JPH09323658A - ステアリング装置 - Google Patents

ステアリング装置

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JPH09323658A
JPH09323658A JP14430496A JP14430496A JPH09323658A JP H09323658 A JPH09323658 A JP H09323658A JP 14430496 A JP14430496 A JP 14430496A JP 14430496 A JP14430496 A JP 14430496A JP H09323658 A JPH09323658 A JP H09323658A
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JP
Japan
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stepping motor
pulse number
steering wheel
driving
fixed
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Pending
Application number
JP14430496A
Other languages
English (en)
Inventor
Masumi Nishikawa
川 増 美 西
Mutsumi Miyashiro
代 睦 己 宮
Tadayasu Miyata
田 任 康 宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステアリングホイールの位置の調整中に、誤
って運転者がステアリングホイール等に干渉した場合に
おいて、運転者に与える負荷を小さくすること。 【解決手段】 車両ボデーに固定された固定部材11
と、固定部材に可動自在に支持された可動部材12,1
3と、可動部材を駆動するための駆動手段17,18と
を備え、可動部材の固定部材に対する可動によりステア
リングホイールの位置を調整するステアリング装置にお
いて、駆動手段がステッピングモータ171,181を
有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステアリング装置
に関するものであり、特にステアリングホイールの上下
位置または前後位置を調節するステアリング装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のステアリング装置として
は、車両ボデーに固定された固定部材と、固定部材に車
両上下方向に回動自在に支持された回動部材と、固定部
材に車両前後方向に移動自在に支持された移動部材と、
回動部材を駆動するための第1のDCモータと、移動部
材を駆動するための第2のDCモータとを備え、回動部
材の固定部材に対する回動によりステアリングホイール
の上下位置を調整する共に移動部材の固定部材に対する
移動によりステアリングホイールの前後位置を調整する
ものが一般的に知られている。また、このものは、ステ
アリングホイールを所望の位置に調整するために、ステ
アリングホイールの現在の上下位置を検出する上下位置
センサと、その現在の前後位置を検出する前後位置セン
サとを備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、DCモータ
は、過負荷(モータを停止させようとする力)が加わっ
た時に、モータトルクが増大するという特性を持ってい
る。従って、ステアリングホイールの上下位置又は前後
位置を調整している際に、誤って運転者の手や膝等がス
テアリングホイール,回動部材,移動部材等に干渉した
場合、運転者に大きな負荷を与えることとなる。
【0004】また、上記のものでは、ステアリングホイ
ールを所望の位置に調整するために、上下位置センサ及
び前後位置センサを使用しているので、部品点数が多く
なり、コスト的に不利となる。
【0005】故に、本発明は、ステアリングホイールの
位置の調整中に、誤って運転者がステアリングホイール
等に干渉した場合において、運転者に与える負荷を小さ
くすることを第1の技術的課題とし、位置センサを用い
ることなく、ステアリングホイールの位置を調整するこ
とを第2の技術的課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第1の技術的課題を
解決するために、請求項1の発明のステアリング装置
は、車両ボデーに固定された固定部材と、前記固定部材
