JPH09326274A - イジェクト装置、並びに該イジェクト装置を備えたコネクタ及び電子機器 - Google Patents

イジェクト装置、並びに該イジェクト装置を備えたコネクタ及び電子機器

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JPH09326274A
JPH09326274A JP8165338A JP16533896A JPH09326274A JP H09326274 A JPH09326274 A JP H09326274A JP 8165338 A JP8165338 A JP 8165338A JP 16533896 A JP16533896 A JP 16533896A JP H09326274 A JPH09326274 A JP H09326274A
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直貴 檜山
Harutake Yamazaki
春毅 山▲崎▼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イジェクト操作部材を突出させたイジェクト
可能状態と、イジェクト不能状態との間で状態変化させ
るためのイジェクト操作部材のストローク量を所望量に
するための設計上の制約が少ないイジェクト装置を備え
たコネクタを提供する。 【解決手段】 イジェクト操作部材3を退行方向に付勢
するバネ部材4と、イジェクト操作部材3に揺動可能に
取り付けられた揺動部材9とを備え、イジェクト不能に
変化させるときのイジェクト操作部材3の進退移動に伴
って、揺動部材9のピン92を、連結アーム8との係合
が可能な係合可能状態に保持しながらPCカード離脱完
了までガイドした後該係合可能状態から係合解除状態に
なるように揺動させてガイドするガイド溝54aと、イ
ジェクト可能状態に変化させるときのイジェクト操作部
材3の進退移動に伴って、ピン92を係合解除状態から
係合可能状態になるように揺動させてガイドするガイド
溝54bとを、イジェクトガイド部5の底面部53に形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカード、メモ
リーカード、通信カード、PCカード等の被保持体をコ
ネクタ等の保持部材から離脱させるイジェクト装置、並
びに該イジェクト装置を備えたコネクタ及び電子機器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコン、周辺端末機器、各種O
A機器などの電子機器の小型化、軽量化に伴い、メモリ
機能や通信インターフェース機能などの特定の機能を有
する着脱可能な被保持体としての電子カードが、パソコ
ン等の電子機器に用いられるようになってきた。
【0003】従来、上記電子カード等の被保持体をパソ
コン等の電子機器に設けられたコネクタ等の保持部材か
ら離脱させるイジェクト装置では、その保持部材の前面
から突出したイジェクト操作部材を押し込み、その押し
込み力により、被保持体を保持部材から離脱させてい
た。しかしながら、従来のイジェクト装置の構造では、
被保持体が保持部材に保持されている状態で、イジェク
ト操作部材がその押し込み動作のストローク長だけ、保
持部材の前面より突出することが避けられなかった。
【0004】そこで、上記イジェクト操作部材の突出を
避けるため、通常状態ではイジェクト操作部材が保持部
材としてのコネクタ内に収納され、被保持体としての相
手側コネクタをコネクタから離脱させるときのみ、所定
動作によりイジェクト操作部材がコネクタの前面より突
出するコネクタが提案されている(特開平7−2113
91号公報参照)。
【0005】図6は上記公報に開示されている従来例に
係るコネクタのイジェクト装置の部分分解斜視図、図7
(a)は通常状態にある同イジェクト装置の拡大斜視
図、図7(b)は、イジェクト操作部材が突出状態にあ
る同イジェクト装置の拡大斜視図である。このコネクタ
のイジェクト装置は、図6に示すようにイジェクト操作
部材としてのイジェクタ外側部(以下「外側部」とい
う。)124、イジェクタ内側部(以下「内側部」とい
う。)126、それらの間に設けられた付勢手段として
のバネ125、コネクタの枠体102にイジェクタ10
4を進退自在に保持するように設けられた4つのホルダ
部(図中には2つだけ図示)からなるホルダ部114等
により構成されている。上記外側部124は、その内部
に上記バネ125及び内側部126を入れるための溝部
124a、係合部124b及びテーパー部124cを有
している。上記内側部126は、ツノ部126a、バネ
係止片126b、レバー103(図7(a)参照)を押
し出す押し出し部126c、ストッパ126dを有して
いる。上記ホルダ部114の4つのホルダ要素のうちの
一つのホルダ要素116は、楔部116a、溝部116
b及び顎部116cを有している。また、被保持体とし
ての相手側コネクタ(付図示)の一側縁をガイドするよ
うに枠体102に設けられたガイド部113の奥側に
