JPH09327427A - モップ及びその取付構造 - Google Patents

モップ及びその取付構造

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JPH09327427A
JPH09327427A JP15084096A JP15084096A JPH09327427A JP H09327427 A JPH09327427 A JP H09327427A JP 15084096 A JP15084096 A JP 15084096A JP 15084096 A JP15084096 A JP 15084096A JP H09327427 A JPH09327427 A JP H09327427A
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JP
Japan
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mop
holder
base cloth
pile
cloth
Prior art date
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Pending
Application number
JP15084096A
Other languages
English (en)
Inventor
Kikuo Shimono
喜久夫 下野
Ichiro Iwamoto
一郎 岩本
Masakiyo Sunami
雅清 角南
Kensuke Fujii
謙助 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Duskin Co Ltd
Original Assignee
Duskin Co Ltd
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Publication date
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  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パイル糸を有するモップにおいて、モップ製
造の作業能率の向上、クリーニングによるしわの発生の
防止を目的としている。 【解決手段】 多数のパイル糸6を、タフト方式で基布
5に直接植え込んでおり、これにより縫付け用の糸を省
略し、従来のように各素材の収縮度合いの差によるしわ
の発生を防止している。基布5としてメッシュ状の布を
用いることにより、パイル糸6のタフティングによる植
込み作業の円滑化を図ることができる。また、保持具2
に係止用突起15を形成し、基布5の張出し状の取付部
11にスリット12を形成し、取付部11を、保持具2
を包み込むように保持具上面へと折り返し、突起15に
スリット12を係合することによりモップ1を保持具2
に取り付ける。これにより、手を汚さずに、簡単にモッ
プの着脱が行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、パイル糸を備え
たモップ及びその取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パイル糸を備えたモップは、図9
に示すように、基布31の片面に配置したパイル糸32
を、縫付け用の糸33により基布に縫い付けている。縫
付け方法としてはパイル糸32を所定長さにを短く裁断
した後、基布31上の各対応箇所に並べて配置し、ミシ
ンにより連続的に縫製している。
【0003】また、モップの取付構造としては、たとえ
ば図10に示すように基布31の上面を二重として袋状
部分35を形成し、該袋状部分35の開口36から保持
具37を差し込む構造等がある。また、基布31の周囲
はバイアステープ38で補強している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図9に示すように、縫
付け用の糸33によりパイル糸32を縫い付ける構造で
は、裁断後のパイル糸を配置する工程等があり、製造工
程数が多くなると共に、完全自動化が困難である。ま
た、クリーニングする度にバイアステープ38、基布3
1、パイル糸32及び縫付け用の糸33がそれぞれ縮む
が、各素材の収縮度合いの差により、モップ全体にしわ
がよることがある。このようにモップ全体にしわがよる
と、モップの着脱がやりにくくなると共に清掃作業もし
にくく、また、レンタル用としての商品価値が低下す
る。
【0005】また、取付構造として図10に示すような
差込み構造では、差込み時あるいは引抜き時に、どうし
てもパイル糸32部分を手で触れなければならず、その
際にパイル糸32にあらかじめ浸潤させたダスト吸着剤
あるいは使用中に付着した汚れが手に付き、あまり衛生
的ではない。
【0006】
【発明の目的】本願発明の目的は、繰り返しのクリーニ
ングによってもモップ全体にはしわがよらず、モップの
製造作業の能率が向上し、モップの保持具への着脱作業
が容易で衛生的になるモップ及びその取付構造を提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】モップの製造作業の効率
化及びしわ防止のために、本願請求項1記載のモップ
は、多数のパイル糸を、タフト方式で基布に直接植え込
んでいることを特徴としている。
【0008】製造作業を一層容易にすると共に品質維持
のために、請求項2記載のモップは、請求項1記載のモ
