JPH0932212A - 屋根パネルの結合部シール構造 - Google Patents

屋根パネルの結合部シール構造

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JPH0932212A
JPH0932212A JP19928195A JP19928195A JPH0932212A JP H0932212 A JPH0932212 A JP H0932212A JP 19928195 A JP19928195 A JP 19928195A JP 19928195 A JP19928195 A JP 19928195A JP H0932212 A JPH0932212 A JP H0932212A
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JP
Japan
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roof
roof panel
ridge
building
fixtures
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JP19928195A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Hirai
清 平井
Nariyasu Murata
成康 村田
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の屋根パネルを連結して屋根部を構成
する場合の、特に各屋根パネルに組付けられた棟包固定
具間の連結部を有効にかつ簡単にシ−ルするための構成
を提供する。 【構成】 互いに隣合う屋根パネル01の各棟包固定
具30の端部の接合部に、該棟包固定具とその断面がほ
ぼ同形の結合シール手段31を用い、互いに接合された
屋根パネルの各棟包固定具に該結合シール手段の両側が
跨がるように、該結合シール手段31を棟包固定具30
の上部後方から嵌め合わせることにより、該棟包固定具
の接合部を塞ぐものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、複数の屋根パネルを
組み合わせて屋根部を構成する形式の建物の屋根部にお
いて、各屋根パネルを予め工場において作成し、該複数
の屋根パネルを現場において互いに組み合わせて屋根部
を構成する工程における該屋根パネルの結合部分におけ
るシ−ル構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、パネル構造の建物において
は、その屋根部を構成するために屋根パネル構造体等の
屋根パネルを組み合わせて接合し、屋根パネルよりなる
屋根部の表面には適宜形状、適宜材質の屋根葺材を葺上
げるとともに、棟部において棟包等を施すことにより屋
根部と棟部を形成していた。
【0003】このような従来工法においては、屋根葺材
を施工現場において葺上げ、さらに棟包およびその固定
具を用いて現場でシ−ル、連結等の作業をするために、
長期の施工時間を要し、天候等の作業条件の問題、作業
効率の問題等に多くの欠点を有していた。
【0004】そこで、屋根部を構成する複数の屋根パネ
ルを予め工場においてユニット化し、施工現場での工期
を短縮し、かつ作業の簡素化を企ることが考えられてい
る。
【0005】この場合、各屋根パネルは夫々屋根パネル
構造体の表面に防水シ−トを貼着し、その上に各種の屋
根葺材を屋根パネル構造体下端から順次葺上げ、該屋根
葺材の棟側端部に棟包固定具を装着した状態で屋根パネ
ルを構成するものが考えられている。
【0006】そして、該複数の屋根パネルを互いに衝き
合わせたその接合部や、該屋根パネルが有する棟包固定
具と棟包との結合部における棟包固定具同志の接合部を
シ−ルする必要から、屋根パネルの施工に適した格別の
シ−ル構成が望まれていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本願発明の目的は、上
記複数の屋根パネルを連結して屋根部を構成する場合
の、特に各屋根パネルの棟包固定具間の連結部を有効に
かつ簡単にシ−ルするための構成を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明は、第1に互い
に隣合う屋根パネルの各棟包固定具の端部の接合部に、
該棟包固定具とその断面がほぼ同形の結合シール手段を
用い、互いに接合された屋根パネルの各棟包固定具に該
結合シール手段の両側が跨がるように、該結合シール手
段を棟包固定具の上部後方から嵌め合わせることによ
り、該棟包固定具の接合部を塞ぐものである。
【0009】また、他の方法としては、該互いに隣合う
屋根パネルの各棟包固定具の端部接合部表面に、シ−ル
テ−プを貼着し、これにより接合部からの雨水の侵入を
防止するものである。
【0010】
【実施例】図1は、(イ)に本願発明の屋根パネル01
を用いた建物10の概要が示されており、建物10は数
種の形状からなる屋根パネル(図2、図3参照)の結合
により構成された屋根部11を有している。また、同図
(ロ)に示すごとく屋根部11を構成する各屋根パネル
01のうち、中央部両側に位置する長方形状の屋根パネ
ルが屋根部11の上方で結合されて棟13を構成してい
る。さらに、隅棟部も同様に、ほぼ三角形状の屋根パネ
ル01の傾斜辺同志の結合により形成される。
【0011】図2には、本願発明に係る屋根部の中央部
分に配置される屋根パネル01の基本的な構造が示され
ている。各屋根パネル01は、本質的に屋根パネル構造
体12と該パネル上面を覆う屋根葺材15と、該屋根葺
材棟側端縁とパネル上表面との間にその水返し部Aが介
装固定された棟包固定具30とからなっている。
【0012】そして、好ましくは該屋根パネル01の棟
部での結合部には、結合棟木14が屋根パネル構造体1
2の棟側端部に固定される。この場合該結合棟木14も
その長さが屋根パネル構造体12の幅と同一とされ、予
め工場で一体化されることにより、屋根パネル01の一
部を構成する。
【0013】図2、図3から明らかなごとく、屋根パネ
ル構造体12の上表面には普通、屋根葺部材の葺き上げ
前に防水シート16が施される。これにより、大方の侵
入雨水は該防水シート16の上表面を流下して屋根下端
部に達するので、屋根パネル構造体12に雨水が浸透す
る可能性は低い。
【0014】このようにして、工場において予め組付け
られた屋根パネル01は、図2における屋根パネル構造
体12、結合棟木14、屋根葺材15、防水シート16
および棟包固定具30を有する状態とされ、これを施工
現場において例えば図1の状態に施工するものである。
【0015】図4は、上記図2に示すごとき屋根の中央
部分に配置されるユニット化された屋根パネル01を、
左右に連結する状態を示している。そして、本願の発明
は例えば上記図上方中央における、特に屋根葺材15の
棟側端部を覆い包み、かつ棟包を連結固定するための棟
包固定具30、30間の連結部をシールする構造であ
る。
【0016】図5は、棟における両中央部屋根パネル0
1の結合状態と、該結合部を覆う棟包23および屋根パ
ネルの構成要素である屋根葺材15と棟包固定具30と
の関係を示している。屋根パネル01の棟における連結
は、該屋根パネルの上端部にそれぞれ設けられた結合棟
木14を介して行われる。
【0017】また、屋根パネル構造体12の上面には防
水シート16が貼設され、その上面に各種形状の屋根葺
材15が釘等を用いて屋根パネル構造体に固定されて、
その下端部から順次葺上げられている。
【0018】棟部を挟んで左右の屋根パネル構造体12
は、その棟側端部に設けられた結合棟木14部分で突合
わされて棟を構成するとともに、屋根葺材15の棟側端
部に棟包固定具30の水返し部Aを差し込み、タッピン
グビス25等で防水シート16上から屋根パネル構造体
12に固定される。そして、左右の屋根パネル構造体1
2の連結部に例えば180m/m幅の粘着テープからなる
シール部材22が施された後、最上部に棟包23が取り
付けられる。
【0019】図6は本願発明に係る1つのシ−ル構造を
示している。この発明の特徴は、符号31で示される結
合シール手段を用いる点にある。該結合シール手段31
は屋根パネル01に予め組み付けられた棟包固定具30
の背面に嵌入添設して両棟包固定具30、30と一体化
されるように、その形状はほぼ棟包固定具30の断面形
状に近いものとされている。
【0020】そして、結合シール手段31のC2部は棟
包固定具30のA2の外周を覆い包むように、棟包固定
具30の水返し部A2の厚さL1よりほんの少し大き
い、厚さL2を有するものである。さらに、結合シール
手段31のその他の部分の断面形状および寸法は、図示
のごとく、棟包固定具30の断面形状とほとんど同じで
良い。また、その長さは、屋根葺材15の幅寸法とほぼ
同一で良い。
【0021】他の結合シール手段31の態様としては、
該結合シール手段31を屋根パネル01に予め組み付け
られた棟包固定具30の前面より嵌入添設して両棟包固
定具30、30と一体化されることも可能である。そし
て、この場合も結合シール手段31の形状はほぼ棟包固
定具30の断面形状に近いものとさるが、結合シール手
段31のC2部は棟包固定具30の水返し部A2の前方
凹所に嵌入するように、棟包固定具30の水返し部A2
の凹所厚さよりほんの少し小さい厚さを有するものとす
る。
【0022】図7は、上記結合シール手段31を用いて
中央部屋根パネル01の接合部である棟包固定具30、
30の接合部をシ−ルする状態を示している。図におい
て、隣接して固定された各屋根パネル01は夫々棟包固
定具30を有しており、各屋根パネル構造体12にはそ
の両側接合端を除いて屋根葺材15が施されている。そ
こで、結合シール手段31を図の矢印方向から各棟包固
定具30の接合箇所にその背面から密着固定すると、各
棟包固定具30間の接合部は完全に閉塞されることにな
り、該部分からの雨水の侵入を簡単かつ確実に防止する
ことができる。
【0023】また、該シール手段施工後は図6に示すご
とく棟包固定具30全体により棟包23が固定されるの
で、上記結合シール手段31および棟包固定具30の接
合部を含めて全体が棟包23により覆われて、シール性
が高く、かつ美観の優れた棟部を構成することができ
る。
【0024】図8、図9はシール部材35として防水粘
着テープを用いた発明が示されている。図7と同様図9
に夫々棟包固定具30を有した各屋根パネル01は隣接
して固定される。一般的に、各屋根パネル01は屋根パ
ネル構造体12の側部接合部には予め各屋根パネル構造
体12の表面に施した防水シート16に跨がって防水用
粘着テープが貼着されるが、その後図示のごとく両方の
棟包固定具30の屋根面側表面に沿って図示破線のごと
く防水粘着テープ35A部が貼着される。
【0025】次いで、連結部用の屋根葺材15を屋根の
下方から順次葺き上げて、最後の屋根葺材15Fを棟包
固定具30のシール部30A部に貼着された防水粘着テ
ープ35の折曲げ部35A内に挿入固定するものであ
る。そして、図6と同様図8に示すごとく、棟包固定具
30により棟包23を固定することにより簡単で確実な
防水と美しい棟部を構成するものである。
【0026】
【効果】本願の請求項1に記載の発明によれば、屋根パ
ネル構造体12、結合棟木14、屋根葺材15、防水シ
ート16、棟包固定具30等が既に工場においてユニッ
ト化された屋根パネルを屋根部に装着固定後に、構造が
簡単なシール部材31を棟包固定具30の前面又は背面
から嵌装するのみで、極めて簡単な操作で防水施工がで
きる。
【0027】また、シール部材31は棟包固定具30と
一体化されるので、棟包固定具30により棟包23を固
定することにより全体として美しい棟部を構成できると
共に、施工時間を容易に短縮できる。
【0028】さらに、本願の請求項2に記載の発明によ
れば、上記同様の施工工程が単純な工場においてユニッ
ト化された屋根パネルを用い、しかも既存の防水粘着テ
ープを使用して簡単に棟包固定具30の連結部屋根側表
面をシールするのみで、確実に該連結部の防水を確保す
ることができ、作業が極めて簡単でありながら美しい棟
部を構成することができる。
【0029】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本願発明のシール構造が施される屋根
パネルを用いたパネル構造建物の概観図およびその屋根
部の平面図である。
【図2】本願発明のシール構造が施される屋根中央部の
屋根パネルの斜視図である。
【図3】本願発明のシール構造が施される屋根隅部の屋
根パネルの斜視図である。
【図4】本願発明が対象とする屋根パネルの連結状態を
示す、屋根パネルの斜視図である。
【図5】本願発明のシール構造を適用する、屋根パネル
の棟部結合部の断面図である。
【図6】本願の請求項1に記載の発明が適用された、屋
根パネルの棟部結合部の一部断面図である。
【図7】本願の請求項1に記載の発明に係るシール構造
と、その適用概念図である。
【図8】本願の請求項2に記載の発明が適用された、屋
根パネルの棟部結合部の一部断面図である。
【図9】本願の請求項2に記載の発明に係るシール構造
と、その適用概念図である。
【符号の説明】
01 屋根パネル 12 屋根パネル構造体 14 結合棟木 15 屋根葺材 15F屋根パネルの連結部に最後に葺かれる屋根葺材 16 防水シート 30 棟包固定具 31 結合シール手段 35 防水粘着テープ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根パネル構造体12表面を覆う屋根葺
    材15と、該屋根葺材の棟側端部を包囲する水返し部A
    と棟包を支持する支持部Bとを有する棟包固定具30と
    が、予め組み付けられた屋根パネルを、互いに連結して
    屋根部11を構成する形式の屋根パネル01において、
    該屋根パネルが互いにその側面で接合される部分の両棟
    包固定具間の結合部シール構造であって、シール部材3
    1が棟包固定具30の断面形状とほぼ同一の形状であっ
    て、隣接する両棟包固定具30の水返し部Aと支持部B
    とにその全面又は背面から密着固定される構造であるこ
    とを特徴とする、屋根パネルの結合部シール構造。
  2. 【請求項2】 屋根パネル構造体12表面を覆う屋根葺
    材15と、該屋根葺材の棟側端部を包囲する水返し部A
    と棟包を支持する支持部Bとを有する棟包固定具30と
    が、予め組み付けられた屋根パネル01を、互いに連結
    して屋根部を構成する形式の屋根パネル01において、
    該屋根パネルが互いにその側面で接合される部分の両棟
    包固定具間の結合部シール構造であって、シール部材3
    5が両棟包固定具の水返し部Aと支持部Bとをその前面
    から粘着テープを張合わせる構造であることを特徴とす
    る、屋根パネルの結合部シール構造。
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