JP2000121854A - 光部品、光分岐器、光分波器および光合波器 - Google Patents

光部品、光分岐器、光分波器および光合波器

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JP2000121854A
JP2000121854A JP29589898A JP29589898A JP2000121854A JP 2000121854 A JP2000121854 A JP 2000121854A JP 29589898 A JP29589898 A JP 29589898A JP 29589898 A JP29589898 A JP 29589898A JP 2000121854 A JP2000121854 A JP 2000121854A
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optical waveguide
light
waveguide
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JP29589898A
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Yasuhiro Kubota
靖博 久保田
Jiro Toyama
二郎 外山
Takeshi Yamada
武司 山田
Shinji Ushijima
慎二 牛島
Ichiro Takatsu
一郎 高津
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Nok Corp
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Nok Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小型な種々の光部品を容易かつ効率よく製造す
ることができる基本的な光部品を提供する。 【解決手段】第1の基本素子10-1の光入射口14-1
ら入射された光は、第1の光導波路12内を導波され、
第3の側面18-1側の端部に到達し、一部が透過されて
第2の基本素子10-2の第1の光導波路12-2に入射さ
れ、第1の光導波路12-2内を導波され、第2の側面1
-2側の端部14-2より第1の分岐光として出射され
る。また、一部は反射され、第1の基本素子10-1の第
2の光導波路13-1に入射され、第2の光導波路13-1
内を導波され、光出射口15-1より第2の分岐光として
出射される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば光通信や
自動車などの光配線部品、あるいは、産業用機器の光制
御、光計測を行うための光信号処理回路として適用して
好適な、光部品、光分岐器、光分波器および光合波器に
関する。
【0002】
【従来の技術】光通信技術や光信号処理技術の進展によ
り、光ファイバを介した自動車の光配線や、光信号を用
いて各種の産業用機器を制御するための光計測、光信号
処理などが実用化されつつある。そのような光情報伝
送、光信号処理に用いる基本的な部品としては、光分岐
器、光分波器、光合波器などがあるが、これまでのその
ような光部品は、通常、図10に示すような入力導波路
の先に二本の光導波路を接続した構造を有するY分岐型
導波路を基本構成としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このY
分岐型導波路は、通常、シングルモード光を導波するよ
うに設計されているため、その接続部の形状、導波路の
曲率、導波路長に設計上の制約があり、小型化するのが
難しいという問題がある。たとえば、ニオブ酸リチウム
を使用したY分岐型導波路の場合について図10を参照
して説明すると、シングルモードを維持しながら分岐す
るための分岐角は約1°と非常に小さいため、入力導波
路と出力導波路はほとんど直線状に接続しなければなら
ない。
【0004】また、導波路のコアとクラッドの屈折率の
差を小さくしてシングルモード導波路としているため、
その1°の勾配を入力導波路に平行な導波路として、矩
形基板の端面に直交して引き出すためには、光の導波路
外へ漏洩を防ぐために、導波路の曲率Rを50mm以上
にする必要があり、この曲率部aを5〜10mm必要と
する。さらに、導波路の接続部では導波路幅が1入力導
波路側から見て2倍になり、単純に接続すると、光の反
射や伝送モードの変換により伝送損失が増大する。その
ため、接続部をテーパーにしてゆるやかに伝送モードを
変換するための余分な長さbが数mmが必要になる。さ
らに、2分岐導波路側から入力直線導波路へ信号を送る
ためには、接続点での伝送モードの乱れを緩和するた
め、一定以上の直線導波路c(たとえば、3mm以上)
が必要になる。
【0005】これらを合計すると、従来のY分岐型導波
路は、全長が約15mm以上になる。そして、このよう
な長さを有するY分岐型導波路は、加工、部品の変形な
どを考慮すると、幅方向においても3mm以上必要であ
る。一見、この形状は小さく感じられるが、導波路幅が
