JPH09325298A - 導波路型光サーキュレータ - Google Patents

導波路型光サーキュレータ

Info

Publication number
JPH09325298A
JPH09325298A JP8141383A JP14138396A JPH09325298A JP H09325298 A JPH09325298 A JP H09325298A JP 8141383 A JP8141383 A JP 8141383A JP 14138396 A JP14138396 A JP 14138396A JP H09325298 A JPH09325298 A JP H09325298A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waveguide
optical
curved portion
optical waveguide
branch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8141383A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2982691B2 (ja
Inventor
Masaaki Funahashi
正昭 舟橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP8141383A priority Critical patent/JP2982691B2/ja
Priority to US08/868,441 priority patent/US5883991A/en
Publication of JPH09325298A publication Critical patent/JPH09325298A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2982691B2 publication Critical patent/JP2982691B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/26Optical coupling means
    • G02B6/27Optical coupling means with polarisation selective and adjusting means
    • G02B6/2746Optical coupling means with polarisation selective and adjusting means comprising non-reciprocal devices, e.g. isolators, FRM, circulators, quasi-isolators
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/10Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type
    • G02B6/12Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type of the integrated circuit kind
    • G02B6/122Basic optical elements, e.g. light-guiding paths
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/10Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type
    • G02B6/12Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type of the integrated circuit kind
    • G02B2006/12083Constructional arrangements
    • G02B2006/12119Bend
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/26Optical coupling means
    • G02B6/28Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals
    • G02B6/293Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals with wavelength selective means
    • G02B6/29304Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals with wavelength selective means operating by diffraction, e.g. grating
    • G02B6/29316Light guides comprising a diffractive element, e.g. grating in or on the light guide such that diffracted light is confined in the light guide
    • G02B6/29317Light guides of the optical fibre type
    • G02B6/29319With a cascade of diffractive elements or of diffraction operations

