JPH09327735A - 板材搬送収納システム - Google Patents

板材搬送収納システム

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JPH09327735A
JPH09327735A JP14610496A JP14610496A JPH09327735A JP H09327735 A JPH09327735 A JP H09327735A JP 14610496 A JP14610496 A JP 14610496A JP 14610496 A JP14610496 A JP 14610496A JP H09327735 A JPH09327735 A JP H09327735A
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JP
Japan
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plate material
frame
storage
plate
processing machine
Prior art date
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Pending
Application number
JP14610496A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Onari
弘史 大成
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Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、搬送テーブルが床面よりも低い位
置に位置することを回避して、搬送テーブルから板材加
工機側への板材の搬送を容易にすることを目的とする。 【解決手段】 板材加工機3の近傍に収納フレーム11
を立設し、この収納フレーム11は長手方向に並んだ複
数の枠フレーム13を一体化してなり、各枠フレーム1
3に収納部17を上下方向へ複数設け、板材加工機3に
最も近接した枠フレーム13におけるいずれかの収納部
17に、板材Wを板材加工機3側へ搬送する搬送テーブ
ル21を収納し、この搬送テーブル21の収納位置を最
も近接した枠フレーム13における複数の収納部17の
中で変更可能に構成してなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数の板材を収納
すると共に板材を板材加工機(例えばパンチプレス、レ
ーザ加工機等)側へ搬送する板材搬送収納システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の板材搬送収納システムにつ
いて簡単に説明する。
【0003】板材加工機の左側近傍には左右方向へ延伸
した収納フレームが立設してあり、この収納フレーム
は、左右方向(長手方向)に並んだ複数の枠フレームを
一体化してなる。各枠フレームには板材を積載するパレ
ットを収納可能な収納部が上下方向に複数設けてあり、
各収納部に対してパレットを前後方向(長手方向に直交
する方向)から出入れ可能である。最も左寄りの(板材
加工機に最も近接した)枠フレームにおける最下段の収
納部には、板材を板材加工機側へ搬送する搬送テーブル
が設けてある。そして、収納フレームの前側には適宜の
収納部に収納されたパレットから搬送テーブルへ板材を
移送する板材移送手段が設けてある。
【0004】従って、板材移送手段の作動により適宜の
収納部に収納されたパレットから搬送テーブルへ板材を
移送する。そして、搬送テーブルの駆動により板材を板
材加工機側へ搬送することにより、板材を板材加工機に
おける加工テーブルに送り出す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、工場内にお
ける天井と床面の高さ間隔が小さい場合には、収納フレ
ームと天井の高さ間隔を十分に確保するため、収納フレ
ームを設置せしめるピットを掘る必要がある。しかし、
搬送テーブルが最下部の収納部の下側に位置しているた
め、ピット内に収納フレームを立設(設置)すると、搬
送テーブルが床面よりも低い高さ位置に位置し、搬送テ
ーブルから板材加工機における加工テーブルへの送り出
しが困難になる。又、加工テーブルへの送り出しを容易
にするため、搬送テーブルと板材加工機の間に中間テー
ブルを設けても、中間テーブルの高さを搬送テーブルの
高さ位置に対応せしめるため、中間テーブルを設置せし
めるためのピットをさらに掘る必要があり、作業が煩雑
化するという問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の如き、従来の問題
点を解決するために、本発明においては、第1の手段と
して、多数の板材を収納すると共に板材を板材加工機側
へ搬送する板材搬送収納システムにおいて、板材加工機
の近傍のピットに収納フレームを立設し、この収納フレ
ームは長手方向に並んだ複数の枠フレームを一体化して
なり、各枠フレームに複数の板材を積載するパレットを
収納可能な収納部を上下方向へ複数段設け、各収納部に
対してパレットを上記長手方向に直交する方向から出入
れ可能に構成し、上記板材加工機に最も近接した枠フレ
ームに、板材を板材加工機側へ搬送する搬送テーブルを
設け、この搬送テーブルを最下段の収納部以外の適宜段
の収納部に位置するように構成し、適宜の収納棚に収納
されたパレットから搬送テーブルへ板材を移送する板材
移送手段を設けてなることを特徴とする。
【0007】第2の手段として、多数の板材を収納する
と共に板材を板材加工機側へ搬送する板材搬送収納シス
テムにおいて、板材加工機の近傍に収納フレームを立設
し、この収納フレームは長手方向に並んだ複数の枠フレ
ームを一体化してなり、各枠フレームに複数の板材を積
載するパレットを収納可能な収納部を上下方向へ複数段
設け、各収納部に対してパレットを上記長手方向に直交
する方向から出入れ可能に構成し、上記板材加工機に最
も近接した枠フレームにおけるいずれかの収納部に、板
材を板材加工機側へ搬送する搬送テーブルを収納し、こ
の搬送テーブルの収納位置を、最も近接した枠フレーム
における複数の収納部の中で変更可能に構成し、適宜の
収納棚に収納されたパレットから搬送テーブルへ板材を
移送する板材移送手段を設けてなることを特徴とする。
【0008】第3の手段として、第1又は第2の手段の
発明特定事項の他に、前記板材移送手段は、前記収納フ
レームの一方側に前記長手方向へ移動可能に設けられた
走行フレームと、この走行フレームに設けられかつ板材
の上面を上方向から保持する板材保持具を備えた板材保
持装置とを備え、この板材保持装置を走行フレームに対
して昇降可能かつ前記直交する方向へ移動可能に構成し
てなることを特徴とする。
【0009】第4の手段として、第1〜第3の手段のう
ちいずれかの手段の発明特定事項の他に、前記パレット
を前記長手方向及び前記直交する方向へ移送すると共に
昇降させるパレット移送手段を設け、このパレット移送
手段は、前記収納フレームの他方側に前記長手方向へ移
動可能に設けられたサブ走行フレームと、このサブ走行
フレームに昇降可能に設けられた昇降台と、この昇降台
に設けられかつ前記パレットを水平方向から保持するパ
レット保持具を備えたパレット保持装置とを備え、この
パレット保持装置を昇降台に対して前記直交する方向へ
移動可能に構成してなることを特徴とする。
【0010】第5の手段として、第1〜第4の手段のう
ちいずれかの手段の発明特定事項の他に、前記板材加工
機と前記搬送テーブルの間に板材を板材加工機側へ搬送
する中間テーブルを設け、この中間テーブルは昇降可能
なワーク支持台を備えてなることを特徴とする。
【0011】第6の手段として、第1〜第5の手段のう
ちいずれかの手段の発明特定事項の他に、前記搬送テー
ブルは複数の搬送ローラを前記板材加工機側へ回転可能
に備えてなることを特徴とする。
【0012】従って、前記の手段により、工場内におけ
る天井と床面の高さ間隔が小さい場合には、板材加工機
の近傍にピットを掘って、このピット内に収納フレーム
を立設(設置)せしめる。このとき、第1の手段の発明
特定事項によれば、搬送テーブルにおける搬送面は床面
よりも高い位置に位置している。又、第2の手段の発明
特定事項によれば、搬送テーブルの収納位置を最も近接
した枠フレームにおける複数の収納部の中で変更し、搬
送テーブルにおける搬送面を床面よりも高い位置に位置
せしめる。
【0013】尚、第2の手段の発明特定事項にあって
は、工場内における天井と床の高さ間隔が大きい場合に
は、ピットを掘ることなく収納フレームを板材加工機の
近傍に立設する。そして、板材加工機における加工テー
ブルの高さ位置に対応して、搬送テーブルの収納位置を
複数の収納部の中で変更する。
【0014】板材搬送収納システムが上述の状態のもと
で、板材移送手段の作動により、適宜の収納部に収納さ
れたパレットから搬送テーブルへ板材を移送せしめる。
【0015】ここで、第3の手段の発明特定事項を備え
た場合にあっては、走行フレームを長手方向へ移動させ
ると共に板材保持装置を昇降させて、板材保持装置を適