約5μmと半導体素子レベルであることを考えると、非
常に大きいものである。その結果、このようなY分岐型
導波路を用いた光部品の構成が大きくなり、ひいては装
置全体の構成が大きくなり、コストも高くなるという問
題が生じる。
【0006】また、このようなY分岐型導波路には、構
造が複雑で非常に精度の高い加工が要求され、製造が難
しいという問題もある。このようなY分岐型導波路の接
続部の形状は、分岐特性、損失に影響するため、非常に
精密に製造しなければならない。特に、分岐中央錐状部
は0.1μm程度の加工精度が必要になる。したがっ
て、導波路幅(約5μm)の3000倍(約15mm)
もの曲線を含む複雑な微細加工が必要であり、加工精度
としては半導体素子の加工以上の均一性が要求される。
その結果、非常に高精度な加工も必要となり、一層のコ
スト増大を招くという問題が生じる。
【0007】コスト低減のためには、1枚の材料基板か
ら採れる素子数をより多くすることが有効であるが、前
述したように部品のサイズが大きいため、通常の半導体
素子と比較して1枚の基板から採れる素子数が少なく、
コストを低減することができない。たとえば、一般に光
部品の製造に用いる3インチの基板から、ここに示した
Y分岐型導波路を含む部品が採れる量は100個以下で
ある。これは、同様な工程をとる多くの半導体素子が1
mm角以下であることを比較して考えると非常に少な
い。すなわち、生産性が低く、コストを低減することが
できないという問題が生じる。
【0008】また、このような光部品には多種多様の部
品が存在するが、たとえば同じY分岐型導波路を基本的
構成として有する、たとえば1×4、1×8、1×16
・・・1×nというような光分岐器のような部品であっ
ても、新たな部品を製造する際には、その都度、新たな
設計、製造工程の設定などを行わなければならなかっ
た。そのため、製造に時間がかかる上に、この点におい
ても、コストが高くなるという問題があった。そのため
に、多種多様な部品を効率よく製造したいという要望が
あった。
【0009】したがって、本発明の目的は、より小型な
種々の光部品を容易かつ効率よく製造することができる
基本的な光部品を提供することにある。また、本発明の
目的は、より小型で製造が容易で効率よく製造すること
のできる光分岐器を提供することにある。また、本発明
の目的は、より小型で製造が容易で効率よく製造するこ
とのできる光分波器を提供することにある。また、本発
明の目的は、より小型で製造が容易で効率よく製造する
ことのできる光合波器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の光部品は、平面形状が、実質的に直角二等
辺三角形を形成するような直角を挟む第1の辺と第2の
辺および斜辺たる第3の辺を有する形状であり、前記各
辺に対応した第1の側面、第2の側面および第3の側面
を有する基材と、前記基材上に前記第2の側面と平行に
形成された光導波路であって、前記第1の側面に、光入
射部たる一方の端部を有し、前記第3の側面に、当該光
導波路を導波された光の一部を透過して外部に出射し一
部を反射する他方の端部を有する第1の光導波路と、前
記基材上に前記第1の側面と平行に形成された光導波路
であって、前記第2の側面に、光出射部たる一方の端部
を有し、前記第3の側面に、前記第1の光導波路を導波
されて前記第3の側面で反射された光が入射されるよう
に前記第1の光導波路と接続された他方の端部を有する
第2の光導波路とを有する。
【0011】特定的には、前記第3の側面の前記第1の
光導波路および前記第2の光導波路との接続部に形成さ
れた、前記第1の光導波路を導波された光を所望の分岐
比で前記透過および前記反射させる光学薄膜をさらに有
する。また特定的には、前記第3の側面の前記第1の光
導波路および前記第2の光導波路との接続部に形成され
た、前記第1の光導波路を導波された光の所定の波長の
光を透過し所定の波長の光を反射する波長選択膜をさら
に有する。
【0012】また、本発明の光分岐器は、複数の前記光
部品を、前記第3の側面を他の前記第1の光部品の前記
第3の側面と、前記第1の側面または前記第2の側面を
他の前記第1の光部品の第1の側面または前記第2の側
面と、各々、当該側面に端部が設けられている光導波路
が直線的に接続されるように接合することにより順次結
合した構成を有する。特定的には、前記光部品の一部ま
たは全部は、当該光部品の前記第3の側面の前記第1の
光導波路および前記第2の光導波路との接続部に前記第
1の光導波路を導波された光を所望の分岐比で前記透過
および前記反射させる光学薄膜が形成された部品であ
る。
【0013】また、本発明の光分波器は、平面形状が、
実質的に直角二等辺三角形を形成するような直角を挟む
第1の辺と第2の辺および斜辺たる第3の辺を有する形
状であり、前記各辺に対応した第1の側面、第2の側面
および第3の側面を有する基材と、前記基材上に前記第
2の側面と平行に形成された光導波路であって、前記第
1の側面に、光入射部たる一方の端部を有し、前記第3
の側面に他方の端部を有する第1の光導波路と、前記第
3の側面の前記第1の光導波路の他方の端部を含む領域
に形成され、前記第1の光導波路を導波された光の所定
の波長の光を透過し、所定の波長の光を反射する波長選
択膜と、前記基材上に前記第1の側面と平行に形成され
た光導波路であって、前記第2の側面に、光出射部たる
一方の端部を有し、前記第3の側面に、前記第1の光導
波路を導波されて前記波長選択膜で反射された光が入射
されるように前記第1の光導波路と接続された他方の端
部を有する第2の光導波路とを有する光部品を有する。
【0014】また、本発明の光合波器は、平面形状が、
実質的に直角二等辺三角形を形成するような直角を挟む
第1の辺と第2の辺および斜辺たる第3の辺を有する形
状であり、前記各辺に対応した第1の側面、第2の側面
および第3の側面を有する基材と、前記基材上に前記第
2の側面と平行に形成された光導波路であって、前記第
1の側面に、光入射部たる一方の端部を有し、前記第3
の側面に他方の端部を有する第1の光導波路と、前記第
3の側面の前記第1の光導波路の他方の端部を含む領域
に形成され、前記第1の光導波路を導波された光の所定
の波長の光を透過する波長選択膜とを有する第1の光部
品と、前記基材と、前記第1の光導波路と、前記第3の
側面の前記第1の光導波路の他方の端部を含む領域に形
成され、前記第1の光導波路を導波された光の所定の波
長の光を反射する波長選択膜と、前記基材上に前記第1
の側面と平行に形成された光導波路であって、前記第2
の側面に、光出射部たる一方の端部を有し、前記第3の
側面に、前記第1の光導波路を導波されて前記波長選択
膜で反射された光が入射されるように前記第1の光導波
路と接続された他方の端部を有する第2の光導波路とを
有する第2の光部品とを有し、前記第1の光部品の前記
1の光導波路と前記第2の光部品の前記第2の光導波路
が直線的に接続されるように、前記第1および前記第2
の光部品の各前記第3の側面が接合された構成を有す
る。
【0015】
【発明の実施の形態】第1の実施の形態 本発明の第1の実施の形態について、図1および図2を
参照して説明する。図1は、本発明の光部品の一実施の
形態の基本素子の構造を示す図であり、(A)は斜視
図、(B)は平面図である。図2は、図1に示した基本
素子を用いて構成した、本発明に係わる光分岐器の構成
を示す平面図である。
【0016】まず、基本素子10の構造について説明す
る。図示のごとく、基本素子10は、直角二等辺三角形
の基板11上に、直線状の2本の光導波路、第1の光導
波路12および第2の光導波路13が形成された構成で
ある。第1の光導波路12および第2の光導波路13
は、直角二等辺三角形の直角を挟む辺に対応する第1側
面16および第2の側面17に各々平行で、各中心軸が
直角二等辺三角形の斜辺に相当する第3の側面18上に
おいて交差するように設けられている。また、第1の光
導波路12の第2の側面17側の端部が光入射口14、
第2の光導波路13の第1側面16側の端部が光出射口
15として形成されている。なお、光の出射は、第3の
側面18の第1の光導波路12と第2の光導波路13の
交差部からも行われる。
【0017】このような構成の基本素子10において、
光入射口14より光を入射すると、入射された光は第1
の光導波路12内を導波され、第3の側面18側の端部
に到達する。第3の側面18側の端部においては、第1
の光導波路12を導波された光の一部が透過されて外部
に出射され、一部が反射されて第2の光導波路13に入
射される。第2の光導波路13に入射された光は、第2
の光導波路13内を導波され、第1側面16側の端部の
光出射口15より外部に出射される。
【0018】このように、基本素子10は、これのみで
も光分岐器としての機能を有する。しかし、基本素子1
0のみでは、第3の側面18からの出射光の方向が、光
導波路12,13と外部あるいは接続される光ファイバ
などとの屈折率との差によって変化する。そのため、光
分岐器として基本素子10を使用する場合には、図2に
示すように、別の基本素子を接続するのが好適である。
以下、図2お参照して、基本素子10を用いて構成した
光分岐器について説明する。
【0019】光分岐器50は、図示のごとく、2つの基
本素子10-1、10-2が、各第3の側面18-1、18-2
を、各第1の光導波路12-1、12-2が一直線に結合さ
れるように接合された構成である。このような構成の光
分岐器50においては、第1の基本素子10-1の光入射
口14-1から入射された光は、第1の基本素子10-1
第1の光導波路12内を導波され、第3の側面18-1
の端部に到達する。第3の側面18-1側の端部において
は、第1の光導波路12-1を導波された光の一部が透過
されて第2の基本素子10-2の第3の側面18-2より第
2の基本素子10-2に入射され、この光がそのまま第2
の基本素子10-2の第1の光導波路12-2を導波され、
第2の基本素子10-2の第2の側面17-2側の端部14
-2より出射される。
【0020】一方、第1の基本素子10-1内を導波され
第3の側面18-1側の端部に到達された光の一部は、第
3の側面18-1において反射され、第1の基本素子10
-1の第2の光導波路13-1に入射される。第2の光導波
路13-1に入射された光は、第2の光導波路13-1内を