に可動自在に支持された可動部材と、前記可動部材を駆
動するための駆動手段とを備え、前記可動部材の前記固
定部材に対する可動によりステアリングホイールの位置
を調整するステアリング装置において、前記駆動手段を
ステッピングモータを有するものとした。
【0007】ここで、ステッピングモータは、過負荷が
加わった時に、モータトルクが減少するという特性を持
っている。従って、請求項1の発明のように、ステッピ
ングモータにより可動部材を駆動することにより、ステ
アリングホイールの位置の調整中に、誤って運転者がス
テアリングホイール等に干渉した場合において、運転者
に与える負荷を小さくすることができる。
【0008】請求項1に加え、上記第2の技術的課題を
解決するために、請求項2の発明に示すように、オート
制御開始要か否かを判定するオート制御開始要判定手段
と、設定パルス数を記憶する設定パルス数記憶手段と、
前記オート制御開始要と判定された時に前記設定パルス
数だけ前記ステッピングモータを駆動するモータ駆動手
段とを更に備えると、好ましい。ここで、前記設定パル
ス数は、現在位置(例えば上死点位置)から目的位置
(例えば中立位置)までの距離に相当するステッピング
モータを駆動するためのパルス数であり、予め実験等に
より設定されている。
【0009】この構成によれば、オート制御開始要と判
定された時に予め記憶された設定パルス数だけステッピ
ングモータを駆動するため、ステアリングホイールの位
置を検出する位置センサを用いることなく、ステアリン
グホイールの位置を調整できる。従って、部品点数が減
り、コスト的に有利となる。
【0010】上記請求項2において、請求項3に示すよ
うに、マニュアル制御開始要か否かを判定するマニュア
ル制御開始要判定手段と、マニュアル制御開始要と判定
された時に、パルス信号を出力して前記ステッピングモ
ータを駆動する第2モータ駆動手段と、前記第2モータ
駆動手段による前記ステッピングモータ駆動中における
前記パルス信号のパルス数をカウントするパルス数カウ
ント手段と、前記第2モータ駆動手段による前記ステッ
ピングモータ駆動開始から終了までに前記パルス数カウ
ント手段によりカウントされたパルス数を記憶するカウ
ントパルス数記憶手段と、前記カウントパルス数に基づ
き前記オート制御における設定パルス数を変更する設定
パルス数変更手段とを更に備えると、好ましい。
【0011】この構成によれば、マニュアル制御におけ
るモータ駆動開始から終了までにカウントされたパルス
数に基づきオート制御における設定パルス数を変更する
ので、マニュアル制御後にオート制御を行った場合にス
テアリングホイールをマニュアル制御により設定された
設定位置に確実に調整でき、結果、マニュアル制御の頻
度を減らすことができ、運転者への負担を軽減できる。
【0012】上記第1の技術的課題を解決するために、
請求項4の発明によれば、車両ボデーに固定された固定
部材と、前記固定部材に車両上下方向に回動自在に支持
された回動部材と、前記固定部材に車両前後方向に移動
自在に支持された移動部材と、前記回動部材を駆動する
ための回動部材駆動手段と、前記移動部材を駆動するた
めの移動部材駆動手段とを備え、前記回動部材の前記固
定部材に対する回動によりステアリングホイールの上下
位置を調整する共に前記移動部材の前記固定部材に対す
る移動によりステアリングホイールの前後位置を調整す
るステアリング装置において、前記回動部材駆動手段及
び前記移動部材駆動手段として、夫々ステッピングモー
タを用いたものである。
【0013】請求項4によれば、一方のステッピングモ
ータにより回動部材を駆動すると共に、他方のステッピ
ングモータにより移動部材を駆動することにより、ステ
アリングホイールの上下位置又は前後位置の調整中に、
誤って運転者がステアリングホイール等に干渉した場合
において、運転者に与える負荷を小さくすることができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施形態について説明する。
【0015】ステアリング装置1は、車両の前輪を操舵
するものであり、ステアリングホイール2の上下位置、
または前後位置を調整するものである。
【0016】図1及び図2に示すように、このステアリ
ング装置1は、主に、固定コラム11(固定部材)と、
移動コラム(請求項1の可動部材,請求項3の移動部
材)12と、揺動コラム13(請求項1の可動部材,請
求項3の回動部材)と、ロアシャフト14と、センタシ
ャフト15と、アッパシャフト16と、チルト用駆動装
置17と、テレスコ用駆動装置18と、電子制御装置
