JPH09323397A - 印刷機の給湿装置 - Google Patents

印刷機の給湿装置

Info

Publication number
JPH09323397A
JPH09323397A JP8144087A JP14408796A JPH09323397A JP H09323397 A JPH09323397 A JP H09323397A JP 8144087 A JP8144087 A JP 8144087A JP 14408796 A JP14408796 A JP 14408796A JP H09323397 A JPH09323397 A JP H09323397A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
wiper
water
contact member
holding member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8144087A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2977072B2 (ja
Inventor
Nobuyoshi Shibata
信義 柴田
Naoki Ikeda
直樹 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ryobi Ltd
Original Assignee
Ryobi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ryobi Ltd filed Critical Ryobi Ltd
Priority to JP8144087A priority Critical patent/JP2977072B2/ja
Priority to US08/855,712 priority patent/US5778777A/en
Priority to DE19722076A priority patent/DE19722076C2/de
Priority to CN97105537A priority patent/CN1084252C/zh
Publication of JPH09323397A publication Critical patent/JPH09323397A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2977072B2 publication Critical patent/JP2977072B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F7/00Rotary lithographic machines
    • B41F7/20Details
    • B41F7/24Damping devices
    • B41F7/26Damping devices using transfer rollers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rotary Presses (AREA)
  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 給湿液の供給過多を防止し、ローラの摩耗を
回避するとともにワイパー等の接触部材の耐久性も高め
ることができ、さらに構成が簡易な印刷機の給湿装置の
提供。 【解決手段】 水元ローラ2、調量ローラ3の側面2
M、3Mにはワイパー14が押し付けられている。ワイ
パー14によって、側面2M、3Mに付着した湿し水1
0が掻き取られ、またローラ間溝5に溜まった余分な湿
し水10を導いて水舟4に戻す。ワイパー14は保水性
を有する弾力材料で構成されており、内部に湿し水10
を吸収して潤滑作用を発揮する。ワイパー14にはブラ
ケット27、28のエッジに沿ってワイパー溝が形成さ
れている。ブラケット27には切り欠き部27Kが形成
されているため、ワイパー14には膨らみ部14Tが形
成され、ここに十分な湿し水10が保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷機の給湿装置に
関し、特に給湿液の供給過多を防止することによって適
正な印刷を行なうことができ、しかもローラの摩耗を回
避するとともにワイパー等の接触部材の耐久性も高める
ことができる印刷機の給湿装置に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷機の給湿装置は、版胴に巻かれた版
に適量の湿し水を供給するための装置である。印刷機の
給湿装置の第1の従来例を図8に示す。水舟4内には湿
し水10が収容されており、この湿し水10に下方が浸
かった状態で水元ローラ2が位置している。水元ローラ
2はローラ軸2Jを中心に矢印92方向に回転する。ま
た、水元ローラ2に隣接して調量ローラ3が設けられて
おり、この調量ローラ3は、ローラ軸3Jを中心に矢印
93方向に回転する。
【0003】水元ローラ2の回転によって、湿し水10
は水元ローラ2の外周面に付着してかき上げられる。そ
して、水元ローラ2に付着した湿し水10は、当接する
調量ローラ3に転移される。図7は、水元ローラ2と調
量ローラ3の側面図である。水元ローラ2と調量ローラ
3との当接によって、水元ローラ2の外周面に付着した
湿し水10は、適量の薄膜状になり調量ローラ3の外周
面に転移される。
