JPH09326162A - ターンテーブルのスリップ防止機構 - Google Patents

ターンテーブルのスリップ防止機構

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Publication number
JPH09326162A
JPH09326162A JP8143015A JP14301596A JPH09326162A JP H09326162 A JPH09326162 A JP H09326162A JP 8143015 A JP8143015 A JP 8143015A JP 14301596 A JP14301596 A JP 14301596A JP H09326162 A JPH09326162 A JP H09326162A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber sheet
turntable
slip
disk
optical disc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8143015A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Nakajima
浩士 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP8143015A priority Critical patent/JPH09326162A/ja
Publication of JPH09326162A publication Critical patent/JPH09326162A/ja
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴムシートのディスク載置面と光ディスク面
との間にゴムシートの静摩擦力より大きな滑り始める力
が働いても、光ディスクが滑ることのないターンテーブ
ルのスリップ防止機構を提供する。 【解決手段】 本発明は、情報記録・再生装置の光ディ
スク10を担持するターンテーブル2にリング状のゴム
シート20を貼着し、該ゴムシートによって光ディスク
の滑りを防止するようにしたターンテーブル2のスリッ
プ防止機構に於いて、前記ゴムシート20のディスク載
置面20aに該ゴムシートの深層に向かって傾斜する切
り込み部21を形成し、該切り込み部21は、その切り
込みの傾斜を光ディスク10の回転方向と同じ方向およ
び逆の方向で交互に形成され、ディスク載置面20aに
点対称で放射状に形成され且つ等間隔で位置すると共
に、その深さをゴムシートの厚み未満で形成したことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録・再生装
置の記録ディスクを担持するターンテーブルにおける光
ディスクとのスリップ防止機構に関し、特に、ターンテ
ーブルに貼着されたゴムシートのディスク載置面に切り
込み部を形成し、光ディスクの滑り始める力より静摩擦
力を高くするようにしたターンテーブルのスリップ防止
機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より光ディスクプレーヤ等の情報記
録・再生装置は、光ディスクを記録・再生位置にチャッ
キングするクランプ手段として、ターンテーブルに担持
された光ディスクを押し付けて位置決めするクランプ部
を設けている。
【0003】具体的に、光ディスクのチャッキングは、
永久磁石をクランプ部またはターンテーブルに配備する
と共に、磁性部材をターンテーブルまたはクランプ部に
配備してこれらを互いに吸着させることにより光ディス
クを挟持する方法が採用されている。
【0004】また、ターンテーブルは、通常、光ディス
クを載置するディスク担持面にリング状のゴムシートを
貼り付け、該ゴムシート表面をディスク載置面とするこ
とによって光ディスク面との摩擦力を高くしている。
【0005】図3は、従来のディスククランプ機構の構
造を説明する説明図である。
【0006】図で、1はスピンドルモータであり、その
スピンドル軸1aに光ディスク10を平面的に担持して
回転するターンテーブル2が圧入される。
【0007】ターンテーブル2のディスク担持面2aに
は、その外周部にリング状に形成されたゴムシート3が
貼り付けられ、その中央部に鉄等の磁性体で形成された
磁性部材4が同心円状に埋設される。そして、図4に示
すゴムシート3は、通常、ディスク載置面3aを布目模
様(図示省略)の凹凸で形成される。
【0008】また、クランプ部5には、磁性部材4と対
向する位置に永久磁石6が同心円状に埋設される。そし
て、磁性部材4と永久磁石6との磁気吸着力によって、
光ディスク10は、ゴムシート3のディスク載置面3a
とクランプ部5の押圧面5aとの間で押圧挟持された状
態で、情報記録・再生装置のチャッキング位置に位置決
めされるのである。
【0009】ここで、図5において、点線で示すゴムシ
ート3には、該ゴムシートのディスク載置面3aに載置
された光ディスク10が矢印A方向に回転するとき、光
ディスク10を該ディスク円周の接線方向Fに滑らせよ
うとする力(換言すると、光ディスクが滑り始める
力。)Fsが発生する。
【0010】そして、光ディスクは、前述の如き滑り始
める力Fsがゴムシートの静摩擦力より大きくなると
き、ゴムシート3のディスク載置面3aに対して滑り始
める。
【0011】尚、ゴムシートの静摩擦力は、回転中のゴ
ムシートと光ディスク面との間で光ディスクに滑りを発
生させない限界摩擦力である。
【0012】一方、光ディスクが滑り始める力Fsは、
該ディスクの回転方向と一致すると共に回転加速度に比
例し、且つ回転加速度は光ディスクの回転速度の2乗に
比例するという周知の関係にある。
【0013】従って、光ディスクは、その回転数が多い
(即ち、回転速度が高い)ほど、光ディスク面とゴムシ
ートのディスク載置面との間で滑りが発生しやすくな
る。
【0014】この光ディスクの滑りについては、情報記
録・再生装置の記録ディスクに用いるターンテーブルの
スリップ防止機構として、例えば「ターンテーブルのデ
ィスク載置面に液状のゴム又は熱可塑性樹脂材を印刷ま
たは噴霧状として付着させ、それを加熱または乾燥する
ことにより硬化接着させてターンテーブル面に滑り止め
被膜を施す」ようにした特開平6−290537号公報
(G11B19/20)が提案されている。
【0015】しかし、近年の技術開発の進展に伴って、
光ディスクをCDプレーヤの2倍、4倍で回転させるコ
ンピュータ補助記憶装置としてのCD−ROMドライブ
装置の需要が増大し、特に8倍速を越えるCD−ROM
ドライブ装置等の光ディスクの回転高速化に至っては、
前述した提案もその効果を奏することが困難である。
【0016】この様なことから、光ディスクの滑りに対
して新規なスリップ防止機構を開発することが課題とな
っていた。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、ゴム
シートのディスク載置面と光ディスク面との間にゴムシ
ートの静摩擦力より大きな滑り始める力が働いても、光
ディスクが滑ることのないターンテーブルのスリップ防
止機構を提供する。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、ターンテーブルのスリップ防止機構は、ゴムシート
のディスク載置面に該ゴムシートの深層に向かって傾斜
する切り込み部を形成する。そして、切り込み部は、そ
の切り込みの傾斜を光ディスクの回転方向と同じ方向お
よび逆の方向で交互に形成し、ディスク載置面に点対称
で放射状に形成すると共に等間隔で位置するようにし、
且つ、その深さをゴムシートの厚み未満で形成したこと
を特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を、図面
を参照して説明する。
【0020】図1は本発明を適用したゴムシートを示
し、図2はゴムシートに形成された切り込み部の作用を
説明する説明図である。
【0021】図1において、ゴムシート20は、その材
質にCR(クロロプレン)ゴムを使用してその表面を図
示省略する布目模様の凹凸で形成され、且つ形状がリン
グ状に形成される。これにより、ゴムシート20は、静
摩擦係数を1.1〜1.3とする高い静摩擦力で形成さ
れる。
【0022】また、図で、ゴムシート20のディスク載
置面20aに形成される切り込み部21、21・・・ は、
その方向をゴムシート20の深層に向かってほぼ45度
で傾斜すると共に傾斜方向をディスクの回転方向と同じ
方向および逆の方向に交互に形成される。
【0023】また、切り込み部21は、ディスク載置面
20aに放射状に30度振り分けで実施例では12ケ所
設けられ、その深さをゴムシート20の肉厚0.35mm
に対して0.2mmとするシート厚み未満で形成される。
【0024】そして、図2に示す如く、ゴムシート20
は、光ディスク10が高速で加・減速回転してゴムシー
トの静摩擦力より大きな滑り始める力Fsがディスク載
置面20aに働いたとき(図2a)、その滑り始める力
Fsによって切り込み部21の縁部21aを変形させる
(図2b)。従って、縁部21aによって生じる変形
は、滑り始める力Fsを打ち消す方向に働き、以って光
ディスク10の滑りが防止される。
【0025】このことは即ち、光ディスク10がディス
ク載置面20aを滑り始める力Fsは、切り込み部21
の縁部21aを変形させる力に置き換えられ、ディスク
の回転方向とは逆の方向に作用して変形させる力と相殺
される。
【0026】
【発明の効果】以上、本発明によれば、情報記録・再生
装置の光ディスクを担持するターンテーブルにリング状
のゴムシートを貼着し、該ゴムシートによって光ディス
クの滑りを防止するようにしたターンテーブルのスリッ
プ防止機構は、前記ゴムシートのディスク載置面に該ゴ
ムシートの深層に向かって傾斜する切り込み部を形成す
る。そして、前記切り込み部は、その切り込みの傾斜を