(以下ECUという)19とを備えている。
【0017】固定コラム11は車両ボデー(図示せず)
に固定されている。移動コラム12は、車両前後方向
(図示A方向)に固定コラム11に対し移動可能に固定
コラム11にピン20を介して支持されている。このピ
ン20により移動コラム12は固定コラム11に対し回
転規制されている。揺動コラム13は、移動コラム12
に固定された枢支ピン21(図1に図示)に車両略上下
方向(図示B方向)に揺動可能に枢支されている。
【0018】ロアシャフト14は、固定コラム11に回
転可能に支持され、図示左端は車両の前輪に連係されて
いる。ロアシャフト14の図示右端外周には、ロアシャ
フトの軸方向に延在するスプライン141が形成されて
いる。センタシャフト15は、移動コラム12内に回転
可能に配設され、ロアシャフト14と同軸上に並んでい
る。センタシャフト15は、図示左端に円筒部151を
有しており、この円筒部151の内周には、センタシャ
フト15の軸方向に延在するスプライン152が形成さ
れている。円筒部151には、ロアシャフト14の図示
右端が挿入され、ロアシャフト14のスプライン141
がスプライン152に係合している。このスプライン係
合により、センタシャフト15は、ロアシャフト14と
一体回転可能であり、ロアシャフト14に対し車両前後
方向(図示A方向)に移動可能になっている。アッパシ
ャフト16は、揺動コラム13に固定された円筒部材2
2に回転可能に支持され、ロアシャフト14及びセンタ
シャフト15と同軸上に並んでいる。アッパシャフト1
6の図示左端部は、ボールジョイント23を介してセン
タシャフト15に連結され、このボールジョイント23
によりアッパシャフト16はセンタシャフト15と一体
回転可能であり、センタシャフト15に対し車両上下方
向(図示B方向)に揺動可能である。このアッパシャフ
ト16の右端には、ステアリングホイール(図示せず)
が固定されている。
【0019】チルト用駆動装置17は、揺動コラム13
を移動コラム12のピン21に対し車両上下方向に揺動
させるためのものである。このチルト用駆動装置17
は、後述するステッピングモータ171と、ギヤ172
と、スプラインシャフト173と、スクリューシャフト
174と、ナット部材175とを備えている。
【0020】ステッピングモータ171は、固定コラム
11の側面に取り付けられる。ギヤ172は、固定コラ
ム11に支持され、ベルト(図示せず)を介してステッ
ピングモータ171の出力軸(図示せず)に連結されて
いる。スプラインシャフト173は、ギヤ172と一体
回転可能に且つギヤ172に対し車両前後方向(図示A
方向)に移動可能にギヤ172の内周部に係合してお
り、車両前後方向(図示A方向)に延在している。スク
リューシャフト174は、スプラインシャフト173の
図示右端にジョイント176を介して一体回転可能に連
結され、スプラインシャフト173と同軸上に配置され
ている。ナット部材175は、スクリューシャフト17
4の外周部に螺合され、結果、スクリューシャフト17
4が回転した時にそれが車両前後方向(図示A方向)に
移動するようになっている。このナット部材175は、
2つの固定ピン177(1つのみ図1に図示)により揺
動コラム13に固定されている。
【0021】テレスコ用駆動装置18は、移動コラム1
3を固定コラム11に対し車両前後方向に移動させるた
めのものである。このテレスコ用駆動装置18は、後述
するステッピングモータ181と、ギヤ(図示せず)
と、スクリューシャフト(図示せず)と、ナット部材
(図示せず)とを備えている。
【0022】ステッピングモータ181は、固定コラム
11の側面にステッピングモータ171と並んで取り付
けられる。ギヤは、ステッピングモータ181の出力軸
(図示せず)に連結されている。スクリューシャフト
は、ギヤに一体回転可能に連結されている。ナット部材
は、スクリューシャフトの外周部に螺合され、結果、ス
クリューシャフトが回転した時にそれが車両前後方向
(図示A方向)に移動するようになっている。このナッ
ト部材は、ブラケット(図示せず)を介して移動コラム
12に固定されている。
【0023】上記構成のステアリング装置1の作動を説
明する。
【0024】運転者がステアリングホイールを操作する
と、アッパシャフト16、センタシャフト15及びロア
シャフト14が一体回転し、結果、車両の前輪が操舵さ
れる。
【0025】後述するECU19によりチルト用のステ
ッピングモータ171が所定角度だけ駆動されると、ギ
ヤ172,スプラインシャフト173及びスクリューシ