は、該相手側コネクタの装着を検出する検出器117が
設けられ、この検出器117は枠体102と一体に形成
された板バネ部117aと、テーパー部117bと、頭
部117cとからなる。
【0006】図7(a)に示す通常状態にあるイジェク
ト装置では、上記ホルダ要素の楔部116aが外側部1
24の係合部124b内に入り込み、上記バネ125に
よる付勢力に抗して外側部124の退行方向への移動を
規制し、これにより、外側部124の図示しない操作側
先端がコネクタ前面と同一位置にあるイジェクト不能状
態となっている。この状態では、上記内側部126に設
けられているストッパ126dの可動先端部が外側部の
溝部124aの内側面に摺動した状態で、内側部126
の一部が外側部の溝部124aに入り込んでいる。ま
た、上記内側部126のツノ部126aは、上記ホルダ
ー要素の顎部116cの下側に押し付けられている。
【0007】上記外側部124を押し込むと、テーパー
部124cが楔部116aを押して顎部116cをガイ
ド部113側へ移動させる。この顎部116cの移動に
より、顎部116cの下側に押し付けられていた内側部
126のツノ部126aが復元して上に持ち上がる。こ
のツノ部126aの持ち上がりにより、顎部116cが
ガイド部113側に移動した状態で固定され、係合部1
24b内にあった楔部116aが出て係合がはずれる。
この係合の解除により、図7(b)に示すように外側部
124がバネ125の付勢力によって押し出されてコネ
クタ前面より突出し、、内側部のストッパ126dの可
動先端部が外側部の溝部124aの外に出て復元力によ
り拡がって、イジェクト可能状態となる。この状態で外
側部124を押し込むと、その押し込み力がストッパ1
26dを介して外側部124から内側部126へ伝わ
り、内側部の押し出し部126cがレバー103の係合
部を押すため、相手側コネクタがコネクタから離脱す
る。
【0008】また、上記外側部124の押し込み操作に
伴って内側部のツノ部126aも奥側に移動するため、
顎部116cとの係合が外れ、楔116aがその復元力
により係合部124bとの係合が可能な状態となる。そ
して、コネクタにコネクタ相手側を挿入すると、コネク
タ相手側の側縁が検出器117のテーパ部117bに接
触し、頭部117cを内側部126側に押し出す。この
頭部117cの移動により、ストッパ126dが押し込
まれてその可動先端部と外側部124との間の進退方向
での係合が解除される。この係合の解除により、上記コ
ネクタ相手側の挿入に伴ってその挿入力がレバー103
を介して内側部126に伝わり、内側部126が外側部
124の溝部124a内に押し込まれ、楔部116aと
係合部124bが噛み合った状態で係合し、図7(a)
に示すようなイジェクト不能状態に戻る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開平
7−211391号公報で開示されているコネクタにお
いて、上記イジェクト装置を上記イジェクト可能状態か
ら上記イジェクト不能状態に変化させる第1の状態変化
手段及びその逆の方向に状態を変化させる第2の状態変
化手段を、ホルダ要素116の楔部116a及び顎部1
16c、内側部126のツノ部126a及びストッパ1
26d、外側部124の係合部124b及びテーパー部
124c、バネ125などの複数部材で構成している。
そのため、上記状態変化のためのイジェクト操作部材
(外側部124)のストローク量は、上記楔部116a
及び顎部116cの形状、上記係合部124b及びテー
パー部124cの形状、上記ツノ部126a及びストッ
パ126dの形状等の複数の設計パラメータによって決
まる。従って、上記ストローク量を長くしたり又はその
逆に短くしたりするように設計変更する場合、上記楔部
116aの形状等の複数の設計パラメータを考慮しなけ
ればならず、設計の自由度が制限されてしまうという不
具合があった。
【0010】本発明は以上の背景のもとでなされたもの
であり、その目的は、通常はイジェクト操作部材を保持
部材に収納してイジェクト不能状態にし、被保持体を離
脱させるときのみ、イジェクト操作部材を保持部材の前
面より突出させてイジェクト可能状態にするイジェクト
装置、並びに該イジェクト装置を備えたコネクタ及び電
子機器であって、イジェクト不能状態とイジェクト可能
状態との間で状態変化させるイジェクト操作部材のスト
ローク量を所望量にするための設計上の制約が、従来例
に比して少ないイジェクト装置、並びに該イジェクト装
置を備えたコネクタ及び電子機器を提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、被保持体を着脱自在に保持する保持部材の前面から
イジェクト操作部材が突出し且つ該被保持体を該保持部
材から離脱させるための該イジェクト操作部材の所定の
進行移動を可能にしたイジェクト可能状態と、該イジェ
クト操作部材が該保持部材に収納され且つ該被保持体の
該保持部材への装着を可能とするとともに該イジェクト
操作部材の該所定の進行移動を不能にしたイジェクト不
