JPH04241304A - 偏波無依存導波型光デバイス - Google Patents

偏波無依存導波型光デバイス

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JPH04241304A
JPH04241304A JP290391A JP290391A JPH04241304A JP H04241304 A JPH04241304 A JP H04241304A JP 290391 A JP290391 A JP 290391A JP 290391 A JP290391 A JP 290391A JP H04241304 A JPH04241304 A JP H04241304A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信システムの構築
、光情報処理装置の作製などに用いられる導波型光デバ
イスの偏波依存性の解消に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光通信や光情報処理の分野において、光
デバイスには、従来、マイクロレンズ、プリズム、干渉
膜フィルタ等を組み合わせて構成したバルク部品型や、
光ファイバを用いたファイバ型が用いられてきた。しか
しながら、両者ともミクロンオーダーの光軸調整や組立
精度が要求されるため、生産性が悪くコスト低減が困難
であった。しかも、要素部品にレンズやファイバ等を用
いているためデバイスの小型化には限界があった。これ
に対して、平面基板上にフォトリソグラフィ微細加工技
術により作製される光導波路を用いた導波型は、大量生
産性、小型化、集積化、再現性などの点で、バルク部品
型やファイバ型より優れており、将来、光デバイスの主
流になるものと考えられている。これは、電子デバイス
の分野において、真空管がIC(集積回路)に進歩した
ことと類似している。
【0003】図10に従来の導波型光デバイスの一例と
してマッハツェンダー干渉計を用いた光合分波器を示す
。本デバイスはシリコン基板50上に作製された第1の
入力導波路51と第2の入力導波路52、第1の方向性
結合器53、第2の方向性結合器54、第1の光路55
、第2の光路56、第1の出力導波路57、第2の出力
導波路58から構成されている。導波路材料には火炎堆
積法により作製した石英ガラスを用いている。第1と第
2の光路はその長さがΔLだけ異なる。方向性結合器は
完全結合長の半分の長さであり、第1の入力導波路から
の入力光は第1の光路と第2の光路にその電力が等しく
分岐される。第1の光路と第2の光路とからの光は第2
の方向性結合器で混合されたのち第1および第2の出力
導波路の出口に到達する。図11(a)に出力の波長特
性を示す。第1の出力導波路からの出力(第1の出力)
と第2の出力導波路からの出力(第2の出力)は波長に
対して正弦波的に変化する。たとえば、波長λ1、λ2
の2波多重光を入力すると、λ1の光は第1の出力から
λ2の光は第2の出力から取り出すことができる。すな
わち波長分波機能を有する。なお、光の相反性より出力
側と入力側を反転させると、異なる波長の2波を1つの
出力から取り出す波長合波機能となる。
【0004】図10に示した方向性結合器を用いたマッ
ハツェンダー干渉計では光路長差が波長の整数倍になっ
たとき(第1の入力から第2の出力へ光が伝搬する)ク
ロス状態になる。そのときの波長をλ0とする。先のλ
2も複数あるλ0のうちの1つである。λ0は以下の(
1)式で与えられる。 λ0=ncΔL/m
【0005】ここでncは第1および第2の導波路にお
ける実効屈折率、mは干渉の次数を表す数で正の整数で
ある。このような光の干渉を用いたデバイスでは光路長
差ΔLが透過波長域の中心波長であるλ0を決める重要
なパラメータであり、その精度は波長の数10分の1以
下でなければならない。この点において導波型光デバイ
スでは、導波路の作製寸法はフォトリソグラフィ工程の
精度で決まるため、組立を伴うバルク部品型やファイバ
型と比較して非常に優れているのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、実際に図1
0のデバイスを作製し測定を行うと偏波依存性があるこ
