JPH0932749A - オルダムリンク及びこれを用いたスクロール型 流体機械 - Google Patents

オルダムリンク及びこれを用いたスクロール型 流体機械

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JPH0932749A
JPH0932749A JP20271595A JP20271595A JPH0932749A JP H0932749 A JPH0932749 A JP H0932749A JP 20271595 A JP20271595 A JP 20271595A JP 20271595 A JP20271595 A JP 20271595A JP H0932749 A JPH0932749 A JP H0932749A
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JP
Japan
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Withdrawn
Application number
JP20271595A
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English (en)
Inventor
Masamitsu Takeuchi
真実 竹内
Tetsuo Shigeoka
哲夫 重岡
Mikihiko Ishii
幹彦 石井
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH0932749A publication Critical patent/JPH0932749A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01CROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
    • F01C17/00Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing
    • F01C17/06Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing using cranks, universal joints or similar elements
    • F01C17/066Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing using cranks, universal joints or similar elements with an intermediate piece sliding along perpendicular axes, e.g. Oldham coupling

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リング61と、一対の固定側キー62と、一対の
旋回側キー63を具備し、回転運動を公転旋回運動に変更
するためのオルダムリンク6において、比較的容易で安
価な加工を施すことにより各キー62、63の摺動面62A 、
62B 、63A 、63Bの焼き付きや異常摩耗を防止する。 【解決手段】 摺動面62A 、62B 、63A 、63B の一方又
は双方にその全長に亘って先端方向に幅狭となるテーパ
を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオルダムリンク及び
これを用いたスクロール型流体機械に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスクロール型圧縮機の1例が図3
ないし図6に示されている。図3において、4は密閉容
器で、カップ状右ハウジング49と、フレーム5と、カッ
プ状左ハウジング43とからなり、これらはボルト56によ
って互いに締結されている。右ハウジング49の内部には
電動モータMが配設され、左ハウジング43の内部にはス
クロール型圧縮機構Cがそれぞれ配設されている。
【0003】電動モータMと圧縮機構Cは回転シヤフト
3を介して互いに連動連結されている。回転シヤフト3
の右端はサブベアリング51を介して右ハウジング49に軸
承され、左端はメインベアリング52を介してフレーム5
に軸承されている。
【0004】電動モータMはロータMa とステータMb
からなり、ロータMa は回転シヤフト3に固定され、ス
テータMb は右ハウジング49に圧入することによって固
定されている。
【0005】スクロール型圧縮機構Cは固定スクロール
1、旋回スクロール2、旋回スクロール2の自転を阻止
するオルダムリンク等6等からなる。
【0006】固定スクロール1は端板11とその内面に立
設されたうず巻状ラップ12とを備え、この端板11の外周
面を左ハウジング43の内周面に密接させることによって
端板11の左側には吐出室46が形成され、右側には吸入室
47が限界されている。
【0007】また、端板11の中央には吐出ポート13が穿
設され、この吐出ポート13は吐出弁17によって開閉され
るようになっている。そして、この端板11の外面から左
方に突出する複数の脚15にボルト57を螺入することによ
って固定スクロール1は左ハウジング43に締結されてい
る。
【0008】旋回スクロール2は端板21とこの内面に立
