JPH0932139A - 部材間のシール方法およびその装置 - Google Patents

部材間のシール方法およびその装置

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JPH0932139A
JPH0932139A JP7205409A JP20540995A JPH0932139A JP H0932139 A JPH0932139 A JP H0932139A JP 7205409 A JP7205409 A JP 7205409A JP 20540995 A JP20540995 A JP 20540995A JP H0932139 A JPH0932139 A JP H0932139A
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gap
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Kanji Matsuda
寛司 松田
Yutaka Hatanaka
豊 畑中
Yuji Hatanaka
裕司 畑中
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RONBITSUKU JAPAN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 底部を有しない隙間であっても、容易かつ確
実にシールできるようにする。 【解決手段】 外表面が粘着性を有する非加硫ブチルゴ
ムで形成されたシール材4を溝形状にする。シール材4
の内側底部に、角棒状の固定部材6を接着剤5で固定す
る。シール材4内にバックアップ材3を配置する。バッ
クアップ材3と固定部材6とを、粘着体11により着脱
可能に連結する。底部側剥離紙8を除去して、シール装
置1を隙間15内に挿入する。次いで、バックアップ材
3を抜出すとともに、開口端側剥離紙9を除去し、シー
ル材4の両側壁を、各壁パネル13,14に内側から押
付ける。次いで、バックアップ材3を再び挿入し、最後
に一次シール材10を充填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の壁面パネル
間や開口枠と壁パネルとの間等に形成される隙間をシー
ルする部材間のシール方法およびその装置に係り、特に
コンクリート版間の隙間をシールする二次シール用とし
て用いるのに好適な部材間のシール方法およびその装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ALC版等のコンクリート版を
用いて建物の壁面を構成する場合、隣位する壁面パネル
間には隙間が形成されることになり、この隙間には、底
部を有する隙間と底部がなく両側面だけの隙間とがある
が、いずれの隙間の場合にも、壁面の内側と連通してい
るため、隙間内を完全にシールする必要がある。
【0003】そこで従来は、前記隙間内にコーキング材
等のシーリング材を充填し、このシーリング材によって
隙間内をシールする方法が採られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のシール方法
の場合、底部を有する隙間であって、しかも壁面の内側
との連通部の開口面積が小さい場合には、シーリング材
を安定して充填できるため、シーリング材が損傷しない
限り充分な止水効果が得られるが、万一シーリング材が
損傷した場合には、防水性が完全に損なわれるという問
題がある。また、底部を有しない隙間や、底部があって
も壁面の内側との連通部の開口面積が大きい場合には、
シーリング材を安定して充填できず、シーリング材のみ
では充分な止水効果が得られないおそれがある。そこで
最近では、シーリング材の充填に先立ち、隙間内をシー
ル部材でシールし、万一シーリング材が損傷しても、充
分な止水効果が得られるようにする方法が採られるよう
になってきている。
【0005】ところで、従来のシール部材では、隙間の
底部に押付けて隙間内をシールする構造であるため、底
部を有しない隙間の場合には、シール部材によるシール
作業が容易でなく、作業に多大な時間を要するととも
に、充分な止水効果が期待できないという問題がある。
【0006】本発明は、かかる現況に鑑みなされたもの
で、底部を有する隙間の場合はもとより、底部を有しな
い隙間の場合であっても、簡単にしかも確実に部材間を
シールすることができる部材間のシール方法およびその
装置を提供するにある。
【0007】本発明の他の目的は、シール部材の隙間内
への挿入が容易で、挿入位置決めを正確に行なうことが
できるようにすることにある。
【0008】本発明の他の目的は、シール部材を隙間内
に深く配設する場合であっても、容易に行なうことがで
き、また一方の部材の端部に予めシール部材を貼着固定
した後に、他方の部材を接近させて隙間を形成する施工
方法の場合にも対応できるようにすることにある。
【0009】本発明の他の目的は、シール部材およびバ
ックアップ材を二次シール材として用いることができる
