JPH09325259A - レンズ待機位置を設けたカメラのパルスモータ制御装置 - Google Patents

レンズ待機位置を設けたカメラのパルスモータ制御装置

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JPH09325259A
JPH09325259A JP13993496A JP13993496A JPH09325259A JP H09325259 A JPH09325259 A JP H09325259A JP 13993496 A JP13993496 A JP 13993496A JP 13993496 A JP13993496 A JP 13993496A JP H09325259 A JPH09325259 A JP H09325259A
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JP
Japan
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shooting
focus lens
pulse motor
distance measurement
focus
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JP13993496A
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Daisuke Hata
大介 畑
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続撮影、多重露出撮影モードの場合、撮影
毎にフォーカスレンズを基準位置に駆動する絶対位置駆
動を、現在のフォーカスレンズ位置から次のフォーカス
レンズ位置まで駆動する相対位置駆動に変更してパルス
モータの駆動時間を短縮するレンズ待機位置を設けたカ
メラのパルスモータ制御装置を得る。 【解決手段】 連続撮影、多重露出撮影とシングル撮影
を選択できる設定手段、測距装置4、シングル撮影に設
定されているときまたは連続撮影、多重露出撮影スター
ト当初に、測距装置4の測距値よりフォーカスレンズ待
機位置から測距値までのフォーカスレンズ移動量を求め
る演算手段1、連続撮影スタート以降に、測距装置の測
距値より現在のフォーカスレンズ位置から測距値までの
フォーカスレンズ移動量を求める演算手段1、演算手段
1より求めたフォーカスレンズ移動量分フォーカスレン
ズを駆動する手段5を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パルスモータの基
準信号を電気的に検出してレンズ駆動を行うと共にレン
ズ待機位置を設けたカメラのパルスモータ制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年のカメラの多くは、モータによって
撮影レンズをピント位置まで繰り出すようになってい
る。また、モータ駆動による連続撮影モードを有するカ
メラもある。特開平4−42136号公報記載の発明は
その一例で、連写撮影モードを選択した場合、撮影レン
ズを合焦位置へ移動し、シャッター羽根を適宜回数開閉
させた後、撮影レンズを初期位置まで復帰させることに
より、高速での連写を可能にしたものである。
【0003】また、本出願人の出願にかかる特願平7−
135277号の発明は、制御基準とレンズ待機位置を
設け、レンズ待機位置からレンズを繰り出しまた待機位
置まで戻すようにして、レンズ繰り出し時間、レンズ戻
し時間を短くしたレンズ待機位置を設けたカメラのパル
スモータ制御方法に関するものである。
【0004】レンズシャッタカメラなどのTTL−AF
でないカメラでは、フォーカスレンズをパルスモータで
駆動する場合、パルスモータの基準位置をフォトインタ
ラプターなどで検出し、基準位置での検出信号波形の変
化をトリガにしてフォーカスレンズの駆動を制御する方
法がよく用いられている。
【0005】通常の撮影においては、パルスモータの駆
動エラーがあった場合をリセットするために、フォーカ
スレンズが駆動される毎に、基準位置に至るまでパルス
モータを駆動し、上記トリガを検出して次のレリーズに
備える。パルスモータには、その基準位置からフォーカ
スレンズ合焦位置まで駆動するのに必要な数のパルスが
入力され、フォーカスレンズはフォーカス位置まで駆動
される。ここでは、このようなフォーカスレンズ駆動方
法を絶対位置駆動とする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】連写やアクションモー
ドなどのように連続して撮影されるモードの場合には、
それぞれの連続撮影画像の合焦位置は近い可能性が高い
ので、上記のような絶対位置駆動ではレリーズ毎に基準
位置から合焦位置まで駆動しかつ基準位置に戻ることに
なるため、レリーズごとにほぼ同じだけフォーカスレン
ズ駆動時間がかかってしまい、単位時間当たりの撮影画
像数を多くすることは困難である。また、類似の技術と
して特開平7−135277号公報記載の発明もある
が、この発明は、シングル撮影時には、レリーズタイミ
ングを短くできるが、連写モードでのレリーズタイミン
グは従来のカメラと変わりない。
【0007】本発明は、かかる従来技術に鑑みてなされ
たもので、連写やアクションモードなどのように連続し
て撮影されるモードの場合には、撮影毎にフォーカスレ
ンズを基準位置に駆動してパルスモータの駆動エラーを
リセットする上記絶対位置駆動を変更し、今回のレリー
ズ時の合焦位置である現在のフォーカスレンズ位置か
ら、次のレリーズ合焦位置のフォーカスレンズ位置まで
駆動する相対位置駆動にすることで、パルスモータの駆
動時間を短縮することができるレンズ待機位置を設けた
カメラのパルスモータ制御装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
連続撮影とシングル撮影を選択できる設定手段、測距装
置、上記設定手段がシングル撮影に設定されていると
き、または、連続撮影スタート当初に、上記測距装置の
測距値より上記フォーカスレンズ待機位置から測距値ま
でのフォーカスレンズ移動量を求める演算手段、連続撮
影スタート以降に、上記測距装置の測距値より現在のフ
ォーカスレンズ位置から測距値までのフォーカスレンズ
移動量を求める演算手段、上記演算手段より求めたフォ
ーカスレンズ移動量分フォーカスレンズを駆動する手
段、を有することを特徴とする。連写時に、フォーカス
レンズの駆動を連続撮影スタート当初は絶対位置駆動と
し、以後相対位置駆動に切り替えるもので、これによ
り、連写速度を向上させてレリーズタイミングを短くす
ることができる。
【0009】請求項2記載の発明は、多重露出撮影とシ
ングル撮影を選択できる設定手段、測距装置、上記設定
手段がシングル撮影に設定されているときまたは、多重
露出撮影スタート当初に、上記測距装置の測距値より上
記フォーカスレンズ待機位置から測距値までのフォーカ
スレンズ移動量を求める演算手段、多重露出撮影スター
ト以降に、上記測距装置の測距値より現在のフォーカス
レンズ位置から測距値までのフォーカスレンズ移動量を
求める演算手段、上記演算手段より求めたフォーカスレ
ンズ移動量分フォーカスレンズを駆動する手段、を有す
ることを特徴とする。多重露出、例えば夜景を背景にし
て特定の被写体を撮影するスーパー夜景撮影、ソフトフ
ォーカス撮影などの時に、フォーカスレンズの移動制御
を多重露出撮影スタート当初は絶対移動制御とし、以後
相対移動制御に切り替えて行うもので、これにより、多
重露出速度を向上させてレリーズの時間間隔を短くする
ことができる。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明において、連写撮影、または多重露出撮影終
了時にパルスモータの基準信号を検出してフォーカスレ
ンズをフォーカスレンズ待機位置まで駆動する手段を有
することを特徴とする。連写、多重露出終了時には、フ
ォーカスレンズ基準位置を検出することで、万が一連
写、多重露出実行時のフォーカスレンズの相対移動によ
りフォーカスレンズ基準位置(絶対位置)からズレが生
じたとしても、連写、多重露出終了(レリーズOFF)
時に再度基準位置にリセットされるので、ズレが修正さ
れる。
【0011】公知の技術では、1台のモータでシャッタ
ー駆動とフォーカス駆動を行うが、本発明では、シャッ
ター駆動とフォーカス駆動は別の駆動装置が行う。公知
の技術では、連写時にフォーカス駆動は最初の1回のみ
行い、そのフォーカス位置でシャッターを適宜回数駆動
するようになっているが、本発明は、ノーマル撮影時と
同様に、シャッターレリーズ毎に毎回フォーカス駆動さ
れ、最初の1回のみが絶対位置駆動、すなわち基準位置
から合焦位置まで駆動して撮影し、その後は相対位置駆
動、すなわち、現在位置(基準位置ではなく)から目標
位置までの差を移動量として駆動し撮影するもので、ノ
ーマル撮影と連写とではフォーカス駆動方法が異なる点
が特徴の一つとなっている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
にかかるレンズ待機位置を設けたカメラのパルスモータ
制御装置の実施の形態について説明する。図1は本発明
の実施の形態を示すもので、この実施の形態は、各種の
演算や制御が行われるCPU1を中心として構成されて
いる。CPU1には、ストロボ回路6が接続されてい
る。ストロボ回路6とCPU1とのインターフェイス
は、充電電圧検出、発光制御であり、メインコンデンサ
の充電が発光可能な電圧に達したときその検出信号がC
PU1に入力され、CPU1側からは同期発光信号、発
行停止信号がストロボ回路6に入力される。
【0013】CPU1にはAE(自動露出制御)回路2
が接続されている。AE回路2とCPU1とのインター
フェイスは測光情報であり、AE回路2から測光情報が
CPU1に入力され、CPU1は測光情報に基づいてシ
ャッタ回路3を制御する。CPU1にはシャッタ回路3
が接続されている。シャッタ回路3とCPU1とのイン
ターフェイスは、シャッタ駆動信号、シャッタトリガー
信号であり、シャッタトリガー信号によってシャッタ回
路3がシャッタをレリーズし、シャッタ駆動信号がCP
U1に入力される。
【0014】CPU1には測距装置としてのAF(オー
トフォーカス)回路4が接続されている。AF回路4と
CPU1とのインターフェイスは、測距情報である。C
PU1は、測距情報が入力されると、次に説明するフォ
ーカスレンズ駆動回路5を制御して、フォーカスレンズ
を測距情報に応じた位置まで駆動する。CPU1にはフ
ォーカスレンズ駆動回路5が接続されている。フォーカ
スレンズ駆動回路5とCPU1とのインターフェイス
は、フォーカスレンズ駆動信号、フォーカスレンズ基準
位置信号である。フォーカスレンズが基準位置に至った
とき基準位置信号がCPU1に入力される。CPU1で
はフォーカスレンズを合焦位置まで移動させるのに必要
なフォーカスレンズ移動量を演算し、その結果をフォー
カスレンズ駆動信号としてフォーカスレンズ駆動回路5
に入力する。
【0015】CPU1にはLCD(液晶ディスプレイ)
7が接続されている。LCD7は、CPU1からの情報
信号により、設定された撮影モードなどのカメラ情報を
表示する。CPU1にはまた、スイッチ部8が接続され
ている。スイッチ部8はレリーズ釦に連動したレリーズ
スイッチ、連続撮影と通常のシングル撮影を選択して設
定することができ、また、多重露出撮影と通常のシング
ル撮影を選択して設定することができる設定手段として
の撮影モード設定スイッチなど、各種のカメラ操作スイ
ッチからなり、その操作による信号がCPU1に入力さ
れる。
【0016】CPU1は、スイッチ部8からなる設定手
段が通常のシングル撮影に設定されているとき、また
は、連続撮影スタート当初に、AF回路4の測距値より
フォーカスレンズ待機位置から測距値までのフォーカス
レンズ移動量を求める演算手段、および、連続撮影スタ
ート以降に、AF回路4の測距値より現在のフォーカス
レンズ位置から測距値までのフォーカスレンズ移動量を
求める演算手段をなしている。
【0017】次に、上記実施の形態の動作を説明する。
まず、レリーズ処理動作を図2を参照しながら説明す
る。レリーズによりまずイニシャルリセットが行われ、
次にフイルムパトローネに記されているDXコードに従
ってフイルム感度設定、撮影枚数設定等のDX処理が行
われる。続いて、測光、測距が行われ、測光結果に基づ
きAE(自動露出)演算、測距結果に基づきAF(オー
トフォーカス)演算が行われ、さらに、ストロボ処理、
FM(フラッシュマチック)演算、フォーカス処理の順
に行われる。
【0018】次に、上記フォーカス処理について、連写
撮影モードフォーカス処理、スーパー夜景撮影モードや
ソフトフォーカス撮影モードなどの多重露出撮影モード
フォーカス処理に分けて説明する。図3は、連写撮影モ
ードフォーカス処理のフローを示す。図3において、ま
ず、連写撮影モードかどうかどうかを判断し、連写撮影
モードでなければ、また、連写撮影モードであっても連
写撮影スタート当初であれば、基準位置からのパルスモ
ータ駆動パルス数を測距値から演算する。一方、連写撮
影モードであって、連写撮影スタート当初でなければ、
基準位置からではなく、現在のパルスモータ位置からの
パルスモータ駆動パルス数を測距値から演算する。これ
らの演算結果に基づきその演算値によりパルスモータを
駆動し、シャッタを開閉して撮影を行う。
【0019】続いて、連写撮影モードかどうか判断し、
連写撮影モードでなければ、または連写撮影モードであ
っても連写撮影終了であれば、基準位置までパルスモー
タを戻し、次のレリーズに備える。連写撮影モードであ
って連写撮影がまだ終了していなければ、基準位置から
現パルスモータ位置までのパルス数を記憶し、測光、測
距、AE演算、AF演算、ストロボ処理、FM演算を行
い、前述の現在のパルスモータ位置からのパルスモータ
駆動パルス数を測距値から演算するステップに戻る。
【0020】このように、連続撮影と通常のシングル撮
影を選択できる設定手段が通常のシングル撮影に設定さ
れているとき、または、連続撮影モードに設定されてい
て、連続撮影スタート当初である場合は、フォーカスレ
ンズを駆動するパルスモータを基準位置から合焦位置ま
で駆動する絶対位置駆動を行い、連続撮影スタート後は
現在のパルスモータ位置から合焦位置まで駆動する相対
位置駆動に切り換えて連続撮影を行う。従って、連続撮
影スタート後は、撮影ごとにパルスモータを基準位置ま
で戻す必要がないから、連写速度を向上させることがで
き、レリーズタイミングを逃す可能性を少なくすること
ができる。
【0021】図5は、以上のような連写モードでのレン
ズ位置の変化を線で示したもので、当初はレンズを待機
位置からスタートし、複数回シャッタが開閉して連写が
行われ、連写終了後は一旦ホームポジションに戻ったあ
と待機位置まで移動して次の撮影に備えるようになって
いることがわかる。パルスモータの基準位置は、フォー
カスレンズのホームポジション近くにある。また、連写
モードでの一つの撮影と次の撮影との間でレンズが移動
してその都度被写体に合焦し、常時動いている被写体に
対してもそれに追随して合焦していることがわかる。
【0022】次に、多重露出撮影モードの一つであるス
ーパー夜景撮影モードでのフォーカス動作について図4
を参照しながら説明する。図4において、スーパー夜景
撮影モードの場合、AE演算結果、AF演算結果、FM
演算結果を記憶し、AF演算値を無限に設定しかつスト
ロボ発光禁止に設定して、基準位置からのパルスモータ
駆動パルス数を測距値から演算する。次に、演算値によ
りパルスモータを駆動するステップにいき、上記パルス
モータ駆動パルス数の演算値によりパルスモータを駆動
し、シャッタを開閉して撮影を行う。この撮影は、夜景
を撮影するためのものであって、上記のようにAF演算
値が無限に設定されており、かつ、ストロボ発光禁止に
設定されている。一方、スーパー夜景撮影モードではな
い場合は、AF演算値を無限に設定したりストロボ発光
禁止に設定することなく、直ちに上記基準位置からのパ
ルスモータ駆動パルス数を測距値から演算するステップ
にいく。
【0023】続いて、スーパー夜景撮影モードではな
く、または、スーパー夜景撮影モードであっても、スー
パー夜景撮影スタート最初でなければ、基準位置までパ
ルスモータを戻し、次のレリーズに備える。スーパー夜
景撮影モードであり、かつ、スーパー夜景撮影スタート
最初であれば、基準位置から現在のパルスモータ位置ま
でのパルス数を記憶し、さらに、記憶したAE演算結
果、AF演算結果、FM演算結果を復元し、次にAE演
算値をストロボリミッタ秒時に設定し、かつ、ストロボ
発光に設定し、現在のパルスモータ位置からのパルスモ
ータ駆動パルス数を測距値から演算する。そのあと前記
演算値によりパルスモータを駆動するステップに戻り、
演算された上記パルスモータ駆動パルス数によってパル
スモータを駆動して被写体に合焦し、シャッタを開閉し
て2回目の撮影を行う。この2回目の撮影は特定の被写
体に合焦し、ストロボリミッタ秒時で発光し撮影が行わ
れる。このようにして、夜景と特定の被写体とが一つの
画面に重ねて映し込まれる。
【0024】このように、多重露出撮影とシングル撮影
を選択できる設定手段が通常のシングル撮影に設定され
ているとき、または、多重露出撮影スタート当初は、所
定のフォーカスレンズ待機位置から測距値までフォーカ
スレンズを移動させる絶対位置駆動を行い、そのあと
は、現在のパルスモータ位置から合焦位置まで駆動する
相対位置駆動に切り換えて連続撮影を行う。
【0025】次の表は、スーパー夜景撮影モードでの撮
影の例を示す。被写体輝度はLv5.5未満で、被写体
距離は6m未満である。
【0026】上記スーパー夜景撮影モードに近似の撮影
モードによって、ソフトフォーカス撮影を行うことがで
きる。例えば、第1回目は被写体に合焦して撮影し、第
2回目は被写体距離を例えば30cmというように実際
の被写体距離よりも至近距離に設定して撮影し、意図的
にピントをずらした被写体像を重ねて撮影する。ここ
で、第1回目の撮影時はストロボを低輝度で自動発光さ
せ、第2回目の撮影時はストロボの発光を禁止する。次
の表はこのソフトフォーカス撮影の例を示す。
【0027】このように、多重露出撮影とシングル撮影
を選択できる設定手段が通常のシングル撮影に設定され
ているとき、または、多重露出撮影スタート当初は、所
定のフォーカスレンズ待機位置から測距値までフォーカ
スレンズを移動させる絶対位置駆動を行い、そのあと
は、現在のパルスモータ位置から合焦位置まで駆動する
相対位置駆動に切り換えて連続撮影を行うため、多重露
出スタート後は、撮影ごとにパルスモータを基準位置ま
で戻す必要がなく、多重露出速度を向上させてレリーズ
間隔を短くすることができ、多重露出撮影にかかる時間
を短縮することができる。特にソフトフォーカス撮影の
場合は、1回目の被写体位置と2回目の被写体位置との
ずれを少なくすることができる利点がある。前に説明し
たような連続撮影でなくても多重露出撮影においても撮
影にかかる時間を短くできる。
【0028】以上説明した本発明の実施の形態では、連
写モードでの撮影終了時、または多重露出モードでの撮
影終了時にフォーカスレンズの基準位置を検出し、基準
位置までパルスモータを戻すため、連写モードでの撮影
や多重露出モードでの撮影でフォーカスレンズの相対位
置駆動によって万一パルスモータが基準位置からずれた
としても、レリーズオフによって一連の連写または多重
露出終了時に再度基準位置にリセットされるので、一時
的な基準位置のずれが修正され、レリーズオフした後、
次の撮影に悪影響を与えることはない。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、連続撮影
と通常のシングル撮影を選択できる設定手段が通常のシ
ングル撮影に設定されているとき、または、連続撮影モ
ードに設定されていて、連続撮影スタート当初である場
合は、フォーカスレンズを駆動するパルスモータを基準
位置から合焦位置まで駆動する絶対位置駆動を行い、連
続撮影スタート後は現在のパルスモータ位置から合焦位
置まで駆動する相対位置駆動に切り換えて連続撮影を行
う。従って、連続撮影スタート後は、撮影ごとにパルス
モータを基準位置まで戻す必要がないから、連写速度を
向上させることができ、レリーズタイミングを逃す可能
性を少なくすることができる。
【0030】請求項2記載の発明によれば、多重露出撮
影とシングル撮影を選択できる設定手段が通常のシング
ル撮影に設定されているとき、または、多重露出撮影ス
タート当初は、所定のフォーカスレンズ待機位置から測
距値までフォーカスレンズを移動させる絶対位置駆動を
行い、そのあとは、現在のパルスモータ位置から合焦位
置まで駆動する相対位置駆動に切り換えて連続撮影を行
うため、多重露出スタート後は、撮影ごとにパルスモー
タを基準位置まで戻す必要がなく、多重露出速度を向上
させてレリーズ間隔を短くすることができ、多重露出撮
影にかかる時間を短縮することができる。特にソフトフ
ォーカス撮影の場合は、1回目の被写体位置と2回目の
被写体位置とのずれを少なくすることができる利点があ
る。
【0031】請求項3記載の発明によれば、連写モード
での撮影終了時、または多重露出モードでの撮影終了時
にフォーカスレンズの基準位置を検出し、基準位置まで
パルスモータを戻すため、連写モードでの撮影や多重露
出モードでの撮影でフォーカスレンズの相対位置駆動に
よって万一パルスモータが基準位置からずれたとして
も、レリーズオフによって一連の連写または多重露出終
了時に再度基準位置にリセットされるので、一時的な基
準位置のずれが修正され、レリーズオフした後、次の撮
影に悪影響を与えることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるレンズ待機位置を設けたカメラ
のパルスモータ制御装置の実施の形態を示すブロック図
である。
【図2】同上実施の形態のレリーズ処理動作を示すフロ
ーチャートである。
【図3】同上実施の形態の連写撮影モードフォーカス処
理動作を示すフローチャートである。
【図4】多重露出撮影モードフォーカス処理動作を示す
フローチャートである。
【図5】上記実施の形態の連続撮影動作によるフォーカ
スレンズの移動の様子をしめす線図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 AE回路 3 シャッタ回路 4 AF回路 5 フォーカスレンズ駆動回路 6 ストロボ回路 7 LCD 8 スイッチ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルスモータ基準信号を電気的に検出し
    てフォーカスレンズ駆動を行うフォーカスレンズ待機位
    置を設けたカメラにおいて、 連続撮影とシングル撮影を選択できる設定手段、 測距装置、 上記設定手段がシングル撮影に設定されているとき、ま
    たは、連続撮影スタート当初に、上記測距装置の測距値
    より上記フォーカスレンズ待機位置から測距値までのフ
    ォーカスレンズ移動量を求める演算手段、 連続撮影スタート以降に、上記測距装置の測距値より現
    在のフォーカスレンズ位置から測距値までのフォーカス
    レンズ移動量を求める演算手段、 上記演算手段より求めたフォーカスレンズ移動量分フォ
    ーカスレンズを駆動する手段、 を有してなるレンズ待機位置を設けたカメラのパルスモ
    ータ制御装置。
  2. 【請求項2】 パルスモータ基準信号を電気的に検出し
    てフォーカスレンズ駆動を行うフォーカスレンズ待機位
    置を設けたカメラにおいて、 多重露出撮影とシングル撮影を選択できる設定手段、 測距装置、 上記設定手段がシングル撮影に設定されているとき、ま
    たは、多重露出撮影スタート当初に、上記測距装置の測
    距値より上記フォーカスレンズ待機位置から測距値まで
    のフォーカスレンズ移動量を求める演算手段、 多重露出撮影スタート以降に、上記測距装置の測距値よ
    り現在のフォーカスレンズ位置から測距値までのフォー
    カスレンズ移動量を求める演算手段、 上記演算手段より求めたフォーカスレンズ移動量分フォ
    ーカスレンズを駆動する手段、 を有してなるレンズ待機位置を設けたカメラのパルスモ
    ータ制御装置。
  3. 【請求項3】 連写撮影、または多重露出撮影終了時に
    パルスモータの基準信号を検出してフォーカスレンズを
    フォーカスレンズ待機位置まで駆動する手段を有してな
    る請求項1または2記載のレンズ待機位置を設けたカメ
    ラのパルスモータ制御装置。
JP13993496A 1996-06-03 1996-06-03 レンズ待機位置を設けたカメラのパルスモータ制御装置 Pending JPH09325259A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007219189A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Fujinon Corp レンズ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007219189A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Fujinon Corp レンズ装置

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