JPH09323866A - フランジ付ボビンの巻糸装置 - Google Patents

フランジ付ボビンの巻糸装置

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JPH09323866A
JPH09323866A JP14561196A JP14561196A JPH09323866A JP H09323866 A JPH09323866 A JP H09323866A JP 14561196 A JP14561196 A JP 14561196A JP 14561196 A JP14561196 A JP 14561196A JP H09323866 A JPH09323866 A JP H09323866A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フランジ付ボビンへの糸掛け作業を円滑に行
うこと。 【解決手段】 フランジ付ボビン3を担持するスピンド
ルと、該スピンドルを糸条巻取方向に積極駆動するモー
タ23と、前記フランジ付ボビン3の長さ方向に沿って
糸条Yをトラバースさせる綾振ガイド5と、前記スピン
ドルの先端側にてフランジ付ボビン3のフランジ部と隣
接して設けられた糸掛けスプール30とを含み構成して
なる巻糸装置であって、前記糸掛けスプール30をスピ
ンドル又はフランジ付ボビン3に対し、巻糸始端を引き
取るための必要最小限の伝達トルクを発生するクラッチ
手段を介して取付けたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は糸条の紡出工程ある
いは後処理工程等において、一定のライン速度で連続供
給される糸条を、順次、ボビン交換を行いつつフランジ
付ボビンに巻取るための装置に係り、特に、巻糸始端を
手動でフランジ付ボビンに巻付けるための糸掛けスプー
ルをボビンのフランジ部外側に隣接して設けた巻糸装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、タイヤコード等の引張強度の大
きな糸条をフランジ付ボビンに巻取る場合、スピンドル
を可変速モータ又はトルクモータにより積極駆動し、巻
始めにおけるフランジ付ボビンの巻芯部の周速が糸条の
ライン速度に見合う様、回転数を制御すると共に、ボビ
ンへの巻糸始端の係止作業を安全、かつ、容易にすべ
く、フランジに隣接して、巻糸始端を挟み込むスリット
を有する糸掛けスプールをスピンドルに固着している。
しかしながら、フランジ付ボビンは巻芯部の直径に比
し、フランジ部の直径が遥かに大きいため、糸掛けスプ
ールからフランジ付ボビンの巻芯部への糸条の移し替え
(糸条をボビンの長さ方向に移動させて巻取り部分を変
更する場合)を行う場合、糸条がボビンのフランジ部を
乗り越える時点で、糸条の送り速度とフランジ部外周の
周速に大きな差を生じているため、糸条に摩擦力による
異常な高張力が作用すると共に、ボビンおよびスピンド
ルに該高張力による急ブレーキが作用し、モータの負荷
が瞬間的に増大する。このため、スピンドルは急減速
し、糸条がフランジ付ボビンの巻芯部に巻付く時点で
は、モータ回転数の立ち上がりの遅れに起因し、ボビン
の巻芯部の周速が実質的に糸条の供給速度を下回って、
糸条に緩みを生じ、給糸系路途中の糸条の引掛りや、ガ
イドローラからの離脱など、不測のトラブルを引き起こ
す問題があった。
【0003】このため従来のフランジ付ボビンの巻糸機
にあっては例えば、特開昭61−64678号公報に記
載される如く糸条の供給系路途中にダンシングローラを
含む緩み吸収機構を設けて、糸条の緩みを吸収すること
が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記糸
掛けスプールからフランジ付ボビンの巻芯部への糸条の
移し替え時の緩み現象は、糸条のライン速度が大きい
程、また、ボビンのフランジ部と巻芯部との直径比が大
きい程、顕著となるため、前記ダンサローラを用いた緩
み吸収機構の応答速度に限界が生じ、また、これを克服
すべく装置が複雑になる問題があった。
【0005】なお、糸掛けスプールの直径をボビンのフ
ランジ部の直径に近付けた場合は、糸がフランジを乗り
越える場合と同様、糸掛けスプールに巻糸始端が巻付い
て係止された時点で、ボビンおよびスピンドルに大きな
トルク負荷が加わり、モータ回転数がダウンするので好
ましくない。
【0006】また、糸掛けスプールの直径をボビンの巻
芯部の直径に近付けた場合は、糸掛けスプールに巻付け
た時点でのモータの急減速は生じないが、糸条がフラン
ジ部を乗り越える時点で、糸条とフランジ部外周との摩
擦により前述と同様の糸の緩みを生じる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の不都
合を克服し、フランジ付ボビンへの糸掛け作業を円滑に
行うべくなされたもので、フランジ付ボビンに隣接して
設けられる糸掛けスプールを、スピンドル又はボビンに
対し、クラッチ手段を介して巻糸始端を引き取るための
必要最小限の伝達トルクで巻取方向に駆動し、糸掛けス
プールへの巻掛け時における瞬時的なモータの負荷増大
を防止してフランジ付ボビンの回転(特に巻芯部分の周
速)を糸条の供給速度(ライン速度)に近い適正な速さ
とし、給糸系路途中での糸条の緩みを防止することを目
的とするもので、フランジ付ボビンを担持するスピンド
ルと、該スピンドルを糸条巻取方向に積極駆動するモー
タと、前記フランジ付ボビンの長さ方向に沿って糸条を
トラバースさせる綾振ガイドと、前記スピンドルの先端
側にてフランジ付ボビンのフランジ部と隣接して設けら
れた糸掛けスプールとを含み構成してなる巻糸装置であ
って、前記糸掛けスプールをスピンドル及びフランジ付
ボビンを含む回転体に対し、巻糸始端を引き取るための
必要最小限の伝達トルクを発生するクラッチ手段を介し
て取付けたことを特徴とし、かかる構成を備えること
で、巻糸始端をフランジ付ボビンの巻芯部より大径のス
プールに巻掛けて係止した場合でも、空ボビンを支持す
るスピンドルに大きなトルク負荷が作用せず、巻糸開始
準備のための空ボビンの増速を阻害せず、フランジ付ボ
ビンの巻芯部での巻取り速度を早め、給糸系路途中での
糸の緩みを防止することが出来る。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明に於いて、糸掛けスプールの外周縁がボビンのフラン
ジ部外周を非接触状態にて覆う形状としたことを特徴と
し、かかる構成を備えることで、スプールの巻取り部か
らボビンの巻芯部への糸条の移し替えの際、糸条がボビ
ンのフランジ部外周と接触することによる巻取り負荷の
急増を防止することが出来る。
【0009】請求項3記載の発明は請求項1又は2記載
の発明に於いて、糸掛けスプールの巻糸始端巻取り部の
直径が、ボビンのフランジ部外径と同等か、又は稍々小
さくしたことを特徴とし、かかる構成を備えることで、
糸掛けスプールからボビンの巻芯部への巻糸の移行がス
ムースとなり、クラッチ手段での伝達トルクの変化が小
さくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】第1図および第2図は本発明の実
施の形態を示す2軸タレット型巻糸機の一例である。
【0011】2本のスピンドル1a,1bをタレット盤
2に対し同心円上の対称位置に回転自在に配置して設
け、その一方のスピンドル1aを定位置に固設した公知
の実体カムからなる綾振装置4に対向する巻取位置Aに
位置させて、第1図で示すように供給糸Yを綾振ガイド
5でトラバースさせつつスピンドル1a上のフランジ付
ボビン3のフランジ3b間の巻芯部3aに巻取るように
した。
【0012】タレット盤2は固定機枠6に設けた透孔6
a内で、周縁を小転子7で支承させて回転自在に設け、
タレット盤2の後部に一体に連設した軸受部材2aと支
持部材2bの後部に固着した大歯車8を、タレット盤回
転用モータ9の原動小歯車10に噛合せて、第1図で矢
示X方向に駆動回転させるようにし、また各スピンドル
1a,1bは、タレット盤2の軸受部材2aに挿通支持
させ夫々その端末にプーリ12を固着し、大歯車8の中
心を回転自在に貫通させて支持部材2bに支持した伝動
軸14に固着したプーリ15と前記スピンドルのプーリ
12,12とをテンションプーリ(図示せず)を介在さ
せてタイミングベルト13で駆動させるようにし、伝動
軸14の他端に固着したプーリ17と中間軸18のプー
リ19とをタイミングベルト20で連動させ、更に中間
軸18の他端のプーリ21と前記綾振装置4のカム軸の
駆動用プーリ22とを駆動モータ23の原動プーリ24
からタイミングベルト25により連動し、該駆動モータ
23によって前記各スピンドル1a,1b並びに綾振装
置4を所定の回転比率で駆動させる。
【0013】尚、該駆動モータ23としては可変速モー
タ又はトルクモータを使用する。
【0014】また、前記スピンドル1a,1bには、夫
々、外部より電気的に制御するか、又は、タレット盤2
の回転に連動して、機械的に断続をコントロールするク
ラッチ11a,11bを設けて制御する。
【0015】一方、前記スピンドル1a,1b上に、こ
れと一体的に回転可能に取付けられるフランジ付ボビン
3は、直径約50〜100mmの巻芯部分3aの両端に外
径が200〜300mmのフランジ部3bを合成樹脂によ
り一体成型したもので、スピンドル1a,1bの先端側
の側面には、図3に詳細に示す如く、本発明の要部をな
す、巻糸始端巻付け用の糸掛けスプールを取付けた。
【0016】糸掛けスプール30は、前記ボビン3のフ
ランジ部3bから前方に突出したスピンドル1a,1b
の細径部に対し、脱着可能に取付けたワンタッチ式ホル
ダ31のスライダ32の先端に形成した小径部33に遊
嵌した円盤状のボス34と、該ボス34にボルト35止
めされ、前記フランジ付ボビン3のフランジ部3bの外
周を非接触状態で覆う形状のリブ36を一体に有するフ
ランジカバー37と、該フランジカバー37の側面に側
面全体で接触し、外周を糸掛け容易なる如くテーパー状
に傾斜させた浅いカップ状のスプール38を重ね合わせ
て同心円上に3本以上例えば4本を配置した着脱可能な
ピン39で止着した構成となっている。
【0017】ピン39は、前記スプール38とフランジ
カバー37との合わせ面に挟み込まれる糸条の中心方向
への巻き締めによる偏りを防止し、巻糸始端の取外しを
容易にすると共に、ピン39を取り外すことによりスプ
ール38をフランジカバー37から容易に分離出来る様
にし、掃除を容易にした。
【0018】40はスプール38とフランジカバー37
との間に挟み込んだ巻糸始端に続く糸条Yをスプール3
0からボビン3の巻芯部3aに移し替えるときに引掛
け、スプール30からの巻き戻りによる糸の緩みを防止
するフックである。
【0019】なお、前記ワンタッチ式ホルダ31は、そ
の中心孔42aにノッチ41を突出させた外筒42内に
スライダ32を軸線方向に移動可能に挿設し、両者間に
圧縮スプリング43を縮設し、止め輪44にて抜け止め
を施したもので、前記外筒42に設けたノッチ41をス
ピンドル1a,1bの先端に設けた鉤形の溝45に係合
させることにより、スライダ32を圧縮スプリング43
の付勢でボビン3の端面に押圧し、ボビン3を図示なき
スピンドル1a,1b上のフック(図示せず)に係合さ
せて回り止めを図っている。
【0020】また、前記スライダ32の小径部33に遊
嵌したスプール38は、その中心部がスピンドル1a,
1bの先端側に向かって僅かに円錐形に膨れ出してお
り、側面がスプール38自体の弾力により小径部33の
段差面33aと当接し、その反力でボス34をフランジ
付ボビン3の外側面に押圧する作用をなし、その摩擦力
がクラッチの作用をなして、糸掛けスプール30全体を
ボビン3と共に、巻取方向回転させるトルクを発生する
様にした。なお、このスプール38の弾力は、スプリン
グ43の弾発力に比べ小さいものとする。
【0021】なお、上記ボス34とボビン3との摩擦に
より発生する伝達トルクは、糸掛けスプール30の巻糸
始端巻付け部分の直径と同等の巻径での通常の巻取り張
力を維持するに必要なトルクよりも小さな伝達トルクに
設定されている。
【0022】即ち、糸掛けスプール30に糸条Yが巻付
けられ、巻糸始端が係止された時点から該スプール30
はフランジ付ボビン3より回転を遅らせながら、糸条に
緩みを生じることなく引取るための必要最小限の伝達ト
ルクでボビン3と同方向に回転し、糸条Yの張力による
スピンドル1a,1bへの負荷を軽減しつつ、フランジ
付ボビン3の巻取り開始のための増速回転を可能にす
る。
【0023】本発明に係る巻糸装置は、上記の構成を有
するものであるが、次に、その作用について説明する
と、スピンドル1b側のフランジ付ボビン3が満巻状態
となって、モータ9の作動によりタレット盤2が第1図
に示す矢示X方向に180゜回転し、スピンドル1aが
待期位置Bから巻取位置Aまで公転し、位置を転換する
と、満巻ボビンを支持するスピンドル1b側のクラッチ
11bが自動的に断たれ、駆動モータ23に対する負荷
が減少するため、クラッチ11aを介して駆動モータ2
3に連結された空ボビンを担持するスピンドル1aが高
速で回転し始める。
【0024】この状態で、作業者は、一定の速さで送ら
れる糸条Yを片方の手で引き取りながら、満巻ボビンの
尻糸を切断し、糸条Yの巻き始め端をスピンドル1a側
の糸掛けスプール30に手動で巻き付ける。
【0025】このとき、スピンドル1aは、フランジ付
ボビン3の巻芯部3aの周速が糸条Yの供給速度と同等
か又は、それ以上の速さで空転しており、この状態で、
巻糸始端を糸掛けスプール30に巻掛けると、糸掛けス
プール30に巻糸始端が係止された時点から糸掛けスプ
ール30は全体がフランジ付ボビン3に対し滑りを生じ
ながら巻取り方向に回転する。
【0026】このときの糸掛けスプール30の回転トル
クは、ボス部34とフランジ付ボビン3のフランジ部3
bとの摩擦嵌合によって伝達され、この部分での伝達ト
ルクが巻糸始端を引き取るための必要最小限のトルクに
設定されているので、糸掛けスプール30はフランジ付
ボビン3より遅れながら巻取方向へ回転し、糸条Yの張
力の急増を防止すると共に、スピンドル1a,1bの負
荷の増大を抑制し、巻糸開始のための空ボビンの増速回
転を阻害することがない。この状態で、糸条Yを糸掛け
スプール30の巻糸始端巻取部から空のフランジ付ボビ
ン3の巻芯部3aに移し替えると、糸条Yは糸掛けスプ
ール30のフランジカバー36に案内され、フランジ付
ボビン3のフランジ部3bに接触することなく、ボビン
3の巻芯部3aに巻付けられ、爾後、綾振ガイド5の作
用でトラバースしつつ、満巻になるまでフランジ付ボビ
ン3に巻取られる。
【0027】なお、上記実施の形態においては、ボビン
3と糸掛けスプール30の一部(実施の形態ではボス部
34)とを接触させてクラッチ手段を構成した場合を示
したが、糸掛けスプール30を、スピンドル1a,1b
又は該スピンドル1a,1bと一体に回転する部材、例
えば、第4図の如く前記ホルダ31のスライダ32の一
部に円盤32aを一体に設け、該円盤32a部にスプー
ル30のボス部34を摩擦係合させてクラッチ手段を構
成することも可能である。即ち、スピンドル1a,1b
と一体に回転する部材であれば、ボビン3以外の部材と
の間にクラッチ機構を介在させて構成することが出来る
のである。第4図において第3図と同一符号を付した。
【0028】
【発明の効果】以上の如く、本願の請求項1記載の発明
によれば、巻糸始端を巻掛る糸掛けスプールをフランジ
付ボビン及び該フランジ付ボビンを担持するスピンドル
を含む回転体に対し、巻糸始端を引き取るための必要最
小限の伝達トルクを発生するクラッチ手段を介して取付
けたので巻糸始端をフランジ付ボビンの巻芯部より大径
のスプールに巻掛けて係止した場合でも、空ボビンを支
持するスピンドルに大きなトルク負荷が作用せず、巻糸
開始準備のための空ボビンの増速を阻害せず、フランジ
付ボビンの巻芯部での巻取り速度を早め、給糸系路途中
での糸の緩みを防止することが出来る。
【0029】これによって、従来、給糸系路に設けてい
たダンサー装置を省略することが可能となり、給糸系路
でのローラからの糸条の離脱や引掛かりなど、不測の糸
掛けミスを防止し得る効果がある。
【0030】また、本願の請求項2の発明においては、
スプールの巻取り部からボビンの巻芯部への糸条の移し
替えの際、糸条がボビンのフランジ部外周と接触するこ
とによる巻取り負荷の急増を防止することが出来、巻取
り開始時の空ボビンの急減速を防止し得ると共に、糸条
に急峻な高張力が作用するのを阻止し、糸条の不測の切
断を防止する。
【0031】更に、本願の請求項3においては、糸掛け
スプールの巻糸始端巻取り部の直径を、ボビンのフラン
ジ部外径と同等か、又はそれより稍々小さい大きさとし
た場合は、糸掛けスプールからボビンの巻芯部への巻糸
の移行がスムースであり、クラッチ手段での伝達トルク
の変化が小さくなるため、巻始めにおける糸の緩みをよ
り確実に防止出来る効果が期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した2軸タレット型巻糸装置の
正面図
【図2】 本発明を適用した2軸タレット型巻糸装置の
側面図
【図3】 本発明の要部をなす糸掛けスプールの構造を
示す断面図
【図4】 本発明の要部をなす糸掛けスプールの他の実
施の形態を示す断面図
【符号の説明】 1a,1b スピンドル 3 フランジ付ボビン 3a 巻芯部 3b フランジ部 5 綾振ガイド 23 駆動モータ 30 糸掛けスプール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フランジ付ボビンを担持するスピンドル
    と、該スピンドルを糸条巻取方向に積極駆動するモータ
    と、前記フランジ付ボビンの長さ方向に沿って糸条をト
    ラバースさせる綾振ガイドと、前記スピンドルの先端側
    にてフランジ付ボビンのフランジ部と隣接して設けられ
    た糸掛けスプールとを含み構成してなる巻糸装置であっ
    て、前記糸掛けスプールをスピンドル及びフランジ付ボ
    ビンを含む回転体に対し、巻糸始端を引き取るための必
    要最小限の伝達トルクを発生するクラッチ手段を介して
    取付けたことを特徴とするフランジ付ボビンの巻糸装
    置。
  2. 【請求項2】 糸掛けスプールの外周縁がボビンのフラ
    ンジ部外周を非接触状態にて覆う形状とした請求項1記
    載のフランジ付ボビンの巻糸装置。
  3. 【請求項3】 糸掛けスプールの巻糸始端巻取り部の直
    径が、ボビンのフランジ部外径と同等か、又は稍々小さ
    くしたことを特徴とする請求項1又は2記載のフランジ
    付ボビンの巻糸装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106516894A (zh) * 2016-12-31 2017-03-22 常州三泰塑胶有限公司 双工位卷绕机
CN109319581A (zh) * 2018-12-06 2019-02-12 杭州星冠机械科技有限公司 一种全自动高速层绕机的卷绕系统
CN109319590A (zh) * 2018-11-26 2019-02-12 无锡巨同创科技有限公司 立式收线机的压盘机构

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