宜の収納部に対向せしめる。次に、板材保持装置を直交
する方向(他方向)へ移動させて、適宜の収納部に収納
された板材の垂直上方位置に板材保持具を位置せしめ
る。さらに、板材保持装置を下降させて、上方向から板
材保持具により板材の上面を保持する。そして、板材保
持装置を上昇させて、直交する方向(一方向)へ移動さ
せて、上記板材を適宜の収納部から取り出す。
【0016】適宜の収納部から板材を取り出した後に、
走行フレームを長手方向へ移動させると共に板材保持装
置を昇降させて、板材保持装置を搬送テーブルに近接せ
しめる。次に、板材保持装置を直交する方向(他方向)
へ移動させて、搬送テーブルの垂直上方位置に位置せし
める。そして、板材保持装置を下降させて、板材保持具
による保持状態を解除する。これによって、上記板材を
搬送テーブルに移送せしめることができる。尚、板材保
持具による保持状態を解除した後においては、板材保持
装置を上昇させて、板材保持装置を直交する方向(一方
向)へ移動させる。
【0017】板材を搬送テーブルに移送した後に、搬送
テーブルの駆動により(第6の手段の発明特定事項を備
えた場合にあっては、複数の搬送ローラを板材加工機側
へ回転せしめることにより)板材を板材加工機側へ搬送
して、搬送テーブルから板材加工機における加工テーブ
ルへ送り出す。
【0018】特に、第5の手段の発明特定事項を備えた
場合にあっては、搬送テーブルの駆動により板材を中間
テーブルへ送り出し、中間テーブルの駆動により板材加
工機側へ送り出す。ここで、搬送テーブルから中間テー
ブルに板材を送り出すときに、ワーク支持台を昇降させ
て搬送テーブルにおける搬送面とほぼ同じ高さ位置に位
置せしめておく。又、中間テーブルから板材加工機にお
ける加工テーブルへ送り出すときに、ワーク支持台を昇
降させて加工テーブルにおける支持面とほぼ同じ高さ位
置に位置せしめる。
【0019】適宜の収納部から空のパレットを取り出す
ときには、サブ走行フレームを長手方向へ移動させると
共に昇降台を昇降させて、パレット保持装置を適宜の収
納部に対向せしめる。次に、パレット保持装置を直交す
る方向(一方向)へ移動させて、パレット保持具を空の
パレットに接近せしめ、空のパレットを保持する。そし
て、パレット保持装置を直交する方向(他方向)へ移動
させて、サブ走行フレームを長手方向へ移動させると共
に昇降台を昇降させる。これによって、空のパレットを
適宜の収納部から取り出して、所定の位置に位置せしめ
ることができる。尚、空のパレットを所定の位置に位置
せしめた後に、この空のパレットに複数の板材を積載せ
しめる。又、パレット移送手段を上述と反対の作動をさ
せることにより、複数の板材を積載するパレットを適宜
の収納部に送り出すことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。
【0021】図1〜図3を参照するに、本発明の実施の
形態に係る板材搬送収納システム1は、多数の板材Wを
収納すると共に板材Wをタレットパンチプレス(板材加
工機の一例)3側へ搬送するものである。ここで、タレ
ットパンチプレス3は、板材Wを支持する加工テーブル
5と上部タレット7及び下部タレット9を備えている。
【0022】上記タレットパンチプレス3における加工
テーブル5の左側(図1及び図2において左側、図3に
おいて紙面に向って表側)近傍に掘ったピットPには左
右方向へ延伸した収納フレーム11が立設してあり、こ
の収納フレーム11は左右方向(長手方向)に並んだ複
数の枠フレーム13を一体化してなる。各枠フレーム1
3には複数の板材Wを積載するパレット15を収納可能
な収納部17が上下(図1及び図3において上下、図2
において紙面に向って表裏)に複数設けてあり、各収納
部17に対してパレット15を前後方向(上記長手方向
に直交する方向、図1において紙面に向って表裏方向、
図2において下上方向、図3において左右方向)から出
入れ可能に構成するため、各収納部17には前後方向に
延びた一対の収納ガイド19が設けてある。
【0023】最も右寄りの(タレットパンチプレス3に
最も近接した)枠フレーム13には板材Wを右側(タレ
ットパンチプレス3側)へ搬送する搬送テーブル21が
固定して設けてあり、この搬送テーブル21は、例えば
図1に示すように下から2段目の収納部17に位置する
ように構成してある。又、上記搬送テーブル21を固定
して設ける代わりに、最も右寄りの収納フレーム11に
おけるいずれかの収納部17に収納し、この搬送テーブ
ル21の収納位置を最も右寄りの枠フレーム13におけ
る複数の収納部13の中で変更可能に構成しても差支え