導波され、第1側面16-1側の端部の光出射口15-1
り外部に出射される。すなわち、このような構成によ
り、第1の基本素子10-1の光入射口14-1に入射され
た光は、第2の基本素子10-2の第1の光導波路12-2
の端部14-2より出射される第1の光と、第1の基本素
子10-1の光出射口15-1より出射される第2の光に分
岐される。
【0021】このように、第1の実施の形態の光分岐器
50においては、従来の光分岐導波路の複雑なテーパ形
状導波路部分、大半径の曲線導波路部分などを必要とし
ないため、形状が従来の部品に比べて大幅に小型にな
る。具体的には、導波路幅5〜10μm、接続される光
ファイバ径125μmとすれば、その作業性を考慮して
も、1mm角以下の部品とすることができる。極限的に
は、接続する光ファイバの径に等しい125μm角の小
型の部品とすることもできる。これは、従来の光分岐基
板の1/100以下の大きさであり、1枚の材料基板か
ら生産される部品数はその逆数倍で多くなり、1個当り
のコストは大きく低減される。
【0022】次に、このような基本素子10の製造方法
について、具体例を挙げて説明する。ここでは、光導波
路として、Si基板上に形成したポリマー導波路を用い
る場合について説明する。まず、Siウェハ上に、クラ
ッド層としてコア層より屈折率の低いポリマー、およ
び、コア層の非線形有機ポリマーを、スピンコートなど
により塗布する。それぞれの膜厚は、最終的な導波路幅
と膜厚の関係から、シングルモード導波路となるように
設計する。本実施の形態においては、コア層2μm、ク
ラッド層3μmである。
【0023】この上に、3〜6μm、好ましくは4〜5
μm幅のレジストパターニングをフォトリソグラィーに
より形成し、これを酸素ガス中でRIE処理してコア層
のみをエッチングし、レジスト形状幅とコア層薄膜の矩
形形状の光導波路を形成する。そして、その表面に再び
クラッド層をスピンコートなどにより形成する。この
後、ダイシングソーで光導波路により形成される格子の
中間点を通り、各光導波路に平行な二方向と、光導波路
の交点を通る1方向に切り出すことで、基本素子10が
得られる。
【0024】第2の実施の形態 本発明の第2の実施の形態について、図3および図4を
参照して説明する。第2の実施の形態においては、第1
の実施の形態で示した基本素子の他に、出力用素子を用
いて光分岐器を構成する場合を例示して本発明を説明す
る。図3は、その出力用素子の構造を示す図であり、
(A)は斜視図、(B)は平面図である。図4は、図1
に示した基本素子および図3に示した出力用素子を用い
て構成した、本発明に係わる光分岐器の構成を示す平面
図である。
【0025】出力用素子20の構造は、図示のごとく、
基本素子10の第2の光導波路13を有しないものに等
しい。すなわち、基本素子10と同一の直角二等辺三角
形の基板21上の第1の光導波路12に相当する位置
に、直線状の1本の光導波路22が形成された構造であ
る。このような構造の出力用素子20においては、光導
波路22のいずれか一方の端部より入射された光は、光
導波路22内を導波され、他方の端部より出射される。
【0026】この出力用素子20を、図4に示すように
基本素子10と接続することにより、光分岐器51が構
成される。光分岐器51は、図示のごとく、基本素子1
0と出力用素子20とが、各第3の側面18,28を、
第1の光導波路12と光導波路22とが一直線に結合さ
れるように接合された構成である。そして、この光分岐
器51は、前述した光分岐器51と同一の動作を行う。
すなわち、基本素子10の光入射口14に入射された光
を、出力用素子20の光導波路22の端部24より出射
される第1の光と、基本素子10の光出射口15より出
射される第2の光に分岐する。
【0027】このような構成の第2の実施の形態の光分
岐器51においては、形状が従来の部品に比べて大幅に
小型になる上に、基本素子10よりも構造が簡単な出力
用素子20を用いて光分岐器51を構成しているので、
構造上の無駄がなく、より一層効率よく光分岐器を製造
することができ、よりコストを低減することができる。
なお、出力用素子20の製造方法も、基本素子10と同
じとする。
【0028】第3の実施の形態 本発明の第3の実施の形態について、図5〜図8を参照
して説明する。第3の実施の形態においては、第1の実
施の形態で示した基本素子の斜辺面に、光の分岐比を制
御することができる光学薄膜を成膜した薄膜付き素子、
および、その薄膜付き素子を用いた光分岐器を例示して
本発明を説明する。図5は、その薄膜付き素子の構造を
示す図である。図6〜図8は、図1に示した基本素子お
よび図5に示した薄膜付き素子を用いて構成した、光3
分岐器および光4分岐器の構成を示す平面図である。
【0029】まず、薄膜付き素子30について説明す
る。薄膜付き素子30は、基本的に図1を参照して説明
した基本素子10と同一の構造を有する。そして、その
斜辺面である第3の側面38に、分岐する2つの光のエ
ネルギー比を制御することができる光学薄膜39が成膜
されている。光学薄膜39は、金属あるいは誘電体を用
いた多層干渉反射膜などであり、第3の側面18に、ハ