【0004】すなわち、図7に示す調量ローラ3の湿し
面3Wには、軸方向に均一化された薄膜状の湿し水10
が付着した状態になる。そして、調量ローラ3にはさら
に隣接するローラ群があり(図示せず)、このローラ群
を介して版胴に巻かれた版に湿し水10が供給される。
なお、水元ローラ2と調量ローラ3との間に形成される
ローラ間溝5には、水元ローラ2の外周面に付着した余
分な湿し水10が溜まった状態になる。
【0005】ところで、水元ローラ2の側面2Mにも湿
し水10が付着しており、この側面2Mに付着した湿し
水10が、図7に示す矢印90方向にたれて調量ローラ
3の湿し面3Wに回り込むことがある。また、ローラ間
溝5に位置する余分な湿し水10が、ローラの両端側か
ら側面2M、3Mに流れ出し、矢印90方向に下がって
湿し面3Wに付着してしまう。
【0006】このような場合、調量ローラ3湿し面3W
の両端側においては、湿し水10の量が増加し、不均一
な状態で隣接する他のローラに転移される。そして、こ
の不均一な状態で湿し水10は版に供給されてしまい、
湿し水10とインキとのバランスがくずれて良好な印刷
を行なうことができない。
【0007】このような側面2M、3Mへの湿し水10
の垂れ下がりを防止するため、図8に示すようなブラケ
ット41、ワイパー42が設けられている。ブラケット
41上には、ワイパー42が固定されており、ブラケッ
ト41でワイパー42を支持している。
【0008】このワイパー42は水元ローラ2の側面2
Mおよび調量ローラ3の側面3Mの双方に接した状態に
配置されている。これによって、側面2M、3Mに付着
した湿し水10を掻き取る。また、ローラ間溝5に溜ま
った湿し水10をワイパー42、ブラケット41を介し
て外方向に導き、側面2M、3Mに付着しないようにし
ている。ワイパー42、ブラケット41によって外方向
に導びかれた湿し水10は、水舟4内に落下する。
【0009】以上のように、ワイパー42は水元ローラ
2の側面2Mおよび調量ローラ3の側面3Mに当接し、
湿し水10を掻き取る。このため、ワイパー42は、摺
動性のよい樹脂材料等によって構成されている。
【0010】次に、印刷機の給湿装置の第2の従来例を
図10に基づいて説明する。この第2の従来例において
は、調量ローラ3と水つけローラ61の側面に接するよ
うにシール部材64が設けられている。水舟4内の湿し
水10は、水元ローラ2によって掻き上げられ、調量ロ
ーラ3に転移される。その後、調量ローラ3上の湿し水
10は水つけローラ61に移される。
【0011】調量ローラ3及び水つけローラ61の側面
側にはシールホルダ62が位置しており、このシールホ
ルダ62にシール部材64が設けられている。シールホ
ルダ62は、ピン63に回転可能に取り付けられてい
る。なお、シールホルダ62には、シール部材64の組
み込み位置を固定するために、ホルダ制限部67が設け
られている。また、シールホルダ62は、安全舌片68
によって抜け止めされている。
【0012】シール部材64には、溢流口65が形成さ
れており、この溢流口65はシール部材64とシールホ
ルダ62との間に形成される排出通路66に連通してい
る。調量ローラ3と水つけローラ61との間のローラ間
溝5に溜まった余分な湿し水10は、溢流口65を通じ
て排出通路66内に流れ出す。そして、この湿し水10
は、排出通路66に導かれて落下し、水舟4内に戻るよ
うになっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の印刷機の給
湿装置には次のような問題があった。まず図8に示す第
1の従来例においては、水元ローラ2と調量ローラ3と
の位置関係が軸方向にずれている場合、ワイパー42で
湿し水10を適正に掻き取れないという問題がある。
【0014】すなわち、図9Aに示すように、たとえば
水元ローラ2と調量ローラ3との位置関係が軸方向にず
れ、長さK1分だけ隙間が生じているとする。このよう
な場合、ワイパー42が調量ローラ3の側面3Mに当接
せず、側面3Mに流れ出す湿し水10を掻き取ることが
できない。そして、ローラ間溝5に溜まった余分な湿し
水10が、長さK1の隙間から調量ローラ3の側面3M
に流れ出し、湿し面3W(図7)に回り込んでしまうと
いう問題がある。
【0015】このため、水元ローラ2と調量ローラ3と
の位置ずれ(長さK1)を解消するため、水元ローラ2
と調量ローラ3との位置合せの精度や長さの精度を上げ
るとすると、精密な加工や組み立て調整が必要となる。
【0016】また、ワイパー42との摩擦によって水元
ローラ2または調量ローラ3のゴムローラーが摩耗して
しまい、水元ローラ2または調量ローラ3の耐久性にか
けるという問題点もある。
【0017】図9Aに示す長さK1の隙間を吸収するた
め、たとえばワイパーをゴム材料で形成したとしても、
図9Bに示すように水元ローラ2と調量ローラ3との段
差部分に隙間44が形成されてしまう。そして、この隙
間44から湿し水10が調量ローラ3の側面3Mに流れ
出し、湿し面3W(図7)に回り込んでしまう。
【0018】また、ゴム材料等の柔らかい材質のワイパ
ーを採用した場合、水元ローラ2または調量ローラ3と
の摩擦によってワイパーが摩耗し耐久性にかけるという
問題も生じる。
【0019】図10に示す第2の従来例についても第1
の従来例と同様であり、水元ローラ2と調量ローラ3と
の位置関係が軸方向にずれている場合、ここから余分な
湿し水10が流れ出し、適正に湿し水10を排出通路6