設されたうず巻状ラップ22とを備え、この端板21の外面
に立設されたボス23内にはドライブブッシュ32が旋回軸
受34を介して回転自在に嵌装されている。このドライブ
ブッシュ32に穿設されたスライド溝33内には回転シヤフ
ト3の左端に偏心して突設された偏心駆動ピン31がスラ
イド可能に嵌合されている。
【0009】端板21の外面はスラストベアリング53を介
してフレーム5の左端面と摺接する。そして、端板21と
フレーム5との間にはオルダムリンク6が介装されてい
る。
【0010】固定スクロール1と旋回スクロール2とを
相互に所定距離だけ偏心させ、かつ、180 度だけ角度を
ずらせて噛合させることによって複数個の密閉空間24が
形成されている。
【0011】電動モータMを駆動すると、回転シヤフト
3、偏心駆動ピン31、ドライブブッシュ32、旋回軸受3
4、ボス23等からなる旋回駆動機構を介して旋回スクロ
ール2が駆動され、旋回スクロール2はオルダムリンク
6によって自転を阻止されながら公転旋回半径の円軌道
上を公転旋回運動する。
【0012】すると、ガスが吸入口44を経て低圧室48に
入り、このガスはステータMb の外周に設けられた通路
58及びステータMb とロータMa との間隙59を通る過程
で電動モータMを冷却した後、フレーム5に設けられた
通路54、吸入室47を経て密閉空間24内に吸い込まれる。
【0013】そして、旋回スクロール2の公転旋回運動
により密閉空間24の容積が減少するのに伴って圧縮され
ながら中央部に至り、中央部から吐出ポート13を通り、
吐出弁17を押し開いて吐出室46内へ吐出され、ここから
吐出口45を経て外部に流出する。
【0014】オルダムリンク6の詳細が図4に示されて
いる。オルダムリンク6は楕円形のリング61と、このリ
ング61の中心からその長径に対して直角方向に伸びる一
対の固定側キー62と、このリング61の中心からその短径
に対して直角方向に伸びる一対の旋回側キー63からな
り、固定側キー62の基端はリング61の外周面68に取り付
けられ、旋回側キー63の基端はリング61の上面69に取り
付けられている。
【0015】固定側キー62は図5に示すフレーム5の左
端面に穿設されたキー溝65に摺動自在に嵌合される。ま
た、旋回側キー63は図6に示す旋回スクロール2の端板
21の外面に穿設されたキー溝66内に摺動自在に嵌合され
る。
【0016】しかして、旋回スクロール2が公転旋回運
動すると、旋回側キー63はキー溝66内をA矢方向に往復
動すると同時に固定側キー62はキー溝65内をB矢方向に
往復動し、これに伴ってリング61がB矢方向に往復動し
て旋回スクロール2の自転を阻止する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のオルダムリ
ンク6の固定側キー62のキー溝65との摺動面、即ち、側
面62A 及び62B は平坦で、かつ、互いに平行とされ、同
様に旋回側キー63のキー溝66との摺動面、即ち、側面63
A 及び63B は平坦で、かつ、互いに平行とされているの
で、これら摺動面62A 、62B 、63A 、63B の潤滑状態が
悪化すると、これら摺動面に異常摩耗や焼き付きが発生
するという不具合があった。
【0018】これに対処するため、各摺動面62A 、62B
、63A 、63B にクラウニング加工を施すことが提案さ
れた。これは各摺動面62A 、62B 、63A 、63B の局部的
な面圧上昇を防止できるが、各摺動面62A 、62B 、63A
、63B の全長に亘って同一のクラウニングを付けるの
は技術的に極めて難しいとともに加工コストが嵩むとい
う問題があった。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、その特徴とすると
ころは、キーの摺動面の一方又は双方にその全長に亘っ
て先端方向に幅狭となるテーパを設けたことにある。
【0020】他の特徴とするところは、上記テーパの傾
き角θを上記キーと同キーが嵌合するキー溝との隙間を
δ、上記キーの両端間の寸法であるオルダムリンク長さ
をLとしたとき、 0<θ≦ tan-1 2δ/L としたことにある。
【0021】更に他の特徴とするところは、固定スクロ
ールと旋回スクロールとからなり、固定スクロールに対
し旋回スクロールを自転を阻止しながら公転旋回運動さ
せるスクロール型流体機械において、上記旋回スクロー
ルの自転阻止機構として上記オルダムリンクを用いたこ
とにある。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の1実施形態が図1に示さ
れている。固定側キー62の一方の摺動面62A 、旋回側キ
ー63の一方の摺動面63A はその全長に亘って先端方向に
幅狭となるテーパー面とされている。
【0023】これらテーパー面の傾き角θは キーとキー溝との隙間をδ 一対のキーの先端間の距離をLとしたとき、次式 0<θ< tan-1 2δ/L の範囲内に入るように選定される。従って、Lが102mm
、δが0.03mmとしたとき、最大の傾き角θは0.04°と
なる。
【0024】かくして、オルダムリンク6のキー62、63
のテーパ状摺動面62A 、63A はキー溝65、66と面接触す
るので、面圧が低減し、従って、各摺動面62A 、63A が
潤滑不良となったり、過大な負荷が作用した場合であっ
てもこれら摺動面62A 、63Aの焼き付きや異常摩耗を防