ない。尚、上記搬送テーブル21は、複数の搬送ローラ
23を備えており、複数の搬送ローラ23は搬送テーブ
ル用搬送モータ(図示省略)の駆動により右方向へ回転
可能である。
【0024】上記収納フレーム11の後側には適宜の収
納部17に収納されたパレット15から搬送テーブル2
1へ板材Wを移送する板材移送手段25が設けてある。
【0025】より詳細には、ピットPにおける収納フレ
ーム11の後側には左右方向に延伸した下部ガイド27
が設けてあり、この下部ガイド27には走行フレーム2
9が板材移送用走行モータ(図示省略)の駆動により左
右方向へ移動可能に設けてある。上記走行フレーム29
は上下方向へ延伸してあり、走行フレーム29の上部
は、収納フレーム11の上部後側に設けた上部ガイド3
1に左右方向へ移動自在に支持されている。上記走行フ
レーム29には昇降体33が板材移送用昇降モータ35
の駆動により昇降可能に設けてあり、この昇降体33に
は板材Wの上面を上方向から吸着保持する複数のバキュ
ームパッド37を備えた板材保持装置39が板材移送用
取出しモータ(図示省略)の駆動により前後方向へ移動
可能に設けてある。
【0026】上記収納フレーム11の前側にはパレット
15を前後及び左右方向へ移送すると共に昇降させるパ
レット移送手段41が設けてある。
【0027】より詳細には、上記ピットPにおける収納
フレーム11の前側には左右方向へ延伸した下部ガイド
43が設けてあり、この下部ガイド43には走行フレー
ム45がパレット移送用走行モータ(図示省略)の駆動
により左右方向へ移動可能に設けてある。上記走行フレ
ーム45は上下方向へ延伸してあって、走行フレーム4
5の上部は、収納フレーム11の上部前側に設けた上部
ガイド47に左右方向へ移動自在に支持されている。上
記走行フレーム45には昇降台49がパレット移送用昇
降モータ51の駆動により昇降可能に設けてあり、この
昇降台49にはパレット15における被保持部15aを
保持するパレット保持具53を備えたトラバーサ55が
パレット移送用取出しモータ(図示省略)の駆動により
前後方向へ移動可能に設けてある。
【0028】タレットパンチプレス3と搬送テーブル2
1の間には板材Wをタレットパンチプレス3側へ搬送す
る中間テーブル57が設けてある。この中間テーブル5
7は、ワーク支持台59と、このワーク支持台59に設
けられた複数の搬送ローラ61を備えている。ここで、
上記搬送ローラ61は中間テーブル用搬送モータ(図示
省略)の駆動により右方向(タレットパンチプレス3
側)へ回転可能である。
【0029】なお、図4に示すように、ピットPを掘る
労力を節減してピットPを浅くしたことにより、搬送テ
ーブル21と加工テーブル5の高さが異なる場合には、
中間テーブル57をリンク機構63により昇降させても
よい。ただし、搬送テーブル21は床面Fよりも高い位
置に位置していることが必要である。
【0030】次に、本発明の実施の形態に係る作用につ
いて説明する。
【0031】工場内における天井と床面Fの高さ間隔が
小さい場合には、ピットPを掘って収納フレーム11を
立設(設置)せしめる。これによって、天井と収納フレ
ーム11の高さ間隔を十分に保つことができる。このと
き、搬送テーブル21は最下部の収納部17よりも高
く、搬送テーブル21における搬送面は床面Fよりも高
い位置に位置している。又、搬送テーブル21の収納位
置を最も右寄りの枠フレーム13における複数の収納部
17の中で変更可能に構成した態様にあっては、搬送テ
ーブル21の収納位置を床面Fに対応して変更すること
により、搬送テーブル21における搬送面を床面Fより
も高い位置に位置せしめることができる。
【0032】尚、工場内における天井と床面Fとの高さ
間隔が大きい場合には、ピットPを掘ることなく、収納
フレーム11をタレットパンチプレス3の左側近傍に立
設せしめても、天井と収納フレーム11の高さ間隔を十
分に確保することができる。ここで、搬送テーブル21
の収納位置を最も右寄りの枠フレーム13における複数
の収納部17の中で変更可能に構成した態様にあって
は、加工テーブル5(又は中間テーブル57)の高さ位
置に対応して、搬送テーブル21の収納位置を変更す
る。
【0033】板材搬送収納システム1が上述の状態のも
とで、板材移送用走行モータの駆動により走行フレーム
29を左右方向へ移動させると共に、板材移送用昇降モ
ータ35の駆動により板材保持装置39を昇降体33と
一体的に昇降させて、板材保持装置39を適宜の収納部
17に対向する位置に位置せしめる。次に、板材移送用
取出しモータの駆動により板材保持装置39を前方向へ
移動させて適宜の収納部17に収納された板材Wの垂直