ようにすることにある。
【0010】本発明の他の目的は、少なくとも一方の部
材がコンクリート製である場合に、より大きな貼着固定
力を永続して得ることができるようにすることにある。
【0011】本発明の他の目的は、シール材の形状を溝
形状に保持して取扱いを容易なものとすることができる
ようにすることにある。
【0012】本発明の他の目的は、固定部材を用いるこ
となくシール部材の形状を溝形状に保持することができ
るようにすることにある。
【0013】本発明の他の目的は、バックアップ材とシ
ール材との粘着固定を防止することができるようにする
ことにある。
【0014】本発明の他の目的は、バックアップ材のシ
ール部材内からの抜出しが容易で、しかもシール部材内
に挿入した状態では、振動等が加わってもバックアップ
材がシール部材内から飛出すことがないようにすること
にある。
【0015】本発明の他の目的は、バックアップ材によ
るシール部材の押さえをより確実なものとして、永続し
て充分な止水効果を得ることができるようにすることに
ある。
【0016】本発明の他の目的は、振動等に対して一次
シール材とは独立した動きを確保し、より確実な止水効
果を得ることができるとともに、一次シール材の補修の
際に支障を来たすことがないようにすることにある。
【0017】本発明の他の目的は、シール部材を隙間内
に配設する際に、粘着層が隙間の内面に不用意に貼着す
るのを防止することができ、また粘着層にホコリ等が付
着して貼着力が低下するのを防止することができるよう
にすることにある。
【0018】本発明の他の目的は、隙間の幅員とシール
部材の幅寸法とがほぼ同一寸法の場合であっても、開口
端側剥離紙を容易に撤去することができるようにするこ
とにある。
【0019】本発明のさらに他の目的は、複数のシール
部材を長手方向に連続して隙間内に配設した際に、隣位
するシール部材の連続部の止水効果も、充分に得ること
ができるようにすることにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、隣位する部材間に形成された隙間をシールす
る部材間のシール方法において、少なくとも両側壁外面
に粘着層を有する溝形状のシール部材を、前記隙間内に
配設するとともに、各側壁を内側から押圧して隙間の内
面にそれぞれ貼着固定し、次いでシール部材内にバック
アップ材を挿入固定するようにしたことを特徴とする。
そしてこれにより、底部を有する隙間の場合はもとよ
り、底部を有しない隙間の場合であっても、簡単にしか
も確実に部材間をシールすることが可能となる。
【0021】本発明はまた、隣位する部材間に形成され
た隙間をシールする部材間のシール方法において、少な
くとも両側壁外面に粘着層を有する溝形状のシール部材
と、このシール部材内に配置されたバックアップ材とを
備え、内部にバックアップ材が配置されたシール部材
を、前記隙間内に配設するとともに、前記バックアップ
材をシール部材内から抜出し、次いでシール部材の各側
壁を内側から押圧して隙間の内面にそれぞれ貼着固定
し、その後シール部材内に再びバックアップ材を挿入し
て固定するようにしたことを特徴とする。そしてこれに
より、シール部材の隙間内への挿入が容易となるととも
に、挿入位置決めを正確に行なうことが可能となる。
【0022】本発明はまた、少なくとも一方の粘着層の
一部または全部を剥離紙で被覆しておき、シール部材が
隙間内に配設された後に、前記剥離紙を撤去するように
したことを特徴とする。そしてこれにより、シール部材
を隙間内に深く配設する場合であっても、粘着層が隙間
の内面に付着して、正規位置に配設できないといった不
具合がない。また、一方の部材にシール部材を予め貼着
固定しておき、その後他方の部材を接近させて隙間を形
成する施工方法の場合にも、正規位置に設置する前の他
方の部材にシールが不用意に貼着されるといった不具合
もない。
【0023】本発明はまた、バックアップ材のシール部
材内への挿入固定後に、隙間内に一次シール材を配設す
るようにしたことを特徴とする。そしてこれにより、シ
ール部材が二次シール材として機能し、止水効果をより
確実なものとすることが可能となる。
【0024】本発明はまた、少なくとも両側壁外面に粘
着層を有して溝形状をなし、隣位する部材間に形成され
た隙間内に配設されて各側壁が隙間の内面にそれぞれ貼
着されるシール部材と;隙間内に配設したシール部材内
に挿入固定される角棒状のバックアップ材と;を設ける
ようにしたことを特徴とする。そしてこれにより、バッ
クアップ材がない状態で、シール部材の各側壁を隙間の
内面に貼着することが可能となり、容易にしかも確実な
止水効果が得られる。また、貼着後は、バックアップ材
がシール部材内に挿入固定されるので、振動等によりシ
ール部材の各側壁が隙間の内面から剥れてしまうといっ
た不具合もない。
【0025】本発明はまた、シール部材に、溝形状をな
し少なくとも外表面が粘着性を有する非加硫ブチルゴム
で形成されたシール材を設け、シール材の底部外面を、
保護体により被覆するようにしたことを特徴とする。と
