JPH09321640A - オーディオ装置 - Google Patents

オーディオ装置

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JPH09321640A
JPH09321640A JP8139294A JP13929496A JPH09321640A JP H09321640 A JPH09321640 A JP H09321640A JP 8139294 A JP8139294 A JP 8139294A JP 13929496 A JP13929496 A JP 13929496A JP H09321640 A JPH09321640 A JP H09321640A
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JP
Japan
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front panel
panel
main body
attachment
lock
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JP8139294A
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Inventor
Michio Todaka
道男 戸高
Naoto Yamagishi
直人 山岸
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Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】分離時におけるフロントパネルの装置本体から
の脱落を防止するオーディオ装置を提供する。 【解決手段】リリースボタン7が押されてもフロントパ
ネル2は装置本体1から完全には飛び出さず、装置本体
1に取り付けられた着脱機構部20の爪部15aがフロ
ントパネル2の突片に係止される状態が保持されること
によってフロントパネル2の脱落が防止される。また、
従来、ヒンジ部品で構成していた嵌合部が、装置本体1
のベースパネル1c及びフロントパネル2と一体成形さ
れた、凸部1d及び凹部2aに置き換えられる。また、
ベースパネル1cの中央付近に設けられていた板ばね
が、着脱機構部20のパネルポップアップ用ばねとそれ
に付勢された回動板に置き換えられる。そのため、装置
本体1に取り付けられる部品は着脱機構部20のみとな
る。したがって、着脱用の部品の組立工数が減少すると
共に、装置本体1のスペースファクターが向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、装置本体に対し
てフロントパネルを着脱自在に構成したオーディオ装置
に関する。詳しくは、装置本体に対するフロントパネル
のロックを解除するとき、フロントパネルを装置本体に
対して係止させた状態でフロントパネルを装置本体から
押し出すように構成することによって、フロントパネル
のロックを解除するとき装置本体からフロントパネルが
脱落しないようにしたオーディオ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ラジオ放送を受信したり、ミニディスク
やアナログカセットテープなどの音楽ソフトを再生した
りできるオーディオ装置であって、車両などに搭載され
るオーディオ装置(カーステレオなど)の中には、フロ
ントパネルと装置本体とが着脱自在に構成され、車内か
らでるときこのフロントパネルを持ち運べるようにした
ものがある。
【0003】これは車内備品の盗難を防止するためで、
フロントパネルを外すことによってオーディオ装置とし
ての機能を取り去るようにして、装置本体が盗難されな
いようにするためである。
【0004】このような盗難防止策が施されたオーディ
オ装置の従来例を図9に示す。このオーディオ装置例え
ばカーステレオは装置本体1とフロントパネル2とで構
成され、フロントパネル2は装置本体1に対して着脱自
在に構成される。装置本体1には、ラジオ放送の受信部
やカセットテープの再生部などが組み込まれており、フ
ロントパネル2にはカセットテープの挿入孔3、電源ス
イッチ4、ラジオ受信用のプリセットキーやカセットテ
