JPH09327784A - レーザ加工機用数値制御装置の補間装置および補間方法 - Google Patents

レーザ加工機用数値制御装置の補間装置および補間方法

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JPH09327784A
JPH09327784A JP8146972A JP14697296A JPH09327784A JP H09327784 A JPH09327784 A JP H09327784A JP 8146972 A JP8146972 A JP 8146972A JP 14697296 A JP14697296 A JP 14697296A JP H09327784 A JPH09327784 A JP H09327784A
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Katsuichi Ukita
克一 浮田
Hideaki Nagatoshi
英昭 永利
Hisashi Kinoshita
久 木下
Yoriaki Nishida
順紀 西田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、レーザ加工用数値制御装置におい
て、加工軌跡の誤差を抑え、さらにコーナ部の加工速度
を上げることで先端の溶け落ちを減少させることを目的
とする。 【解決手段】 最大許容加速度および指令速度から座標
系直交各軸のベクトルの成分を分割して各軸毎に加減速
を行った場合の指令軌跡と実軌跡との誤差量を求める誤
差量計算部1と、2つの移動ブロックからなる角度を求
め、前記誤差量計算部1によって求められた誤差量と同
等の誤差となる円弧の径を求める半径計算部2と、求ま
った半径とから全ブロックと後ブロックとの交点となる
円弧の始点と終点を求める交点計算部3を備えたレーザ
加工機用数値制御装置の補間装置および補間方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーザ光照射により
ワークの切断および溶接を行うレーザ加工機のレーザ光
の焦点を移動させるためのレーザ加工機用数値制御装置
の補間装置および補間方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザ加工機用数値制御装置の補
間装置および補間方法は、指令される軌跡上の点を一定
の周期で求めて行く補間処理と、駆動部の制御対象であ
る機械の慣性および弾性により制御対象が振動しないよ
うに指令速度に傾きを設ける加減速処理とを行ってい
た。
【0003】従来のレーザ加工機用数値制御装置におい
ては、図9(a),(b)に示される補間後加減速と呼
ばれる処理方法と図10(a),(b)に示される補間
前加減速と呼ばれる処理方法があった。そして、図9
(a),(b)の補間後加減速の処理方法においては、
補間装置90により、指令される軌跡と速度から一定周
期で移動すべき移動量として求めその移動量を加減速装
置91を通して出力するものである。この加減速装置9
1は一種のフィルタで、図9(b)の加減速後の速度波
形S2のように入力される補間後速度S1をなまらせる
ことで加減速を行う。この処理として指数関数加減速と
直線加減速とS字加減速などがある。
【0004】補間前加減速の処理方法においては、補間
前加減速装置100により指令速度に加減速をかけ、図
10(b)のような、速度波形S3の出力をもとに補間
処理において分配パルスを作成している。この加減速に
おいても、指数関数型,直線型,S字型などの加減速が
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術である補間
後加減速(図9(a),(b))においては、加減装置
91というフィルタを通すため加工軌跡が崩れるという
問題があった。すなわち、レーザ光照射によるワークの
切断および溶接を行うレーザ加工機においてはレーザ出
力の向上によりますます高速な軌跡制御が要望されてお
り、加減速器による軌跡波形の崩れが問題になってい
た。
【0006】さらに、もう1つの従来の技術である補間
前加減速(図10(a),(b))では、補間後加減速
で問題となる波形の崩れがないため、高速での軌跡制御
において有利であるが、指令速度に加減速をかけた値を
もとに補間を行うために計算機を用いなければならず、
処理が複雑になる。また、図11に示すような特に短い
移動ブロックが連続する場合には、2つの移動ブロック
間での加減速を実現するために移動速度が上げられずレ
ーザ加工において入熱過多になり先端部の解け落ちが発
生するという問題があった。
【0007】特にビームスポットの面積により切断幅を
補正する場合には、その補正のために図12に示すよう
な微小の移動ブロックが発生するため補間前加減速(図
10(a),(b))においては補正のための微小移動
ブロックにおいて移動速度が落ち、上記と同様にレーザ
加工において入熱過多になり先端部の解け落ちが発生す
るという問題があった。
【0008】本発明は前記従来の課題を解決することを
目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1発明のレーザ加工機用数値制御装置の補間装置
は、レーザ加工機の機械の剛性と駆動力より決定される
許容速度、およびパートプログラムにより指令される速
度とから移動命令を座標系直交各軸のベクトルの成分に
分割して各軸毎に加減速を行う場合の指令軌跡と実軌跡
との誤差量を求める誤差量計算部と、前記パートプログ
ラムにより指令される2つの移動ブロックからなす角度
を求め、前記誤差量計算部によって求められた誤差量と
を基に2つの移動ブロックのコーナ部に円弧補間を行っ
た場合に前記誤差量計算部によって求められた誤差量と
同等の誤差となる円弧の径を求める半径計算部と、前記
半径計算部により求めた半径から前ブロックと後ブロッ
クとの交点となる、円弧始点と終点を求める交点計算部
と、前記交点計算部により求めた円弧の始点と終点およ
びパートプログラムからの速度と径補正量により軌跡を
求める軌跡生成部とを備えたものである。また、第2発
明のレーザ加工機用数値制御装置の補間方法は、レーザ
加工機の機械の剛性と駆動力より決定される許容加速
度、およびパートプログラムにより指令される速度とか
ら移動命令を直交各軸のベクトルの成分に分割して各軸
毎に加減速を行なう場合の指令軌跡と実軌跡との誤差量
を計算する第1ステップと、前記パートプログラムによ
り指令される2つの移動ブロックからなす角度を求める
第2ステップと、前記第1ステップによって求められた
誤差量と前記第2ステップにより求められる角度から2
つの移動ブロックのコーナ部に円弧補間を行った場合に
第1ステップによって求められた誤差量と同等の誤差と
なる円弧の径を求める第3ステップと、前記第3ステッ
プにより求めた半径から前ブロックと後ブロックとの交
点を計算し円弧の始点と終点を求める第4ステップによ
り、2つの移動ブロック間に加減速処理を行わずに2つ
の移動ブロック間を円弧でつなぐことを特徴とするもの
である。
【0010】また、第3発明のレーザ加工機用数値制御
装置の補間装置は、レーザ加工機の機械の剛性と駆動力
より決定される許容加速度、およびパートプログラムに
より指令される速度とから移動命令を座標系直交各軸の
ベクトルの成分に分割して各軸毎に加減速を行った場合
の指令軌跡と実軌跡との誤差量を計算する誤差量計算部
と、さらにパートプログラムにより指令される2つの移
動ブロックからなす角度を求め、前記誤差量計算部によ
って求められた誤差量とを基に2つの移動ブロックのコ
ーナ部に円弧補間を行った場合に前記誤差量計算部によ
って求められた誤差量と同等の誤差となる円弧の径を求
める半径計算部と、前記半径計算部により求まった半径
と前記パートプログラムにより指令されるビームスポッ
トの面積により切断幅を補正するための補正量から前ブ
ロックと後ブロックとの交点となる円弧の始点と終点を
求める交点計算部と、前記交点計算部により求めた円弧
の始点と終点およびパートプログラムからの速度と径補
正量により軌跡を求める軌跡生成部とを備えたものであ
る。
【0011】また、第4発明のレーザ加工機用数値制御
装置の補間方法は、レーザ加工機の機械の剛性と駆動力
より決定される許容加速度、およびパートプログラムに
より指令される速度とから移動命令を直交各軸のベクト
ルの成分に分割して各軸毎に加減速を行った場合の指令
軌跡と実軌跡との誤差量を求める第1ステップと、前記
パートプログラムにより指令される2つの移動ブロック
からなす角度を求める第2ステップと、前記第1ステッ
プによって求められた誤差量と第2ステップにより求め
られる角度から2つの移動ブロックコーナ部に円弧補間
を行った場合に第1ステップによって求められた誤差量
と同等の誤差となる円弧の径を求める第3ステップと、
前記第3ステップにより求めた半径とパートプログラム
により指令されるビームスポットの面積により切断幅を
補正するための補正量から前ブロックと後ブロックとの
交点となる円弧の始点と終点を求める第4ステップによ
り、2つの移動ブロック間に加減速処理を行わず2つの
ブロック間を円弧でつなぐことを特徴とするものであ
る。
【0012】また、第5発明のレーザ加工機用数値制御
装置の補間装置は、第1発明または第3発明において、
座標系の直交各軸毎に加減速した場合と同等の誤差量と
なる円弧の半径を求める半径計算部は、角度に対する半
径値を直線近似により求めることを特徴とするものであ
る。
【0013】また、第6発明のレーザ加工機用数値制御
装置の補間方法は、第2発明または第4発明おいて、座
標系の直交各軸毎に加減速した場合と同等の誤差量とな
る円弧の半径を求める第3ステップは、角度に対する半
径値を直線近似により求めることを特徴とするものであ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】第1発明のレーザ加工機用数値制
御装置の補間装置は、2つの連続する移動ブロックから
なる角度と、レーザ加工機の機械の慣性と剛性と駆動力
より決定される最大許容加速度とその最大許容加速度を
ともに座標系直交各軸毎に加減速処理を行った場合と同
様の内まわり誤差で2つの移動ブロックを滑らかに結ぶ
円弧の半径と開始点および終了点を求めることができ、
これにより、前ブロックの終了点と後ブロックの開始点
を加減速処理を行わずレーザ光の焦点を高速で移動させ
る作用を有する。
【0015】第2発明のレーザ加工機用数値制御装置の
補間方法において、2つの連続する移動ブロックからな
る角度と、レーザ加工機の機械の慣性と剛性と駆動力よ
り決定される最大許容加速度とその最大許容加速度をも
とに座標系直交各軸毎に加減速処理を行った場合と同様
の内まわり誤差で2つの移動ブロックを滑らかに結ぶ円
弧の半径と開始点および終了点を求めることができ、前
ブロックの終了点と後ブロックの開始点を加減速処理を
行わずレーザ光の焦点を高速で移動させる作用を有す
る。
【0016】第3発明のレーザ加工機用数値制御装置の
補間装置は、径補正を行う場合には2つの指令ブロック
の径補正オフセットした移動ブロックからなる角度と、
その角度においてレーザ加工機の機械の慣性と剛性と駆
動力より決定される最大許容加速度を入力し各軸毎に加
減速処理を行った場合と同様の誤差で2つの移動ブロッ
クを滑らかに結ぶ円弧の半径と開始点および終了点を求
めることができ、これにより、径補正で発生する微小移
動ブロックを無くし、前ブロックの終了点と後ブロック
の開始点を加減速処理を行わずレーザ光の焦点を高速で
移動させる作用を有する。
【0017】第4発明のレーザ加工機用数値制御装置の
補間方法は、径補正を行う場合には2つの指令ブロック
の径補正オフセットした移動ブロックからなる角度と、
その角度においてレーザ加工機の機械の慣性と剛性と駆
動力より決定される許容加速度を入力し各軸毎に加減速
処理を行った場合と同様の誤差で2つのブロックを滑ら
かに結ぶ円弧の半径と開始点および終了点を求めること
ができ、これにより、径補正で発生する微小移動ブロッ
クを無くし、前ブロックの終了点と後ブロックの開始点
を加減速処理を行わずレーザ光の焦点を高速で移動させ
る作用を有する。
【0018】第5発明のレーザ加工機用数値制御装置の
補間装置は、第1発明または第3発明において、円弧半
径を求める時に直線近似を用いることをにより、より高
速な分配処理が行うことができるようになり、加減速を
計算する計算機の負担を減少させる作用を有する。
【0019】第6発明のレーザ加工機用数値制御装置の
補間方法は、第2発明または第4発明において、円弧半
径を求める時に直接近似を用いることにより、より高速
な分配処理が行うことができるようになり、加減速を計
算する計算機の負担を減少させる作用を有する。
【0020】以下、本発明の実施の形態1ないし3につ
き説明する。 (実施の形態1)本発明の実施の形態1の補間装置のブ
ロック構成図を図1に示す。1は誤差量計算部で、この
誤差量計算部1は、レーザ加工機の機械の剛性と駆動力
より決定される最大許容加速度(αmax)と、パートプ
ログラムで指令される速度(F)と、パートプログラム
の移動命令として形状と移動量が指令される2つの移動
ブロックからなる角度が入力される。そして、この誤差
量計算部1では、最大許容加速度(αmax)と速度
(F)から(1)式で示される計算を行い各軸のベクト
ルの成分を分割して各軸毎に加減速を行った場合の指令
軌跡と実軌跡との誤差量を求める。(1)式では加減速
に曲線加速を考慮した式を用いている。
【0021】
【数1】 ε=β×T3/48 ・・・(1) ただし、 β(=αmax/曲線加速時間)は最大加速度増分量 T=2×√(dVmax/β)は重ね合わせ時間 dVmax(=F×2cos45°)は最大重ね合わせ速
度差 2は半径計算部で、前記半径計算部2には前記誤差計算
部1で求めた誤差量εとパートプログラムで指令軌跡と
して指令される2つの移動ブロックの移動量から、なす
角度θを計算しそれを入力し、図2に示すように入力さ
れる誤差量εと同等の内回り誤差となる円弧の半径rを
求める。その計算は(2)式,(3)式から(4)式の
ように求められる。
【0022】
【数2】 l=r/tan(θ/2) ・・・(2)
【0023】
【数3】 ε=√(l2+r2)−r ・・・(3)
【0024】
【数4】 r=ε/√((1+1/tan(θ/2))−1)・・・(4) 3は交点計算部で、この交点計算部3においてパートプ
ログラムで指定される前後2つの移動ブロック間に接合
部の移動方向ベクトルが同じになる円弧の位置を求め
る。交点計算の概念として、図3に示すように移動ブロ
ックの内側に付加される円弧の半径rだけ平行移動した
直線の交点cを求め、さらにその交点cから前ブロック
に降した垂線と前ブロックとの交点Aが前ブロックの終
点でかつ円弧の始点となる。また、同様に交点cから後
ブロックに降した垂線と後ブロックの交点Bが後ブロッ
クの始点でかつ円弧の終点となる。
【0025】これら交点A,Bをもとに軌跡生成部4に
より補間処理を行ない、補間後速度で、レーザ光の焦点
を移動させる。
【0026】つぎに、実施の形態1の補間方法を図4の
フローチャートに沿って説明する。まず、パラメータか
ら最大許容加速度(αmax)を入力し、パートプログラ
ムから速度データ、形状データ、移動データを読出す。
移動データに関しては、前ブロックと後ブロックの角度
θと交点計算を行うために、前の移動データを記憶して
おく。これらの入力データを基に誤差量εを計算する。
これには、最大許容加速度(αmax)と、速度データを
入力し前記(1)式により計算する(第1ステップ)。
そして、第2ステップにて、前後の移動データと形状か
ら2つの移動ブロックからなる角度θを計算する。これ
は、2つの移動方向から(5)式のような計算を実施す
るものである。
【0027】
【数5】
【0028】つぎにステップ3にて、前記θと誤差量ε
から前述の(4)式を用いて半径を計算する。さらに、
ステップ4の交点計算においてはパートプログラムで指
定される前後2つの移動ブロック間の接合部の移動方向
ベクトルが同じになる円弧の位置を求める。この交点計
算の概念としては、図3に示すように移動ブロックの内
側に付加される円弧の半径だけ平行移動した直線の交点
Cを求め、その交点Cから前ブロックに降した垂線と前
ブロックとの交点Aが前ブロックの終点でかつ円弧の始
点となる。また、同様に交点Cから後ブロックに降した
垂線と後ブロックの交点Bが後ブロックの始点でかつ円
弧の終点となる。
【0029】これらの交点A,Bをもとに軌跡生成し補
間処理を行う。 (実施の形態2)本発明の実施の形態2の補間装置のブ
ロック構成図を図5に示す。この誤差量計算部1には、
レーザ加工機の機械の剛性と駆動力より決定される最大
許容加速度(αmax)と、パートプログラムで指令され
る速度(F)と、パートプログラムの移動命令として形
状と移動量が指令される2つのブロックからなる角度θ
が入力される。この誤差量計算部1では、許容加速度
(αmax)と速度(F)から前述の(1)式で示される
計算を行い各軸のベクトルの成分を分割して座標系直交
各軸毎に加減速を行った場合の指令軌跡と実軌跡との誤
差量εを求める。
【0030】また、半径計算部2には誤差計算部1で求
めた誤差量εとパートプログラムで指令軌跡として指定
される2つの移動ブロックの移動量から、なす角度θを
計算しそれを入力し、前述の図2に示すように入力され
る誤差量εと同等の内回り誤差となる円弧の半径rを求
める。
【0031】5は交点計算部で、この交点計算部5にお
いてパートプログラムで指定される前後2つの移動ブロ
ック間にパートプログラムで指令される径補正を行い、
さらに接合部の移動方向ベクトルが同じになる円弧の位
置を求める。この交点計算の概念として、図6に示すよ
うに移動ブロックに対して径補正量分平行移動によりオ
フセットした径補正軌跡を求め、その径補正軌跡に対し
て内側に付加される円弧の半径だけ平行移動した直線の
交点Cを求め、その交点Cから前ブロックに降した垂線
と前ブロックとの交点Aが前ブロックの終点でかつ円弧
の始点となる。同様に交点Cから後ブロックに降した垂
線と後ブロックの交点Bが後ブロックの始点でかつ円弧
の終点となる。
【0032】これら交点A,Bをもとに軌跡生成部4に
より補間処理を行い、補間後速度でレーザ光の焦点を移
動させるものである。
【0033】つぎに、実施の形態2の補間方法を図7の
フローチャートに沿って説明する。まず、パラメータか
ら最大許容加速度(αmax)を入力し、パートプログラ
ムから速度データ、形状データ、移動データを読出す。
移動データに移動データに関しては、前ブロックと後ブ
ロックの角度と交点計算を行うために、前の移動データ
を記憶しておく。これらの入力データをもとに誤差量ε
を計算する。これには、許容加速度(αmax)と、速度
データを入力し前述の(1)式により計算する(第1ス
テップ)。そして、第2ステップにて、前後の移動デー
タと形状から2つの移動ブロックからなる角度θを計算
する。これは、2つの移動方向から前述の(5)式のよ
うな計算を実施するものである。
【0034】そして、ステップ3にて、前記θと誤差量
εから前述の(4)式を用いて半径値を計算する。
【0035】さらに、ステップ4の交点計算においては
パートプログラムで指定される前後2つの移動ブロック
を径補正量だけ平行移動した径補正軌跡上にその2移動
ブロック間に接合部の移動方向ベクトルが同じになる円
弧の位置を求める。交点計算の概念としては、前述の図
6に示すように移動ブロックに対して径補正量分平行移
動によりオフセットした径補正軌跡を求め、その径補正
軌跡に対して内側に付加される円弧の半径だけ平行移動
した直線の交点を求め、更にその交点Cから前ブロック
に降した垂線と前ブロックとの交点Aが前ブロックの終
点でかつ円弧の始点となる。同様に交点Cから後ブロッ
クに降した垂線と後ブロックの交点Bが後ブロックの始
点でかつ円弧の終点となる。
【0036】これら交点A,Bをもとに軌跡生成部4に
より補間処理を行い、補間後速度で、レーザ光の焦点を
移動させるものである。
【0037】(実施の形態3)つぎに、本発明の実施の
形態3の説明をする。本実施の形態3の補間装置は、半
径計算部3において、誤差量を計算する場合に計算処理
を簡略化し計算時間を短縮するために図8に示すように
2つの移動ブロックのなす角度が90度の場合を求め、
角度(横軸)によって直線近似する半径(縦軸)を求め
るものである。すなわち、前記の(2)式にてθを90
として計算し、近似した半径rの関係式を(6)式に示
す。
【0038】
【数6】 r=r90×θ/90 ・・・(6) ただし、r90=ε/(√2−1) つぎに実施の形態3の補間方法について説明する。すな
わち、本実施の形態3の補間方法は、半径計算の第3ス
テップは、誤差量εを計算する場合に計算処理を簡略化
し計算時間を短縮するために前述の図8に示すように2
つの移動ブロックのなす角度が90度の場合を求め、角
度(横軸)によって直線近似する半径(縦軸)を求める
ものである。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、第1および第2発
明に係わるレーザ加工機用数値制御装置の補間装置およ
び補間方法は、レーザ光照射によりワークの切断および
溶接を行うレーザ加工機において指令された軌跡上を高
速にかつ機械の振動を与えること無くレーザ光の焦点を
移動させることができ、これにより、分配処理による遅
れによる軌跡のずれを抑え、さらに、移動ブロックの接
続部での入熱過多による先端の解け落ちや焼け焦げを少
なくすることができる優れた効果を奏するものである。
【0040】また、第3および第4発明に係わるレーザ
加工機用数値制御装置の補間装置および補間方法は、レ
ーザビームスポット面積による切断幅の補正を行った場
合においても、レーザ光照射によりワークの切断および
溶接を行うレーザ加工機において指令された軌跡上を高
速にかつ機械に振動を与えること無くレーザ光の焦点を
移動させることができ、これにより、分配処理による遅
れによる軌跡のずれを抑え、さらに移動ブロックの接続
部での入熱過多による先端の解け落ちや焼け焦げを少な
くすることができる優れた効果を奏するものである。
【0041】さらに、第5および第6発明に係わるレー
ザ加工機用数値制御装置の補間装置および補間方法は、
移動ブロック間のコーナ部に付加される円弧半径の計算
が容易になり、これにより高速な補間処理を可能とし、
より高速なレーザ加工を実現できる優れた効果を奏する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のブロック構成図
【図2】座標系直交各軸毎の加減速の誤差量と同等誤差
による円弧の軌跡図
【図3】指令軌跡と交点計算の要領を示す概念図
【図4】本発明の実施の形態1のフローチャート
【図5】本発明の実施の形態2のブロック図
【図6】径補正がある場合の指令軌跡と交点計算の要領
を示す概念図
【図7】本発明の実施の形態2のフローチャート
【図8】円弧半径計算の直線近似を示す角度対半径特性
【図9】(a)従来の補間後加減速の例を示すブロック
図 (b)同従来例の速度特性図
【図10】(a)従来の補間前加減速の例を示すブロッ
ク図 (b)同従来例の速度特性図
【図11】微小ブロック連続の例を示す指令軌跡図
【図12】指令軌跡と径補正によって発生する微小ブロ
ックを示す補正軌跡図
【符号の説明】
1 誤差量計算部 2 半径計算部 3 交点計算部 4 軌跡生成部 5 交点計算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西田 順紀 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ光照射によりワークの切断および溶
    接を行うレーザ加工機のレーザ光の焦点を移動させるた
    めのレーザ加工機用数値制御装置の補間装置であって、
    レーザ加工機の機械の剛性と駆動力より決定される最大
    許容加速度、およびパートプログラムにより指令される
    速度とから移動命令を座標系直交各軸のベクトルの成分
    に分割して各軸毎に加減速を行った場合の指令軌跡と実
    軌跡との誤差量を求める誤差量計算部と、前記パートプ
    ログラムにより指令される2つの移動ブロックからなす
    角度を求めるとともに前記誤差量計算部によって求めら
    れた誤差量とを基に2つの移動ブロックのコーナ部に円
    弧補間を行った場合に前記誤差量計算部によって求めら
    れた誤差量と同等の誤差となる円弧の径を求める半径計
    算部と、前記半径計算部により求めた半径から前ブロッ
    クと後ブロックとの交点となる円弧の始点と終点とを求
    める交点計算部と、前記交点計算部により求めた円弧の
    始点と終点およびパートプログラムからの速度と径補正
    量により軌跡を求める軌跡生成部とを備え、2つの移動
    ブロック間に円弧軌跡の補間を行うことで加減速処理を
    行わず2つの移動ブロック間をつなぐことを特徴とする
    レーザ加工機用数値制御装置の補間装置。
  2. 【請求項2】レーザ光照射によりワークの切断および溶
    接を行うレーザ加工機のレーザ光の焦点を移動させるた
    めのレーザ加工機用数値制御装置の補間方法であって、
    レーザ加工機の機械の剛性と駆動力より決定させる最大
    許容加速度、およびパートプログラムにより指令される
    速度とから移動命令を座標系直交各軸のベクトルの成分
    に分割して各軸毎に加減速を行った場合の指令軌跡と実
    軌跡との誤差量の計算をする第1ステップと、前記パー
    トプログラムにより指令される2つの移動ブロックから
    なす角度を求める第2ステップと、前記第1ステップに
    よって求められた誤差量と前記第2ステップにより求め
    られる角度から2つの移動ブロックのコーナ部に円弧補
    間を行った場合に第1ステップによって求められた誤差
    量と同等の誤差となる円弧の径を求める第3ステップ
    と、前記第3ステップにより求まった半径から前ブロッ
    クと後ブロックとの交点を計算し円弧の始点と終点とを
    求める第4ステップにより、2つの移動ブロック間に加
    減速処理を行わず2つのブロック間を円弧でつなぐこと
    を特徴とするレーザ加工機用数値制御装置の補間方法。
  3. 【請求項3】レーザ光照射によりワークの切断および溶
    接を行うレーザ加工機のレーザ光の焦点を移動させるた
    めのレーザ加工機用数値制御装置の補間装置であって、
    レーザ加工機の機械の剛性と駆動力より決定される許容
    加速度、およびパートプログラムにより指令される速度
    とから移動命令を座標系直交各軸のベクトルの成分に分
    割して各軸毎に加減速を行った場合の指令軌跡と実軌跡
    との誤差量を計算する誤差量計算部と、前記パートプロ
    グラムにより指令される2つの移動ブロックからなす角
    度を求めるとともに前記誤差量計算部によって求められ
    た誤差量とを基に2つの移動ブロックのコーナ部に円弧
    補間を行った場合に前記誤差量計算部によって求められ
    た誤差量と同等の誤差となる円弧の径を求める半径計算
    部と、前記半径計算部により求まった半径と前記パート
    プログラムにより指令されるビームスポットの面積によ
    り切断幅を補正するための補正量から前ブロックと後ブ
    ロックとの交点となる円弧の始点と終点を求める交点計
    算部と、前記交点計算部により求めた円弧の始点と終点
    およびパートプログラムからの速度と径補正量により軌
    跡を求める軌跡生成部とから構成され、2つの移動ブロ
    ック間に円弧軌跡の補間を行うことで加減速処理を行わ
    ず2つの移動ブロック間をつなぐことを特徴とするレー
    ザ加工機用数値制御装置の補間装置。
  4. 【請求項4】レーザ光照射によりワークの切断および溶
    接を行うレーザ加工機のレーザ光の焦点を移動させるた
    めのレーザ加工機用数値制御装置の補間方法であって、
    レーザ加工機の機械の剛性と駆動力より決定される最大
    許容加速度、およびパートプログラムにより指令される
    速度とから移動命令を座標系直交各軸のベクトルの成分
    に分割して各軸毎に加減速を行った場合の指令軌跡と実
    軌跡との誤差量を求める第1ステップと、前記パートプ
    ログラムにより指令される2つの移動ブロックからなす
    角度を求める第2ステップと、前記第1ステップによっ
    て求められた誤差量と第2ステップにより求められる角
    度から2つの移動ブロックのコーナ部に円弧補間を行っ
    た場合に第1ステップによって求められた誤差量と同等
    の誤差となる円弧の径を求める第3ステップと、前記第
    3ステップにより求めた半径とパートプログラムにより
    指令されるビームスポットの面積により切断幅を補正す
    るための補正量から前ブロックと後ブロックとの交点と
    なる円弧の始点と終点を求める第4ステップにより、2
    つの移動ブロック間に加減速処理を行わず2つの移動ブ
    ロック間を円弧でつなぐことを特徴とするレーザ加工機
    用制御装置の補間方法。
  5. 【請求項5】座標系各軸毎に加減速した場合と同等の誤
    差量となる円弧の半径を求める半径計算部は、角度に対
    する半径値を直線近似により求めることを特徴とする請
    求項1または3記載のレーザ加工機用数値制御装置の補
    間装置。
  6. 【請求項6】座標系各軸毎に加減速した場合と同等の誤
    差量となる円弧の半径を求める第3ステップは、角度に
    対する半径値を直線近似により求めることを特徴とする
    請求項2または4記載のレーザ加工機用数値制御装置の
    補間方法。
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