ーフミラーを作成する要領で、蒸着、スパッタなどの膜
形成技術により形成される。
【0030】このような構成の薄膜付き素子30におい
て、光入射口34より光を入射すると、入射さた光は第
1の光導波路32内を導波され、第3の側面38側の端
部に到達する。第3の側面38側の端部においては、光
学薄膜39の作用により、第1の光導波路32を導波さ
れた光の所定の割合が透過されて外部に出射され、残り
が反射されて第2の光導波路33に入射される。第2の
光導波路33に入射された光は、第2の光導波路33内
を導波され、第1側面36側の端部の光出射口35より
外部に出射される。
【0031】このように、薄膜付き素子30において
は、入射された光を、所定の割合で分岐させることがで
きる。
【0032】次に、この薄膜付き素子30を用いた光3
分岐器52について、図6を参照して説明する。光3分
岐器52は、光を同一のエネルギー比の3つの光に分岐
する。図6に示すように、光3分岐器52は、2つの基
本素子10-1,10-2、1:2分岐薄膜付き素子3
-1、1:1分岐薄膜付き素子30-2を有する。1:2
分岐薄膜付き素子30-1と第1の基本素子10-1、およ
び、第2の基本素子10-2と1:1分岐薄膜付き素子3
-2とが、各々、各第3の側面38-1と18-1および1
-2と38-2を、各第1の光導波路32-1と12-1およ
び12-2と32-2が一直線に結合されるように接合され
ている。また、1:2分岐薄膜付き素子30-1と1:1
分岐薄膜付き素子30-2とが、各第1側面16-1,16
-2を、各第2の光導波路33-1,33-1が一直線に結合
されるように接合されている。
【0033】このような構成の光3分岐器52におい
て、1:2分岐薄膜付き素子30-1の光入射口34-1
光が入射されると、入射された光は第1の光導波路32
-1内を導波され、第3の側面38-1に形成された光学薄
膜39-1に達し、1/3が透過されて第1の基本素子1
-1の第1の光導波路12-1に入射され、残りの2/3
が反射されて第2の光導波路33-1に入射される。第1
の基本素子10-1の第1の光導波路12-1に入射された
光は、そのまま第1の光導波路12-1内を導波され、第
1の出射光として第1の光導波路12-1の第1側面16
-1側の端部14-1より出射される。
【0034】第2の光導波路33-1に入射された光は、
第2の光導波路33-1およびそれに続く1:1分岐薄膜
付き素子30-2の第2の光導波路33-2内を導波され、
1:1分岐薄膜付き素子30-2の第3の側面38-2に形
成された光学薄膜39-2に達する。そして、光学薄膜3
-2において、1/2の光が反射され、第1の光導波路
12-2に入射され、第1の光導波路12-2内を導波さ
れ、第2の出射光として第1の光導波路12-2の第1側
面16-2側の端部14-2より出射される。また、残りの
1/2の光が透過され、第2の基本素子10-2の第2の
光導波路13-2に入射され、第2の光導波路13-2内を
導波され、光出射口15-2より、第3の出射光として出
射される。このようにして、光3分岐器52に入射され
た光は、1/3ずつの3つの光に分岐される。
【0035】同様に、薄膜付き素子を用いることによ
り、光4分岐器なども容易に構成することができる。図
7は、入力された光を、エネルギー比が均等な4つの光
に分岐する光4分岐器の構成を示す図である。この光4
分岐器53は、入力された光を1:3の割合に分岐する
1:3分岐薄膜付き素子30-3、入力された光を2:1
の割合に分岐する2:1分岐薄膜付き素子30-4、入力
された光を1:1の割合に分岐する1:1分岐薄膜付き
素子30-2、および、3つの基本素子10-1〜10
-3が、図示のごとく接続された構成である。
【0036】このような光4分岐器53においては、
1:3分岐薄膜付き素子30-3に入射された入射光は、
その光学薄膜39-3において、1/4が透過され、3/
4が反射される。反射された光は、2:1分岐薄膜付き
素子30-4に入射され、その光学薄膜39-4において、
2/3が透過され、1/3が反射される。その透過され
た光は、1:1分岐薄膜付き素子30-2に入射され、そ
の光学薄膜39-2において、1/2ずつ透過および反射
される。そして、1:3分岐薄膜付き素子30-3におけ
る透過光、2:1分岐薄膜付き素子30-4における反射
光、1:1分岐薄膜付き素子30-2における反射光、お
よび、1:1分岐薄膜付き素子30-2における透過光
が、各々第1〜第4の出射光として出射される。
【0037】光4分岐器の他の構成例を図8に示す。図
8に示す光4分岐器54は、図7に示した光4分岐器5
3とほぼ同一の構成であるが、2:1分岐薄膜付き素子
30-4の代わりに、透過、反射の比率を反対にした1:
2分岐薄膜付き素子30-1を使用するようにし、これに
よりその後段の素子の配置を変更したものである。この
光4分岐器54においても、光4分岐器53と同様に入
射された光を適切に1/4ずつの4つの光に分岐するこ
とができるが、このような構成にすることで、出射され
る光の方向を光3分岐器52とは変えることができる。
【0038】このように、薄膜付き素子を用いることに
