JPH09322007A - カラー画像処理装置及び方法 - Google Patents

カラー画像処理装置及び方法

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JPH09322007A
JPH09322007A JP8138636A JP13863696A JPH09322007A JP H09322007 A JPH09322007 A JP H09322007A JP 8138636 A JP8138636 A JP 8138636A JP 13863696 A JP13863696 A JP 13863696A JP H09322007 A JPH09322007 A JP H09322007A
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image processing
image
color
character
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JP8138636A
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Takeshi Matsukubo
勇志 松久保
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カラー画像に含まれる黒文字/黒線画をシャー
プに、かつ高速に印刷処理する。 【解決手段】文字太さ判定部112は入力画像中の文字
及び線画の太さとその領域を決定し、エッジ検出部11
0は文字及び戦後の輪郭を検出し、彩度判定部111は
線画の彩度を判定する。それらの判定結果を基に、LU
T117は画像処理のパラメータを決定し、マスキング
UCR部107及びフィルタ処理部108は、前記パラ
メータに従って、入力画像に黒文字/黒線画がシャープ
になるよう画像処理を施す。そのため、黒文字/線画を
シャープにするだけでなく、4ドラム方式のLBPから
出力することで、高速さも実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置及び
方法に関するものであり、特に、光学的に読み取られた
カラー画像、あるいは外部機器装置で生成される画像か
ら画像の特徴を抽出し、その結果から出力画像を処理す
る適応型の画像処理装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カラー画像データをデジタル的に
処理し、カラープリンタに出力してカラー画像を得るカ
ラープリント装置や、カラー原稿を色分解して電気的に
読取り、得られたカラー画像データを用紙上にプリント
出力することにより、カラー画像複写を行う、いわゆる
デジタルカラー複写機などのカラー印字システムの発展
はめざましいものがある。また、これらの普及に伴い、
カラー画像の印字品質に対する要求も高くなっており、
特に黒い文字や黒細線をより黒く、シャープに印字した
いということに加え、カラー出力の高速化に対する要求
が高まっている。即ち、高速化の実現のために従来の色
分解されたM,C,Y,Kの4色分の原稿走査を行う1
ドラム方式から、1回原稿走査の4連ドラム方式を採用
する方法が提案されている。
【0003】また、外部機器等(コンピュータ等で作成
された、いわゆるCG)の画像を出力する際にも同様
に、黒文字、黒細線をシャープに印字したいという要求
に応え、1ドラム方式のプリントする際の黒文字処理の
方法等も提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高速化
に対応した、4ドラム方式の画像形成装置を有する出力
装置においては、カラー画像信号に対して、黒文字、黒
細線をシャープに印字するという構成はなかった。
【0005】本発明は、カラー画像信号に含まれる黒文
字や黒細線をシャープに印字でき、しかも4ドラムによ
り高速に印字できるカラー画像処理装置及び方法を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のカラー画像形成装置は次のような構成から
なる。すなわち、カラー画像データを入力する入力手段
と、前記カラー画像データから、画像の属性情報を判定
する属性判定手段と、前記判定手段によって得られる属
性情報を、該属性情の値に応じたパラメータに変換する
変換手段と、前記変換手段により得られるパラメータに
基づいて、前記カラー画像データに画像処理を施す画像
処理手段と、前記画像処理手段により処理されたカラー
画像を、該カラー画像を構成する各色要素ごとに独立し
た画像形成部により印刷記録する出力手段とを備える。
【0007】また、本発明のカラー画像形成方法は次の
ような構成からなる。すなわち、カラー画像データを入
力する入力工程と、前記カラー画像データから、画像の
属性情報を判定する属性判定工程と、前記判定工程によ
って得られる属性情報を、該属性情の値に応じたパラメ
ータに変換する変換工程と、前記変換工程により得られ
るパラメータに基づいて、前記カラー画像データに画像
処理を施す画像処理工程と、前記画像処理工程により処
理されたカラー画像を、該カラー画像を構成する各色要
素ごとに独立した画像形成部により印刷記録する出力工
程とを備える。
【0008】
【発明の実施の形態】
[第1の実施形態]以下、好ましい実施例に基づき、本
発明を説明する。
【0009】図1に本発明の第1の実施例のカラー画像
形成装置の外観図を示す。以下好ましい実施例に基づき
本発明を詳細に説明する。図2に本実施例における装置
断面図を示す。 <装置の構成>図2において、画像処理部212は、外