上方位置に位置せしめる。更に、板材移送用昇降モータ
35の駆動により板材保持装置39を下降させて、複数
のバキュームパッド37により上方向からこの板材Wの
上面を吸着保持する。そして、板材移送用昇降モータ3
5の駆動により板材保持装置39を上昇させて、板材移
送用取出しモータの駆動により板材保持装置を後方向へ
移動させて、板材Wを適宜の収納部17から取出す。
【0034】適宜の収納部17から板材Wを取出した後
に、板材移送用走行モータの駆動により走行フレーム2
9を右方向へ移動させると共に、板材移送用昇降モータ
35の駆動により板材保持装置39を昇降させて、板材
保持装置39を搬送テーブル21に近接した後方位置に
位置せしめる。次に、板材移送用取出しモータの駆動に
より板材保持装置39を前方向へ移動させて、搬送テー
ブル21の垂直上方位置に位置せしめる。そして、板材
移送用昇降モータ35の駆動により板材保持装置39を
下降させて、複数のバキュームパッド37の吸着保持状
態を解除する。これによって、搬送テーブル21におけ
る搬送面に板材Wを移送せしめることができる。尚、複
数のバキュームパッド37の吸着保持状態を解除した後
においては、板材移送用取出しモータの駆動により板材
保持装置39を後方向へ移動させる。
【0035】板材Wを搬送テーブル21における搬送面
に移送した後に、搬送テーブル用搬送モータの駆動によ
り搬送ローラ23を右方向へ回転させることにより、板
材Wを右方向へ搬送して、搬送テーブル21から中間テ
ーブル57へ送り出すことができる。そして、中間テー
ブル用搬送モータの駆動により搬送ローラ61を右方向
へ回転させることにより、板材Wを右方向へ搬送して、
中間テーブル57からタレットパンチプレス3における
加工テーブル5に送り出すことができる。
【0036】適宜の収納部17から空のパレット15を
取出す場合には、パレット移送用走行モータの駆動によ
り走行フレーム45を左右方向へ移動させると共に、タ
レット移送用昇降モータ51の駆動により昇降台49を
昇降させて、トラバーサ55を適宜の収納部17に前後
に対向する位置に位置せしめる。次に、パレット移送用
取出しモータの駆動によりトラバーサ55を後方向へ移
動させて、パレット保持具53を空のパレット15に接
近せしめ、パレット保持具53により空のパレット15
における被保持部53aを保持する。そして、パレット
移送用取出しモータの駆動によりトラバーサ55を前方
向へ移動させて、パレット移送用走行モータの駆動によ
り走行フレーム45を左右方向へ移動させると共に、パ
レット移送用昇降モータ51の駆動により昇降台49を
昇降させる。これによって、空のパレット15を適宜の
収納部17から離反した所定の位置に移送せしめること
ができる。尚、空のパレット15を所定の位置に移送せ
しめた後においては、複数の板材Wを空のパレット15
に積載せしめる。
【0037】以上の如き、本発明の実施の形態によれ
ば、工場内における天井と床面Fの高さ間隔が小さい場
合であっても、搬送テーブル21における搬送面を床面
Fよりも高くなるように構成したことにより、或いは搬
送テーブル21の収納位置を最も右寄りの枠フレーム1
3における複数の収納部17の中で変更可能に構成した
ことにより、搬送テーブル21における搬送面が床面F
よりも低い位置に位置することはない。従って、搬送テ
ーブル21から右方向(タレットパンチプレス3側)へ
板材Wを搬送することが容易になり、収納フレーム11
とタレットパンチプレス3における加工テーブル5との
間に中間テーブル57を設けても、中間テーブル57を
設置するためのピットPを掘る必要がなく、作業の煩雑
化を解消することができる。
【0038】
【発明の効果】以上の如き、請求項1〜請求項4のうち
のいずれかの請求項に記載の発明によれば、工場内にお
ける天井と床面との高さ間隔が小さい場合であっても、
搬送テーブルにおける搬送面を床面よりも高くなるよう
に構成し、或いは搬送テーブルの収納位置を最も近接し
た枠フレームにおける複数の収納部の中で変更可能に構
成したことにより、搬送テーブルにおける搬送面が床面
よりも低い位置に位置することはない。従って、搬送テ
ーブルから板材加工機側へ板材を搬送することが容易と
なり、収納フレームと板材加工機(板材加工機における
加工テーブル)の間に中間テーブルを設置した場合であ
っても、中間テーブルを設置するためのピットを掘る必
要がなく、作業の煩雑化を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】板材搬送収納システムの正面図である。
【図2】板材搬送収納システムの平面図である。
【図3】図1におけるIII −III 線に沿った図である。
【図4】板材搬送収納システムの他の態様を示した図で
ある。
【符号の説明】
1 板材搬送収納システム 3 タレットパンチプレス 5 加工テーブル 11 収納フレーム 13 枠フレーム 15 パレット 17 収納部 21 搬送テーブル 25 板材移送手段 29 走行フレーム 33 昇降体 37 バキュームパッド 39 板材保持装置 41 パレット移送手段 45 走行フレーム 49 昇降台 53 パレット保持具 55 トラバーサ 57 中間テーブル 59 ワーク支持台

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の板材を収納すると共に板材を板材
    加工機側へ搬送する板材搬送収納システムにおいて、 板材加工機の近傍のピットに収納フレームを立設し、こ
    の収納フレームは長手方向に並んだ複数の枠フレームを
    一体化してなり、各枠フレームに複数の板材を積載する
    パレットを収納可能な収納部を上下方向へ複数段設け、
    各収納部に対してパレットを上記長手方向に直交する方
    向から出入れ可能に構成し、上記板材加工機に最も近接
    した枠フレームに、板材を板材加工機側へ搬送する搬送
    テーブルを設け、この搬送テーブルを最下段の収納部以
    外の適宜段の収納部に位置するように構成し、適宜の収
    納棚に収納されたパレットから搬送テーブルへ板材を移
    送する板材移送手段を設けてなることを特徴とする板材
    搬送収納システム。
  2. 【請求項2】 多数の板材を収納すると共に板材を板材
    加工機側へ搬送する板材搬送収納システムにおいて、 板材加工機の近傍に収納フレームを立設し、この収納フ
    レームは長手方向に並んだ複数の枠フレームを一体化し
    てなり、各枠フレームに複数の板材を積載するパレット
    を収納可能な収納部を上下方向へ複数段設け、各収納部
    に対してパレットを上記長手方向に直交する方向から出
    入れ可能に構成し、上記板材加工機に最も近接した枠フ
    レームにおけるいずれかの収納部に、板材を板材加工機
    側へ搬送する搬送テーブルを収納し、この搬送テーブル
    の収納位置を、最も近接した枠フレームにおける複数の
    収納部の中で変更可能に構成し、適宜の収納棚に収納さ
    れたパレットから搬送テーブルへ板材を移送する板材移
    送手段を設けてなることを特徴とする板材搬送収納シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記板材移送手段は、前記収納フレーム
    の一方側に前記長手方向へ移動可能に設けられた走行フ
    レームと、この走行フレームに設けられかつ板材の上面
    を上方向から保持する板材保持具を備えた板材保持装置
    とを備え、この板材保持装置を走行フレームに対して昇
    降可能かつ前記直交する方向へ移動可能に構成してなる
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の板材搬
    送収納システム。
  4. 【請求項4】 前記板材加工機と前記搬送テーブルの間
    に、板材を板材加工機側へ搬送する中間テーブルを設
    け、この中間テーブルは昇降可能なワーク支持台を備え
    てなることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいず
    れかの請求項に記載の板材搬送収納システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITTV20120032A1 (it) * 2012-02-29 2013-08-30 Dario Toncelli Impianto per la formazione di pacchi di lastre
JP2016128340A (ja) * 2015-01-09 2016-07-14 株式会社アマダホールディングス ワーク搬入装置

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ITTV20120032A1 (it) * 2012-02-29 2013-08-30 Dario Toncelli Impianto per la formazione di pacchi di lastre
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