ころで、非加硫ブチルゴムは、充分な柔軟性を有してい
るので、隙間の内面が平坦でなくても確実に密着させて
貼着することが可能となり、また非加硫ブチルゴムは、
そのカルボキシル基がセメント中のCaO成分と反応し
てイオン結合するので、隙間の内面がコンクリート製で
ある場合には、シール部材が隙間の内面に化学的に強固
に接着一体化され、単なる接着よりも大きな止水効果が
得られる。また、保護体により長期に亘ってシール材の
劣化を防止することが可能となる。
【0026】本発明はまた、シール材の内側底部に、角
棒状の固定部を固設するようにしたことを特徴とする。
そしてこれにより、シール材の形状が溝形状に保持さ
れ、取扱いを容易なものとすることが可能となる。
【0027】本発明はまた、シール部材に、角棒状の底
部材と、底部材の両側部から立上がり少なくとも外表面
が粘着性を有する非加硫ブチルゴムで形成されたシール
部材とを設けるようにしたことを特徴とする。そしてこ
れにより、底部材が固定部材として機能し、固定部材を
用いることなく、シール部材の形状を溝形状に保持する
ことが可能となる。また、底部材の底部外面には非加硫
ブチルゴムが存在しないので、保護体により被覆する必
要もない。
【0028】本発明はまた、シール材に、粘着性を有す
る非加硫ブチルゴム製の外側材と、粘着性がないかほと
んど有しない非加硫ブチルゴム系の内側材とを設けるよ
うにしたことを特徴とする。ところで、内側材は、非加
硫ブチルゴム系であるにも拘らず粘着性がないので、バ
ックアップ材や作業員の指等には付着することなく、し
かもコンクリートに対しては、外側材と同様の機能が得
られる。
【0029】本発明はまた、バックアップ材の内端面
を、粘着体を介しシール部材内に着脱可能に粘着固定す
るようにしたことを特徴とする。そしてこれにより、シ
ール部材の各側壁を内側から押圧して隙間の内面に貼着
する際には、バックアップ材を容易にシール部材内から
抜出すことが可能となり、また貼着後は、バックアップ
材をシール部材内に安定に固定でき、振動等によっても
バックアップ材がシール部材内から飛出すおそれがな
い。
【0030】本発明はまた、バックアップ材の外端面
を、シール部材の開口両端縁と面一または外方に稍突出
させるようにしたことを特徴とする。そしてこれによ
り、シール部材の開口両端縁が確実にバックアップ材に
より内側から押さえられ、シール部材の押さえを確実な
ものとして、永続して充分な止水効果が得られる。
【0031】本発明はまた、バックアップ材に、隙間内
のバックアップ材外面側に配設される一次シール材との
接着を防止する機能を持たせるようにしたことを特徴と
する。そしてこれにより、バックアップ材側と一次シー
ル材側とが、振動等に対して完全に独立した動きとな
り、より確実な止水効果が得られるとともに、一次シー
ル材の補修の際等に支障を来たすことがない。
【0032】本発明はまた、少なくとも一方の粘着層の
一部または全部を、シール部材を隙間内に配設した後に
撤去される剥離紙によって被覆するようにしたことを特
徴とする。そしてこれにより、シール部材が正規位置以
外の位置に貼着固定されるのを防止することが可能とな
り、また粘着層にホコリ等が付着して貼着力が低下する
のを防止することが可能となる。
【0033】本発明はまた、少なくとも一方の粘着層
を、底部側剥離紙と開口端側剥離紙とにより被覆し、底
部側剥離紙は、シール部材を隙間内に配設する前に撤去
するとともに、開口端側剥離紙は、シール部材を隙間内
に配設した後に撤去するようにしたことを特徴とする。
そしてこれにより、底部を有しない隙間であっても、底
部側剥離紙に対応する粘着層によりシール部材の仮止め
が可能となり、その後開口端側剥離紙に対応する粘着層
により、シール部材を隙間内に強固に貼着固定すること
が可能となる。また、隙間の幅員とシール部材の幅寸法
とがほぼ同一寸法の場合であっても、開口端側剥離紙の
みを撤去するだけでよいので、撤去が容易である。
【0034】本発明はさらに、シール材の長手方向一端
部に、シール材の長手方向に突出する重合部を設け、シ
ール部材を長手方向に連続配置する際に、前記重合部を
隣位するシール部材のシール材端部に重合させるように
したことを特徴とする。そしてこれにより、隣位するシ
ール部材の連続部についても、充分な止水効果を得るこ
とが可能となる。
【0035】
【発明の実施の態様】以下、本発明を図面を参照して説
明する。図1ないし図5は、本発明の第1の実施の態様
に係る部材間のシール装置を示すもので、このシール装
置1は、所定長さの溝形状をなすシール部材2と、この
シール部材2内に装着された角棒状のバックアップ材3
とを備えている。
【0036】前記シール部材2は、図3に示すように、
所定長さの溝形状をなすシール材4と、シール材4の内
側底部に接着剤5を介して固設された例えば合成樹脂発
泡材製の角棒状をなす固定部材6とを備えており、前記
シール材4は、粘着性を有する非加硫ブチルゴム製の外
側材4aと、粘着性がないかほとんど有しない非加硫ブ
チルゴム系の内側材4bとから二重構造をなしている。