部機器から入力された画像情報を電気信号として処理
し、プリント信号として出力する部分である。半導体レ
ーザ213,214,215,216は、画像処理部2
12よりの出力信号によって駆動され、それぞれの半導
体レーザによって発光されたレーザ光はプリントごとの
ポリゴンミラー217,218,219,220によっ
てプリント色ごとの感光ドラム225,226,22
7,228上に走査され潜像を形成する。現像器22
1,222,223,224は、それぞれブラック(B
k)、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)
のトナーによってドラム上の潜像を現像する。用紙カセ
ット229,230,231及び手差しトレイ232の
いずれかが選択され、給紙された用紙は、レジストロー
ラ233を経て転写ベルト234上に吸着され搬送され
る。給紙タイミングと同期をとられ、予め、感光ドラム
228,227,226,225には、各色の像が現像
されており、用紙に転写される。各色のトナーが転写さ
れた用紙は、分離/搬送され定着され、排紙トレイ23
6上に排紙される。以上が装置の大まかな動作について
の説明である。
【0010】図1は本発明の特徴を最もよく表すブロッ
ク図であり、画像信号の流れを示す。カラー画像信号
は、外部機器115から転送されるRGB信号である。
RGB信号は、入力マスキング部104にて入力マスキ
ングが施される。次に補正された各RGB信号は次の濃
度変換部105でLOG特性に合わせて色材に対応した
色データC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロ
ー)に変換される。この変換されたC,M,Yのデータ
がメモリ106に格納される。
【0011】107はマスキング及びUCR部であり、
詳しい説明は後述するが、入力されたY,M,Cの3原
色信号により、信号ucrに応じた率で黒信号(Bk)
を抽出し、更にプリンタでの記録色材の色濁りを補正す
る演算を施されてY,M,C,Bkの信号が所定のビッ
ト幅(8ビット)で出力される。
【0012】108は空間フィルタ処理部であり詳細は
後述するが、2ビットのfilter信号に基づいてエ
ッジ強調、スムージング処理を切り換える。
【0013】このように処理されたM,C,Y,Bkの
画像信号と200線/400線切り換え信号であるse
n信号はレーザドライバに送られ、プリンタ部でPWM
による濃度記録が行われる。
【0014】黒文字/黒線画検出部120では、入力R
GB信号に基づいて黒文字や黒線画を検出して、UCR
処理やフィルタ処理、記録する線密度の切換のためのパ
ラメータucr,filter,senを出力する。 <黒文字/黒線画検出部120>次に、黒文字/黒線画
の検出について説明する。黒文字/黒線画検出部120
は、エッジ検出部110と彩度判定部111と太さ判別
部112とを含んでいる。 ・エッジ検出部110について 上述のごとくマスキング変換された信号R,G,Bは、
エッジ検出部110に入力される。図3にエッジ検出部
110のブロック図を示す。輝度算出部301では、以
下の式に従って輝度信号Yが算出される。
【0015】 Y=0.25R+0.5G+0.25B (1) 図4は輝度算出部301の詳細な構成を示す図である。
図4において入力された色信号R,G,Bは各々に対
し、乗算器401,402,403で各係数0.25,
0.5,0.25が乗じられた後、加算器404,40
5で加算され、(1)式に従った輝度信号Yが算出され
る。
【0016】図5は、エッジMIN方向検出部302の
構成を示す。入力された輝度信号Yは、FIFO501
〜502により各1ラインずつ遅延した3ライン分に拡
張され、周知のラプラシアンフィルタ503〜506に
かけられ、図5(a)〜(d)に矢印で示した4方向の
うち、フィルタの出力値であるエッジ量の絶対値が最小
の値をとる方向を求め、その方向をエッジMIN方向と
する。
【0017】次にMIN方向スムージング部303で、
エッジMIN方向検出部302で求めたエッジMIN方
向に対してスムージング処理を施す。この処理により、
エッジ成分の最も大きい方向のみを保存し、その他の方
向を平滑化することができる。即ち、複数の方向に対し
てエッジ成分が大きい網点成分は、エッジ成分が平滑化
されてその特徴は減少し、一方、一方向にのみエッジ成
分が存在する文字/細線は、その特徴は保存されるとい
う効果が上げられる。必要に応じてこの処理を繰り返す
ことで、線成分と網点成分の分離がより一層効果的に行
われ、従来のエッジ検出法では検出できなかった、網点
中に存在する文字成分も検知することが可能となる。そ
の後、エッジMIN方向に対するエッジ成分が平滑化さ
れた信号は、エッジ信号生成部304において前述のラ
プラシアンフィルタにかけられ、エッジ量の絶対値a以
下のものは除去されて、エッジ量の絶対値がa以上のも
ののみを“1”としたエッジ検出信号として出力され
る。
【0018】図6は輝度データYにおける画像データの
例(a)と、エッジ検出信号を示す図(b)である。更
に、上記のエッジ検出信号を、エッジ信号生成部304
により、7×7、5×5、3×3のブロックサイズで膨
張した信号と、膨張なし及びエッジなしの5つのコード
で表したものが出力信号“edge”(3ビット)であ
る。ここで、信号の膨張とは、ブロック内の全ての画素
の信号値をOR演算することを言う。すなわち、注目画
素自身が“1”であれば「膨張なし(1×1)」であ
り、「膨張なし」でなく、3×3で膨張した場合に
“1”となれば「3×3」、「3×3」でなく、5×5