ャフト174が一体回転する。すると、スクリューシャ
フト174及びナット部材175間の螺合により、ナッ
ト部材175が図示A方向に移動し、結果、揺動コラム
13及び円筒部材22が移動コラム12に対しピン21
を支点として図示B方向に揺動する。このとき、アッパ
シャフト16はボールジョイント23を介してセンタシ
ャフト15に連結されているため、アッパシャフト16
も揺動コラム13と共にセンタシャフト15に対し図示
B方向に揺動する。これにより、ステアリングホイール
が図示B方向(車両上下方向)に移動し、上下位置の調
整がなされる。
【0026】また、後述するECU19によりテレスコ
用のステッピングモータ181が所定角度だけ駆動され
ると、ギヤ及びスクリューシャフトが一体回転する。す
ると、スクリューシャフト及びナット部材間の螺合によ
り、ナット部材が図示A方向に移動し、結果、移動コラ
ム12が固定コラム11に対し図示A方向に移動する。
従って、移動コラム12に枢支ピン21を介して支持さ
れた揺動コラム13及び円筒部材22も図示A方向に一
体的に移動する。その結果、アッパシャフト16及びセ
ンタシャフト15も図示A方向に一体的に移動する。こ
れにより、ステアリングホイールが図示A方向(車両前
後方向)に移動し、前後位置の調整がなされる。
【0027】ステッピングモータ171及び181は夫
々、ステップ角度7.5°の4相PM型であり、外部か
ら過負荷が加わった時にトルクが減少するという特性を
持っている。
【0028】図3に示すように、ECU19は、バスを
介して相互に接続された入力ポート192,出力ポート
193,プロセシングユニット(CPU)194,リー
ドオンリーメモリ(ROM)195,ランダムアクセス
メモリ(RAM)196及びタイマ197から成るマイ
クロコンピュータ191を備えている。このECU19
には、キー挿入スイッチ31,チルトアップスイッチ3
2,チルトダウンスイッチ33,伸び側テレスコピック
スイッチ34及び縮み側テレスコピックスイッチ35等
が電気的に接続されている。ここで、キー挿入スイッチ
31は、イグニッションキー(図示せず)が挿入された
時にONに切り換わり、イグニッションキー(図示せ
ず)が抜かれた時にOFFに切り換わる。チルトスイッ
チ32,33及びテレスコピックスイッチ34,35
は、運転室内に設置され、操作された時にONに切り換
わり、操作が解除された時にOFFに切り換わる。
【0029】これらの出力信号は、増幅回路198a〜
198eを介して夫々入力ポート192からプロセシン
グユニット194に入力されるように構成されている。
また、出力ポート193からはチルト用モータ駆動回路
199a及びテレスコ用モータ駆動回路199bを介し
てテレスコ用ステッピングモータ181に、夫々パルス
信号が出力されるように構成されている。ROM195
は、図4〜図6に示したフローチャートを含む種々の処
理に供するプログラムを記憶し、プロセシングユニット
194は、当該プログラムを実行する。RAM196
は、当該プログラムの実行に必要な変数データを一時的
に記憶する。即ち、ステアリングホイールの上死点位置
からチルト中立位置までの距離に相当するステッピング
モータ171のパルス数(ステップ数)S並びにステア
リングホイールの最大縮み位置からテレスコ中立位置ま
での距離に相当するステッピングモータ171のパルス
数(ステップ数)S’等がRAM196内に一時的に記
憶されている。尚、タイマは時間を測定する。
【0030】図4〜図6を参照してプロセシングユニッ
ト194が実行するプログラム処理について説明する。
図4はそのメインルーチンである。
【0031】まず、ステップ101において、チルトス
イッチ32,33の何れかがON状態か否かが判定さ
れ、そうであれば、ステップ102に進み、後述するマ
ニュアルチルト制御が行われる。そうでなければ、ステ
ップ103に進み、後述するオートチルト制御が行われ
る。
【0032】ステップ102,103の後、ステップ1
04において、テレスコピックスイッチ34,35の何
れかがON状態か否かが判定され、そうであれば、ステ
ップ105に進み、マニュアルテレスコ制御が行われ
る。そうでなければ、ステップ106に進み、オートテ
レスコ制御が行われる。
【0033】ここで、図5を参照して図4のステップ1
03に示すオートチルト制御処理の詳細について説明す
る。
【0034】まず、ステップ201において、キー挿入
スイッチ31がONに切り換わったか否かが判定され、
そうであれば、ステップ202に進む。ステップ202
において、RAM196内に記憶されたステッピングモ
ータ171のパルス数(以下メモリパルス数という)S
だけステッピングモータ171を正転させる信号が駆動
回路199aに出力される。このメモリパルス数Sは、
マニュアルチルト制御が一回も行われていない場合に
は、前述した予め定められたパルス数(つまりステアリ
ングホイールの上死点位置からチルト中立位置までの距
離に相当するステッピングモータ171のパルス数)S
となり、マニュアルチルト制御が一回以上行われた場合
には、ステアリングホイールの上死点位置から前回のマ
ニュアルチルト制御で設定されたチルト位置までの距離
に相当するパルス数(後述する)となる。このように、
ステップ202によりステッピングモータ171がメモ
リパルス数Sだけ正転し、その結果、ステアリングホイ
ールが上死点位置から設定位置(チルト中立位置又は前
回のマニュアルチルト制御で設定されたチルト位置)ま
で下降する。
【0035】一方、ステップ201において、キー挿入
スイッチ31がOFFに切り換わったと判定されると、
ステップ203に進む。ステップ203において、上記
メモリパルス数Sだけステッピングモータ171を逆転
させる信号が駆動回路199aに出力される。このよう
に、ステップ203によりステッピングモータ171が
メモリパルス数Sだけ逆転し、その結果、ステアリング
ホイールが上記設定位置から上死点位置まで上昇する。
尚、上記ステップ202,203の終了後、図4のメイ
ンルーチンに戻る。
【0036】次に、図6を参照して図4のステップ10
2に示すマニュアルチルト制御処理の詳細について説明
する。
【0037】まず、ステップ301において、チルトア
ップスイッチ32がON状態か否かが判定され、そうで
あれば、ステップ302に進み、ステッピングモータ1
71を逆転させる信号が駆動回路199aに出力され
る。つまり、チルトアップスイッチ32がON状態の間
ステッピングモータ171が逆転し、その結果、ステア
リングホイールが前回のマニュアル制御終了時の設定位
置(但し、初回のマニュアル制御では中立位置)から今
回の設定位置まで上昇する。そして、ステップ303に
おいて、メモリパルス数Sがカウントダウンされ、逐次
更新されてRAM196に記憶される。ここで、カウン
トダウンの基準となるメモリパルス数Sは、初回のマニ
ュアルチルト制御では、前述したように、ステアリング
ホイールを上死点位置から中立位置まで駆動した時のス
テッピングモータ171のパルス数に相当し、2回目以
降のマニュアルチルト制御では、前回のマニュアルチル
ト制御終了時のメモリパルス数に相当する。
【0038】一方、ステップ301において、チルトア
ップスイッチ32がOFF状態と判定されると、ステッ
プ304に進み、チルトダウンスイッチ33がON状態
か否かが判定される。そうであれば、ステップ305に
進み、ステッピングモータ171を正転させる信号が駆
動回路199aに出力される。つまり、チルトダウンス
イッチ33がON状態の間ステッピングモータ171が
正転し、その結果、ステアリングホイールが前回のマニ
ュアルチルト制御終了時の設定位置(但し、初回のマニ
ュアルチルト制御では中立位置)から今回の設定位置ま
で下降する。そして、ステップ306において、メモリ
パルス数Sがカウントアップされ、逐次更新されてRA
M196に記憶される。ここで、カウントダウンの基準
となるメモリパルス数Sは、初回のマニュアルチルト制
御では、前述したように、ステアリングホイールを上死
点位置から中立位置まで駆動した時のステッピングモー
タ171のパルス数に相当し、2回目以降のマニュアル
チルト制御では、前回のマニュアルチルト制御終了時の
メモリパルス数に相当する。尚、ステップ303,30
6の後、並びにステップ304でチルトダウンスイッチ
33がOFF状態であると判定された時には、図4のメ
インルーチンに戻る。
【0039】以上示した今回のマニュアルチルト制御終
了時のメモリパルス数S(但し、ステップ303,30
6の遅い方のメモリパルス数S)が、次回のオートチル
ト制御のステップ202及び203のメモリパルス数S
に設定される。
【0040】尚、図4のステップ105のマニュアルテ
レスコ制御及び図4のステップ106のオートテレスコ
制御の詳細は、夫々図6に示すマニュアルチルト制御,
図5に示すオートチルト制御と実質的に同一であるの
で、その説明を省略する。
【0041】
【発明の効果】請求項1及び請求項4の発明によれば、
ステアリング装置にステッピングモータを使用したの
で、ステアリングホイールの位置の調整中に、誤って運
転者がステアリングホイール等に干渉した場合におい
て、運転者に与える負荷を小さくすることができる。
【0042】請求項2の発明によれば、オート制御開始
要と判定された時に予め記憶された設定パルス数だけス
テッピングモータを駆動するため、ステアリングホイー
ルの位置を検出する位置センサを用いることなく、ステ
アリングホイールの位置を調整できる。従って、部品点
数が減り、コスト的に有利となる。
【0043】請求項3の発明によれば、マニュアル制御
におけるモータ駆動開始から終了までにカウントされた
パルス数に基づきオート制御における設定パルス数を変
更するので、マニュアル制御後にオート制御を行った場
合にステアリングホイールをマニュアル制御により設定
された設定位置に確実に調整でき、結果、マニュアル制
御の頻度を減らすことができ、運転者への負担を軽減で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るステアリング装置の側
面図である。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】図1の電子制御装置の構成図である。
【図4】図3の電子制御装置が実行するプログラムのフ
ローチャートである。
【図5】図4のステップ103のオ−トチルト制御の詳
細を示すフローチャートである。
【図6】図4のステップ102のマニュアルチルト制御
の詳細を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ステアリング装置 11 固定コラム(固定部材) 12 移動コラム(可動部材,移動部材) 13 揺動コラム(可動部材,回動部材) 14 ロアシャフト 15 センタシャフト 16 アッパシャフト 17 チルト用駆動装置(回動部材駆動手段) 171 ステッピングモータ 18 テレスコ用駆動装置(移動部材駆動手段) 181 ステッピングモータ 19 電子制御装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両ボデーに固定された固定部材と、前
    記固定部材に可動自在に支持された可動部材と、前記可
    動部材を駆動するための駆動手段とを備え、前記可動部
    材の前記固定部材に対する可動によりステアリングホイ
    ールの位置を調整するステアリング装置において、 前記駆動手段は、ステッピングモータを有するステアリ
    ング装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 オート制御開始要か否かを判定するオート制御開始要判
    定手段と、 設定パルス数を記憶する設定パルス数記憶手段と、 前記オート制御開始要と判定された時に前記設定パルス
    数だけ前記ステッピングモータを駆動するモータ駆動手
    段とを更に備えたステアリング装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 マニュアル制御開始要か否かを判定するマニュアル制御
    開始要判定手段と、 マニュアル制御開始要と判定された時に、パルス信号を
    出力して前記ステッピングモータを駆動する第2モータ
    駆動手段と、 前記第2モータ駆動手段による前記ステッピングモータ
    駆動中における前記パルス信号のパルス数をカウントす
    るパルス数カウント手段と、 前記第2モータ駆動手段による前記ステッピングモータ
    駆動開始から終了までに前記パルス数カウント手段によ
    りカウントされたパルス数を記憶するカウントパルス数
    記憶手段と、 前記カウントパルス数に基づき前記オート制御における
    設定パルス数を変更する設定パルス数変更手段とを更に
    備えたステアリング装置。
  4. 【請求項4】 車両ボデーに固定された固定部材と、前
    記固定部材に車両上下方向に回動自在に支持された回動
    部材と、前記固定部材に車両前後方向に移動自在に支持
    された移動部材と、前記回動部材を駆動するための回動
    部材駆動手段と、前記移動部材を駆動するための移動部
    材駆動手段とを備え、前記回動部材の前記固定部材に対
    する回動によりステアリングホイールの上下位置を調整
    する共に前記移動部材の前記固定部材に対する移動によ
    りステアリングホイールの前後位置を調整するステアリ
    ング装置において、 前記回動部材駆動手段及び前記移動部材駆動手段は、夫
    々ステッピングモータを有するステアリング装置。
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