そして、前記外側材4aにより、シール材4の外表面に
粘着層が形成されるようになっており、シール材4の底
部外面は、例えば剥離紙で形成される保護体7により被
覆され、またシール材4の両側壁外面は、固定部材6に
ほぼ対応する底部側剥離紙8と、バックアップ材3にほ
ぼ対応する開口端側剥離紙9とにより、その全域が被覆
されるようになっている。なお、前記内側材4bとして
は、例えば早川ゴム株式会社の「サンタックルーフ」
(商品名)が用いられるようになっている。
【0037】一方、前記バックアップ材3は、図2に示
すように、シール部材2内に挿入配置した際に外端面が
シール部材2の開口両端縁から外方に稍突出する程度の
大きさの角棒状をなしており、このバックアップ材3
は、例えば合成樹脂発泡材で形成され、その外端面には
シリコン等が塗布されて後述する一次シール材10との
接着を防止する機能が付与されている。そしてこのバッ
クアップ材3の内端面は、前記固定部材6の外端面に貼
着した例えば両面粘着テープ製の粘着体11を介しシー
ル部材2内に着脱可能に粘着固定されるようになってい
る。
【0038】前記シール材4の長手方向一端部には、図
4に示すように、バックアップ材3および固定部材6の
端部からシール材4の長手方向に溝形状に突出する重合
部12が設けられており、この重合部12は、図5
(a),(b)に示すように、シール装置1を長手方向
に連続させて配置する際に、隣位するシール装置1のシ
ール材2外面に重合され、完全に一体化されるようにな
っている。なおこの重合は、その部分の保護体7および
両側剥離紙8,9を、予め剥離除去した状態で行なわ
れ、両シール装置1は、一体に連結された後に、後述す
る隙間15内に挿入配置されるようになっている。
【0039】以上の構成を有するシール装置1は、図1
(a)〜(d)に示すように、例えばコンクリート版製
の一対の壁パネル13,14間に形成される底部なしの
隙間15内に挿入配置され、隙間15をシールするよう
になっており、この隙間15のシール装置1外面側に
は、一次シール材10が配設されるようになっている。
【0040】次に、本実施の態様の作用について説明す
る。隙間15のシールに際しては、まず図1(a)に示
すように、シール材4両側の底部側剥離紙8を剥離除去
した後、シール装置1を隙間15内に挿入する。する
と、シール装置1は、底部側剥離紙8に対応する粘着層
により、挿入位置に仮固定される。
【0041】次いで、図1(b)に示すように、バック
アップ材3をシール部材2から抜出すとともに、シール
材4両側の開口端側剥離紙9を剥離除去する。この際、
シール材4の両側壁を内側に倒して開口端側剥離紙9を
剥離除去できるので、作業が極めて容易である。
【0042】次いで、図1(c)に示すように、シール
材4の両側壁を内側から各壁パネル13,14に押圧
し、隙間15の内面に貼着固定する。
【0043】次いで、図1(d)に示すように、隙間1
5内に貼着固定されたシール部材2内に再びバックアッ
プ材3を挿入し、粘着体11を介しシール部材2内に粘
着固定する。そしてその後、隙間15の外端部に一次シ
ール材10を配設する。
【0044】しかして、底部側剥離紙8に対応する粘着
層により、シール装置1が隙間15内に仮固定されるの
で、底部を有しない隙間15であっても、シール装置1
の挿入位置決めが容易である。また、シール材4の両側
壁は、バックアップ材3を取外した状態で隙間15内を
確実にシールすることができる。しかも、シール材4の
外側材4aの素材である非加硫ブチルゴムは、そのカル
ボキシル基がセメント中のCaO成分と反応してイオン
結合するので、コンクリート製の壁パネル13,14に
化学的に強固に接着一体化され、単なる接着よりも大き
な、しかも永続的な止水効果が得られる。
【0045】また、常時外部に露出しているシール材4
の底部外面は、保護体7により被覆されているので、シ
ール材4の劣化を防止することができる。なお、この保
護体7は、底部を有する隙間をシールする際には、挿入
に先立って剥離除去されることになる。
【0046】また、シール材4の両側壁は、各壁パネル
13,14に貼着固定した後は、バックアップ材3によ
り内側から支持されることになるので、壁パネル13,
14がコンクリート製でない場合であっても、振動等に
よってシール材4が各壁パネル13,14から剥がれる
おそれがない。また、このバックアップ材3は、一次シ
ール材10との接着を防止する機能を有しているので、
振動等に対してシール装置1と一次シール材10とが完
全に独立した動きとなり、より充分な止水効果が得られ
るとともに、一次シール材10の補修の際にも支障を来
たすおそれがない。
【0047】ところで、図1(a)〜(d)において
は、両壁パネル13,14を設置した後にシール装置1
を装着する場合を示しているが、例えば壁パネル13に
予めシール装置1を装着しておき、この壁パネル13に
壁パネル14を接近させて所定位置に設置する場合もあ
る。そしてこの場合には、図6(a)〜(d)に示す手
順でシール装置1を装着することになる。
【0048】すなわち、まず図6(a)に示すように、
シール材4の一方の側壁の底部側剥離紙8および開口端
側剥離紙9を剥離除去し、その後このシール装置1を、
図6(b)に示すように、壁パネル13に貼着固定す
る。そしてその後、シール材4の他方の側壁の底部側剥
離紙8を剥離除去し、この状態で壁パネル14を壁パネ
ル13に接近させて所定位置に設置する。
【0049】次いで、図6(c)に示すように、バック
アップ材3をシール部材2から抜出すとともに、残って
いる開口端側剥離紙9を剥離除去し、その後シール材4
の両側壁を内側から各壁パネル13,14に押圧して、
隙間15の内面に貼着固定する。そしてその後、図6
(d)に示すように、バックアップ材3をシール部材2
内に挿入固定し、その後一次シール材10を配設する。
【0050】しかして、この場合にも図1(a)〜
(d)の場合と同様の効果が期待できる。
【0051】図7は、本発明の第2の実施の態様を示す
もので、前記第1の実施の態様における底部側剥離紙8
および開口端側剥離紙9に代え、シール材4両側壁の外
面を1枚でそれぞれ被覆する側面剥離紙20を用いるよ
うにしたものである。なお、その他の点については、前
記第1の実施の態様と同一となっており、作用も同一で
ある。
【0052】しかして、側面剥離紙20を用いる場合、
シール材4両側の粘着層が側面剥離紙20で完全に被覆
されているため、隙間15内にシール装置1を挿入した
際に仮固定できず、前記第1の実施の態様に係るシール
装置1に比較して位置決めが容易でないが、シール装置
1の幅寸法を隙間15の幅員に合わせた寸法とし、シー
ル装置1を稍きつめに隙間15に挿入できるようにすれ
ば、実使用上それほど大きな問題はない。
【0053】図8は、本発明の第3の実施の態様を示す
もので、前記第1の実施の態様における固定部材6を省
略し、バックアップ材3の内端面を、粘着体11を介し
シール材4の底部内面に直接粘着固定するようにしたも
のである。なお、その他の点については、前記第1の実
施の態様と同一構成となっており、作用も同一である。
【0054】しかして、本実施の態様の場合には、固定
部材6がないため、シール部材2内からバックアップ材
3を抜出した際に、シール部材2の形状が溝形状から多
少崩れるおそれがあるが、仮え多少崩れたとしても、底
部側剥離紙8に対応する粘着層も、シール材4の内側か
ら押圧して各壁パネル13,14に貼着固定することが
でき、この際崩れていた形状が補正されることになるの
で、実使用上それほど大きな問題はない。
【0055】図9は、本発明の第4の実施の態様を示す
もので、前記第1の実施の態様における固定部材6を省
略し、バックアップ材3の内端面を、粘着体11を介し
シール材4の底部内面に直接粘着固定するとともに、底
部側剥離紙8および開口端側剥離紙9に代え、シール材
4両側壁の外面を1枚でそれぞれ被覆する側面剥離紙2
0を用いるようにしたものである。なお、その他の点に
ついては、前記第1の実施の態様と同一構成となってお
り、作用も同一である。
【0056】しかして、本実施の態様の場合にも、前記
第3の実施の態様と同様、シール部材2の形状が溝形状
から多少崩れるおそれがあるが、第3の実施の態様の場
合と同一の理由により、実使用上それほど大きな問題は
ない。
【0057】図10は、本発明の第5の実施の態様を示
すもので、前記第1の実施の態様におけるシール部材2
に代え、シール部材32を用いるようにしたものであ
る。
【0058】すなわち、このシール部材32は、図10
に示すように、例えば合成樹脂の独立気泡発泡材製の角
棒状をなす底部材33と、この底部材33の両側部に下
端部が接着剤35により固着された一対のシール材34
とから、全体として溝形状に形成されており、このシー
ル部材32内には、バックアップ材3が挿入配置され、
このバックアップ材3は、前記底部材33上面の粘着体
11を介しシール部材32内に粘着固定されるようにな
っている。
【0059】前記各シール材34は、図10に示すよう
に、粘着性を有する非加硫ブチルゴム製の外側材34a
と、粘着性がないかほとんど有しない非加硫ブチルゴム
系の内側材34bとから二重構造をなしており、前記外
側材34aにより、シール材34の外表面に粘着層が形
成されるようになっている。そしてこの粘着層は、底部
材33にほぼ対応する底部側剥離紙8とバックアップ材
3にほぼ対応する開口端側剥離紙9とにより、その全域
が被覆されるようになっている。なお、これら両剥離紙
8,9に代え、1枚で粘着層の全域を被覆する側面剥離
紙20を用いることもできる。また、前記内側材34b
は、前記第1の実施の態様における内側材4bと同一素
材が用いられている。なお、その他の点については、前
記第1の実施の態様の同一構成となっており、作用も同
一である。
【0060】しかして、このシール部材32の場合に
は、底部材33によってシール部材32の溝形状が保持
されるので、固定部材6を用いる必要がない。また、底
部材33は非加硫ブチルゴム製でないので、保護体7に
よってその外面を被覆する必要もない。
【0061】なお、前記各実施の態様においては、バッ
クアップ材3の外端面がシール材4,34の外端面よ
り、外方に稍突出している場合について説明したが、シ
ール材3,34の外端面と面一であっても、一次シール
材10とシール装置1との接着をほぼ完全に防止するこ
とができる。
【0062】また、前記各実施の態様においては、シー
ル装置1の外面側に一次シール材10を配設する場合に
ついて説明したが、シール装置1だけでも充分な止水効
果が得られるので、一次シール材10は必要に応じ省略
するようにしてもよい。
【0063】また、前記各実施の態様においては、一対
の壁パネル13,14間に形成される隙間15に通用す
る場合について説明したが、例えば建物の壁面に取付け
られる開口枠と壁パネルとの間に形成される隙間等、建
築物の他の部材間をシールする場合にも同様に適用で
き、建築物に限らず土木工事等にも同様に適用でき、同
様の効果が期待できる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、少なくと
も両側壁外面に粘着層を有する溝形状のシール部材を、
部材間の隙間内に配設するとともに、各側壁を内側から
押圧して隙間の内面にそれぞれ貼着固定し、次いでシー
ル部材内にバックアップ材を挿入固定するようにしてい
るので、底部を有する隙間の場合はもとより、底部を有
しない隙間の場合であっても、簡単にしかも確実に部材
間をシールすることができる。
【0065】本発明はまた、内部にバックアップ材が配
置された溝形状のシール部材を、部材間の隙間内に配設
するとともに、前記バックアップ材をシール部材内から
抜出し、次いでシール部材の各側壁を内側から押圧して
隙間の内面にそれぞれ貼着固定し、その後シール部材内
に再びバックアップ材を挿入して固定するようにしてい
るので、シール部材の隙間内への挿入が容易であるとと
もに、挿入位置決めを正確に行なうことができる。
【0066】本発明はまた、少なくとも一方の粘着層の
一部または全部を剥離紙で被覆しておき、シール部材が
隙間内に配設された後に、前記剥離紙を撤去するように
しているので、シール部材を隙間内に深く配設する場合
であっても、粘着層が隙間の内面に付着して、正規位置
に配設することができないといった不具合がない。ま
た、一方の部材にシール部材を予め貼着固定しておき、
その後他方の部材を接近させて隙間を形成する施工方法
の場合にも、正規位置に設置する前の他方の部材にシー
ル部材が不用意に付着してしまうといった不具合がな
い。
【0067】本発明はまた、バックアップ材のシール部
材内への挿入固定後に、隙間内に一次シール材を配設す
るようにしているので、シール部材が二次シール材とし
て機能し、止水効果をより確実なものとすることができ
る。
【0068】本発明はまた、シール装置に、少なくとも
両側壁外面に粘着層を有して溝形状をなし、隣位する部
材間に形成された隙間内に配設されて各側壁が隙間の内
面にそれぞれ貼着されるシール部材と;隙間内に配設し
たシール部材内に挿入固定される角棒状のバックアップ
材と;を設けるようにしているので、バックアップ材が
ない状態で、シール部材の各側壁を隙間の内面に貼着す
ることができ、容易にしかも確実な止水効果を得ること
ができる。また、各側壁の貼着後は、バックアップ材が
シール部材内に挿入固定されるので、振動等が加わって
もシール部材の各側壁が隙間の内面から剥がれてしまう
といった不具合がない。
【0069】本発明はまた、シール部材に、溝形状をな
し少なくとも外表面が粘着性を有する非加硫ブチルゴム
で形成されたシール材を設け、このシール材の底部外面
を、保護体により被覆するようにしているので、非加硫
ブチルゴムの充分な柔軟性により、隙間の内面が平坦で
なくても、確実に密着させて貼着することができる。ま
た非加硫ブチルゴムは、そのカルボキシル基がセメント
中のCaO成分と反応してイオン結合するので、隙間の
内面がコンクリート製である場合には、シール部材が隙
間の内面に化学的に強固に接着一体化され、単なる接着
よりも大きな止水効果を永続して得ることができる。ま
た、保護体により、長期に亘ってシール材の劣化を防止
することができる。
【0070】本発明はまた、シール材の内側底部に、角
棒状の固定部材を固設するようにしているので、シール
材の形状を溝形状に保持して取扱いを容易なものとする
ことができる。
【0071】本発明はまた、シール部材に、角棒状の底
部材と、底部材の両側部から立上がり少なくとも外表面
が粘着性を有する非加硫ブチルゴムで形成されたシール
部材とを設けるようにしているので、底部材が固定部材
として機能し、固定部材を用いることなく、シール部材
の形状を溝形状に保持することができる。また、底部材
の底部外面には非加硫ブチルゴムが存在しないので、保
護体により被覆する必要もない。なお、このシール部材
を、底部を有する隙間に適用する場合には、底部材の底
部外面に、接着剤を塗布したり、あるいは両面粘着テー
プ等を貼着するようにすれば、より効果的である。
【0072】本発明はまた、シール部材に、粘着性を有
する非加硫ブチルゴム製の外側材と、粘着性がないかほ
とんど有しない非加硫ブチルゴム系の内側材とを設ける
ようにしているので、コンクリートに対しては、外側材
のみならず内側材もイオン結合に寄与し、充分な一体化
が可能となる。しかも、内側材は粘着性がないので、バ
ックアップ材や作業員の指等に付着することがなく、作
業性が極めてよい。
【0073】本発明はまた、バックアップ材の内端面
を、粘着体を介しシール部材内に着脱可能に粘着固定す
るようにしているので、シール部材を隙間内に配設する
際には、シール部材内にバックアップ材を配置して形状
を安定させ、作業性を向上させることができるととも
に、シール部材の各側壁を内側から押圧して隙間の内面
に貼着する際には、バックアップ材を容易にシール部材
内から抜出すことができる。さらに貼着後は、バックア
ップ材をシール部材内に安定に固定でき、振動等によっ
てもバックアップ材がシール部材内から飛出すおそれが
ない。
【0074】本発明はまた、バックアップ材の外端面
を、シール部材の開口両端縁と面一または外方に稍突出
させるようにしているので、シール部材の開口両端縁が
確実にバックアップ材により内側から押さえられ、シー
ル部材の押さえを確実なものとして、永続して充分な止
水効果が得られる。
【0075】本発明はまた、バックアップ材に、隙間内
のバックアップ材外面側に配設される一次シール材との
接着を防止する機能を持たせるようにしているので、バ
ックアップ材側と一次シール材側とが、振動等に対して
完全に独立した動きとなって無理な力が加わることがな
く、より確実な止水効果が得られるととともに、一次シ
ール材の補修の際等に支障を来たすことがない。
【0076】本発明はまた、少なくとも一方の粘着層の
一部または全部を、シール部材を隙間内に配設した後に
撤去される剥離紙によって被覆するようにしているの
で、シール部材が正規位置以外の位置に貼着固定される
のを防止することができ、また粘着層にホコリ等が付着
して貼着力が低下するのを防止することができる。
【0077】本発明はまた、少なくとも一方の粘着層
を、底部側剥離紙と開口端側剥離紙とにより被覆し、底
部側剥離紙は、シール部材を隙間内に配設する前に撤去
するとともに、開口端側剥離紙は、シール部材を隙間内
に配設した後に撤去するようにしているので、底部を有
しない隙間であっても、底部側剥離紙に対応する粘着層
によりシール部材を隙間内に仮止めすることができ、そ
の後開口端側剥離紙に対応する粘着層により、シール部
材を隙間内に強固に貼着固定することができる。また、
隙間の幅員とシール部材の幅寸法とがほぼ同一寸法の場
合であっても、開口端側剥離紙のみを撤去するだけでよ
いので、撤去が容易である。
【0078】本発明はさらに、シール材の長手方向一端
部に、シール材の長手方向に突出する重合部を設け、シ
ール部材を長手方向に連続配置する際に、前記重合部を
隣位するシール部材のシール材端部に重合させるように
しているので、隣位するシール部材の連結部について
も、充分な止水効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(d)は本発明の第1の実施の態様に
係る部材間のシール装置を用いたシール方法を手順に従
って順次示す説明図である。
【図2】図1のシール装置の詳細を示す拡大図である。
【図3】バックアップ材をシール部材から抜出した状態
を示す図2相当図である。
【図4】シール材の長手方向一端部に設けられた重合部
を示す説明図である。
【図5】(a)は重合部を介した連結状態をシール装置
の上方から見た説明図、(b)は同様の側方から見た説
明図である。
【図6】(a)〜(d)は図1とは異なるシール方法を
手順に従って順次示す説明図である。
【図7】本発明の第2の実施の態様を示す図2相当図で
ある。
【図8】本発明の第3の実施の態様を示す図2相当図で
ある。
【図9】本発明の第4の実施の態様を示す図2相当図で
ある。
【図10】本発明の第5の実施の態様を示す図2相当図
である。
【符号の説明】
1 シール装置 2,32 シール部材 3 バックアップ材 4,34 シール材 4a,34a 外側材 4b,34b 内側材 5,35 接着剤 6 固定部材 7 保護体 8 底部側剥離紙 9 開口端側剥離紙 10 一次シール材 11 粘着体 12 重合部 13,14 壁パネル 15 隙間 20 側面剥離紙 33 底部材

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣位する部材間に形成された隙間をシー
    ルする部材間のシール方法において、少なくとも両側壁
    外面に粘着層を有する溝形状のシール部材を、前記隙間
    内に配設するとともに、各側壁を内側から押圧して隙間
    の内面にそれぞれ貼着固定し、次いでシール部材内にバ
    ックアップ材を挿入固定することを特徴とする部材間の
    シール方法。
  2. 【請求項2】 隣位する部材間に形成された隙間をシー
    ルする部材間のシール方法において、少なくとも両側壁
    外面に粘着層を有する溝形状のシール部材と、このシー
    ル部材内に配置されたバックアップ材とを備え、内部に
    バックアップ材が配置されたシール部材を、前記隙間内
    に配設するとともに、前記バックアップ材をシール部材
    内から抜出し、次いでシール部材の各側壁を内側から押
    圧して隙間の内面にそれぞれ貼着固定し、その後シール
    部材内に再びバックアップ材を挿入して固定することを
    特徴とする部材間のシール方法。
  3. 【請求項3】 少なくとも一方の粘着層の一部または全
    部を剥離紙で被覆しておき、シール部材が隙間内に配設
    された後に、前記剥離紙を撤去することを特徴とする請
    求項1または2記載の部材間のシール方法。
  4. 【請求項4】 バックアップ材のシール部材内への挿入
    固定後に、隙間内に一次シール材を配設することを特徴
    とする請求項1,2または3記載の部材間のシール方
    法。
  5. 【請求項5】 少なくとも両側壁外面に粘着層を有して
    溝形状をなし、隣位する部材間に形成された隙間内に配
    設されて各側壁が隙間の内面にそれぞれ貼着されるシー
    ル部材と;隙間内に配設したシール部材内に挿入固定さ
    れる角棒状のバックアップ材と;を具備することを特徴
    とする部材間のシール装置。
  6. 【請求項6】 シール部材は、溝形状をなし少なくとも
    外表面が粘着性を有する非加硫ブチルゴムで形成された
    シール材を備え、シール材の底部外面は、保護体により
    被覆されていることを特徴とする請求項5記載の部材間
    のシール装置。
  7. 【請求項7】 シール材の内側底部には、角棒状の固定
    部材が固設されていることを特徴とする請求項6記載の
    部材間のシール装置。
  8. 【請求項8】 シール部材は、角棒状の底部材と、底部
    材の両側部から立上がり少なくとも外表面が粘着性を有
    する非加硫ブチルゴムで形成されたシール材とを備えて
    いることを特徴とする請求項5記載の部材間のシール装
    置。
  9. 【請求項9】 シール材は、粘着性を有する非加硫ブチ
    ルゴム製の外側材と、粘着性がないかほとんど有しない
    非加硫ブチルゴム系の内側材とを有していることを特徴
    とする請求項6,7または8記載の部材間のシール装
    置。
  10. 【請求項10】 バックアップ材は、その内端面が粘着
    体を介しシール部材内に着脱可能に粘着固定されている
    ことを特徴とする請求項5,6,7,8または9記載の
    部材間のシール装置。
  11. 【請求項11】 バックアップ材の外端面は、シール部
    材の開口両端縁と面一または外方に稍突出していること
    を特徴とする請求項5,6,7,8,9または10記載
    の部材間のシール装置。
  12. 【請求項12】 バックアップ材は、隙間内のバックア
    ップ材外面側に配設される一次シール材との接着を防止
    する機能を有していることを特徴とする請求項5,6,
    7,8,9,10または11記載の部材間のシール装
    置。
  13. 【請求項13】 少なくとも一方の粘着層の一部または
    全部は、シール部材を隙間内に配設した後に撤去する剥
    離紙によって被覆されていることを特徴とする請求項
    5,6,7,8,9,10,11または12記載の部材
    間のシール装置。
  14. 【請求項14】 少なくとも一方の粘着層は、シール部
    材底部側の底部側剥離紙とシール部材開口端側の開口端
    剥離紙とによって被覆され、底部側剥離紙は、シール部
    材を隙間内に配設する前に撤去されるとともに、開口端
    側剥離紙は、シール部材を隙間内に配設した後に撤去さ
    れることを特徴とする請求項5,6,7,8,9,1
    0,11または12記載の部材間のシール装置。
  15. 【請求項15】 シール材は、その長手方向一端部に、
    シール材の長手方向に突出する重合部を備え、重合部
    は、シール部材を長手方向に連続配置した際に、隣位す
    るシール部材のシール材端部に重合されることを特徴と
    する請求項6,7,8,9,10,11,12,13ま
    たは14記載の部材間のシール装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017218738A (ja) * 2016-06-03 2017-12-14 株式会社ロンビックジャパン 耐火層間材、その形成方法、およびその設置方法

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JPH06101287A (ja) * 1992-09-18 1994-04-12 Showa Denko Kenzai Kk 目地防水構造及び簡易目地材

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