JPH09322086A

JPH09322086A - 番組予約システム

Info

Publication number: JPH09322086A
Application number: JP8138007A
Authority: JP
Inventors: Noboru Kojima; 昇小島; Masahito Sugiyama; 雅人杉山; Kentaro Teranishi; 謙太郎寺西; Yasuhiro Hirano; 裕弘平野; Sadao Kubota; 定雄窪田; Takaaki Nishiseto; 孝明西瀬戸; Satoshi Takahashi; 聰高橋; Yasuhiro Kasahara; 康弘笠原
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1996-05-31
Filing date: 1996-05-31
Publication date: 1997-12-12

Abstract

(57)【要約】【課題】天気予報、ニュースなどの番組カテゴリの中か
ら音声でカテゴリ選択してＴＶ番組選局／番組予約でき
るユーザインタフェースの良いシステムを提供する。【解決手段】各放送局の番組案内情報のサブ受信チュー
ナと、番組名や番組のカテゴリ、放送のチャンネル、時
間、内容などを検出する番組情報検出手段および番組案
内情報の第１記録手段と、第１記録手段からの番組案内
情報の内の番組カテゴリをＴＶ画面に表示する手段と、
番組カテゴリ表から音声で選択されたカテゴリを検出す
る認識手段および音声認識されたカテゴリ検出手段と、
音声選択されたカテゴリに合致する放送番組案内情報の
選択手段と、放送番組案内情報の第２記録手段と、この
放送番組案内情報でメインの受信チューナの選局手段お
よび予約手段とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は番組予約するシステ
ムに関する。

【０００２】

【従来の技術】一般にＴＶのチャンネルを選局するリモ
コンには、電源のオン／オフキー、放送チャンネルの選
択キー、音声ボリューム調整キーなどが付いており、特
に放送チャンネルの選択にはチャンネル番号を示すナン
バーキーを押して選局する方法が用いられている。しか
し、現行地上放送、ＢＳ放送、ＣＳ放送、ＣＡＴＶ（ケ
ーブルＴＶ）等の多数のＶＴ放送メディアが存在する場
合には、選局数が多過ぎ、ユーザがこれらの多くの放送
番組の中から見たい番組を選局するには上記のナンバー
キーを押して選局する方法では使い勝手の悪いものとな
る。

【０００３】これを解決する従来技術としては、特願平
２−１５２４５３号明細書の「テレビジョン受像機」に
記載されている例がある。この従来例では、多数のＴＶ
放送局を、例えばＢＳ放送のＷＯＷＯＷのように映画中
心のＴＶ放送局には『映画』、ＣＳ放送のサテライトニ
ュースのように株式および経済ニュース中心のＴＶ放送
局には『経済』というように、主な放送内容によりＴＶ
放送局を複数のカテゴリに分類し、ＴＶ選局時には例え
ばこの分類されたカテゴリの全リストをＴＶ画面に表示
する。ユーザは、この画面上に表示されたカテゴリメニ
ューの中からまずＴＶ放送局を選局し、次にこの選局さ
れたカテゴリに属する放送局の番組案内情報の一覧をＴ
Ｖ画面で確認し、例えばリモコンキーによりチャンネル
を設定する。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上記で述べられている
ように、多数のＴＶ放送メディアが存在する場合には選
局数が多過ぎ、これらの多くの放送番組の中から見たい
番組を選局するにはリモコンキーが複雑なものになり、
ナンバーキーによる選局方法は使い勝手が悪い。また、
上記従来技術の特願平２−１５２４５３号明細書の「テ
レビジョン受像機」に記載されている例の選局方法で
は、放送内容ではなく放送局をカテゴリ分類しているた
め、例えばＣＡＴＶなどで予定されている専門放送局で
はカテゴリ選局は有効であるが、例えば現行の地上放送
では時間帯により放送内容が異なるため、『天気予
報』、『ニュース』、『野球』などのカテゴリによるＴ
Ｖチャンネルの選局ではカテゴリ内容と選局された番組
内容とが必ずしも一致せず、使い勝手の面で不十分であ
る。

【０００５】本発明は、多くの放送番組の中から見たい
番組を音声にてカテゴリ選択することで、簡単に選局を
可能にし、特に病気等で寝たきりの高齢者や、料理中に
ＴＶ番組選局したくとも両手がふさがって選局できない
主婦にとってもユーザインターフェースの良いＴＶ番組
選局を提供する。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、放送されているＴＶ番組を選局して通常にＴＶに表
示するためのメインの受信チューナの他に、各放送局が
例えば文字放送データと同じように現行ＴＶ信号の垂直
同期ブランキング期間に多重された放送番組案内情報を
受信するサブの受信チューナと、この放送番組案内情報
として例えばＴＶ番組の番組名およびカテゴリや放送局
または受信チャンネルや放送時間や放送内容等の情報を
検出する手段と、これらの検出された放送チャンネルや
放送時間や放送内容等の放送番組案内情報を記録する第
１の記録手段と、この第１の記録手段に記録された放送
番組案内情報の中から少なくともＴＶ番組カテゴリ情報
の一覧表をＴＶ画面に表示する手段と、この表示手段に
よりＴＶ画面に表示されたＴＶ番組カテゴリ情報の一覧
表からユーザが希望するカテゴリを選択する手段と、こ
の選択されたカテゴリにより上記第１の記録手段に記録
されている放送番組案内情報を選択する選択手段と、こ
の選択手段により選択された上記第１の記録手段からの
放送番組案内情報を記録する第２の記録手段と、この第
２の記録手段からの放送番組案内情報にしたがってメイ
ンの受信チューナを選局する番組選局手段および番組予
約する手段とを設ける。

【０００７】また、上記カテゴリの選択手段として音声
認識手段を設ける。

【０００８】また、ユーザが上記音声認識手段にてカテ
ゴリ選択した番組内容等を確認したい場合には、このカ
テゴリ選択により上記第１の記録手段より選択されて上
記第２の記録手段に記録された放送番組案内情報を読み
出してＴＶ画面表示する手段を設ける。

【０００９】また、上記の音声認識手段にてカテゴリ選
択した番組内容等を確認した後に例えばＴＶ番組名や放
送局または放送チャンネルや放送時間等で番組の選局ま
たは番組予約を行ないたい場合には、このカテゴリ選択
した番組内容を上記の第２の記録手段に記録された放送
番組案内情報を読み出してＴＶ画面表示する手段にて一
覧表示し、この一覧表示された番組表の中から例えばＴ
Ｖ番組名などで選択する手段として上記音声認識手段を
用いる。

【００１０】

【発明の実施の形態】本発明を用いたＴＶ放送番組の選
局または番組予約するシステムの一実施例を図１に示
す。

【００１１】この一実施例は、各放送局毎に当日の放送
番組案内情報または一週間分の放送番組案内情報などが
カテゴリ付きで、例えば、文字放送データと同じように
ＴＶ信号の垂直同期ブランキング期間に放送情報データ
として多重されている場合や、例えばデジタル映像デー
タに時分割で放送番組案内情報などの放送情報データが
多重されて送られてくる場合や、専用のチャンネルで放
送番組案内情報などの放送情報データが送られてくる場
合に、これらの放送番組案内情報をサブの受信チューナ
で受信して、例えば番組名およびカテゴリ、放送内容、
放送チャンネル、放送時間などの放送番組案内情報を第
１の記録手段に蓄えておき、音声入力機能付きＴＶリモ
コンなどから音声で選択されたカテゴリと一致する放送
番組案内情報を第１の記録手段から選択して第２の記録
手段に記録し、この第２の記録手段に記録された放送番
組案内情報により自動的にＴＶに出力するメインの受信
チューナでの番組選局または番組予約するものである。

【００１２】本実施例で、１は例えば現行のアナログ地
上ＴＶ放送（例えばＶＨＦ）やＢＳ放送、ＣＳ放送、Ｃ
ＡＴＶなどのＴＶ用ＲＦ信号の入力端子、２は端子１か
らのＴＶ用ＲＦ信号を復調するメイン受信チューナ、３
は放送情報データを受信するためのサブ受信チューナ、
４はメイン受信チューナ２で復調されたＴＶ映像信号を
ＴＶ表示手段１７に表示するための処理を施す映像処理
手段、５はＴＶ音声信号をＴＶ表示手段１７の音声とし
て出力するための処理を施す音声処理手段、６はメイン
のＴＶ信号とサブ受信チューナ３からの放送番組案内情
報をＴＶ画面表示用に映像化処理された番組案内情報と
の切換えまたはマルチ表示するための合成手段、７はサ
ブ受信チューナ３で復調されたＴＶ信号から放送番組案
内情報を検出する放送番組案内情報検出手段、８は放送
番組案内情報検出手段７で検出された放送番組案内情報
から放送番組の番組名およびカテゴリ情報を検出するカ
テゴリ検出手段、９は放送の番組内容に関する情報を検
出する放送内容情報検出手段、１０は番組を提供する放
送局または受信チャンネルの情報を検出する手段、１１
は番組が提供される放送時間の情報を検出する手段、１
２はカテゴリ検出手段８で検出された放送番組名および
カテゴリ情報が記録される記録手段、１３は放送内容情
報検出手段で検出された放送番組内容の情報が記録され
る記録手段、１４は放送チャンネル情報検出手段１０で
検出された番組提供の放送局または受信チャンネル情報
が記録される記録手段、１５は放送時間情報検出手段１
１で検出された番組が提供される放送時間情報が記録さ
れる記録手段、１６はサブ受信チューナ４からの放送番
組案内情報をＴＶ画面表示用にＯＳＤ（オンスクリーン
ディスプレイ）処理するためのＯＳＤ処理手段、１７は
ＴＶ表示手段、１８は音声入力機能付きＴＶリモコンで
ある。破線で囲んだ１９は本発明の音声によってＴＶ番
組をカテゴリ選局する為の処理を施すマイコンで、例え
ば、サブ受信チューナ３の選局を制御するサブ選局設定
手段２０と、メイン受信チューナ２の選局を制御するメ
イン選局設定手段２１と、音声入力機能付きＴＶリモコ
ン１８から入力された選局カテゴリの検出および記録す
る手段２２と、この選局カテゴリ検出および記録手段２
２から導かれるユーザの選局カテゴリと同じカテゴリの
ものを放送番組カテゴリ情報記録手段１２から検索する
カテゴリ検索手段２３と、このカテゴリ検索手段２３で
検索されたユーザの選局カテゴリと同じカテゴリの放送
番組案内情報（例えば放送番組名、番組内容、放送局ま
たは受信チャンネル情報、放送時間情報）を各記録手段
１３〜１５から検索および記録する手段２４と、この選
局放送番組情報の検索および記録手段２４からの選局デ
ータによりＴＶのメイン受信チューナの番組予約を行な
う番組予約手段２５と、例えば番組予約手段２５で予約
されたＴＶ番組が始まったときにＴＶ電源がオフされて
いる場合などに自動的にＴＶ電源をオンするなどの機能
を持ったＴＶ電源制御手段２７と、音声入力機能付きＴ
Ｖリモコン１８から入力された音声を認識する音声認識
手段３０で構成される。

【００１３】以下、図１を用いて本発明の一実施例を、
現行のＴＶ放送に文字放送と同じように、例えば垂直ブ
ランキング期間にＴＶ放送の番組情報が多重されている
場合の例で説明する。

【００１４】入力端子１からのＲＦ帯のＴＶ信号はメイ
ン受信チューナ２に導かれ、ここで選局されたチャンネ
ルのＲＦ帯のＴＶ信号は映像信号および音声信号に復調
されて映像信号処理手段４および音声信号処理手段５に
導かれる。該映像信号処理手段４および該音声信号処理
手段５では映像信号および音声信号をＴＶ表示手段１７
に出力するための処理が施され、合成手段６を介してＴ
Ｖ表示手段１７に表示される。

【００１５】また、入力端子１からのＲＦ帯のＴＶ信号
はサブ受信チューナ３にも導かれるが、このサブ受信チ
ューナ３はメイン受信チューナ２とは無関係にチャンネ
ル選局される。このサブ受信チューナ３での復調信号は
後段の放送番組案内情報検出手段７に導かれ、ここで放
送番組案内情報が検出される。この放送番組案内情報検
出手段７で検出された各放送局（または受信チャンネ
ル）の放送番組案内情報は、例えば後段の放送番組のカ
テゴリ検出手段８、放送番組内容情報検出手段９、放送
チャンネル情報検出手段１０、放送時間情報検出手段１
１に導かれ、ここで放送番組名および番組のカテゴリ、
放送番組内容、番組提供の放送局または受信チャンネ
ル、番組提供の放送時間などが情報別に検出され、これ
らの検出手段８〜１１で検出された各情報は例えば１２
〜１５で構成される後段の第１の各情報別記録手段に蓄
えられる。これらの各情報別記録手段１２〜１５に蓄え
られた放送番組案内情報はＯＳＤ（オンスクリーンディ
スプレイ）処理手段１６に導かれ、ここで例えば、その
日の放送番組一覧表やカテゴリ指定した番組がどの放送
局の何時からあるかなどを示す情報としてＴＶ画面表示
用に映像化され、合成処理手段６を介してＴＶ表示手段
１７に出力される。

【００１６】ユーザが番組選局や番組予約する場合、例
えばこの一実施例に記載しているように、ＴＶ表示手段
１７に表示された『報道』『娯楽』『スポーツ』『趣味
教養』などの上位のカテゴリと例えば『趣味教養』とい
う上位のカテゴリに対する下位のカテゴリの「教育」
「美術」「囲碁将棋」「料理」「健康」などが一覧表示
され、この画面に一覧表示されたカテゴリの中からユー
ザが希望するカテゴリを音声で音声入力機能付きリモコ
ン１８で選択する。このリモコン１８から入力された音
声は、例えば変調されて電波または光などでＴＶ受信機
側に送られ、このＴＶ受信機で受信された音声データ
は、マイコン１９の中の音声認識手段３０に導かれる。

【００１７】この場合、音声認識手段３０ではＴＶ表示
手段１７に一覧表示された『報道』『娯楽』『スポー
ツ』『趣味教養』などの上位のカテゴリおよび下位のカ
テゴリも導かれ、各カテゴリの音声パターンを作成また
は記述しないが音声認識手段３０を構成するメモリに蓄
えられている各カテゴリ毎の音声パターンを読み出し、
上記ＴＶ受信機に導かれた音声データと比較しながら音
声認識することで、音声認識率の向上が図られる。

【００１８】この音声認識手段３０で認識されたカテゴ
リは選局カテゴリの検出および記録手段２２に導かれ、
ここでユーザが選局したカテゴリが検出され、記録され
る。この記録された選局カテゴリは放送番組のカテゴリ
検索手段２３に導かれ、ここで放送番組案内情報のカテ
ゴリ用記録手段１２に記録されている放送予定番組のカ
テゴリの中から選局カテゴリと同じものを検索する。こ
こで検索されたカテゴリを持つ放送番組名、番組内容、
番組提供の放送局または放送チャンネル、放送時間など
のより詳細な情報が各情報別記録手段１３〜１５から読
み出され、放送番組案内情報の第２の記録手段に相当す
る選局放送番組情報の検索および記録手段２４に記録さ
れる。例えば通常のチャンネル選局時には、この選局放
送番組情報の検索および記録手段２４に記録された放送
番組名、番組内容、番組提供の放送局または放送チャン
ネル、放送時間などの情報によりメイン選局手段２１が
制御され、メイン受信チューナ２の選局が行われる。

【００１９】また、ＴＶ番組予約時には、選局放送番組
情報の検索および記録手段２４に記録された各放送番組
情報が番組予約手段２５に導かれ、例えば、予約した番
組の開始時にＴＶ電源制御手段２７によりＴＶ電源がオ
ンされ、メイン選局手段２１を介して番組予約されたＴ
Ｖ受信チャンネルにメインの受信チューナ２が選局され
る。

【００２０】以上の動作により、上記のようにＴＶ番組
の選局を、ＴＶ表示手段１７に一覧表示された『天気予
報』、『ニュース』、『野球』などのカテゴリの中から
ユーザが音声でカテゴリを選択することで、認識率良く
カテゴリによる音声でのＴＶ番組の選択が可能となる。
また、例えばユーザが野球番組が見たい場合に『野球』
というカテゴリで音声選択して番組予約をすると、或Ｔ
Ｖで野球番組が始まると自動的にＴＶ電源がオンして野
球番組がＴＶ画面に表示されるというオブジェクト指向
のＴＶ番組予約が可能になる。

【００２１】次に、図１の本発明の一実施例のように、
ＴＶ表示手段１７に一覧表示された番組のカテゴリの中
からユーザが希望するカテゴリを音声で選択することで
ＴＶ番組を検索し、この検索された番組案内情報の一覧
表からユーザがＴＶ番組を選局または番組予約する番組
選局システムの一実施例を図２に示す。

【００２２】この一実施例では、例えば図１の一実施例
で記載しているように第１の記録手段である各情報別記
録手段１２〜１５に記録されている放送番組案内情報か
ら第２の記録手段である選局放送番組案内情報検索およ
び記録手段２４でカテゴリ検索および記録された放送番
組案内情報がＯＳＤ処理手段１６に導かれ、ここで放送
番組名および番組内容、放送局または放送チャンネル、
放送時間などのより詳細な情報が映像化処理される。例
えば図１の一実施例のＴＶ表示手段１７に示された番組
カテゴリの中から『教育』というカテゴリを音声入力機
能付きリモコン１８で選択した場合には、図２に示すよ
うにＴＶ表示手段１７に『教育』というカテゴリに合致
したＴＶ番組の放送番組名および番組内容、放送局また
は放送チャンネル、放送時間などの情報が一覧表示さ
れ、映像出力される。ユーザは、このＴＶ表示手段１７
に映像出力されたより詳細な放送番組案内情報から、例
えば音声入力機能付きリモコン１８を用いて音声で番組
選局する。この番組選局のための音声はマイコン１９の
中の音声認識手段３０に導かれ、図１の実施例と同じよ
うにＴＶ表示手段１７に一覧表示されたより詳細な放送
番組案内情報も、例えば第２の記録手段である選局放送
番組案内情報検索および記録手段２４からこの音声認識
手段３０に導かれ、番組選局のための音声とこの選局放
送番組案内情報検索および記録手段２４から導かれた放
送番組案内情報と比較しながら音声認識することで、音
声認識率の向上が図られる。この音声認識手段３０で音
声認識されたカテゴリは選局カテゴリの検出および記録
手段２２に導かれ、ここでユーザが選局したカテゴリが
検出され、記録される。この記録された選局カテゴリは
放送番組のカテゴリ検索手段２３に導かれ、この検出さ
れた選局番組の放送番組案内情報が選局放送番組情報の
検索および記録手段２４に記録される。ここで記録され
た選局放送番組情報に応じて、図１と同じようにして通
常のチャンネル選局時のメイン受信チューナ２の選局お
よびＴＶ番組予約が行われる。

【００２３】以上の動作により、番組予約をする場合、
例えばＴＶ表示手段１７に一覧表示された『天気予
報』、『ニュース』、『野球』などのカテゴリの中から
ユーザが音声でカテゴリを選択することで、選局時の音
声の認識率を向上することができる。また、多くの放送
番組案内情報からユーザが希望する番組を音声でカテゴ
リ選択し、この選択によって絞り込まれた番組案内一覧
表に示された具体的な番組名や番組内容、放送時間など
を確認してのＴＶ番組選局および番組予約を音声で選局
することが可能となり、例えば病気などで寝たきりの高
齢者や、家事などで両手がふさがっていて手によるリモ
コン選局ができない主婦にとっても、音声によって簡単
にＴＶの番組選局ができる。

【００２４】次に、図１および図２の本発明の実施例に
用いられている音声によるＴＶ放送番組選局および番組
予約のアルゴリズムを、図３に示す一例により説明す
る。（１）ＴＶ番組の音声による選局を開始１０１する
と、例えば今日一日の、または今後一週間のＴＶ番組を
内容によりカテゴリ分類されたＴＶ番組案内情報検索用
のカテゴリ一覧がＴＶ表示手段１７に表示１０２され
る。

【００２５】（２）ＴＶ表示手段１７に一覧表示された
ＴＶ番組のカテゴリの中からのユーザが希望するカテゴ
リの音声による指示選択１０３を例えば音声入力機能付
きリモコン１８で行い、この音声情報が音声認識手段３
０に導かれ、ユーザの選択したカテゴリが認識１０４さ
れる。

【００２６】（３）（２）で認識された選択カテゴリは
選局カテゴリの検出および記録手段２２へ記録１０５さ
れる。

【００２７】（４）選局カテゴリの検出および記録手段
２２に記録されたカテゴリと同じカテゴリのＴＶ放送番
組案内情報を各情報別記録手段１２〜１５から検索１０
６する。

【００２８】（５）（４）で検索したＴＶ放送番組案内
情報の一覧をＴＶ表示手段１７に表示するか否かの選択
１０７を行なう。

【００２９】（６）（４）で検索したＴＶ放送番組案内
情報の一覧をＴＶ表示手段１７に表示しない場合には、
（２）で音声選択したカテゴリでＴＶ放送番組選局また
は番組予約を行なうか否かの選択１１３がなされ、ＴＶ
放送番組選局または番組予約を行なわない場合にはその
まま音声選局モードでのＴＶ番組選局を終了１１７す
る。ＴＶ放送番組選局または番組予約を行なう場合には
カテゴリで音声選局された各ＴＶ番組案内情報（例え
ば、番組名、放送チャンネル、放送時間、番組内容な
ど）が選局放送番組情報の検索および記録手段２４また
は番組予約手段に記録１１５され、この記録されたＴＶ
番組案内情報によるメイン受信チューナでの番組選局ま
たは番組予約１１６が行われ、音声選局モードでのＴＶ
番組選局が終了１１７する。

【００３０】（７）（４）で検索したＴＶ放送番組案内
情報の一覧をＴＶ表示手段１７に表示する場合には、こ
の検索したＴＶ放送番組案内情報（例えば、番組名、放
送チャンネル、放送時間、番組内容など）一覧のＴＶ表
示手段１７への表示１０８を行う。

【００３１】（８）ＴＶ表示手段１７に表示されたＴＶ
放送番組案内情報一覧からの音声による番組選択を行な
うか否かの選択１０９を行なう。

【００３２】（９）ＴＶ放送番組案内情報の一覧からの
音声による番組選択を行なわない場合には、（６）と同
じように（３）で選択したカテゴリでＴＶ放送番組選局
または番組予約を行なうか否かの選択１１３を行ない、
（６）と同じようにして音声選局モードでのＴＶ番組選
局の終了１１７までの処理を行う。

【００３３】（１０）ＴＶ放送番組案内情報一覧からの
音声による番組選択を行なう場合には、ＴＶ表示手段１
７に表示されたＴＶ放送番組案内情報一覧から個別に希
望する番組の音声による選択１１０を例えば音声入力機
能付きリモコン１８で行う。

【００３４】（１１）（１０）で指示選択された音声情
報が音声認識手段３０に導かれ、ユーザの選択したＴＶ
放送番組の音声認識１１１が行なわれる。

【００３５】（１２）（１０）においてＴＶ放送番組案
内情報の一覧から選択された個別の番組選局または番組
予約を行なうか否かの選択１１２を行なう。

【００３６】（１３）ＴＶ放送番組選局または番組予約
を行なわない場合にはそのまま音声選局モードでのＴＶ
番組選局を終了１１７する。

【００３７】（１４）ＴＶ放送番組選局または番組予約
を行なう場合には、（１０）で音声選択されたＴＶ番組
の各ＴＶ番組案内情報（例えば、番組名、放送チャンネ
ル、放送時間、番組内容など）が選局放送番組情報の検
索および記録手段２４または番組予約手段に記録１１４
され、この記録されたＴＶ番組案内情報によるメイン受
信チューナでの番組選局または番組予約１１６が行わ
れ、音声選局モードでのＴＶ番組選局を終了１１７す
る。

【００３８】以上により、ＴＶ画面に出力された『天気
予報』、『ニュース』、『野球』などのカテゴリ分類さ
れたＴＶ番組案内情報一覧からユーザが視聴したい番組
をカテゴリにより音声選局または番組予約が可能とな
り、例えばユーザが野球番組が見たい場合にＴＶ番組案
内情報一覧に表示された『野球』というカテゴリで音声
番組予約をすると、或ＴＶチャンネルで野球番組が始ま
ると自動的にＴＶ電源がオンしてＴＶには野球番組が選
局されてＴＶ画面に出力されるというオブジェクト指向
のＴＶ番組予約が可能になる。また、カテゴリの音声選
択による音声番組検索したＴＶ番組案内情報から、希望
する番組（例えば、番組名、放送チャンネル、放送時
間、番組内容など）の音声選局または番組予約すること
も可能である。

【００３９】

【発明の効果】本発明を用いることにより、上記のよう
にＴＶ表示手段に一覧表示された例えば『天気予報』、
『ニュース』、『野球』などの番組案内用のカテゴリの
中から希望するカテゴリを音声で選択することでＴＶ番
組の選局または番組予約が可能になる。

【００４０】また、音声選択したカテゴリに合致する番
組の番組名や放送時間、放送チャンネル、放送内容を確
認した後で、一覧表示された中から希望の番組名を音声
により選択することができ、ユーザインターフェースの
ＴＶ番組の選局が可能になる。

【００４１】また、ＴＶ画面に一覧表示された番組案内
の中から音声で選択するため、選択したカテゴリの音声
の認識率を高めることが可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施例のシステムのブロック
図。

【図２】本発明の第２の一実施例のシステムのブロック
図。

【図３】第１および第２の実施例に用いられている音声
によるＴＶ番組選局または番組予約するアルゴリズムの
説明図。

【符号の説明】

１…入力端子、２…メイン受信チューナ、３…サブ受信チューナ、４…ＴＶ映像信号処理手段、５…ＴＶ音声信号処理手段、６…合成手段、７…検出手段、８…カテゴリ検出手段、９…放送内容情報検出手段、１０…チャンネル情報検出手段、１１…情報検出手段、１２…記録手段、１３…記録手段、１４…記録手段、１５…記録手段、１６…ＯＳＤ処理手段、１７…ＴＶ表示手段、１８…ＴＶリモコン、１９…ＴＶ選局用マイコン、２０…サブ選局設定手段、２１…メイン選局設定手段、２２…検出および記録手段、２３…カテゴリ検索手段、２４…検索および記録手段、２５…番組予約設定手段、２６…検索および記録手段、２７…ＴＶ電源制御手段、３０…音声認識手段。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者寺西謙太郎神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式会社日立製作所マルチメディアシステム開発本部内 (72)発明者平野裕弘東京都国分寺市東恋ヶ窪１丁目280番地株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者窪田定雄神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式会社日立製作所映像情報メディア事業部内 (72)発明者西瀬戸孝明神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式会社日立製作所映像情報メディア事業部内 (72)発明者高橋聰神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式会社日立製作所映像情報メディア事業部内 (72)発明者笠原康弘神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式会社日立製作所映像情報メディア事業部内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ＴＶ番組を選局するシステムにおいて、Ｔ
Ｖ放送を受信するメインの受信チューナと、文字放送デ
ータと同じようにＴＶ信号に多重される放送番組案内情
報データを受信するサブの受信チューナと、上記放送番
組案内情報データに含まれるＴＶ番組の番組名およびカ
テゴリや放送局または受信チャンネル情報や放送時間や
放送内容等の情報を検出する第１の放送番組案内情報検
出手段と、この検出されたＴＶ番組の番組名およびカテ
ゴリや放送チャンネルや放送時間や放送内容等の放送番
組案内情報を記録する第１の記録手段と、上記放送番組
案内情報のうちの少なくともＴＶ番組のカテゴリをＴＶ
画面表示用に処理するためのＯＳＤ処理手段と、上記Ｏ
ＳＤ処理手段により処理された放送番組案内情報をＴＶ
画面に表示する表示手段と、上記表示手段に表示された
カテゴリの中から選択されて音声入力された音声を認識
するための音声認識手段と、上記音声認識手段により認
識された選択カテゴリを検出するカテゴリ検出手段と、
上記カテゴリ検出手段により検出された上記選択カテゴ
リに合致する放送番組案内情報を第１の記録手段から検
索する放送番組案内情報の検索手段と、上記検索手段に
より検索された上記第１の記録手段からの放送番組案内
情報を記録する第２の記録手段と、上記第２の記録手段
からの放送番組案内情報によって上記メインの受信チュ
ーナでの番組選局する手段または番組予約する手段とを
具備することを特徴とする番組予約システム。
【請求項２】請求項１において、上記ＯＳＤ処理手段は
放送番組案内情報のうちで少なくともＴＶ番組の番組名
およびカテゴリと放送チャンネル放送時間と放送内容を
ＴＶ画面表示用にＯＳＤ処理する機能を有し、上記ＯＳ
Ｄ処理手段は上記音声認識手段およびカテゴリ検出手段
により検出されたユーザの選択した番組カテゴリとして
上記第１の記録手段から選択されて上記第２の記録手段
に記録されたＴＶ放送番組案内情報で、少なくとも番組
名と放送チャンネルと放送時間と放送内容を上記第２の
記録手段から読み出して上記ＴＶ表示手段に一覧表示し
するとともに、上記音声認識手段および上記カテゴリ検
出手段は、上記ＴＶ表示手段に一覧表示されたＴＶ番組
の番組名およびカテゴリと放送チャンネルと放送時間と
放送内容から音声で選択された番組を検出し、この検出
された番組の放送番組案内情報を上記第２の記録手段に
記録して、番組予約する番組予約システム。
【請求項３】請求項１において、上記音声認識手段に
は、上記ＯＳＤ処理手段によりＯＳＤ処理された番組の
カテゴリ情報と、上記ＴＶ表示手段に表示されたカテゴ
リの中から選択されて音声入力された音声情報とが導か
れ、上記音声認識手段ではこの二つの情報を比較するこ
とにより音声認識する番組予約システム。
【請求項４】請求項２において、上記音声認識手段に
は、上記ＯＳＤ処理手段によりＯＳＤ処理された番組の
カテゴリ情報または上記放送番組案内情報のうちのＴＶ
番組の番組名およびカテゴリと放送チャンネルと放送時
間と放送内容と、上記のＴＶ表示手段に表示されたカテ
ゴリまたは上記放送番組案内情報のうちのＴＶ番組の番
組名、番組のカテゴリ、放送チャンネル、放送時間、放
送内容の中の何れかにより音声選択された音声情報とが
導かれ、音声認識手段ではこの２つの情報を比較するこ
とにより音声認識する番組予約システム。