止できる。そして、テーパ加工はクラウニング加工に比
し、容易であるとともに加工コストを低減できる。
【0025】以上、キー62、63の一方の摺動面62A 、63
A にテーパ加工を施した場合について説明したが、固定
側キー62の他側の摺動面62B 及び旋回側キー63の他側の
摺動面63B にテーパ加工を施すことができ、また、図2
に示すように、固定側キー62の両側の摺動面62A 、62B
及び旋回側キー63の両側の摺動面63A 、63B にテーパ加
工を施すことができる。
【0026】更に、本発明のオルダムリンクは旋回スク
ロールに限らず、回転運動を公転旋回運動に変更するあ
らゆる用途に適用しうることは勿論である。
【0027】
【発明の効果】本発明においては、キーの摺動面の一方
又は双方にその全長に亘って先端方向に幅狭となるテー
パを設けたため、キーのテーパ状摺動面はキー溝と面接
触するので、面圧が低減し、従って、テーパ状摺動面が
潤滑不良となったり、過大な負荷が作用した場合であっ
てもこれらテーパ状摺動面の焼き付きや異常摩耗を防止
できる。そして、テーパ加工はクラウニング加工に比
し、容易であるとともに加工コストを低減できる。
【0028】上記テーパの傾き角θをキーとキー溝との
隙間をδ、オルダムリンク長さをLとしたとき、 0<θ≦ tan-1 2・δ/L とすれば、キーの摺動面の焼き付きや異常摩耗を確実に
防止できる。
【0029】スクロール型流体機械における旋回スクロ
ールの自転阻止機構として上記オルダムリンクを用いれ
ば、このオルダムリンクによって旋回スクロールをその
自転を阻止しながら公転旋回運動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示し、(A) はオルダ
ムリンクの正面図、(B) は(A)の部分的拡大図である。
【図2】本発明の第2の実施形態を示し、(A) はオルダ
ムリンクの正面図、(B) は(A)の部分的拡大図である。
【図3】従来のスクロール型流体機械の縦断面図であ
る。
【図4】従来のスクロール型流体機械のオルダムリンク
の詳細を示し、(A) は正面図、(B) は(A) のB矢方向に
沿う断面図、(C) は(A) のC矢方向に沿う矢視図であ
る。
【図5】従来のスクロール型流体機械のフレームの左端
面図である。
【図6】従来のスクロール型流体機械の旋回スクロール
の右端面図である。
【符号の説明】 6 オルダムリンク 61 リング 62 固定側キー 63 旋回側キー 62A 、63A テーパ状摺動面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リングと、このリングから十字状に突出
    するキーとからなり、回転運動を公転旋回運動に変更す
    るためのオルダムリンクにおいて、 上記キーの摺動面の一方又は双方にその全長に亘って先
    端方向に幅狭となるテーパを設けたことを特徴とするオ
    ルダムリンク。
  2. 【請求項2】 上記テーパの傾き角θを上記キーと同キ
    ーが嵌合するキー溝との隙間をδ、上記キーの両端間の
    寸法であるオルダムリンク長さをLとしたとき、 0<θ≦ tan-1 2・δ/L としたことを特徴とする請求項1記載のオルダムリン
    ク。
  3. 【請求項3】 固定スクロールと旋回スクロールとから
    なり、固定スクロールに対し旋回スクロールを自転を阻
    止しながら公転旋回運動させるスクロール型流体機械に
    おいて、 上記旋回スクロールの自転阻止機構として請求項1記載
    のオルダムリンクを用いたことを特徴とするスクロール
    型流体機械。
JP20271595A 1995-07-18 1995-07-18 オルダムリンク及びこれを用いたスクロール型 流体機械 Withdrawn JPH0932749A (ja)

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JP20271595A JPH0932749A (ja) 1995-07-18 1995-07-18 オルダムリンク及びこれを用いたスクロール型 流体機械

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JP20271595A Withdrawn JPH0932749A (ja) 1995-07-18 1995-07-18 オルダムリンク及びこれを用いたスクロール型 流体機械

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JP (1) JPH0932749A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100916554B1 (ko) * 2001-05-14 2009-09-14 에머슨 클리메이트 테크놀로지즈 인코퍼레이티드 올덤 커플링을 위한 클리어런스를 가진 스크롤 압축기

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KR100916554B1 (ko) * 2001-05-14 2009-09-14 에머슨 클리메이트 테크놀로지즈 인코퍼레이티드 올덤 커플링을 위한 클리어런스를 가진 스크롤 압축기

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20021001