6内に導くことができないという問題がある。
【0020】また、調量ローラ3または水つけローラ6
1のゴムローラーがワイパーとの接触部分において摩耗
し、耐久性にかけるという問題もある。さらに第2の従
来例においては、図10に示すように、多部材が用いら
れており構成が複雑であるため、組み立て作業に手間が
かかるという問題がある。
【0021】そこで本発明は、給湿液の供給過多を防止
することによって適正な印刷を行なうことができ、しか
もローラの摩耗を回避するとともにワイパー等の接触部
材の耐久性も高めることができ、さらに構成が簡易な印
刷機の給湿装置を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る印刷機の
給湿装置は、第1ローラ軸を中心に回転し、外周面に給
湿液が付着する第1ローラ、第1ローラ軸に対してほぼ
平行に位置する第2ローラ軸を中心に回転し、第1ロー
ラに隣接する第2ローラであって、第1ローラに付着し
た給湿液が外周面に転移される第2ローラ、第1ローラ
の第1ローラ軸にほぼ垂直に位置する第1ローラ側面、
および第2ローラの第2ローラ軸にほぼ垂直に位置する
第2ローラ側面、の双方に当接して設けられる接触部材
であって、保水性を有する弾性材料で構成された接触部
材、を備えたことを特徴としている。
【0023】請求項2に係る印刷機の給湿装置は、請求
項1に係る印刷機の給湿装置において、接触部材は、第
1保持部材および第2保持部材によって挟み込まれて保
持されており、第1保持部材および第2保持部材の挟み
込みの押圧によって、接触部材には第1保持部材および
第2保持部材の端部に沿って凹み溝が形成される、こと
を特徴としている。
【0024】請求項3に係る印刷機の給湿装置は、請求
項2に係る印刷機の給湿装置において、第1保持部材の
端部および第2保持部材の端部の双方、またはいずれか
一方には、切り欠き部が形成されており、当該切り欠き
部に対応して、接触部材には膨らみ部が形成される、こ
とを特徴としている。
【0025】請求項4に係る印刷機の給湿装置は、請求
項2に係る印刷機の給湿装置において、第1保持部材お
よび第2保持部材は、互いの端部がずれた状態で接触部
材を挟み込み押圧することによって、接触部材を屈曲方
向に向けて屈曲させ、接触部材の屈曲方向は、接触部材
が当接する第1ローラ側面および第2ローラ側面の回転
力方向に対して反対の方向である、ことを特徴としてい
る。
【0026】
【発明の効果】請求項1に係る印刷機の給湿装置におい
ては、接触部材は、第1ローラ側面、および第2ローラ
側面の双方に当接して設けられている。ここで、第1ロ
ーラと第2ローラとの間に溜まった余分な給湿液は、第
1ローラ側面、第2ローラ側面に流れ出す。
【0027】上記接触部材は、第1ローラ側面、第2ロ
ーラ側面の双方に当接することによって、この流れ出し
た給湿液を掻き取り、余分な給湿液が第2ローラの外周
面に付着することを防止する。すなわち、給湿液の供給
過多を防止することができ、適正な印刷を行なうことが
できる。
【0028】また、接触部材は弾性材料で構成されてい
る。このため、たとえば第1ローラと第2ローラとが軸
方向にわたってずれて設けられていたとしても、このず
れによって生じる第1ローラ側面、第2ローラ側面にお
ける隙間を、この接触部材の弾性によって吸収すること
ができる。したがって、確実に給湿液を掻き取り、給湿
液の供給過多を防止して、適正な印刷を行なうことがで
きる。さらに、接触部材が弾性材料で構成されているこ
とによって、当接する第1ローラ側面、第2ローラ側面
の摩耗を回避することができる。
【0029】また、接触部材は保水性を有しているため
給湿液を吸収する。この吸収した給湿液の潤滑作用によ
って、第1ローラ側面、第2ローラ側面の摩耗をより確
実に回避することができ、さらに接触部材の耐久性も高
めることができる。
【0030】さらに、第1ローラ側面および第2ローラ
側面の双方に当接するように接触部材を設ければよく、
しかもこの接触部材は保水性を有する弾性材料で構成さ
れている。このように構成が簡易であるため、組み立て
作業が容易でコストを抑えることができ、また取り付け
スペースを大きく確保する必要がないため装置の大型化
を回避することとができる。
【0031】請求項2に係る印刷機の給湿装置において
は、接触部材は、第1保持部材および第2保持部材によ
って挟み込まれて保持されている。そして、第1保持部
材および第2保持部材の挟み込みの押圧によって、接触
部材には第1保持部材および第2保持部材の端部に沿っ
て凹み溝が形成される。
【0032】したがって、この凹み溝によって、接触部
材に吸収された給湿液を保持することができ、接触部材
の保水性を高めることができる。このため、吸収した給
湿液による潤滑作用を促進することができる。
【0033】請求項3に係る印刷機の給湿装置において
は、第1保持部材の端部および第2保持部材の端部の双
方、またはいずれか一方には、切り欠き部が形成されて
おり、この切り欠き部に対応して、接触部材には膨らみ
部が形成される。
【0034】したがって、この膨らみ部によって、接触
部材に吸収された給湿液を保持することができ、接触部
材の保水性をさらに高めることができる。このため、吸
収した給湿液による潤滑作用をより促進することができ
る。また、膨らみ部の形成によって接触部材の剛性を向
上させ、接触部材を変形しにくくすることができる。
【0035】請求項4に係る印刷機の給湿装置において
