JP3548877B2 - 通信装置及び遠隔コントロール装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は通信装置及び遠隔コントロール装置に関する。特に、電波により送信手段と受信手段との間で通信する通信手段と、当該通信手段を利用した遠隔コントロール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両のドア錠を開閉するためのキーに設けられた送信機(子機)からの送信電波を車両に搭載された受信機で受信することにより、車両のドア錠を施錠または解錠するキーレスエントリーシステムが用いられている。
【0003】
キーレスエントリーシステムにあっては、識別コードや制御コード等の送信データの各信号レベルH,L(すなわち、High及びLowレベルの電圧VH,VL)に対応した周波数fH,fLの信号(以下、搬送波という)を生成し、この周波数変調信号を送信電波として送信アンテナから送信している。一方、受信機側では、この送信電波を受信アンテナによって受信し、受信電波を検波/復調することによって識別コードや制御コードに対応するアナログ信号を抽出し、抽出したアナログ信号をアナログ/デジタル(A/D)変換することにより、識別コードや制御コードを復元している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の送信機では、上記のような搬送波を発生させるための発振回路として、水晶振動子やSAW(弾性表面波)振動子を用いている。しかしながら、水晶振動子やSAW振動子を用いた発振回路では、高価な水晶振動子やSAW振動子などの部品が必要となり、発振回路が高コストにつくという問題がある。また、水晶振動子やSAW振動子は落下等の衝撃に弱いため、送信機を持ち歩いていて地面等に落としたりすると、故障したり破損したりする恐れがあった。
【0005】
このため、インダクタンスLとキャパシタンスCだけのLC発振回路で搬送波を発生させるようにした安価な送信機も用いられている。しかしながら、LC発振回路は経時的変化に対しても温度変化に対しても共振周波数が変動し易いので、送信機の発振周波数が変動し易く、送信電波の周波数安定性が悪かった。一方、キーレスエントリーシステムの受信機は、受信帯域が狭く、数k〜数10kHzくらいしかない。そのため、送信機の発振周波数が変動すると、受信機側で送信電波を受信できなくなり、ドアの施錠/解錠を行なえなくなる恐れがあった。
【0006】
例えば、識別コードや制御コードからなる図1(a)に示すような矩形波状の送信データにFSK(Frequency Shift Keying)法によりFM変調を施した搬送波の波形が図1(b)であるとする。すなわち、送信データのうち、電圧VHのHレベル部分では、周波数fHの搬送波が発生し、電圧VLのLレベル部分では、周波数fLの搬送波が発生している。このような搬送波の周波数が、LC発振回路の不安定により周波数が変動し、図1(c)に示すようにfH´とfL´に変化したとする。
【0007】
図1(d)(e)は、それぞれ図1(b)(c)の送信電波の搬送波を周波数空間における周波数スペクトラムとして表わしたものである。また、図1(f)は受信機における受信周波数帯域を示す。図1(b)のようにLC発振回路が安定している場合には、図1(d)及び(f)に示すように、送信機の搬送波周波数fH、fLはいずれも受信周波数帯域内に位置している。しかし、LC発振回路の発振周波数が不安定になると、送信電波の搬送波周波数がfH´、fL´にシフトし、図1(e)及び(f)に示すように、Hレベルに対応する搬送波周波数fH´が受信周波数帯域外へ出てしまい、Hレベルの信号は受信機において受信されなくなる。すなわち、受信機側において送信機からの送信電波を受信できなくなる。
【0008】
本発明は叙上の従来例の欠点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、送信手段の発振回路にLC発振回路のように発振周波数が不安定なものを用いている場合でも、確実に受信手段により受信させることのできる通信装置及び遠隔コントロール装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の通信装置は、ハイレベルおよびローレベルの電圧の組み合わせによって作成された矩形波を形成する2値の所定の送信データを、周波数の違いに関連付けて、もしくは搬送波の有無に関連付けて、搬送波として送信する送信手段と、前記搬送波を設定された受信周波数で受信することにより、搬送波として送信されてきた前記送信データを復調する受信手段と、を備えた通信装置において、前記送信手段は、前記送信データのハイレベルの信号に対して、その搬送波の周波数を、前記受信周波数域にほぼわたるように変化させ、搬送波を送信する一方、前記受信手段は、前記送信データのハイレベル部分の一部である前記受信周波数域内にある範囲の周波数を検波/復調して波形整形することにより、矩形波を復元することを特徴としている。
【0010】
ここで、送信手段における搬送波の周波数の変化が受信周波数帯域にほぼわたるとは、送信手段が安定な状態にある場合の条件であって、送信手段が不安定になっている場合には、送信手段において周波数をスイープ(掃引)する範囲は受信手段の受信周波数帯域からずれていてもよい(少なくとも、一部重複していればよい)。さらに、送信手段における搬送波の周波数の変化が受信周波数帯域にほぼわたるとは、搬送波周波数の変化が受信周波数帯域よりも大きい場合でもよく、搬送波周波数の変化が受信周波数帯域よりも若干小さい場合であってもよい。
【0011】
また、送信手段における搬送波の周波数の変化は、連続的に変化することが望ましいが、必ずしも連続的である必要はなく、不連続に変化しても差し支えない。
【0012】
請求項2に記載の実施態様は、請求項1に記載の通信装置において、前記送信手段は、データに関連付けられた矩形波形の電圧信号が入力され、入力された電圧信号を連続的に変化する波形の電圧に変換し出力する波形変換部と、前記波形変換部から出力された電圧信号が入力され、当該電圧信号の電圧値に応じて前記搬送波の周波数を変化させる周波数変化部と、を有することを特徴としている。
【0013】
請求項3に記載の実施態様は、請求項1又は2に記載の通信装置と、被制御装置とを備えた遠隔コントロール装置において、前記被制御装置は、前記通信装置に含まれる受信手段が復調したデータに基づいて制御されることを特徴としている。
【0014】
請求項4に記載の実施態様は、請求項1又は2に記載の通信装置と、車両のドアロック制御装置とを備えた遠隔コントロール装置において、前記通信装置に含まれる受信手段は車両に設けられ、前記ドアロック制御装置は、前記受信手段が復調したデータに基づいて前記車両ドアのロック制御を行なうことを特徴としている。
【0015】
【作用】
本発明の通信装置にあっては、搬送波周波数を受信周波数域に跨がって連続的に変化させるようにして受信手段へ送信しているので、送信手段の発振回路としてLC発振回路のように発振周波数が不安定なものを用いていて、送信手段からの搬送波の周波数が不安定に変動している場合でも、送信手段の搬送波周波数がスイープされるうちに受信周波数帯域に入り、受信手段に受信される。従って、送信手段の周波数が不安定になっても、受信手段において送信電波を確実に受信することができる。
【0016】
送信手段において搬送波周波数を連続的に変化させるためには、例えば、矩形波形を一旦連続的に変化する電圧に変換した後、例えば電圧制御発振器を用いて、その電圧値に応じた周波数の搬送波を発生させればよい。
【0017】
【発明の効果】
本発明によれば、送信手段から送信される搬送波の周波数をスイープしているので、送信手段において搬送波の周波数が変動しても、受信手段では確実に送信電波を受信することができる。従って、送信手段において、経年変化や温度変化等による周波数安定性の低い発振回路を用いることが可能になる。
【0018】
この結果、例えばLC発振回路等の定コストの発振回路を用いることができ、通信装置のコストを安価にすることができる。
【0019】
さらに、LC発振回路を用いれば、水晶発振回路やSAW発振回路等を用いた場合と比較して、送信機の耐衝撃性や振動耐性を高くすることができ、送信機を過って落下させた場合などでも、送信機の故障発生を低減できる。
【0020】
また、狭帯域受信を行なうことができるので、選択性のよい受信機を低コストで作製できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
図2及び図3は本発明の一実施形態による通信装置を構成する送信機1及び受信機9の構成を示す概略ブロック図である。図2に示す送信機1は、マイクロプロセッサによって構成された送信機制御部2、マニュアル操作可能な送信スイッチ8、送信機固有のIDコード(識別コード)を記憶しているIDコード記憶装置(メモリ)3、IDコードや制御コード等の送信データを変調する送信回路4、および送信アンテナ7からなり、送信回路4は電圧制御発振器(Voltage−controlled Oscillator;以下、VCOという)6及びVCO制御回路5とからなる。
【0022】
送信回路4を構成するVCO6は、電圧変化(入力側)を周波数変化(出力側)に変換することのできるように設計された発振器であって、LC発振によって構成されている。すなわち、VCO6は、図4の特性イに示すように、入力された制御信号電圧(VCO制御回路5からの入力電圧)の大きさにより発振周波数を変化させて出力する回路である。また、VCO制御回路5は、送信データをVCO6の周波数制御信号に変換する回路で、送信データである矩形波を例えば三角波ないしノコギリ波状の電圧変化に変換してVCO6へ出力する。但し、VCO制御回路5の出力は、必ずしも連続的に変化する必要はない。
【0023】
図3に示す受信機9は車両に搭載されており、マイクロプロセッサによって構成された受信機制御部10、受信アンテナ11、受信電波を検波/復調する受信回路12、受信機固有のIDコード(識別コード)を記憶しているIDコード記憶装置(メモリ)13、受信機制御部10内に設けられた波形整形回路14、出力回路15、リレー/アクチュエータ16、および受信スイッチ17からなる。
【0024】
ここで、ペアとなる送信機1のIDコード記憶装置3と受信機9のIDコード記憶装置13とでは、同一のIDコードもしくは一定の関係にあるIDコードを有している。また、波形整形回路14は信号波形を矩形波に整形する回路であって、例えばワンショットマルチバイブレーターによって構成され、入力信号によって送信データのHレベル部分と同じパルス幅のHレベル信号を発生する。リレー/アクチュエータ16は、例えば車両のドア錠を施錠、解錠したり、エンジンをアイドリングさせるためのモータ等のアクチュエータもしくは当該アクチュエータをオン、オフさせるためのリレーである。なお、受信スイッチ17は、車両に設けられているドアスイッチやキースイッチ等の各種スイッチであって、この受信スイッチ17の状態によっては、リレー/アクチュエータ16が動作禁止となる。
【0025】
図5は、FM変調方式の場合について、送信機1と受信機9の働きを示す図である。図5(a)は送信機1の送信機制御部2から出力される送信データの一例であって、マンチェスターコードの「101」を表わしている。図5(b)はVCO制御回路5から出力される制御信号を表わし、図5(c)はVCO6から出力される搬送波を示す。また、図5(d)は送信機1が安定している場合における、Hレベル部分の周波数の変化を示し、図5(e)は送信機1が不安定になっている場合における、Hレベル部分の周波数の変化を示す。図5(f)は受信機9の受信周波数帯域を示す。図5(g)は受信回路12からの復調信号、図5(h)は波形整形回路14によって波形整形された信号波形を示す図である。以下、図5に従って、上記送信機1及び受信機9の働きを説明する。
【0026】
この送信機1にあっては、送信機1の携帯者が送信スイッチ8を押すと、送信機制御部2がIDコード記憶装置3から送信機固有のIDコードを読み出し、IDコード制御コード等の送信データを出力し、この送信データを搬送波にのせて送信アンテナ7から送信する。具体的に言うと、送信スイッチ8がオンになると、送信機制御部2は予めIDコード記憶装置3に登録されているIDコードを読み出す。ついで、送信機制御部2は、図5(a)に示すように、このIDコードと必要に応じて使用される制御コードとからなる送信コード(矩形波)を送信回路4へ出力する。
【0027】
矩形波からなる送信コードを入力されると、図5(b)に示すように、VCO制御回路5は、送信コードのLレベル部分では一定電圧VLを出力し、送信コードのHレベル部分では電圧をVLからVHに変化させる。但し、Hレベル部分が連続している領域では、Hレベルの1区間に相当する所定パルス幅毎に電圧はVLに落ちる。これに伴って、VCO6は、図5(c)に示すように、送信データのLレベル部分では、一定周波数fLの搬送波を発生させ、Hレベル部分における搬送波の周波数をfLからfHまで連続的に変化させる。しかも、この周波数変化fL→fHは、図5(d)(f)に示すように、受信機9の受信周波数帯域を跨ぐように設定されている。
【0028】
但し、Hレベル部分における搬送波周波数は必ずしも連続的に変化する必要はなく、その飛びが受信周波数帯域に比較して十分に小さければ、飛び飛びに変化してもよい。また、搬送波の周波数変化fL→fHは、受信機9の受信周波数帯域を跨ぐように設定するのが好ましいが、若干受信周波数帯域より狭くても差し支えない。
【0029】
こうして搬送波にのせられた送信データは、送信電波として送信アンテナ7から空中へ放射される。
【0030】
受信機9においては、受信アンテナ11で送信機1からの送信電波を受信すると、トランジスタ等からなる受信回路12で電波を検波/復調する。このとき送信電波の搬送波はfLからfHまで変化するが、受信機9では受信周波数帯域内にある範囲の周波数しか受信できないので、受信回路12で検波/復調される信号は、送信データのHレベル部分の一部だけとなる。これを図5(g)に示す。しかし、このパルス状の復調信号が受信機制御部10に入力されると、波形整形回路14により送信データと同じパルス幅の矩形波に波形整形される結果、図5(h)に示すように、送信データが復元される。
【0031】
また、VCO6に用いられているLC発振回路の不安定によって、VCO6が、図4の直線イで示すような安定な状態における特性から、図4の直線ロで示すような特性に変化したとすると、それに伴って送信機1のHレベル部分に対応する搬送波の周波数がスイープされる範囲も図5(d)のfL→fHから、図5(e)のfL′→fH′に変化する。しかし、この場合でも周波数fL′→fH′のスイープされる範囲が受信周波数帯域と重なっている限り、受信回路12からはHレベル部分に対応した信号が出力され、それに基づいて波形整形されるので、受信機制御部10で元の送信データが復元される。
【0032】
すなわち、従来例においてLC発振を用いた場合に、周波数の低安定度が問題になっていたのは、受信周波数帯域内に送信周波数が存在しないと、受信不能になるからであるが、本発明の通信装置によれば、VCO制御回路5によるスイープ方式で、送信周波数が受信周波数帯域を横切るようにしたため、安定度が低い分だけ周波数のスイープ量を大きくすることにより、確実に受信周波数帯域を横切るようにするすることができ、確実に受信できるようになる。
【0033】
こうして、受信機9において送信データが復元されると、送信機制御部2はIDコード記憶装置3からIDコードを読み出し、送信機1から送信された送信機固有のIDコードと読み出した受信機固有のIDコードとを照合し、IDコードが一致した場合には、ドア錠の解錠やエンジンのアンドリング等の所定動作を行なう。一方、IDコードが一致しない場合には、なにもしないか、ドア錠の施錠のような保安動作を行なう。
【0034】
上記実施形態においては、送信データをFM変調して送信する場合について説明したが、送信信号の変調方式はFM変調方式に限るものでなく、上記原理より明らかなように、AM変調でもよく、またヘテロダイン方式でも、スーパーヘテロダイン(シングルスーパーヘテロダイン、ダブルスーパーヘテロダイン)方式でも、超再生検波方式でも適用できる。
【0035】
例えば、図6はAM変調方式の場合を示している。図6(a)〜(h)は図5(a)〜(h)に対応する図であって、図6(b)に示すLレベル部分に対応する領域で搬送波が存在していない点以外は同じような働きをしている。
【0036】
また、ヘテロダイン方式の受信機は、通常は局部発振回路に高安定な発振回路を要求するため、水晶振動子やSAW振動子を使用して発振回路を構成するのが一般的であるが、これは受信電波の周波数が安定しているものとして考えているからである。本発明の通信装置では、搬送波周波数をスイープしているので、ヘテロダイン方式の受信装置にも有効であって、LC発振を局部発振回路に使用することができ、低コストの通信装置を構成することができる。
【0037】
図7(a)(b)に示すものは、上記の通信装置を用いた遠隔コントロール装置(キーレスエントリーシステム)を示す概略図である。送信機1はキー21に組込まれていて、ボタン22(送信スイッチ)を押すことによってIDコードを含んだ送信電波を出力できるようになっている。受信機9は車両23の内部に組み込まれている。また、この車両には、自動的に車両のドア24を施錠/解錠するための施解錠用駆動装置(アクチュエータ)25が設けられている。そして、送信機1から信号を送信されると、受信機9はIDコードを照合し、IDコードが一定すると、施解錠用駆動装置25を駆動して遠隔から車両23のドア24を施錠もしくは解錠する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(f)は従来例の問題点を説明する図であって、(a)は送信データの波形図、(b)はLC発振回路の周波数が安定している場合における送信電波の波形図、(c)はLC発振回路の周波数が不安定となっている場合における送信電波の波形図、(d)は(b)に示した送信電波の周波数スペクトラムを示す図、(e)は(c)に示した送信電波の周波数スペクトラムを示す図、(f)は受信機の受信周波数帯域を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態による送信機の構成を示す概略ブロック図である。
【図3】同上の実施形態による受信機の構成を示す概略ブロック図である。
【図4】電圧制御発振器(VCO)の特性を示す図である。
【図5】上記FM変調方式の通信装置の働きを説明する図であって、(a)は送信データを示し、(b)はVCO制御回路の出力波形を示し、(c)はVCOの出力波形を示し、(d)は(c)の出力波形の周波数スペクトラムの変化を示し、(e)は送信機の発振周波数が不安定になって変動している場合の周波数スペクトラムの変化を示し、(f)は受信機の受信周波数帯域を示し、(g)は受信回路から出力される復調信号を示し、(h)は受信機において復元された送信データ(受信データ)を示す。
【図6】本発明の別な実施形態によるAM変調方式の通信装置の働きを説明する図であって、(a)は送信データを示し、(b)はVCO制御回路の出力波形を示し、(c)はVCOの出力波形を示し、(d)は(c)の出力波形の周波数スペクトラムの変化を示し、(e)は送信機の発振周波数が不安定になって変動している場合の周波数スペクトラムの変化を示し、(f)は受信機の受信周波数帯域を示し、(g)は受信回路から出力される復調信号を示し、(h)は受信機において復元された送信データ(受信データ)を示す。
【図7】(a)(b)はキーに内蔵された送信機と車両に搭載された受信機(遠隔コントロール装置)を示す概略図である。
【符号の説明】
1 送信機
2 送信制御部
4 送信回路
5 VCO制御回路
6 VCO
7 送信アンテナ
9 受信機
10 受信機制御部
11 波形整形回路

Claims (4)

  1. ハイレベルおよびローレベルの電圧の組み合わせによって作成された矩形波を形成する2値の所定の送信データを、周波数の違いに関連付けて、もしくは搬送波の有無に関連付けて、搬送波として送信する送信手段と、
    前記搬送波を設定された受信周波数で受信することにより、搬送波として送信されてきた前記送信データを復調する受信手段と、
    を備えた通信装置において、
    前記送信手段は、前記送信データのハイレベルの信号に対して、その搬送波の周波数を、前記受信周波数域にほぼわたるように変化させ、搬送波を送信する一方、
    前記受信手段は、前記送信データのハイレベル部分の一部である前記受信周波数域内にある範囲の周波数を検波/復調して波形整形することにより、矩形波を復元することを特徴とする通信装置。
  2. 請求項1に記載の通信装置において、
    前記送信手段は、
    データに関連付けられた矩形波形の電圧信号が入力され、入力された電圧信号を連続的に変化する波形の電圧に変換し出力する波形変換部と、
    前記波形変換部から出力された電圧信号が入力され、当該電圧信号の電圧値に応じて前記搬送波の周波数を変化させる周波数変化部と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  3. 請求項1又は2に記載の通信装置と、被制御装置とを備えた遠隔コントロール装置において、
    前記被制御装置は、前記通信装置に含まれる受信手段が復調したデータに基づいて制御されることを特徴とする遠隔コントロール装置。
  4. 請求項1,2又は3に記載の通信装置と、車両のドアロック制御装置とを備えた遠隔コントロール装置において、
    前記通信装置に含まれる受信手段は車両に設けられ、
    前記ドアロック制御装置は、前記受信手段が復調したデータに基づいて前記車両ドアのロック制御を行なうことを特徴とする遠隔コントロール装置。
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