とが問題となった。図11(b)は図10のマッハツェ
ンダー干渉計の第2の出力の波長依存性を測定結果であ
る。水平偏波(TE)と垂直偏波(TM)とでは、中心
波長λ0がずれ、合分波機能が偏波により影響を受ける
。その原因はTEとTMで導波路の実効屈折率ncが異
なる、すなわち、導波路が複屈折性を有するためである
。本来、石英ガラスは光学的に等方性であり複屈折性を
有しないが、シリコン基板上に作製した石英系導波路に
おいては、シリコン基板からの水平方向の圧縮応力が石
英ガラスに加わるため複屈折性を生じる。
【0007】一般には、導波路の複屈折性は、導波路材
料の光学的異方性、コア形状の非対称性、などから生じ
る。導波路の複屈折性を除去するための様々な技術が研
究・開発されたが、決定的な解決方法がないのが現状で
ある。そのため、上述のマッハツェンダー干渉計を用い
た導波型光合分波器を始めとする、強度変調器、リング
共振器など様々な導波型光デバイスは、その特性が偏波
依存性を有するという問題を抱えていた。
【0008】本発明は、上記の現状を鑑みなされたもの
であり、偏波依存性の解消を解決課題とし、より実用的
な導波型光デバイスの実現を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】先に述べたようにチャン
ネル導波路の複屈折性は用いる材料や形状に起因するの
で、作製された後でこれを除去することは困難である。 そこで、本発明においては、複屈折性を除去することな
く、導波型光デバイスの偏波依存性を解消するための新
しい光回路構成を提案する。本発明の特徴は、導波路の
途中に偏波回転器を配置して、水平偏波光を垂直偏波光
に、垂直偏波光を水平偏波光に変換し、水平偏波および
垂直偏波いずれの入力信号光の成分に対しても、デバイ
ス内の光路長を等しくする。
【0010】
【作用】本発明の作用を、例として図10のマッハツェ
ンダー干渉計を用いた導波型光合分波器に適用する場合
について説明する。上述の偏波回転器を第1の光路およ
び第2の光路の中間点に配置すると、TE入力光は途中
でTM光に変わり、TM入力光は途中でTE光に変わる
ので、どちらの偏波の入力光に対しても光の位相回転量
は等しいので、入射信号光がどちらの偏波であっても干
渉計の動作に変化はない。すなわち、入射信号光に対す
る偏波依存性は解消される。このように本発明は、導波
路の途中で偏波の交換を行い、TEとTMどちらの入力
に対しても光路長を等しくできることにその特徴がある
。この作用の適用はマッハツェンダー干渉計に限定され
るものではなく、リング共振器、アレー導波路回折格子
、方向性結合器など種々の光導波回路に適用することが
可能である。
【0011】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例を示す図で、厚
さ750μmのシリコン基板1上に作製された2本のシ
ングルモード導波路から構成されるマッハツェンダー干
渉計を用いた導波型光合分波器である。導波路は、火炎
堆積法と反応性イオンエッチングにより作製された石英
系導波路である。その断面はシリコン基板上に堆積され
た厚さ50μmのクラッディングガラス膜のほぼ中央に
、寸法7μm×7μmのコアが埋設された構造である。 クラッディングとコアの比屈折率差は0.75%である
。先の2本の導波路は、第1の入力2、第2の入力3、
第1の方向性結合器4、第2の方向性結合器5、第1の
光路6、第2の光路7、第1の出力8、第2の出力9を
構成している。第1および第2の方向性結合器は分岐比
が50%である。第1および第2の光路はその長さがΔ
Lだけ異なっている。第1の光路と第2の光路の中間点
を通る直線上には幅90μm深さ300μmの溝10が
掘られている。溝の作製には、エッチングあるいは、ダ
イシングソーなどの機械加工のいずれを用いてもよい。 溝の中には光学的主軸が基板と45°の角度をなすよう
に切断された、厚さ85μmのYカット水晶板11(偏
波回転器)が埋め込まれている。水晶板の固定には、導
波路端で生じる光の反射を抑制するように導波路と屈折
率の等しい紫外線硬化樹脂を用いている。水晶板はλ/
2板として作用し、第1および第2の光路を伝搬してき
