JPH09324215A - 降伏伸びおよび曲げ加工性に優れた高強度鉄筋の製造方法 - Google Patents

降伏伸びおよび曲げ加工性に優れた高強度鉄筋の製造方法

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JPH09324215A
JPH09324215A JP8146205A JP14620596A JPH09324215A JP H09324215 A JPH09324215 A JP H09324215A JP 8146205 A JP8146205 A JP 8146205A JP 14620596 A JP14620596 A JP 14620596A JP H09324215 A JPH09324215 A JP H09324215A
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steel
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yield elongation
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Masao Toyama
雅雄 外山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特別の装置を設置しなくとも通常の棒鋼・線
材圧延機を使用することにより、降伏伸びおよび曲げ加
工性に優れた降伏応力685N/mm2 以上の高強度鉄
筋を効率よく製造することのできる方法を提供する。 【解決手段】 C:0.25〜0.40%,Si:0.
25〜2.0%,Mn+Cr:1.0〜3.0%(Mn
=0%又はCr=0%を含む),V:0.2〜0.5
%,Nb:0.010〜0.10%,Al:0.005
〜0.10%,N:0.002〜0.020%,残部:
Feおよび不可避不純物を満足する鋼を、加熱温度:1
000〜1150℃,および圧延終了温度:850超〜
950℃で圧延する方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、降伏伸びおよび曲
げ加工性に優れた降伏応力685N/mm2 以上の高強
度鉄筋を効率よく製造することのできる方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、鉄筋コンクリート構造からなる高
層住宅の建設が盛んに行われている。しかし、従来の鉄
筋コンクリート用棒鋼は、JIS G3112に規定さ
れる様に最も強度が高いものでも降伏応力がせいぜい4
90〜625N/mm2 であり、更に鉄筋の強度を高め
ようとすると降伏伸びが低下し、曲げ加工性も悪くなる
ことから、鉄筋、特に主筋に要求される高強度且つ高延
性の要件を満足させることができない。
【0003】そこで、降伏応力685N/mm2 級の高
強度鉄筋を製造することを目的として、種々の提案がな
されている。例えば、特開平6−136441号公報
には、鋼中成分としてVを添加すると共に、圧延終了後
直ちに水冷処理を行うことにより高強度低降伏比の鉄筋
用棒鋼を製造する方法が、また特開平6−22863
5号公報には、V,Nb及びTiを添加すると共に、か
なり低温の圧延終了温度(650〜850℃)で熱間圧
延を行うことにより曲げ性能に優れた高強度低降伏比の
鉄筋用鋼を製造する方法が、更に特開平5−5163
7号公報には、多量のTiを添加すると共に圧延終了温
度を低目(650〜900℃)に設定することにより高
強度且つ降伏伸びの大きい鉄筋用鋼を製造する方法が開
示されている。
【0004】上記〜の方法では、圧延後に水冷した
り、或いは圧延終了温度をかなり低く設定する等の処理
を施している。しかしながら、これらの方法を実現しよ
うとすると、異形鉄筋を圧延する際、圧延ラインに特別
な冷却装置が必要であり、更には極低温圧延に耐えるだ
けの頑丈な圧延機が必要になる等、設備的にもコスト的
にも多大な負担が生じ、実用的でない。また、この様な
低温度で圧延すると、割れが生じたりする等の不都合も
生じる。更に、上記やでは、鋼中にTiを添加して
いるが、Tiは高価な元素であり、上記の如く多量の
Tiを添加するとコストが上昇すること;コストが高い
割には、Tiによる析出強化作用はVを添加した場合に
比べて少ないこと;Ti添加によりTiCを固溶させる
には、圧延温度を、V添加の場合に比べて高める必要が
あり、安定して製造し難い;等の問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に着
目してなされたものであって、その目的は、特別の装置
を設置しなくとも通常の棒鋼・線材圧延機を使用するこ
とにより、降伏伸びおよび曲げ加工性に優れた降伏応力
685N/mm2 以上の高強度鉄筋を効率よく製造する
ことのできる方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
のできた本発明に係る降伏伸びおよび曲げ加工性に優れ
た高強度鉄筋の製造方法は、C:0.25〜0.40%
(質量%、以下同じ),Si:0.25〜2.0%,M
n+Cr:1.0〜3.0%(Mn=0%又はCr=0
%を含む),V:0.2〜0.5%,Nb:0.010
〜0.10%,Al:0.005〜0.10%,N:
0.002〜0.020%,残部:Feおよび不可避不
純物を満足する鋼を、加熱温度:1000〜1150
℃,および圧延終了温度:850超〜950℃で圧延す
るところに要旨を有するものである。
【0007】ここで、圧延材の強度を更に高めたり曲げ
加工性を向上させることを目的として、Ni:0.5%
以下,Mo:0.5%以下,Cu:0.5%以下のいず
れか1種以上を含有するもの(いずれの元素も0%を含
まない)は本発明の好ましい実施態様である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、上記目的を達成する為
に、組成的には、NbおよびVを両方含有するが高価な
Tiは含有しない成分系からなる鋼材に着目し、該鋼材
における圧延条件について鋭意検討した結果、熱間圧延
のための鋼片加熱温度および圧延終了温度をうまく制御
することにより所期の目的を達成できることを見出し、
本発明を完成したのである。
【0009】尚、本発明と同様の鋼組成(即ち、Nbお
よびVを含有するがTiを含有しない)からなる高強度
非調質鉄筋棒鋼として、特開平7−268536号公報
がある。しかしながら、同公報によれば、圧延条件は単
に「通常」と記載しているのみであり、具体的にどの範
囲の温度で実施しているのかが全く不明瞭であること、
更に上記公報では単に伸びが10%以上である鉄筋鋼棒
を意図しているに過ぎず、本発明の如く、鉄筋のなかで
も特に主筋に要求される高度の降伏伸びについては全く
言及しておらず、伸びが良いだけでは、良好な降伏伸び
が得られないことは当業者間では周知であり、後記する
実施例からも明瞭である。従って、本発明と上記公報と
は、解決しようとする課題および構成が全く異なるもの
であると言うことができる。
【0010】この様に、本発明は鋼組成および熱間圧延
条件を特定したところに最大の特徴を有するものである
が、以下、本発明で規定する要件の設定理由について説
明する。まず、本発明における基本的な化学成分につい
て説明する。
【0011】C:0.25〜0.40% Cは鉄筋の降伏応力を確保するのに不可欠な元素であ
り、その為には少なくとも0.25%以上含有させなけ
ればならない。好ましい下限値は0.30%である。し
かしながらC量が多くなり過ぎると、延性や曲げ加工性
が低下するので、その上限を0.40%以下に抑えなけ
ればならない。
【0012】Si:0.25〜2.0% Siは鋼材溶製時の脱酸に有効に作用すると共に、固溶
強化元素として降伏応力の向上にも寄与する元素であ
る。この様な作用を有効に発揮させるには、少なくとも
0.25%以上含有させなければならない。好ましい下
限値は0.6%以上であり、より好ましくは0.7%以
上である。しかしながら多過ぎると延性や曲げ加工性が
低下するので2.0%を上限値とする。好ましい上限値
は1.5%である。
【0013】Mn+Cr:1.0〜3.0%(Mn=0
%又はCr=0%を含む) MnおよびCrは、圧延後の冷却過程中におけるパーラ
イト変態温度を低下させ、その結果、圧延材の強度を高
めるのに寄与する元素である。圧延材の降伏応力を68
5N/mm2 以上確保する為には、少なくとも合計で
1.0%以上含有する必要がある。好ましい下限値は
1.2%である。しかしながら、多量に添加するとフェ
ライト組織の生成を著しく抑制し、鉄筋に要求される降
伏伸びが低下してしまうので、その上限を3.0%以下
に抑えなければならない。好ましい上限値は2.0%で
ある。
【0014】尚、Mn及びCrは、合計量が上記範囲を
満足すれば良く、例えばMn=0%(この場合は、Cr
単独で1.0〜3.0%とする必要がある)またはCr
=0(この場合は、Mn単独で1.0〜3.0%とする
必要がある)の場合も本発明の範囲内に包含される。但
し、Mnは安価であるのに対しCrは高価な元素である
ことから、経済性を考慮すれば、CrよりもMnをでき
るだけ多く添加した方が好ましい。
【0015】V:0.2〜0.5% Vは析出強化元素として有効な元素である。本発明で目
的とする降伏応力685N/mm2 を確保する為には、
少なくとも0.2%以上の添加が必要である。好ましく
は0.25%以上、より好ましくは0.30%以上であ
る。この様にV添加による析出強化作用を高める為に
は、圧延加熱時の固溶V量を多くする必要があるが、V
を多量に添加すると、圧延加熱時にV炭化物が固溶し難
くなる為、圧延後の析出強化作用を有効に発揮させるこ
とができない。従って、その上限を0.5%とする。好
ましくは0.4%以下である。
【0016】Nb:0.010〜0.10% Nbは圧延後の結晶粒を微細化させ、圧延材の延性を改
善させる作用を有する。この様な作用を有効に発揮させ
るには、0.010%以上の添加が必要である。好まし
くは0.02%以上である。しかしながら0.10%を
超えて添加しても、その作用が飽和してしまい経済的に
無駄である。好ましくは0.05%以下、より好ましく
は0.04%以下である。
【0017】Al:0.005〜0.10% Alは鋼材溶製時の脱酸元素として有効に作用する他、
窒化物を生成することによってオーステナイト結晶粒を
微細化させ、延性の向上に寄与する元素である。こうし
た作用を有効に発揮させるには0.005%以上含有さ
せなければならない。好ましい下限値は0.010%で
ある。しかし、多過ぎるとオーステナイト結晶粒が粗大
化して延性に悪影響を及ぼす様になるので、その上限を
0.10%以下に抑えなければならない。好ましい上限
値は0.06%である。
【0018】N:0.002〜0.020% NはAl等の窒化物形成元素と結合してオーステナイト
結晶粒を微細化し、延性や曲げ加工性を向上させる作用
を有する。更にNは、微細なVNを析出させ、析出強化
を促進する作用もある。この様な作用を有効に発揮させ
るには0.002%以上含有させなければならない。好
ましい下限値は0.004%である。しかし、多過ぎる
と圧延加熱時にV窒化物が固溶せず固溶V量が少なくな
り、結果的に圧延後のV炭化物の析出量も少なくなるこ
とから、V添加による析出強化作用を有効に発揮させる
ことができない。よって、その上限を0.020%以下
に抑えなければならない。好ましくは0.015%以下
である。
【0019】本発明は、基本的に上記元素を必須成分と
し、残部:Feおよび不可避不純物からなるものである
が、更に、圧延材の強度を高めたり、曲げ加工性を向上
させることを目的として、以下の選択元素を積極的に添
加することができる。
【0020】Ni:0.5%以下,Mo:0.5%以
下,Cu:0.5%以下のいずれか1種以上(いずれの
元素も0%を含まない) これらの元素は、いずれも圧延材の強度を高めるのに有
用な元素である。しかしながら、Cuの多量添加は圧延
中に生じる表面疵の増加を招き、また、NiやMoは、
多量に添加しても表面疵は生じないが高価な元素である
為、経済性などを考慮して、その上限をいずれも0.5
%以下にすることが好ましい。
【0021】更に、その他の成分として、例えばSやO
等の不純物元素は鋼中の介在物を増加させて曲げ加工性
を低下させる為、できるだけ少な目に制御することが好
ましい。具体的にはS≦0.02%,O≦0.0030
%が望ましい。次に、上述した鋼を用いて圧延するとき
の条件設定理由について説明する。
【0022】圧延加熱温度:1000〜1150℃ 圧延加熱温度は、圧延材の強度および降伏伸びに重要な
役割を果たすものである。本発明者らの検討結果によれ
ば、上記成分からなるビレットを圧延加熱温度1000
℃未満で圧延すると、オーステナイト中へのVの溶け込
みが少なくなり、VCによる析出強化作用を有効に発揮
させることができないことが分かった。好ましくは10
40℃以上である。一方、圧延加熱温度が1150℃を
超えると、圧延材の結晶粒度が粗くなり、圧延材の延性
が低下してしまう。好ましくは1100℃以下である。
【0023】圧延終了温度:850超〜950℃ 圧延終了温度は、圧延材の結晶粒微細化に深く関係し、
その結果、圧延後の降伏伸びに大きな影響を及ぼす元素
である。圧延終了温度が850℃以下では、棒鋼圧延の
如く連続圧延を施す場合には、圧延機の負荷が大きくな
り過ぎ、実用的でない。好ましくは860℃以上であ
る。一方、圧延終了温度が950℃を超えるとNbによ
る結晶粒微細化作用を有効に発揮させることができな
い。好ましくは925℃以下である。
【0024】この様に本発明法では、優れた強度と曲げ
加工性を得るべく、鋼材の成分組成および圧延条件(加
熱温度と圧延終了温度)を上記の様に特定したところに
特徴を有するのであって、その他の工程については特に
限定されず、通常の鉄筋の製造工程を採用することがで
きる。
【0025】以下実施例に基づいて本発明を詳述する。
ただし、下記実施例は本発明を制限するものではなく、
前・後記の趣旨を逸脱しない範囲で変更実施することは
全て本発明の技術範囲に包含される。
【0026】
【実施例】
実施例1 本実施例では、鋼材の化学成分を種々変化させた場合に
おける圧延材への影響を調べた。まず、表1に示す種々
の化学組成からなる鋼を実験炉で溶製した後、圧延加熱
温度1080℃,圧延終了温度900℃にて、JIS
G3112に準じた公称直径41mmの凸異形鉄筋棒に
圧延した。
【0027】
【表1】
【0028】この様にして得られた圧延材について、圧
延の表面形状のままで引張試験および曲げ加工性試験を
行った。また、上記異形鉄筋の降伏伸びを正確に評価す
ることは難しいことから、降伏伸びを評価するに当たっ
ては、便宜上、引張試験での応力−歪曲線にて、降伏の
開始点から応力が755N/mm2 に達するまでの歪量
を降伏歪(ε)と定義し、これを降伏開始での歪(ε
p)で除した値(ε/εp)で評価した。(ε/εp)
の値が3以上であれば鉄筋に要求される降伏伸びを満足
することができる。尚、曲げ加工性は、圧延後の鉄筋を
長さ500mmに5本切断した後、上記公称直径の4倍
の曲げ直径で180゜まで曲げる180゜曲げ加工性試
験を行い、鉄筋の折損本数を測定することにより評価し
た。その際、1本でも折損が発生すれば鉄筋として使用
するには曲げ加工性が不充分であると言える。得られた
結果を表2に示す。
【0029】
【表2】
【0030】鋼種1〜14は、本発明の要件を満足する
本発明例であり、いずれも685N/mm2 級の高強度
鉄筋に要求される高度の降伏応力、降伏歪、および曲げ
加工性を有している。このうち、鋼種8〜10は、選択
元素であるNi,MoまたはCuを夫々本発明で推奨さ
れる範囲内に添加した例であるが、これら元素の添加に
よる強度上昇作用を有効に発揮させることができる。
【0031】これに対して、C量が少ない鋼種15、S
i量が少ない鋼種17、(Mn+Cr)量が少ない鋼種
19、V量が少ない鋼種21では、いずれも降伏応力が
685N/mm2 未満になる。
【0032】一方、逆にC量が多い鋼種16、Si量が
多い鋼種18、(Mn+Cr)量が多い鋼種20、V量
が多い鋼種22、Nb量が少ない鋼種23及び多い鋼種
24、Alが多い鋼種25、並びにN量が多い鋼種No.
26は、いずれも降伏伸びの評価値(ε/εp)が3未
満となり、鉄筋として使用するには安全性の観点から問
題である。また、Ni,Mo,Cuの含有量が本発明の
好ましい範囲を超える鋼種27,28,29も降伏伸び
が悪い。このうち鋼種16,18,20,22〜29
は、曲げ加工時に折損が発生し、鉄筋には全く適さない
ことが分かった。
【0033】実施例2 本実施例では、圧延条件を変化させた場合における圧延
材への影響を調べることを目的として、表1の鋼種1,
5,9及び11(いずれも本発明の成分組成を満足する
もの)を用い、圧延加熱温度および圧延終了温度を表3
に示す如く変化させたこと以外は実施例1と同様にして
凸異形鉄筋棒に圧延した後、上記評価項目を測定した。
尚、本実施例では、伸び(直径の4倍のゲージレングス
で測定)も併せて測定した。これらの結果を表3に併記
する。
【0034】
【表3】
【0035】表3に示す如く、本発明の圧延条件を満足
するNo.5〜8は、いずれの評価項目も優れた特性を有
している。これに対して、加熱温度が低いNo.1〜4
は、Vの固溶量が低下する為、降伏応力が低下し、一
方、加熱温度が高いNo.9〜12、および圧延終了温度
が高いNo.13〜16は、圧延材の組織が粗大になり曲
げ加工性が悪くなる。また、線材や棒鋼の圧延では連続
的に圧延されることから、圧延終了温度のみを加熱温度
に比べて大幅に低くしたり或いは高くすることは、圧延
機に負荷される荷重が大きくなり過ぎるので実施しなか
った。勿論、従来技術に開示されている様に圧延ライン
に特別の冷却装置を設置すれば可能ではあるが、本発明
では、あくまでも「特別の装置を設置しなくとも通常の
棒鋼・線材圧延機を使用すること」を目的としている以
上、対象外である。更に、同表の結果から、伸びが良好
であっても降伏伸びは必ずしも良くないことを、例えば
No.9や13から明瞭に読み取ることができる。
【0036】
【発明の効果】本発明は以上の様に構成されているの
で、特別の装置を設置しなくとも通常の棒鋼・線材圧延
機を使用することにより、降伏伸びおよび曲げ加工性に
優れた降伏応力685N/mm2 以上の高強度鉄筋を効
率よく製造することのできる方法を提供することができ
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04C 5/02 E04C 5/02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】C :0.25〜0.40%(質量%、以
    下同じ),Si:0.25〜2.0%,Mn+Cr:
    1.0〜3.0%(Mn=0%又はCr=0%を含
    む),V :0.2〜0.5%,Nb:0.010〜
    0.10%,Al:0.005〜0.10%,N :
    0.002〜0.020%,残部:Feおよび不可避不
    純物を満足する鋼を、加熱温度:1000〜1150
    ℃,および圧延終了温度:850超〜950℃で圧延す
    ることを特徴とする降伏伸びおよび曲げ加工性に優れた
    高強度鉄筋の製造方法。
  2. 【請求項2】 更に、 Ni:0.5%以下(0%を含まない),Mo:0.5
    %以下(0%を含まない)及び/又はCu:0.5%以
    下(0%を含まない)よりなる群から選択される少なく
    とも1種を含有する請求項1に記載の製造方法。
JP8146205A 1996-06-07 1996-06-07 降伏伸びおよび曲げ加工性に優れた高強度鉄筋の製造方法 Pending JPH09324215A (ja)

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