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Optical Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化に適し、高価な個別部品を必要とせ
ず、量産性にも優れた光サーキュレータを提供する。 【解決手段】 第1の湾曲部を有する第1の光導波路
と、第1の湾曲部と同一方向であって、第1の湾曲部の
外側に配置された第2の湾曲部を有する第2の光導波路
と、第1の湾曲部と第2の湾曲部の終端部近傍で第1の
湾曲部と第2の湾曲部の双方に終端部が接続された第3
の湾曲部を有する第3の光導波路を備え、第1の光導波
路の第1の湾曲部の終端部とは反対側にある終端部に第
1の光導波路に光を入力する光入力部を、第2の光導波
路の第2の湾曲部の終端部とは反対側にある終端部に第
2の光導波路から出力される光を受ける光出力部を、第
3の光導波路の第3の湾曲部の終端部とは反対側にある
終端部に第3の光導波路に光を入力するとともに、出力
される光を受ける光入出力部をそれぞれ備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信に用いる光
サーキュレータに関し、特に導波路型の光サーキュレー
タに関する。
【0002】
【従来の技術】光サーキュレータは、少なくとも3つの
光入出力のポートA、B、Cを有し、例えばポートAか
ら入射された光をBに出射し、ポートBから入射された
光をCに出射し逆方向に通過する光を阻止する機能を備
えた光デバイスである。
【0003】従来、光サーキュレータを構成しようとす
る場合、図6あるいは図7に示されるように、偏光ビー
ムスプリッタ12とファラディ回転子10、波長板1
1、プリズム13のようなバルクによって構成されるも
のが一般的である。
【0004】図6に示されるように、ポートB14から
入射され偏光ビームスプリッタ12で分離された光はフ
ァラディ回転子10を通過する際、45度回転させられ
る。45度回転させられた光は波長板11で45度戻さ
れ、再び別の偏光ビームスプリッタ12で合成されポー
トC15に出射される。
【0005】一方、ポートA16から入射された光は、
図7に示されるように、偏光ビームスプリッタ14で分
離され、波長板を通過する際、45度回転させられる。
45度回転させられた光はさらにファラディ回転子10
で45度回転され、再び別の偏光ビームスプリッタ12
で合成されポートB14に出射される。
【0006】このようなバルク型光サーキュレータにお
いては、偏光ビームスプリッタ12やファラディ回転子
10、波長板11は、石英ガラスや磁石等により構成さ
れている。ここで、これらの光学素子の組立の際には、
入射した光を効率的に出射端に導くため、光軸がずれな
いようにする必要がある。
【0007】上述した構成とは別に、図8に示されるよ
うに、2個の光アイソレータと1個のY分岐を接続して
光サーキュレータを構成することも行われている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のバルク型光サー
キュレータは、複数の光学素子が組立られて構成されて
いるので自ずと小型化には限界がある。また、単に光学
素子単体の大きさによる制限のみならず、例えば偏光ビ
ームスプリッタはガラスを研磨して張り合わせて作る等
の作業が必要であり、光学素子どうしを組立てる必要が
あることなどからも小型化を阻害する要因となる。
【0009】また、アイソレータやY分岐が接続される
構成においても、アイソレータやY分岐のような個々の
部品自体が大きく、個々の部品を接続した後に施される
補強にも一定のスペースを必要とし、やはり小型化には
限界がある。
【0010】また、小型化の問題のみならず、従来の光
サーキュレータにあっては、個々の光学素子が高価であ
るという問題もある。すなわち、例えば、偏光ビームス
プリッタ、波長板、ファラディ回転素子といった光学素
子はいずれも高額であり、低価格化を阻害する。また、
個々の部品を融着接続する場合でもアイソレータやY分
岐といった部材の価格が高く、それら融着接続する経費
も高い。
【0011】さらに、従来の光サーキュレータは、複数
の光学素子の組立によるので、量産性に乏しいという問
題もある。従来の光サーキュレータは、個々の光学部品
を精度良く組み立てる必要があり、ロボット等での自動
組立によっても量産性には限界がある。また、個々の部
品を融着接続する場合には、個々の部品の接続は、この
光ファイバを人手にて一本一本手作業にて融着接続する
こととなり、量産性の向上は望めない。
【0012】また、従来の光サーキュレータでは、他の
パッシブデバイスと組み合わせて用いる場合に、光サー
キュレータと他のパッシブ部品の光ファイバを人手にて
一本一本手作業にて融着接続することが避けられず、製
造に時間がかかる。
【0013】本発明の導波路型光サーキュレータは上述
した従来の光サーキュレータがもつ問題を解決し、小型
で、生産性に優れた光サーキュレータを提供することを
目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の導波路型光サー
キュレータは、上述の従来の光サーキュレータがもつ欠
点を除去するために、第1の湾曲部を有する第1の光導
波路と、第1の湾曲部と同一方向であって、第1の湾曲
部の外側に配置された第2の湾曲部を有する第2の光導