より、入射された光を所望の分岐比で、所望の分岐数
に、また、所望の分岐方向に分岐する光分岐器を、小
型、安価かつ容易に構成することができる。
【0039】第4の実施の形態 本発明の第4の実施の形態について、図9を参照して説
明する。第4の実施の形態においては、第3の実施の形
態で示した薄膜付き素子の光学薄膜として、波長選択膜
を成膜した素子、および、その薄膜付き素子を用いて構
成した光分波・合波器を例示して本発明を説明する。図
9は、その光分波・合波器を示す図であり、(A)は光
分波器としての動作を説明するための図であり、(B)
は、光合波器としての動作を説明するための図である。
【0040】波長選択膜を成膜した薄膜付き素子40
は、光学薄膜が波長選択膜となった点以外は、第3の実
施の形態で説明した薄膜付き素子30と同じ構造なの
で、構造の説明は省略する。
【0041】この波長選択膜を成膜した薄膜付き素子4
0において、光入射口44より2種類の波長(λ1 ,λ
2 )の合波である光を入射すると、入射さた光は第1の
光導波路42内を導波され、第3の側面48側の端部に
到達する。第3の側面48側の端部においては、光学薄
膜49の作用により、第1の光導波路32を導波された
光の中の所定の波長(λ1 )の光が透過されて外部に出
射され、また、所定の波長(λ2 )の光が反射されて第
2の光導波路43に入射される。第2の光導波路43に
入射された光は、第2の光導波路43内を導波され、第
1側面46側の端部の光出射口45より外部に出射され
る。
【0042】このような構成の薄膜付き素子40を、図
9に示すように、基本素子10と斜辺面で接合すること
により、光分波・合波器55が構成される。この光分波
・合波器55を、光分波器として用いる場合には、図9
(A)に示すように、薄膜付き素子40の光入射口44
より光を入射する。入射された光は、第1の光導波路4
2内を導波され、光学薄膜49に達し、ここで、波長λ
1 の光は透過されて、基本素子10の第1の光導波路1
2に入射され、さらに第1の光導波路12内を導波され
て端部14より出射される。また、波長λ2 の光は、光
学薄膜49で反射されて、薄膜付き素子40の第2の光
導波路43に入射れ、第2の光導波路43内を導波され
て、光出射口45より出射される。
【0043】また、この光分波・合波器55を、光合波
器として用いる場合には、図9(B)に示すように、薄
膜付き素子40の光入射口44、および、基本素子10
の第2の光導波路13の端部15より、各々所定の波長
(λ1 ,λ2 )の光を入射する。薄膜付き素子40の光
入射口44より入射された波長λ1 の光は、第1の光導
波路42内を導波され、第3の側面48の光学薄膜49
に達し、これを透過して、基本素子10の第1の光導波
路12に入射される。また、基本素子10の第2の光導
波路13の端部15より入射された波長λ2の光は、第
2の光導波路13内を導波され、薄膜付き素子40の光
学薄膜49に達し、ここで反射されて、基本素子10の
第1の光導波路12に入射される。その結果、基本素子
10の第1の光導波路12には、2種類の波長(λ1
λ 2 )の光が同時に入射され、ここで合波される。合波
された光は、第1の光導波路12内を導波され、合波光
として光入射口14より出射される。
【0044】光学薄膜は、通常、単層膜あるいは対称性
の多層膜であることから、表裏どちらからの入射光に対
しても、同じ効果が得られるため、前述したような機能
が実現できる。このように、光学薄膜として波長選択膜
を設けることにより、光分波・合波器55を実現するこ
とができる。本発明は、このような構成により実施して
もよい。
【0045】変形例 なお、本発明は、前述した第1〜第4の実施の形態に限
られるものではなく、さらに任意好適な種々の改変が可
能である。たとえば、前述した各光部品、光分岐器、光
分波・合波器の使用形態は任意である。たとえば、各光
入射口、出射口に直接光ファイバを接続するようにし
て、用いてもよい。また、基板端面の導波路口に、直接
受光素子や発光素子を接着するようにしてもよい。ま
た、本素子は非常に小さいため、取り扱いを容易にする
ために、この基板を支えるより大きな安価な支持基板に
この基板を固定して、その支持基板にV溝を設けてファ
イバを接続したり、その支持基板に受光素子や発光素子
を固定して、導波路と接続するようにしてもよい。ま
た、その基板に電気配線を設けて、受発光ユニットとす
ることもできる。また、他の光導波路回路と複合した光
導波回路、電気光学効果、圧電効果、表面弾性波効果を
利用した、種々の光機能デバイスにも利用することがで
きる。
【0046】また、前述した実施の形態においては、基
本素子の製造例として、シリコン基板上に非線形有機導
波路を形成する方法を示したが、製造方法、材料などは
これに限られるものではない。たとえば、ニオブ酸リチ
ウム(LiNbO3 )基板上に、Ti熱拡散法によりシ
ングルモード直線導波路を形成するようにしてもよい。
その他、導波路の材料も任意に変更してよい。
【0047】また、光学薄膜の形成方法も、任意に改変
してよい。たとえば、光学薄膜39は、前述した実施の
形態においては、基板の側面に膜材料を蒸着またはスパ
ッタリングにより形成することにより形成したが、たと
えば、膜を形成した基板を側面に接合し固定することに
より形成してもよい。その他、光学薄膜として、通常、
空間光光学系においてハーフミラーとして用いられてい
る種々の部材を用いてもよい。その他、本発明の光変調
器の製造方法も、工程順序の変更、部分反射・部分透過
膜の成膜方法、導波路形成方法などは、任意に変更して
よい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係わる
本発明によれば、より小型な種々の光部品を、容易かつ
効率よく製造することができる基本的な光部品を提供す
ることができる。また、請求項2に係わる本発明によれ
ば、光分岐比を所望の値に容易に設定することができ、
所望の性能の光部品を、容易かつ効率よく製造すること
ができる。また、請求項3に係わる本発明によれば、所
望の波長の光を選択的に処理する所望の性能の光部品を
容易かつ効率よく製造することができる。
【0049】また、請求項4に係わる本発明によれば、
より小型で製造が容易で効率よく製造することのできる
光分岐器を提供することができる。また、請求項5に係
わる本発明によれば、より小型で製造が容易で効率よく
製造することができ、所望の比率で光を分岐することが
できる光分岐器を提供することができる。また、請求項
6に係わる本発明によれば、より小型で製造が容易で効
率よく製造することのできる光分波器を提供することが
できる。さらに、請求項7に係わる本発明によれば、よ
り小型で製造が容易で効率よく製造することのできる光
合波器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の光部品の一実施の形態の基本
素子の構造を示す図であり、(A)は斜視図、(B)は
平面図である。
【図2】図2は、図1に示した基本素子を用いて構成し
た、本発明に係わる光分岐器の構成を示す平面図であ
る。
【図3】図3は、出力用素子の構造を示す図であり、
(A)は斜視図、(B)は平面図である。
【図4】図4は、図1に示した基本素子および図3に示
した出力用素子を用いて構成した、本発明に係わる光分
岐器の構成を示す平面図である。
【図5】図5は、本発明の光部品の一実施の形態の薄膜
付き素子の構造を示す図である。
【図6】図6は、図1に示した基本素子および図5に示
した薄膜付き素子を用いて構成した、光3分岐器の構成
を示す平面図である。
【図7】図7は、図1に示した基本素子および図5に示
した薄膜付き素子を用いて構成した、光4分岐器の第1
の構成例を示す平面図である。
【図8】図8は、図1に示した基本素子および図5に示
した薄膜付き素子を用いて構成した、光4分岐器の第2
の構成例を示す平面図である。
【図9】図9は、本発明の一実施の形態の光分波・合波
器を示す図であり、(A)は光分波器としての動作を説
明するための図であり、(B)は、光合波器としての動
作を説明するための図である。
【図10】図10は、従来のY分岐型光導波路の構成を
示す図である。
【符号の説明】
10…基本素子 20…出力用素子 30,40…薄膜付き素子 11,21,31…基板 12,22,32,42…第1の光導波路 13,33,43…第2の光導波路 14,34,44…光入射口(導波路端部) 15,35,45…光出射口(導波路端部) 16,36…第1側面 17,27…第2の側面 18,28,38,48…第3の側面 39,49…光学薄膜 50,51…光分岐器 52…光3分岐器 53,54…光4分岐器 55…光分波・合波器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 武司 茨城県つくば市和台25 エヌオーケー株式 会社内 (72)発明者 牛島 慎二 茨城県つくば市和台25 エヌオーケー株式 会社内 (72)発明者 高津 一郎 茨城県つくば市和台25 エヌオーケー株式 会社内 Fターム(参考) 2H047 KA04 KA15 KB01 LA14 LA15 LA18 PA02 PA21 PA24 PA28 QA05 QA07 TA01 TA43

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平面形状が、実質的に直角二等辺三角形を
    形成するような直角を挟む第1の辺と第2の辺および斜
    辺たる第3の辺を有する形状であり、前記各辺に対応し
    た第1の側面、第2の側面および第3の側面を有する基
    材と、 前記基材上に前記第2の側面と平行に形成された光導波
    路であって、前記第1の側面に、光入射部たる一方の端
    部を有し、前記第3の側面に、当該光導波路を導波され
    た光の一部を透過して外部に出射し一部を反射する他方
    の端部を有する第1の光導波路と、 前記基材上に前記第1の側面と平行に形成された光導波
    路であって、前記第2の側面に、光出射部たる一方の端
    部を有し、前記第3の側面に、前記第1の光導波路を導
    波されて前記第3の側面で反射された光が入射されるよ
    うに前記第1の光導波路と接続された他方の端部を有す
    る第2の光導波路とを有する光部品。
  2. 【請求項2】前記第3の側面の前記第1の光導波路およ
    び前記第2の光導波路との接続部に形成された、前記第
    1の光導波路を導波された光を所望の分岐比で前記透過
    および前記反射させる光学薄膜をさらに有する請求項1
    に記載の光部品。
  3. 【請求項3】前記第3の側面の前記第1の光導波路およ
    び前記第2の光導波路との接続部に形成された、前記第
    1の光導波路を導波された光の所定の波長の光を透過し
    所定の波長の光を反射する波長選択膜をさらに有する請
    求項1または2に記載の光部品。
  4. 【請求項4】平面形状が、実質的に直角二等辺三角形を
    形成するような直角を挟む第1の辺と第2の辺および斜
    辺たる第3の辺を有する形状であり、前記各辺に対応し
    た第1の側面、第2の側面および第3の側面を有する基
    材と、 前記基材上に前記第2の側面と平行に形成された光導波
    路であって、前記第1の側面に、光入射部たる一方の端
    部を有し、前記第3の側面に、当該光導波路を導波され
    た光の一部を透過して外部に出射し一部を反射する他方
    の端部を有する第1の光導波路と、 前記基材上に前記第1の側面と平行に形成された光導波
    路であって、前記第2の側面に、光出射部たる一方の端
    部を有し、前記第3の側面に、前記第1の光導波路を導
    波されて前記第3の側面で反射された光が入射されるよ
    うに前記第1の光導波路と接続された他方の端部を有す
    る第2の光導波路とを有する光部品を複数個、 前記第3の側面を他の前記第1の光部品の前記第3の側
    面と、前記第1の側面または前記第2の側面を他の前記
    第1の光部品の第1の側面または前記第2の側面と、各
    々、当該側面に端部が設けられている光導波路が直線的
    に接続されるように接合することにより順次結合した光
    分岐器。
  5. 【請求項5】前記光部品の一部または全部は、当該光部
    品の前記第3の側面の前記第1の光導波路および前記第
    2の光導波路との接続部に前記第1の光導波路を導波さ
    れた光を所望の分岐比で前記透過および前記反射させる
    光学薄膜が形成された部品である請求項4に記載の光分
    岐器。
  6. 【請求項6】平面形状が、実質的に直角二等辺三角形を
    形成するような直角を挟む第1の辺と第2の辺および斜
    辺たる第3の辺を有する形状であり、前記各辺に対応し
    た第1の側面、第2の側面および第3の側面を有する基
    材と、 前記基材上に前記第2の側面と平行に形成された光導波
    路であって、前記第1の側面に、光入射部たる一方の端
    部を有し、前記第3の側面に他方の端部を有する第1の
    光導波路と、 前記第3の側面の前記第1の光導波路の他方の端部を含
    む領域に形成され、前記第1の光導波路を導波された光
    の所定の波長の光を透過し、所定の波長の光を反射する
    波長選択膜と、 前記基材上に前記第1の側面と平行に形成された光導波
    路であって、前記第2の側面に、光出射部たる一方の端
    部を有し、前記第3の側面に、前記第1の光導波路を導
    波されて前記波長選択膜で反射された光が入射されるよ
    うに前記第1の光導波路と接続された他方の端部を有す
    る第2の光導波路とを有する光部品を有する光分波器。
  7. 【請求項7】平面形状が、実質的に直角二等辺三角形を
    形成するような直角を挟む第1の辺と第2の辺および斜
    辺たる第3の辺を有する形状であり、前記各辺に対応し
    た第1の側面、第2の側面および第3の側面を有する基
    材と、 前記基材上に前記第2の側面と平行に形成された光導波
    路であって、前記第1の側面に、光入射部たる一方の端
    部を有し、前記第3の側面に他方の端部を有する第1の
    光導波路と、 前記第3の側面の前記第1の光導波路の他方の端部を含
    む領域に形成され、前記第1の光導波路を導波された光
    の所定の波長の光を透過する波長選択膜とを有する第1
    の光部品と、 前記基材と、 前記第1の光導波路と、 前記第3の側面の前記第1の光導波路の他方の端部を含
    む領域に形成され、前記第1の光導波路を導波された光
    の所定の波長の光を反射する波長選択膜と、 前記基材上に前記第1の側面と平行に形成された光導波
    路であって、前記第2の側面に、光出射部たる一方の端
    部を有し、前記第3の側面に、前記第1の光導波路を導
    波されて前記波長選択膜で反射された光が入射されるよ
    うに前記第1の光導波路と接続された他方の端部を有す
    る第2の光導波路とを有する第2の光部品とを有し、 前記第1の光部品の前記1の光導波路と前記第2の光部
    品の前記第2の光導波路が直線的に接続されるように、
    前記第1および前記第2の光部品の各前記第3の側面が
    接合された光合波器。
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