は、第1保持部材および第2保持部材は、互いの端部が
ずれた状態で接触部材を挟み込み押圧することによっ
て、接触部材を屈曲方向に向けて屈曲させる。そして、
接触部材のこの屈曲方向は、接触部材が当接する第1ロ
ーラ側面および第2ローラ側面の回転力方向に対して反
対の方向である。
【0036】このように、接触部材は、第1ローラ側面
および第2ローラ側面の回転力方向とは反対の屈曲方向
に向けて屈曲している。このため、第1ローラ側面およ
び第2ローラ側面の回転の影響によって、接触部材が回
転力方向に引っ張られても、接触部材の適正な向きを確
保することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】
[枚葉オフセット印刷機の全体構成]以下に示す実施形
態では、枚葉オフセット印刷機の給湿装置に本発明を適
用している。まず、図6に基づいて枚葉オフセット印刷
機の全体構成を説明する。図6に例示する枚葉オフセッ
ト印刷機は、表面2色、裏面1色を印刷する両面印刷機
である。給紙部45に積載されている枚葉紙46は、フ
ィーダーボード47を通じて順次、給紙され、給紙胴4
8に導かれた後、表面印刷圧胴49、裏面印刷圧胴50
を経て排紙部57に排紙される。
【0038】このような搬送過程において、枚葉紙46
には、表面印刷部51、52および裏面印刷部53によ
って印刷が施される。これら表面印刷部51、52、裏
面印刷部53は、それぞれインキ供給装置54、55、
56を有しており、ここから印刷用のインキが供給され
る。また、表面印刷部51、52、裏面印刷部53は、
それぞれ給湿装置58、59、60を有しており、湿し
水が供給される。
【0039】各インキ供給装置、各給湿装置から供給さ
れるインキ、湿し水は、表面印刷部51、52、裏面印
刷部53の版胴に巻かれたそれぞれの版(平版)に与え
られる。そして、インキ、湿し水の反発作用によって、
枚葉紙46に所定の印刷が施される。以下の各実施形態
は、たとえばこのような給湿装置58、59、60に本
発明の適用した例である。
【0040】[第1の実施形態]本発明に係る印刷機の
給湿装置の第1の実施形態を、図1に基づいて説明す
る。図1Aは、給湿装置の側面図であり、図1Bは給湿
装置の平面図である。図1Aに示すように、水舟4内に
は給湿液としての湿し水10が収容されており、この湿
し水10に浸かって水元ローラ2(第1ローラ)が設け
られている。水元ローラ2はローラ軸2J(第1ローラ
軸)を中心に矢印92方向に回転し、水元ローラ2の外
周面に湿し水10を付着させる。
【0041】水元ローラ2には隣接して調量ローラ3
(第2ローラ)が設けられている。調量ローラ3のロー
ラ軸3J(第2ローラ軸)は、ローラ軸2Jにほぼ平行
に位置しており、調量ローラ3はローラ軸3Jを中心に
矢印93方向に回転する。そして、水元ローラ2の外周
面に付着した湿し水10の転移を受ける。
【0042】水元ローラ2と調量ローラ3との当接によ
って、水元ローラ2の外周面に付着した湿し水10は、
適量の薄膜状になり調量ローラ3の湿し面3Wに転移さ
れる。また、調量ローラ3の湿し面3Wにおいては、軸
方向にわたってほぼ均一な薄膜の湿し水10が付着する
ことになる。
【0043】図1Aに示すように、水元ローラ2と調量
ローラ3との間にはローラ間溝5が形成されており、こ
のローラ間溝5に、水元ローラ2に付着した余分な湿し
水10が貯められる。なお、調量ローラ3には、さらに
隣接するローラが設けられており、これら複数のローラ
群を介して版に湿し水10が供給される。
【0044】水元ローラ2の側面2M(第1ローラ側
面)および調量ローラ3の側面3M(第2ローラ側面)
には、ワイパー11(接触部材)が接して位置してい
る。このワイパー11はブラケット21(第1保持部
材)およびブラケット22(第2保持部材)によって挟
み込まれており、さらに支持プレート32にボルト31
によって固定されている。支持プレート32は印刷機の
フレームに固定されている。なお、ワイパー11は水元
ローラ2および調量ローラ3の両端に設けられている。
【0045】ワイパー11が側面2M、側面3Mの双方
に接して位置していることによって、側面2M、3Mに
付着した湿し水10を掻き取ることができる。また、ロ
ーラ間溝5に貯まった湿し水10の横方向への流れをこ
のワイパー11の上面で受ける。図1Aに示すように、
ワイパー11は水元ローラ2側に向けて下がって傾斜し
て設けられている。このため、ローラ間溝5から流れる
湿し水10は、ワイパー11上面を伝って傾斜に沿って
落下し、水舟4内に戻る。
【0046】このように、ワイパー11が側面2M、3
Mに接して設けられていることによって、余分な湿し水
10が側面2M、3Mを伝って調量ローラ3の湿し面3
Wに回り込むことを防止できる。このため、調量ローラ
3の湿し面3Wの両端側で湿し水10の量が増加するこ
とを回避し、湿し水10の供給過多を防止することがで
きる。
【0047】なお、ローラ間溝5から流れる湿し水10
は、ワイパー11上面を伝って水舟4内に戻るため、ワ
イパー11から落ちる湿し水10を回収するための回収
槽を別途、設ける必要がない。
【0048】本実施形態においては、ワイパー11とし
て発泡材料が用いられている。発泡材料は保水性、弾力
性を有している。このワイパー11は、水元ローラ2の
側面2Mおよび調量ローラ3の側面3Mに対して押し付
けられて設けられている。
【0049】ワイパー11は弾力性を有しているため、
たとえば図1Bに示すように水元ローラ2と調量ローラ
3とが、軸方向にずれて配置されている場合であって
も、このずれた長さK1の部分をワイパー11は吸収す
る。これによって、ワイパー11と調量ローラ3との間
には隙間が生じない。したがって、水元ローラ2と調量
ローラ3とが軸方向にずれて配置されている場合であっ
ても、ローラ間溝5に貯まった湿し水10が側面3Mに
流れることはない。
【0050】また発泡材料で構成されているワイパー1
1は、内部に多数の気孔を有しているため保水性に優れ
ている。このため、湿し水10を多量に吸収し、吸収し
た湿し水10の潤滑作用によって、ワイパー11と側面
2M、3Mとの摩擦抵抗を軽減する。これによってワイ
パー11の摩耗を回避することができ、ワイパー11の
耐久性を高めることができる。
【0051】また、図1に示すように、本実施形態にお
いては、ワイパー11をボルト31によって固定するだ
けの極めて単純な構成である。このため、組み立て作業
が容易でコストを抑えることができ、また取り付けスペ
ースを大きく確保する必要がないため装置の大型化を回
避することとができる。さらに、ワイパー11の着脱が
容易であるため、ワイパー11の交換作業を効率的に行
なうことができる。
【0052】[第2の実施形態]次に本発明に係る印刷
機の給湿装置の第2の実施形態を図2に基づいて説明す
る。図2Aは、ワイパー12等の斜視図であり、図2B
はワイパー12等の側面図である。本実施形態において
は、ワイパー12(接触部材)はブラケット23(第1
保持部材)、ブラケット24(第2保持部材)によって
挟み込まれており、ボルト31によって締め付けられて
いる。
【0053】ワイパー12の当接面12Mが、水元ロー
ラ2の側面2M、調量ローラ3の側面3Mに押しつけら
れる。なお、その他の構成については、図1に示す第1
の実施形態と同様である。
【0054】ワイパー12がブラケット23、24によ
って挟み込まれ締め付けられることによって、ワイパー
12は部分的に押しつけられ、ブラケット23のエッジ
23E、ブラケット24のエッジ24Eに沿ってワイパ
ー溝23S(凹み溝)、ワイパー溝24S(凹み溝)が
形成される。本実施形態においては、ワイパー12が湿
し水10を吸収した場合、ワイパー溝23S、24Sに
湿し水10が溜まった状態で保持される。このため、ワ
イパー12の保水性をより高めることができる。
【0055】図1の第1の実施形態で示したように、ワ
イパー12は水元ローラ2側に向けて下がって傾斜して
設けられる。図2Aに示すワイパー12の上部領域12
Hは、調量ローラ3の側面3Mに接し、ワイパー12の
下部領域12Lは水元ローラ2の側面2Mに接して配置
される。
【0056】ここで、ワイパー12は水元ローラ2側に
向けて下がって傾斜して設けられるため、ワイパー12
に吸収された湿し水10は矢印91方向に向けて流れよ
うとする。このため、下部領域12Lに比べて上部領域
12Hでは、湿し水10の保水量が少なくなってしま
い、上部領域12Hでは十分な潤滑作用が発揮されず調
量ローラ3の回転によって摩耗してしまうおそれがあ
る。
【0057】図2に示す第2の実施形態では、ワイパー
溝23S、24Sの部分に湿し水10が保持されている
ため、上部領域12Hの保水量の低下を回避することが
できる。すなわち、ワイパー溝23S、24Sやその近
傍に湿し水10が保持され、湿し水10は毛細管現象に
よって、ワイパー溝23S、24Sに沿って矢印97方
向に上昇する。
【0058】そして、上昇した湿し水10は上部領域1
2H全体に広がる。このため、ワイパー12には、常
時、全体として湿し水10が浸透、保持されており、当
接面12Mと側面2M、3Mとの十分な潤滑作用を確保
することができる。
【0059】[第3の実施形態]続いて、本発明に係る
印刷機の給湿装置の第3の実施形態を、図3に基づいて
説明する。図3Aはワイパー13等の斜視図であり、図
3Bはワイパー13等の側面図である。この第3の実施
形態においても、上記第2の実施形態と同様、ワイパー
13(接触部材)はブラケット25(第1保持部材)、
ブラケット26(第2保持部材)によって挟み込まれて
おり、ボルト31によって締め付けられている。
【0060】このため、ワイパー13には、ブラケット
25のエッジ25Eおよびブラケット26のエッジ26
Eに沿って、それぞれワイパー溝25S(凹み溝)、ワ
イパー溝26S(凹み溝)が形成される。ここで、ブラ
ケット26はブラケット25よりも、長さK2だけ長く
構成されており、エッジ26Eはワイパー13の先端、
すなわち当接面13Mに近い部分を押圧する。
【0061】このように、ブラケット26およびブラケ
ット25は、互いのエッジ25E、26Eがずれた状態
でワイパー13を挟み込んで押圧している。このため、
ワイパー13の先端部分は、図3Bに示すようにやや矢
印94方向(屈曲方向)に屈曲することになる。
【0062】当接面13Mは、水元ローラ2、調量ロー
ラ3の矢印92、93方向への回転によって、図3Bに
示す矢印95方向への力が働く。すなわち、上記ワイパ
ー13の屈曲方向(矢印94)は、水元ローラ2、調量
ローラ3の回転力方向(矢印95方向)とは反対の方向
である。このため、水元ローラ2、調量ローラ3の回転
の影響によって、ワイパー13が矢印95方向に引っ張
られたとしても、元々、ワイパー13は矢印94方向に
屈曲しているため巻き込みを防止することができ、ワイ
パー13の適正な向きを確保することができる。
【0063】なお、ブラケット25とブラケット26と
の段差の長さK2に対応してワイパー13の矢印94方
向への屈曲角度が決定される。このため、長さK2を調
整することによってワイパー13の屈曲角度を制御する
ことができる。
【0064】また、図3Aに示すように、本実施形態に
おけるブラケット25には、ほぼ中央部分にU字型の切
り欠き部25Kが形成されている。このため、エッジ2
5Eに沿って形成されるワイパー溝25Sも、この切り
欠き部25Kに沿って迂回して形成される。これによっ
て、ワイパー溝25Sの距離を長く確保することがで
き、ワイパー溝25Sにおける保水量を増加させること
ができる。
【0065】さらに、ブラケット25に切り欠き部25
Kが形成されていることによって、ワイパー13には切
り欠き部25Kに対応して膨らみ部13Tが形成され
る。そして、ローラ間溝5から流れる湿し水10が必ず
膨らみ部13Tを通過する位置関係にある。このため、
膨らみ部13T部分でより多くの湿し水10を吸収し保
持することができる。
【0066】膨らみ部13Tに多くの湿し水10が保持
されることによって、ワイパー溝25Sに沿って上昇す
る湿し水10も増加し、ワイパー13の上部領域13H
の先端まで十分に湿し水10を浸透させることができ
る。したがって、上部領域13H部分の潤滑性を十分に
確保することができる。
【0067】また、ブラケット25に切り欠き部25K
を設けることによって、ワイパー13に膨らみ部13T
を形成し、この膨らみ部13Tによってワイパー13の
剛性を向上させ、ワイパーを変形しにくくすることがで
きる。さらに、図3に示すように、膨らみ部13Tはワ
イパー13のほぼ中間部分に形成されているため、ワイ
パー13の剛性をより向上させることができる。
【0068】なお、本実施形態では、U字型の切り欠き
部25Kを形成しているが、たとえばV字型の切り欠き
部を形成してもよい。また、本実施形態においてはブラ
ケット25側にのみ、切り欠き部25Kを形成したが、
ブラケット26にも同様の切り欠き部分を形成し、ワイ
パー13を下側にも膨らませてもよい。
【0069】[第4の実施形態]次に、本発明にかかる
印刷機の給湿装置の第4の実施形態を図4および図5に
基づいて説明する。図4は斜視図であり、図5は詳細を
示す側面図である。本実施形態においても、上記の各実
施形態と同様に、ワイパー14(接触部材)はブラケッ
ト27(第1保持部材)およびブラケット28(第2保
持部材)によって挟み込まれており、ボルト31によっ
て締め付けられて固定されている。
【0070】そして、上記第3の実施形態と同様に、ブ
ラケット27には切り欠き部27Kが形成されており、
この切り欠き部27Kに対応してワイパー14には膨ら
み部14Tが形成されている。本実施形態においては、
ワイパー14およびブラケット27、ブラケット28が
長く構成されており、その先端部分が水舟4内の湿し水
10に浸かった状態で配置されている。
【0071】たとえば、印刷機を一定の時間駆動させな
い場合、ワイパー内に吸収されていた湿し水10は蒸発
してワイパーは乾燥状態となってしまう。このような状
態で印刷機を駆動させた場合、ワイパーに湿し水10が
浸透するまでの間、乾燥したワイパーと水元ローラ2の
側面2Mおよび調量ローラ3の側面3Mとの摩擦によっ
てワイパーが摩耗してしまう。
【0072】本実施形態では、このような事態を回避す
るためワイパー14を長く形成し、常に水舟4内の湿し
水10にワイパー14の先端が浸かった状態にしてい
る。これによって、印刷機を駆動させない場合でも、ワ
イパー14には常時、湿し水10が浸透した状態とな
る。このため、印刷機の駆動始めにおいても、湿し水1
0による潤滑作用によってワイパー14の摩耗を回避す
ることができる。
【0073】図4に示すように、水元ローラ2および調
量ローラ3には、それぞれギヤ37、38が固定されて
おり、両者は噛み合った状態に配置されている。ギヤ3
7には更にモータ35のモータギヤ36が噛み合ってい
る。印刷機を駆動させた場合、モータ35が駆動し、こ
れによって水元ローラ2および調量ローラ3が回転して
版に対する給湿動作が行なわれる。
【0074】本実施形態においては、水舟4内にセンサ
33が設けられており、センサ33からの信号は制御装
置34に取り込まれている。制御装置34はセンサ33
によって水舟4内に湿し水10が収納されていることを
条件に、モータ35を駆動させる。
【0075】すなわち、本実施形態のようにワイパー1
4を長く形成したとしても、水舟4内に湿し水10が入
っていない状態では、ワイパー14は乾燥した状態にな
る。このようなワイパー14の乾燥状態で水元ローラ
2、調量ローラ3が回転することを防止するため、セン
サ33が設けられている。
【0076】センサ33によって水舟4内に湿し水10
が収容されていることを条件に、水元ローラ2および調
量ローラ3は回転するので、ワイパー14の摩耗を確実
に回避することができる。
【0077】図5は、本実施形態における具体的な構成
を示している。図に示すようにブラケット27およびブ
ラケット28によって挟み込まれたワイパー14は、ボ
ルト31によって更に支持プレート32に固定されてい
る。この支持プレート32は、さらにブラケット39に
固定されている。そして、ブラケット39は印刷機のフ
レームに設けられたバー40に固定されている。こうし
て、ワイパー14は支持プレート32、ブラケット39
を介して印刷機のフレームに取り付けられている。
【0078】[その他の実施形態]上記各実施形態で
は、接触部材としてワイパー11、12、13、14を
例示したが、保水性を有する弾力部材であれば他の構成
を採用してもよい。また、第1保持部材としてブラケッ
ト21、23、25、27を例示し、第2保持部材とし
てブラケット22、24、26、28を例示した。しか
し、接触部材を挟み込むものであれば、他の構成を用い
ることもできる。
【0079】なお、上記各実施形態においては、ブラケ
ットにボルト31を捩じ込んでワイパーを挟み込み固定
している。しかし、ボルト31を用いずに、たとえばリ
ベット等を用いることによってワイパーを挟み込み固定
してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印刷機の給湿装置の第1の実施形
態を示す図であり、Aは側面図、Bは平面図である。
【図2】本発明に係る印刷機の給湿装置の第2の実施形
態におけるワイパー12等を示す図であり、Aは斜視
図、Bは側面図である。
【図3】本発明に係る印刷機の給湿装置の第3の実施形
態におけるワイパー13等を示す図であり、Aは斜視
図、Bは側面図である。
【図4】本発明に係る印刷機の給湿装置の第4の実施形
態を示す斜視図である。
【図5】本発明に係る印刷機の給湿装置の第4の実施形
態を示す側面図である。
【図6】枚葉オフセット印刷機の全体構成を示す側面図
である。
【図7】水元ローラ2と調量ローラ3との位置関係を示
す側面図である。
【図8】第1の従来例を示す斜視図である。
【図9】第1の従来例を示す平面図である。
【図10】第2の従来例を示す図であり、Aは側面図、
Bは斜視図である。
【符号の説明】
2・・・・・水元ローラ 2J、3J・・・・・ローラ軸 3・・・・・調量ローラ 10・・・・・湿し水 11、12、13、14・・・・・ワイパー 13T、14T・・・・・膨らみ部 21、22、23、24、25、26、27、28・・・・・
ブラケット 25K・・・・・切り欠き部 23S、24S、25S、26S・・・・・ワイパー溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1ローラ軸を中心に回転し、外周面に給
    湿液が付着する第1ローラ、 第1ローラ軸に対してほぼ平行に位置する第2ローラ軸
    を中心に回転し、第1ローラに隣接する第2ローラであ
    って、第1ローラに付着した給湿液が外周面に転移され
    る第2ローラ、 第1ローラの第1ローラ軸にほぼ垂直に位置する第1ロ
    ーラ側面、および第2ローラの第2ローラ軸にほぼ垂直
    に位置する第2ローラ側面、の双方に当接して設けられ
    る接触部材であって、保水性を有する弾性材料で構成さ
    れた接触部材、 を備えたことを特徴とする印刷機の給湿装置。
  2. 【請求項2】請求項1に係る印刷機の給湿装置におい
    て、 接触部材は、第1保持部材および第2保持部材によって
    挟み込まれて保持されており、 第1保持部材および第2保持部材の挟み込みの押圧によ
    って、接触部材には第1保持部材および第2保持部材の
    端部に沿って凹み溝が形成される、 ことを特徴とする印刷機の給湿装置。
  3. 【請求項3】請求項2に係る印刷機の給湿装置におい
    て、 第1保持部材の端部および第2保持部材の端部の双方、
    またはいずれか一方には、切り欠き部が形成されてお
    り、 当該切り欠き部に対応して、接触部材には膨らみ部が形
    成される、 ことを特徴とする印刷機の給湿装置。
  4. 【請求項4】請求項2に係る印刷機の給湿装置におい
    て、 第1保持部材および第2保持部材は、互いの端部がずれ
    た状態で接触部材を挟み込み押圧することによって、接
    触部材を屈曲方向に向けて屈曲させ、 接触部材の屈曲方向は、接触部材が当接する第1ローラ
    側面および第2ローラ側面の回転力方向に対して反対の
    方向である、 ことを特徴とする印刷機の給湿装置。
JP8144087A 1996-06-06 1996-06-06 印刷機の給湿装置 Expired - Fee Related JP2977072B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8144087A JP2977072B2 (ja) 1996-06-06 1996-06-06 印刷機の給湿装置
US08/855,712 US5778777A (en) 1996-06-06 1997-05-08 Dampending device for a printing machine
DE19722076A DE19722076C2 (de) 1996-06-06 1997-05-27 Feuchtwerk für eine Druckmaschine
CN97105537A CN1084252C (zh) 1996-06-06 1997-06-06 印刷机增湿装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8144087A JP2977072B2 (ja) 1996-06-06 1996-06-06 印刷機の給湿装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09323397A true JPH09323397A (ja) 1997-12-16
JP2977072B2 JP2977072B2 (ja) 1999-11-10

Family

ID=15353937

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8144087A Expired - Fee Related JP2977072B2 (ja) 1996-06-06 1996-06-06 印刷機の給湿装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5778777A (ja)
JP (1) JP2977072B2 (ja)
CN (1) CN1084252C (ja)
DE (1) DE19722076C2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009056663A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Katsura Roller Seisakusho:Kk オフセット印刷機の給水装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6796228B2 (en) * 2002-12-27 2004-09-28 Day International, Inc. Dampener metering device
CN106994814B (zh) * 2017-04-14 2019-07-16 浙江辉柯纸塑制品有限公司 一种具有回水功能的不干胶生产设备
WO2019117914A1 (en) 2017-12-14 2019-06-20 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Wetting apparatus

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE537165C (de) * 1930-11-29 1931-11-04 Praktische Maschinen G M B H Einrichtung zur Verhinderung der Schaumbildung bei Fluessigkeitsauftragemaschinen
US2922364A (en) * 1957-08-08 1960-01-26 Samuel M Langston Co Flexographic ink fountains
DE1249885B (de) * 1966-06-29 1967-09-14 Wmdmoller S-. Holscher, Lengerich (Westf) Wannenfarbwerk für schnellaufende flexo-druckmaschinen
US3769909A (en) * 1971-03-10 1973-11-06 Rockwell International Corp Wet nip dampener
US4251566A (en) * 1978-10-12 1981-02-17 Champion International Corporation Gum thickness regulator
DD139816A1 (de) * 1978-11-15 1980-01-23 Hans Johne Feuchtwerk
ATE10602T1 (de) * 1980-09-10 1984-12-15 Varn Products Company Limited Feuchtwerk.
DE3105020A1 (de) * 1981-02-12 1982-09-02 M.A.N.- Roland Druckmaschinen AG, 6050 Offenbach Vorrichtung zum aufbringen eines fluids, insbesondere von lacken auf bedruckte bogen oder bahnen
DE3813827A1 (de) * 1987-06-25 1989-01-05 Heidelberger Druckmasch Ag Feuchtwerk fuer eine offsetdruckmaschine
DE3914647A1 (de) * 1989-05-03 1990-11-08 Heidelberger Druckmasch Ag Dichtungsanordnung an einer offset-druckmaschine
US5134935A (en) * 1989-10-12 1992-08-04 Yarn Products Company, Inc. Lithograhic dampener
DE4140651C2 (de) * 1991-12-10 2000-08-17 Koenig & Bauer Ag Feuchtauftragwalzenantrieb in Druckmaschinen
DE4206525C2 (de) * 1992-03-02 2001-05-17 Heidelberger Druckmasch Ag Vorrichtung zur Beeinflussung einer Feuchtmittelverteilung in einem Druckwerk einer Druckmaschine

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009056663A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Katsura Roller Seisakusho:Kk オフセット印刷機の給水装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE19722076C2 (de) 2000-01-13
US5778777A (en) 1998-07-14
JP2977072B2 (ja) 1999-11-10
DE19722076A1 (de) 1998-01-08
CN1167680A (zh) 1997-12-17
CN1084252C (zh) 2002-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6620240B2 (en) Sheet coating apparatus
JPH0326127B2 (ja)
US5088402A (en) Pressurized printing fluid input system for keyless lithographic printing
US4407196A (en) Method of enhancing inking in offset presses
JP2597906Y2 (ja) オフセット印刷機のための湿し及びインキ装置
US7487724B1 (en) Liquid transfer arrangement for applying a printing liquid to a printing surface
JPS5952657A (ja) オフセツト印刷機におけるインキ供給装置
JP2970987B2 (ja) 印刷用紙の紙面拭き取り装置
US5357856A (en) Squeege device for supplying ink in a stencil printing device
US2868118A (en) Lithographic offset press plate dampening device
CA1230262A (en) Inking system for franking and value-stamp machines
JPH09323397A (ja) 印刷機の給湿装置
US4048919A (en) Water fountain control wiper unit for offset printing machines
US4404908A (en) Arrangement for supplying ink to the printing plate of a printing press
EP0476328B1 (en) Improved keyless printing system for keyless lithographic printing
US4981077A (en) Dampening apparatus for lithographic press
JP2878272B2 (ja) オフセット印刷機のための湿しユニット
JP4459061B2 (ja) 湿し装置の計量装置
JPS5821721Y2 (ja) 平版印刷の湿し装置
JP2006512233A5 (ja)
DE59206495D1 (de) Dosierleiste
US2823607A (en) Portable color ink fountain
JPS6259991B2 (ja)
JP2898597B2 (ja) オフセット印刷機のための湿し装置
JP7287025B2 (ja) 液塗布装置及び画像形成システム

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080910

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080910

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090910

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100910

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100910

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110910

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120910

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120910

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees