JPH09324566A - 通信装置及び遠隔コントロール装置 - Google Patents

通信装置及び遠隔コントロール装置

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JPH09324566A
JPH09324566A JP16693196A JP16693196A JPH09324566A JP H09324566 A JPH09324566 A JP H09324566A JP 16693196 A JP16693196 A JP 16693196A JP 16693196 A JP16693196 A JP 16693196A JP H09324566 A JPH09324566 A JP H09324566A
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Shuji Yamashita
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 LC発振回路を用いた送信機の発振周波数が
不安定になった場合でも、受信機によって確実に受信で
きるようにする。 【解決手段】 送信制御部2はIDコード記憶装置3か
らIDコードを読み出し、VCO制御回路5へ送信す
る。IDコードのHレベル部分では、VCO制御回路5
の出力電圧はVLからVHへ増加し、IDコードのLレベ
ル部分ではVLになる。VCO6は、VCO制御回路5
の出力電圧によって変化する周波数を発生するので、I
DコードのHレベル部分では、搬送波の周波数が変化す
る。このときの搬送波の周波数のスイープ範囲が受信周
波数帯域を跨いで掃引されるようにすれば、送信機の搬
送波の周波数が変動しても、送信機1でスイープされて
いる搬送波の周波数が受信周波数帯域と重複している限
り、受信機9で受信される。この後、波形整形回路14
によって波形整形することにより送信データが復元され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信装置及び遠隔コ
ントロール装置に関する。特に、電波により送信手段と
受信手段との間で通信する通信手段と、当該通信手段を
利用した遠隔コントロール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のドア錠を開閉するためのキーに設
けられた送信機(子機)からの送信電波を車両に搭載さ
れた受信機で受信することにより、車両のドア錠を施錠
または解錠するキーレスエントリーシステムが用いられ
ている。
【0003】キーレスエントリーシステムにあっては、
識別コードや制御コード等の送信データの各信号レベル
H,L(すなわち、High及びLowレベルの電圧VH,V
L)に対応した周波数fH,fLの信号(以下、搬送波と
いう)を生成し、この周波数変調信号を送信電波として
送信アンテナから送信している。一方、受信機側では、
この送信電波を受信アンテナによって受信し、受信電波
を検波/復調することによって識別コードや制御コード
に対応するアナログ信号を抽出し、抽出したアナログ信
号をアナログ/デジタル(A/D)変換することによ
り、識別コードや制御コードを復元している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の送信機では、上
記のような搬送波を発生させるための発振回路として、
水晶振動子やSAW(弾性表面波)振動子を用いてい
る。しかしながら、水晶振動子やSAW振動子を用いた
発振回路では、高価な水晶振動子やSAW振動子などの
部品が必要となり、発振回路が高コストにつくという問
題がある。また、水晶振動子やSAW振動子は落下等の
衝撃に弱いため、送信機を持ち歩いていて地面等に落と
したりすると、故障したり破損したりする恐れがあっ
た。
【0005】このため、インダクタンスLとキャパシタ
ンスCだけのLC発振回路で搬送波を発生させるように
した安価な送信機も用いられている。しかしながら、L
C発振回路は経時的変化に対しても温度変化に対しても
共振周波数が変動し易いので、送信機の発振周波数が変
動し易く、送信電波の周波数安定性が悪かった。一方、
キーレスエントリーシステムの受信機は、受信帯域が狭
く、数k〜数10kHzくらいしかない。そのため、送
信機の発振周波数が変動すると、受信機側で送信電波を
受信できなくなり、ドアの施錠/解錠を行なえなくなる
恐れがあった。
【0006】例えば、識別コードや制御コードからなる
図1(a)に示すような矩形波状の送信データにFSK
(Frequency Shift Keying)法によりFM変調を施した
搬送波の波形が図1(b)であるとする。すなわち、送
信データのうち、電圧VHのHレベル部分では、周波数
fHの搬送波が発生し、電圧VLのLレベル部分では、周
波数fLの搬送波が発生している。このような搬送波の
周波数が、LC発振回路の不安定により周波数が変動
し、図1(c)に示すようにfH´とfL´に変化したと
する。
【0007】図1(d)(e)は、それぞれ図1(b)
(c)の送信電波の搬送波を周波数空間における周波数
スペクトラムとして表わしたものである。また、図1
(f)は受信機における受信周波数帯域を示す。図1
(b)のようにLC発振回路が安定している場合には、
図1(d)及び(f)に示すように、送信機の搬送波周
波数fH、fLはいずれも受信周波数帯域内に位置してい
る。しかし、LC発振回路の発振周波数が不安定になる
と、送信電波の搬送波周波数がfH´、fL´にシフト
し、図1(e)及び(f)に示すように、Hレベルに対
応する搬送波周波数fH´が受信周波数帯域外へ出てし
まい、Hレベルの信号は受信機において受信されなくな
る。すなわち、受信機側において送信機からの送信電波
を受信できなくなる。
【0008】本発明は叙上の従来例の欠点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、送信手段の
発振回路にLC発振回路のように発振周波数が不安定な
ものを用いている場合でも、確実に受信手段により受信
させることのできる通信装置及び遠隔コントロール装置
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の通信装
置は、所定のデータを、周波数の違いに関連付けて、も
しくは搬送波の有無に関連付けて、搬送波として送信す
る送信手段と、前記搬送波を設定された受信周波数で受
信することにより、搬送波として送信されてきたデータ
を復調する受信手段と、を備えた通信装置において、前
記送信手段は、搬送波の受信されるべき部分の周波数
を、前記受信周波数域にほぼわたるように変化させ、搬
送波を送信することを特徴としている。
【0010】ここで、送信手段における搬送波の周波数
の変化が受信周波数帯域にほぼわたるとは、送信手段が
安定な状態にある場合の条件であって、送信手段が不安
定になっている場合には、送信手段において周波数をス
イープ(掃引)する範囲は受信手段の受信周波数帯域か
らずれていてもよい(少なくとも、一部重複していれば
よい)。さらに、送信手段における搬送波の周波数の変
化が受信周波数帯域にほぼわたるとは、搬送波周波数の
変化が受信周波数帯域よりも大きい場合でもよく、搬送
波周波数の変化が受信周波数帯域よりも若干小さい場合
であってもよい。
【0011】また、送信手段における搬送波の周波数の
変化は、連続的に変化することが望ましいが、必ずしも
連続的である必要はなく、不連続に変化しても差し支え
ない。
【0012】請求項2に記載の実施態様は、請求項1に
記載の通信装置において、前記送信手段は、データに関
連付けられた矩形波形の電圧信号が入力され、入力され
た電圧信号を連続的に変化する波形の電圧に変換し出力
する波形変換部と、前記波形変換部から出力された電圧
信号が入力され、当該電圧信号の電圧値に応じて前記搬
送波の周波数を変化させる周波数変化部と、を有するこ
とを特徴としている。
【0013】請求項3に記載の実施態様は、請求項1又
は2に記載の通信装置と、被制御装置とを備えた遠隔コ
ントロール装置において、前記被制御装置は、前記通信
装置に含まれる受信手段が復調したデータに基づいて制
御されることを特徴としている。
【0014】請求項4に記載の実施態様は、請求項1又
は2に記載の通信装置と、車両のドアロック制御装置と
を備えた遠隔コントロール装置において、前記通信装置
に含まれる受信手段は車両に設けられ、前記ドアロック
制御装置は、前記受信手段が復調したデータに基づいて
前記車両ドアのロック制御を行なうことを特徴としてい
る。
【0015】
【作用】本発明の通信装置にあっては、搬送波周波数を
受信周波数域に跨がって連続的に変化させるようにして
受信手段へ送信しているので、送信手段の発振回路とし
てLC発振回路のように発振周波数が不安定なものを用
いていて、送信手段からの搬送波の周波数が不安定に変
動している場合でも、送信手段の搬送波周波数がスイー
プされるうちに受信周波数帯域に入り、受信手段に受信
される。従って、送信手段の周波数が不安定になって
も、受信手段において送信電波を確実に受信することが
できる。
【0016】送信手段において搬送波周波数を連続的に
変化させるためには、例えば、矩形波形を一旦連続的に
変化する電圧に変換した後、例えば電圧制御発振器を用
いて、その電圧値に応じた周波数の搬送波を発生させれ
ばよい。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、送信手段から送信され
る搬送波の周波数をスイープしているので、送信手段に
おいて搬送波の周波数が変動しても、受信手段では確実
に送信電波を受信することができる。従って、送信手段
において、経年変化や温度変化等による周波数安定性の
低い発振回路を用いることが可能になる。
【0018】この結果、例えばLC発振回路等の定コス
トの発振回路を用いることができ、通信装置のコストを
安価にすることができる。
【0019】さらに、LC発振回路を用いれば、水晶発
振回路やSAW発振回路等を用いた場合と比較して、送
信機の耐衝撃性や振動耐性を高くすることができ、送信
機を過って落下させた場合などでも、送信機の故障発生
を低減できる。
【0020】また、狭帯域受信を行なうことができるの
で、選択性のよい受信機を低コストで作製できる。
【0021】
【発明の実施の形態】図2及び図3は本発明の一実施形
態による通信装置を構成する送信機1及び受信機9の構
成を示す概略ブロック図である。図2に示す送信機1
は、マイクロプロセッサによって構成された送信機制御
部2、マニュアル操作可能な送信スイッチ8、送信機固
有のIDコード(識別コード)を記憶しているIDコー
ド記憶装置(メモリ)3、IDコードや制御コード等の
送信データを変調する送信回路4、および送信アンテナ
7からなり、送信回路4は電圧制御発振器(Voltage-c
ontrolled Oscillator;以下、VCOという)6及びV
CO制御回路5とからなる。
【0022】送信回路4を構成するVCO6は、電圧変
化(入力側)を周波数変化(出力側)に変換することの
できるように設計された発振器であって、LC発振によ
って構成されている。すなわち、VCO6は、図4の特
性イに示すように、入力された制御信号電圧(VCO制
御回路5からの入力電圧)の大きさにより発振周波数を
変化させて出力する回路である。また、VCO制御回路
5は、送信データをVCO6の周波数制御信号に変換す
る回路で、送信データである矩形波を例えば三角波ない
しノコギリ波状の電圧変化に変換してVCO6へ出力す
る。但し、VCO制御回路5の出力は、必ずしも連続的
に変化する必要はない。
【0023】図3に示す受信機9は車両に搭載されてお
り、マイクロプロセッサによって構成された受信機制御
部10、受信アンテナ11、受信電波を検波/復調する
受信回路12、受信機固有のIDコード(識別コード)
を記憶しているIDコード記憶装置(メモリ)13、受
信機制御部10内に設けられた波形整形回路14、出力
回路15、リレー/アクチュエータ16、および受信ス
イッチ17からなる。
【0024】ここで、ペアとなる送信機1のIDコード
記憶装置3と受信機9のIDコード記憶装置13とで
は、同一のIDコードもしくは一定の関係にあるIDコ
ードを有している。また、波形整形回路14は信号波形
を矩形波に整形する回路であって、例えばワンショット
マルチバイブレーターによって構成され、入力信号によ
って送信データのHレベル部分と同じパルス幅のHレベ
ル信号を発生する。リレー/アクチュエータ16は、例
えば車両のドア錠を施錠、解錠したり、エンジンをアイ
ドリングさせるためのモータ等のアクチュエータもしく
は当該アクチュエータをオン、オフさせるためのリレー
である。なお、受信スイッチ17は、車両に設けられて
いるドアスイッチやキースイッチ等の各種スイッチであ
って、この受信スイッチ17の状態によっては、リレー
/アクチュエータ16が動作禁止となる。
【0025】図5は、FM変調方式の場合について、送
信機1と受信機9の働きを示す図である。図5(a)は
送信機1の送信機制御部2から出力される送信データの
一例であって、マンチェスターコードの「101」を表
わしている。図5(b)はVCO制御回路5から出力さ
れる制御信号を表わし、図5(c)はVCO6から出力
される搬送波を示す。また、図5(d)は送信機1が安
定している場合における、Hレベル部分の周波数の変化
を示し、図5(e)は送信機1が不安定になっている場
合における、Hレベル部分の周波数の変化を示す。図5
(f)は受信機9の受信周波数帯域を示す。図5(g)
は受信回路12からの復調信号、図5(h)は波形整形
回路14によって波形整形された信号波形を示す図であ
る。以下、図5に従って、上記送信機1及び受信機9の
働きを説明する。
【0026】この送信機1にあっては、送信機1の携帯
者が送信スイッチ8を押すと、送信機制御部2がIDコ
ード記憶装置3から送信機固有のIDコードを読み出
し、IDコードやび制御コード等の送信データを出力
し、この送信データを搬送波にのせて送信アンテナ7か
ら送信する。具体的に言うと、送信スイッチ8がオンに
なると、送信機制御部2は予めIDコード記憶装置3に
登録されているIDコードを読み出す。ついで、送信機
制御部2は、図5(a)に示すように、このIDコード
と必要に応じて使用される制御コードとからなる送信コ
ード(矩形波)を送信回路4へ出力する。
【0027】矩形波からなる送信コードを入力される
と、図5(b)に示すように、VCO制御回路5は、送
信コードのLレベル部分では一定電圧VLを出力し、送
信コードのHレベル部分では電圧をVLからVHに変化さ
せる。但し、Hレベル部分が連続している領域では、H
レベルの1区間に相当する所定パルス幅毎に電圧はVL
に落ちる。これに伴って、VCO6は、図5(c)に示
すように、送信データのLレベル部分では、一定周波数
fLの搬送波を発生させ、Hレベル部分における搬送波
の周波数をfLからfHまで連続的に変化させる。しか
も、この周波数変化fL→fHは、図5(d)(f)に示
すように、受信機9の受信周波数帯域を跨ぐように設定
されている。
【0028】但し、Hレベル部分における搬送波周波数
は必ずしも連続的に変化する必要はなく、その飛びが受
信周波数帯域に比較して十分に小さければ、飛び飛びに
変化してもよい。また、搬送波の周波数変化fL→fH
は、受信機9の受信周波数帯域を跨ぐように設定するの
が好ましいが、若干受信周波数帯域より狭くても差し支
えない。
【0029】こうして搬送波にのせられた送信データ
は、送信電波として送信アンテナ7から空中へ放射され
る。
【0030】受信機9においては、受信アンテナ11で
送信機1からの送信電波を受信すると、トランジスタ等
からなる受信回路12で電波を検波/復調する。このと
き送信電波の搬送波はfLからfHまで変化するが、受信
機9では受信周波数帯域内にある範囲の周波数しか受信
できないので、受信回路12で検波/復調される信号
は、送信データのHレベル部分の一部だけとなる。これ
を図5(g)に示す。しかし、このパルス状の復調信号
が受信機制御部10に入力されると、波形整形回路14
により送信データと同じパルス幅の矩形波に波形整形さ
れる結果、図5(h)に示すように、送信データが復元
される。
【0031】また、VCO6に用いられているLC発振
回路の不安定によって、VCO6が、図4の直線イで示
すような安定な状態における特性から、図4の直線ロで
示すような特性に変化したとすると、それに伴って送信
機1のHレベル部分に対応する搬送波の周波数がスイー
プされる範囲も図5(d)のfL→fHから、図5(e)
のfL′→fH′に変化する。しかし、この場合でも周波
数fL′→fH′のスイープされる範囲が受信周波数帯域
と重なっている限り、受信回路12からはHレベル部分
に対応した信号が出力され、それに基づいて波形整形さ
れるので、受信機制御部10で元の送信データが復元さ
れる。
【0032】すなわち、従来例においてLC発振を用い
た場合に、周波数の低安定度が問題になっていたのは、
受信周波数帯域内に送信周波数が存在しないと、受信不
能になるからであるが、本発明の通信装置によれば、V
CO制御回路5によるスイープ方式で、送信周波数が受
信周波数帯域を横切るようにしたため、安定度が低い分
だけ周波数のスイープ量を大きくすることにより、確実
に受信周波数帯域を横切るようにするすることができ、
確実に受信できるようになる。
【0033】こうして、受信機9において送信データが
復元されると、送信機制御部2はIDコード記憶装置3
からIDコードを読み出し、送信機1から送信された送
信機固有のIDコードと読み出した受信機固有のIDコ
ードとを照合し、IDコードが一致した場合には、ドア
錠の解錠やエンジンのアンドリング等の所定動作を行な
う。一方、IDコードが一致しない場合には、なにもし
ないか、ドア錠の施錠のような保安動作を行なう。
【0034】上記実施形態においては、送信データをF
M変調して送信する場合について説明したが、送信信号
の変調方式はFM変調方式に限るものでなく、上記原理
より明らかなように、AM変調でもよく、またヘテロダ
イン方式でも、スーパーヘテロダイン(シングルスーパ
ーヘテロダイン、ダブルスーパーヘテロダイン)方式で
も、超再生検波方式でも適用できる。
【0035】例えば、図6はAM変調方式の場合を示し
ている。図6(a)〜(h)は図5(a)〜(h)に対
応する図であって、図6(b)に示すLレベル部分に対
応する領域で搬送波が存在していない点以外は同じよう
な働きをしている。
【0036】また、ヘテロダイン方式の受信機は、通常
は局部発振回路に高安定な発振回路を要求するため、水
晶振動子やSAW振動子を使用して発振回路を構成する
のが一般的であるが、これは受信電波の周波数が安定し
ているものとして考えているからである。本発明の通信
装置では、搬送波周波数をスイープしているので、ヘテ
ロダイン方式の受信装置にも有効であって、LC発振を
局部発振回路に使用することができ、低コストの通信装
置を構成することができる。
【0037】図7(a)(b)に示すものは、上記の通
信装置を用いた遠隔コントロール装置(キーレスエント
リーシステム)を示す概略図である。送信機1はキー2
1に組込まれていて、ボタン22(送信スイッチ)を押
すことによってIDコードを含んだ送信電波を出力でき
るようになっている。受信機9は車両23の内部に組み
込まれている。また、この車両には、自動的に車両のド
ア24を施錠/解錠するための施解錠用駆動装置(アク
チュエータ)25が設けられている。そして、送信機1
から信号を送信されると、受信機9はIDコードを照合
し、IDコードが一定すると、施解錠用駆動装置25を
駆動して遠隔から車両23のドア24を施錠もしくは解
錠する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(f)は従来例の問題点を説明する図
であって、(a)は送信データの波形図、(b)はLC
発振回路の周波数が安定している場合における送信電波
の波形図、(c)はLC発振回路の周波数が不安定とな
っている場合における送信電波の波形図、(d)は
(b)に示した送信電波の周波数スペクトラムを示す
図、(e)は(c)に示した送信電波の周波数スペクト
ラムを示す図、(f)は受信機の受信周波数帯域を示す
図である。
【図2】本発明の一実施形態による送信機の構成を示す
概略ブロック図である。
【図3】同上の実施形態による受信機の構成を示す概略
ブロック図である。
【図4】電圧制御発振器(VCO)の特性を示す図であ
る。
【図5】上記FM変調方式の通信装置の働きを説明する
図であって、(a)は送信データを示し、(b)はVC
O制御回路の出力波形を示し、(c)はVCOの出力波
形を示し、(d)は(c)の出力波形の周波数スペクト
ラムの変化を示し、(e)は送信機の発振周波数が不安
定になって変動している場合の周波数スペクトラムの変
化を示し、(f)は受信機の受信周波数帯域を示し、
(g)は受信回路から出力される復調信号を示し、
(h)は受信機において復元された送信データ(受信デ
ータ)を示す。
【図6】本発明の別な実施形態によるAM変調方式の通
信装置の働きを説明する図であって、(a)は送信デー
タを示し、(b)はVCO制御回路の出力波形を示し、
(c)はVCOの出力波形を示し、(d)は(c)の出
力波形の周波数スペクトラムの変化を示し、(e)は送
信機の発振周波数が不安定になって変動している場合の
周波数スペクトラムの変化を示し、(f)は受信機の受
信周波数帯域を示し、(g)は受信回路から出力される
復調信号を示し、(h)は受信機において復元された送
信データ(受信データ)を示す。
【図7】(a)(b)はキーに内蔵された送信機と車両
に搭載された受信機(遠隔コントロール装置)を示す概
略図である。
【符号の説明】
1 送信機 2 送信制御部 4 送信回路 5 VCO制御回路 6 VCO 7 送信アンテナ 9 受信機 10 受信機制御部 11 波形整形回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のデータを、周波数の違いに関連付
    けて、もしくは搬送波の有無に関連付けて、搬送波とし
    て送信する送信手段と、 前記搬送波を設定された受信周波数で受信することによ
    り、搬送波として送信されてきたデータを復調する受信
    手段と、を備えた通信装置において、 前記送信手段は、搬送波の受信されるべき部分の周波数
    を、前記受信周波数域にほぼわたるように変化させ、搬
    送波を送信することを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の通信装置において、 前記送信手段は、 データに関連付けられた矩形波形の電圧信号が入力さ
    れ、入力された電圧信号を連続的に変化する波形の電圧
    に変換し出力する波形変換部と、 前記波形変換部から出力された電圧信号が入力され、当
    該電圧信号の電圧値に応じて前記搬送波の周波数を変化
    させる周波数変化部と、を有することを特徴とする通信
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の通信装置と、被
    制御装置とを備えた遠隔コントロール装置において、 前記被制御装置は、前記通信装置に含まれる受信手段が
    復調したデータに基づいて制御されることを特徴とする
    遠隔コントロール装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3に記載の通信装置
    と、車両のドアロック制御装置とを備えた遠隔コントロ
    ール装置において、 前記通信装置に含まれる受信手段は車両に設けられ、 前記ドアロック制御装置は、前記受信手段が復調したデ
    ータに基づいて前記車両ドアのロック制御を行なうこと
    を特徴とする遠隔コントロール装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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