ップの構成用件に加え、基布としてメッシュ状の織布を
用いていることを特徴としている。
【0009】モップの強度向上及び取付安定性のため
に、請求項3記載のモップは、請求項2記載の構成要件
に加え、メッシュ状基布の表面に樹脂被覆層を形成して
いる。
【0010】モップの取付作業の容易化と、取付け及び
取外し作業時における手の汚れ等を防止するため、請求
項4記載の発明では、保持具の下面に重ねられる領域の
清掃部及びこの清掃部の両側に張り出し状に形成された
1対以上の取付部とを有する基布と、上記基布の清掃部
にタフト方式で植え込まれた多数のパイル糸とからモッ
プを構成し、保持具には係止用突起を形成し、各取付部
にはスリットを形成し、上記両取付部を、保持具を包み
込むように保持具上面へと折り返し、上記突起にスリッ
トを係合することによりモップを保持具に取り付けてい
ることを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本願発明によるモップ1
とその保持具2とを示す全体斜視図であり、保持具2は
上方から見て概ね長方形で、全体として偏平な角箱状に
形成されており、棒状のハンドル3の下端に自在継手4
を介して回動可能に連結されている。説明を容易にする
ため、保持具2の長手方向を左右方向、短手方向を前後
方向と仮定し、また、モップ1の表裏両面のうち、取付
時に保持具2に接触する側を内側面と称し、その反対側
を外側面と称する。
【0012】図5はモップ1の縦断面拡大部分図(図3
のV−V断面拡大部分図)であり、モップ1は、基布5
と、該基布5に植え込まれた多数の繊維製のパイル糸6
から構成されている。
【0013】基布5の材料としては水分等による収縮性
の小さい合成樹脂、たとえばポリエステルが使用されて
おり、かつ、図6に示すように細かい網目状に織られ、
またほつれないように表面全域にNBR等のゴムあるい
はその他の強化用樹脂がコーティングされ、樹脂被覆層
5aを形成している。
【0014】パイル糸6は、タフト機でタフティングす
ることにより基布5に直接縫い込まれたものであり、た
とえば、一続きのパイル糸6を通したニードルを基布5
に刺し込み、図5のように外側面(下方)へと大きく張
り出すようにニードリングし、輪状に張り出した下端頂
部をカットしてゆくことにより、カット状パイルとした
ものである。したがって、最終的な形状としては、両端
が下方へと突出した下開きU字形のパイル糸6を、順次
基布5に刺し込んだ形態となっている。なお、この実施
の形態では、パイル糸6をタフティング後、内側面(上
面)にラテックス(接着材)などをコーティングするこ
とにより滑止め層7を形成し、パイル糸6の固定をさら
に強化にしている。
【0015】図3は、モップ1の外側面の展開図を示し
ており、基布5は、取付時に保持具下面に重なり合う領
域の長方形状の清掃部10と、該清掃部10の前後両側
にそれぞれ左右1対形成された山形の取付部11とから
なっており、各取付部11には、基布固定用のスリット
12がそれぞれ形成されている。スリット12は左右方
向と平行に形成されている。
【0016】パイル糸6は、清掃部10の領域内にタフ
ティングされており、たとえば、前後方向に等間隔をお
いて複数条に配列されている。なお、図3では、パイル
糸6の左端部付近の一部のみを示し、右側領域について
は省略してあるが、実際は清掃部全域に配列されてい
る。
【0017】上記4つのスリット12を係合するため
に、図1に示すように保持具2の上面には、保持具2の
前後方向幅の中心線上に、左右に間隔をおいて1対の突
起15が形成されている。各突起15は、左右方向に長
く形成され、図4に示すように保持具2の前後端に沿っ
て保持具上面側へと折り曲げられた前後の取付部11の
スリット12が係合している。すなわち、1つの突起1
5は、前後のスリット12の共通の係合相手となってい
る。また、突起15の上部は膨出状に形成され、スリッ
ト12が外れにくくなっている。
【0018】モップ1を保持具2に取り付ける際には、
前述のようにパイル糸6が植え込まれていない取付部1
1のみを手にもって折り返し、スリット12を突起15
に係合するので、手がパイル糸6のダスト吸着剤あるい
は清掃後の汚れ油で濡れることがない。
【0019】また、モップ取付状態では、内側面の滑止
め層7(図5)が保持具2の表面に接触しているので、
両者間の摩擦抵抗により、清掃中にモップ1が保持具2
に対してずれたりすることはなく、また、スリット12
が裂けたりすることもない。
【0020】
【その他の実施の形態】
(1)図7はスリット12の変形例を示しており、各取
付部11には前後方向に間隔をおいて2本のスリット1
2,12Aを形成している。すなわち、使用当初はそれ
ぞれ取付部先端側のスリット12を利用して保持具に取
り付け、クリーニング等でモップ全体が縮んできた場合
に、清掃部10側のスリット12Aに変更することによ
り、常に適切なテンションでモップ1を取り付けること
ができるようにしている。
【0021】(2)図8は、保持具2に形成する突起1
5として、前側用の左右1対の突起15と、後側用の左
右1対の突起15とを、それぞれ前後の取付部11に係
合している。
【0022】(3)基布5に使用する繊維基質として、
ポリエステルの他に、木綿、ナイロンあるいはビニロン
等の織布を利用することもできる。さらに、不織布を用
いることも可能である。また、パイル糸6としては、天
然繊維あるいは合成繊維のいずれも適用可能である。
【0023】(4)図5では、基布5の裏面にラテック