可状態とを取り得るように構成され、上記突出したイジ
ェクト操作部材の操作により上記イジェクト可能状態か
ら上記イジェクト不能状態に変化させる第1の状態変化
手段と、上記収納されたイジェクト操作部材の操作によ
り上記イジェクト不能状態から上記イジェクト可能状態
に変化させる第2の状態変化手段と、該突出したイジェ
クト操作部材の進行方向への移動による力を受ける受け
部材を有し、該受け部材に受けた力により該保持部材に
保持された該被保持体を該保持部材から離脱する方向に
押し出す押し出し手段とを備えたイジェクト装置におい
て、請求項1の発明は、上記第1の状態変化手段を、上
記イジェクト操作部材を退行方向に付勢する付勢手段
と、揺動先端部が上記受け部材の被係合部に係合する係
合可能状態と該被係合部との係合が解除される係合解除
状態とを取り得るように、上記イジェクト操作部材に揺
動可能に取り付けられた揺動部材と、上記突出したイジ
ェクト操作部材の押し込み操作によって上記イジェクト
不能に変化させるときの該イジェクト操作部材の進退移
動に伴って、上記揺動部材の揺動先端部を、上記係合可
能状態に保持しながら上記被保持体の離脱完了までガイ
ドした後、該係合可能状態から上記係合解除状態になる
ように揺動させてガイドするガイド経路を形成したガイ
ド部材とにより構成したことを特徴とするものであり、
請求項2の発明は、上記第2の状態変化手段を、上記イ
ジェクト操作部材を退行方向に付勢する付勢手段と、揺
動先端部が上記受け部材の被係合部に係合する係合可能
状態と該被係合部との係合が解除される係合解除状態と
を取り得るように、上記イジェクト操作部材に揺動可能
に取り付けられた揺動部材と、上記収納されたイジェク
ト操作部材の押し込み操作によって上記イジェクト可能
状態に変化させるときの該イジェクト操作部材の進退移
動に伴って、上記揺動部材の揺動先端部を、上記係合解
除状態から上記係合可能状態になるように揺動させてガ
イドするガイド経路を形成したガイド部材とを用いて構
成したことを特徴とするものであり、請求項3の発明
は、上記第1の状態変化手段を、上記イジェクト操作部
材を退行方向に付勢する付勢手段と、揺動先端部が上記
受け部材の被係合部に係合する係合可能状態と該被係合
部との係合が解除される係合解除状態とを取り得るよう
に、上記イジェクト操作部材に揺動可能に取り付けられ
た揺動部材と、上記突出したイジェクト操作部材の押し
込み操作によって上記イジェクト不能に変化させるとき
の該イジェクト操作部材の進退移動に伴って、上記揺動
部材の揺動先端部を、上記係合可能状態に保持しながら
上記被保持体の離脱完了までガイドした後、該係合可能
状態から上記係合解除状態になるように揺動させてガイ
ドするガイド経路を形成したガイド部材とにより構成
し、上記第2の状態変化手段を、上記付勢手段と、上記
揺動部材と、上記収納されたイジェクト操作部材の押し
込み操作によって上記イジェクト可能状態に変化させる
ときの該イジェクト操作部材の進退移動に伴って、上記
揺動部材の揺動先端部を、上記係合解除状態から上記係
合可能状態になるように揺動させてガイドするガイド経
路を形成したガイド部材とを用いて構成したことを特徴
とするものである。
【0012】請求項4の発明は、請求項1、2又は3の
イジェクト装置において、上記ガイド部材のガイド経路
上に、上記揺動部材の揺動先端部が所定のガイド方向と
は逆方向に移動するのを阻止する逆行阻止手段を備えた
ことを特徴とするものである。
【0013】請求項5の発明は、接続端子を有する被保
持体を着脱自在に保持し、該被保持体の接続端子と、該
被保持体とは異なる別部材の接続端子との間を電気的に
接続する上記保持部材としてのコネクタであって、上記
被保持体を離脱させるために請求項1、2、3又は4の
イジェクト装置を備えたコネクタである。
【0014】請求項6の発明は、請求項1、2、3、4
又は5のイジェクト装置を備えた電子機器である。
【0015】上記請求項1、3、4、5又は6のイジェ
クト装置、又は該イジェクト装置を備えたコネクタ若し
くは電子機器において、保持部材に保持されている被保
持体を離脱させるときにイジェクト操作部材が突出した
イジェクト可能状態からイジェクト操作部材が収納され
たイジェクト不能状態に状態変化させるときは、その突
出したイジェクト操作部材の操作側端部を、付勢手段に
よる付勢力に抗して押し込む。この押し込み操作による
イジェクト操作部材の進行方向への移動にともなって、
押し出し手段の受け部材の被係合部との係合が可能な係
合可能状態にある揺動部材の揺動先端部が、ガイド部材
のガイド経路に沿ってガイドされ、該揺動先端部から該
受け部材の被係合部に進行方向の力が作用し、該押し出
し手段によって被保持体が保持部材から離脱する。この
被保持体の保持部材からの離脱が完了した後、イジェク
ト操作部材に作用させていた押し込み力を解除すると、
上記揺動先端部が更に上記ガイド経路に沿ってガイドさ
れて揺動部材が係合可能状態から係合解除状態になるよ
うに揺動するとともに、イジェクト操作部材が付勢手段
による付勢力で退行方向に移動して保持部材に収納され
る。このイジェクト操作部材が収納されたイジェクト不
能状態にあるとき、上記揺動部材は、その揺動先端部が
上記受け部材の被係合部に係合しない係合解除状態にな
るまで揺動しているので、被保持体の保持部材に装着す
る際に上記受け部材が退行方向に移動しても、その移動
が上記揺動部材の揺動先端部で規制されることはない。
【0016】上記請求項2、3、4、5又は6のイジェ
クト装置、並びに該イジェクト装置を備えたコネクタ及
び電子機器において、被保持体を保持部材から離脱させ
るイジェクト操作部材の操作に先立って、イジェクト操
作部材が収納されているイジェクト不能状態からイジェ
クト操作部材が突出したイジェクト可能状態に状態変化
させるときは、保持部材に収納されているイジェクト操
作部材の操作側先端部を、付勢手段による付勢力に抗し
て一旦押し込んだ後、その押し込み力を解除する。この
イジェクト操作部材の進退移動操作により、イジェクト
操作部材に揺動可能に取り付けられている揺動部材の揺
動先端部が、ガイド部材のガイド経路に沿ってガイドさ
れ、イジェクト操作部材が退行方向に移動可能な中間状
態を経由し、付勢手段による付勢力で退行方向に移動
し、イジェクト操作部材の操作側端部が保持部材の前面
から突出する。このイジェクト操作部材の突出ととも
に、イジェクト操作部材の退行方向への移動に伴って上
記揺動部材の揺動先端部が上記係合可能位置まで揺動
し、被保持体を離脱させる操作が可能なイジェクト可能
状態になる。
【0017】特に、上記請求項4、5又は6のイジェク
ト装置、並びに該イジェクト装置を備えたコネクタ及び
電子機器においては、上記イジェクト操作部材の進退移
動のときに、上記ガイド部材のガイド経路上に設けた逆
行阻止手段で、上記揺動部材の揺動先端部が所定のガイ
ド方向とは逆方向にガイドされるのを阻止する。 (以下、余白)
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、被保持体として
のPCカードを装着する保持部材としてのコネクタのイ
ジェクト装置に適用した実施形態について説明する。図
1は、本実施形態に係るコネクタ1をPCカード100
とともに示した斜視図である。コネクタ1は、コネクタ
本体2と、外部からの操作によりコネクタ本体2に装着
されたPCカード100を該コネクタ本体2から離脱さ
せるためのイジェクト装置とを備えている。コネクタ本
体2は、PCカード100を着脱の際にカード側端部1
00a,bをそれぞれガイドするガイド溝21a,22
aを備えたカードガイド部21、22と、PCカード1
00の外部電極に係合して該外部電極と図示しない基板
上の電気回路とを電気的に接続する多数のリードピン2
3を備えたカード端受け部24とにより構成されてい
る。PCカード100の側端部100a,bを上記両カ
ードガイド部21、22のガイド溝21a、22aに挿
入してPCカード100を矢印A方向に押し込むと、側
端部100a,bがガイド溝21a、22a内を摺動し
ながら進行し、PCカード100の装着方向端部100
cに設けられた図示しない外部電極と、上記カード端受
け部24のリードピン23の電極端23aと係合し、P
Cカード100がコネクタ本体2に保持される。
【0019】上記イジェクト装置は、コネクタ本体2に
対して進退移動可能なイジェクト操作部材3、コネクタ
本体2に保持されたPCカード100の装着方向端部を
コネクタ本体2から離脱させる方向に押し出す押し出し
手段としてのカード押し出し機構、イジェクト操作部材
3を押し込む方向(進行方向)とは逆方向に付勢する付
勢手段としてのバネ部材4、コネクタ本体2の一方のカ
ードガイド部22の外側に一体形成して設けられた、進
退移動するイジェクト操作部材3をガイドするイジェク
トガイド部5などにより構成されている。
【0020】図2は、上記カード押し出し機構の概略構
成を示す斜視図であり、図1の矢印Bで示す斜め下方か
ら見た図である。図2においては、説明の便宜上、上記
イジェクトガイド部5の図示を省略している。このカー
ド押し出し機構は、PCカード100の装着方向端部1
00cを押圧するための押圧部61、62を両端部に有
し、カード着脱方向に進退移動可能な可動部材6と、該
可動部材6をカード着脱方向に移動させるための回動レ
バー7と、該回動レバー7と上記イジェクト操作部材3
側とを連結するとともに後述の揺動部材の揺動先端部か
らの力を受ける受け部材としての連結アーム8とにより
構成されている。上記突き当て部材6の中央部には、図
2の下側(図1の上側)にL字状に突出した突起部63
を有し、この突起部63が、コネクタ本体2のカード端
受け部24に形成されたスライド用開口24aの内側を
カード着脱方向にスライドできるようになっている。ま
た、上記回動レバー7は、コネクタ本体2のカード端受
け部24に形成された回動孔24bを中心に回動するよ
うに取り付けられ、その一方の端部に形成された係合孔
71に上記可動部材6の突起部63が係合し、コネクタ
本体2のカードガイド部22に形成された貫通長孔22