ープの再生キーなどのオーディオの操作に必要なキー5
及び表示部6などが組み込まれている。
【0005】カーステレオを使用するときは、図9
(a)に示すように、フロントパネル2を装置本体1に
装着して使用する。また、ユーザが車両から離れるとき
は、図9(b)に示すようにフロントパネル2は装置本
体1から取り外される。このとき、装置本体1は車両に
取り付けられたままとなっているが、フロントパネル2
が装着されない限り装置本体1を操作できず、盗難防止
対策となっている。
【0006】フロントパネル2の着脱は簡単であるのが
望ましく、装着後はガタが無く確実に装置本体1に取り
付けられる必要がある。そのためこの着脱機構は図10
のように構成されるものがある。
【0007】同図において、装置本体1の前面側はベー
スパネル1cで囲まれており、その収納スペース1a内
にモールド成形されたフロントパネル2が装着される。
ベースパネル1cの略中央部にはカセットテープが挿入
される挿入孔1bが設けられると共に、この挿入孔1b
の下側には板ばね51がベースパネル1c底面部の背面
より前面にかけて多少突出して取り付けられている。
【0008】ベースパネル1cの左端にはヒンジ部52
が取り付けられる。ヒンジ部52はコの字状の金属性の
板ばねで構成され、両端部で内面側に互いに向かい合う
ように突起52a,52bが設けられている。
【0009】これに対してフロントパネル2の上面左端
には、突起52aを受ける受部55aが設けられてい
る。フロントパネル2の下面左端にも図示はしないが突
起52bに対応する受部が形成されていて、これら一対
の突起52a,52bによってフロントパネル2が回動
自在に挟み込まれる。
【0010】ベースパネル1cの右端には、それぞれの
先端部に爪部53a,53bが設けられたコの字状のロ
ックパネル53が取り付けられる。このロックパネル5
3には、ロック用ばね54によって下側に偏倚力が与え
られる。ロックパネル53の下部にはリリースボタン挿
入溝53cが設けられ、リリースボタン7の先端が挿入
できるようになされている。
【0011】フロントパネル2が収納スペース1aに押
し込まれと、パネル背面に形成された突片(図示はしな
い)にロックプレート53の爪部53a,53bが係止
されると共に、ヒンジ部52によってフロントパネル2
が挟持される。
【0012】フロントパネル2が装置本体1に取り付け
られた状態でリリースボタン7が押されると、挿入溝5
3cにリリースボタン7が挿入され、これでロックプレ
ート53が上側に持ち上げられ、このとき爪部53a,
53bと突片との係止状態が解除される。これと同時に
板ばね51の作用でフロントパネル2は前側に押し出さ
れる。このときヒンジ部52が中心となってフロントパ
ネル2が前面側に回動する。この状態が図9(b)であ
る。
【0013】図9(b)に示す状態では、装置本体1の
突起52a,52bの弾性力によってフロントパネル2
の上下の受部が緩やかに軸支されているので、フロント
パネル2に軽く力を加えれば、ヒンジ部52が僅かに撓
み、フロントパネル2を図9(c)に示すように装置本
体1から完全に取り外すことができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した構
成では、ヒンジ部52の板ばねの押圧力が弱かったり、
板ばね51の力が強すぎたりすると、リリースボタン7
が押されると同時にフロントパネル2が装置本体1から
飛び出してしまうことがあって、場合によってはフロン
トパネル2が破損するおそれがある。
【0015】ヒンジ部52は、コの字状の板ばねに金属
性の突起52a,52bをカシメて取り付けているの
で、部品コストが高くつく。またベースパネル1cの中
央付近には(金属製の)板ばね51を、左端にはヒンジ
部52をそれぞれビスなどで取り付ける必要があること
から、組立工数が多くなって取付作業が面倒であると共
に、板ばね51、ヒンジ部52及びロックプレート53
はおのおのが離れて取り付けられているので、装置本体
1の内部にこれらの部品を取り付けるスペースを確保し
なければならず、装置本体1のスペースファクターが悪
い。
【0016】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したものであって、フロントパネルの脱落防止を
図ると共に、部品点数を削減してローコスト化を図った
スペースファクターのよいオーディオ装置を提供するも
のである。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明に係るオーディ
オ装置は、操作キーなどが配設されたフロントパネル
と、フロントパネルが着脱される装置本体とを有するオ
ーディオ装置において、フロントパネル及び装置本体に
一体成形された凹部及び凸部によって構成され、フロン
トパネルが装置本体に収納されると両者を嵌合させる嵌
合手段と、フロントパネルが装置本体に収納されると両
者をロックし、フロントパネルに設けられたリリースボ
タンが操作されると、そのロック状態を解除するパネル
ロック手段と、ロック状態が解除されると、凹部及び凸
部が嵌合した状態で弾性力を用いてフロントパネルを装
置本体から押し出すパネル押し出し手段と、その押し出
された状態でフロントパネルを装置本体に係止して保持
するパネル係止手段とを備え、パネルロック手段、パネ
ル押し出し手段及びパネル係止手段が一体化されて装置
本体に設けられたものである。
【0018】フロントパネルが装置本体に収納されると
き、フロントパネル及び装置本体に一体成形された凹部
及び凸部から構成される嵌合手段によってフロントパネ
ルが装置本体に対して嵌合されると共に、両者はパネル
ロック手段によってロックされる。
【0019】フロントパネルに設けられたリリースボタ
ンが操作されると、ロック状態は解除され、嵌合手段を
構成する凹部と凸部が嵌合された状態で、パネル押し出
し手段によってフロントパネルが装置本体から押し出さ
れる。押し出された状態のときは、パネル係止手段によ
ってフロントパネルが装置本体に係止されて保持されて
いる。これによって、フロントパネルの脱落が防止され
る。
【0020】また、パネルのロック手段、押し出し手段
及び係止手段が一体化されて装置本体に設けられること
より部品点数が削減される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態としてのオーディオ装置100につい
て説明する。オーディオ装置100としては、AM・F
Mラジオ受信やカセットテープの再生が可能なオーディ
オ装置(いわゆるカーステレオ)を例示する。図1から
図8において、図9及び図10と対応する部分には同一
符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0022】図1及び図2は、この発明の一実施形態の
構成を示す図である。図1は装置本体1及びフロントパ
ネル2の正面図であり、図2はフロントパネル2を装置
本体1にロックした状態を装置下部から見た断面図であ
る。
【0023】図1において、フロントパネル2は装置本
体1に着脱自在に構成され、装着時には収納スペース1
a内に収納される。装置本体1にはラジオ放送の受信部
やカセットテープの再生部などが組み込まれている。
【0024】同図において、ベースパネル1cの右端背
面側にはフロントパネル2を着脱する着脱機構部20
(後述する)が図示しないビスなどで取り付けられてい
る。そして、着脱機構部20の板状取付部8に取り付け
られた爪部9a,10aや爪部15aなどが、図2に示
すようにベースパネル1cの前面側に突出するように構
成されている。フロントパネル2に組み込まれたリリー
スボタン7は、押圧されたときに着脱機構部20を構成
するパネルロック板の一方、この例では上方の爪部9a
を押すような位置に配置されている。
【0025】図2において、装置本体1の前面側を囲む
ベースパネル1cの左側面内側には凸部(突片)1dが
設けられ、フロントパネル2を装置本体1に装着したと
き、この凸部1dと対向するようにフロントパネル2の
左側面に設けられた凹部2aにこの凸部1dが嵌合する
ようになされている。したがって、この凸部1dと凹部
2aとでフロントパネル2の嵌合手段(ヒンジ手段)が
構成される。
【0026】この嵌合手段を設けることによってフロン
トパネル2はこの嵌合手段を中心にして回動自在とな
り、閉じられたとき着脱機構部20によってフロントパ
ネル2がベースパネル1cにロックされる。
【0027】続いてこの着脱機構部20について説明す
る。
【0028】図3(a)において、L字状取付部8の主
面8aの右端が背面側に折曲げられて図3(b)に示す
ように側片8bが形成され、これにパネルロック手段が
取り付けられている。また、主面8aの下端が背面側に
折曲げられて図3(c)に示すように側片8cが形成さ
れ、これにパネル押し出し手段及びパネル係止手段が取
り付けられている。
【0029】図3(a)において、主面8aの左端の一
部は図3(c)に示すようにL字状の舌片8dが形成さ
れる。主面8aにはベースパネル1cに取り付けるため
のビス孔8eが数カ所に設けられている。着脱機構部2
0は、図4に示すように、舌片8dがベースパネル1c
に設けられた嵌合孔と嵌合した状態で、図示しないビス
でベースパネル1cに取り付けられる。
【0030】図3(b)において、側片8b側にはパネ
ルロック手段を形成するこの例ではパネルロック板9,
10、クランク11及びパネルロック用ばね12が取り
付けられている。
【0031】同図において、側片8bには樹脂製のパネ
ルロック板9,10が軸部9b,10bを中心として回
動可能に取り付けられている。パネルロック板9,10
はその爪部9a,10aが互いに向き合うように取り付
けられている。側片8bの上端及び下端はそれぞれ図3
(a)及び図3(b)に示すように右側に折曲げられて
ストッパ片8f,8gが形成されている。これらストッ
パ片8f,8gはパネルロック板9,10が図示した位
置よりも内側に回動しないように回動範囲を規制するた
めのものである。
【0032】軸部9bに近接したパネルロック板9には
軸孔が形成され、ここに樹脂製クランク11の一端に設
けられた突起11aが緩やかに挿入されている。パネル
ロック板10にもクランク11の他端側に設けられた突
起11bが緩やかに挿入されている。これら突起11
a,11bは共にクランク11の回動軸となる。
【0033】したがってこのクランク11によってパネ
ルロック板9,10の一方が外側に開くとそれに連動し
て他方も開くようになる。すなわち、パネルロック板
9,10はクランク11の作用で連動して開閉される。
【0034】クランク11と側片8bとの間にはパネル
ロック用ばね12が取り付けられている。外力が加わっ
てクランク11が上側に開くとパネルロック用ばね12
が伸張するので、外力が無くなると復元力によってパネ
ルロック板9,10は元の位置に戻る。
【0035】図3(c)において、側片8c側には、樹
脂製の回動板13が軸部13aを中心として回動可能に
取り付けられている。回動板13はその背面側に引っか
けられたパネルポップアップ用ばね14によって反時計
方向に偏倚されている。
【0036】回動板13の背面側に形成されたストッパ
片13bは、側片8cの左側面に当接してその回動範囲
を規制する。回動板13とパネルポップアップ用ばね1
4とでパネル押し出し手段が構成される。
【0037】回動板13には、仮ロック部15が、軸部
15bを中心として回動可能に取り付けられている。こ
の仮ロック部15の先端に形成された爪部15aはロッ
ク状態では図2に示すようにフロントパネル2の背面右
側に形成された突片2dに係止される。突片2dの先端
は、図4に示すように先端上面側が僅かに斜面になって
いる。
【0038】軸部15bには(ねじり)コイルばね16
が巻装されている。その一端は回動板13に固定され、
他端は仮ロック部15に固定されている。仮ロック部1
5の背面側に形成されたストッパ片15cは、回動板1
3の右側面に当接してその回動範囲を規制する。仮ロッ
ク部15とコイルばね16とでパネル係止手段が構成さ
れる。
【0039】以上の構成において、ロック状態にあるフ
ロントパネル2を装置本体1から取り外す場合の動作を
図4〜図8を用いて説明する。
【0040】図4は、装着時の着脱機構部20を装置下
部から見た断面図であり、図5はフロントパネル2を装
置本体1に装着してロックした状態(ロック状態)を装
置本体1の右側から見た断面図であり、図6はロック状
態の着脱機構部20を装置下部から見た断面図である。
図7はフロントパネル2が装置本体1から押し出された
状態(仮ロック状態)の着脱機構部20を装置下部から
見た断面図であり、図8は仮ロック状態の装置本体1及
びフロントパネル2を装置下部から見た断面図である。
【0041】フロントパネル2が装置本体1に装着され
るとき、図4に示すように、フロントパネル2の背面右
側に設けられた突片2dの先端部が、爪部15aの円弧
部に接触する。この状態でフロントパネル2を押すと
(矢印)、突片2dによって爪部15aが押されるの
で、これが反時計方向に回動し、その後爪部15aは突
片2dの上面に当接する。
【0042】一方、爪部9a,10aもフロントパネル
2の背面側に設けられた突片2b,2c(図5)と接触
するので、フロントパネル2が押され続けると、図5に
示すようにこれら爪部9a,10aが突片2b,2cに
係止される。これによって、フロントパネル2が装置本
体1の前面側に保持される。
【0043】このロック状態では、仮ロック部15は図
6に示すように突片2dの先端によって爪部15aの首
部分を押さえられた状態で、また回動板13は下側に押
さえつけられた状態にある。
【0044】また、回動板13はパネルポップアップ用
ばね14の付勢力によってパネル底面を押し上げている
ので、突片2b,2cがそれぞれ爪部9a,10aに押
し付けられた状態となっているから、フロントパネル2
はガタなく装置本体1にロックされている。
【0045】図5に示すように、ロック状態でリリース
ボタン7が押されると、その先端に押されてパネルロッ
ク板9が時計方向に回動して外側に開くと、クランク1
1の作用でパネルロック板9も外側に開くので、爪部9
a,10aのロック状態が解除される。
【0046】ロック状態が解除されると、図6におい
て、回動板13によって、フロントパネル2の背面の突
片2dが前面側に押されて、フロントパネル2が装置本
体1から押し出される。このとき、回動板13は、図7
に示すように、ストッパ片13bが側片8cに当接する
位置まで回動すると共に、仮ロック部15は突片2dに
停止されたままで停止する。これによって、フロントパ
ネル2が装置本体1に保持されて、仮ロック状態とな
る。この状態では、仮ロック部15は、爪部15aの下
側の面が装置本体1やフロントパネル2の長手方向とほ
ぼ並行になる。
【0047】この仮ロック状態でフロントパネル2が装
置本体1から引き出されると、爪部15aは反時計方向
に強制的に回動されて、爪部15aと突片2dとの係止
(仮ロック)状態が解除される。この状態で、図8に示
すようにフロントパネル2を前面方向に引き出せば、凸
部1dと凹部2a(図8)との嵌合状態が解除されるの
でフロントパネル2を装置本体1から取り外すことがで
きる。
【0048】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、装置本体1の収納スペース1a内にフロントパネル
2が装着されたロック状態でリリースボタン7が押され
ると、 (1)装置本体1に取り付けられた着脱機構部20の2
つのパネルロック板9,10が連動して外側に開くこと
によって、各爪部9a,10aとフロントパネル2の背
面との係止状態が外れて、装置本体1とフロントパネル
2とのロック状態が解除される。
【0049】(2)そして、回動板13が回動して突片
2dを前面側に押し出す。これによって、凹部2aと凸
部1dが嵌合したままフロントパネル2が装置本体1か
ら押し出される。そして爪部15aに突片2dが係止さ
れた状態となり、フロントパネル2が装置本体1に保持
(仮ロック)される。
【0050】(3)仮ロック状態でフロントパネル2を
装置本体1から引き出して、爪部15aと突片2dの係
止状態を解除し、続いて、凸部1dと凹部2aとの嵌合
を解除することによって、フロントパネル2が装置本体
1から取り外される。
【0051】よって、ロック状態にあるフロントパネル
2はリリースボタン7が押されただけでは装置本体1か
ら完全に飛び出さず仮ロック状態で保持されるので、フ
ロントパネル2の脱落が防止される。
【0052】また、ヒンジ部品で従来構成していた嵌合
部が、ベースパネル1c及びフロントパネル2と一体成
形された凸部1d及び凹部2aに置き換えられるので、
部品コストが安くなる。また、フロントパネル2の押し
出し用として装置本体1のベースパネル1cの中央付近
に従来設けられていた板ばねが、着脱機構部20のパネ
ルポップアップ用ばね14とそれに付勢される回動板1
3とに置き換えられる。
【0053】そのため、装置本体1に取り付けられる部
品は着脱機構部20のみとなり、着脱用の部品の組立工
数が減少すると共に、その部品が一カ所に集中すること
によって、装置本体1の内部のスペースファクターが向
上する。
【0054】なお、本実施の形態ではカーステレオに適
用したものを示したが、それに限らず他のオーディオ装
置にも適用できる。また、リモートコントローラなど他
の着脱式電子機器にも適用できる。
【0055】
【発明の効果】この発明によれば、ロック状態でリリー
スボタンが押されてロック解除されると、フロントパネ
ルが装置本体から押し出された状態で装置本体に対して
係止されるようになるので、フロントパネルの装置本体
からの脱落が防止される。
【0056】また、ヒンジ部品が、装置本体及びフロン
トパネルと一体成形された凸部及び凹部に置き換えられ
るので部品コストが安くなる。また、パネルのロック手
段、押し出し手段及び係止手段が一体化されて装置本体
に設けられることによって、組立工数が減少すると共
に、それらが一カ所に集中することによって装置本体の
スペースファクターが向上するという顕著な効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るオーディオ装置の実施の形態で
あるオーディオ装置100の構成を示す図である。
【図2】ロック状態の装置本体1とフロントパネル2を
下部から見た断面図である。
【図3】着脱機構部20の構成を示す図である
【図4】装着時の着脱機構部20を示す図である。
【図5】ロック状態の装置本体1とフロントパネル2を
右側面から見た断面図である。
【図6】ロック状態の着脱機構部20を示す図である。
【図7】仮ロック状態の着脱機構部20を示す図であ
る。
【図8】仮ロック状態の装置本体1とフロントパネル2
を下部から見た断面図である。
【図9】フロントパネル2の着脱手順を説明する図であ
る。
【図10】従来のオーディオ装置を示す図である。
【符号の説明】
1 装置本体 1a 収納スペース 1b,3 カセットテープ挿入孔 1c ベースパネル 1d 凸部 2 フロントパネル 2a 凹部 2b,2c,2d 突片 4 電源スイッチ 5 操作キー 6 表示部 7 リリースボタン 8 取付部 8a 主面 8b,8c 側片 8d 舌片 8e ビス孔 8f,8g,13b,15c ストッパ片 9,10 パネルロック板 9a,10a,15a,53a,53b 爪部 9b,10b,13a,15b 軸部 11 クランク 11a,11b,52a,52b 突起 12 パネルロック用ばね 13 回動板 14 パネルポップアップ用ばね 15 仮ロック部 16 コイルばね 20 着脱機構部 51 板ばね 52 ヒンジ部 53 ロックプレート 53c 挿入溝 54 パネルロック用ばね 55a 受部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作キーなどが配設されたフロントパネ
    ルと、上記フロントパネルが着脱される装置本体とを有
    するオーディオ装置において、 上記フロントパネル及び装置本体に一体成形された凹部
    及び凸部によって構成され、上記フロントパネルが上記
    装置本体に収納されると両者を嵌合させる嵌合手段と、 上記フロントパネルが上記装置本体に収納されると両者
    をロックし、上記フロントパネルに設けられたリリース
    ボタンが操作されると、そのロック状態を解除するパネ
    ルロック手段と、 上記ロック状態が解除されると、上記凹部及び凸部が嵌
    合した状態で弾性力を用いて上記フロントパネルを装置
    本体から押し出すパネル押し出し手段と、 その押し出された状態で上記フロントパネルを装置本体
    に係止して保持するパネル係止手段とを備え、 上記パネルロック手段、パネル押し出し手段及びパネル
    係止手段が一体化されて装置本体に設けられたことを特
    徴とするオーディオ装置。
JP8139294A 1996-05-31 1996-05-31 オーディオ装置 Pending JPH09321640A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6501719B1 (en) * 1999-07-02 2002-12-31 Pioneer Corporation Recording medium reproducing apparatus
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