波路と、第1の湾曲部と第2の湾曲部の終端部近傍で第
1の湾曲部と第2の湾曲部の双方に終端部が接続された
第3の湾曲部を有する第3の光導波路を備えている。
【0015】このような構成において、第1の光導波路
の第1の湾曲部の終端部とは反対側にある終端部に第1
の光導波路に光を入力する光入力部を備え、第2の光導
波路の第2の湾曲部の終端部とは反対側にある終端部に
第2の光導波路から出力される光を受ける光出力部を備
え、第3の光導波路の第3の湾曲部の終端部とは反対側
にある終端部に第3の光導波路に光を入力するととも
に、出力される光を受ける光入出力部を備えていること
を特徴としている。ここで、第1の光導波路と第2の光
導波路と第3の光導波路は、同一基板上に配置されてい
る。第3の湾曲部は、第1の湾曲部と同一方向に湾曲し
ていることを特徴としている。
【0016】本発明の導波路型光サーキュレータは、基
板にシリコン基板を用いて、第1、第2及び第3の光導
波路を石英導波路によって構成することができる。
【0017】さらに、本発明の導波路型光サーキュレー
タは、光フィルタを備えていることを特徴としている。
この光フィルタは、第3の光導波路に形成されたグレー
ティングにより構成される。また、第3の光導波路に形
成されたグレーティングにより分散補償器を形成するこ
ともできる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の導波路型光サーキュレー
タの実施の形態を説明する前に、まずその原理について
説明する。
【0019】図1は、本発明の導波路型光サーキュレー
タの構成を示す図であり、図1のA−A′断面図であ
る。
【0020】本発明の導波路型光サーキュレータは、基
板4に形成された3本の光導波路、すなわち2湾曲部を
有する1本の幹導波路2(第3の光導波路)とこの幹導
波路2に湾曲部の終端部がそれぞれ接続された2本の枝
導波路1−a及び1−b(第1及び第2の光導波路)に
よって構成されている。
【0021】枝導波路1−aは湾曲部19−aを有して
おり、枝導波路1−bは枝導波路1−aの湾曲部19−
aと同一方向であってその内側に配置された湾曲部19
−bを有している。一方、幹導波路2は湾曲部20を有
している。
【0022】図1に示されるように、幹導波路2の湾曲
部20の終端部は、2本の枝導波路1−a及び1−bの
湾曲部19−a及び19−bの終端部の双方に接続され
ている。なお、図1において、2本の枝導波路1−aと
1−bは近接して描かれているが、実際には両導波路間
でモード結合が生じないように一定間隔がおかれてい
る。
【0023】次に、上記構成をもつ本発明の導波路型光
サーキュレータの基本原理について説明する。図3は、
本発明の導波路型光サーキュレータの光の伝搬状態を示
す概念図である。
【0024】枝導波路1と幹導波路2を結合することに
より、図3のように枝導波路1−bから幹導波路2に向
かう光は、湾曲部において、伝搬光の強度分布の中心は
外側の偏った状態で結合部分に至る。結合部分では、枝
導波路1−aは曲がり方向に対し、外側方向に幹導波路
がオフセットしている為、外側方向に偏った伝搬光の強
度分布のピーク位置が幹導波路2の中心近傍にくる。
【0025】媒体中を伝搬する光ビームが異なった媒体
に入射する結合効率は、出射するビームの電界分布と結
合すべき媒体中での電界分布の重なりに依存する。この
ため、湾曲部において電界分布が偏る方向に結合すべき
媒体をオフセットさせると結合効率が向上する性質があ
る。その結果、枝導波路1−bから幹導波路2に向かう
光は、効率良く光学的に結合し、幹導波路2へと伝搬す
る。また、幹導波路から結合部に向かう光も同様に、伝
搬光の強度分布外側に偏ることにより、幹導波路2から
枝導波路1−aへと伝搬する。
【0026】逆に、枝導波路1−aから結合部分に向か
う光では、曲がり部分で伝搬光の強度分布が外側に偏る
が、幹導波路が枝導波路1−aに対し内側にオフセット
して結合しているため、幹導波路1−aの中心と伝搬光
の強度分布のピークが大きく離れることになる。その結
果、結合損失が大きくなる。
【0027】幹導波路2から枝導波路1−bに向かう場
合も同様である。
【0028】以上の特性を整理すると、枝導波路1−b
から幹導波路2へ向かう光及び幹導波路2から枝導波路
1−aに向かう光は低損失が実現でき、枝導波路1−a
から幹導波路2へ向かう光及び幹導波路2から枝導波路
1−bに向かう光が損失が大きくなる。すなわち光サー
キュレータが実現できる。
【0029】本発明は光サーキュレータは、同一基板上
に上記光導波路を形成することによって構成されるの
で、例えば石英導波路のプロセスを利用して製造でき
る。石英導波路を製造する一方法として、CVD法があ
るが、この方法は、シリコン等のウェハ上に化学合成的
に石英膜を合成し、透明度の高い石英膜をウェハ一面に
合成できる。導波路回路は、この石英膜上に半導体チッ
プ製造に通常用いられるフォトリソグラフィーにて一度
の多数プリントされ、多数の石英導波路素子が得られ
る。
【0030】従来の光サーキュレータの構成では、嵩張
る偏光子、検光子、ルチル、ファラディ回転素子などか
ら構成されており、小型化が困難であったが、本発明で
は薄いウェハ上に構成できる為、小型化が可能である。
これに対して、本発明の導波路型によれば、一枚のウェ
ハ上に多数の回路を一度に作製でき、量産性に優れてい