た波長1.55μmのTE光をTM光に、TM光をTE
光にという具合に、偏波面を90度回転させる。 第1の入力には光ファイバが接続される(図示省略)。 なお、第2の入力に光ファイバを接続した場合には、以
下の記述で第1の出力と第2の出力が入れ替わるだけで
、導波型光合分波器の動作には影響しない。第1の入力
からの信号光は第1の方向性結合器でその電力が等分さ
れ第1と第2の光路を独立に伝搬し、第2の方向性結合
器で再び合流した後、第1と第2の出力から取り出され
る。
【0012】本実施例の場合、図10の場合と異なり、
途中で偏波が入れ替わるために、λ0は以下の様に修正
される。入力がTEの時には、   λ0=(nc(TE)ΔL/2+nc(TM)ΔL
/2)/m    (2)入力がTMの時には   λ0=(nc(TM)ΔL/2+nc(TE)ΔL
/2/m      (3)明らかに両式の値は一致し
、中心波長λ0が偏波に依存しないことがわかる。
【0013】図2は本実施例の光合分波器の特性を示す
グラフである。特性の測定に当たっては、実際の通信系
を想定して、入力信号光にはあらゆる偏波が含まれるL
EDを用いた。横軸は信号光の波長、縦軸は第2の出力
から取り出される光の損失量である。なお、比較のため
図10に示した従来の偏波依存性を有する光合分波器の
特性を波線で示してある。実線が本実施例の場合である
。従来の場合には、偏波によりλ0が異なっていたので
ピークが2つ存在し、また、入射信号光の電力もTEと
TMの2つの成分に分配されているのでピーク波長での
損失が3dBであった。これに対して、本発明では先の
2つのピークは一致し偏波依存性が解消されている。 それにともない、従来と比較して通過帯域幅も狭くなっ
ている。損失は4dBであるが、その原因は溝を掘りλ
/2板を挿入したことにあるので、溝による損失を低減
すれば原理的には損失を0dBにすることも可能である
。その方法については後に図8で説明する。
【0014】図3は第2の実施例であり、本発明を導波
型リング共振器に適用したものである。シリコン基板1
2上には入力導波路13、リング導波路14、出力導波
路15が配置され、入力導波路とリング導波路は第1の
方向性結合器16、出力導波路とリング導波路は第2の
方向性結合器17により結合されている。導波路の寸法
、作製条件、伝搬特性等は第1の実施例と同じである。 また、リング導波路の2カ所には応力解放溝18を用い
た導波型λ/2板19(偏波回転器)が作製されている
。その詳細は図9に示してあり、機能はTEモードとT
Mモードを交換するものである。なお、リング導波路の
形状は円に限定されるものではなく、環状で閉じていれ
ばよく、このとき2つの導波型λ/2板の位置は環状導
波路の長さを2等分する位置であればその場所はどこで
もよい。
【0015】入力ファイバ20から入射した光は第1の
方向性結合器からリング導波路に入り、リング導波路の
1周の長さL(共振長)で決まる共振波長のみが第2の
方向性結合器を通じて出力導波路へと導かれ出力ファイ
バ21から取り出される。図4は、入力光の強度を1と
した時の、本実施例の出力特性(a)、および偏波回転
器のない従来型の出力特性(b)であり、横軸は波長、
縦軸は光出力(入力を1としたときの透過率)である。 リング共振器の共振波長λOは導波路の実効屈折率を考
慮した1周の長さ(実効共振長)nCLできまる。本実
施例の場合の実効共振長は、TE,TMどちらの入力に
対しても
【0016】   nCL=nC(TE)・L/2+nC(TM)・L
/2          (4)であり、共振波長λ0
は、次数をm(整数)として、λ0=nCL/m となる。従って、その特性は図4(a)のように理想的
なリング共振器の特性を示す。これに対し偏波依存性を
有する従来型(b)では、実効共振長が偏波により異な
るため、TEおよびTMに対してそれぞれ、λ0(TE
)=nC(TE)L/m          (5)λ
0(TM)=nC(TM)L/m          
(6)の2つの共振波長を有する。しかも、入力光の電
力がTEとTMの2つのモードに分配されるので出力も
最大で0.5である。
【0017】以上の説明のように本発明によれば、導波
型λ/2板を2カ所に作製することにより容易に導波型
リング共振器の偏波依存性を解消することが可能となる
。なお、導波型λ/2板の位置は図面の位置に限定され
るものではなく、リング導波路の一周長を2等分する位
置であればどこでもよい。特に、方向性結合器の中間点
に配置すると方向性結合器の偏波依存性も解消できるの
でより一層の特性向上が図れることを付記する。なお、
本実施例においては、導波型λ/2板は2カ所に作製さ
れているが本発明はこれに限定されるものではなく、偶
数個であれば同様の効果が得られることは明白である。 また、1あるいは3など奇数個の場合には、偏波依存性
解消の効果はそのままで、共振長が2倍になる。 すなわち、リング導波路の長さを1/2にすることがで
き、小型化が可能となることを付記する。
【0018】図5は本発明の第3の実施例であり、アレ
ー導波路型回折格子を用いた光合分波器に適用したもの
である。シリコン基板22上には入力導波路23、第1
のスラブ導波路24、アレー導波路25、第2のスラブ
導波路27、複数の出力導波路28が順次接続されてい
る。導波路の材質、寸法、特性などは第1の実施例と同
様である。2つのスラブ導波路はそれぞれ入力導波路あ
るいは出力導波路端を曲率中心とする扇型である。アレ
ー導波路25は長さがΔLづつ異なる複数のチャンネル
導波路26から構成されている。溝29が作製され、そ
の中にはλ/2板30(偏波回転器)が挿入されている
。溝29とλ/2板30の寸法と特性などは第1の実施
例と同様である。λ/2板30は各チャンネル導波路2
6の中間点に配置される必要があるが、各チャンネル導
波路26の中間点が1直線上に並ぶようにアレー導波路
25を左右対称に設計し、溝29が連続した1つの直線
になるようにしてある。このときλ/2板30は、アレ
ー導波路25を構成するすべてのチャンネル導波路26
を横切る長さをもつもの1枚で十分である。設計によっ
ては左右対称でない場合も有り得るが、その時には溝2
9が1直線上にないため、チャンネル導波路26の数の
λ/2板30を挿入する必要があり、作業量が増加する
のであまり好ましくない。
【0019】アレー導波路回折格子に本発明を適用した
ときの偏波依存性解消の効果は第1の実施例のマッハツ
ェンダー干渉計の場合と同様である。図6は図5の光合
分波器の損失の波長特性を示すグラフである。実線が本
発明の方法により偏波依存性を解消したアレー導波路回
折格子の場合であり、波線は偏波依存性のある従来型の
アレー導波路回折格子の場合である。従来型においては
、入射光の内TE成分とTM成分でnCが異なるため、
ピークが2つ生じている。また、入力電力がTEとTM
の2つの成分に分配されるので透過波長の損失が3dB
である。一方、本発明の場合には、偏波依存性が解消さ
れており先の2つのピークは一致している。それにとも
ない、従来と比較して通過帯域幅も狭くなっている。損
失は4dBであるが、その原因は溝を掘りλ/2板を挿
入したことにあるので、溝における損失を低減すれば原
理的には損失を0dBにすることも可能である。 その方法については後に図8で説明する。
【0020】図7は第4の実施例であり、本発明を方向
性結合器に適用したものである。シリコン基板31上に
は第1の入力導波路32、第2の入力導波路33、方向
性結合器34、第1の出力導波路35、第2の出力導波
路36が作製され、さらに方向性結合器の中間点には溝
37が作製されその中に水晶のλ/2板38(偏波回転
器)が挿入されている。本実施例で用いられている導波
路、溝、λ/2板の寸法および特性は第1の実施例と同
様である。方向性結合器の長さLは完全結合長の半分で
、このデパイスが3dBカプラ(分岐比1対1)として
動作するように設計されているが、本発明はこれに限定
されるものではなく、様々な分岐比を有する方向性結合
器に適用できる。
【0021】方向性結合器における2つの伝搬モード(
偶モードと奇モード)の実効屈折率をそれぞれne,n
oとし、偏波に応じて(TE),(TM)の添え字を付
ける。第1の入力導波路から伝搬してきた光により方向
性結合器の左端では偶モードと奇モードが励振される。 途中で偏波面が交換されるので、偶モードと奇モードの
光路長の差は以下のようになる。TE入力に対して、 (ne(TE)L/2+ne(TM)L/2)−(no
(TE)L/2+no(TM)L/2)(7)TM入力
に対して、 (ne(TM)L/2+ne(TE)L/2)−(no
(TM)L/2+no(TE)L/2)(8)であり、
両者の値は一致する。従って、分岐比に偏波依存性はな
い。方向性結合器の長さLは第7式および第8式の値が
波長の1/4になるように設定されているので、1対1
に分配された電力が第1および第2の出力導波路から取
り出される。もちろん、本発明は分岐比が1対1のもの
に限定されるものではなく、様々な分岐比のものに適用
できることは明らかである。
【0022】以上4つの実施例のうちマッハツェンダー
干渉計、アレー導波路回折格子、方向性結合器には偏波
回転器として溝に挿入したλ/2板、リング共振器には
応力解放溝を用いた導波型λ/2板を用いている。どち
らの偏波回転器を用いるかは偏波回転角の精度と損失の
どちらを優先するかによる。リング共振器の場合には損
失が大きいとフィネスが小さくなり共振そのものが劣化
するので、損失の小さい導波型λ/2を用いたのである
。もちろん、いずれの導波型光デバイスにどちらの偏波
回転器を用いても本発明の効果は有効である。
【0023】第1、第3および第4の実施例においては
、挿入したλ/2板が導波構造になっていないため、ビ
ームが広がり損失を生じている。理想的にはλ/2板の
所望の位置に屈折率の高いコアを作製し、導波構造を形
成することが望ましい。ただし、λ/2板を溝に挿入す
る際、導波路のコアとλ/2板のコアを正確に位置合わ
せする必要がある。損失低減の簡便な方法としては、図
8に示す方法が有用である。
【0024】第1には、溝付近では導波路の幅を太くす
ることが望ましい。導波路の幅を大きくすれば、ビーム
の水平方向の広がり角が小さくなり損失を抑制できる。 通常の幅を導波路40と溝近傍の幅の広い導波路42と
の接続部にはテーパ導波路41を挿入し導波路幅が変わ
るときに生じるモード変換損失を抑えるのがよい。垂直
方向に関しても同様のことが言え、40における導波膜
の厚みより、42の厚みを大きくし、その途中のテーパ
導波路では厚みを徐々に変化させるのがよい。ただし、
その作製工程が複雑である場合には全ての導波路を42
の厚さに設定してもよい。この時導波路は厚み方向に関
してマルチモードとなるが、平面基板上に作製された導
波路では光は水平方向にしか曲がらないので、伝搬中に
厚み方向の高次モードが発生する確立は低く、モーダル
ノイズは少ない。ただし、入力ファイバから導波路に光
を入れる際に、厚み方向の位置合わせを厳密に行い、高
次モードを励振しないように考慮する必要があることを
付記する。
【0025】第2に溝付近に曲線導波路39が存在する
場合には、溝と曲線導波路を直接接合することは避け、
間に直線導波路を入れることが望ましい。曲線導波路で
波面が傾いたまま導波構造のない水晶板44に光が入る
と、光の進行方向がずれて損失を生じるからである。そ
こで曲線導波路と水晶板の間に直線導波路を配置すれば
、直線導波路を伝搬する際に徐々に波面の傾きが回復さ
れ、損失を低減できるからである。
【0026】第3にλ/2板からの反射戻り光が問題に
なるような光通信システムにおいて使用される場合には
、溝43と導波路42のなす角度を90度からわずかに
傾け、反射戻り光が導波されないようにするのが望まし
い。さらには、基板に対して垂直でなく、わずかに傾け
て溝を掘っても同様の効果があることは自明である。
【0027】なお、先に述べたλ/2板中の導波構造形
成と図8に示す方法を組み合わせれば一段と損失の少な
いものが実現できることを付記する。さらに、先述の実
施例においては、λ/2板としてYカット水晶板を用い
ているが、これは水晶が波長板として実用的であり、ま
たその屈折率が導波路材料である石英ガラスに近く反射
による損失を低減できる理由からであり、本発明はこれ
に限定されるものではなく、例えば、フッ化マグネシウ
ムなどの結晶、高分子フィルム、液晶などの種々の複屈
折性を有する材料を用いることができる。なお、その表
面には導波路の屈折率と整合がとれるように無反射コー
ティングが施されていることが望ましい。また、λ/2
板の厚さとしては高次の厚いものも使用できるが、先述
のビームの広がりを考慮すると、できるだけ薄い低次の
ものを使用するのが望ましい。
【0028】また、第2の偏波回転器の例として用いた
導波型の位相板(特開昭63−147114)について
説明する。図9は上記導波型位相板の構成を示す導波路
断面図(a)および平面図(b)である。シリコン基板
45上にはクラッディングガラス46が堆積されていて
その中にコア47が埋設されている。コア近傍のクラッ
ディングガラスがエッチングにより削除され、応力解放
溝48が作製されている。応力解放溝の長さは、直交す
る2つの偏波に対してその光路長の差が波長の1/2に
なるように、すなわちλ/2板の動作をする様に設計し
てある。応力解放溝の位置及び大きさは、導波路コア近
傍で光学的主軸49が基板垂直と22.5度の角度をな
すように設計してある。TEとTMを変換、すなわち偏
波面を90度回すには主軸を45度に傾ける必要がある
が、本実施例で用いている石英系導波路では応力の関係
上これが実現できないため半分の22.5度にしてある
。そのため、1つの解放溝では偏波面を45度しか回転
できないので、図9(b)で示すように2段で合計90
度回すようにしてある。もちろん、導波路に用いる材料
系によっては1段で実現することも可能である。
【0029】この偏波回転器は第1から第4の実施例に
すべて適用でき、以下の2つの長所を有する。第1に、
応力解放溝を作製するエッチング工程は、導波路のコア
をパターニングするエッチング工程と同一のものを使用
できるので、作製コストを低減できる。第2に、偏波回
転器内の導波路はそれ以外の導波路と連続していて同一
のものであり、接続部における損失がない。
【0030】以上、本発明をマッハツェンダー干渉計、
リング共振器、アレー導波路回折格子、方向性結合器に
適用した4つの実施例について説明したが、本発明はこ
れらに限定されるものではなく、様々な導波型光デパイ
スの偏波依存性解消に適用することが可能である。特に
、強い偏波依存性が問題となっていた、ニオブ酸リチウ
ム基板上のマッハツェンダー干渉計型強度変調器などに
は有用であろう。また、本発明の実施例においては、導
波路材料としてシリコンウェーハ上の石英ガラスを用い
ているが、これは石英系ガラスが最も実用的な材料であ
るためであり、本発明はこれに限定されるものではなく
、種々の導波路系でも同様の偏波依存性解消効果が得ら
れることは明らかである。また、本実施例においては、
シリコン基板1上のマッハツェンダー干渉計、シリコン
基板12上のリング共振器、シリコン基板22上のアレ
ー導波路回折格子、シリコン基板31上の方向性結合器
に、それぞれ偏波回転器が設けられているが、これらは
、全て同一のシリコン基板上に設けても良い。
【0031】なお、本発明は導波路の中間点で偏波を交
換し偏波による位相ずれをキャンセルすることを特徴と
しているため、中間点を境として前半と後半の導波路の
複屈折値が等しい必要がある。シリコン基板上に作製さ
れた石英系導波路の複屈折性は基板からの圧縮応力によ
るものであり、ウェーハ内で同心円状の複屈折値のばら
つきが生じることが考えられる。この点を考慮すると、
偏波回転器を配置する位置が複屈折分布の対称中心(例
えばウェーハの中心)になるように、導波路のレイアウ
トを決める必要があることを付記する。導波路としてニ
オブ酸リチウムなどの結晶を用いた場合には、シリコン
基板上の石英系導波路ほどの複屈折分布はないが、結晶
の不均一性を考慮すれば、やはりウェーハの中心に偏波
回転器が配置されるようにレイアウトするのが望ましい
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
導波路の途中に設置された偏波回転器によりTEモード
とTMモードを交換し、偏波依存性のない種々の導波型
光デパイスを容易に作製することが可能となる。導波型
光デパイスの偏波依存性は導波路の複屈折性に依存する
ものであり、従来、偏波依存性解消のため複屈折性の除
去に力が注がれてきた。しかしながら、複屈折性は導波
路材料の固有の性質でもあり、その除去には複雑な工程
を必要とするので実用的な方法とは言い難かった。これ
に対し本発明の方法は、従来の方法とは異なり複屈折性