で膨張した場合に“1”となれば「5×5」、「5×
5」でなく、7×7で膨張した場合に“1”となれば
「7×7」、7×7でも“1”にならなければ「エッジ
なし」となる。エッジなしとは、後述の図21で言うと
ころの「内部」に相当する意味である。
【0019】このように、エッジ検出部110は、画像
のエッジ及びそれを膨張した信号edgeを出力する。 ・彩度判定部111について 図7は、彩度判定部111の詳細な構成を示す図であ
る。色信号R,G,Bに対し、最大検出部701と最小
値検出部702によって最大値MAX(R,G,B)、
及び最小値MIN(R,G,B)がそれぞれ抽出され、
その差ΔCが減算器703で算出される。差ΔCは、次
のLUT(ルックアップテーブル)704で図7に示す
様な特性に従ってデータ変換が行われ、彩度信号Crが
生成される。図7においては、ΔCが“0”に近い程彩
度が低く(無彩色に近く)、ΔCが大きい程有彩色の度
合が強いことを示している。従って図8の特性より、変
換後のデータCrは無彩色の度合が強い程大きい値を示
し、有彩色の度合が強い程、“0”に近づく。また、変
化の度合は図8に従うことを示している。図1の出力信
号の“col”は、色、黒、中間(色と黒の間の色)、
白がそれぞれ2ビットのコードで表現される信号であ
る。彩度判定部111では、本実施例では、信号col
として、黒かそうでないかを示す値が、Crの値に応じ
て出力される。例えば、Crにより無彩色であることが
示され、なおかつRGBが所定値以上であれば、黒と判
定できる。 ・文字の太さ判定部112について 図9は文字の太さ判定回路112を説明するためのブロ
ック図である。
【0020】まず、入力マスキング回路106からの出
力であるレッド信号データR、グリーン信号データG、
ブルー信号データBが最小値検出部901に入力され
る。最小値検出部901では、入力されたRGB信号の
最小値MINRGBを求める。次に、平均値検出部902
にMINRGBを入力し、注目画素近傍の5画素×5画素
のMINRGBの平均値AVE5と、近傍3画素×3画素
のMINRGBの平均値AVE3を求める。
【0021】次に、文字・中間調検出部903にAVE
5とAVE3が入力される。この文字・中間調領域検出
部903では、画素毎に注目画素の濃度、及び注目画素
とその近傍の平均濃度との変化量を検出することによっ
て、注目画素が文字または中間調領域の一部であるかど
うかの判別を行う。
【0022】図10に文字・中間調領域検出部903を
示す。文字・中間調領域検出部903では、まず、AV
E3に適当なオフセット値OFST1を加え、コンパレ
ータ2031においてAVE5と比較する。また、オフ
セット値OFST1が加算されたAVE3を、コンパレ
ータ2032において適当なリミット値LIM1と比較
する。そして、それぞれの出力値がOR回路2033に
入力され、 AVE3+OFST1<AVE5 (2) または AVE3+OFST1<LIM1 (3) の時に、出力信号BINGRAがHIGHになる。つま
り、この回路によって、注目画素近傍に濃度変化が存在
する場合(文字のエッジ部)、または注目画素付近があ
る値以上の濃度を持っている場合(文字の内部及び中間
調部)に文字・中間調領域信号BINGRAがHIGHに
なる。
【0023】次に、網点領域検出部904において、網
点領域を検出する。図11に網点領域検出部904を示
す。まず、最小値検出部901にて検出されたMINRG
Bに適当なオフセット値OFST2を加え、コンパレー
タ2041においてAVE5と比較する。また、コンパ
レータ2042において、MINRGBと適当なリミット
値LIM2とを比較する。そして、それぞれの出力値が
OR回路2043に入力され、 MINRGB+OFST2<AVE5 (4) または MINRGB+OFST2<LIM2 (5) の時に、出力信号BINAMIがHIGHになる。つま
り、この回路によって、注目画素とその近傍画素とに所
定値以上の濃度変化が存在する場合(文字のエッジ
部)、または注目画素がある値以上の濃度を持っている
場合(文字の内部及び中間調部)に信号BINAMIは、
HIGHとなる。
【0024】次に、BINAMI信号を用いて、エッジ方
向検出部2044で、画素毎のエッジの方向を求める。
図12にエッジ方向検出部2044での、エッジ方向検
出のルールを示す。図12において、3×3の中央の画
素が注目画素となる。その近傍の8画素が、図12
(0)〜(3)のいずれかの条件を満たす場合、すなわ
ち、注目画素を挟んで縦あるいは横方向について対向す
る画素のBINAMIがそれぞれHIGH,LOWである
場合、エッジ方向信号DIRAMIの0ビット〜3ビット
のいずれかが、それぞれHIGHになる。
【0025】更に、次の対向エッジ検出部2045にお
いて、注目画素を囲む5画素×5画素の領域内で、互い
に対抗するエッジを検出する。図13に示す、注目画素
のDIRAMI信号をA33とした座標系において、対向
エッジ検出のルールを以下に示す。 (1)A11,A21,A31,A41,A51,A2
2,A32,A42,A33のいずれかのビット0がH
IGH、かつA33,A24,A34,A44,A1
5,A25,A35,A45,A55のいずれかのビッ
ト1がHIGH (2)A11,A21,A31,A41,A51,A2
2,A32,A42,A33のいずれかのビット1がH
IGH、かつA33,A24,A34,A44,A1
5,A25,A35,A45,A55のいずれかのビッ
ト0がHIGH (3)A11,A12,A13,A14,A15,A2
2,A23,A24,A33のいずれかのビット2がH
IGH、かつA33,A42,A43,A44,A5
1,A52,A53,A54,A55のいずれかのビッ
ト3がHIGH (4)A11,A12,A13,A14,A15,A2
2,A23,A24,A33のいずれかのビット3がH
IGH、かつA33,A42,A43,A44,A5
1,A52,A53,A54,A55のいずれかのビッ
ト2がHIGH 上記(1)〜(4)の内、いずれかの条件を満たした
時、EAAMIをHIGHにする。対向エッジ検出回路
2045において対向エッジが検出された場合には、対
向エッジ信号EAAMIがHIGHになる。信号EAA
MIは、注目画素を中心として、5×5画素の範囲内
に、縦方向あるいは横方向について対向するエッジが存
在することを示す。
【0026】次に膨張部2046において、EAAMI
信号に対して、3画素×4画素の膨張を行い、注目画素
の近傍3画素×4画素にEAAMIがHIGHの画素が
あれば、注目画素のEAAMI信号をHIGHに置き換
える。更に、収縮部2047と膨張部2045を用い
て、5画素×5画素の領域で孤立した検出結果を除去
し、出力信号EBAMIを得る。ここで、収縮とは、入力
された全ての信号がHIGHの時のみHIGHを出力す
ることである。
【0027】次に、カウント部2049において、膨張
部2048の出力信号EBAMIがHIGHである画素の
個数を、適当な大きさを持つウインドウ内で数える。本
実施形態では、注目画素を含む5画素×68画素の領域
を参照する。ウインドウの形を図14に示す。図14に
おいて、ウインドウ内のサンプル点は、主走査方向に4
画素おきに9点、副走査方向に5ライン分の合計45点
である。1つの注目画素に対して、このウインドウが主
走査方向に4画素ずつ移動することにより、ウインドウ
は(1)〜(9)の9つ用意されたことになる。即ち、
注目画素を中心として5画素×68画素の領域を参照し
たことになる。そして、それぞれのウインドウにおいて
EBAMIをカウントして、EBAMIがHIGHの個数が適
当なしきい値を越えた場合に、網点領域信号AMIをH
IGH出力にする。
【0028】すなわち、網点領域信号AMIは、対向す
るエッジに挟まれた孤立していない画素が、おおむね均
等に分布している領域に含まれる画素を示す信号とな
る。
【0029】以上網点領域検出回路2014の処理によ
り、前記BINGRA信号では孤立点の集合として検出
された網点画像を、領域信号として検出することが可能
になる。
【0030】次に、上記の処理により検出された文字・
中間調領域信号BINGRAと網点領域信号AMIは、
OR回路905においてOR演算され、入力画像の2値
化信号PICTが生成される。次に、エリアサイズ判定
部906にPICT信号を入力し、2値化信号のエリア
サイズを判定する。
【0031】図15に、エリアサイズ判定部906を示
す。この回路は、複数の収縮回路2081と膨張回路2
082のペアが存在し、それぞれ参照する領域のサイズ
が異なっている。PICT信号は収縮回路の大きさに合
わせてライン遅延された後に、まず収縮回路2081に
入力される。本実施形態では、23画素×23画素の大
きさから縦横2画素ずつ順次広げて35画素×35画素
まで7種類の収縮回路を用意している。収縮回路208
1から出力された信号は、ライン遅延された後に膨張回
路2082に入力される。本実施例では、図208に示
す収縮回路の出力に対応して、27画素×27画素から
39画素×39画素まで7種類の膨張回路を用意し、そ
れぞれの膨張回路からの出力信号PICT_FHを得
る。
【0032】この出力信号PICT_FHは、注目画素
が文字の一部である場合には、その文字の太さによって
PICT_FHの出力が定まる。この様子を図16で示
す。例えば、PICT信号が幅26画素を持つ帯状に存
在する場合、27×27より大きいサイズの収縮を行う
と出力は全て0になり、25×25より小さいサイズの
収縮を行うと、中央に幅2画素が帯状に残る。その後に
それぞれのサイズに応じた膨張、この場合には29×2
9の膨張を行うと、幅30画素の帯状の出力信号PIC
T_FH(1)が得られる。そこで、これらの出力PI
CT_FH(0)〜(7)をエンコーダ2083に入力
することにより、注目画素が属する画像領域信号ZON
E_Pが求まる。
【0033】エンコーダ2083のエンコードルールを
図17に示す。この処理によって、広い領域においてP
ICT信号がHIGHである写真画像などの中間調領域
や網点画像は領域7(最大値)として定義され、エリア
サイズが最大値よりも小さい(細い)文字や線画像は、
その大きさ(太さ)に応じた多値の画像領域に定義され
る。本実施形態では、ZONE_P信号を3ビットと
し、文字の太さを8段階で表す。最も細い文字を0と
し、最も太い文字(文字以外の領域も含む)を7とす
る。図18はZONE補正部2084を説明するための
図である。ここで、複数のFIFO2112によりライ
ン遅延されたZONE_P信号は、平均値算出部211
1に入力され、10画素×10画素の平均値が算出され
る。ZONE_P信号は、太いほど値が大きく、細いほ
ど信号値が小さくなっているため、この平均値算出部2
111の出力が、そのまま補正ZONE信号となる。こ
こで、補正に用いるためのブロックサイズは、文字の太
さを判定するためのブロックサイズの大きさに応じて定
めることが望ましい。この補正ZONE信号を用いて、
それ以後の処理を行うことで、急激に文字/線の太さが
変化する部分においても、太さの判定は滑らかに変化
し、黒文字処理の変化による画像品位の低下がより改善
される。
【0034】ここで、前述の通り、ZONE信号が7で
あるエリアは、中間調領域あるいは網点領域とみなすこ
とができる。そこで、これを利用して、ZONE信号と
エッジ信号より、網点や中間調の領域内に存在する文字
/線を、他の領域の文字/線と区別することが可能であ
る。以下にこの方法を述べる。
【0035】図19に、網点/中間調中の文字検出のた
めのアルゴリズムを示す。まず、前述のPICT信号に
対して、ステップS2111で、5×5のブロックで膨
張処理を行う。この処理により、不完全な検出になりや
すい網点領域に対して、その検出領域を補正する。次
に、この出力信号に対して、ステップS2112におい
て11×11のブロックの収縮処理を行う。これらの処
理によって得られた信号FCHは、PICT信号に対し
て3画素分収縮した信号となる。この処理はPICT縮
小部907により行われる。
【0036】図20に、信号FCHとエリアサイズ信号
ZONEとエッジ信号edgeとにより、網点領域ある
いは中間調領域上の黒文字/黒線画を判定する要領を示
す。すなわち、検出されたエッジが画像の縁であれば、
それは黒文字/線として処理しないが、画像領域の中で
あれば、それは網点または中間調領域中の黒文字/線と
して処理する。画像の縁は、信号FCHを生成する際に
信号PICTが縮小された縁の部分である3画素分によ
り示されている。すなわち、FCH=0(画像領域の縁
あるいは外)であって、なおかつ信号ZONEにより示
される幅が最大であるなら、そこは画像の縁であると判
定できる。
【0037】そこで、このFCH信号とZONE信号と
エッジ信号を組み合わせることで、白地中のエッジと、
網点/中間調中のエッジの区別ができ、網点画像中にお
いても、網点成分を強調してしまうことなく、また、写
真の縁などの黒文字処理が不必要な部分を処理すること
なく、黒文字処理を行うことができる。
【0038】次にLUT113について説明をする。
【0039】LUT113は、エッジ検出部110,彩
度判定部111,太さ判定部112で各々判定された信
号、edge,col,ZONE,FCHを入力とし、
図21に示されるようなテーブルに従って“ucr”
“filter”“sen”の各処理用の信号を出力す
る。これらは、それぞれマスキングUCR係数、空間フ
ィルタ係数、プリンタ解像度を制御するための信号であ
り、それぞれマスキングUCR部107,フィルタ処理
部108,カラーLBP109に入力される。テーブル
の特徴としては、 (1)文字の太さに応じて多値の黒文字処理が可能であ
る。
【0040】図21では、信号ZONEの値が大きくな
るほど、抽出される信号ucrを大きくし、黒成分の割
合を小さくしている。 (2)エッジ領域の範囲が複数用意されているため、文
字の太さに応じて黒文字処理領域を選択することができ
る。本実施例では、最も細い文字に対して最も広い領域
を処理する。
【0041】図21では、信号colが1であり、かつ
信号ZONEが0の場合に、1×1から7×7までのe
dge信号に対して信号ucrを0としており、最も細
い時に対して最も広いエッジ領域で、黒抽出の率を最大
としている。 (3)文字のエッジと、文字の内部の処理の度合に差を
付けて黒文字処理を行い、より滑らかな黒の量の変化を
実現している。
【0042】図21では、信号edgeが「内部」の場
合とそうでない場合とで信号ucrの値を変えている。 (4)網点/中間調中の文字を、白地中の文字と区別し
て処理を行う。 (5)文字のエッジ、文字の内部、網点/中間調画像に
対してそれぞれ空間フィルタの係数を変える。空間フィ
ルタの係数は、信号filterを変えることで実現さ
れる。また、文字エッジに対しても、太さに応じて係数
を変化させる。 (6)細い文字に対してプリンタの解像度を変化させ
る。 (7)色文字に対しては、マスキングUCR係数以外
は、全て黒文字と同じ処理を行う。
【0043】当然のことながら、上に挙げた本実施例の
処理に限らず、入力信号に対して様々な組み合わせによ
り、色々な処理方法が考えられる。
【0044】いずれにしても、信号colによって注目
画素が黒か否かを表わし、信号ZONEによってその注
目画素の含まれる領域の大きさを表わし、信号edge
によって注目画素からエッジまでの距離を表わし、信号
FCHによって画像領域の縁を表わして、LUT113
では、それぞれの値に応じて、黒文字あるいは黒線画が
シャープになるように、黒抽出の割合のパラメータであ
る信号ucr,フィルタ処理の係数のパラメータである
信号filter,プリンタ解像度のパラメータである
信号senを所望の値で与える。 <画像の処理>マスキングUCR処理回路107では、
LUT113から入力されるUCR制御信号UCRによ
り、黒信号Bkの生成及び出力マスキングを行う。ま
ず、C,M,Yの最小値MINCMYを求める。次に4×
8のマスキングを行う。
【0045】UCR係数は、信号ucrの値に応じて切
り換える。信号ucrの値が0から7まで増加するにつ
れ、UCR率は1.0から減少する。
【0046】信号ucrの値は、網点/中間調画像(Z
ONE信号が7)に対してはUCR係数は全て1.0で
あるが、最も細い文字(ZONE信号が0)に対しては
Bk単色が出力されるようにUCR係数を設定すべく、
LUT113により決定されている。また、中間の太さ
に対しては、太さに応じた色みの変化が滑らかにつなが
る様にUCR係数を決定してBkの量を制御すべく、信
号ucrの値は決められている。
【0047】空間フィルタ部111では、5画素×5画
素のフィルタを2つ用意し、1つ目のフィルタの出力信
号を2つ目のフィルタの入力につなげている。フィルタ
係数として、スムージング、強エッジ強調、中エ
ッジ強調、弱エッジ強調を用意し、LUT113から
のfilter信号によって係数を画素ごとに切り替え
る。また、2つのフィルタを用いることにより、スムー
ジングの後にエッジ強調をしてモアレを軽減したエッジ
強調を実現し、また2種類のエッジ強調係数を組み合わ
せることにより、より高品位の画像の出力を可能にして
いる。
【0048】カラーLBP109では、信号senに応
じて、200線か400線かを切換、解像度を切り換え
る。
【0049】以上のような構成により、本実施形態のカ
ラー画像形成装置では、白地上の黒文字/黒線画や、網
点・中間調領域上の黒文字/黒線画をシャープに形成す
ることができる。さらに、画像の印刷を、各色要素ごと
に独立した現像ドラムを用いた4ドラム方式のエンジン
を用いているため、高速な印字が可能となる。
【0050】なお、本実施例では、外部機器からのRG
Bより、黒文字、黒細線を抽出しているが、Lab信号
より抽出するもできる。
【0051】また、外部機器より転送されてきたRGB
より濃度変換された(いわゆるCMY)信号より、黒文
字、黒細線を抽出することもできる。この場合には、Y
MC信号を一旦RGB信号に変換して黒文字/黒線画検
出部120による処理を行なってもよいし、その中の各
部をYMC信号に対応して変更しても良い。 [第2の実施形態]次に、第2の実施形態の装置を説明
する。この装置は、第1の実施形態のように、外部機器
115から画像データのみならず、原稿画像を読み取っ
て得た画像データに対しても上述の実施例の処理を行う
ものである。図22にそのブロック図を示す。また、図
23にその断面図を示す。なお、図2と共通の部分は同
じ参照番号を付して説明を省略する。
【0052】図23において、201は原稿台ガラスで
あり読み取られるべき原稿202が置かれる。原稿20
2は、照明203によって照射され、ミラー204,2
05,206を経て、光学系207によりCCD208
上に像が投影される。ここでCCDは、R(レッド)、
B(ブルー)、G(グリーン)の3ラインのCCDライ
ンセンサにより構成される。更に、モータ209により
ミラー204、照明203を含む第1ミラーユニット2
10は速度Vで駆動され、ミラー205,206を含む
第2ミラーユニット211は速度1/2Vで駆動され、
原稿202の全面が走査される。画像処理回路部212
は、読み取られたRGB画像信号を第1の実施形態の装
置と同じ要領でYMCBkの4色に変換し、各色要素ご
との信号としてレーザービームを半導体レーザ213〜
216により変調・出力する。
【0053】また、画像処理回路部212では、外部機
器215とCCD208からの読取り信号とを切り換え
る。
【0054】図22は本実施形態の装置のブロック図で
ある。図22において、原稿画像の反射光は、カラー画
像読み取り用CCD101(図22のCCD208と同
じもの)により色分解されて入光される。カラー原稿の
RGB色成分に応じた電気信号は、各色ごとにアナログ
処理回路102でサンプルホールドされ、黒補正、白補
正、色バランス等の処理を受けた後、A/D変換器10
2でデジタル化され、シェーディング補正回路103で
画像読取り部のシェーディング特性が補正される。入力
マスキング部以下は、第1の実施形態と同様であるが、
LUT部113は、外部機器からの信号areaによ
り、図21に示したテーブルを変えることができる。
【0055】このように、本実施形態の画像形成装置は
第1の実施の形態における装置おおむね同じだが、つぎ
のような点で相違している。
【0056】入力されるカラー画像が、CCD101
からか、外部機器115から化に応じて、エッジ検出部
110,彩度判定部111,太さ判定部112の各々の
判定のパラメータを変えることが必要となる。それは例
えば、CCD101からは文字画像を主体とした画像が
入力され、外部機器115からは自然画像が入力される
ことが多いとか、あるいは階調や解像度が外部機器とC
CD101とで異なっているなどということによる。切
換は、図22における切り換え信号で行われる。
【0057】パラメータとしては、例えば、エッジ検出
時の閾値a、彩度判定時の図8に示した変換特性、太さ
判別時の、注目画素近傍における濃度変化を判定するた
めのオフセット値OFST1,OFST2や、注目画素
自身の濃度を判定するためのリミット値LIM1,LI
M2といった値がある。例えば階調数が小さくなれば、
オフセットOFST1,OFST2や、リミット値LI
M1,LIM2といった値を階調数に合わせて小さくし
なければ、適正な領域検出はできなくなる。
【0058】信号areaによりLUT113が参照
するテーブルを変更できる。この場合、信号areaが
取り得る数だけテーブルを用意し、areaの値に対応
したテーブルを予め設定しておき、areaに応じて使
用するテーブルを変える。これは、入力する画像の特性
に応じて変えれば良い。例えば、外部機器から入力する
画像が、本来モノクロームの画像であるような場合、U
CR係数をすべての場合において、1.0にするような
パラメータを設定することができる。このため、第1の
実施形態として説明したテーブルの特徴(1)〜(7)
に加えて、 (8)光学的に読み取られた画像(リーダ入力)か、外
部機器で形成された画像(外部機器入力)かに応じて、
出力される信号の値を変えられる。という特徴が付加さ
れる。
【0059】これにより、画像の入力を原稿から光学的
に読み取るか、外部装置で形成するか選択でき、しか
も、各々に適合したパラメータを設定して印刷出力する
ことができる。そのため、いっそうの画質の向上を計る
ことができる。
【0060】また、上述のように判定パラメータを変え
る代わりに、外部機器入力とリーダ入力とで、LUT1
13の内容を異なったものとしてもよい。 [第3の実施形態]本実施形態の装置のブロック図を図
24に示す。この構成は、第2の実施形態の装置からa
rea信号を取り除き、LUT113でのテーブルの選
択をできないようにしたものである。その他の構成は、
第2の実施形態の装置と同様である。
【0061】このように構成したことで、光学的な画像
入力あるいは外部機器により形成された画像のいずれに
対しても、シャープな黒文字/黒線画を高速に印刷出力
することができる。
【0062】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、4ドラム方式にお
いて、外部機器から画像データを供給する場合に、ドラ
ム間の位置ずれに基づく色成分間の画像データ供給タイ
ミングを考慮する必要がなくなるとともに、入力された
カラー画像データに対して黒の再現性を向上させる構成
を付加させることで、より高画質の画像再現が可能にな
る。
【0064】また、画像の入力元が、外部機器による形
成か、原稿画像の光学的な読み取りによるかに応じて、
最適なパラメータを設定することで、画像の入力元に関
らず、画質を向上させることができる。
【0065】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態のカラー画像形成装置の外観図
である。
【図2】第1の実施形態における装置断面図である。
【図3】エッジ検出部110のブロック図である。
【図4】輝度算出部301の詳細な構成を示す図であ
る。
【図5】エッジ量が絶対値が最小値となる方向を求める
ためのフィルタの図である。
【図6】輝度データYにおける画像データの例(a)
と、エッジ検出信号を示す図(b)である。
【図7】彩度判定部111の詳細な構成を示す図であ
る。
【図8】色信号の最大値と最小値の差ΔCから信号co
lを得る際の変換の特性図である。
【図9】文字の太さ判定部112を説明するためのブロ
ック図である。
【図10】文字・中間調領域検出部903を示すブロッ
ク図である。
【図11】網点領域検出部904を示すブロック図であ
る。
【図12】エッジ方向検出部2044での、エッジ方向
検出のルールを示す図である。
【図13】対向するエッジを検出する際の画素の並びを
示す図である。
【図14】網点を検出するためのウインドウの形を示す
図である。
【図15】エリアサイズ判定部906を示すブロック図
である。
【図16】信号PICTから信号PICT_FCを得る
手順の例を示す図である。
【図17】エンコーダ2083のエンコードルールを示
す図である。
【図18】ZONE補正部2084を説明するための図
である。
【図19】網点/中間調中の文字検出のためのアルゴリ
ズムを示す図である。
【図20】信号FCHとエリアサイズ信号ZONEとエ
ッジ信号edgeとにより、網点領域あるいは中間調領
域上の黒文字/黒線画を判定する要領を示す図である。
【図21】LUT部113により出力信号を得るための
テーブルである。
【図22】第2の実施形態の装置のブロック図である。
【図23】第3の実施形態の装置の断面図である。
【図24】第3の実施形態の装置のブロック図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/46 H04N 1/46 Z

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部機器からのカラー画像を入力する手
    段と、 前記カラー画像データを少なくとも1画像分記憶する記
    憶手段と、 前記カラー画像データから、画像の属性情報を判定する
    属性判定手段と、 前記判定手段によって得られる属性情報を、該属性情報
    の値に応じたパラメータに変換する変換手段と、 前記変換手段により得られるパラメータに基づいて、前
    記カラー画像データに画像処理を施す画像処理手段と、 前記画像処理手段により処理されたカラー画像を、該カ
    ラー画像を構成する各色要素ごとに独立した画像形成部
    により印刷記録する出力手段とを備えることを特徴とす
    るカラー画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記属性判定手段は、画像中の文字/線
    画の太さを判定し領域を判定する第1の判定手段と、画
    像中の文字/線画の輪郭を検出する第2の判定手段と、
    画像中の線画の彩度を判定する第3の判定手段とを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載のカラー画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記画像処理手段は、入力されたカラー
    画像から、重複した色要素を黒に変換した第2のカラー
    画像を得、その際、黒に変換する割合を、文字/線画の
    太さにより変化させることを特徴とする請求項2に記載
    のカラー画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記画像処理手段は、入力されたカラー
    画像から輪郭として検出する領域の幅を、文字/線画の
    太さにより変化させることを特徴とする請求項2に記載
    のカラー画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記画像処理手段は、入力カラー画像中
    のエッジを処理する空間フィルタ処理を行い、その際、
    文字/線画の太さにより空間フィルタ係数を切り替える
    ことを特徴とする請求項2に記載のカラー画像処理装
    置。
  6. 【請求項6】 前記画像処理手段は、前記文字/線画判
    定手段により判定された、文字/線画を、それが白地中
    であるか、前記第1の判定手段により判定された領域中
    あるかに応じた処理を行うことを特徴とする請求項2に
    記載のカラー画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記入力手段は、原稿画像を光学的に読
    み取る読取り手段を含むことを特徴とする請求項1に記
    載のカラー画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記入力手段は、外部機器で形成された
    画像データと、原稿画像を光学的に読み取る読取り手段
    により読み取られた画像データのいずれかを選択的に入
    力することを特徴とする請求項1に記載のカラー画像処
    理装置。
  9. 【請求項9】 前記変換手段は、変換のしかたを選択す
    る選択信号を参照し、前記属性情報を、前記参照信号に
    応じたパラメータに変換することを特徴とする請求項1
    に記載のカラー画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記画像処理手段はYMCKの4色を
    要素色とするカラー画像を出力し、前記出力手段は、Y
    MCK各色ごとの画像を、各色に対応する現像ドラム上
    に形成し、該画像を記録媒体に転写してカラー画像を印
    刷出力する4ドラムの電子写真方式であることを特徴と
    する請求項1に記載のカラー画像処理装置。
  11. 【請求項11】 外部機器からのカラー画像を入力する
    工程と、 前記カラー画像データを少なくとも1画像分記憶する記
    憶工程と、 前記カラー画像データから、画像の属性情報を判定する
    属性判定工程と、 前記判定工程によって得られる属性情報を、該属性情の
    値に応じたパラメータに変換する変換工程と、 前記変換工程により得られるパラメータに基づいて、前
    記カラー画像データに画像処理を施す画像処理工程と、 前記画像処理工程により処理されたカラー画像を、該カ
    ラー画像を構成する各色要素ごとに独立した画像形成部
    により印刷記録する出力工程とを備えることを特徴とす
    るカラー画像処理方法。
  12. 【請求項12】 前記属性判定工程は、画像中の文字/
    線画の太さを判定し領域を判定する第1の判定工程と、
    画像中の文字/線画の輪郭を検出する第2の判定工程
    と、画像中の線画の彩度を判定する第3の判定工程とを
    含むことを特徴とする請求項11に記載のカラー画像処
    理方法。
  13. 【請求項13】 前記画像処理工程は、入力されたカラ
    ー画像から、重複した色要素を黒に変換した第2のカラ
    ー画像を得、その際、黒に変換する割合を、文字/線画
    の太さにより変化させることを特徴とする請求項12に
    記載のカラー画像処理方法。
  14. 【請求項14】 前記画像処理工程は、入力されたカラ
    ー画像から輪郭として検出する領域の幅を、文字/線画
    の太さにより変化させることを特徴とする請求項12に
    記載のカラー画像処理方法。
  15. 【請求項15】 前記画像処理工程は、入力カラー画像
    中のエッジを処理する空間フィルタ処理を行い、その
    際、文字/線画の太さにより空間フィルタ係数を切り替
    えることを特徴とする請求項12に記載のカラー画像処
    理方法。
  16. 【請求項16】 前記画像処理工程は、前記文字/線画
    判定工程により判定された、文字/線画を、それが白地
    中であるか、前記第1の判定工程により判定された領域
    中あるかに応じた処理を行うことを特徴とする請求項1
    2に記載のカラー画像処理方法。
  17. 【請求項17】 前記入力工程は、原稿画像を光学的に
    読み取る読取り工程を含むことを特徴とする請求項11
    に記載のカラー画像処理方法。
  18. 【請求項18】 前記入力工程は、外部機器で形成され
    た画像データと、原稿画像を光学的に読み取る読取り工
    程により読み取られた画像データのいずれかを選択的に
    入力することを特徴とする請求項11に記載のカラー画
    像処理方法。
  19. 【請求項19】 前記変換工程は、変換のしかたを選択
    する選択信号を参照し、前記属性情報を、前記参照信号
    に応じたパラメータに変換することを特徴とする請求項
    11に記載のカラー画像処理方法。
  20. 【請求項20】 前記画像処理工程はYMCKの4色を
    要素色とするカラー画像を出力し、前記出力工程は、Y
    MCK各色ごとの画像を、各色に対応する現像ドラム上
    に形成し、該画像を記録媒体に転写してカラー画像を印
    刷出力する4ドラムの電子写真方式であることを特徴と
    する請求項11に記載のカラー画像処理方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012064994A (ja) * 2010-09-14 2012-03-29 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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