光ディスクの回転方向と同じ方向および逆の方向で交互
に形成し、ディスク載置面に点対称で放射状に形成する
と共に等間隔で位置するようにし、且つ、その深さをゴ
ムシートの厚み未満で形成した。このため、ゴムシート
のディスク載置面と光ディスク面との間にゴムシートの
静摩擦力より大きな滑り始める力が働いても、光ディス
クが滑ることのないターンテーブルのスリップ防止機構
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゴムシートを示す斜視図である。
【図2】本発明のゴムシートに形成された切り込み部の
作用を説明する説明図である。
【図3】従来例のディスククランプ機構の構成を説明す
る説明図である。
【図4】従来例のゴムシートを示す斜視図である。
【図5】従来例のゴムシートと光ディスクとの滑りを説
明する説明図である。
【符号の説明】
2 ターンテーブル 10 光ディスク 20 ゴムシート 20a ディスク載置面 21 切り込み部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録・再生装置の光ディスクを担持
    するターンテーブルにリング状のゴムシートを貼着し、
    該ゴムシートによって光ディスクの滑りを防止するよう
    にしたターンテーブルのスリップ防止機構に於いて、 前記ゴムシートのディスク載置面に該ゴムシートの深層
    に向かって傾斜する切り込み部を形成したことを特徴と
    するターンテーブルのスリップ防止機構。
  2. 【請求項2】 前記切り込み部は、その切り込みの傾斜
    を光ディスクの回転方向と同じ方向および逆の方向で交
    互に形成される請求項1に記載のターンテーブルのスリ
    ップ防止機構。
  3. 【請求項3】 前記切り込み部は、ディスク載置面に点
    対称で放射状に形成され等間隔で位置する請求項1に記
    載のターンテーブルのスリップ防止機構。
  4. 【請求項4】 前記切り込み部は、その深さをゴムシー
    トの厚み未満で形成される請求項1に記載のターンテー
    ブルのスリップ防止機構。
  5. 【請求項5】 情報記録・再生装置の光ディスクを担持
    するターンテーブルにリング状のゴムシートを貼着し、
    該ゴムシートによって光ディスクの滑りを防止するよう
    にしたターンテーブルのスリップ防止機構に於いて、 前記ゴムシートのディスク載置面に該ゴムシートの深層
    に向かって傾斜する切り込み部を形成し、該切り込み部
    は、その切り込みの傾斜を光ディスクの回転方向と同じ
    方向および逆の方向で交互に形成し、ディスク載置面に
    点対称で放射状に形成すると共に等間隔で位置し、且
    つ、その深さをゴムシートの厚み未満で形成したことを
    特徴とするターンテーブルのスリップ防止機構。
JP8143015A 1996-06-05 1996-06-05 ターンテーブルのスリップ防止機構 Pending JPH09326162A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8143015A JPH09326162A (ja) 1996-06-05 1996-06-05 ターンテーブルのスリップ防止機構

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JP8143015A JPH09326162A (ja) 1996-06-05 1996-06-05 ターンテーブルのスリップ防止機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09326162A true JPH09326162A (ja) 1997-12-16

Family

ID=15328964

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8143015A Pending JPH09326162A (ja) 1996-06-05 1996-06-05 ターンテーブルのスリップ防止機構

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JP (1) JPH09326162A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000015001A (ko) * 1998-08-26 2000-03-15 윤종용 디스크 플레이어의 턴테이블 고무 코팅방법 및 이를 채용한 턴테이블

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000015001A (ko) * 1998-08-26 2000-03-15 윤종용 디스크 플레이어의 턴테이블 고무 코팅방법 및 이를 채용한 턴테이블

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