JP3544165B2

JP3544165B2 - 放送受信装置

Info

Publication number: JP3544165B2
Application number: JP2000080028A
Authority: JP
Inventors: 康一三谷; 淳子倉持; 崇文地白; 将之菊池
Original assignee: Sharp Corp
Current assignee: Sharp Corp
Priority date: 2000-03-22
Filing date: 2000-03-22
Publication date: 2004-07-21
Anticipated expiration: 2020-03-22
Also published as: JP2001268466A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像、音声、データ等からなるテレビジョン放送の番組情報を、テレビジョンディスプレイや、液晶パネル等の表示装置に、所望の情報に編集して提示する機能を有する放送受信装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来の番組情報を表示する放送受信装置は、番組名、番組番号、付加情報の有無、放送開始時間、放送時間等からなる番組情報から、番組番号情報と放送開始時間情報を用いて番組表を作成し表示を行っていた。
しかしながら、表示ディスプレイのサイズや解像度により、一画面に表示できる番組数が限られるため、操作者の良く視聴する番組を優先的に表示を行ったり、特開平９−１３０６９４号公報に記載された“放送受信機”の手法のように、ジャンル情報等を利用し、ジャンル毎に一覧表示を行うようにしていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
番組によっては、テレビを主体とする番組、ラジオを主体とする番組、あるいはデータ放送を主体とする番組があるが、番組番号のみで判断しているため、テレビを主体とする番組と、ラジオを主体とする番組が、同一画面に一覧表示されるだけで、メディア単位での番組情報の表示がされなかった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る放送受信装置は、映像、音声、データ等からなるテレビジョン放送（アナログ、デジタル、地上波、衛星、ケーブル、データ等）の番組番号または番組情報データベースから、番組情報が属するメディア（テレビ、ラジオ、データ等）の種類を判別する判別手段と、前記番組情報をメディアの種類単位に分別する分別手段と、メディアの種類単位毎に表示背景色や文字色等を指定して、前記分別手段で分別された番組情報を表示する表示手段を備え、前記表示手段は、現在視聴している番組のメディアの種類を前記判別手段により判別し、判別されたメディアの種類に指定されている表示背景色や文字色等で、現在視聴している番組の番組情報や番組番号を表示するようにしたものである。
【０００５】
さらに、本発明は、前記放送受信装置であって、前記メディアの種類単位の表示背景色や文字色を、操作者の好みの色へ変更することを可能としたことを可能としたものである。
【０００６】
さらに本発明は、前記放送受信装置であって、前記表示手段で表示する表示装置を、現在視聴している番組の映像出力している画面または放送受信装置に備えられた液晶パネルとしたものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】
図１は、本発明に係る放送受信装置のシステムの構成を示すブロック図である。
図において、１は受信制御部で、２は多重化分離部で、３は音声復号部で、４はＭＰＵ、５は映像復号部、６は記憶部、７は表示制御部である。
受信制御部１は、アナログ、デジタル、地上波、衛星、ケーブル等のテレビジョン放送を受信するチューナ部から各々のネットワークの変調方式の信号を復調するフロントエンド部までを含む。受信制御部１により受信され復調された信号は、多重化分離部２にて、映像、音声、データの各信号に分離される。多重化分離部２にて分離された音声信号は、音声復号部３で、音声信号に復号され、音声として出力される。また、多重化分離部２で分離された映像信号は、映像復号部５で、映像信号に復号され、映像信号となる。そして、多重化分離部２で分離されたデータ信号のうち、番組情報データは、ＭＰＵ４により、記憶部６に格納される。ＭＰＵ４は、記憶部６から番組情報を検索する検索制御機能を持ち、ＭＰＵ４が検索して読み出した番組情報を、表示制御部７においてディスプレイ表示するための処理制御がなされ、番組情報が表示される。
番組情報のメディア毎の分別には、
（１）記憶部６への書き込み時に、メディア単位に分別する方法
（２）表示時にメディア単位に分別を行う方法
の２つの方法がある。
【０００８】
まず、（１）の記憶部に書込時にメディア単位に分別する方法を説明する。
図２は、番組情報を記憶部へ取り込むときの処理手順を示すフローチャート図である。
番組情報データを取り込むと、取り込み開始処理へ入る（ステップＳ１０１）。
１番組分の番組情報データをＭＰＵ４にて取り込み（ステップＳ１０２）、番組のメディア情報からメディアの判定を行う（ステップＳ１０３）。
番組情報が、どのメディアに属するかは、番組番号（ＳＩＤ［ＳｅｒｖｉｃｅＩｄｅｎｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ］）、または、番組情報内のデータ等により判断する。
メディアが、テレビと判断されたときは、予め割り振られた記憶部６のテレビ番組情報領域へ格納する（ステップＳ１０４）。
また、メディアが、ラジオと判断されたならば、ラジオ番組情報領域へ格納する（ステップＳ１０５）。
そして、データと判断されたならば、データ番組情報領域へ格納する（ステップＳ１０６）。
以上の処理を、番組情報データの最後の番組まで、繰り返して行う（ステップＳ１０７）。
【０００９】
図３は、図２でメディア別に取り込まれた番組情報データを表示する処理手順を示すフローチャート図である。
番組情報画面表示の指定が行われると、表示開始処理へ入る（ステップＳ２０１）。
指定されたメディアに相当する記憶部６の各番組情報領域より、１番組分の情報を読み出し（ステップＳ２０２）、開始時間順に並べる（ステップＳ２０３）。
次いで、指定されているメディアの表示色で表示をする（ステップＳ２０４）。
以上の処理を、一画面分に表示可能な番組数になるまで繰り返す（ステップＳ２０５）。
【００１０】
次に、前記（２）の表示時にメディア毎に分別を行う方法について説明する。
図４は、ＭＰＵ４において、番組情報を記憶部６へ取り込む処理手順を示すフローチャート図である。
番組情報データを取り込むと、取り込み開始処理へ入る（ステップＳ３０１）。
１番組分の番組情報データを、ＭＰＵ４にて取り込み（ステップＳ３０２）、記憶部６へ格納する（ステップＳ３０３）。
以上の処理を、最後の番組まで繰り返し、番組情報データを取り込む（ステップＳ３０４）。
【００１１】
図５は、図４にて取り込まれた番組情報データを表示する処理手順を示すフローチャート図である。
番組情報画面の表示指示が行われると、表示開始処理へ入る（ステップＳ４０１）。
ＭＰＵ４が、記憶部６より１番組分の番組情報データを読み出す（ステップＳ４０２）。
開始時間順に並べ（ステップＳ４０３）、その番組データのメディア判定を行い、指定の表示色で表示をする（ステップＳ４０４）。
以上の処理を、一画面分に表示可能な番組数まで繰り返す（ステップＳ４０５）。
図６は、表示手段に番組情報を表示した表示画面の一実施例を示す図である。
【００１２】
さらに、前記放送受信装置において、前記メディア単位の表示背景色や文字色を、操作者の好みの色へ変更することも可能である。
図７は、各メディア毎の表示背景色や文字色を操作者の好みの色へ変更する画面を示す図である。
操作者は、ＯＳＤ画面の指示に従い、各メディアの表示色を選択すれば、好みの色で表示できる。
【００１３】
さらに、前記放送受信装置が備えたメディア識別制御手段より、現在視聴している番組のメディアの種類を識別し、この番組の番組情報や番組番号を表示するときの表示背景色や文字色等を、テレビジョンディスプレイ等の表示装置や、液晶パネル等の表示装置上に、識別されたメディアの種類に指定された表示背景色や文字色等と同一色で表示するようにすることも可能である。
図８は、前記メディア識別制御手段より、識別された現在視聴（選択）している番組のメディアの種類によって、番組情報をテレビジョンディスプレイに表示したときの表示画面例である。
図９は、同様に、番組情報をテレビジョンディスプレイに表示する場合、表示内容を簡略化したときの表示画面例である。
図１０は、前記メディア識別制御手段より、識別された番組のメディアの種類によって、液晶パネル等に番組情報を表示したときの表示画面例である。
【００１４】
【発明の効果】
本発明によると、映像、音声、データからなるテレビジョン放送（アナログ、デジタル、地上波、衛星、ケーブル等）等により得られた番組情報データから、番組のメディアを判別し、メディア毎に表示背景色や文字色等を指定して表示することにより、番組をメディア単位に、かつ、表示背景色や文字色等が識別可能に表示され、操作者が、一目でどのメディアを選択しているかを知ることができる。
【００１５】
さらに、本発明によると、メディア単位の表示背景色や文字色を、操作者の好みの色へ変更することにより、操作者が認識し易い色で、メディアの選択状態を知ることができる。
【００１６】
さらに、本発明によれば、テレビジョンディスプレイ等の表示装置や、液晶パネル等の表示装置上に、選択された番組の番組情報や番組番号を表示するときの表示背景色や文字色等を、この番組のメディアの種類に指定された表示背景色や文字色等と同一色で表示することにより、番組の選択状態を、受信装置本体でも、映像出力されたテレビジョンディスプレイの画面上でも、同様に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る放送受信装置のシステムの構成を示すブロック図である。
【図２】本発明に係る放送受信装置における番組情報を記憶部へ取り込むときメディア判定を行う処理手順を示すフローチャート図である。
【図３】図２の処理で、メディア別に取り込まれた番組情報データを表示する処理手順を示すフローチャート図である。
【図４】本発明に係る放送受信装置における番組情報を表示するときにメディア判定を行うものであって、番組情報を記憶部へ取り込む処理手順を示すフローチャート図である。
【図５】図４の処理で、記憶部に取り込まれた番組情報データメディア判定をして表示する処理手順を示すフローチャート図である。
【図６】表示手段に番組情報を表示した表示画面の一実施例を示す図である。
【図７】各メディア毎の表示背景色や文字色を変更する画面を示す図である。
【図８】テレビジョンディスプレイに番組情報を表示した画面を示す図である。
【図９】番組情報の表示内容を簡略化したテレビジョンディスプレイの表示画面例である。
【図１０】液晶パネル等に番組情報を表示したときの表示画面例である。
【符号の説明】
１…受信制御部、２…多重化分離部、３…音声復号部、４…ＭＰＵ、５…映像復号部、６…記憶部、７…表示制御部。

Claims

映像、音声やデータからなるテレビジョン放送の番組番号または番組情報データベースから、番組情報のメディアの種類を判別する判別手段と、該番組情報をメディアの種類単位に分別する分別手段と、メディアの種類単位毎に表示背景色や文字色等を指定して、前記分別手段で分別された番組情報を表示する表示手段を備え、前記表示手段は、現在視聴している番組のメディアの種類を前記判別手段により判別し、判別されたメディアの種類に指定されている表示背景色や文字色等で、現在視聴している番組の番組情報や番組番号を表示するようにしたことを特徴とする放送受信装置。
請求項１に記載の放送受信装置において、前記メディアの種類単位の表示背景色や文字色を、操作者の好みの色へ変更することを可能としたことを特徴とする放送受信装置。
請求項１または２に記載の放送受信装置において、前記表示手段で表示する表示装置を、現在視聴している番組の映像出力している画面または放送受信装置に備えられた液晶パネルとすることを特徴とする放送受信装置。