る。また、その量産性故、一個当たりの製造コストも低
減できる。言うまでもなく、バルクの部品を使用してた
構成にくらべて小型化、集積化にも適している。
【0031】
【実施例】次に、本発明の導波路型光サーキュレータの
一実施例について詳細に説明する。
【0032】再び図1及び図2を参照して、本発明の導
波路型サーキュレータの具体的な構成について説明す
る。図2において、屈折率の高いコア部1−a′,1−
b′,2′を取り囲むように屈折率の低いクラッド部3
が設けられている。コアとクラッドの屈折率の差及びコ
アの幅及び高さを調整することにより、1.3ミクロン
以上の波長領域で単一モード動作させることが可能にな
る。
【0033】コア及びクラッドは石英系ガラスで、シリ
コン基板上にCVD法で成膜している。成膜方法は、他
に火炎堆積法、電子ビーム蒸着、スバッタ法等でも可能
である。また、基板の材質もシリコンの他、石英板、セ
ラミクス板等CVDに耐え得る材質であれば適用可能で
ある。
【0034】枝導波路1−aの中心線は、幹導波路2の
中心線に対し、湾曲部の外側にオフセットした状態で結
合している。また、枝導波路1−bの中心線は、幹導波
路2の中心線に対し、湾曲部の内側にオフセットした状
態で結合している。
【0035】導波路の中心線曲率の設定は、コアとクラ
ッドの屈折率差、すなわちΔn、コアの断面寸法に依存
する。ここで、導波路の曲げの曲率は、大きすぎると、
導波路の側面から光が放射され損失を生じる。逆に小さ
くすると導波路中を伝搬する光の電界分布が中心付近に
集中してしまい、光サーキュレータとしての機能を実現
することができなくなってしまう。
【0036】曲げ損失の耐力はΔnとコア断面の寸法に
依存するが、導波路する光を単一動作させるには、Δn
を0.3〜1程度に、コア断面の寸法を4μm×4μm
〜8μm×8μmに設定される。Δnが小さいと電界分
布のコア内への閉じこめが弱くなり、曲げに対し損失が
大きくなる。従って、曲げ半径は、約1mm〜15mm
が適している。なお、本実施例における導波路の幅は、
8ミクロンとしている。
【0037】次に、本発明の導波路型光サーキュレータ
を応用した他の実施例について、説明する。図4は、本
発明の導波路型サーキュレータと導波路フィルタを同一
基板上に組み合わせた光回路の構成を示している。
【0038】コアとクラッドの屈折率の差は0.75%
及びコアの幅及び高さを6ミクロンに調整し1.55ミ
クロンの波長領域で単一モード動作をするようにしてい
る。コア及びクラッドは石英系ガラスで、シリコン基板
上にCVD法で成膜している。また、基板の材質はシリ
コンを使用している。
【0039】導波路回路は、2本の導波路、すなわち枝
導波路1−a,1−bが、湾曲部で1本の導波路すなわ
ち幹導波路2に結合している。枝導波路1−aの中心線
は、幹導波路2の中心線に対し、湾曲部の外側にオフセ
ットした状態で結合している。枝導波路1−bの中心線
は、幹導波路2の中心線に対し、湾曲部の内側にオフセ
ットした状態で結合している。
【0040】本実施例では導波路の幅は、8ミクロンで
枝導波路1−aと枝導波路1−bの間隔は4ミクロンで
ある。
【0041】このように枝導波路と幹導波路を結合する
ことにより、枝導波路1−bから幹導波路2に向かう光
は、曲率部分において、伝搬光の強度分布の中心は、外
側に偏った状態で結合部分に至る。結合部分では、枝導
波路1−bの外側方向に幹導波路がオフセットしている
為、ちょうど伝搬光の強度分布のピーク位置が幹導波路
の中心近傍にくる。その結果、枝導波路1−bから幹導
波路2に向かう光は、効率良く光学的に結合し、幹導波
路2へと伝搬する。
【0042】また、幹導波路2から結合部に向かう光も
同様に、伝搬光の強度分布外側に偏る為、幹導波路2か
ら枝導波路1−aへと伝搬する。逆に、枝導波路1−a
から結合部分に向かう光では、曲がり部分で伝搬光の強
度分布が外側に偏るが、幹導波路2が内側にオフセット
して結合している為、幹導波路2の中心と伝搬光の強度
分布のピークが大きく離れることになる。その結果、結
合損失が大きくなる。
【0043】幹導波路2から枝導波路1−bに向かう場
合も同様である。
【0044】以上の特性を整理すると、枝導波路1−b
から幹導波路2へ向かう光及び幹導波路2から枝導波路
1−aに向かう光は低損失が実現でき、枝導波路1−a
から幹導波路2へ向かう光及び幹導波路2から枝導波路
1−bに向かう光が損失が大きくなる。これにより、光
サーキュレータとしての機能が実現される。
【0045】図4は、幹導波路2の先端にグレーティン
グ加工5を施し、周期的に屈折率が変化するようにして
いる。りん添加石英ガラスあるいはセリウム添加石英ガ
ラスは、感光性を示す特性がある。ゲルマニウム添加石
英ガラスの感光性は小さいが、水素ローディングや大光
量紫外線照射で感光性を増強できることが報告されてい
る。
【0046】以上の方法で石英系光導波路にもグレーテ
ィング加工5が実現できる。
【0047】このようなグレーティング加工5を施すこ
とで、所要の波長λmの光を反射させることが可能で、
本発明の光サーキュレータと結合することで、光バンド
パスフィルタとして使用できる。
【0048】図5は、図4のグレーティングの周期を変
えた部分を複数直列に結合し、さらにグレーティングの
周期を変えた部分にある間隔を持たせている反射する波
長λ1〜λnに応じて遅延時間を持たせる構造を採用し
