JPH09325025A - 測距装置 - Google Patents
測距装置Info
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- JPH09325025A JPH09325025A JP14302996A JP14302996A JPH09325025A JP H09325025 A JPH09325025 A JP H09325025A JP 14302996 A JP14302996 A JP 14302996A JP 14302996 A JP14302996 A JP 14302996A JP H09325025 A JPH09325025 A JP H09325025A
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- Japan
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- lens
- light
- lens system
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- Measurement Of Optical Distance (AREA)
- Focusing (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ワイドとテレの切り換えが可能な測距装置に
おいて、レンズの厚みが薄く、測距用レンズ系の占める
体積が小さくできる投光角の可変なレンズ系。 【解決手段】 発光手段と、その発光手段から発する光
を被写体に向けて投射する投光レンズ系と、被写体によ
る反射光を集光する受光レンズ系と、その光を検知する
検出手段とを有する測距装置において、投光レンズ系あ
るいは受光レンズ系は、マスターレンズMLにコンバー
ターレンズCLを付加して焦点距離を変えものであり、
マスターレンズMLあるいはコンバーターレンズCL
は、両面が平面にて構成され、その中の少なくとも1面
が回折面にて構成された回折型光学素子を有する。
おいて、レンズの厚みが薄く、測距用レンズ系の占める
体積が小さくできる投光角の可変なレンズ系。 【解決手段】 発光手段と、その発光手段から発する光
を被写体に向けて投射する投光レンズ系と、被写体によ
る反射光を集光する受光レンズ系と、その光を検知する
検出手段とを有する測距装置において、投光レンズ系あ
るいは受光レンズ系は、マスターレンズMLにコンバー
ターレンズCLを付加して焦点距離を変えものであり、
マスターレンズMLあるいはコンバーターレンズCL
は、両面が平面にて構成され、その中の少なくとも1面
が回折面にて構成された回折型光学素子を有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回折現象に基づく
レンズ作用を持った回折面を有する回折型光学素子(以
下、Diffractive Optical Ele
mentを略してDOEと称する。)を用いた測距装置
に関するものであり、特に、赤外光を被写体に向けて投
光し、被写体よりの反射光を受光して被写体までの距離
を測定するアクティブ方式の測距装置に利用される光学
系に関するものである。
レンズ作用を持った回折面を有する回折型光学素子(以
下、Diffractive Optical Ele
mentを略してDOEと称する。)を用いた測距装置
に関するものであり、特に、赤外光を被写体に向けて投
光し、被写体よりの反射光を受光して被写体までの距離
を測定するアクティブ方式の測距装置に利用される光学
系に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、赤外光を被写体に向けて投光
し、その反射光を検出して距離を測定するいわゆるアク
ティブ方式の測距装置はよく知られており、すでに多く
の製品にも応用されている。この方式は、投光レンズ系
を通して被写体に向けて赤外光を投射し、投光レンズ系
から一定距離、すなわち基線長だけ離れて設けられた受
光レンズ系を介して検出装置にて被写体からの反射光を
受光する。そして、検出装置上の位置情報から被写体ま
での距離を算出する手法である。
し、その反射光を検出して距離を測定するいわゆるアク
ティブ方式の測距装置はよく知られており、すでに多く
の製品にも応用されている。この方式は、投光レンズ系
を通して被写体に向けて赤外光を投射し、投光レンズ系
から一定距離、すなわち基線長だけ離れて設けられた受
光レンズ系を介して検出装置にて被写体からの反射光を
受光する。そして、検出装置上の位置情報から被写体ま
での距離を算出する手法である。
【0003】以下、図1を参照にしてこの方式を具体的
に説明する。図1はアクティブ方式の測距装置の要部を
示すブロック図である。図において、11は赤外発光ダ
イオード(以下、IREDと称す。)、11aは赤外発
光ダイオード11の制御部、12は赤外発光ダイオード
11から発せられた光を投射する投光レンズ系、13は
被写体、14は被写体13からの反射光を集光する受光
レンズ系、15は集光された光の位置検出装置(以下、
PSDと称す。)、16は距離算出手段、17は合焦用
レンズの位置演算等を行う制御手段、18は駆動ドライ
バー、19は駆動モーターである。IRED11として
は、図示のように発光部を曲率の付いた樹脂製のパッケ
ージにて覆ったもの、あるいは発光部を平面状の樹脂製
パッケージにて覆ったもの等がある。また、制御手段1
7にはCPUが内蔵されており、その出力はドライバー
18によるレンズ合焦繰り出しのための動力源となるモ
ーター19を駆動する。
に説明する。図1はアクティブ方式の測距装置の要部を
示すブロック図である。図において、11は赤外発光ダ
イオード(以下、IREDと称す。)、11aは赤外発
光ダイオード11の制御部、12は赤外発光ダイオード
11から発せられた光を投射する投光レンズ系、13は
被写体、14は被写体13からの反射光を集光する受光
レンズ系、15は集光された光の位置検出装置(以下、
PSDと称す。)、16は距離算出手段、17は合焦用
レンズの位置演算等を行う制御手段、18は駆動ドライ
バー、19は駆動モーターである。IRED11として
は、図示のように発光部を曲率の付いた樹脂製のパッケ
ージにて覆ったもの、あるいは発光部を平面状の樹脂製
パッケージにて覆ったもの等がある。また、制御手段1
7にはCPUが内蔵されており、その出力はドライバー
18によるレンズ合焦繰り出しのための動力源となるモ
ーター19を駆動する。
【0004】このような測距装置はいわゆる三角測距の
原理に基づくものであるが、測距範囲を画面中央しか持
っていない場合、もし主要被写体が画面中央にないと、
測距装置は他の被写体あるいは背景、多くの場合遠方に
合焦するため、いわゆる中抜けの状態になり、主要被写
体はピンボケ写真となってしまう。このような欠点を補
うために、測距用の投射光を複数用い、画面内の複数の
範囲を測距できるようにしたいわゆる多点測距と呼ばれ
る技術が提案されている。具体的には、発光部を複数個
用意して1個のレンズから複数の投射光を得る方法や、
曲率の異なった複数の面に分割されたレンズで1個の発
光部から複数の投射光を得る方法等が知られている。何
れにしても単焦点カメラの場合は、このような方法で十
分に中抜けを防止できるが、ズームあるいはテレ・ワイ
ド切換えのような変倍を行うカメラになると画角が変化
するため、それに合わせて投光角(中心の投射光と周辺
の投射光がなす角度)も変えることが必要になる。この
ような要望を満たすために、例えば投射光を5個や7個
と多く用意しておいて、それらを選択的に使用する方法
も提案されている。
原理に基づくものであるが、測距範囲を画面中央しか持
っていない場合、もし主要被写体が画面中央にないと、
測距装置は他の被写体あるいは背景、多くの場合遠方に
合焦するため、いわゆる中抜けの状態になり、主要被写
体はピンボケ写真となってしまう。このような欠点を補
うために、測距用の投射光を複数用い、画面内の複数の
範囲を測距できるようにしたいわゆる多点測距と呼ばれ
る技術が提案されている。具体的には、発光部を複数個
用意して1個のレンズから複数の投射光を得る方法や、
曲率の異なった複数の面に分割されたレンズで1個の発
光部から複数の投射光を得る方法等が知られている。何
れにしても単焦点カメラの場合は、このような方法で十
分に中抜けを防止できるが、ズームあるいはテレ・ワイ
ド切換えのような変倍を行うカメラになると画角が変化
するため、それに合わせて投光角(中心の投射光と周辺
の投射光がなす角度)も変えることが必要になる。この
ような要望を満たすために、例えば投射光を5個や7個
と多く用意しておいて、それらを選択的に使用する方法
も提案されている。
【0005】一方、撮影レンズに合わせて投光レンズ系
も変倍化した例として、特開昭63−292118号の
ものが知られている。しかし、この先行例は多点測距に
は対応しておらず、撮影レンズの変倍に連動して投光ス
ポットの大きさを変更し、ファインダー内に表示される
測距枠の範囲と実際のスポット範囲が常に一致するよう
に工夫されたものである。具体的には、投光スポットの
大きさを変える手段として負・正の2群ズームレンズが
利用され、両群の間隔を変化させて焦点距離を変えてい
る。また、特開平6−94976号のものにおいては、
多点測距の投光スポットがフィルム対角方向に並んでお
り、いわゆるパノラマ撮影を行う場合にもパノラママス
クで遮られないように投光角を小さくするものである。
投光角を変える手段として、投光レンズの後にシリンド
リカルレンズを挿入するようにしている。しかし、この
方法では、ある決められた方向でしか投光角を変えられ
ない。
も変倍化した例として、特開昭63−292118号の
ものが知られている。しかし、この先行例は多点測距に
は対応しておらず、撮影レンズの変倍に連動して投光ス
ポットの大きさを変更し、ファインダー内に表示される
測距枠の範囲と実際のスポット範囲が常に一致するよう
に工夫されたものである。具体的には、投光スポットの
大きさを変える手段として負・正の2群ズームレンズが
利用され、両群の間隔を変化させて焦点距離を変えてい
る。また、特開平6−94976号のものにおいては、
多点測距の投光スポットがフィルム対角方向に並んでお
り、いわゆるパノラマ撮影を行う場合にもパノラママス
クで遮られないように投光角を小さくするものである。
投光角を変える手段として、投光レンズの後にシリンド
リカルレンズを挿入するようにしている。しかし、この
方法では、ある決められた方向でしか投光角を変えられ
ない。
【0006】このように、投光レンズ系あるいは受光レ
ンズ系の変倍化に関しては、先行例もなく、内容も十分
ではないが、近年のカメラのズーム化に伴い、投光角可
変な測距装置へのニーズは高い。
ンズ系の変倍化に関しては、先行例もなく、内容も十分
ではないが、近年のカメラのズーム化に伴い、投光角可
変な測距装置へのニーズは高い。
【0007】次に、回折型光学素子(DOE)について
説明する。DOEに関しては、「光学」22巻635〜
642頁及び730〜737頁に詳しく解説されてい
る。また、その応用して、"Hybrid diffractive-refrac
tive lenses and achromats" Appl. Opt. 27,2960-297
1、又は"International Lens Design Conference(199
0)"SPIE,1354 等が知られている。
説明する。DOEに関しては、「光学」22巻635〜
642頁及び730〜737頁に詳しく解説されてい
る。また、その応用して、"Hybrid diffractive-refrac
tive lenses and achromats" Appl. Opt. 27,2960-297
1、又は"International Lens Design Conference(199
0)"SPIE,1354 等が知られている。
【0008】従来のレンズが媒質の界面における屈折作
用に基づいているのに対し、DOEは光の回折作用に基
づいている。一般的に、図2で示すような回折格子へ光
が入射したとき、回折作用にて射出される光は以下の関
係式を満たす。 sinθ−sinθ’=mλ/d ・・・(a) ただし、θは入射角、θ’は射出角、λは光の波長、d
は回折格子のピッチ、mは回折次数である。
用に基づいているのに対し、DOEは光の回折作用に基
づいている。一般的に、図2で示すような回折格子へ光
が入射したとき、回折作用にて射出される光は以下の関
係式を満たす。 sinθ−sinθ’=mλ/d ・・・(a) ただし、θは入射角、θ’は射出角、λは光の波長、d
は回折格子のピッチ、mは回折次数である。
【0009】しだかって、(a)式に従ってリング状の
回折格子のピッチを適切に構成してやれば、光を一点に
集光させること、すなわちレンズ作用を持たせることが
できる。このとき、j番目の格子のリング半径をrj 、
回折面の焦点距離をfとすると、1次近似の領域にて以
下の式を満たす。
回折格子のピッチを適切に構成してやれば、光を一点に
集光させること、すなわちレンズ作用を持たせることが
できる。このとき、j番目の格子のリング半径をrj 、
回折面の焦点距離をfとすると、1次近似の領域にて以
下の式を満たす。
【0010】 rj 2 =2jλf ・・・(b) 一方、回折格子の構成法としては、明暗のリングにて構
成する振幅変調型、屈折率あるいは光路長を変える位相
変調型等が提案されている。振幅変調型のDOEでは複
数の回折次数光が発生するため、例えば入射光の光量と
1次回折光の光量比(以下、回折効率と称する。)は最
大でも6%程度である。あるいは、振幅変調型のDOE
を漂白処理等を施して改良したとしても、回折効率は最
大で34%程度である。しかし、位相変調型のDOEで
は、その断面形状を図3(a)に示すような鋸形状で構
成すれば回折効率を100%まで向上できる。このよう
なDOEをキノフォームと称している。このとき、鋸状
の山の高さは次式で与えられる。 h=mλ/(n−1) ・・・(c) ただし、hは山の高さ、nは基材の屈折率である。
成する振幅変調型、屈折率あるいは光路長を変える位相
変調型等が提案されている。振幅変調型のDOEでは複
数の回折次数光が発生するため、例えば入射光の光量と
1次回折光の光量比(以下、回折効率と称する。)は最
大でも6%程度である。あるいは、振幅変調型のDOE
を漂白処理等を施して改良したとしても、回折効率は最
大で34%程度である。しかし、位相変調型のDOEで
は、その断面形状を図3(a)に示すような鋸形状で構
成すれば回折効率を100%まで向上できる。このよう
なDOEをキノフォームと称している。このとき、鋸状
の山の高さは次式で与えられる。 h=mλ/(n−1) ・・・(c) ただし、hは山の高さ、nは基材の屈折率である。
【0011】(c)式からも予測されるように、回折効
率100%は只一つの波長に対してのみ達成される。ま
た、キノフォーム形状を図3(b)のように階段近似し
たものはバイナリー光学素子と呼ばれたりするが、これ
はリソグラフィー的手法にて比較的容易に製作できる。
バイナリー光学素子では、4段階近似で81%、8段階
近似で95%、16段階近似で99%の回折効率が得ら
れることが知られている。
率100%は只一つの波長に対してのみ達成される。ま
た、キノフォーム形状を図3(b)のように階段近似し
たものはバイナリー光学素子と呼ばれたりするが、これ
はリソグラフィー的手法にて比較的容易に製作できる。
バイナリー光学素子では、4段階近似で81%、8段階
近似で95%、16段階近似で99%の回折効率が得ら
れることが知られている。
【0012】以上の説明は、平面型のDOEを前提にし
ているが、体積型のDOEでは性質が異なり、その回折
には回折理論を厳密に適用しなければならない。以下に
示す本発明の実施例は、基本的に平面型のDOEを対象
としている。
ているが、体積型のDOEでは性質が異なり、その回折
には回折理論を厳密に適用しなければならない。以下に
示す本発明の実施例は、基本的に平面型のDOEを対象
としている。
【0013】DOEの設計法についてもいくつかの方法
が知られているが、本発明ではウルトラ・ハイ・インデ
ックス法を用いている。この手法については、"Mathema
tical equivalence between a holographic optical el
ement and ultra-high indexlens"J. Opt. Sos. Am. 6
9,486-487 、又は、"Using a conventional opticaldes
ign program to design holographic optical element
s" Opt. Eng. 19,649-653 等に示されている。すなわ
ち、DOEは厚みが0で屈折率が非常に大きな屈折面と
等価であることが知られている。
が知られているが、本発明ではウルトラ・ハイ・インデ
ックス法を用いている。この手法については、"Mathema
tical equivalence between a holographic optical el
ement and ultra-high indexlens"J. Opt. Sos. Am. 6
9,486-487 、又は、"Using a conventional opticaldes
ign program to design holographic optical element
s" Opt. Eng. 19,649-653 等に示されている。すなわ
ち、DOEは厚みが0で屈折率が非常に大きな屈折面と
等価であることが知られている。
【0014】このようなDOEをアクティブ方式の測距
装置へ応用した例としては、本出願人による特開平7−
63982号のものが知られている。この公報におい
て、マスターレンズのIRED側にコンバーターレンズ
を挿入して変倍を行うものであるが、このとき、コンバ
ーターレンズの主点位置を適切に設定し、マスターレン
ズを固定したまま変倍が可能となっている。このような
ことは、従来の屈折レンズ系のみでは、収差補正上不可
能なことと言える。この公報のレンズは、マスターレン
ズが凸平面状、コンバーターレンズが凹平面状からな
り、それぞれの平面が回折面にて構成されている。しか
しながら、曲率の大きな面を持つ屈折レンズに回折面を
追加したものであるから、レンズが厚く小型化に不利で
ある。また、屈折面を用いているため、強いパワーを与
え難く、大口径及び高変倍化は困難である。
装置へ応用した例としては、本出願人による特開平7−
63982号のものが知られている。この公報におい
て、マスターレンズのIRED側にコンバーターレンズ
を挿入して変倍を行うものであるが、このとき、コンバ
ーターレンズの主点位置を適切に設定し、マスターレン
ズを固定したまま変倍が可能となっている。このような
ことは、従来の屈折レンズ系のみでは、収差補正上不可
能なことと言える。この公報のレンズは、マスターレン
ズが凸平面状、コンバーターレンズが凹平面状からな
り、それぞれの平面が回折面にて構成されている。しか
しながら、曲率の大きな面を持つ屈折レンズに回折面を
追加したものであるから、レンズが厚く小型化に不利で
ある。また、屈折面を用いているため、強いパワーを与
え難く、大口径及び高変倍化は困難である。
【0015】一方、測距用レンズ系の光量を考えると、
光の強度は距離の2乗に反比例して弱くなるが、アクテ
ィブ方式の場合、被写体をある光で照明して、その被写
体からの反射光を検知する訳であるから、被写体までの
距離が遠くなると、反射光の強度は急激に弱くなる。し
かし、日中の明るい場所でも測距しなければならず、測
距用の信号光を低ノイズにて用いているために、赤外光
が採用されている。何れにしても測距装置には十分な光
量が求められ、その結果、投光レンズ系や受光レンズ系
のFナンバーは1程度の明るさに設定されている。した
がって、レンズは必然的に厚くなってしまい、近年のカ
メラの小型化に伴い、これらの測距用レンズ系の小型化
も求められている。
光の強度は距離の2乗に反比例して弱くなるが、アクテ
ィブ方式の場合、被写体をある光で照明して、その被写
体からの反射光を検知する訳であるから、被写体までの
距離が遠くなると、反射光の強度は急激に弱くなる。し
かし、日中の明るい場所でも測距しなければならず、測
距用の信号光を低ノイズにて用いているために、赤外光
が採用されている。何れにしても測距装置には十分な光
量が求められ、その結果、投光レンズ系や受光レンズ系
のFナンバーは1程度の明るさに設定されている。した
がって、レンズは必然的に厚くなってしまい、近年のカ
メラの小型化に伴い、これらの測距用レンズ系の小型化
も求められている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、カメラのズ
ーム化及び小型化に鑑みて、投光角の可変な測距装置を
提供することを目的とするものであり、特に、ワイド
(広角)とテレ(望遠)の切り換えが可能な測距装置に
おいて、レンズの厚みが薄く、測距用レンズ系の占める
体積が小さくできるレンズ系を得ることが目的である。
また、投光角の切り換えに際して、切り換えのための機
構が簡単になるレンズ系を得ることも目的としている。
ーム化及び小型化に鑑みて、投光角の可変な測距装置を
提供することを目的とするものであり、特に、ワイド
(広角)とテレ(望遠)の切り換えが可能な測距装置に
おいて、レンズの厚みが薄く、測距用レンズ系の占める
体積が小さくできるレンズ系を得ることが目的である。
また、投光角の切り換えに際して、切り換えのための機
構が簡単になるレンズ系を得ることも目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の測距装置は、発光手段と、該発光手段から発する光
を被写体に向けて投射する投光レンズ系と、前記被写体
による反射光を集光する受光レンズ系と、その光を検知
する検出手段とを有する測距装置において、前記投光レ
ンズ系あるいは受光レンズ系は、マスターレンズにコン
バーターレンズを付加して焦点距離を変えものであり、
該マスターレンズあるいはコンバーターレンズは、両面
が平面にて構成され、その中の少なくとも1面が回折面
にて構成された回折型光学素子を有することを特徴とす
るものである。
明の測距装置は、発光手段と、該発光手段から発する光
を被写体に向けて投射する投光レンズ系と、前記被写体
による反射光を集光する受光レンズ系と、その光を検知
する検出手段とを有する測距装置において、前記投光レ
ンズ系あるいは受光レンズ系は、マスターレンズにコン
バーターレンズを付加して焦点距離を変えものであり、
該マスターレンズあるいはコンバーターレンズは、両面
が平面にて構成され、その中の少なくとも1面が回折面
にて構成された回折型光学素子を有することを特徴とす
るものである。
【0018】本発明のもう1つの測距装置は、発光手段
と、該発光手段から発する光を被写体に向けて投射する
投光レンズ系と、前記被写体による反射光を集光する受
光レンズ系と、その光を検知する検出手段とを有する測
距装置において、前記投光レンズ系あるいは受光レンズ
系は、複数のマスターレンズを交換して焦点距離を変え
るものであり、該マスターレンズは両面が平面にて構成
され、その中の少なくとも1面が回折面にて構成された
回折型光学素子を有することを特徴とするものである。
と、該発光手段から発する光を被写体に向けて投射する
投光レンズ系と、前記被写体による反射光を集光する受
光レンズ系と、その光を検知する検出手段とを有する測
距装置において、前記投光レンズ系あるいは受光レンズ
系は、複数のマスターレンズを交換して焦点距離を変え
るものであり、該マスターレンズは両面が平面にて構成
され、その中の少なくとも1面が回折面にて構成された
回折型光学素子を有することを特徴とするものである。
【0019】本発明のさらにもう1つの測距装置は、発
光手段と、該発光手段から発する光を被写体に向けて投
射する投光レンズ系と、前記被写体による反射光を集光
する受光レンズ系と、その光を検知する検出手段とを有
する測距装置において、前記投光レンズ系あるいは受光
レンズ系は、マスターレンズにコンバーターレンズを付
加して焦点距離を変えるものであり、その際、マスター
レンズは固定されており、コンバーターレンズは両面が
平面にて構成され、その中の少なくとも1面が回折面に
て構成された回折型光学素子を有することを特徴とする
ものである。
光手段と、該発光手段から発する光を被写体に向けて投
射する投光レンズ系と、前記被写体による反射光を集光
する受光レンズ系と、その光を検知する検出手段とを有
する測距装置において、前記投光レンズ系あるいは受光
レンズ系は、マスターレンズにコンバーターレンズを付
加して焦点距離を変えるものであり、その際、マスター
レンズは固定されており、コンバーターレンズは両面が
平面にて構成され、その中の少なくとも1面が回折面に
て構成された回折型光学素子を有することを特徴とする
ものである。
【0020】以下、本発明において以上の構成をとる理
由と作用について説明する。本発明の測距用レンズ系の
第1の構成は、発光手段と、該発光手段から発する光を
被写体に向けて投射する投光レンズ系と、前記被写体に
よる反射光を集光する受光レンズ系と、その光を検知す
る検出手段とを有する測距装置において、前記投光レン
ズ系あるいは受光レンズ系は、マスターレンズにコンバ
ーターレンズを付加して焦点距離を変えものであり、該
マスターレンズあるいはコンバーターレンズは、両面が
平面にて構成され、その中の少なくとも1面が回折面に
て構成された回折型光学素子を有することを特徴として
いる。
由と作用について説明する。本発明の測距用レンズ系の
第1の構成は、発光手段と、該発光手段から発する光を
被写体に向けて投射する投光レンズ系と、前記被写体に
よる反射光を集光する受光レンズ系と、その光を検知す
る検出手段とを有する測距装置において、前記投光レン
ズ系あるいは受光レンズ系は、マスターレンズにコンバ
ーターレンズを付加して焦点距離を変えものであり、該
マスターレンズあるいはコンバーターレンズは、両面が
平面にて構成され、その中の少なくとも1面が回折面に
て構成された回折型光学素子を有することを特徴として
いる。
【0021】測距用レンズ系のパワーは一般的に強く、
先に述べたようにFナンバーは小さい。したがって、屈
折作用のレンズにて測距用レンズ系を構成すると、面の
曲率が大きくなり、レンズ径が大きいことと相まって屈
折面のサグ量(レンズ面の面頂からの変化量)が非常に
大きくなってしまう。あるいは、両面にパワーを分配し
ようとしても、収差補正上被写体側の面にパワーが集中
するため、改善されない。したがって、レンズの厚みが
非常に大きくなってしまい、カメラの小型化を損なうも
のであった。
先に述べたようにFナンバーは小さい。したがって、屈
折作用のレンズにて測距用レンズ系を構成すると、面の
曲率が大きくなり、レンズ径が大きいことと相まって屈
折面のサグ量(レンズ面の面頂からの変化量)が非常に
大きくなってしまう。あるいは、両面にパワーを分配し
ようとしても、収差補正上被写体側の面にパワーが集中
するため、改善されない。したがって、レンズの厚みが
非常に大きくなってしまい、カメラの小型化を損なうも
のであった。
【0022】一方、回折面を用いれば、平面のまま強い
パワーを持たせることができるから、サグ量を0にでき
て薄肉化の効果は大きい。実際の回折面はキノフォーム
形状を仮定すると、前記の(c)式より数波長から数1
0波長程度の凹凸があるが、実質的に平面とみなしてよ
い。また、レンズの厚みも、加工上の制約条件や組立上
の条件等で決まる量まで薄くすることが可能である。こ
のような薄型化は屈折レンズ系では不可能である。ま
た、一般的にDOEは色分散が大きいという欠点がある
が、測距用レンズ系においては赤外光の波長幅が狭いの
で、問題にならない。このように、アクティブ方式の測
距用レンズ系へのDOEの適用は非常に有効であると言
え、特にマスターレンズとコンバーターレンズの2種類
のレンズ系を有する第1の構成においては、薄型化の効
果が大きい。
パワーを持たせることができるから、サグ量を0にでき
て薄肉化の効果は大きい。実際の回折面はキノフォーム
形状を仮定すると、前記の(c)式より数波長から数1
0波長程度の凹凸があるが、実質的に平面とみなしてよ
い。また、レンズの厚みも、加工上の制約条件や組立上
の条件等で決まる量まで薄くすることが可能である。こ
のような薄型化は屈折レンズ系では不可能である。ま
た、一般的にDOEは色分散が大きいという欠点がある
が、測距用レンズ系においては赤外光の波長幅が狭いの
で、問題にならない。このように、アクティブ方式の測
距用レンズ系へのDOEの適用は非常に有効であると言
え、特にマスターレンズとコンバーターレンズの2種類
のレンズ系を有する第1の構成においては、薄型化の効
果が大きい。
【0023】本発明の測距用レンズ系の第2の構成は、
発光手段と、該発光手段から発する光を被写体に向けて
投射する投光レンズ系と、前記被写体による反射光を集
光する受光レンズ系と、その光を検知する検出手段とを
有する測距装置において、前記投光レンズ系あるいは受
光レンズ系は、複数のマスターレンズを交換して焦点距
離を変えるものであり、該マスターレンズは両面が平面
にて構成され、その中の少なくとも1面が回折面にて構
成された回折型光学素子を有することを特徴としてい
る。
発光手段と、該発光手段から発する光を被写体に向けて
投射する投光レンズ系と、前記被写体による反射光を集
光する受光レンズ系と、その光を検知する検出手段とを
有する測距装置において、前記投光レンズ系あるいは受
光レンズ系は、複数のマスターレンズを交換して焦点距
離を変えるものであり、該マスターレンズは両面が平面
にて構成され、その中の少なくとも1面が回折面にて構
成された回折型光学素子を有することを特徴としてい
る。
【0024】第1の構成に関して説明したように、従来
の屈折作用を利用したレンズで測距用レンズ系を構成す
るとサグ量が非常に大きくなるため、レンズが厚くなっ
てしまい、カメラの小型化を阻害するものとなってい
た。しかし、回折作用を利用したDOEを用いて平面上
に適用すれば、実質的にサグ量を0にすることができる
から、加工上あるいは組立上等の限界まで薄くすること
ができる。したがって、平面状のレンズ(いわゆるプレ
ートレンズ)をマスターレンズに使用すれば、測距用レ
ンズ系を薄く構成できるから、カメラの薄型化に有効で
ある。また、この場合は光軸方向への移動を必要としな
いから、切り換え機構の簡略化に有効である。
の屈折作用を利用したレンズで測距用レンズ系を構成す
るとサグ量が非常に大きくなるため、レンズが厚くなっ
てしまい、カメラの小型化を阻害するものとなってい
た。しかし、回折作用を利用したDOEを用いて平面上
に適用すれば、実質的にサグ量を0にすることができる
から、加工上あるいは組立上等の限界まで薄くすること
ができる。したがって、平面状のレンズ(いわゆるプレ
ートレンズ)をマスターレンズに使用すれば、測距用レ
ンズ系を薄く構成できるから、カメラの薄型化に有効で
ある。また、この場合は光軸方向への移動を必要としな
いから、切り換え機構の簡略化に有効である。
【0025】本発明の測距用レンズ系の第3の構成は、
発光手段と、該発光手段から発する光を被写体に向けて
投射する投光レンズ系と、前記被写体による反射光を集
光する受光レンズ系と、その光を検知する検出手段とを
有する測距装置において、前記投光レンズ系あるいは受
光レンズ系は、マスターレンズにコンバーターレンズを
付加して焦点距離を変えるか、複数のマスターレンズを
交換して焦点距離を変えるものであり、該マスターレン
ズは両面が平面にて構成され、その中の少なくとも1面
が回折面にて構成された回折型光学素子を有しており、
該回折型光学素子はその被写体側の面においてレンズ周
辺部で発散作用を有し、被写体と反対側の面においてレ
ンズ周辺部で収斂作用を有することを特徴としている。
発光手段と、該発光手段から発する光を被写体に向けて
投射する投光レンズ系と、前記被写体による反射光を集
光する受光レンズ系と、その光を検知する検出手段とを
有する測距装置において、前記投光レンズ系あるいは受
光レンズ系は、マスターレンズにコンバーターレンズを
付加して焦点距離を変えるか、複数のマスターレンズを
交換して焦点距離を変えるものであり、該マスターレン
ズは両面が平面にて構成され、その中の少なくとも1面
が回折面にて構成された回折型光学素子を有しており、
該回折型光学素子はその被写体側の面においてレンズ周
辺部で発散作用を有し、被写体と反対側の面においてレ
ンズ周辺部で収斂作用を有することを特徴としている。
【0026】DOEにおいて、リング格子のピッチを適
切に設定すれば、入射光を一点に集光することができ
る。このことは、非球面による球面収差の補正と同様の
作用、すなわち、DOEは非球面作用を持っていること
を示している。したがって、測距装置が画面中心にのみ
対応している場合、あるいは投光角が小さい場合には、
球面収差のみの補正ですむから、1面の回折面にて収差
補正を達成することができる。
切に設定すれば、入射光を一点に集光することができ
る。このことは、非球面による球面収差の補正と同様の
作用、すなわち、DOEは非球面作用を持っていること
を示している。したがって、測距装置が画面中心にのみ
対応している場合、あるいは投光角が小さい場合には、
球面収差のみの補正ですむから、1面の回折面にて収差
補正を達成することができる。
【0027】しかし、いわゆる多点測距の場合には、測
距範囲が画面中心及び周辺にあるから、測距用レンズ系
としては球面収差のみならずコマ収差の補正も重要であ
る。図4において、プレートレンズの被写体側の面をr
F 面、反対側の面をrR 面として、各面は回折面にて構
成されているとする。そして、無限位置から平行光が入
射すると仮定し、このとき各面におけるマージナルレイ
の光線高をy、チーフレイの光線光をy’とする。ま
た、絞りはrF 面と一致しているとする。ウルトラ・ハ
イ・インデックス法に従えば、回折面の屈折率は非常に
大きく、逆に曲率は非常に小さいから、rF 面で発生す
る球面収差及びコマ収差はほぼ0である。一方、rR 面
では収斂光束が通過するために、負の球面収差と正のコ
マ収差が発生し性能を劣化させる。ここで、絞り位置と
収差係数の関係を考えると、"Design of a wide field
diffractive landscape lens"Appl. Opt. 28,3950-3959
より、DOEの場合は、以下の関係が得られる。
距範囲が画面中心及び周辺にあるから、測距用レンズ系
としては球面収差のみならずコマ収差の補正も重要であ
る。図4において、プレートレンズの被写体側の面をr
F 面、反対側の面をrR 面として、各面は回折面にて構
成されているとする。そして、無限位置から平行光が入
射すると仮定し、このとき各面におけるマージナルレイ
の光線高をy、チーフレイの光線光をy’とする。ま
た、絞りはrF 面と一致しているとする。ウルトラ・ハ
イ・インデックス法に従えば、回折面の屈折率は非常に
大きく、逆に曲率は非常に小さいから、rF 面で発生す
る球面収差及びコマ収差はほぼ0である。一方、rR 面
では収斂光束が通過するために、負の球面収差と正のコ
マ収差が発生し性能を劣化させる。ここで、絞り位置と
収差係数の関係を考えると、"Design of a wide field
diffractive landscape lens"Appl. Opt. 28,3950-3959
より、DOEの場合は、以下の関係が得られる。
【0028】 SI* =SI ・・・(d) SII* =SII+(y’/y)SI ・・・(e) ただし、SI及びSIIは絞り密着時の3次の球面収差及
びコマ収差係数、SI*及びSII* は絞りが一致してい
ない場合の各収差係数である。この場合、rR 面で発生
するコマ収差をrF 面にてキャンセルすることはできな
いから、結局(e)式に従って、SIにてSIIをキャン
セルさせる必要がある。しかし、y’が小さいのでSI
が負で大きな値にならざるを得ない。すると、rR 面で
発生した負の球面収差をrF 面の非球面作用にて補正す
るために、rF 面では逆に大きな正の球面収差が発生す
る。絞りがrR 面に密着の場合も、rF 面で正の球面収
差を発生させ、rR 面で発生する負の球面収差を補正す
ることに変わりはない。
びコマ収差係数、SI*及びSII* は絞りが一致してい
ない場合の各収差係数である。この場合、rR 面で発生
するコマ収差をrF 面にてキャンセルすることはできな
いから、結局(e)式に従って、SIにてSIIをキャン
セルさせる必要がある。しかし、y’が小さいのでSI
が負で大きな値にならざるを得ない。すると、rR 面で
発生した負の球面収差をrF 面の非球面作用にて補正す
るために、rF 面では逆に大きな正の球面収差が発生す
る。絞りがrR 面に密着の場合も、rF 面で正の球面収
差を発生させ、rR 面で発生する負の球面収差を補正す
ることに変わりはない。
【0029】以上、説明したように、多点測距において
十分な収差補正を行うために、被写体と反対側の面でコ
マ収差をキャンセルするだけの球面収差を発生するよう
にしておき、被写体側の面では正の球面収差を発生する
ことで互いに打ち消し合うことが必要である。そのため
には、両面共に回折面にて構成し、被写体側の面はレン
ズ周辺部で発散作用を有し、被写体と反対側の面はレン
ズ周辺部で収斂作用を有することが収差補正のために望
ましい。
十分な収差補正を行うために、被写体と反対側の面でコ
マ収差をキャンセルするだけの球面収差を発生するよう
にしておき、被写体側の面では正の球面収差を発生する
ことで互いに打ち消し合うことが必要である。そのため
には、両面共に回折面にて構成し、被写体側の面はレン
ズ周辺部で発散作用を有し、被写体と反対側の面はレン
ズ周辺部で収斂作用を有することが収差補正のために望
ましい。
【0030】特に、テレのマスターレンズを1枚のプレ
ートレンズで構成すると、両面で発生する球面収差が非
常に大きく、もしも偏心が発生すると、球面収差が激し
く悪化してしまう。このような場合には、屈折作用のレ
ンズにてマスターレンズを構成することが好ましい。屈
折レンズであれば、面の曲率によってコマ収差の発生を
抑えられるから、同時に球面収差の発生も小さい。した
がって、偏心精度を緩和できる。しかし、省スペースの
ためにコンバーターレンズはDOEにて構成することが
望ましい。
ートレンズで構成すると、両面で発生する球面収差が非
常に大きく、もしも偏心が発生すると、球面収差が激し
く悪化してしまう。このような場合には、屈折作用のレ
ンズにてマスターレンズを構成することが好ましい。屈
折レンズであれば、面の曲率によってコマ収差の発生を
抑えられるから、同時に球面収差の発生も小さい。した
がって、偏心精度を緩和できる。しかし、省スペースの
ためにコンバーターレンズはDOEにて構成することが
望ましい。
【0031】一方、ワイドのマスターレンズやテレのコ
ンバーターレンズの場合は、それ程大きな球面収差は発
生しないので、省スペースのためにマスターレンズとコ
ンバーターレンズ共にDOEにて構成することが望まし
い。
ンバーターレンズの場合は、それ程大きな球面収差は発
生しないので、省スペースのためにマスターレンズとコ
ンバーターレンズ共にDOEにて構成することが望まし
い。
【0032】本発明の測距用レンズ系の第4の構成は、
発光手段と、該発光手段から発する光を被写体に向けて
投射する投光レンズ系と、前記被写体による反射光を集
光する受光レンズ系と、その光を検知する検出手段とを
有する測距装置において、前記投光レンズ系あるいは受
光レンズ系は、マスターレンズにコンバーターレンズを
付加して焦点距離を変えるものであり、その際、マスタ
ーレンズは固定されており、コンバーターレンズは両面
が平面にて構成され、その中の少なくとも1面が回折面
にて構成された回折型光学素子を有することを特徴とし
ている。
発光手段と、該発光手段から発する光を被写体に向けて
投射する投光レンズ系と、前記被写体による反射光を集
光する受光レンズ系と、その光を検知する検出手段とを
有する測距装置において、前記投光レンズ系あるいは受
光レンズ系は、マスターレンズにコンバーターレンズを
付加して焦点距離を変えるものであり、その際、マスタ
ーレンズは固定されており、コンバーターレンズは両面
が平面にて構成され、その中の少なくとも1面が回折面
にて構成された回折型光学素子を有することを特徴とし
ている。
【0033】一般的には、マスターレンズとコンバータ
ーレンズを組み合わせて焦点距離を変える場合、結像関
係を維持するためにマスターレンズを移動しなければな
らない。したがって、コンバーターレンズを脱着する機
構とスペース、さらにマスターレンズを移動する機構と
スペースが、カメラ内部に要求され部品点数の増加やカ
メラの大型化を招いてしまう。しかし、マスターレンズ
に対してその被写体と反対側に正パワーのコンバーター
レンズを挿入する場合には、このコンバーターレンズを
被写体側から順に負パワーと正パワーにて構成すること
により、マスターレンズを固定したままワイド化と結像
関係の維持が可能である。図5を用いてその原理を説明
する。図5において、(a)はワイド状態、(b)はテ
レ状態を示している。61はテレのマスターレンズ、6
2はコンバーターレンズであり、被写体側の面63と反
対側の面64とにて構成される。65は発光面あるいは
受光面である。面63に強い負パワーを与え、面64に
強い正パワーを与えると、図から明らかなように、マス
ターレンズ61にて収斂した光束は面63にて一旦発散
した後、面64にて再度収斂する。したがって、ワイド
全系の後側主点H’は図示の66のような位置になるか
ら、コンバーターレンズ62の両面63、64のパワー
を適切に設定すれば、マスターレンズ61を固定したま
ま変倍化が可能となる。ただし、図5からも分かるよう
に、リアーコンバーターにてワイド化を達成する場合に
のみ可能である。その結果、マスターレンズの移動機構
と余計なスペースを必要としないので、カメラの小型化
にとって非常に有効である。
ーレンズを組み合わせて焦点距離を変える場合、結像関
係を維持するためにマスターレンズを移動しなければな
らない。したがって、コンバーターレンズを脱着する機
構とスペース、さらにマスターレンズを移動する機構と
スペースが、カメラ内部に要求され部品点数の増加やカ
メラの大型化を招いてしまう。しかし、マスターレンズ
に対してその被写体と反対側に正パワーのコンバーター
レンズを挿入する場合には、このコンバーターレンズを
被写体側から順に負パワーと正パワーにて構成すること
により、マスターレンズを固定したままワイド化と結像
関係の維持が可能である。図5を用いてその原理を説明
する。図5において、(a)はワイド状態、(b)はテ
レ状態を示している。61はテレのマスターレンズ、6
2はコンバーターレンズであり、被写体側の面63と反
対側の面64とにて構成される。65は発光面あるいは
受光面である。面63に強い負パワーを与え、面64に
強い正パワーを与えると、図から明らかなように、マス
ターレンズ61にて収斂した光束は面63にて一旦発散
した後、面64にて再度収斂する。したがって、ワイド
全系の後側主点H’は図示の66のような位置になるか
ら、コンバーターレンズ62の両面63、64のパワー
を適切に設定すれば、マスターレンズ61を固定したま
ま変倍化が可能となる。ただし、図5からも分かるよう
に、リアーコンバーターにてワイド化を達成する場合に
のみ可能である。その結果、マスターレンズの移動機構
と余計なスペースを必要としないので、カメラの小型化
にとって非常に有効である。
【0034】このような構成を従来の屈折型レンズで実
現しようとしても、屈折面に非常に強いパワーが求めら
れるため、収差補正が十分に行えず、大口径化や高変倍
化は困難である。また、レンズの厚みが大きくなって小
型化を損なってしまうことになる。本発明の構成は、D
OEの長所を十分に生かした応用例であると言える。
現しようとしても、屈折面に非常に強いパワーが求めら
れるため、収差補正が十分に行えず、大口径化や高変倍
化は困難である。また、レンズの厚みが大きくなって小
型化を損なってしまうことになる。本発明の構成は、D
OEの長所を十分に生かした応用例であると言える。
【0035】また、上記第4の構成において、下記条件
式を満足することが望ましい。 0.2<d/fW <1 ・・・・ ただし、dはコンバーターレンズの中心厚、fW はワイ
ド状態での全系の焦点距離である。式の下限の0.2
を越えてコンバーターレンズが薄くなると、各面の負パ
ワーと正パワーが強くなりすぎて収差補正が十分にでき
ない。一方、式の上限の1を越えてコンバーターレン
ズが厚くなると、マスターレンズとIREDの間のスペ
ースに入らなくなってしまい、バックフォーカスが確保
できない。
式を満足することが望ましい。 0.2<d/fW <1 ・・・・ ただし、dはコンバーターレンズの中心厚、fW はワイ
ド状態での全系の焦点距離である。式の下限の0.2
を越えてコンバーターレンズが薄くなると、各面の負パ
ワーと正パワーが強くなりすぎて収差補正が十分にでき
ない。一方、式の上限の1を越えてコンバーターレン
ズが厚くなると、マスターレンズとIREDの間のスペ
ースに入らなくなってしまい、バックフォーカスが確保
できない。
【0036】以上説明してきた内容に従って測距用レン
ズ系を設計したとして、これらを製造するために、フォ
トエッチング法や超精密旋盤法等の方法が知られてい
る。何れも格子の最小ピッチが加工上重要であるが、後
述する実施例によっては、最小ピッチが数μmあるいは
それ以下になっており、加工の困難が予測される。ま
た、ピッチが波長の数倍程度まで細かくなると、最早平
面型のDOEとして見なせなくなる。このような問題を
解決するためには、高次の回折光を用いることが望まし
い。前記の(a)式から分かるように、回折光の角度
θ’は回折次数とピッチdにて決まるから、回折次数を
大きくするとピッチdも大きくなる。したがって、本発
明の場合は、以下の条件式を満たすような領域を有する
ことが望ましい。
ズ系を設計したとして、これらを製造するために、フォ
トエッチング法や超精密旋盤法等の方法が知られてい
る。何れも格子の最小ピッチが加工上重要であるが、後
述する実施例によっては、最小ピッチが数μmあるいは
それ以下になっており、加工の困難が予測される。ま
た、ピッチが波長の数倍程度まで細かくなると、最早平
面型のDOEとして見なせなくなる。このような問題を
解決するためには、高次の回折光を用いることが望まし
い。前記の(a)式から分かるように、回折光の角度
θ’は回折次数とピッチdにて決まるから、回折次数を
大きくするとピッチdも大きくなる。したがって、本発
明の場合は、以下の条件式を満たすような領域を有する
ことが望ましい。
【0037】 2≦|m|≦30 ・・・・ ただし、mは回折次数であり、収斂作用の場合を正とす
る。式の上限は回折効率の制約から決まる。一般に、
設計波長に対しては100%程度の回折効率が得られる
が、使用波長が異なるとその回折効率は低下する。した
がって、設計波長に対して、実際上使用可能な波長幅は
制限されることになる。この傾向は回折次数が大きくな
る程顕著になり、使用可能な波長幅が狭くなっていく。
現在、一般的に用いられているIREDでは、波長幅が
±20nm程度であり、式の上限値に対して波長幅の
両端にて回折効率がほぼ0になる。したがって、式の
上限の30を越えると、IREDの持つ全てのエネルギ
を有効に利用できなくなるので好ましくない。一方、
式の下限の2を越えると、基本次数になり、最小ピッチ
が小さくなりすぎて加工が困難となる。
る。式の上限は回折効率の制約から決まる。一般に、
設計波長に対しては100%程度の回折効率が得られる
が、使用波長が異なるとその回折効率は低下する。した
がって、設計波長に対して、実際上使用可能な波長幅は
制限されることになる。この傾向は回折次数が大きくな
る程顕著になり、使用可能な波長幅が狭くなっていく。
現在、一般的に用いられているIREDでは、波長幅が
±20nm程度であり、式の上限値に対して波長幅の
両端にて回折効率がほぼ0になる。したがって、式の
上限の30を越えると、IREDの持つ全てのエネルギ
を有効に利用できなくなるので好ましくない。一方、
式の下限の2を越えると、基本次数になり、最小ピッチ
が小さくなりすぎて加工が困難となる。
【0038】また、IREDにはいくつかの種類があ
り、各々の発光波長は異なる。これらのIREDを同一
のDOEレンズにて共通使用するためには、波長幅を±
40nm程度にする必要があり、このとき、以下の条件
式を満たすことが望ましい。
り、各々の発光波長は異なる。これらのIREDを同一
のDOEレンズにて共通使用するためには、波長幅を±
40nm程度にする必要があり、このとき、以下の条件
式を満たすことが望ましい。
【0039】 2≦|m|≦15 ・・・・ 式の上限値に対して、波長幅の両端にて回折効率がほ
ぼ0になる。
ぼ0になる。
【0040】また、式を満たすようにDOE全面を高
次回折光で構成してもよいし、あるいはDOE面を分割
して各領域毎に使用回折次数をかえてもよい。(b)式
から分かるように、一般的にはピッチが小さくなるDO
Eの周辺部で高次回折光を用いることが有効である。
次回折光で構成してもよいし、あるいはDOE面を分割
して各領域毎に使用回折次数をかえてもよい。(b)式
から分かるように、一般的にはピッチが小さくなるDO
Eの周辺部で高次回折光を用いることが有効である。
【0041】前記した回折効率に関して、設計波長から
ずれて行くと設計回折次数光以外の不要次数光が逆に強
くなって行く。このとき、各次数光の焦点距離は設計次
数と不要次数の比率で決まるから、高次回折光を用いる
程設計次数光と不要次数光の分離が難しくなり、信号の
ノイズが増えることになる。この点を考慮しても、式
を満たす方がより望ましい。
ずれて行くと設計回折次数光以外の不要次数光が逆に強
くなって行く。このとき、各次数光の焦点距離は設計次
数と不要次数の比率で決まるから、高次回折光を用いる
程設計次数光と不要次数光の分離が難しくなり、信号の
ノイズが増えることになる。この点を考慮しても、式
を満たす方がより望ましい。
【0042】もし、IREDで代表される発光部材の波
長特性が変わった場合は、上記の考え方を適用して、
式あるいは式を修正すればよい。
長特性が変わった場合は、上記の考え方を適用して、
式あるいは式を修正すればよい。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明の測距装置の測距用
レンズ系の実施例1〜10について説明する。本発明に
よる測距用レンズ系の回折面は、ウルトラ・ハイ・イン
デックス法を用いて設計しており、具体的には、回折面
は厚みが0で設計波長900nmのときの屈折率が15
33の屈折型レンズとして表現されている。したがっ
て、後記する数値データにおいても、以下に示すような
通常の非球面式にて記載する。すなわち、光軸方向をZ
軸、光軸と垂直な方向をY軸とすると、非球面は以下の
式にて表せられる。
レンズ系の実施例1〜10について説明する。本発明に
よる測距用レンズ系の回折面は、ウルトラ・ハイ・イン
デックス法を用いて設計しており、具体的には、回折面
は厚みが0で設計波長900nmのときの屈折率が15
33の屈折型レンズとして表現されている。したがっ
て、後記する数値データにおいても、以下に示すような
通常の非球面式にて記載する。すなわち、光軸方向をZ
軸、光軸と垂直な方向をY軸とすると、非球面は以下の
式にて表せられる。
【0044】 Z=CY2 /{1+√(1−C2 Y2 )} +A4 Y4 +A6 Y6 +A8 Y8 +A10Y10・・・(f) ただし、Cは面頂における曲率(=1/r、rは曲率半
径)、A4 、A6 、A8、A10はそれぞれ4次、6次、
8次、10次の非球面係数である。
径)、A4 、A6 、A8、A10はそれぞれ4次、6次、
8次、10次の非球面係数である。
【0045】また、回折面と厚みが0で接する面はDO
Eの基材表面である。そして、実際の製造においては、
回折面の非球面形状と基材表面の形状との差及び屈折率
から位相変化を求め、この位相変化を回折格子のピッチ
に換算して基材表面上に回折格子を形成する。
Eの基材表面である。そして、実際の製造においては、
回折面の非球面形状と基材表面の形状との差及び屈折率
から位相変化を求め、この位相変化を回折格子のピッチ
に換算して基材表面上に回折格子を形成する。
【0046】回折面の具体的な形状としては、例えば図
19に断面を示すようなものがある。図の(a)は、透
明部21と不透明部22が交互に配列され、不透明部2
2の厚みはほぼ0であるが、振幅変調型と呼ばれる回折
面である。図の(b)は、屈折率の異なる高屈折率部2
3と低屈折率部24を交互に配列して、屈折率差による
位相差にて回折作用を持たせたものである。図の(c)
は、矩形状の凹凸を交互に配列して厚みの差による位相
差にて回折作用を持たせたものである。これは2レベル
のバイナリー素子でもある。図の(d)は、表面を鋸歯
形状にしたものであり、キノフォームと呼ばれ、連続的
な厚みの差による位相差にて回折作用を持たせたもので
ある(図3(a))。図の(e)と(f)は、キノフォ
ームを4レベル及び8レベルで近似したバイナリー素子
である(図3(b))。このように回折面の形状にはい
くつかの形式があるが、本発明では、回折効率を高くし
て光量を有効に利用したいため、図19(d)のキノフ
ォームや図19(e)や図19(f)等の4レベル以上
のバイナリー素子を用いることが望ましい。
19に断面を示すようなものがある。図の(a)は、透
明部21と不透明部22が交互に配列され、不透明部2
2の厚みはほぼ0であるが、振幅変調型と呼ばれる回折
面である。図の(b)は、屈折率の異なる高屈折率部2
3と低屈折率部24を交互に配列して、屈折率差による
位相差にて回折作用を持たせたものである。図の(c)
は、矩形状の凹凸を交互に配列して厚みの差による位相
差にて回折作用を持たせたものである。これは2レベル
のバイナリー素子でもある。図の(d)は、表面を鋸歯
形状にしたものであり、キノフォームと呼ばれ、連続的
な厚みの差による位相差にて回折作用を持たせたもので
ある(図3(a))。図の(e)と(f)は、キノフォ
ームを4レベル及び8レベルで近似したバイナリー素子
である(図3(b))。このように回折面の形状にはい
くつかの形式があるが、本発明では、回折効率を高くし
て光量を有効に利用したいため、図19(d)のキノフ
ォームや図19(e)や図19(f)等の4レベル以上
のバイナリー素子を用いることが望ましい。
【0047】なお、次の各実施例は全て投光レンズ系と
して設計されており、基材はアクリル、IREDは発光
部を曲率の付いた樹脂性パッケージにて覆ったものであ
る。 〔実施例1〕図6に実施例1の断面図及び投光角0°に
おける光線図を示す。図6の(a)はワイド(広角)状
態、(b)はテレ(望遠)状態を示す(以後、同様)。
この実施例は、マスターレンズML(テレ)のIRED
側に正パワーのコンバーターレンズCLを付加してワイ
ド化を達成したものである。
して設計されており、基材はアクリル、IREDは発光
部を曲率の付いた樹脂性パッケージにて覆ったものであ
る。 〔実施例1〕図6に実施例1の断面図及び投光角0°に
おける光線図を示す。図6の(a)はワイド(広角)状
態、(b)はテレ(望遠)状態を示す(以後、同様)。
この実施例は、マスターレンズML(テレ)のIRED
側に正パワーのコンバーターレンズCLを付加してワイ
ド化を達成したものである。
【0048】本実施例において、マスターレンズMLと
コンバーターレンズCLは共に1枚のプレートレンズ
(平板上に回折面を構成したDOE)にて構成されてい
る。各DOEは両面共に回折面であり、全体のパワーを
両面で等分するように構成している。しかし、パワー配
分に関しては、片面にパワーを集中させたり、あるい
は、正パワーと負パワーを適当に組み合わせて構成して
もよい。収差補正の作用や効果を余り変えずに変更が可
能である。
コンバーターレンズCLは共に1枚のプレートレンズ
(平板上に回折面を構成したDOE)にて構成されてい
る。各DOEは両面共に回折面であり、全体のパワーを
両面で等分するように構成している。しかし、パワー配
分に関しては、片面にパワーを集中させたり、あるい
は、正パワーと負パワーを適当に組み合わせて構成して
もよい。収差補正の作用や効果を余り変えずに変更が可
能である。
【0049】その結果、投光角が6°を超えるようなア
クティブ型測距レンズの変倍レンズを2枚のプレートレ
ンズで達成することができる。一方、光路図からも分か
るように、被写体側の面はレンズ周辺部で強い発散作用
を有し、IRED側の面はレンズ周辺部で強い収斂作用
を有している。すなわち、マスターレンズMLの両面に
て符号の異なる大きな球面収差が発生し、それらが互い
に打ち消し合っており、そのため両面の相対的な偏心精
度を非常に厳しくすることが必要となる。
クティブ型測距レンズの変倍レンズを2枚のプレートレ
ンズで達成することができる。一方、光路図からも分か
るように、被写体側の面はレンズ周辺部で強い発散作用
を有し、IRED側の面はレンズ周辺部で強い収斂作用
を有している。すなわち、マスターレンズMLの両面に
て符号の異なる大きな球面収差が発生し、それらが互い
に打ち消し合っており、そのため両面の相対的な偏心精
度を非常に厳しくすることが必要となる。
【0050】〔実施例2〕図7に実施例2の断面図及び
投光角0°における光線図を示す。この実施例は、マス
ターレンズML(ワイド)の被写体側に負パワーのコン
バーターレンズCLを付加してテレ化を達成したもので
ある。本実施例も、マスターレンズMLとコンバーター
レンズCLは共に1枚のプレートレンズにて構成されて
いる。また、各DOEも両面が回折面であり、全体のパ
ワーを両面で等分するように構成されているが、実施例
1と同様、任意のパワー配分に変更することは可能であ
る。その結果、投光角が3°程度のアクティブ型測距レ
ンズの変倍レンズを2枚のプレートレンズで達成してい
る。
投光角0°における光線図を示す。この実施例は、マス
ターレンズML(ワイド)の被写体側に負パワーのコン
バーターレンズCLを付加してテレ化を達成したもので
ある。本実施例も、マスターレンズMLとコンバーター
レンズCLは共に1枚のプレートレンズにて構成されて
いる。また、各DOEも両面が回折面であり、全体のパ
ワーを両面で等分するように構成されているが、実施例
1と同様、任意のパワー配分に変更することは可能であ
る。その結果、投光角が3°程度のアクティブ型測距レ
ンズの変倍レンズを2枚のプレートレンズで達成してい
る。
【0051】〔実施例3〕図8に実施例3の断面図及び
投光角0°における光線図を示す。この実施例は、マス
ターレンズML(ワイド)のIRED側に負パワーのコ
ンバーターレンズCLを付加してテレ化を達成したもの
である。本実施例も、マスターレンズMLとコンバータ
ーレンズCLは共に1枚のプレートレンズにて構成され
ている。また、各DOEも両面が回折面であり、全体の
パワーを両面で等分するように構成されているが、実施
例1と同様、任意のパワー配分に変更することは可能で
ある。
投光角0°における光線図を示す。この実施例は、マス
ターレンズML(ワイド)のIRED側に負パワーのコ
ンバーターレンズCLを付加してテレ化を達成したもの
である。本実施例も、マスターレンズMLとコンバータ
ーレンズCLは共に1枚のプレートレンズにて構成され
ている。また、各DOEも両面が回折面であり、全体の
パワーを両面で等分するように構成されているが、実施
例1と同様、任意のパワー配分に変更することは可能で
ある。
【0052】その結果、投光角が3°程度のアクティブ
型測距レンズの変倍レンズを2枚のプレートレンズで達
成している。また、光線図から分かるように、本実施例
では、コンバーターレンズCLの周辺部において強い発
散作用と強い収斂作用の組み合わせになっており、実施
例1程ではないが両面の相対的な偏心精度がやや厳しく
なる。
型測距レンズの変倍レンズを2枚のプレートレンズで達
成している。また、光線図から分かるように、本実施例
では、コンバーターレンズCLの周辺部において強い発
散作用と強い収斂作用の組み合わせになっており、実施
例1程ではないが両面の相対的な偏心精度がやや厳しく
なる。
【0053】〔実施例4〕図9に実施例4の断面図及び
投光角0°における光線図を示す。この実施例は、マス
ターレンズML(テレ)の被写体側に正パワーのコンバ
ーターレンズCLを付加してワイド化を達成したもので
ある。本実施例では、マスターレンズMLは従来の屈折
作用を用いた非球面レンズであり、コンバーターレンズ
CLに1枚のプレートレンズを用いている。DOEは両
面共に回折面であり、全体のパワーを両面で等分するよ
うに構成しているが、実施例1と同様に、任意のパワー
配分に変更することは可能である。マスターレンズML
を屈折作用のレンズにて構成すれば、各面の曲率を適切
に設定することでコマ収差の補正が可能となる。したが
って、球面収差を特別に大きくする必要がなくなるの
で、マスターレンズMLの偏心精度を緩和する効果があ
る。しかし、省スペース化にとっては不利になるから、
コンバーターレンズCLはDOEにて構成し、省スペー
ス化を図ることが望ましい。なお、コンバーターレンズ
CLは大きな球面収差を発生していないので、両面の偏
心精度は通常程度でよい。その結果、投光角が5°程度
のアクティブ型測距レンズの変倍レンズを達成してい
る。
投光角0°における光線図を示す。この実施例は、マス
ターレンズML(テレ)の被写体側に正パワーのコンバ
ーターレンズCLを付加してワイド化を達成したもので
ある。本実施例では、マスターレンズMLは従来の屈折
作用を用いた非球面レンズであり、コンバーターレンズ
CLに1枚のプレートレンズを用いている。DOEは両
面共に回折面であり、全体のパワーを両面で等分するよ
うに構成しているが、実施例1と同様に、任意のパワー
配分に変更することは可能である。マスターレンズML
を屈折作用のレンズにて構成すれば、各面の曲率を適切
に設定することでコマ収差の補正が可能となる。したが
って、球面収差を特別に大きくする必要がなくなるの
で、マスターレンズMLの偏心精度を緩和する効果があ
る。しかし、省スペース化にとっては不利になるから、
コンバーターレンズCLはDOEにて構成し、省スペー
ス化を図ることが望ましい。なお、コンバーターレンズ
CLは大きな球面収差を発生していないので、両面の偏
心精度は通常程度でよい。その結果、投光角が5°程度
のアクティブ型測距レンズの変倍レンズを達成してい
る。
【0054】〔実施例5〕図10に実施例5の断面図及
び投光角0°における光線図を示す。この実施例は、マ
スターレンズML(ワイド)の被写体側に正レンズと負
レンズから構成されるアフォーカルコンバーターCLを
付加してテレ化を達成したものである。本実施例では、
マスターレンズMLは1枚のプレートレンズにて構成さ
れ、コンバーターレンズCLは2枚のプレートレンズに
て構成されている。全てのDOEは両面共に回折面であ
り、全体のパワーを両面で等分するように構成している
が、実施例1と同様に、任意のパワー配分に変更するこ
とは可能である。本実施例はアフォーカルコンバーター
CLを用いているため、変倍に際しマスターレンズML
を移動する必要がないから、変倍のための機構を簡略化
できる。レンズの省スペースのみでなく、機械的機構の
部品点数削減や省スペース化にとって有効である。ま
た、本実施例では無限物点に対して設計されているが、
これを任意の有限物点に変更することは容易である。ま
た、コンバーターレンズCLの配置をアフォーカル系か
ら若干ずらしたとしても、本質的に本実施例に含まれる
ことは言うまでもない。その結果、投光角4°程度のア
クティブ型測距レンズの変倍レンズを3枚のプレートレ
ンズで達成しており、変倍に際してマスターレンズML
も固定である。
び投光角0°における光線図を示す。この実施例は、マ
スターレンズML(ワイド)の被写体側に正レンズと負
レンズから構成されるアフォーカルコンバーターCLを
付加してテレ化を達成したものである。本実施例では、
マスターレンズMLは1枚のプレートレンズにて構成さ
れ、コンバーターレンズCLは2枚のプレートレンズに
て構成されている。全てのDOEは両面共に回折面であ
り、全体のパワーを両面で等分するように構成している
が、実施例1と同様に、任意のパワー配分に変更するこ
とは可能である。本実施例はアフォーカルコンバーター
CLを用いているため、変倍に際しマスターレンズML
を移動する必要がないから、変倍のための機構を簡略化
できる。レンズの省スペースのみでなく、機械的機構の
部品点数削減や省スペース化にとって有効である。ま
た、本実施例では無限物点に対して設計されているが、
これを任意の有限物点に変更することは容易である。ま
た、コンバーターレンズCLの配置をアフォーカル系か
ら若干ずらしたとしても、本質的に本実施例に含まれる
ことは言うまでもない。その結果、投光角4°程度のア
クティブ型測距レンズの変倍レンズを3枚のプレートレ
ンズで達成しており、変倍に際してマスターレンズML
も固定である。
【0055】〔実施例6〕図11に実施例6の断面図及
び投光角0°における光線図を示す。この実施例は、マ
スターレンズML(テレ)の被写体側に負レンズと正レ
ンズから構成されるアフォーカルコンバーターCLを付
加してワイド化を達成したものである。本実施例では、
マスターレンズMLは1枚の屈折作用を用いた非球面レ
ンズにて構成され、コンバーターレンズCLは2枚のプ
レートレンズにて構成されている。全てのDOEは両面
共に回折面であり、全体のパワーを両面で等分するよう
に構成しているが、実施例1と同様に、任意のパワー配
分に変更することは可能である。また、本実施例は実施
例5と同様に、変倍に際しマスターレンズMLを固定し
たままでよい。
び投光角0°における光線図を示す。この実施例は、マ
スターレンズML(テレ)の被写体側に負レンズと正レ
ンズから構成されるアフォーカルコンバーターCLを付
加してワイド化を達成したものである。本実施例では、
マスターレンズMLは1枚の屈折作用を用いた非球面レ
ンズにて構成され、コンバーターレンズCLは2枚のプ
レートレンズにて構成されている。全てのDOEは両面
共に回折面であり、全体のパワーを両面で等分するよう
に構成しているが、実施例1と同様に、任意のパワー配
分に変更することは可能である。また、本実施例は実施
例5と同様に、変倍に際しマスターレンズMLを固定し
たままでよい。
【0056】実施例1で説明したように、テレのマスタ
ーレンズをDOEにて構成すると、収差補正上両面の偏
心精度が厳しくなる。そこで、本発明のように、マスタ
ーレンズMLだけを従来の屈折レンズにて構成すると偏
心精度を緩和できるので、製造時に有利である。しか
し、レンズ系の省スペース化のため偏心精度の緩いコン
バーターレンズCLはDOEにて構成することが望まし
い。その結果、投光角4°程度のアクティブ型測距レン
ズの変倍レンズを1枚の屈折レンズと2枚のプレートレ
ンズで達成しており、変倍に際してマスターレンズML
を移動する必要がない。
ーレンズをDOEにて構成すると、収差補正上両面の偏
心精度が厳しくなる。そこで、本発明のように、マスタ
ーレンズMLだけを従来の屈折レンズにて構成すると偏
心精度を緩和できるので、製造時に有利である。しか
し、レンズ系の省スペース化のため偏心精度の緩いコン
バーターレンズCLはDOEにて構成することが望まし
い。その結果、投光角4°程度のアクティブ型測距レン
ズの変倍レンズを1枚の屈折レンズと2枚のプレートレ
ンズで達成しており、変倍に際してマスターレンズML
を移動する必要がない。
【0057】〔実施例7〕図12に実施例7の断面図及
び投光角0°における光線図を示す。この実施例は、2
個のマスターレンズML1、ML2(ワイドとテレ)を
交換して変倍を達成するものである。本実施例では、各
マスターレンズML1、ML2共に1枚のプレートレン
ズにて構成されている。全てのDOEは両面共に回折面
であり、全体のパワーを両面で等分するように構成して
いるが、実施例1と同様に、任意のパワー配分に変更す
ることは可能である。実施例1のようなコンバーター方
式に比べ、光軸方向のレンズ移動が必要でなく、単に2
枚のプレートレンズML1、ML2を交換するだけであ
るから機構を簡単にできる。
び投光角0°における光線図を示す。この実施例は、2
個のマスターレンズML1、ML2(ワイドとテレ)を
交換して変倍を達成するものである。本実施例では、各
マスターレンズML1、ML2共に1枚のプレートレン
ズにて構成されている。全てのDOEは両面共に回折面
であり、全体のパワーを両面で等分するように構成して
いるが、実施例1と同様に、任意のパワー配分に変更す
ることは可能である。実施例1のようなコンバーター方
式に比べ、光軸方向のレンズ移動が必要でなく、単に2
枚のプレートレンズML1、ML2を交換するだけであ
るから機構を簡単にできる。
【0058】その結果、投光角4°程度のアクティブ型
測距レンズの変倍レンズを2枚のプレートレンズで達成
しており、レンズ移動機構を簡単化できる。しかし、テ
レのマスターレンズML2に関しては、収差補正上両面
の偏心精度が非常に厳しくなっている。
測距レンズの変倍レンズを2枚のプレートレンズで達成
しており、レンズ移動機構を簡単化できる。しかし、テ
レのマスターレンズML2に関しては、収差補正上両面
の偏心精度が非常に厳しくなっている。
【0059】〔実施例8〕図13に実施例8の断面図及
び投光角0°における光線図を示す。この実施例は、実
施例1と同様に、マスターレンズML(テレ)のIRE
D側に正パワーのコンバーターレンズCLを付加してワ
イド化を達成したものである。本実施例では、マスター
レンズMLとコンバーターレンズCLは共に1枚のプレ
ートレンズにて構成されている。全てのDOEは両面共
に回折面である。また、マスターレンズMLは全てのパ
ワーをIRED側の面が有しており、被写体側の面は近
軸的にはパワーレスである。一方、コンバーターレンズ
CLは全体のパワーを両面で等分するように構成してい
る。これらのパワーを任意のパワー配分に変更すること
は可能である。
び投光角0°における光線図を示す。この実施例は、実
施例1と同様に、マスターレンズML(テレ)のIRE
D側に正パワーのコンバーターレンズCLを付加してワ
イド化を達成したものである。本実施例では、マスター
レンズMLとコンバーターレンズCLは共に1枚のプレ
ートレンズにて構成されている。全てのDOEは両面共
に回折面である。また、マスターレンズMLは全てのパ
ワーをIRED側の面が有しており、被写体側の面は近
軸的にはパワーレスである。一方、コンバーターレンズ
CLは全体のパワーを両面で等分するように構成してい
る。これらのパワーを任意のパワー配分に変更すること
は可能である。
【0060】本実施例の重要な特徴は、ワイドリアーコ
ンバーターでありながら、変倍時にマスターレンズML
を移動する必要がない、ということである。その原理は
図5に沿って説明した通りである。変倍に際して光軸方
向の移動を必要とせず、コンバーターレンズCLの出し
入れのみですむから、機構の簡略化と省スペースにおい
て好ましい。
ンバーターでありながら、変倍時にマスターレンズML
を移動する必要がない、ということである。その原理は
図5に沿って説明した通りである。変倍に際して光軸方
向の移動を必要とせず、コンバーターレンズCLの出し
入れのみですむから、機構の簡略化と省スペースにおい
て好ましい。
【0061】その結果、投光角5°程度のアクティブ型
測距レンズの変倍レンズを2枚のプレートレンズで達成
しており、変倍時にマスターレンズMLを移動する必要
がない。また、光線図から分かるように、本実施例では
マスターレンズMLが収差補正上強い発散作用と強い収
斂作用の組み合せになっているから、両面の相対的な偏
心精度が厳しい。
測距レンズの変倍レンズを2枚のプレートレンズで達成
しており、変倍時にマスターレンズMLを移動する必要
がない。また、光線図から分かるように、本実施例では
マスターレンズMLが収差補正上強い発散作用と強い収
斂作用の組み合せになっているから、両面の相対的な偏
心精度が厳しい。
【0062】〔実施例9〕図14に実施例9の断面図及
び投光角0°における光線図を示す。この実施例は、実
施例8と同様の構成である。本実施例では、マスターレ
ンズMLを屈折作用の非球面レンズにて構成し、コンバ
ーターレンズCLは1枚のプレートレンズにて構成され
ている。屈折作用のレンズを用いることによってマスタ
ーレンズMLの偏心精度を緩和している。しかし、省ス
ペース化のためコンバーターレンズCLはDOEにて構
成することが望ましい。その結果、投光角4°程度のア
クティブ型測距レンズの変倍レンズを1枚の屈折レンズ
と1枚のプレートレンズにて達成し、変倍に際しマスタ
ーレンズMLを移動する必要がない。
び投光角0°における光線図を示す。この実施例は、実
施例8と同様の構成である。本実施例では、マスターレ
ンズMLを屈折作用の非球面レンズにて構成し、コンバ
ーターレンズCLは1枚のプレートレンズにて構成され
ている。屈折作用のレンズを用いることによってマスタ
ーレンズMLの偏心精度を緩和している。しかし、省ス
ペース化のためコンバーターレンズCLはDOEにて構
成することが望ましい。その結果、投光角4°程度のア
クティブ型測距レンズの変倍レンズを1枚の屈折レンズ
と1枚のプレートレンズにて達成し、変倍に際しマスタ
ーレンズMLを移動する必要がない。
【0063】〔実施例10〕図15に実施例10の断面
図及び投光角0°における光線図を示す。この実施例
も、実施例8と同様の構成である。その結果、投光角5
°程度のアクティブ型測距レンズの変倍レンズを2枚の
プレートレンズで達成しており、変倍時にマスターレン
ズMLを移動する必要がない。また、実施例8等に比
べ、マスターレンズMLの厚みを厚くしているので、D
OEの両面の偏心精度を緩くすることができる。
図及び投光角0°における光線図を示す。この実施例
も、実施例8と同様の構成である。その結果、投光角5
°程度のアクティブ型測距レンズの変倍レンズを2枚の
プレートレンズで達成しており、変倍時にマスターレン
ズMLを移動する必要がない。また、実施例8等に比
べ、マスターレンズMLの厚みを厚くしているので、D
OEの両面の偏心精度を緩くすることができる。
【0064】以下に、上記実施例1〜10の数値データ
を示す。各データ中、fは焦点距離、FNOはFナンバ
ー、r1 、r2 …は各レンズ面の曲率半径、d1 、d2
…は各レンズ面間の間隔、n900,1 、n900,2 …は各レ
ンズの波長900nmの屈折率であり、また、非球面形
状は前記(f)式にて表される。また、全ての実施例に
おいて、IREDの面番号はワイド状態とテレ状態にて
同じ番号を付してある。なお、全ての実施例において変
倍比は2である。
を示す。各データ中、fは焦点距離、FNOはFナンバ
ー、r1 、r2 …は各レンズ面の曲率半径、d1 、d2
…は各レンズ面間の間隔、n900,1 、n900,2 …は各レ
ンズの波長900nmの屈折率であり、また、非球面形
状は前記(f)式にて表される。また、全ての実施例に
おいて、IREDの面番号はワイド状態とテレ状態にて
同じ番号を付してある。なお、全ての実施例において変
倍比は2である。
【0065】実施例1 (ワイド) f=5.7mm, FNO=0.6, 投光角= 0°及び 6.2° r1 = 7.3017×104 (回折面) d1 = 0 n900,1 =1533 r2 = ∞ d2 = 1 n900,2 =1.48536 r3 = ∞ d3 = 0 n900,3 =1533 r4 = -7.3017×104 (回折面) d4 = 1.322 r5 = 6.6888×104 (回折面) d5 = 0 n900,4 =1533 r6 = ∞ d6 = 1 n900,5 =1.48536 r7 = ∞ d7 = 0 n900,6 =1533 r8 = -6.6888×104 (回折面) d8 = 6.599 r9 = 2 d9 = 3 n900,7 =1.54 r10= (発光部) 非球面係数 第1面 A4 =-2.5495 ×10-7 A6 =-2.9951 ×10-11 A8 = 2.3157 ×10-12 A10= 0 第4面 A4 =-2.6356 ×10-7 A6 = 5.5556 ×10-10 A8 = 2.3933 ×10-13 A10= 0 第5面 A4 =-8.1446 ×10-7 A6 =-7.9769 ×10-9 A8 =-4.9518 ×10-11 A10= 0 第8面 A4 =-9.2578 ×10-7 A6 =-2.9245 ×10-9 A8 = 7.4584 ×10-11 A10= 0 。
【0066】 (テレ) f=11.5mm, FNO=0.6, 投光角= 0°及び 3.1° r1 = 7.3017×104 (回折面) d1 = 0 n900,1 =1533 r2 = ∞ d2 = 1 n900,2 =1.48536 r3 = ∞ d3 = 0 n900,3 =1533 r4 = -7.3017×104 (回折面) d4 =18.346 r9 = 2 d9 = 3 n900,7 =1.54 r10= (発光部) 非球面係数 第1面 A4 =-2.5495 ×10-7 A6 =-2.9951 ×10-11 A8 = 2.3157 ×10-12 A10= 0 第4面 A4 =-2.6356 ×10-7 A6 = 5.5556 ×10-10 A8 = 2.3933 ×10-13 A10= 0 。
【0067】実施例2 (ワイド) f=5.7mm, FNO=1.4, 投光角= 0°及び 3.0° r1 = 3.6245×104 (回折面) d1 = 0 n900,1 =1533 r2 = ∞ d2 = 1 n900,2 =1.48536 r3 = ∞ d3 = 0 n900,3 =1533 r4 = -3.6245×104 (回折面) d4 = 7.597 r9 = 2 d9 = 3 n900,7 =1.54 r10= (発光部) 非球面係数 第1面 A4 =-4.3965 ×10-7 A6 =-2.4207 ×10-8 A8 =-5.6870 ×10-10 A10= 0 第4面 A4 =-4.1272 ×10-7 A6 =-3.6842 ×10-8 A8 = 6.5879 ×10-10 A10= 0 。
【0068】 (テレ) f=11.5mm, FNO=1.4, 投光角= 0°及び 1.5° r1 = -6.1791×104 (回折面) d1 = 0 n900,1 =1533 r2 = ∞ d2 = 1 n900,2 =1.48536 r3 = ∞ d3 = 0 n900,3 =1533 r4 = 6.1791×104 (回折面) d4 = 1.325 r5 = 3.6245×104 (回折面) d5 = 0 n900,4 =1533 r6 = ∞ d6 = 1 n900,5 =1.48536 r7 = ∞ d7 = 0 n900,6 =1533 r8 = -3.6245×104 (回折面) d8 =22.065 r9 = 2 d9 = 3 n900,7 =1.54 r10= (発光部) 非球面係数 第1面 A4 = 1.0537 ×10-7 A6 = 1.0620 ×10-8 A8 =-8.4357 ×10-10 A10= 0 第4面 A4 = 7.4672 ×10-8 A6 = 3.1011 ×10-8 A8 =-1.8305 ×10-9 A10= 0 第5面 A4 =-4.3965 ×10-7 A6 =-2.4207 ×10-8 A8 =-5.6870 ×10-10 A10= 0 第8面 A4 =-4.1272 ×10-7 A6 =-3.6842 ×10-8 A8 = 6.5879 ×10-10 A10= 0 。
【0069】実施例3 (ワイド) f=5.7mm, FNO=1.0, 投光角= 0°及び 3.0° r1 = 3.6245×104 (回折面) d1 = 0 n900,1 =1533 r2 = ∞ d2 = 1 n900,2 =1.48536 r3 = ∞ d3 = 0 n900,3 =1533 r4 = -3.6245×104 (回折面) d4 = 7.597 r9 = 2 d9 = 3 n900,7 =1.54 r10= (発光部) 非球面係数 第1面 A4 =-2.5393 ×10-7 A6 = 3.6092 ×10-9 A8 = 2.1357 ×10-11 A10= 0 第4面 A4 =-2.2970 ×10-7 A6 = 4.2433 ×10-9 A8 =-1.2641 ×10-11 A10= 0 。
【0070】 (テレ) f=11.5mm, FNO=1.0, 投光角= 0°及び 1.5° r1 = 3.6245×104 (回折面) d1 = 0 n900,1 =1533 r2 = ∞ d2 = 1 n900,2 =1.48536 r3 = ∞ d3 = 0 n900,3 =1533 r4 = -3.6245×104 (回折面) d4 = 1.325 r5 = -6.1791×104 (回折面) d5 = 0 n900,4 =1533 r6 = ∞ d6 = 1 n900,5 =1.48536 r7 = ∞ d7 = 0 n900,6 =1533 r8 = 6.1791×104 (回折面) d8 =15.673 r9 = 2 d9 = 3 n900,7 =1.54 r10= (発光部) 非球面係数 第1面 A4 =-2.5393 ×10-7 A6 = 3.6092 ×10-9 A8 = 2.1357 ×10-11 A10= 0 第4面 A4 =-2.2970 ×10-7 A6 = 4.2433 ×10-9 A8 =-1.2641 ×10-11 A10= 0 第5面 A4 =-6.9036 ×10-7 A6 =-1.8895 ×10-8 A8 =-1.8715 ×10-10 A10= 0 第8面 A4 =-9.2800 ×10-7 A6 =-1.7153 ×10-8 A8 = 3.1231 ×10-10 A10= 0 。
【0071】実施例4 (ワイド) f=5.7mm, FNO=0.6, 投光角= 0°及び 5.1° r1 = 6.6888×104 (回折面) d1 = 0 n900,1 =1533 r2 = ∞ d2 = 1 n900,2 =1.48536 r3 = ∞ d3 = 0 n900,3 =1533 r4 = -6.6888×104 (回折面) d4 = 0.725 r5 = 14.5689 (非球面) d5 = 6 n900,4 =1.48536 r6 = -50.2914 (非球面) d6 = 3.618 r7 = 2 d7 = 3 n900,5 =1.54 r8 = (発光部) 非球面係数 第1面 A4 =-7.6389 ×10-7 A6 =-4.7197 ×10-9 A8 = 1.3219 ×10-11 A10= 0 第4面 A4 =-7.9301 ×10-7 A6 = 5.8581 ×10-10 A8 = 3.3711 ×10-11 A10= 0 第5面 A4 =-3.6481 ×10-5 A6 = 4.2726 ×10-7 A8 = 1.1405 ×10-9 A10= 0 第6面 A4 = 4.2710 ×10-6 A6 = 1.1812 ×10-6 A8 =-4.5220 ×10-9 A10= 0 。
【0072】 (テレ) f=11.5mm, FNO=0.6, 投光角= 0°及び 2.6° r1 = 14.5689 (非球面) d1 = 6 n900,1 =1.48536 r2 = -50.2914 (非球面) d2 = 16.770 r7 = 2 d7 = 3 n900,5 =1.54 r8 = (発光部) 非球面係数 第1面 A4 =-3.6481 ×10-5 A6 = 4.2726 ×10-7 A8 = 1.1405 ×10-9 A10= 0 第2面 A4 = 4.2710 ×10-6 A6 = 1.1812 ×10-6 A8 =-4.5220 ×10-9 A10= 0 。
【0073】実施例5 (ワイド) f=5.7mm, FNO=0.6, 投光角= 0°及び 4.1° r1 = 3.6245×104 (回折面) d1 = 0 n900,1 =1533 r2 = ∞ d2 = 1 n900,2 =1.48536 r3 = ∞ d3 = 0 n900,3 =1533 r4 = -3.6245×104 (回折面) d4 = 7.549 r13= 2 d13= 3 n900,10=1.54 r14= (発光部) 非球面係数 第1面 A4 =-9.7573 ×10-7 A6 =-1.1677 ×10-8 A8 = 2.1567 ×10-11 A10= 0 第4面 A4 =-1.0527 ×10-6 A6 =-2.6588 ×10-9 A8 = 1.2132 ×10-10 A10= 0 。
【0074】 (テレ) f=11.4mm, FNO=0.6, 投光角= 0°及び 2.0° r1 = 6.0760×104 (回折面) d1 = 0 n900,1 =1533 r2 = ∞ d2 = 1 n900,2 =1.48536 r3 = ∞ d3 = 0 n900,3 =1533 r4 = -6.0760×104 (回折面) d4 = 9.326 r5 = -3.1147×104 (回折面) d5 = 0 n900,4 =1533 r6 = ∞ d6 = 1 n900,5 =1.48536 r7 = ∞ d7 = 0 n900,6 =1533 r8 = 3.1147×104 (回折面) d8 = 1 r9 = 3.6245×104 (回折面) d9 = 0 n900,7 =1533 r10= ∞ d10= 1 n900,8 =1.48536 r11= ∞ d11= 0 n900,9 =1533 r12= -3.6245×104 (回折面) d12= 7.549 r13= 2 d13= 3 n900,10=1.54 r14= (発光部) 非球面係数 第1面 A4 =-6.5637 ×10-9 A6 =-5.6753 ×10-10 A8 = 1.6949 ×10-12 A10= 0 第4面 A4 = 2.3389 ×10-9 A6 =-6.2095 ×10-10 A8 = 2.0618 ×10-12 A10= 0 第5面 A4 = 3.0221 ×10-8 A6 = 4.5804 ×10-9 A8 = 6.3435 ×10-11 A10= 0 第8面 A4 =-2.2163 ×10-8 A6 = 3.1265 ×10-9 A8 = 2.1486 ×10-10 A10= 0 第9面 A4 =-9.7573 ×10-7 A6 =-1.1677 ×10-8 A8 = 2.1567 ×10-11 A10= 0 第12面 A4 =-1.0527 ×10-6 A6 =-2.6588 ×10-9 A8 = 1.2132 ×10-10 A10= 0 。
【0075】実施例6 (ワイド) f=5.7mm, FNO=0.7, 投光角= 0°及び 4.1° r1 = -3.1147×104 (回折面) d1 = 0 n900,1 =1533 r2 = ∞ d2 = 1 n900,2 =1.48536 r3 = ∞ d3 = 0 n900,3 =1533 r4 = 3.1147×104 (回折面) d4 = 9.329 r5 = 6.0760×104 (回折面) d5 = 0 n900,4 =1533 r6 = ∞ d6 = 1 n900,5 =1.48536 r7 = ∞ d7 = 0 n900,67=1533 r8 = -6.0760×104 (回折面) d8 = 1 r9 = 14.5900 (非球面) d9 = 6 n900,7 =1.48536 r10= -50.0100 (非球面) d10=16.660 r11= 2 d11= 3 n900,8 =1.54 r12= (発光部) 非球面係数 第1面 A4 =-4.1544 ×10-9 A6 =-5.7862 ×10-9 A8 =-3.1672 ×10-10 A10= 0 第4面 A4 =-3.6013 ×10-8 A6 = 3.0139 ×10-9 A8 =-4.1593 ×10-10 A10= 0 第5面 A4 = 1.0226 ×10-8 A6 = 1.9626 ×10-9 A8 =-7.2099 ×10-12 A10= 0 第8面 A4 = 1.6754 ×10-8 A6 = 1.5690 ×10-9 A8 =-1.6641 ×10-12 A10= 0 第9面 A4 =-3.6629 ×10-5 A6 = 4.2480 ×10-7 A8 = 1.0442 ×10-9 A10= 0 第12面 A4 = 4.3544 ×10-6 A6 = 1.1639 ×10-6 A8 =-4.5540 ×10-9 A10= 0 。
【0076】 (テレ) f=11.4mm, FNO=0.7, 投光角= 0°及び 2.0° r1 = 14.5900 (非球面) d1 = 6 n900,1 =1.48536 r2 = -50.0100 (非球面) d2 = 16.660 r11= 2 d3 = 3 n900,8 =1.54 r12= (発光部) 非球面係数 第1面 A4 =-3.6629 ×10-5 A6 = 4.2480 ×10-7 A8 = 1.0442 ×10-9 A10= 0 第2面 A4 = 4.3544 ×10-6 A6 = 1.1639 ×10-6 A8 =-4.5540 ×10-9 A10= 0 。
【0077】実施例7 (ワイド) f=5.7mm, FNO=0.6, 投光角= 0°及び 4.1° r1 = 3.6245×104 (回折面) d1 = 0 n900,1 =1533 r2 = ∞ d2 = 1 n900,2 =1.48536 r3 = ∞ d3 = 0 n900,3 =1533 r4 = -3.6245×104 (回折面) d4 = 7.597 r5 = 2 d5 = 3 n900,5 =1.54 r6 = (発光部) 非球面係数 第1面 A4 =-9.7821 ×10-7 A6 =-1.1943 ×10-8 A8 = 1.0113 ×10-12 A10= 0 第4面 A4 =-1.0524 ×10-6 A6 =-3.3691 ×10-9 A8 = 1.3110 ×10-10 A10= 0 。
【0078】 (テレ) f=11.5mm, FNO=0.6, 投光角= 0°及び 2.0° r1 = 7.3017×104 (回折面) d1 = 0 n900,1 =1533 r2 = ∞ d2 = 1 n900,2 =1.48536 r3 = ∞ d3 = 0 n900,3 =1533 r4 = -7.3017×104 (回折面) d4 =19.667 r5 = 2 d5 = 3 n900,5 =1.54 r6 = (発光部) 非球面係数 第1面 A4 =-2.5243 ×10-7 A6 =-6.7180 ×10-11 A8 = 2.3145 ×10-12 A10= 0 第4面 A4 =-2.6103 ×10-7 A6 = 5.1194 ×10-10 A8 = 3.7424 ×10-13 A10= 0 。
【0079】実施例8 (ワイド) f=5.7mm, FNO=0.6, 投光角= 0°及び 5.2° r1 = ∞ (回折面) d1 = 0 n900,1 =1533 r2 = ∞ d2 = 1 n900,2 =1.48536 r3 = ∞ d3 = 0 n900,3 =1533 r4 = -3.6768×104 (回折面) d4 = 2 r5 = -4.3250×104 (回折面) d5 = 0 n900,4 =1533 r6 = ∞ d6 =11.883 n900,5 =1.48536 r7 = ∞ d7 = 0 n900,6 =1533 r8 = -1.7422×104 (回折面) d8 = 6.008 r9 = 2 d9 = 3 n900,7 =1.54 r10= (発光部) 非球面係数 第1面 A4 =-2.1045 ×10-7 A6 =-6.5172 ×10-11 A8 = 1.6484 ×10-12 A10= 0 第4面 A4 =-2.0462 ×10-7 A6 = 3.0078 ×10-10 A8 = 6.4334 ×10-13 A10= 0 第5面 A4 =-6.5032 ×10-8 A6 =-4.7563 ×10-10 A8 =-5.6678 ×10-12 A10= 0 第8面 A4 =-2.6461 ×10-8 A6 =-2.2351 ×10-10 A8 = 3.2722 ×10-12 A10= 0 。
【0080】 (テレ) f=11.4mm, FNO=0.6, 投光角= 0°及び 2.6° r1 = ∞ (回折面) d1 = 0 n900,1 =1533 r2 = ∞ d2 = 1 n900,2 =1.48536 r3 = ∞ d3 = 0 n900,3 =1533 r4 = -3.6768×104 (回折面) d4 =19.890 r9 = 2 d9 = 3 n900,7 =1.54 r10= (発光部) 非球面係数 第1面 A4 =-2.1045 ×10-7 A6 =-6.5172 ×10-11 A8 = 1.6484 ×10-12 A10= 0 第4面 A4 =-2.0462 ×10-7 A6 = 3.0078 ×10-10 A8 = 6.4334 ×10-13 A10= 0 。
【0081】実施例9 (ワイド) f=5.7mm, FNO=0.6, 投光角= 0°及び 4.1° r1 = 14.9250 (非球面) d1 = 6 n900,1 =1.48536 r2 = -46.0910 (非球面) d2 = 2.847 r3 = -2.6792×104 (回折面) d3 = 0 n900,2 =1533 r4 = ∞ d4 = 8.912 n900,3 =1.48536 r5 = ∞ d5 = 0 n900,4 =1533 r6 = -1.3722×104 (回折面) d6 = 4.978 r7 = 2 d7 = 3 n900,5 =1.54 r8 = (発光部) 非球面係数 第1面 A4 =-3.1271 ×10-5 A6 = 2.8387 ×10-7 A8 = 1.1218 ×10-9 A10= 0 第2面 A4 = 1.3446 ×10-5 A6 = 7.9855 ×10-7 A8 =-2.7104 ×10-9 A10= 0 第3面 A4 =-1.5457 ×10-7 A6 =-1.8898 ×10-9 A8 =-5.3696 ×10-11 A10= 0 第6面 A4 =-5.8535 ×10-8 A6 =-5.9937 ×10-10 A8 = 9.7681 ×10-12 A10= 0 。
【0082】 (テレ) f=11.4mm, FNO=0.6, 投光角= 0°及び 2.0° r1 = 14.9250 (非球面) d1 = 6 n900,1 =1.48536 r2 = -46.0910 (非球面) d2 = 16.738 r7 = 2 d7 = 3 n900,5 =1.54 r8 = (発光部) 非球面係数 第1面 A4 =-3.1271 ×10-5 A6 = 2.8387 ×10-7 A8 = 1.1218 ×10-9 A10= 0 第2面 A4 = 1.3446 ×10-5 A6 = 7.9855 ×10-7 A8 =-2.7104 ×10-9 A10= 0 。
【0083】実施例10 (ワイド) f=5.7mm, FNO=0.6, 投光角= 0°及び 5.2° r1 = 7.1955×104 (回折面) d1 = 0 n900,1 =1533 r2 = ∞ d2 = 3 n900,2 =1.48536 r3 = ∞ d3 = 0 n900,3 =1533 r4 = -7.1955×104 (回折面) d4 = 8.968 r5 = -1.4025×104 (回折面) d5 = 0 n900,4 =1533 r6 = ∞ d6 = 5.941 n900,5 =1.48536 r7 = ∞ d7 = 0 n900,6 =1533 r8 = -0.9762×104 (回折面) d8 = 3.949 r9 = 2 d9 = 3 n900,7 =1.54 r10= (発光部) 非球面係数 第1面 A4 =-8.2205 ×10-8 A6 =-1.1698 ×10-10 A8 =-6.7833 ×10-14 A10= 0 第4面 A4 =-9.1455 ×10-8 A6 = 7.4115 ×10-11 A8 = 4.6373 ×10-14 A10= 0 第5面 A4 =-3.9390 ×10-7 A6 =-1.3028 ×10-8 A8 =-3.0841 ×10-10 A10= 0 第8面 A4 =-9.4070 ×10-8 A6 =-3.2980 ×10-9 A8 = 8.4846 ×10-11 A10= 0 。
【0084】 (テレ) f=11.4mm, FNO=0.6, 投光角= 0°及び 2.6° r1 = 7.1955×104 (回折面) d1 = 0 n900,1 =1533 r2 = ∞ d2 = 3 n900,2 =1.48536 r3 = ∞ d3 = 0 n900,3 =1533 r4 = -7.1955×104 (回折面) d4 =18.858 r9 = 2 d9 = 3 n900,7 =1.54 r10= (発光部) 非球面係数 第1面 A4 =-8.2205 ×10-8 A6 =-1.1698 ×10-10 A8 =-6.7833 ×10-14 A10= 0 第4面 A4 =-9.1455 ×10-8 A6 = 7.4115 ×10-11 A8 = 4.6373 ×10-14 A10= 0 。
【0085】以上の実施例1、7、8の収差図をそれぞ
れ図16、図17、図18に示す。各図中、(a)はワ
イド状態、(b)はテレ状態の収差図であり、SAは球
面収差、ASは非点収差、DSは歪曲収差を示す。ま
た、各図中、ωは画角を表す。なお、被写体距離は、図
16、図17においては、ワイドが3m、テレが5mに
設定してあり、図18の場合は、ワイドとテレ共に無限
遠に設定してある。
れ図16、図17、図18に示す。各図中、(a)はワ
イド状態、(b)はテレ状態の収差図であり、SAは球
面収差、ASは非点収差、DSは歪曲収差を示す。ま
た、各図中、ωは画角を表す。なお、被写体距離は、図
16、図17においては、ワイドが3m、テレが5mに
設定してあり、図18の場合は、ワイドとテレ共に無限
遠に設定してある。
【0086】以上、投光レンズ系への適用として実施例
を示した。この結果を受光レンズ系へ適用することは容
易である。また、各実施例のDOEの基材は全てアクリ
ルとしているが、これに限るものではない。ガラスの表
面に回折面を構成すれば、温度や湿度の変化に対して安
定なDOEを得られる。
を示した。この結果を受光レンズ系へ適用することは容
易である。また、各実施例のDOEの基材は全てアクリ
ルとしているが、これに限るものではない。ガラスの表
面に回折面を構成すれば、温度や湿度の変化に対して安
定なDOEを得られる。
【0087】以上の本発明の測距装置は例えば次のよう
に構成することができる。 〔1〕 発光手段と、該発光手段から発する光を被写体
に向けて投射する投光レンズ系と、前記被写体による反
射光を集光する受光レンズ系と、その光を検知する検出
手段とを有する測距装置において、前記投光レンズ系あ
るいは受光レンズ系は、マスターレンズにコンバーター
レンズを付加して焦点距離を変えものであり、該マスタ
ーレンズあるいはコンバーターレンズは、両面が平面に
て構成され、その中の少なくとも1面が回折面にて構成
された回折型光学素子を有することを特徴とする測距装
置。
に構成することができる。 〔1〕 発光手段と、該発光手段から発する光を被写体
に向けて投射する投光レンズ系と、前記被写体による反
射光を集光する受光レンズ系と、その光を検知する検出
手段とを有する測距装置において、前記投光レンズ系あ
るいは受光レンズ系は、マスターレンズにコンバーター
レンズを付加して焦点距離を変えものであり、該マスタ
ーレンズあるいはコンバーターレンズは、両面が平面に
て構成され、その中の少なくとも1面が回折面にて構成
された回折型光学素子を有することを特徴とする測距装
置。
【0088】〔2〕 上記〔1〕において、マスターレ
ンズの少なくとも1面に回折型光学素子を備えているこ
とを特徴とする測距装置。
ンズの少なくとも1面に回折型光学素子を備えているこ
とを特徴とする測距装置。
【0089】〔3〕 上記〔1〕において、マスターレ
ンズの被写体側あるいはその反対側に正パワーのレンズ
を付加して全系の焦点距離を短くすることを特徴とする
測距装置。
ンズの被写体側あるいはその反対側に正パワーのレンズ
を付加して全系の焦点距離を短くすることを特徴とする
測距装置。
【0090】〔4〕 上記〔1〕において、マスターレ
ンズの被写体側あるいはその反対側に負パワーのレンズ
を付加して全系の焦点距離を長くすることを特徴とする
測距装置。
ンズの被写体側あるいはその反対側に負パワーのレンズ
を付加して全系の焦点距離を長くすることを特徴とする
測距装置。
【0091】〔5〕 上記〔1〕において、マスターレ
ンズの被写体側にアフォーカルなレンズを付加すること
を特徴とする測距装置。
ンズの被写体側にアフォーカルなレンズを付加すること
を特徴とする測距装置。
【0092】〔6〕 上記〔5〕において、アフォーカ
ルなレンズは被写体側から順に正パワー・負パワーにて
構成され、全系の焦点距離を長くすることを特徴とする
測距装置。
ルなレンズは被写体側から順に正パワー・負パワーにて
構成され、全系の焦点距離を長くすることを特徴とする
測距装置。
【0093】〔7〕 上記〔5〕において、アフォーカ
ルなレンズは被写体側から順に負パワー・正パワーにて
構成され、全系の焦点距離を短くすることを特徴とする
測距装置。
ルなレンズは被写体側から順に負パワー・正パワーにて
構成され、全系の焦点距離を短くすることを特徴とする
測距装置。
【0094】〔8〕 上記〔1〕において、マスターレ
ンズとコンバーターレンズが共に回折型光学素子を有す
ることを特徴とする測距装置。
ンズとコンバーターレンズが共に回折型光学素子を有す
ることを特徴とする測距装置。
【0095】
〔9〕 上記〔1〕において、コンバータ
ーレンズのみが回折型光学素子を有することを特徴とす
る測距装置。
ーレンズのみが回折型光学素子を有することを特徴とす
る測距装置。
【0096】〔10〕 上記〔1〕において、該回折型
光学素子は両面共に回折面からなることを特徴とする測
距装置。
光学素子は両面共に回折面からなることを特徴とする測
距装置。
【0097】〔11〕 発光手段と、該発光手段から発
する光を被写体に向けて投射する投光レンズ系と、前記
被写体による反射光を集光する受光レンズ系と、その光
を検知する検出手段とを有する測距装置において、前記
投光レンズ系あるいは受光レンズ系は、複数のマスター
レンズを交換して焦点距離を変えるものであり、該マス
ターレンズは両面が平面にて構成され、その中の少なく
とも1面が回折面にて構成された回折型光学素子を有す
ることを特徴とする測距装置。
する光を被写体に向けて投射する投光レンズ系と、前記
被写体による反射光を集光する受光レンズ系と、その光
を検知する検出手段とを有する測距装置において、前記
投光レンズ系あるいは受光レンズ系は、複数のマスター
レンズを交換して焦点距離を変えるものであり、該マス
ターレンズは両面が平面にて構成され、その中の少なく
とも1面が回折面にて構成された回折型光学素子を有す
ることを特徴とする測距装置。
【0098】〔12〕 発光手段と、該発光手段から発
する光を被写体に向けて投射する投光レンズ系と、前記
被写体による反射光を集光する受光レンズ系と、その光
を検知する検出手段とを有する測距装置において、前記
投光レンズ系あるいは受光レンズ系は、マスターレンズ
にコンバーターレンズを付加して焦点距離を変えるか、
複数のマスターレンズを交換して焦点距離を変えるもの
であり、該マスターレンズは両面が平面にて構成され、
その中の少なくとも1面が回折面にて構成された回折型
光学素子を有しており、該回折型光学素子はその被写体
側の面においてレンズ周辺部で発散作用を有し、被写体
と反対側の面においてレンズ周辺部で収斂作用を有する
ことを特徴とする測距装置。
する光を被写体に向けて投射する投光レンズ系と、前記
被写体による反射光を集光する受光レンズ系と、その光
を検知する検出手段とを有する測距装置において、前記
投光レンズ系あるいは受光レンズ系は、マスターレンズ
にコンバーターレンズを付加して焦点距離を変えるか、
複数のマスターレンズを交換して焦点距離を変えるもの
であり、該マスターレンズは両面が平面にて構成され、
その中の少なくとも1面が回折面にて構成された回折型
光学素子を有しており、該回折型光学素子はその被写体
側の面においてレンズ周辺部で発散作用を有し、被写体
と反対側の面においてレンズ周辺部で収斂作用を有する
ことを特徴とする測距装置。
【0099】〔13〕 発光手段と、該発光手段から発
する光を被写体に向けて投射する投光レンズ系と、前記
被写体による反射光を集光する受光レンズ系と、その光
を検知する検出手段とを有する測距装置において、前記
投光レンズ系あるいは受光レンズ系は、マスターレンズ
にコンバーターレンズを付加して焦点距離を変えるもの
であり、その際、マスターレンズは固定されており、コ
ンバーターレンズは両面が平面にて構成され、その中の
少なくとも1面が回折面にて構成された回折型光学素子
を有することを特徴とする測距装置。
する光を被写体に向けて投射する投光レンズ系と、前記
被写体による反射光を集光する受光レンズ系と、その光
を検知する検出手段とを有する測距装置において、前記
投光レンズ系あるいは受光レンズ系は、マスターレンズ
にコンバーターレンズを付加して焦点距離を変えるもの
であり、その際、マスターレンズは固定されており、コ
ンバーターレンズは両面が平面にて構成され、その中の
少なくとも1面が回折面にて構成された回折型光学素子
を有することを特徴とする測距装置。
【0100】〔14〕 上記〔13〕において、コンバ
ーターレンズは両面共に回折面であり、被写体側の面は
負パワーを有し、被写体と反対側の面は正パワーを有す
ることを特徴とする測距装置。
ーターレンズは両面共に回折面であり、被写体側の面は
負パワーを有し、被写体と反対側の面は正パワーを有す
ることを特徴とする測距装置。
【0101】〔15〕 上記〔13〕において、下記条
件式を満足することを特徴とする測距装置。 0.2<d/fW <1 ・・・・ ただし、dはコンバーターレンズの中心厚、fW はワイ
ド状態での全系の焦点距離である。
件式を満足することを特徴とする測距装置。 0.2<d/fW <1 ・・・・ ただし、dはコンバーターレンズの中心厚、fW はワイ
ド状態での全系の焦点距離である。
【0102】〔16〕 発光手段と、該発光手段から発
する光を被写体に向けて投射する投光レンズ系と、前記
被写体による反射光を集光する受光レンズ系と、その光
を検知する検出手段とを有する測距装置において、前記
投光レンズ系あるいは受光レンズ系は、マスターレンズ
にコンバーターレンズを付加して焦点距離を変えもので
あり、該マスターレンズあるいはコンバーターレンズ
は、両面が平面にて構成され、その中の少なくとも1面
が回折面にて構成された回折型光学素子を有し、前記マ
スターレンズは非球面を有することを特徴とする測距装
置。
する光を被写体に向けて投射する投光レンズ系と、前記
被写体による反射光を集光する受光レンズ系と、その光
を検知する検出手段とを有する測距装置において、前記
投光レンズ系あるいは受光レンズ系は、マスターレンズ
にコンバーターレンズを付加して焦点距離を変えもので
あり、該マスターレンズあるいはコンバーターレンズ
は、両面が平面にて構成され、その中の少なくとも1面
が回折面にて構成された回折型光学素子を有し、前記マ
スターレンズは非球面を有することを特徴とする測距装
置。
【0103】
【発明の効果】本発明の測距装置に用いられる投光レン
ズ系あるいは受光レンズ系によれば、ワイドとテレの切
り換え可能な変倍レンズ系において、省スペース可能な
薄型レンズ系を得られる。また、マスターレンズ固定の
ワイドコンバーターレンズのように、変倍の際レンズの
光軸方向の移動がなく、機械的機構の簡単なレンズ系が
得られる。
ズ系あるいは受光レンズ系によれば、ワイドとテレの切
り換え可能な変倍レンズ系において、省スペース可能な
薄型レンズ系を得られる。また、マスターレンズ固定の
ワイドコンバーターレンズのように、変倍の際レンズの
光軸方向の移動がなく、機械的機構の簡単なレンズ系が
得られる。
【図1】本発明が適用可能なアクティブ方式の測距装置
の要部のブロック図である。
の要部のブロック図である。
【図2】回折格子の回折作用を説明するための図であ
る。
る。
【図3】位相変調型回折型光学素子の断面形状を示す図
である。
である。
【図4】回折型光学素子による収差補正を説明するため
の図である。
の図である。
【図5】マスターレンズ固定の変倍化を説明するための
図である。
図である。
【図6】実施例1の測距用レンズ系の断面図である。
【図7】実施例2の測距用レンズ系の断面図である。
【図8】実施例3の測距用レンズ系の断面図である。
【図9】実施例4の測距用レンズ系の断面図である。
【図10】実施例5の測距用レンズ系の断面図である。
【図11】実施例6の測距用レンズ系の断面図である。
【図12】実施例7の測距用レンズ系の断面図である。
【図13】実施例8の測距用レンズ系の断面図である。
【図14】実施例9の測距用レンズ系の断面図である。
【図15】実施例10の測距用レンズ系の断面図であ
る。
る。
【図16】実施例1の収差図である。
【図17】実施例7の収差図である。
【図18】実施例8の収差図である。
【図19】本発明において用いる回折面の具体的な形状
を例示する断面図である。
を例示する断面図である。
11…赤外発光ダイオード(IRED) 11a…制御部 12…投光レンズ系 13…被写体 14…受光レンズ系 15…位置検出装置(PSD) 16…距離算出手段 17…制御手段 18…駆動ドライバー 19…駆動モーター 21…透明部 22…不透明部 23…高屈折率部 24…低屈折率部 61…マスターレンズ 62…コンバーターレンズ 63…コンバーターレンズの被写体側の面 64…コンバーターレンズの被写体と反対側の面 65…発光面又は受光面 66…ワイド全系の後側主点 rF …プレートレンズの被写体側の面 rR …プレートレンズの被写体側の反対側の面 ML…マスターレンズ CL…コンバーターレンズ
Claims (3)
- 【請求項1】 発光手段と、該発光手段から発する光を
被写体に向けて投射する投光レンズ系と、前記被写体に
よる反射光を集光する受光レンズ系と、その光を検知す
る検出手段とを有する測距装置において、前記投光レン
ズ系あるいは受光レンズ系は、マスターレンズにコンバ
ーターレンズを付加して焦点距離を変えものであり、該
マスターレンズあるいはコンバーターレンズは、両面が
平面にて構成され、その中の少なくとも1面が回折面に
て構成された回折型光学素子を有することを特徴とする
測距装置。 - 【請求項2】 発光手段と、該発光手段から発する光を
被写体に向けて投射する投光レンズ系と、前記被写体に
よる反射光を集光する受光レンズ系と、その光を検知す
る検出手段とを有する測距装置において、前記投光レン
ズ系あるいは受光レンズ系は、複数のマスターレンズを
交換して焦点距離を変えるものであり、該マスターレン
ズは両面が平面にて構成され、その中の少なくとも1面
が回折面にて構成された回折型光学素子を有することを
特徴とする測距装置。 - 【請求項3】 発光手段と、該発光手段から発する光を
被写体に向けて投射する投光レンズ系と、前記被写体に
よる反射光を集光する受光レンズ系と、その光を検知す
る検出手段とを有する測距装置において、前記投光レン
ズ系あるいは受光レンズ系は、マスターレンズにコンバ
ーターレンズを付加して焦点距離を変えるものであり、
その際、マスターレンズは固定されており、コンバータ
ーレンズは両面が平面にて構成され、その中の少なくと
も1面が回折面にて構成された回折型光学素子を有する
ことを特徴とする測距装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14302996A JPH09325025A (ja) | 1996-06-05 | 1996-06-05 | 測距装置 |
US08/859,780 US5877850A (en) | 1996-05-20 | 1997-05-19 | Distance measuring apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14302996A JPH09325025A (ja) | 1996-06-05 | 1996-06-05 | 測距装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09325025A true JPH09325025A (ja) | 1997-12-16 |
Family
ID=15329260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14302996A Withdrawn JPH09325025A (ja) | 1996-05-20 | 1996-06-05 | 測距装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09325025A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005251795A (ja) * | 2004-03-01 | 2005-09-15 | Casio Comput Co Ltd | 発光ダイオードを備えた光源及びそれを用いた測距装置 |
-
1996
- 1996-06-05 JP JP14302996A patent/JPH09325025A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005251795A (ja) * | 2004-03-01 | 2005-09-15 | Casio Comput Co Ltd | 発光ダイオードを備えた光源及びそれを用いた測距装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030805 |