように、開閉速度制御手段18Aは、
ORゲート20、ANDゲート21、ANDゲート2
2、ORゲート23、ラッチ手段24、タイマ手段2
5、全開閉終速度設定手段26および速度偏差演算手段
27を備え、ドア全開終端位置付近でのドア全開閉速度
を制御し、全開閉終端位置で一定の全開閉速度とするこ
とができ、かつドアが終端位置に到達した後、所定時
間、電動機駆動を持続させてドアが到達した終端位置方
向に、所定のアシスト力をドアに与えることができる。
【0060】なお、上記実施形態は本発明の一実施例で
あり、本発明は上記実施形態に限定されるものではな
い。
【0061】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。本発明に係るパワーアシストスライドドアは、ド
アハンドルによる開閉操作力を検出するドアハンドル荷
重センサ、自動車の前後方向への傾斜角を検出する傾斜
センサ、スライドドアの位置を検知するドア位置セン
サ、スライドドアの開閉速度を検出するドア開閉速度検
出手段とを備えると共に、制御手段に、ドアハンドル荷
重センサのセンサ出力に基づいて電動機に流す目標電流
を設定する目標電流設定手段、傾斜による開閉方向に発
生するスライドドアの荷重を電動機によるアシスト力に
よって相殺にするために傾斜センサのセンサ出力に基づ
いて電動機に流す電流を設定するオフセット電流設定手
段、ドア位置センサのセンサ出力およびドア開閉速度検
出手段の検出出力に基づいてスライドドアの開閉速度を
制御する開閉速度制御手段、目標電流設定手段または開
閉速度制御手段の出力に基づいて電動機の電動機電流を
制御するための切替手段とを備え、操作者によるドアハ
ンドルへの荷重および傾斜角に応じたドア開閉アシスト
ができ、また速い速度での全開閉に対して確実なドア開
閉を行うことができるので、無理がなく、操作者の要求
に応じた、しかも違和感のないドアの全開閉が確実にで
き、信頼性の高いパワーアシストスライドドアを提供す
ることができる。また、全開近傍および全閉近傍では速
度制御となり、速度が低速となるため安全性も高まり、
衝撃音などがなくなり快適である。
【0062】また、本発明に係るパワーアシストスライ
ドドアは、ドア位置センサに、全開操作で全開終端位置
の手前でドアの通過を検知するドア全開手前検知スイッ
チ、全閉操作で全閉終端位置の手前でドアの通過を検知
するドア全閉手前検知スイッチとを備えると共に、開閉
速度制御手段に、ドア全開手前検知スイッチおよびドア
全閉手前検知スイッチの検知信号に基づいてドア開閉速
度検出手段の検出出力をラッチするラッチ手段、ラッチ
手段のラッチ出力に基づきドア全開閉操作時の全開閉終
速度を設定する全開閉終速度設定手段、全開閉終速度設
定手段の設定出力とドア開閉速度検出手段の検出出力と
の偏差を演算する偏差演算手段とを備え、操作者の要求
に応じた開閉速度でドアを開閉することができ、また操
作者による開閉速度に対応してドア全開終端位置付近で
の全開閉速度を制御し、全開閉終端位置で一定の全開閉
速度とすることができるので、ドアの全開閉終端部への
衝突による衝撃を小さく押さえて全開閉操作によるドア
ロックを確実にすることができ、商品性の高い、しかも
信頼性の高いパワーアシストスライドドアを提供するこ
とができる。
【0063】さらに、本発明に係るパワーアシストスラ
イドドアは、ドア位置センサに、全開終端位置でのドア
ロックを検知するドアロックセンサ(開)、全閉終端位
置でのドアロックを検知するドアロックセンサ(閉)と
を備えると共に、開閉速度制御手段に、ドア全開手前検
知スイッチ、ドア全閉手前検知スイッチ、ドアロックセ
ンサ(開)およびドアロックセンサ(閉)の信号に基づ
いてドア全開閉操作時の全開閉終速度設定手段の動作時
間および切替手段の切替制御を行うタイマ手段を備え、
ドア全開終端位置付近でのドア全開閉速度を制御し、全
開閉終端位置で一定の全開閉速度とすることができ、か
つドアが終端位置に到達した後、所定時間、電動機駆動
を持続させてドアが到達した終端位置方向に、所定のア
シスト力をドアに与えることができるので、全開閉操作
によるドアロックを確実にすることができ、しかも信頼
性の高いパワーアシストスライドドアを提供することが
できる。
【0064】また、本発明に係るパワーアシストスライ
ドドアは、制御手段に、ドアハンドル荷重センサのセン
サ出力極性の反転を検知し、タイマ手段を起動すると共
に所定時間、全開閉終速度設定手段の設定出力を零にす
るドアハンドル荷重極性反転検出手段を備え、スライド
ドアに制動を掛けることができるので、安全性の高いパ
ワーアシストスライドドアを提供することができる。
【0065】よって、無理がなく、操作者の要求に応じ
た、しかも違和感のないドアの全開閉が確実にでき、信
頼性の高いパワーアシストスライドドアを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパワーアシストスライドドアの全
体ブロック構成図
【図2】本発明に係る制御手段の要部ブロック構成図
【図3】本発明に係るドアハンドル荷重センサ信号値
(S2)に対する目標電流信号値(S10)特性
【図4】開閉速度制御手段の要部ブロック構成図
【図5】本発明に係る論理ゲート手段の回路図
【図6】ドア位置に対するドア位置センサと開閉速度制
御手段の論理ゲートの応答
【図7】開閉速度制御手段のドア位置に対する速度制御
特性
【図8】開閉速度制御手段の時間に対する速度制御特性
とタイマ手段による目標電流信号特性
【符号の説明】
1…パワーアシストスライドドア、2…ドアハンドル荷
重センサ、3…傾斜センサ、4…ドア位置センサ、4A
…ドア全開手前検知スイッチ、4B…ドア全閉手前検知
スイッチ、4C…ドアロックセンサ(開)、4D…ドア
ロックセンサ(閉)、5…ドア開閉速度検出手段、6…
制御手段、7…電動機駆動手段、8…電動機、9…電動
機電流検出手段、10…目標電流設定手段、11…オフ
セット電流設定手段、12…加算演算手段、13…電流
偏差演算手段、14…切替手段、15…駆動手段、16
…ドアハンドル荷重極性反転検出手段、17,20,2
3…ORゲート、18,18A…開閉速度制御手段、2
1,22…ANDゲート、24…ラッチ手段、25…タ
イマ手段、26…全開閉終速度設定手段、27…速度偏
差演算手段、CPU…Central Processing Unit、P0…
ドア全開終端位置、P1…ドア全開手前位置、P2…ドア
全閉手前位置、P3…ドア全閉終端位置、RAM…Rando
m Access Memory、ROM…Read Only Memory、S2…ド
アハンドル荷重信号、S3…傾斜センサ信号、S4…ドア
位置信号、S5…ドア開閉速度信号、S6…制御信号、S
7…電動機駆動信号、S8…、S9…電動機電流信号、S1
0…目標電流信号、S11…オフセット電流信号、S12…
電流加算信号、S13…電流偏差信号、S14…切替信号、
S16…反転フラグ、S17…切替制御信号、S18f…開閉
速度信号、S18s…目標電流制御信号、S20…ゲート信
号、S23…ゲート信号、S24…ラッチ信号、S26…全開
閉終速度信号、ΔS27…速度偏差信号、|Sr|…所定
の目標電流値、t,ta,tb…時間、Va…ラッチさ
れたドア開閉速度信号S5の値、Vc2,Vc1,Vp5,
Vp4…ラッチ信号、Vr…好適速度、Vsa…ドア開
閉速度。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平井 充 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 鈴木 雄二 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のドアハンドルへの開閉操作力に
    応じて電動機によるスライドドアの開閉アシスト力を制
    御する制御手段を備えたパワーアシストスライドドアに
    おいて、 前記ドアハンドルによる開閉操作力を検出するドアハン
    ドル荷重センサと、 前記自動車の前後方向への傾斜角を検出する傾斜センサ
    と、 前記スライドドアの全開位置近傍および全閉位置近傍を
    検知するドア位置センサと、 前記スライドドアの開閉速度を検出するドア開閉速度検
    出手段と、を備え、 前記ドア位置センサのセンサ出力によって切替手段を作
    動させ、 前記スライドドアのスライド中央部では前記ドアハンド
    ル荷重センサのセンサ出力に基づいて前記電動機に流す
    目標電流を設定し、その電流信号を前記傾斜角センサか
    らの信号により電流信号をオフセットさせる制御とし、
    前記スライドドアの全開近傍又は前閉近傍では前記ドア
    開閉速度検出手段により前記スライドドアの開閉速度を
    検出し、該開閉速度をあらかじめ決められた速度になる
    よう調節する制御とすることを特徴とするパワーアシス
    トスライドドア。
  2. 【請求項2】 前記ドア位置センサに、 全開操作で全開終端位置の手前でドアの通過を検知する
    ドア全開手前検知スイッチと、 全閉操作で全閉終端位置の手前でドアの通過を検知する
    ドア全閉手前検知スイッチと、を備えると共に、 前記開閉速度制御手段に、 前記ドア全開手前検知スイッチおよび前記ドア全閉手前
    検知スイッチの検知信号に基づいて前記ドア開閉速度検
    出手段の検出出力をラッチするラッチ手段と、 前記ラッチ手段のラッチ出力に基づきドア全開閉操作時
    の全開閉終速度を設定する全開閉終速度設定手段と、 前記全開閉終速度設定手段の設定出力とドア開閉速度検
    出手段の検出出力との偏差を演算する偏差演算手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載のパワーアシス
    トスライドドア。
  3. 【請求項3】 前記ドア位置センサに、 全開終端位置でのドアロックを検知するドアロックセン
    サ(開)と、 全閉終端位置でのドアロックを検知するドアロックセン
    サ(閉)と、を備えると共に、 前記開閉速度制御手段に、 前記ドア全開手前検知スイッチ、前記ドア全閉手前検知
    スイッチ、ドアロックセンサ(開)およびドアロックセ
    ンサ(閉)の信号に基づいてドア全開閉操作時の全開閉
    終速度設定手段の動作時間および前記切替手段の切替制
    御を行うタイマ手段、を備えたことを特徴とする請求項
    1または請求項2記載のパワーアシストスライドドア。
  4. 【請求項4】 前記制御手段に、 前記ドアハンドル荷重センサのセンサ出力極性の反転を
    検知し、タイマ手段を起動すると共に、所定時間だけ前
    記全開閉終速度設定手段の設定出力を零にしてスライド
    ドアに制動を掛けるドアハンドル荷重極性反転検出手
    段、を備えたことを特徴とする請求項1〜3記載のパワ
    ーアシストスライドドア。
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