ス等をコーティングして、滑止め層7を形成している
が、この滑止め層7を省略し、タフティングのみでパイ
ル糸6を基布5に固定する構造も採用できる。
【0024】以上説明したように本願発明によると、 (1)基布5へのパイル糸6の固定構造において、縫付
け用の糸等を使わずに、タフティング方式により直接に
基布5にパイル糸6を植え込んで(縫い込んで)いるの
で、従来の縫付け用糸で縫い付ける場合に比べて、切断
後のパイル糸の配置作業等の製造工程を省略できて、作
業能率が上がり、また、全自動化も可能となる。
【0025】(2)縫付け用の糸を使わずに、タフティ
ング方式により直接に基布5にパイル糸6を植え込んで
いるので、クリーニングを繰り返して全体的に縮んで
も、縮小差の相違が原因でモップにしわがよることはな
く、長期間、品質が保たれる。
【0026】(3)請求項2記載の発明のように、基布
5としてメッシュ状の織布を用いていると、パイル糸6
のタフティング作業時に、縫製用のニードルが滑らかに
基布5の網目を通過し、タフティング作業が円滑に行え
ると共に、不織布などを利用する場合に比べると、基布
の破損も少なくなる。
【0027】(4)請求項3記載の発明のように、請求
項2記載の構成要件に加え、基布5の表面に樹脂被覆層
5aをコーティングしていると、パイル糸6の固定強度
が向上すると共に、保持具2に取り付けて使用している
時に、保持具2に対してモップ1がずれるのを防止で
き、取付状態が安定し、掃除がしやすくなる。また、基
布5のほつれも防止できる。
【0028】(5)請求項4記載の発明のように、パイ
ル付きモップの取付構造として、基布5の清掃部10の
両側に、パイル糸を有しない張り出し状の取付部11を
形成し、該取付部11を保持具2の上面へと折り返し、
スリット12を保持具2の突起15に係合しているの
で、モップ1を保持具2に取り付ける際には、パイル糸
6を有しない取付部11のみを手にもって折り返し、ス
リット12を突起15に係合することができ、手がパイ
ル糸6のダスト吸着剤等で濡れることがない。
【0029】また、取外しの際にも取付部11のみを持
って外すことができ、手が汚れることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明を適用したモップをハンドルと共に
示す斜視図である。
【図2】 取付状態のモップの平面図である。
【図3】 モップの展開外側面図である。
【図4】 図2のIV−IV断面拡大図である。
【図5】 モップの縦断面拡大部分図(図3のV−V断
面拡大部分図)である。
【図6】 モップの部分拡大平面図である。
【図7】 モップの変形例を示す展開外側面図である。
【図8】 モップの取付構造の変形例を示す平面図であ
る。
【図9】 従来のモップの取付状態を示す平面図であ
る。
【図10】 従来の取付構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 モップ 2 保持具 5 基布 5a 樹脂被覆層 6 パイル糸 10 清掃部 11 取付部 12 スリット 15 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 謙助 大阪府吹田市豊津町1番33号 株式会社ダ スキン内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のパイル糸を、タフト方式で基布に
    直接植え込んでいることを特徴とするモップ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のモップにおいて、基布と
    してメッシュ状の織布を用いていることを特徴とするモ
    ップ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のモップにおいて、基布の
    表面に樹脂被覆層を形成していることを特徴とするモッ
    プ。
  4. 【請求項4】 保持具の下面に重ねられる領域の清掃部
    及びこの清掃部の両側に張り出し状に形成された1対以
    上の取付部を有する基布と、 上記基布の清掃部にタフト方式で植え込まれた多数のパ
    イル糸とからモップを構成し、 保持具には係止用突起を形成し、各取付部にはスリット
    を形成し、 上記両取付部を、保持具を包み込むように保持具上面へ
    と折り返し、上記突起にスリットを係合することにより
    モップを保持具に取り付けていることを特徴とするモッ
    プの取付構造。
JP15084096A 1996-06-12 1996-06-12 モップ及びその取付構造 Pending JPH09327427A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002094079A1 (en) * 2001-05-21 2002-11-28 Zvi Meir Floor cleaning rag
WO2006081205A3 (en) * 2005-01-26 2006-11-30 Johnson Diversey Inc Mop with receptacle
WO2010094328A1 (en) * 2009-02-18 2010-08-26 Ecolab Inc. Long-lasting mop
JP2020130958A (ja) * 2019-02-26 2020-08-31 株式会社ダスキン フロアモップ

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