ている。この構造によれば、反射した光は、波長に応じ
た遅延時間、すなわち、波長分散を生じることとなる。
【0049】この分散補償器と本発明の光サーキュレー
タを組み合わせることで、入射側に光が戻ることなく、
また挿入損失の低い分散補償器が実現できる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明の導波路型光
サーキュレータにおいては、曲がり導波路を透過する導
波光の性質を利用して、導波路上に形成された光導波路
によって光サーキュレータが構成されているため、小型
化、あるいは集積化に適している。また、従来のように
光サーキュレータを構成する際、アイソレータやY分岐
のような高価な個別部品を必要とせず、また、個別部品
をそれぞれ接続する必要もないので、量産性にも優れて
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の導波路型光サーキュレータの一実施例
の構成を示す図である。
【図2】図1のA−A′断面図である。
【図3】本発明の導波路型光サーキュレータの光の伝搬
状態を示す概念図である。
【図4】本発明の導波路型光サーキュレータに光バンド
パスフィルタを組み合わせた構成を示す図である。
【図5】本発明の導波路型光サーキュレータに光分散補
償器を組み合わせた構成を示す図である。
【図6】従来の光サーキュレータの構成の一例を示す図
である。
【図7】従来の光サーキュレータの構成の他の一例を示
す図である。
【図8】個別部品を接続した従来の光サーキュレータの
構成を示す図である。
【符号の説明】
1−a 枝導波路 1−b 枝導波路 1−a′ コア部 1−b′ コア部 2 幹導波路 2′ コア部 3 クラッド 4 基板 5 グレーティング部 5−1〜n グレーティング部 10 ファラディ回転子 11 波長板 12 偏光ビームスプリッタ 13 プリズム 14 ポートB 15 ポートC 16 ポートA 17 光アイソレータ 18 Y分岐 19−a 湾曲部 19−b 湾曲部 20 湾曲部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の湾曲部を有する第1の光導波路
    と、 前記第1の湾曲部と同一方向であって、該第1の湾曲部
    の内側に配置された第2の湾曲部を有する第2の光導波
    路と、 前記第1の湾曲部と前記第2の湾曲部の終端部近傍で、
    該第1の湾曲部と第2の湾曲部の双方に終端部が接続さ
    れた第3の湾曲部を有する第3の光導波路を備え、さら
    に、 前記第1の光導波路の前記第1の湾曲部の前記終端部と
    は反対側にある終端部に配置された、前記第1の光導波
    路から出力される光を受ける光出力手段と、 前記第2の光導波路の前記第2の湾曲部の前記終端部と
    は反対側にある終端部に配置された、前記第2の光導波
    路に光を入力する光入力手段と、 前記第3の光導波路の前記第3の湾曲部の前記終端部と
    は反対側にある終端部に配置された、前記第3の光導波
    路に光を入力するとともに、出力される光を受ける光入
    出力手段とを備えていることを特徴とする導波路型光サ
    ーキュレータ。
  2. 【請求項2】 前記第1の光導波路と前記第2の光導波
    路と前記第3の光導波路は、同一基板上に配置されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の導波路型光サーキュ
    レータ。
  3. 【請求項3】 前記第3の湾曲部は、前記第1の湾曲部
    と同一方向に湾曲していることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載の導波路型光サーキュレータ。
  4. 【請求項4】 前記基板は、シリコン基板であって、前
    記第1の光導波路と前記第2の光導波路と前記第3の光
    導波路は、石英導波路であることを特徴とする請求項1
    から請求項3のいずれかに記載の導波路型光サーキュレ
    ータ。
  5. 【請求項5】 前記基板は、さらに光フィルタを備えて
    いることを特徴とする請求項2記載の光サーキュレー
    タ。
  6. 【請求項6】 前記光フィルタは、前記第3の光導波路
    に形成されたグレーティングを含むことを特徴とする請
    求項5記載の光サーキュレータ。
  7. 【請求項7】 前記基板は、さらに分散補償器を備えて
    いることを特徴とする請求項2記載の光サーキュレー
    タ。
  8. 【請求項8】 前記分散補償器は、前記第3の光導波路
    に形成されたグレーティングを含むことを特徴とする請
    求項7記載の光サーキュレータ。
JP8141383A 1996-06-04 1996-06-04 導波路型光サーキュレータ Expired - Fee Related JP2982691B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8141383A JP2982691B2 (ja) 1996-06-04 1996-06-04 導波路型光サーキュレータ
US08/868,441 US5883991A (en) 1996-06-04 1997-06-03 Optical waveguide circulator