bを通って外側に延在する他方の端部には折り曲げ部7
2が形成されている。また、上記連結アーム8の一方の
端部には、上記回動レバー7の折り曲げ部72に係合す
るくびれ部81が形成され、他方の端部82は、イジェ
クト操作部材3に設けられた後述の揺動部材の揺動先端
部に係合する被係合部となっている。
【0021】図2において、PCカード100がコネク
タ本体2に装着されると、PCカード100の装着方向
端部100cが上記可動部材6の両端部の押圧部材に接
触又は近接した状態で保持される。このPCカード10
0をコネクタ本体から離脱させるときは、上記連結アー
ム8の駆動受け部82がイジェクト操作部材3側から駆
動力を受け、矢印C方向に移動する。この連結アーム8
の動きに伴って、回動レバー7が回動孔24bを中心に
矢印D方向に回転し、回動レバー7の係合孔71に上記
突起部63が係合している可動部材6が矢印E方向にス
ライド移動する。この可動部材6のスライド移動によ
り、可動部材6の両端部の押圧部61、62がPCカー
ド100の装着方向端部100cを押圧し、コネクタ本
体2から離脱させる。
【0022】図3(a)は、イジェクト操作部材3及び
その周辺部材の構成を説明するためのコネクタ1の分解
斜視図であり、図3(b)は、図3(a)のイジェクト
操作部材3を下方から見た斜視図である。上記イジェク
ト操作部材3の操作側端部31とは反対側には、イジェ
クト操作部材3を押し込み方向(進行方向)とは反対側
に付勢する付勢手段としてのバネ部材4の端部が挿入さ
れる挿入孔32を有している。このバネ部材4のもう一
方の端部は、イジェクトガイド部5の奥側に設けられた
ガイド棒51に挿入される。このガイド棒51に隣接し
たイジェクトガイド部5には、上記連結アーム8が貫通
する貫通孔52が形成されている。また、イジェクト操
作部材3の中央部には、揺動中心としての突起状の回動
軸33が形成され、この回動軸33に揺動部材9の揺動
孔91が挿入されて揺動部材9が回動軸33を中心に揺
動自在となっている。揺動部材9の揺動先端部には、後
述するガイド溝に沿ってガイドされるピン92が形成さ
れている。また、イジェクト操作部材3の揺動部材9に
面する側面には、揺動部材9を後述するガイド溝側(矢
印F方向)に付勢するバネ板10が取り付けられてい
る。
【0023】図4(a)及び(b)は、上記揺動部材9
の揺動先端部に設けられたピン92をガイドする循環ガ
イド経路としてのガイド溝54が形成されたイジェクト
ガイド部5の内側の底面部53の斜視図及び平面図であ
る。このイジェクトガイド部5の底面部53は、揺動部
材9の揺動先端部をガイドするガイド部材としても用い
られている。ガイド溝54は、第1のガイド経路Gに対
応するガイド溝54a、第2のガイド経路Hに対応する
ガイド溝54b及び手前側の直線ガイド溝54cから構
成され、ガイド溝54a,54bは手前側の直線部で部
分的に重複したものとなっている。この第1のガイド経
路G及び第2のガイド経路Hが連結されて循環ガイド経
路となっている。
【0024】上記第1のガイド経路Gに対応するガイド
溝54aは、突出状態にあるイジェクト操作部材3を押
し込んでPCカード100を離脱させた後その押し込み
力を解除して収納状態にする際のイジェクト操作部材3
の進退移動に伴って、揺動部材9の揺動先端部のピン9
2を、上記連結アーム8の駆動受け部82に係合できる
係合可能状態に保持しながらPCカード100の離脱完
了までガイドした後、該係合可能状態から上記駆動受け
部82との係合が解除される係合解除状態になるように
揺動させて矢印方向にガイドする。図4(b)では、符
号92’の状態から符号92”の状態までのガイドに対
応している。
【0025】上記第2のガイド経路Hに対応するガイド
溝54bは、収納状態にあるイジェクト操作部材3を押
し込んだ後その押し込み力を解除して突出状態にする際
のイジェクト操作部材3の進退移動に伴って、揺動部材
9の揺動先端部のピン92を上記係合解除状態から上記
係合可能状態になるように揺動させて矢印方向にガイド
する。図4(b)では、符号92”の状態から符号9
2’の状態までのガイドに対応している。
【0026】なお、上記直線ガイド溝54cは、揺動部
材9を取り付けたイジェクト操作部材3をイジェクトガ
イド部5内に装着する際に、揺動部材9のピン92をガ
イドするためのものである。
【0027】また、図4(a)に示すように、上記揺動
部材のピン92の所定ガイド方向とは逆方向への移動を
阻止する逆行阻止手段として、上記ガイド溝54の2カ
所にテーパー部55、56を設けている。これにより、
ピン92の逆行によるイジェクト装置の誤作動及びピン
92などの破損を防止している。
【0028】図5(a)〜(e)は上記構成のイジェク
ト装置の動作を示す説明図である。図5(a)に示すよ
うにイジェクト操作部材3が突出状態にあるときは、イ
ジェクタ操作部材3が突出状態になるようにバネ部材4
で図中左方向に付勢されており、揺動部材9の揺動先端
部が連結アーム8の駆動受け部82に係合可能な係合可
能状態になるように、図4(b)の符号92’に示す位
置まで揺動部材9が揺動されている。
【0029】上記突出状態にあるイジェクト操作部材3
の操作側端部31をバネ部材4の付勢力に抗して矢印I
方向(進行方向)に押し込むと、図5(b)に示すよう
に揺動部材9のピン92が第1のガイド経路Gを形成す
るガイド溝54aにガイドされ、イジェクト操作部材3
に取り付けられている揺動部材9も同じI方向に移動す
る。この移動の際に、揺動部材9の揺動先端部が符号j
1に示す位置で連結アーム8の駆動受け部82に係合し
始め、連結アーム8をK方向に押して移動させる。揺動
部材9の揺動先端部が符号j2に示す位置まで連結アー
ム8を押したところで、PCカード100のコネクタ本
体2からの離脱が完了する。
【0030】その後、イジェクト操作部材3の操作側端
部から手を離して押し込み力を解除すると、図5(c)
に示すようにイジェクト操作部材3がバネ部材4の付勢
力で進行方向とは逆の方向(後退方向)に移動する。こ
の移動の際に、揺動部材9のピン92がガイド溝54で
図4(b)の符号92”に示す位置までガイドされ、揺
動部材9が上記係合可能状態からその揺動先端部の連結
アーム8の駆動受け部82との係合が解除される係合解
除状態に変わるように矢印L方向に揺動する。このと
き、イジェクト操作部材3は、その操作側端部31がコ
ネクタ本体2の前面内に収納された収納状態となる。こ
のイジェクト操作部材3の収納状態においては、揺動部
材9が連結アーム8との係合が解除された係合解除状態
にあるため、PCカード100をコネクタに装着する際
に、その装着動作に伴うイジェクト操作部材3の図中の
左側への移動が揺動部材9で規制されることがないた
め、PCカード100の装着をスムーズに行うことがで
きる。
【0031】次に、上記収納状態にあるイジェクト操作
部材3を、その操作側端部が突出した突出状態にすると
きには、まずイジェクト操作部材3の操作側端部31を
若干押し込む。この押し込み動作により、図5(d)に
示すようにピン92がガイド溝54(第2のガイド経路
Hを形成しているガイド溝54bの一部)にガイドされ
て揺動部材9が矢印M方向揺動し、揺動部材9及びイジ
ェクト操作部材3が大きく後退方向に移動可能な状態と
なる。この後退移動可能な状態になるまでのイジェクト
操作部材3の移動距離(図中の符号Nで示す距離)が、
上記収納状態を解除するためストローク距離となる。
【0032】上記後退移動可能な状態になった後、イジ
ェクト操作部材3への押し込み力を解除すると、図5
(e)に示すようにバネ部材4の付勢力によってイジェ
クト操作部材3が矢印Oで示す後退方向に移動し、イジ
ェクト操作部材3が突出状態になる。また、この移動に
伴って、揺動部材9のピン92が第2のガイド経路Hを
形成しているガイド溝54bの残りの部分にガイドさ
れ、揺動部材9が矢印P方向に揺動して上記連結アーム
8の駆動受け部82と係合可能な係合可能状態となり、
PCカード100をコネクタから離脱させる操作が可能
となる。
【0033】以上、本実施形態に係るコネクタによれ
ば、PCカードをコネクタから離脱させるイジェクト操
作を行う際に、イジェクト操作部材3の短いストローク
量の押し込みでイジェクト操作部材3をイジェクト操作
がしやすいように突出させることができるとともに、イ
ジェクト操作を行わないときにはイジェクト操作部材3
をその操作側端部が邪魔にならないようにコネクタ内に
収納することができる。
【0034】また、本実施形態に係るコネクタによれ
ば、PCカード100を離脱させるためのイジェクト操
作部材3の押し込み量(ストローク量)を変えたり、収
納されたイジェクト操作部材3を突出させるための押し
込み量(図5(d)中の符号Nで示すストローク量)を
変えたりする場合に、イジェクトガイド部5の内側の底
面部53に形成するガイド溝54の形状を変更するだけ
でいいので、複数部材の形状やそれらの形成位置を変え
る必要がある従来例に比して、設計変更が容易になる。
また、その設計上の制約が少なく、設計変更の自由度が
大きくなる。
【0035】なお、上記実施形態では、被保持体として
のPCカード100を着脱可能に保持する保持部材とし
てのコネクタのイジェクト装置について説明したが、本
発明は、PCカード用のコネクタのイジェクト装置に限
定されることなく、他の種類の電子カードを着脱可能に
保持するコネクタについても同様に適用することができ
るものである。また、本発明は、上記電子カードを保持
するコネクタのイジェクト装置だけではなく、被保持体
を着脱自在に保持する保持部材を備えた電子機器のイジ
ェクト装置にも同様に適用できるものである。
【0036】
【発明の効果】請求項1、2、3、4、5又は6の発明
によれば、イジェクト操作部材の進退移動によって上記
イジェクト可能状態と上記イジェクト不能状態との間で
状態変化させるときに、イジェクト操作部材上に揺動自
在に設けられた揺動部材の揺動先端部がガイド部材に形
成したガイド経路に沿ってガイドされる。従って、上記
状態変化のためのイジェクト操作部材の移動量(ストロ
ーク量)の設定を変える場合に、従来のように複数部材
の形状等を考慮する必要がなく、上記ガイド部材に形成
するガイド経路の形状を変えるだけでいいので、上記イ
ジェクト操作部材の移動量(ストローク量)を所望量に
するための設計上の制約が、従来例に比して少ないとい
う効果がある。
【0037】特に、請求項4、5又は6の発明によれ
ば、上記ガイド部材のガイド経路上に設けた逆行阻止手
段で、上記揺動部材の揺動先端部が所定のガイド方向と
は逆方向に移動するのを阻止するので、該揺動部材の誤
作動を防止できるという効果がある。また、上記逆方向
への移動を阻止するので、逆方向への移動による該揺動
部材及び上記押し出し手段の受け部材等の破損を防止で
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るイジェクト装置を備
えたコネクタ及びPCカードの斜視図。
【図2】同イジェクト装置のカード押し出し機構の概略
構成を示す斜視図。
【図3】(a)は、同イジェクト装置の部分分解斜視
図。(b)は、同イジェクト装置のイジェクト操作部材
の斜視図。
【図4】(a)は、同イジェクト装置のイジェクトガイ
ド部の底面部に形成されたガイド溝の斜視図。(b)
は、同ガイド溝の平面図。
【図5】(a)〜(e)は、同イジェクト装置の動作を
示す説明図。
【図6】従来例に係るコネクタのイジェクト装置の部分
分解斜視図。
【図7】(a)は、イジェクト不能状態にある同イジェ
クト装置の拡大斜視図。(b)は、イジェクト可能状態
にある同イジェクト装置の拡大斜視図。
【符号の説明】
1 コネクタ 2 コネクタ本体 21,22 カードガイド部 24 カード端受け部 3 イジェクト操作部材 31 操作側端部 32 挿入孔 4 バネ部材 5 イジェクトガイド部 53 底面部 54 ガイド溝 54a 第1のガイド経路を形成するガイド溝 54b 第2のガイド経路を形成するガイド溝 55、56 テーパー部 6 可動部材 7 回動レバー 8 連結アーム 82 駆動受け部 9 揺動部材 91 揺動孔 92 ピン 100 PCカード

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被保持体を着脱自在に保持する保持部材の
    前面からイジェクト操作部材が突出し且つ該被保持体を
    該保持部材から離脱させるための該イジェクト操作部材
    の所定の進行移動を可能にしたイジェクト可能状態と、
    該イジェクト操作部材が該保持部材に収納され且つ該被
    保持体の該保持部材への装着を可能とするとともに該イ
    ジェクト操作部材の該所定の進行移動を不能にしたイジ
    ェクト不可状態とを取り得るように構成され、 上記突出したイジェクト操作部材の操作により上記イジ
    ェクト可能状態から上記イジェクト不能状態に変化させ
    る第1の状態変化手段と、上記収納されたイジェクト操
    作部材の操作により上記イジェクト不能状態から上記イ
    ジェクト可能状態に変化させる第2の状態変化手段と、
    該突出したイジェクト操作部材の進行方向への移動によ
    る力を受ける受け部材を有し、該受け部材に受けた力に
    より該保持部材に保持された該被保持体を該保持部材か
    ら離脱する方向に押し出す押し出し手段とを備えたイジ
    ェクト装置において、 上記第1の状態変化手段を、 上記イジェクト操作部材を退行方向に付勢する付勢手段
    と、 揺動先端部が上記受け部材の被係合部に係合する係合可
    能状態と該被係合部との係合が解除される係合解除状態
    とを取り得るように、上記イジェクト操作部材に揺動可
    能に取り付けられた揺動部材と、 上記突出したイジェクト操作部材の押し込み操作によっ
    て上記イジェクト不能に変化させるときの該イジェクト
    操作部材の進退移動に伴って、上記揺動部材の揺動先端
    部を、上記係合可能状態に保持しながら上記被保持体の
    離脱完了までガイドした後、該係合可能状態から上記係
    合解除状態になるように揺動させてガイドするガイド経
    路を形成したガイド部材とにより構成したことを特徴と
    するイジェクト装置。
  2. 【請求項2】被保持体を着脱自在に保持する保持部材の
    前面からイジェクト操作部材が突出し且つ該被保持体を
    該保持部材から離脱させるための該イジェクト操作部材
    の所定の進行移動を可能にしたイジェクト可能状態と、
    該イジェクト操作部材が該保持部材に収納され且つ該被
    保持体の該保持部材への装着を可能とするとともに該イ
    ジェクト操作部材の該所定の進行移動を不能にしたイジ
    ェクト不可状態とを取り得るように構成され、 上記突出したイジェクト操作部材の操作により上記イジ
    ェクト可能状態から上記イジェクト不能状態に変化させ
    る第1の状態変化手段と、上記収納されたイジェクト操
    作部材の操作により上記イジェクト不能状態から上記イ
    ジェクト可能状態に変化させる第2の状態変化手段と、
    該突出したイジェクト操作部材の進行移動による力を受
    ける受け部材を有し、該受け部材に受けた力により該保
    持部材に保持された該被保持体を該保持部材から離脱す
    る方向に押し出す押し出し手段とを備えたイジェクト装
    置において、 上記第2の状態変化手段を、 上記イジェクト操作部材を退行方向に付勢する付勢手段
    と、 揺動先端部が上記受け部材の被係合部に係合する係合可
    能状態と該被係合部との係合が解除される係合解除状態
    とを取り得るように、上記イジェクト操作部材に揺動可
    能に取り付けられた揺動部材と、 上記収納されたイジェクト操作部材の押し込み操作によ
    って上記イジェクト可能状態に変化させるときの該イジ
    ェクト操作部材の進退移動に伴って、上記揺動部材の揺
    動先端部を、上記係合解除状態から上記係合可能状態に
    なるように揺動させてガイドするガイド経路を形成した
    ガイド部材とを用いて構成したことを特徴とするイジェ
    クト装置。
  3. 【請求項3】被保持体を着脱自在に保持する保持部材の
    前面からイジェクト操作部材が突出し且つ該被保持体を
    該保持部材から離脱させるための該イジェクト操作部材
    の所定の進行移動を可能にしたイジェクト可能状態と、
    該イジェクト操作部材が該保持部材に収納され且つ該被
    保持体の該保持部材への装着を可能とするとともに該イ
    ジェクト操作部材の該所定の進行移動を不能にしたイジ
    ェクト不可状態とを取り得るように構成され、 上記突出したイジェクト操作部材の操作により上記イジ
    ェクト可能状態から上記イジェクト不能状態に変化させ
    る第1の状態変化手段と、上記収納されたイジェクト操
    作部材の操作により上記イジェクト不能状態から上記イ
    ジェクト可能状態に変化させる第2の状態変化手段と、
    該突出したイジェクト操作部材の進行移動による力を受
    ける受け部材を有し、該受け部材に受けた力により該保
    持部材に保持された該被保持体を該保持部材から離脱す
    る方向に押し出す押し出し手段とを備えたイジェクト装
    置において、 上記第1の状態変化手段を、 上記イジェクト操作部材を退行方向に付勢する付勢手段
    と、 揺動先端部が上記受け部材の被係合部に係合する係合可
    能状態と該被係合部との係合が解除される係合解除状態
    とを取り得るように、上記イジェクト操作部材に揺動可
    能に取り付けられた揺動部材と、 上記突出したイジェクト操作部材の押し込み操作によっ
    て上記イジェクト不能に変化させるときの該イジェクト
    操作部材の進退移動に伴って、上記揺動部材の揺動先端
    部を、上記係合可能状態に保持しながら上記被保持体の
    離脱完了までガイドした後、該係合可能状態から上記係
    合解除状態になるように揺動させてガイドするガイド経
    路を形成したガイド部材とにより構成し、 上記第2の状態変化手段を、 上記付勢手段と、 上記揺動部材と、 上記収納されたイジェクト操作部材の押し込み操作によ
    って上記イジェクト可能状態に変化させるときの該イジ
    ェクト操作部材の進退移動に伴って、上記揺動部材の揺
    動先端部を、上記係合解除状態から上記係合可能状態に
    なるように揺動させてガイドするガイド経路を形成した
    ガイド部材とを用いて構成したことを特徴とするイジェ
    クト装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3のイジェクト装置にお
    いて、 上記ガイド部材のガイド経路上に、上記揺動部材の揺動
    先端部が所定のガイド方向とは逆方向に移動するのを阻
    止する逆行阻止手段を備えたことを特徴とするイジェク
    ト装置。
  5. 【請求項5】接続端子を有する被保持体を着脱自在に保
    持し、該被保持体の接続端子と、該被保持体とは異なる
    別部材の接続端子との間を電気的に接続する上記保持部
    材としてのコネクタであって、 上記被保持体を離脱させるために請求項1、2、3又は
    4のイジェクト装置を備えたコネクタ。
  6. 【請求項6】請求項1、2、3、4又は5のイジェクト
    装置を備えた電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002050434A (ja) * 2000-07-24 2002-02-15 Molex Inc カード用コネクタ
KR100347041B1 (ko) * 2000-05-24 2002-08-03 엘지전자주식회사 정보기기용 메모리카드 커넥터
JP2011022586A (ja) * 2009-07-20 2011-02-03 Hon Hai Precision Industry Co Ltd 高さ調整装置及びこれを備えたプロジェクター

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