JPH04179673A - バンチ巻き形成装置 - Google Patents

バンチ巻き形成装置

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JPH04179673A
JPH04179673A JP30340890A JP30340890A JPH04179673A JP H04179673 A JPH04179673 A JP H04179673A JP 30340890 A JP30340890 A JP 30340890A JP 30340890 A JP30340890 A JP 30340890A JP H04179673 A JPH04179673 A JP H04179673A
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lever
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Shoji Nakai
中井 昭治
Hideichiro Imai
今井 秀一郎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は引張強度および曲げ強さの大きい糸条を空ボビ
ン上に巻取るに際し、尻継ぎ用バンチ巻きを、ボビン上
に巻取った巻糸層によって押圧固定したパッケージおよ
び該バンチ巻き部の形成装置に関する。
(従来の技術) タイヤコードのように曲げに対し比較的大きな引張強度
および曲げ強さを有する糸条を、空ボビンの端部にバン
チ巻きした後巻取る場合は、通常バンチ巻きが自然に解
舒しないように、バンチ巻きの巻き始め糸端をボビンの
端部に粘着テープ又はボビンに設けた切込みを使用して
固定し、後工程で巻取った糸を解舒する時点まで、該バ
ンチ巻きをそのま1の状態で取扱うを一般とする。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来手段のように糸条の巻始め端をボビンの端部に
粘着テープ又は切込みにより仮止めする方法によるとき
は、例えばタレット型巻糸機のように満巻ボビンと交換
した空ボビン間で自動的に糸の切替え作動を行うに際し
て同時にバンチ巻きを行う場合は、玉揚げの後読バンチ
巻きの巻始め糸端を固定する作業か必要となるも、その
作業は甚だ面倒で完全な自動化が困難な問題がある。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記に鑑み、粘着テープ又は切込み等による糸
端の固定手段を用いることなくバンチ巻き部分の不測の
解舒を防止したパッケージを得ることを第1の目的とし
、空ボビン上における巻始めの糸条有効巻幅範囲、即ち
、糸の横滑りにより規定の巻幅から縮小した実際の巻幅
の外方で、かつ巻上ったパッケージの下部巻糸層の実質
巻幅範囲、即ち、パッケージの下部巻糸層端部がボビン
外周と接している幅の端部内方領域にバンチ巻き部を形
成したことを特徴とし、また第2の目的とする該パッケ
ージを得るためバンチ巻き装置は、ボビンホルダーに保
持された空ボビンに対し、パッケージの下部巻糸層の巻
幅範囲内にバンチ巻き部を形成する装置において、該空
ボビン上バンチ巻き部分に対向する外側位置に、綾振機
構の糸ガイドに伴なって移行する糸の綾振り移動を阻止
する鈎部を有するバンチレバーを作用位置と不作動の待
機位置との間で可逆的回動可能に設け、該バンチレバー
を待機位置側に向って付勢すると共に、その鈎部に、該
位置からの距離が短い側の綾振り作動の折返し端側にの
み開口する形状のスリットを形成したことを特徴とする
(作 用) 本発明によるパッケージは、空ボビン上に巻かれたバン
チ巻き部が、パッケージの下部巻糸層端部とボビン外周
面とで挟圧されるから後工程におけるパッケージの取扱
いによって不測に解舒することを防止し得られ、特に曲
げに対し強い糸条の巻糸作業を安易にし、しかも該バン
チ巻き部は巻取り時において糸条の実質巻幅が徐々に増
加し、下部巻糸層の端部が巻取りによる締めつけ力より
小さい力でボビン外周面に圧接する部分に位置させるか
らパッケージ形成後は、必要に応じて巻糸始端を引き出
してバンチ巻き部を容易に解舒し得る。
また、本発明バンチ巻き装置は、バンチレバー先端鈎部
のスリットにより糸を捉え、綾振機構の糸ガイドのトラ
バース動作に伴ない移行する糸を、上記バンチレバーの
スリットにより綾振機構の糸ガイドのトラバース動作に
伴なって移行する糸を拘束した後は、鎖糸の張力により
バンチレバーが、作用位置に保持されるため該バンチレ
バーに対する操作外力を任意の時期に解除することがで
き、その後糸ガイドが一方のトラバース端で折返して再
び前記鈎部の位置即ちバンチ巻き部対向位置を通過する
まで、この状態が続き、所定の巻回数バンチ巻きが形成
されると共に、糸ガイドが鈎部の位置を通過して他方の
トラバース端に向って移動するときは、糸がスリットか
ら自然に離脱し、バンチレバーが前記作用位置から待機
位置へ自動的に復帰して糸ガイドによる糸のトラバース
を自由にし、爾後のパッケージ形成を許容する。
(実施例) 本発明によるパッケージおよびバンチ巻き形成装置の実
施例を巻玉径の増大に伴なって綾振装置に対し、巻玉の
漸次公転方向に離反する形式のタレット型巻糸機に適用
した場合について説明する。
2個のボビンホルダー1a、 lbをタレット盤2に対
し同心円上の対称位置に回転自在に配置して設け、その
一方のボビンホルダー1aを定位置に固設した綾振装置
4に対向する巻取開始位置Aに位置させて、第1図で示
すように供給系Yを綾振ガイド5でトラバースさせつつ
該ボビンホルダー1a上のボビン3aに巻取る。
タレット盤2は固定機枠6に設けた透孔6a内で周縁を
複数の小転子7で支承させて回転自在に設け、その後部
に一体に連設した軸受部材2aと支持部材2bの後部に
固着した大歯車8に、ステッピングモータ9に連動する
原動歯車IOを噛合せて第2図で矢示方向に駆動回転さ
せるようにし、又両ボビンホルダー1a、 lbの各ス
ピンドルlla 、 llbはタレット盤2の背面から
軸受部材2aを挿通支持させて夫々その端末にプーリ1
2を設け、大歯車8の中心を貫通させて支持部材2aに
支持した伝動軸14に固着したプーリ15と前記スピン
ドル軸端の各プーリ12.12とをテンションプーリ1
6を介在させてタイミングベルト13で連動させるよう
にし、伝動軸14の他端に固着したプーリ17と中間軸
18のプーリ19aとをテンションプーリ(図示せず)
を介在させてタイミングベルト21で駆動し、更に中間
プーリ19bと綾振装置4の綾振カム4a端部のプーリ
22とをテンションプーリ(図示せず)を介在させて駆
動モータ23によりタイミングベルト25て連動させ、
該モータ23によってボビンホルダー1a、 lbの各
スピンドルlla 、 llbと綾振カム4aの回転を
所定の関係速度で駆動させる。尚、該駆動モータ23は
略一定の速度で供給される給糸Yの張力を検出するダン
シングローラの変位に応じて自動的に速度を変化させ、
巻取張力を一定に保持するように制御するか若しくは、
トルクモータにより巻取張力か略一定になるように制御
される。
かくてステッピングモータ9によるタレット盤2の回動
によりスピンドルlla 、 llb従ってボビンホル
ダー1a、lbは同時同方向に公転すると共に駆動モー
タ23による連動機構を介して同方向に自転する。
綾振装置4は固定機枠6の背後に位置して設けられ、公
知のように交差する2条の綾振溝4bを有する綾振カム
4aの回転により該溝4bに係合するスライドガイド4
cに連続した連杆4dを機枠6の前面に延長突出させて
、これに綾振ガイド5を設け、前記巻糸開始位置Aのボ
ビンホルダーlaに対向させてその長さ方向にトラバー
スさせる。
前記糸巻取開始位置Aにおいてボビン1aは、中間を軸
支した揺動部材26先端のローラ27と接圧状態で自転
して糸Yを巻取るが、その巻層の増大により外方に変位
する接圧ローラ27を揺動部材2Bの麦類として近接ス
イッチ28で検出して前記タレット盤2の公転用ステッ
ピングモータ9を起動、停止させつつ巻取中のボビンホ
ルダーlaを公転方向に歩進させ、糸巻開始位置Aから
離反させて巻層が所定径に達する満巻位置Bに達したと
きタレット盤2上の突片29a又は29bが作動するリ
ミットスイッチ30を固定機枠6に設け、その検知信号
によりステッピングモータ9を連続公転させて他方のボ
ビンホルダーlbと相互転換させ、糸巻取開始位置Aに
他方のボビンホルダー1b(空ボビン3b)が位置した
とき、タレットff12に設けた別の突片31b又は3
1aがリミットスイッチ32に作用してモータ9を停止
させ、満巻ボビンホルダー1aと空ボビンホルダー1b
を夫々転換位置に保持させるようにし、この転換動作を
繰返してタレット盤2の公転動作により2個のボビンホ
ルダーを交互に使用して連続巻取か行われる。
上記のボビンホルダー転換時における糸の切替手段とし
て、各ボビンホルダ−1aS1bノ夫々基部端には、周
面に多数の引掛爪34を突設した環状の把持部材33と
一体の摺動リング35をホルダーと共に回転するも軸方
向には移動可能に設けて、各引掛爪34の側面をホルダ
一端面の摩擦部材36に対し常に圧接させるようばね3
7で付勢して該環状把持部材33とホルダ一端面間て糸
Yを把持するようにした糸保持部38を形成し、各摺動
リング35に端部を結着した操作杆39をタレット盤2
を挿通して他端を軸受部材2aに摺動自在に挿通支持さ
せ、該操作杆39の中間に取付けたカムフォロア40を
、タレット盤2による該カムフォロア40の回動軌跡の
一部に沿って設けた弧状板カム41と衝合したときばね
37に抗して操作杆39を後退させて環状把持部材33
をホルダー端面から離反させるようにした。
綾振装置4の綾振カム4aは駆動軸に対し、スプライン
係合又はキー係合等の手段により軸方向に移動可能に設
けると共に該カム4aの端部に環状凹部42を設けて、
これにエアーシリンダ機構43のピストンロッド44先
端に結着した作動杆45の下端を嵌入係合させて該シリ
ンダ機構43の作動によって綾振カム4aを軸方向に所
定量移動させ得るようになっている。
上記綾振装置4の連杆4dが貫通する位置の固定機枠6
の前面には、第5図で示すように支持金具46.46′
によって支軸47が回転自在に支承され、該支軸47の
下端には先端に糸Yの綾振りを阻止する鈎部48aを有
するバンチレバー48が、綾振りガイド5の移動軌跡の
直下に位置して支軸47と共に水平面内で回動可能に固
着されると共に、支軸47の上端に固着した付勢レバー
49と上部支持金具46との間に介設したスプリング5
0により上記バンチレバー48を第4図において2点鎖
線で示す待機位置側即ち同図で矢示X方向に回動付勢さ
れている。
また、上記バンチレバー48の鈎部48aは、ボビンホ
ルダー1a、 lbにセットされたボビン3a。
3b端部バンチ巻き位置に対向させると共に、糸ガイド
5のトラバース方向に沿いボビンホルダー1aSlbの
基部側に向って開口した浅いスリット48bを有する。
なお、鈎部48aによるトラバース方向の糸の保持位置
即ち、スリット48b底部の糸保持位置は、ボビン3a
、 3bに対する糸の巻始めの有効巻幅11、即ち糸と
ボビンとの相対的な滑りにより長さ方向に縮まった実際
上の巻幅より外方で、かつ巻幅を徐々に増加させつつ成
長したパッケージの下部巻糸層がボビン3a、 3bの
外面に接触している長さ範囲12の端部内方の領域m内
の任意位置に設定され、また、スリット48bの開口端
のトラバース方向位置は、糸ガイド5が正規のトラバー
ス長さTの範囲で移行し、ボビンホルダー1a、 lb
の基部側で折返す寸前に糸が該スリット48bから自然
に抜は出すような位置関係に設定する。
51は上部支持金具46に中間を軸51cで回動自在に
軸支した中間レバーて、該軸51cに固着したレバー6
0と上部支持金具46の突部B1間に張設した引張バネ
62により中間レバー51を第4図で矢示の時計方向に
付勢し、その一端の小ローラ51aを前記付勢レバー4
9の側縁に当接させて上記引張りバネ60の付勢により
スプリング50に抗して付勢レバー49を反時計方向の
作動位置側に回動させ得るようにし、また中間レバー5
1の他端に形成した垂直当接面51bに対し、固定機枠
6の案内孔52を貫通した押しロッド53の先端を当接
させた。該押しロッド53は前記したエアーシリンダ機
構43のピストンロッド44と同一軸線上に配置され、
該ピストンロッド44が収縮した状態では第4図で実線
示のように中間レバー51に作用する引張バネ62の付
勢力により前記垂直面51bに当接した押しロッド53
を、該ロッド53の先端螺旋部53aに施したダブルナ
ツト54が案内孔52の開口縁に支承される位置まで後
退させ、このときバンチレバー48は引張バネ#ネの力
により第4図に実線で示すように支軸47と共に反時計
方向に回動して糸Yの綾振りを防止する作用位置に進出
回動する。一方、前記ピストンロッド44が伸長した状
態(第4図に2点鎖線で示す)では、該ピストンロッド
44の先端で押しロッド53を押出して中間レバー51
を引張バネ62の付勢力に抗して反時計方向に回動させ
る。これに伴ってバンチレバー48は回動が自由になり
、スプリング50の付勢力によって矢印X方向に回動し
、第4図に2点鎖線で示す待機位置に回動する。
55は綾振装置4の連杆4dを案内支持するレールを備
えたビーム56の背面に固定され、下端が前記バンチレ
バー48の下方に位置する補助板で、該補助板55はバ
ンチレバー48が糸Yを鈎部48aに保持しつつ待機位
置側即ち糸Yの綾振りを妨げない位置側に回動するとき
鈎部48aから糸Yを確実に離脱させるようにした。6
3は補助板55の上面に突設され左バンチレバー48の
位置決メ用ストッパーである。
57は満巻ボビン3aから空ボビン3bに亘る連糸Y′
の通過経路においてタレット盤2の前面に設けた糸切刃
を示す。
上記構成によるバンチ巻き装置を備えたタレット型巻糸
機は先ず、第3図で示すように満巻ボビン3aと互に位
置を転換した空ボビン3bが糸の巻取開始位置Aに到達
するとリミットスイッチ32が作用しタレット盤2の公
転用モータ9が停止する。
この状態でトラバース動作中の糸ガイド5が空ボビン3
bの先端側折り返し端で方向転換するとき、又はその近
傍において、該部分に設けたリミットスイッチ58が作
用し、綾振装置4のエアーシリンダ43が作動してピス
トンロッド44が収縮し、綾振カム4aを第3図に実線
で示す通常の綾振作動位置から同図に2点鎖線で示す如
く矢印V方向に偏位させる。
これによって綾振ガイド5は、その綾振り幅を空ボビン
の基部側まで延長し、給糸Yを糸保持部材38まで連行
し、この間引続き自転する把持部材33の引掛爪34が
糸Yをボビン端面との間に挾み込んで把持すると共に満
巻ボビン側に亘る連糸Y′の把持点を引き上げて糸切刃
57で切断する。
また上記ピストンロッド44の収縮動作に伴なって押し
ロッド53はピストンロッド44による押圧か解かれて
第4図実線示のように後退し、中間レバー51の回動を
自由にするため、該中間レバー51は引張バネ62の付
勢力で第4図矢印Y方向に回動し、バンチレバー48を
スプリング50の付勢力に抗して(打ち勝って)反時計
方向に回動させ、該バンチレバー48の鈎部48aを綾
振りによる糸Yの通過経路下方の作用位置に移動させる
ため綾振ガイド5の通常のトラバース端て折返えしてボ
ビンの先端側に向って移動するとき綾振ガイド5に連行
される糸Yはバンチレバー48の鈎部48a設けたスリ
ット(48b)に引掛って綾振ガイド5の移動に関係な
く実質的に綾振りを阻止されてその位置でボビンの基端
側の所定位置に所定数だけ棒巻き即ちバンチ巻きされる
尚、前記綾振ガイド5がトラバース端で折す返えすとき
、これを検出するリミットスイッチ59が作用し、この
時点でタイマーが作動して前記糸ガイド5がバンチレバ
ー48の鈎部48aの直上を通過し、糸ガイド5に伴っ
て綾振りされる糸が鈎部48aのスリット48bに湾入
するのに必要な秒数が経過したときエアーシリンダ機構
43に圧力空気を供給するソレノイドバルブ(図示せず
)の流路が切替られピストンロッド44が伸長するため
押しロッド53が該ピストンロッド44に押され、中間
レバー51を第4図に2点鎖線で示す待機位置に回動さ
せる。
このとき、バンチレバー48は鈎部48aのスリット4
8bに掛けられた糸Yの張力により、スプリング50の
付勢力に抗して前記作用位置で保持されたまま、ボビン
へバンチ巻き動作を続行するが、糸ガイド5がボビンホ
ルダー1a、1bの先端側で折り返して逆向きに移行し
、再びバンチ巻き部分を通過するときは、糸ガイド5の
折り返し点がバンチレバー48の鈎部48aよりボビン
ホルダー1a、 lbの基部に近い位置にあるため、ス
リット48bから自然に糸が離脱し、バンチレバー48
はスプリング50の作用で待機位置に復帰する。
かくしてボビン3a、 3bには、第6図に示す如く所
定位置に糸ガイド5の約1往復分に相当する巻回数バン
チ巻きZが形成され、その後、該バンチ巻き部分より内
方の巻幅11において空ボビンへの巻取りが行われ、こ
れが徐々に巻幅を広げて、前記バンチ巻きZを施した領
域mを含む巻幅12に達して、この下部巻糸層の端部が
前記バンチ巻きZをボビン外周との間で挾圧し、実質上
の巻幅が安定した時点で巻幅りの略等しい巻糸層として
半径方向に成長し、巻玉Pが形成される。
このようにして形成された巻玉Pは、バンチ巻き部Zが
下部巻糸層の端部によってボビンの外面に適度に押し付
けられているため、不測の解舒が防止され、次工程への
搬送や取扱いが容易であると共に、バンチ巻きZを解舒
するときは、巻き始め端を強く引張ることによりバンチ
巻き部の糸を尻継ぎ用として所要長さ引き出すことがで
きる。
尚、空ボビン3bによる通常の巻取作動が行われ、これ
が満巻となったとき待機する空ボビンと転換させること
を繰返すが、上記空ボビン3bと転換した満巻ボビン3
aは前記空ボビン3bに対する巻糸が行われ、その巻径
の増大に伴って満巻位置Bに向う公転作動と共に公転し
、これが第2図に示す玉揚開始位置Cに達したとき前記
したようにカムフォロア40と弧状板カム4Iとの衝合
によって環状把持部材33がボビンの端面から離反して
挟持していた巻糸端を解放する。
以上の実施例は前記したように、巻糸作動として巻径の
増大に伴って綾振装置に対して巻玉を移動させる様式の
タレット型巻糸機について説明したが、これを例えば特
公昭60−39625号、実公昭61−3895号、実
公平1−17564号公報に示されるような巻径の増大
に伴いその場で自転する巻玉に対し綾振装置が離反して
巻糸を行う様式のタレット型巻糸機にも容易に適用させ
得る。
(発明の効果) 本発明のパッケージは、空ボビン上における巻始めの糸
条有効巻幅範囲の外方で、かつ、巻上ったパッケージの
下部巻糸層端部がボビン外周と接している部分の実質巻
幅範囲内の領域にバンチ巻きを形成し、バンチ巻き部を
巻糸層の端部で抑圧したので、必要に応して該バンチ巻
き部を積極的に解舒して引き出し得るから従来のように
バンチ巻の巻糸始端をテープまたは切込み等によって仮
止め固定することを省略できると共にバンチ巻き部の巻
糸始端は外部に延出しているに拘らず、該巻糸始端は不
用意に解舒することを阻止されているからパッケージの
形成時または搬送その他の取扱いの作業を安易にし、更
にバンチ巻きは通常の巻糸層の巻幅範囲に形成するため
、バンチ巻きを巻幅範囲外に形成するものに比しボビン
の長さを有効に利用できて使用ボビンを短縮し或いはボ
ビン上の巻幅を増大させ得る等の効果を有する。
また、本発明バンチ巻き装置は、空ボビン上バンチ巻き
部と対向する位置に、糸ガイドに伴ってトラバース方向
に移行する糸の動きを規制する鈎部を備えたバンチレバ
ーを、作用位置と待機位置との間て回動可能に設け、該
バンチレバーを外力により作用位置に固定した状態で糸
ガイドが前記鈎部を通過したとき、糸を鈎部のスリット
に引掛けて糸のトラバース方向の動きを規制し、バンチ
レバーを糸の張力で作用位置に保持すると共に、糸ガイ
ドがトラバース端で折り返して再び鈎部を通過するとき
は、糸を鈎部のスリットから自然に離脱させ、バンチレ
バーをスプリングの力で自動的に待機位置に復帰させる
ようにしたからバンチレバーを作用位置に保持する時間
が、糸ガイドの動きに応じて自動的に設定されるすぐれ
た効果を発揮する。
しかも、本発明をタレット型巻糸機の如く、ボビン間の
糸換え動作と同時にバンチ巻き動作を行うものに適用し
た場合は、バンチレバーを作用位置に強制的に保持する
時間を、糸ガイドのトラバース速度に応じて変更する煩
わしさがなく、常に一定した巻回数バンチ巻きを形成す
ることが可能であり、制御装置の簡素化を達成し得る効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明バンチ巻き形成装置を適用したタレット
型巻糸機の一実施例を示す平面図、第2図は同正面図、
第3図は要部機構の斜視図、第4図はバンチ巻き装置の
平面図、゛第5図は同正面図、第6図は本発明に係るバ
ンチ巻きを備えたパッケージの一例を示す一部を截除し
た側面図である。 3a、 3b・・・ボビン   48・・・バンチレバ
ー48a・・・鈎 部  48b・・・スリットY・・
・糸     z・・・バンチ巻き特 許 出 願 人
  株式会社神津製作所゛1゜ 第1図 第2図 満巻位置

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、空ボビン上における巻始めの糸条有効巻幅範囲の外
    方で、かつ巻上ったパッケージの下部巻糸層の実質巻幅
    範囲の端部内方領域にバンチ巻き部を形成したパッケー
    ジ。 2、ボビンホルダーに保持された空ボビンに対し、巻始
    めの糸条有効巻幅範囲の外方で、かつ巻上ったパッケー
    ジの下部巻糸層の実質巻幅範囲の端部内方領域にバンチ
    巻き部を形成する装置において、該空ボビン上バンチ巻
    き部分に対向する外側位置に、綾振機構の糸ガイドに伴
    なって移行する糸の綾振り移動を阻止する鈎部を有する
    バンチレバーを作用位置と不作動の待機位置との間で可
    逆回動可能に設け、該バンチレバーを待機位置側に向っ
    て付勢すると共に、その鈎部に、該位置からの距離が短
    い側の綾振り作動の折返し端側にのみ開口する形状のス
    リットを形成したことを特徴とするバンチ巻き形成装置
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