を除去するのではなく、偏波を交換し偏波依存性をキャ
ンセルするという極めて巧みな方法であり、その基本原
理はすべての導波型光デパイスに適用が可能である。し
かも、溝を掘りλ/2板を挿入する、応力解放溝を掘る
などきわめて容易な方法で作製でき、その作製コストは
極めて低い。
【0033】実際の光通信システムでは、伝送路の偏波
を一定に保つことは困難であるため、光デパイスは偏波
の影響を受けないことが必須条件である。本発明によれ
ば、低価格で量産が可能な偏波無依存の導波型光デパイ
スを提供することが可能になり、光通信システムを構築
する上で多大な効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるマッハツェンダー干渉計を用いた
導波型光合分波器を示す図。
【図2】第1図の導波型光合分波器の分波特性を示すグ
ラフ。
【図3】本発明による導波型リング共振器を示す図。
【図4】第2図の導波型リング共振器の特性を示すグラ
フ。
【図5】本発明によるアレー導波路回折格子を用いた導
波型光合分波器を示す図。
【図6】第3図の導波型光合分波器の分波特性を示すグ
ラフを示す図。
【図7】本発明による導波型方向性結合器を示す図。
【図8】本発明における、第1の偏波回転器の詳細図。
【図9】本発明における、第2の偏波回転器の詳細図。
【図10】従来のマッハツェンダー干渉計を用いた導波
型光合分波器を示す図。
【図11】第10図の導波型光合分波器の特性を示すグ
ラフ。である。
【符号の説明】
1  シリコン基板 2  第1の入力導波路 3  第2の入力導波路 4  第1の方向性結合器 5  第2の方向性結合器 6  第1の光路 7  第2の光路 8  第1の出力導波路 9  第2の出力導波路 10  溝 11  水晶板 12  シリコン基板 13  入力導波路 14  リング導波路 15  出力導波路 16  第1の方向性結合器 17  第2の方向性結合器 18  応力解放溝 19  導波型λ/2板 20  入力ファイバ 21  出力ファイバ 22  シリコン基板 23  入力導波路 24  第1のスラブ導波路 25  アレー導波路 26  チャンネル導波路 27  第2のスラブ導波路 28  出力導波路 29  溝 30  水晶板 31  シリコン基板 32  第1の入力導波路 33  第2の入力導波路 34  方向性結合器 35  第1の出力導波路 36  第2の出力導波路 37  溝 38  水晶板 39  曲線導波路 40  第1の直線導波路 41  テーパ導波路 42  第2の直線導波路 43  溝 44  水晶板 45  シリコン基板 46  クラッディングガラス 47  コア 48  応力解放溝 49  光学的主軸 50  シリコン基板 51  第1の入力導波路 52  第2の入力導波路 53  第1の方向性結合器 54  第2の方向性結合器 55  第1の光路 56  第2の光路 57  第1の出力導波路 58  第2の出力導波路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  基板上に作製された1本あるいは2本
    以上の複屈折性を有する導波路から構成される導波型光
    デバイスにおいて、水平偏波を垂直偏波に、垂直偏波を
    水平偏波に変換せしめる偏波回転器を、水平偏波入力光
    に対する光路長と垂直偏波入力光に対する光路長とが等
    しくなるように、該導波路の途中に1個あるいは2個以
    上設置したことを特徴とする偏波無依存導波型光デバイ
    ス。
  2. 【請求項2】  上記偏波回転器が、導波路に対し垂直
    あるいはそれに近い角度を有し該導波路を横断するよう
    に掘られた溝に、その光学的主軸が導波路基板と45度
    の角度をなすように設置されたλ/2板であることを特
    徴とする請求項1記載の偏波無依存導波型光デバイス。
  3. 【請求項3】  上記偏波回転器が、導波路近傍に作製
    された応力解放溝を有する導波型のλ/2板であること
    を特徴とする請求項1記載の偏波無依存導波型光デバイ
    ス。
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