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8141383A JP2982691B2 (ja) 1996-06-04 1996-06-04 導波路型光サーキュレータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09325298A true JPH09325298A (ja) 1997-12-16
JP2982691B2 JP2982691B2 (ja) 1999-11-29

Family

ID=15290727

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8141383A Expired - Fee Related JP2982691B2 (ja) 1996-06-04 1996-06-04 導波路型光サーキュレータ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5883991A (ja)
JP (1) JP2982691B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6751391B2 (en) 2001-07-24 2004-06-15 Agilent Technologies, Inc. Optical systems incorporating waveguides and methods of manufacture
US6731841B1 (en) * 2002-05-24 2004-05-04 Alliance Fiber Optic Products, Inc. Folded waveguide optical devices

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59142504A (ja) * 1983-02-03 1984-08-15 Fujitsu Ltd 光ガイド形アイソレ−タ
JPH07336327A (ja) * 1994-06-07 1995-12-22 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 透過型光フィルタおよび波長多重分離フィルタならびにリングレーザ

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS565522A (en) * 1979-06-27 1981-01-21 Tsukasa Nagao Progressive wave coupling type light wave and millimeter wave circulator applying faraday effect
US4482202A (en) * 1982-09-20 1984-11-13 Tsukasa Nagao Optical glass fiber transmission lines coupled junction circulators
DE3720929A1 (de) * 1987-06-25 1989-01-05 Philips Patentverwaltung Nichtreziprokes optisches bauelement, insbesondere zur verwendung als isolator oder zirkulator
US4978189A (en) * 1989-11-14 1990-12-18 At&T Bell Laboratories Hybrid optical isolator, circulator or switch, and systems utilizing same
US5018814A (en) * 1990-02-13 1991-05-28 Physical Optics Corporation Broadband single-mode optical coupler
US5400418A (en) * 1992-12-04 1995-03-21 Williams Telecommunication Group, Inc. Polarization independent all-fiber optical circulator
CA2148317C (en) * 1995-05-01 1998-05-05 Yihao Cheng Optical circulator

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59142504A (ja) * 1983-02-03 1984-08-15 Fujitsu Ltd 光ガイド形アイソレ−タ
JPH07336327A (ja) * 1994-06-07 1995-12-22 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 透過型光フィルタおよび波長多重分離フィルタならびにリングレーザ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2982691B2 (ja) 1999-11-29
US5883991A (en) 1999-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001330754A (ja) ファイバ型光カプラ及びその製造方法並びにこれを用いた光部品、光送受信器、光装置
JP2565099B2 (ja) 光非相反回路
US5978531A (en) Optical isolator and optical amplifier waveguide device
JP3455464B2 (ja) 多モード干渉光カプラ
JPH06138342A (ja) 光ファイバ機能部品およびその製造方法
JPH08313744A (ja) 光回路部品
JP2019095485A (ja) ハイブリッド光回路
CN115380240A (zh) 光控制元件、使用该光控制元件的光调制器件及光发送装置
JP2982691B2 (ja) 導波路型光サーキュレータ
JP7533856B2 (ja) 光変調器
JP2001350046A (ja) 集積型光導波路素子
US6807354B2 (en) Waveguide optical device
US6393173B1 (en) 2×2 integrated optical cross-connect
JP2020052269A (ja) 光チップ、光集積回路及び光モジュール
JP3201554B2 (ja) 交差光導波路
JP3512790B2 (ja) 多モード干渉光カプラ
JP3128974B2 (ja) 導波路型光合分波器
JPH10160951A (ja) 光合分波回路
JP6670209B2 (ja) ハイブリッド光回路
JP2000121854A (ja) 光部品、光分岐器、光分波器および光合波器
JP3070881B2 (ja) 導波路型光合分波器
JP2752848B2 (ja) 干渉フィルタ付光導波路の作製方法
JP3083015B2 (ja) 導波路型光分岐結合素子
JPH0886927A (ja) 光導波路デバイス
US20030012494A1 (en) Compact optical beam separator and method

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990824

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees