JP2000138910A - 文字放送受信装置及び文字放送受信方法 - Google Patents

文字放送受信装置及び文字放送受信方法

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JP2000138910A
JP2000138910A JP10325968A JP32596898A JP2000138910A JP 2000138910 A JP2000138910 A JP 2000138910A JP 10325968 A JP10325968 A JP 10325968A JP 32596898 A JP32596898 A JP 32596898A JP 2000138910 A JP2000138910 A JP 2000138910A
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channel
program
teletext
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program data
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JP10325968A
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Hidenori Yamazaki
英則 山崎
Kenichi Tsuchiya
健一 土屋
Satoru Matsushita
哲 松下
Masashi Seko
昌史 瀬古
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、文字放送の受信時の時間効率を格段
と向上し得る文字放送受信装置及び文字放送受信方法を
実現しようとするものである。 【解決手段】文字放送受信装置及び文字放送受信方法に
おいて、予め登録された文字情報番組のうち最も多く文
字情報番組を含むチャンネルから順番に優先順位を決定
しておき、当該優先順位に従ってチャンネルを選局しな
がら当該各チャンネルの番組データを第1の記憶手段に
記憶するようにしたことにより、ユーザが指定する可能
性の高い文字情報番組の番組データが第1の記憶手段に
記憶されている割合が高くなるため待ち時間を短縮する
ことができ、かくして文字放送の受信時の時間効率を格
段と向上し得る文字放送受信装置及び文字放送受信方法
を実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は文字放送受信装置及
び文字放送受信方法に関し、例えば文字放送用デコーダ
が搭載されたワイドテレビジョン受像機(アスペクト比
16:9の表示画面を有するテレビジョン受像機)に適用
して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のテレビジョン受像機とし
ては、通常のテレビジョン放送に加えてユーザの設定に
より必要に応じて文字放送を受信し得るようになされた
ものがある。
【0003】この文字放送は、文字や図形等で構成され
た文字情報番組の画像データを当該文字情報番組の番組
番号(「000♯」〜「999♯」)等の番組管理情報
と共にディジタル信号の形で、通常のテレビジョン番組
の映像信号の垂直帰線期間に多重して伝送し、受信側で
当該多重化された信号を復号して元の画像データをテレ
ビジョン受像機で表示する放送システムである。
【0004】現在のわが国では、文字放送の伝送方式と
して、文字は1文字ごとにモザイク図形は1素片ごとに
コードを割り当てるコード伝送方式と、モザイク素片の
組合せでは表現できない複雑な図形や画像をパターン化
するパターン伝送方式とを併用したハイブリッド伝送方
式を採用している。
【0005】この場合文字情報番組としては、各放送局
ごとにニュース番組やスポーツ情報番組など数多くの番
組が放送されており、これと基に各文字情報番組の番組
番号を知らせる目次番組(番組番号は全放送局統一で
「000♯」)も放送されている。
【0006】かくして文字放送においては、受信側にお
いてまず目次番組を表示させ、次にこの目次番組に基づ
いて所望する文字情報番組の番組番号を検出した後、当
該番組番号の文字情報番組を選択することにより、所望
の文字情報番組を見ることができるようになされてい
る。
【0007】なお文字放送では、近年、放送されている
各文字番組をニュース、スポーツ、天気、産業・経済及
び趣味・娯楽などのカテゴリに分けて、これらカテゴリ
から所望する文字情報番組の番組番号を検出し得るよう
にするため、標準目次と呼ばれる文字情報番組(以下、
標準目次番組と呼ぶ、なお番組番号は全放送局統一で
「898♯」)が規格化されている。
【0008】この標準目次番組では、1ページ目にその
放送局で放送されている全文字情報番組をカテゴリ分け
した場合に存在するカテゴリ名が表示される。そして2
ページ目以降には、各ページごとに対応するカテゴリに
属する各文字情報番組の番組名及び番組番号等がリスト
形式で表示される。
【0009】このように標準目次番組においては、階層
的に所望する文字情報番組の番組番号を検出することが
でき、かくして当該文字番号を容易にかく迅速に検出す
ることができるようになされている。
【0010】実際に図7に示すように、2チャンネル分
の映像を同時に表示し得るようになされたテレビジョン
受像機1においては、放送局(図示せず)から送信され
る放送信号S1がアンテナ2を介して第1及び第2の選
局回路3、4に供給される。第1及び第2の選局回路
3、4は、それぞれユーザによって指定されたチャンネ
ルを選局した後、当該選局したチャンネルに対応する音
声信号及び映像信号をそれぞれ第1及び第2の音声復調
増幅回路5、6並びに第1及び第2の映像復調増幅回路
7、8に送出する。
【0011】第1及び第2の音声復調増幅回路5、6
は、それぞれ対応するチャンネルの音声信号S2A 、S
A を所定の復調方式で復調しかつ増幅した後、これら
を第1及び第2の音声信号S2A 、S3A として音声切
換回路9に送出する。
【0012】第1及び第2の映像復調増幅回路7、8
は、それぞれ対応するチャンネルの映像信号に含まれる
輝度信号及び色信号を所定の復調方式で復調しかつ増幅
した後、これらを第1及び第2の映像信号S2V 、S3
V として映像切換合成回路10に送出する。
【0013】音声切換回路9は、第1及び第2の選局回
路3、4において選局された2チャンネルのうちユーザ
が選択した1チャンネルに対応する第1及び第2の音声
信号S2A 、S3A のみを音声出力回路11を介してス
ピーカ12に送出する。
【0014】ここで1画面表示モードが設定されている
場合、映像切換合成回路10は、第1及び第2の選局回
路3、4において選局された2チャンネルのうちユーザ
が選択した1チャンネルに対応する第1又は第2の映像
信号S2V 、S3V のみを映像出力回路13を介してC
RT(cathode ray tube)14に送出する。これに対し
て2画面表示モードが設定されている場合、映像切換合
成回路10は、第1及び第2の映像信号S2V 、S3V
を合成した後、映像出力回路13を介してCRT14に
送出する。
【0015】このようにしてCRT14は、ユーザの選
択に応じて指定された1又は2チャンネル分の映像信号
S2V 、S3V に基づく映像が1又は2画面表示モード
に対応する所定の表示方式で表示される共に、スピーカ
12からは、ユーザの選択に応じて指定されたチャンネ
ルの音声信号S2A 、S3A に基づく音声が放音され
る。
【0016】かかる構成に加えてテレビジョン受像機1
には、文字放送デコーダ15が設けられ、マイクロプロ
セッサ16は、ユーザの指示に応じて制御信号S5をバ
ス17を介して第2の選局回路4に送出することによ
り、第2の選局回路4において選局されたチャンネルに
対応する映像信号を文字放送デコーダ15内のデータ抽
出回路18に送出させる。
【0017】このデータ抽出回路18は、映像信号の垂
直帰線期間に多重化されている文字放送データD1のみ
を抽出した後、マイクロプロセッサ16の制御に応じて
バス17を介してRAM(random access memory)19
に記憶する。
【0018】マイクロプロセッサ16は、RAM19に
記憶された文字放送データD1のうちユーザが指定した
文字放送番組の特定のページデータのみをデコードした
後、当該デコードした文字放送データのうち、文字コー
ドをフォントROM(read only memory)20に送出す
ると共に、図形情報データをイメージROM21に送出
し、さらに付加音データを音声処理回路22に送出す
る。
【0019】マイクロプロセッサ16は、フォントRO
M20に入力された文字コードを対応する文字表示イメ
ージにテーブル変換した後、表示処理回路23を介して
表示メモリ24に書き込む。またマイクロプロセッサ1
6は、イメージROM21に入力された図形情報データ
について、対応する図形表示イメージが記憶されている
場合にはテーブル変換した後、表示処理回路23を介し
て表示メモリ24に記憶する一方、対応する図形表示イ
メージが記憶されていない場合にはそのまま表示処理回
路23を介して表示メモリ24に記憶する。
【0020】またマイクロプロセッサ16は、第2の選
局回路4から得られた映像信号の走査周期に同期したタ
イミングで文字表示イメージ及び図形表示イメージを表
示メモリから読み出し、これを表示処理回路23におい
て映像信号(以下、これを文字映像信号と呼ぶ)SLV
変換した後、映像切換合成回路10に送出する。
【0021】これと共にマイクロプロセッサ16は、文
字表示イメージ及び図形表示イメージを表示メモリ24
から読み出すタイミングに同期して、音声処理回路22
において付加音データを音声信号(以下、これを文字音
声信号と呼ぶ)SLAに変換した後、音声切換回路9に送
出する。
【0022】映像切換合成回路10は、マイクロプロセ
ッサ16の制御に基づいて、1画面表示モードが設定さ
れている場合には表示処理回路23から送出された文字
映像信号SLVを1チャンネル分として映像出力回路13
を介してCRT14に出力する一方、2画面表示モード
が設定されている場合には文字映像信号SLVを指定した
チャンネルの第1又は第2の映像信号S2V 、S3V
共に映像出力回路13を介してCRT14に出力する。
【0023】音声切換回路9は、設定されている画面表
示モードの種類にかかわらずマイクロプロセッサ16の
制御に基づいて、音声処理回路22から送出された文字
音声信号SLAのみを選択して音声出力回路11を介して
スピーカ12に送出する。
【0024】このようにしてCRT14には、1画面表
示モードが設定されている場合にはユーザの選択に応じ
て指定された1チャンネル分の映像信号S2V 、S3V
に基づく映像に代えて、文字映像信号SLVに基づく文字
映像が所定の表示方式で表示され、これに対して2画面
表示モードが設定されている場合にはユーザの選択に応
じて2チャンネルのうち一方のチャンネル分の映像信号
S2V 、S3V に基づく映像に代えて、文字映像信号S
LVが所定の表示方式で表示される
【0025】これにと共に、スピーカ12からは、ユー
ザの選択に応じて指定されたチャンネルの音声信号S2
A 、S3A に基づく音声に代えて、文字音声信号SLA
音声が放音される。
【0026】なお文字放送デコーダ15内に設けられた
プログラムROM25には、第2の選局回路4における
選局順序を規定した選局プログラムが記憶されており、
マイクロプロセッサ16は、タイマ16Aを起動させな
がらプログラムROM25から読み出した選局プログラ
ムに基づいて所定時間ごとに第2の選局回路4の選局順
序を制御するようになされている。
【0027】また文字放送デコーダ15内には、不揮発
性のEEPROM(electrically erasable programmab
le read only memory )26が設けられ、ユーザが指定
した文字情報番組の番組データを表わす番組番号を登録
すると共に、当該番組データを含むチャンネルを表わす
チャンネル番号を登録するようになされている。
【0028】因みに、テレビジョン受像機1には、操作
パネルキー27及びリモコン信号受信回路28が文字放
送デコーダ15内のバス17を介してマイクロプロセッ
サ16と接続され、ユーザが操作パネルキー27を操作
し又はリモコン信号発生器29を遠隔操作することによ
り、当該操作に応じた制御命令をそれぞれ指令信号S
6、S7としてマイクロプロセッサ16に供給し得るよ
うになされている。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】ところで、テレビジョ
ン受像機1の電源が待機状態である場合、又は第1の選
局回路3で選択されたチャンネルに基づく1画面表示モ
ードのみが設定されている場合には、第2の選局回路4
がマイクロプロセッサ16の制御下にない状態となる。
【0030】このためマイクロプロセッサ16は、内部
に設けられたタイマ16Aを起動させて、第2の選局回
路4に対して所定時間ごとに異なるチャンネルを選局さ
せることにより、当該選局した各チャンネルの文字情報
番組の番組データをRAM19に記憶させる。
【0031】例えば地上波の全てのチャンネルを選局す
るためには、1〜62チャンネルまで順番に一定時間ごと
に切り換えてけば、どのチャンネルに文字情報番組の番
組データが含まれていても、いずれは選局されるため、
全ての文字情報番組の番組データがRAM19に記憶さ
れることとなる。
【0032】ところが、実際に各地域において文字放送
を放送する放送局はわずか数局であり、上述のように第
2の選局回路4において複数のチャンネルをチャンネル
番号の小さい順に選局する際に、文字情報番組をもたな
いチャンネルが選局されている場合は、RAM19には
文字情報番組の番組データが記憶されないこととなる。
【0033】このためユーザが指定したチャンネルの選
局順番が最後の方である場合、文字情報番組をもたない
チャンネルを選局する時間を短縮することができれば、
当該短縮した時間分だけユーザが指定したチャンネルの
文字情報番組の番組データがRAM19に記憶される時
間を早くし得ると考えられる。
【0034】さらに選局する順番をチャンネル番号の小
さいものから順番に選局するのではなく、ユーザが指定
する可能性の高い文字情報番組を含むチャンネルから順
番に選局すれば、より一層ユーザの待機時間を短縮し得
ると考えられる。
【0035】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、文字放送の受信時の時間効率を格段と向上し得る文
字放送受信装置及び文字放送受信方法を提案しようとす
るものである。
【0036】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、テレビジョン信号に多重化されて
伝送される文字情報番組の番組データを抽出する文字放
送受信装置及び文字放送受信方法において、受信選局手
段において受信可能な全てのチャンネルに亘って所定時
間ごとに1チャンネルずつ受信選局する。続いて当該受
信選局された各チャンネルの番組データを抽出手段を用
いてテレビジョン信号から抽出した後、当該抽出された
各番組データを第1の記憶手段に記憶する。予め登録さ
れた文字情報番組の識別情報を第2の記憶手段に記憶し
ておき、優先順位決定手段において、当該第2の記憶手
段に識別情報が記憶された文字情報番組を最も多く含む
チャンネルから順番に優先順位を決定し、当該決定した
優先順位で各チャンネルを選局するように選局手段を制
御するようにした。
【0037】この結果、優先順位に従ってチャンネルを
選局しながら当該各チャンネルの番組データを第1の記
憶手段に記憶することにより、ユーザが指定する可能性
の高い文字情報番組の番組データが第1の記憶手段に記
憶されている割合が高くなるため、ユーザが所望する文
字情報番組を選択してから実際に当該文字情報番組が表
示されるまでの待ち時間を短縮することができる。
【0038】また本発明においては、優先順位決定手段
によって決定された優先順位で各チャンネルを選局する
際に、当該各チャンネルのテレビジョン信号に番組デー
タが多重化されているか否かを判断手段において判断
し、番組データが多重化されていないと判断したとき、
対応するチャンネルの選局を停止すると共に優先順位に
従って後続するチャンネルを選局するように選局手段を
制御するようにした。
【0039】この結果、文字情報番組の番組データを有
しないチャンネルを選局する時間を短縮することがで
き、さらにユーザが所望する文字情報番組を選択してか
ら実際に当該文字情報番組が表示されるまでの待ち時間
を短縮することができる。
【0040】さらに本発明においては、テレビジョン信
号に多重化されて伝送される文字情報番組の番組データ
を抽出する文字放送受信装置及び文字放送受信方法にお
いて、受信選局手段において受信可能な全てのチャンネ
ルに亘って所定時間ごとに1チャンネルずつ受信選局す
る。続いて当該受信選局された各チャンネルの番組デー
タを抽出手段を用いてテレビジョン信号から抽出した
後、当該抽出された各番組データを第1の記憶手段に記
憶する。予め登録された文字情報番組の識別情報を第2
の記憶手段に記憶しておき、当該第2の記憶手段に識別
情報が記憶された文字情報番組に応じたアイコンを含む
画面を表示手段に表示する。チャンネル決定手段におい
て表示手段の画面に表示された各アイコンのうち文字情
報番組を最も多く含むチャンネルを決定し、表示手段に
画面を表示したとき、決定したチャンネルを選局するよ
うに受信選局手段を制御するようにした。
【0041】この結果、表示手段の画面に表示された各
文字情報番組に応じたアイコンのうちユーザが所望する
文字情報番組のアイコンを選択してから、当該文字情報
番組を表示するまでの待ち時間を短縮することができ
る。
【0042】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0043】(1)第1の実施の形態 (1−1)テレビジョン受像機30の構成 図7との対応部分に同一符号を付して示す図1におい
て、30は全体として本発明を適用した第1の実施の形
態によるテレビジョン受像機を示し、文字放送デコーダ
31内のマイクロプロセッサ32に選局優先順位判断回
路33及び文字放送有無判断回路34が加えられている
点を除いて、従来のテレビジョン受像機1と同様に構成
されている。
【0044】またEEPROM26には、ユーザが指定
した文字情報番組の番組データ(番組番号を含む)と、
当該番組番号を含むチャンネルのチャンネルデータ(チ
ャンネル番号を含む)が登録されているのみならず、各
チャンネルごとに文字放送データD1の波形等化処理用
の理想波形を表すパラメータ設定値(以下、これを波形
等化パラメータと呼ぶ)が記憶されている。
【0045】マイクロプロセッサ32において、選局優
先順位判断回路33は、EEPROM26に登録されて
いる全てのチャンネルデータについて、最も多くの番組
番号を含むチャンネルデータから順番に優先順位を設定
する。
【0046】ここでテレビジョン受像機30の電源が待
機状態にある場合、又は第1の選局回路3で選局された
チャンネルのみに基づく1画面表示モードが設定されて
いる場合において、マイクロプロセッサ32は、タイマ
32Aを起動して、第2の選局回路4に対して所定時間
ごとに上述の優先順位に従って全てのチャンネルに亘っ
て1チャンネルずつ選局した後、当該選局された各チャ
ンネルに対応する映像信号を順次データ抽出回路18に
送出させる。
【0047】データ抽出回路18は、選局優先順位判断
回路33の制御に応じて、第2の選局回路4から選局さ
れた各チャンネルに対応する映像信号のうち文字放送デ
ータD1のみを順次抽出してRAM19に記憶する。
【0048】このRAM19は、上述した優先順位に従
って文字放送データD1を記憶するときに、番組番号及
びチャンネル番号が同一であれば、当該文字放送データ
D1に含まれる複数チャンネルの文字情報番組の番組デ
ータをその都度更新して記憶するようになされている。
【0049】データ抽出回路18は、抽出した文字放送
データD1の信号波形が対応する波形等化パラメータで
表される理想波形と一致するように文字放送データD1
の信号波形を整形することにより、放送信号S1の伝送
中や受信系の信号経路に生じた種々の要因に基づいて、
文字放送データD1にゴーストや波形ひずみに応じたデ
ータ誤りが生じるのを防止し得るようになされている。
【0050】このように選局優先順位判断回路33にお
いて上述した優先順位を決定した後、文字放送有無判断
回路34は、各チャンネルごとにEEPROM26から
読み出した波形等化パラメータに基づいて、当該チャン
ネルに対応する映像信号に文字放送データD1が含まれ
ているか否かを判断する。
【0051】このときマイクロプロセッサ32におい
て、文字放送有無判断回路34は、データ抽出回路18
において抽出した文字放送データD1に対応する波形等
化パラメータがEEPROM26に記憶されているか否
かを判断することにより、当該判断結果に基づいて波形
等化パラメータに応じたチャンネルに文字情報番組が存
在するか否かを識別し得るようになされている。
【0052】この結果、文字放送有無判断回路34は、
文字情報番組をもたないチャンネルについては、タイマ
32Aを停止して次のチャンネルを選局するように第2
の選局回路4を制御することにより、文字情報番組をも
たないチャンネルが選局されている時間を短縮し得るよ
うになされている。
【0053】(1−2)優先順位決定処理手順 実際に選局優先順位判断回路33は、図2に示す優先順
位決定処理手順RT1に従ってEEPRPOM26に登
録されている全てのチャンネルについて上述した優先順
位を決定する。
【0054】まず選局優先順位判断回路33は、ステッ
プSP0から当該処理手順RT1に入り、ステップSP
1においてEEPRPOM26に登録されているチャン
ネルのうち、番組番号が登録されており、かつ未選局の
チャンネルがあるか否かを判断する。
【0055】このステップSP1において肯定結果を得
ると、選局優先順位判断回路33は、ステップSP2に
進んで当該チャンネルのうち最も番組番号の登録数が多
いチャンネルから順次選局した後、ステップSP3に進
んで全てのチャンネルを選局するまで再度ステップSP
2−SP3を繰り返す。
【0056】この後ステップSP3において肯定結果を
得ると、選局優先順位判断回路33は、ステップSP4
に進んで当該優先順位決定処理手順RT1を終了する。
【0057】これに対してステップSP1において否定
結果を得ると、このことはEEPRPOM26に番組番
号が全く登録されておらず、かつ未選局のチャンネルが
ないことを表しており、このとき選局優先順位判断回路
33は、ステップSP5に進む。
【0058】このステップSP5において、選局優先順
位判断回路33は、EEPRPOM26に番組番号が登
録されておらず、かつ波形等化パラメータが記憶されて
おり、かつ未選局のチャンネルがあるか否かを判断す
る。
【0059】このステップSP5において肯定結果を得
ると、このことは当該チャンネルがユーザが指定した文
字情報番組を有することを表しており、このこと選局優
先順位判断回路33は、ステップSP6において当該チ
ャンネルを選局した後、そのままステップSP4に進ん
で当該優先順位決定処理手順RT1を終了する。
【0060】これに対してステップSP5において否定
結果を得ると、このことは当該チャンネルが文字放送番
組をもたないことを表しており、このとき選局優先順位
判断回路33は、ステップSP7に進んでRAM19に
記憶されているチャンネルの中からチャンネル番号が最
も小さいNチャンネルを検出する。
【0061】続いて選局優先順位判断回路33は、ステ
ップSP8においてRAM19に記憶されているチャン
ネルのうちNチャンネルが既に選局されているか否かを
判断し、否定結果を得たときにはステップSP9に進ん
で当該Nチャンネルを選局した後、このままステップS
P4に進んで当該優先順位決定処理手順RT1を終了す
る。
【0062】これに対してステップSP8において肯定
結果を得ると、選局優先順位判断回路33は、RAM1
9に記憶されている残りのチャンネルを選局するためス
テップSP10に進んで、次のチャンネル番号である
(N+1)チャンネルを検出した後、ステップSP11
に進む。
【0063】このステップSP11において、選局優先
順位判断回路33は、全てのチャンネルが選局されるま
で再度ステップSP8に戻って上述したステップSP8
−SP10−SP11を繰り返す。
【0064】この後ステップSP11において肯定結果
を得ると、選局優先順位判断回路33は、ステップSP
12に進んでRAM19に記憶されている選局済みのチ
ャンネルについて未選局とした後、再度ステップSP1
に戻って上述した同様の処理手順を繰り返す。
【0065】このようにして選局優先順位判断回路33
は、RAM19に記憶されている全てのチャンネルにつ
いて、ユーザが選局する可能性の高いチャンネルから順
に優先順位を決定することができる。
【0066】(1−3)第1の実施の形態の動作及び効
果 以上の構成において、このテレビジョン受像機30で
は、電源が待機状態にある場合又は第1の選局回路3で
選局されたチャンネルに基づく1画面表示モードが設定
されている場合、第2の選局回路4を用いて全てのチャ
ンネルに亘って所定時間ごとに当該各チャンネルの文字
放送データD1をRAM19に記録する。
【0067】このとき選局優先順位判断回路33は、番
組番号が登録されているチャンネルのうちユーザが見る
可能性の高い文字情報番組を最も多く含むチャンネルか
ら順に選局した後、番組番号が登録されていない文字放
送が放送されているチャンネルを選局し、この後文字放
送が放送されていないチャンネルを選局するといった順
番で優先順位を決めて選局する。
【0068】従ってこの優先順位に従ってチャンネルを
選局しながら当該チャンネルの番組データをRAM19
に記憶することにより、ユーザが見る可能性の高い文字
情報番組がRAM19に記憶されている割合が高くなる
ため、ユーザが所望する文字情報番組を選択してから実
際にCRT14の表示画面に表示されるまでの待ち時間
を短縮することができる。
【0069】さらに文字放送有無判断回路34は、第2
の選局回路4において所定時間ごとに1チャンネルずつ
選局しているときに、当該選局したチャンネルに基づく
映像信号に文字放送データD1が含まれるか否かによっ
て文字放送の放送の有無を判断し、否定結果を得たとき
には選局処理を停止して次のチャンネルを選局すること
により、文字放送が放送されていないチャンネルを選局
する時間を短縮することができる。この結果、各チャン
ネルに基づく文字放送データD1を効率良く短時間でR
AM19に記憶することができる。
【0070】以上の構成によれば、このテレビジョン受
像機30において、ユーザの制御下にない第2の選局回
路4を用いて全てのチャンネルに亘って所定時間ごとに
1チャンネルずつ選局する際、ユーザが見る可能性の高
い文字情報番組を最も多く含むチャンネルから優先的に
選局させながら、当該選局された各チャンネルに基づく
文字放送データD1をRAM19に記憶するようにした
ことにより、ユーザが所望する文字情報番組を選局して
から実際にCRT14の表示画面に表示されるまでの待
ち時間を短縮することができ、この結果文字放送の受信
時の時間効率を格段と向上し得るテレビジョン受像機3
0を実現し得る。
【0071】さらに第2の選局回路4の選局時に、文字
放送を放送しないチャンネルの選局時間を短縮するよう
にしたことにより、各チャンネルに基づく文字放送デー
タD1をRAM19に記憶する時間をその分だけ短縮す
ることができ、この結果上述と同様に文字放送の受信時
の時間効率を格段と向上し得るテレビジョン受像機30
を実現し得る。
【0072】(2)第2の実施の形態 (2−1)テレビジョン受像機40の構成 図1との対応部分に同一符号を付して示す図3におい
て、40は全体として本発明を適用した第2の実施の形
態によるテレビジョン受像機を示し、選局優先順位判断
回路33及び文字放送有無判断回路34に代えて、文字
放送デコーダ41内のマイクロプロセッサ42に登録番
組データ処理回路43が設けられている点を除いて、テ
レビジョン受像機30と同様に構成されている。
【0073】このテレビジョン受像機40では、ユーザ
が操作パネルキー27又はリモコン信号発生器29を操
作することにより、EEPRPOM26に登録されてい
る文字情報番組の番組データの一覧を示す画面(以下、
これを登録番組選択画面と呼ぶ)が文字放送デコーダ4
1の表示イメージとして表示処理回路23から出力さ
れ、映像切換合成回路10及び映像出力回路11を介し
てCRT14の表示画面の所定位置に表示し得るように
なされている。
【0074】図4に示すように、この登録番組選択画面
M1は、ユーザが登録した数の文字情報番組名が未登録
番組名も含めてアイコンIC1 〜IC8 として表示さ
れ、ユーザが操作パネルキー27又はリモコン信号発生
器29を操作してカーソルCSを所望の文字情報番組名
を表すアイコンIC1 〜IC8 に位置合わせして決定す
ることにより、当該決定された文字情報番組を選択し得
るようになされている。
【0075】登録番組データ処理回路43は、EEPR
POM26に登録されている全てのチャンネルデータに
ついて、最も多くの番組番号を含むチャンネルデータを
検出した後、得られたチャンネルデータが選局対象とな
るように第2の選局回路4を制御する。
【0076】このときユーザの操作に応じてCRT14
の表示画面の所定位置に登録番組選択画面が表示される
タイミングで、登録番組データ処理回路43は、当該登
録番組選択画面に表示されている複数の文字情報番組の
番組データのうち、最も登録数の多い番組データを含む
チャンネルを選択するようになされている。
【0077】データ抽出回路18は、登録番組データ処
理回路43の制御に応じて第2の選局回路4で選局され
たチャンネルに基づく映像信号から文字放送データD1
を抽出した後、バス17を介してRAM19に記憶する
ようになされている。
【0078】また図4に示す登録番組選択画面M1の各
文字情報番組の番組名を表すアイコンIC1 〜IC8
は、例えば図5(A)の図表に示される登録内容がそれ
ぞれ登録番号1〜8に対応して割り当てられている。
【0079】この図5(A)に示す登録内容によると、
1チャンネルに含まれる文字情報番組の番組データに対
応する登録番号は1、4及び6の3つであり、次に4チ
ャンネルに含まれる文字情報番組の番組データに対応す
る登録番号は2及び3の2つであり、後は6チャンネル
に含まれる文字情報番組の番組データに対応する登録番
号は5の1つである。この結果、ユーザが選局する可能
性が最も高いチャンネルは1チャンネルであることがわ
かる。
【0080】因みに図5(B)に示す登録内容の各登録
番号1〜8を上述した登録番号選択表示画面M1にの各
文字情報番組の番組名を表すアイコンIC1 〜IC8
それぞれ対応して割り当てた場合、1チャンネル及び4
チャンネルは共に文字情報番組の番組データに対応する
登録番号の数が3であり、同数となるため、この場合は
チャンネル番号が小さい方(すなわち1チャンネル)を
優先して当該チャンネル番号が小さいチャンネルをユー
ザが選局する可能性が最も高いチャンネルとする。
【0081】(2−2)チャンネル選局処理手順 実際に登録番組データ処理回路43は、図6に示すチャ
ンネル選局処理手順RT2に従って登録番組選択画面を
表示したときに、各文字情報番組の番組名を表すナイコ
ンのうち最も多くのアイコンに応じた番組データを含む
チャンネルを選局する。
【0082】まず登録番組データ処理回路43は、ステ
ップSP20から当該処理手順RT2に入り、ステップ
SP212において登録番組選択画面を表示させた後、
ステップSP22に進む。
【0083】このステップSP22において、登録番組
データ処理回路43は、EEPRPOM26に登録され
ている複数の文字情報番組の番組データを読み出した
後、ステップSP23に進んで各チャンネルについて番
組データの登録数をカウントする。
【0084】続いて登録番組データ処理回路43は、ス
テップSP24において、カウントした番組データの登
録数が最も多いチャンネルが1つに決まるか否かを判断
した後、肯定結果を得たときにはステップSP25に進
んで、当該決定したチャンネルが最も多くの番組データ
の登録数を含むものとしてこれを選局し、そのままステ
ップSP26に進んで当該チャンネル選局処理手順RT
2を終了する。
【0085】これに対してステップSP24において否
定結果を得ると、このことは番組データの登録数が同じ
であるチャンネルが少なくとも2チャンネル以上である
ことを表しており、このとき登録番組データ処理回路4
3は、ステップSP27に進んで番組データの登録数が
最も多い値のうちチャンネル番号が最も小さいもの選局
対象とした後、ステップSP25に進んで当該チャンネ
ルを選局した後、ステップSP26において当該チャン
ネル選局処理手順RT2を終了する。
【0086】(2−3)第2の実施の形態の動作及び効
果 以上の構成において、このテレビジョン受像機40で
は、予めユーザが登録した複数の文字情報番組の番組名
を表すアイコンをそれぞれ番組選択表示画面に表示した
ときに、登録番組データ処理回路43が、登録された文
字情報番組の数が最も多いチャンネルを選局するように
第2の選局回路4を制御する。
【0087】従って番組選択表示画面に表示された各文
字情報番組の番組名を表すアイコンのうちユーザが所望
するアイコンを指定する前段階において、ユーザが選択
する最も可能性が高いチャンネルが既に選局されている
ため、従来のように番組選択表示画面に表示された複数
の文字情報番組の番組名を表すアイコンを選択的に指定
するタイミングで当該アイコンに応じた番組データを含
むチャンネルを選局する場合と比較して、指定した文字
情報番組がCRT14の表示画面に表示されるまでの待
ち時間を格段と短縮することができる。
【0088】このことはテレビジョン受像機40の電源
立上げ後に文字情報番組の番組データがEEPRPOM
26に全く登録されていないチャンネルを選局した場合
に、ユーザは所望の文字情報番組を選択した後、当該文
字情報番組の番組データがRAM19に記憶されるのを
待たなければならないため、この場合には特に有効であ
る。
【0089】以上の構成によれば、このテレビジョン受
像機40において、予めユーザが登録した複数の文字情
報番組の番組名を表すアイコンを番組選択表示画面に表
示した時点で、ユーザに選択される可能性の最も高いチ
ャンネルを選局するようにしたことにより、番組選択表
示画面に表示された各文字情報番組に応じたアイコンの
うちユーザが所望する文字情報番組のアイコンを選択し
てから当該文字情報番組をCRT14に表示するまでの
待ち時間を短縮することができ、この結果文字放送の受
信時の時間効率を格段と向上し得るテレビジョン受像機
40を実現し得る。
【0090】(3)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、テレビジョン信号に
多重化されて伝送される文字情報番組の番組データを抽
出する文字放送受信装置として、テレビジョン受像機3
0、40内の文字放送デコーダ31、41及び第2の選
局回路4から構成した場合について述べたが、本発明は
これに限らず、文字放送受信装置をテレビジョン受像機
30、40とは別体に設けるようにしても良い。
【0091】また上述の実施の形態においては、受信可
能な全てのチャンネルに亘って所定時間ごとに1チャン
ネルずつ受信選局する受信選局手段として、第2の選局
回路4を適用した場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、この他種々の構成からなる受信選局手段に広
く適用できる。
【0092】さらに上述の実施の形態においては、受信
選局された各チャンネルの文字情報番組の番組データを
抽出手段としてのデータ抽出回路18を用いてテレビジ
ョン信号から抽出した後、当該抽出された各文字情報番
組の番組データを第1の記憶手段としてのRAM19に
記憶するようにした場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、受信選局された各チャンネルの文字情報番
組の番組データのみを抽出して記憶することができれ
ば、抽出手段及び第1の記憶手段としてはこの他種々の
構成のものを適用しても良い。
【0093】さらに上述の実施の形態においては、予め
登録された文字情報番組の識別情報を記憶する第2の記
憶手段としてEEPRPOM26を適用した場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、電気的に書き込み
及び読み出し可能であればこの他種々の記憶手段を適用
しても良い。
【0094】さらに第1の実施の形態においては、マイ
クロプロセッサ32内に設けられた優先順位判断回路3
3を優先順位決定手段として用い、EEPRPOM26
に識別情報が記憶された文字情報番組を最も多く含むチ
ャンネルから順番に優先順位を決定し、当該決定した優
先順位で各チャンネルを選局するように第2の選局回路
4を制御するようにした場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、上述した優先順位でチャンネルを選局
することができれば、優先順位決定手段としてはこの他
種々の構成のものを適用しても良い。
【0095】さらに第1の実施の形態においては、マイ
クロプロセッサ32内に設けられた文字放送有無判断回
路34を判断手段として用い、優先順位判断回路33に
よって決定された優先順位で各チャンネルを選局する際
に、当該各チャンネルのテレビジョン信号に番組データ
が多重化されているか否かを波形等化パラメータを使用
して判断し、番組データが多重化されていないと判断し
たとき、対応するチャンネルの選局を停止すると共に優
先順位に従って後続するチャンネルを選局するように第
2の選局回路4を制御するようにした場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、文字放送の有無を判断す
ることができれば、判断手段としてはこの他種々の構成
のものを適用しても良い。
【0096】さらに第2の実施の形態においては、EE
PRPOM26に識別情報が記憶された文字情報番組に
応じたアイコンを含む登録番組選択画面を表示手段とし
てのCRT14に表示しておき、マイクロプロセッサ4
2内に設けられた登録番組データ処理回路43をチャン
ネル決定手段として用い、CRT14の登録番組選択画
面に表示された各アイコンのうち文字情報番組を最も多
く含むチャンネルを決定した後、CRT14に登録番組
選択画面を表示したとき、決定したチャンネルを選局す
るように第2の選局回路4を制御するようにした場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、文字情報番組
を最も多く含むチャンネルを選局し得るように制御する
ことができれば、チャンネル決定手段としてはこの他種
々の構成をものを適用しても良い。
【0097】さらに第2の実施の形態においては、図5
(B)に示すように、文字情報番組を最も多く含むチャ
ンネルを決定する際に、文字情報番組の登録数が同じと
なるチャンネルが2以上あった場合、チャンネル番号が
小さい方(すなわち1チャンネル)を優先して当該チャ
ンネル番号が小さいチャンネルをユーザが選局する可能
性が最も高いチャンネルとした場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、ユーザが予め設定しておいたチ
ャンネル番号の順番で優先させるようにしても良く、こ
の他文字情報番組の数が同数の場合の順番の決め方はユ
ーザが所望する方法でも良い。
【0098】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、文字放送
受信装置及び文字放送受信方法において、予め登録され
た文字情報番組のうち最も多く文字情報番組を含むチャ
ンネルから順番に優先順位を決定しておき、当該優先順
位に従ってチャンネルを選局しながら当該各チャンネル
の番組データを第1の記憶手段に記憶するようにしたこ
とにより、ユーザが指定する可能性の高い文字情報番組
の番組データが第1の記憶手段に記憶されている割合が
高くなるため待ち時間を短縮することができ、かくして
文字放送の受信時の時間効率を格段と向上し得る文字放
送受信装置及び文字放送受信方法を実現することができ
る。
【0099】また本発明によれば、文字放送受信装置及
び文字放送受信方法において、予め登録された文字情報
番組に応じたアイコンを含む画面を表示手段に表示し、
かつ最も多く文字情報番組を含むチャンネルを決定して
おき、当該画面が表示されたとき、決定されたチャンネ
ルを選局して当該チャンネルの番組データを第1の記憶
手段に記憶するようにしたことにより、表示手段の画面
に表示された各文字情報番組に応じたアイコンのうちユ
ーザが所望する文字情報番組のアイコンを選択してから
当該文字情報番組を表示するまでの待ち時間を短縮する
ことができ、この結果文字放送の受信時の時間効率を格
段と向上し得る文字放送受信装置及び文字放送受信方法
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態によるテレビジョン受像機の
構成を示すブロック図である。
【図2】優先順位決定処理手順の説明に供するフローチ
ャートである。
【図3】第2の実施の形態によるテレビジョン受像機の
構成を示すブロック図である。
【図4】登録番組選択画面の説明に供する略線的な平面
図である。
【図5】登録番組データの内容を示す図表である。
【図6】チャンネル選局処理手順の説明に供するフロー
チャートである。
【図7】従来のテレビジョン受像機の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1、30、40……テレビジョン受像機、2……アンテ
ナ、3……第1の選局回路、4……第2の選局回路、1
4……CRT、15、31、41……文字放送デコー
ダ、16、32、42……マイクロプロセッサ、16
A、32A……タイマ、18……データ抽出回路、19
……RAM、26……EEPRPOM、33……選局優
先順位判断回路、34……文字放送有無判断回路、43
……登録番組データ処理回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松下 哲 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内 (72)発明者 瀬古 昌史 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内 Fターム(参考) 5C025 BA14 BA27 CA09 DA05 5C063 DA03 DA05 DB02 EA05 EB03 EB30 EB33 EB46

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テレビジョン信号に多重化されて伝送され
    る文字情報番組の番組データを抽出する文字放送受信装
    置において、 受信可能な全てのチャンネルに亘って所定時間ごとに1
    チャンネルずつ受信選局する受信選局手段と、 上記受信選局手段により受信選局された各上記チャンネ
    ルの上記テレビジョン信号から上記文字情報番組の上記
    番組データを抽出する抽出手段と、 上記抽出された各上記文字情報番組の上記番組データを
    記憶する第1の記憶手段と、 予め登録された上記文字情報番組の識別情報を記憶する
    第2の記憶手段と、 上記第2の記憶手段に上記識別情報が記憶された上記文
    字情報番組を最も多く含む上記チャンネルから順番に優
    先順位を決定する優先順位決定手段とを具え、上記優先
    順位決定手段は、上記決定した優先順位で各上記チャン
    ネルを選局するように上記受信選局手段を制御すること
    を特徴とする文字放送受信装置。
  2. 【請求項2】上記優先順位決定手段によって決定された
    上記優先順位で各上記チャンネルを選局する際に、当該
    各チャンネルの上記テレビジョン信号に上記番組データ
    が多重化されているか否かを判断する判断手段を具え、
    上記判断手段は、上記番組データが多重化されていない
    と判断したとき、対応する上記チャンネルの選局を停止
    すると共に上記優先順位に従って後続する上記チャンネ
    ルを選局するように上記選局手段を制御することを特徴
    とする請求項1に記載の文字放送受信装置。
  3. 【請求項3】テレビジョン信号に多重化されて伝送され
    る文字情報番組の番組データを抽出する文字放送受信装
    置において、 受信可能な全てのチャンネルに亘って所定時間ごとに1
    チャンネルずつ受信選局する受信選局手段と、 上記受信選局手段により受信選局された各上記チャンネ
    ルの上記テレビジョン信号から上記文字情報番組の上記
    番組データを抽出する抽出手段と、 上記抽出された各上記文字情報番組の上記番組データを
    記憶する第1の記憶手段と、 予め登録された上記文字情報番組の識別情報を記憶する
    第2の記憶手段と、 上記第2の記憶手段に上記識別情報が記憶された上記文
    字情報番組に応じたアイコンを含む画面を表示する表示
    手段と、 上記表示手段の上記画面に表示された各上記アイコンの
    うち、上記文字情報番組を最も多く含む上記チャンネル
    を決定するチャンネル決定手段とを具え、上記チャンネ
    ル決定手段は、上記表示手段に上記画面を表示したと
    き、上記決定したチャンネルを選局するように上記受信
    選局手段を制御することを特徴とする文字放送受信装
    置。
  4. 【請求項4】テレビジョン信号に多重化されて伝送され
    る文字情報番組の番組データを抽出する文字放送受信方
    法において、 受信可能な全てのチャンネルに亘って所定時間ごとに1
    チャンネルずつ受信選局する第2のステップと、 上記受信選局された各上記チャンネルの上記テレビジョ
    ン信号から上記文字情報番組の上記番組データを抽出す
    る第3のステップと、 上記抽出された各上記番組データを記憶する第4のステ
    ップと、 予め登録された上記文字情報番組の識別情報を記憶する
    第5のステップと、 上記識別情報が記憶された上記文字情報番組を最も多く
    含む上記チャンネルから順番に優先順位を決定する第6
    のステップと、 上記決定した優先順位で各上記チャンネルを選局するよ
    うに制御する第7のステップとを具えることを特徴とす
    る文字放送受信方法。
  5. 【請求項5】上記第6のステップにおいて決定された上
    記優先順位で各上記チャンネルを選局する際に、当該各
    チャンネルの上記テレビジョン信号に上記番組データが
    多重化されているか否かを判断する第8のステップと、 上記番組データが多重化されていないと判断したとき、
    対応する上記チャンネルの選局を停止すると共に上記優
    先順位に従って後続する上記チャンネルを選局するよう
    に制御する第9のステップとを具えることを特徴とする
    請求項4に記載の文字放送受信方法。
  6. 【請求項6】テレビジョン信号に多重化されて伝送され
    る文字情報番組の番組データを抽出する文字放送受信方
    法において、 受信可能な全てのチャンネルに亘って所定時間ごとに1
    チャンネルずつ受信選局する第2のステップと、 上記受信選局された各上記チャンネルの上記テレビジョ
    ン信号から上記文字情報番組の上記番組データを抽出す
    る第3のステップと、 上記抽出された各上記番組データを記憶する第4のステ
    ップと、 予め登録された上記番組データに対応する上記文字情報
    番組の識別情報を記憶する第5のステップと、 上記識別情報が記憶された上記文字情報番組に応じたア
    イコンを含む画面を表示する際に、当該画面に表示され
    た各上記アイコンのうち上記文字情報番組を最も多く含
    む上記チャンネルを決定する第6のステップと、 上記画面を表示したとき、上記決定したチャンネルを選
    局するように制御する第7のステップとを具えることを
    特徴とする文字放送受信方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1689180A1 (de) * 2005-02-05 2006-08-09 H.P.R. Electronics GmbH Entwicklungs- und Vertriebsgesellschaft Vorrichtung und Verfahren für den Zugriff auf Teletextseiten
JP2008288676A (ja) * 2007-05-15 2008-11-27 Funai Electric Co Ltd デジタル放送受信装置
WO2010100829A1 (ja) * 2009-03-02 2010-09-10 パナソニック株式会社 デジタル放送受信装置およびデジタル放送受信方法
WO2010143372A1 (ja) * 2009-06-11 2010-12-16 三菱電機株式会社 Hdラジオ受信機およびオートストア制御方法

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