JP2017218738A - 耐火層間材、その形成方法、およびその設置方法 - Google Patents

耐火層間材、その形成方法、およびその設置方法 Download PDF

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Abstract

【課題】粘着面から剥離材を容易に剥離でき、また途中で剥離材が破れてしまうことがない耐火層間材、その製造方法、およびその設置方法。【解決手段】不燃材料を用いて棒状に芯材110が形成され、芯材110を床200と外壁300との間に配置した状態における芯材110の少なくとも上面全域を上面被覆材120が被覆し、少なくとも防水性および溶接火花に対する耐性を上面被覆材120が有し、芯材110または上面被覆材120が床200または壁300と接する面のうち少なくとも1面に粘着面130が備えられ、粘着面130の全域を剥離紙140が被覆して粘着面130を保護し、ツマミ部141が剥離材140に形成される。【選択図】図1

Description

本発明は、耐火層間材に関し、特に建築物の床と外壁との間に配置される耐火層間材に関する。
従来から高層建築物において、建築物へ荷重の負担をかけないように、カーテンウォールと呼ばれる非耐力壁を土台や柱等の骨組みにはめ込んで形成する外壁構法が採用されている。
この外壁構法には、例えば床と外壁との間には部材と部材とのつなぎ目や構造上所定の隙間が形成されるため、この隙間を閉塞する必要があった。また火災が生じた際にはこの隙間から上下階に延焼してしまうため、隙間が耐火上の弱点となっていた。
そこで、床と外壁との間には、落下防止金物を挿入し、この落下防止金物の上に防水耐火膜を上面に備えた耐火層間材を床と外壁とに密着させることで隙間を閉塞する方法が採用されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開平7−42271号公報
この耐火層間材には耐火層間材を床と外壁とを接着させるため、防水耐火膜や耐火層間材が床や外壁と接する部位に粘着面が施されている。その粘着面の表面は剥離紙で保護されており、施工時にこの剥離紙を剥離してから粘着面を介して耐火層間材を床と外壁とに密着させている。
ところが施工現場では、作業中に作業者の手や手首などを災害から守る目的で軍手や革手袋などの保護手袋の使用が要求されている。この保護手袋を着用したまま粘着面から剥離紙を剥離する細かい手作業は、非常に困難であり施工に多くの時間を必要としていた。また剥離する際に保護手袋を外して粘着面から剥離紙を剥離することも考えられるが、施工現場では様々な作業が行われており、保護手袋を外してしまうと切創や火傷などの災害を引き起こす恐れがあった。
また粘着面から剥離紙を剥離する作業は細かい作業のため、あらかじめ粘着面から剥離紙を剥離してから耐火層間材を隙間に設置する必要があり、粘着面が露出した状態で施工を行うと、想定外の場所に粘着面が接着してしまい、耐火層間材を貼り直すことで接着力が低下してしまう問題があった。
また粘着面から剥離紙を勢い良く剥離してしまうと、粘着面の途中で剥離紙が破れてしまい、再び粘着面から剥離紙を剥離する作業を行わなくてはならない問題があった。また無理に剥離紙を剥離しようとすると剥離紙が途中で破れ、粘着面に剥離紙が残っていることに気づかぬまま施工してしまうと、粘着面が完全に露出されないので粘着力が低下してしまい、耐火層間材と床や壁との間に隙間が生じてしまうことがあった。これは耐火層間材が隙間を閉塞するという目的を果たせないものとなってしまう恐れがあった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、粘着面から剥離材を容易に剥離でき、また途中で剥離材が破れてしまうことがない耐火層間材、その製造方法、およびその設置方法を提供することを目的とする。
本発明では上記問題を解決するために、建築物の床と外壁との間に形成された隙間に配置される耐火層間材において、不燃材料を用いて棒状に形成された芯材と、前記芯材を前記隙間に配置した状態における前記芯材の少なくとも上面全域を被覆し、少なくとも防水性および溶接火花に対する耐性を有する上面被覆材と、前記芯材または前記上面被覆材が、前記床または前記壁と接する面のうち少なくとも1面が有する粘着面と、前記粘着面の全域が被覆され、前記粘着面を保護するための剥離材と、前記剥離材に形成されるツマミ部とを備えることを特徴とする耐火層間材が提供される。
これにより、不燃材料を用いて棒状に芯材が形成され、芯材を床と外壁との間に配置した状態における芯材の少なくとも上面全域を上面被覆材が被覆し、少なくとも防水性および溶接火花に対する耐性を上面被覆材が有し、芯材または上面被覆材が床または壁と接する面のうち少なくとも1面に粘着面が備えられ、粘着面の全域を剥離材が被覆して粘着面を保護し、ツマミ部が剥離材に形成される。
また、本発明では、建築物の床と外壁との間に形成された隙間に配置される耐火層間材の製造方法において、不燃材料を用いて棒状に芯材を形成する工程と、少なくとも防水性および溶接火花に対する耐性を有する上面被覆材を、前記芯材を前記隙間に配置した状態における前記芯材の少なくとも上面全域を、粘着面を介して被覆する工程と、前記芯材または前記上面被覆材が、前記床または前記壁と接する面のうち少なくとも1面に粘着面を形成する工程と、前記粘着面を保護するために、前記粘着面の全域を剥離材で被覆する工程と、ツマミ部を前記剥離材に形成する工程とを備えることを特徴とする耐火層間材の製造方法が提供される。
これにより、不燃材料を用いて棒状に芯材を形成され、少なくとも防水性および溶接火花に対する耐性を有する上面被覆材を、芯材を隙間に配置した状態における芯材の少なくとも上面全域を粘着面を介して被覆し、芯材または記上面被覆材が、床または壁と接する面のうち少なくとも1面に粘着面を形成し、粘着面を保護するために、粘着面の全域を剥離材で被覆し、ツマミ部を剥離材に形成する。
また、本発明では、建築物の床と外壁との間に形成された隙間に配置される耐火層間材の設置方法において、前記耐火層間材を支える支持金具を前記隙間に挿入固定する工程と、前記耐火層間材が備える芯材を前記隙間、かつ前記支持金具の上に設置する工程と、施工者が前記耐火層間材に備えられた粘着面を保護する剥離材に形成されたツマミ部をつまむ工程と、前記施工者が前記ツマミ部を引っ張り、前記粘着面から前記剥離材を剥離する工程と、前記耐火層間材が前記粘着面を介して前記床および前記外壁に貼付する工程とを備えることを特徴とする耐火層間材の設置方法が提供される。
これにより、耐火層間材を支える支持金具を隙間に挿入固定し、耐火層間材が備える芯材を隙間、かつ支持金具の上に設置し、施工者が耐火層間材に備えられた粘着面を保護する剥離材に形成されたツマミ部をつまみ、施工者がツマミ部を引っ張り、粘着面から剥離材を剥離する工程と、耐火層間材が粘着面を介して床および外壁に貼付する。
本発明の耐火層間材、その製造方法、およびその設置方法によれば、不燃材料を用いて棒状に芯材が形成され、芯材を床と外壁との間に配置した状態における芯材の少なくとも上面全域を上面被覆材が被覆し、少なくとも防水性および溶接火花に対する耐性を上面被覆材が有し、芯材または上面被覆材が床または壁と接する面のうち少なくとも1面に粘着面が備えられ、粘着面の全域を剥離材が被覆して粘着面を保護し、ツマミ部が剥離材に形成されるので、床と外壁との隙間を閉塞でき、上階からの溶接火花や雨水を防ぐことができ、耐火層間材を床や外壁に貼付固定するための粘着面から剥離材を容易かつ途中で剥離材が破れないように剥離することができる。
第1の実施の形態に係る耐火層間材の構成を示す斜視図である。 耐火層間材を設置した状態を示す断面図である。 耐火層間材の詳細を示す断面図である。 ツマミ部が形成された剥離部の詳細例を示す斜視図である。 第2の実施の形態に係る耐火層間材を設置した状態を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、第1の実施の形態に係る耐火層間材の構成を示す斜視図である。
図1に示すように、耐火層間材100は、芯材110、上面被覆材120、粘着面130、および剥離紙140を備えている。
芯材110は、セラミックス繊維、ロックウール、グラスウール等の無機質繊維を集束または積層することで弾性をもたせ角棒状に加工した中心材111と、中心材111の外表面を完全に被覆する例えばポリエチレンフィルム製の外被材112を備えている。外被材112は、外部から雨水などの水分から中心材111を守る役目を担っている。芯材110は建築物の床200と外壁300との隙間Gに配置されるものであり、外被材112を含めた芯材110の幅寸法Wは、建築物の床200と外壁300との隙間Gよりも大きい寸法に形成されている。これにより芯材110は弾性を備えているので、多少圧縮された状態で隙間Gに配設され、建築物の床200と外壁300とに密着するようになっている。
芯材110の上面には、防水性と溶接火花に対する耐性とを兼ね備えた例えば耐火素材のアルミガラスクロスシート製の上面被覆材120が接着されており、芯材110の上面は上面被覆材120によって完全に被覆されている。
上面被覆材120は、幅寸法Wよりも幅方向に突出するように延長部121および延長部122が長手方向に通して形成されている。この延長部121および延長部122は、耐火層間材100を建築物の床200と壁300との隙間G内に配設した際の床200の側面と外壁300の側面とに貼付され、雨水などの水分が芯材110内に侵入するのを防いでいる。また上面被覆材120が芯材110を完全に被覆することで、上階で行われた溶接工事により落下した溶接火花が外被材112を損傷させてしまうことで、雨水などの水分が芯材110内に侵入するのを防いでいる。
延長部121および延長部122の芯材110の側面側には粘着面130が設けられており、粘着面130を完全に被覆するように剥離紙140が貼付され、貼付された剥離紙140が粘着面130を保護している。
剥離紙140の長手方向端部には、10mm程度の突出したツマミ部141が設けられており、このツマミ部141を芯材110の側面側長手方向に引っ張ることで、粘着面130より剥離紙140が剥離し、粘着面130が露出する。剥離紙140は、剥離材を粘着面130から剥離する際に、破れない強度の材質であって、例えばフィルムに剥離材をコーティングした素材を使用することで、ツマミ部141を芯材110の側面側長手方向に引っ張る際に、途中で破れることなく完全に粘着面130を露出することができる。
図2は、耐火層間材を設置した状態を示す断面図である。
図2に示すように、床200と外壁300との間に形成される隙間Gに、耐火層間材100および支持金具400が挿入固定されている。
支持金具400は、例えば金板である平板材を屈折加工したものであり、床200の上面かつ端部を覆うように直角に曲げられ、床200の上面に面することで支持金具400を支持する上部支持部410と、上部支持部410から床200の側面に沿って垂直下に延長し、床200の下部まで床200の側面に面する添部420と、添部420の端部から外壁300上部方向に向かって屈曲し延長された支持部430とを備えた断面図が「レ」の形状をした金物である。
支持金具400の添部420から支持部430の先端までの寸法は、隙間Gよりも大きく設定されているので、支持金具400を隙間Gの上部から圧入することで、添部420が床200の側面に圧力がかかる。これにより支持金具400が隙間G内での安定性が向上する。また圧入は、上部支持部410が床200の上面に面するまで行われ、上部支持部410が床200の上面に、また添部420が床200の側面に面することで、支持金具400は、隙間G内にしっかりと固定されることになる。
耐火層間材100は、隙間Gに固定された支持金具400の上に挿入される。上面被覆材120の延長部121および延長部122を上方に折り曲げた状態で隙間G内に芯材110を挿入する。このとき芯材110の幅寸法Wは隙間Gよりも大きく設定されているので、芯材110を隙間Gの上部から圧入することで、隙間G内でしっかりと固定される。芯材110は、芯材110の上面が支持金具400の上部支持部410の上面と同じ位置になるまで挿入され、上面被覆材120の延長部121を床200の上面、延長部122を外壁300の側面に沿わせて折り曲げる。このとき粘着面130は、まだ剥離紙140で保護された状態であり粘着面が露出していないので、耐火層間材100の取り付け位置を修正することができる。また隙間Gに耐火層間材100を挿入する際に、所望の位置以外に粘着面が張り付いてしまう恐れがない。
取り付け位置が決定した後、剥離紙140に形成されたツマミ部141を指先でつまみ、耐火層間材100の長手方向に引っ張りながら剥離紙140を剥離する。これにより保護されていた粘着面130が露出し、延長部121および延長部122を床200の上面および外壁300の側面に押しつけることで、延長部121および延長部122を床200の上面および外壁300の側面に貼付固定することができる。このとき剥離紙140は、粘着面130から剥離紙140を剥離する際に、剥離紙140が破れない程度の強度を持った材質を用いることで、施工時に勢い良く剥離しても途中で剥離紙140が敗れること無く最後まで剥離することができる。これにより剥離しきれなかった剥離紙140が粘着面130に残ることがないので、強固に床200や外壁300に貼付固定することができる。またツマミ部141が形成されているので、無理やり粘着面130から剥離紙140を剥離する必要が無い。従って無理やり剥離することによる剥離紙140の損傷を防止することができる。
図3は、耐火層間材の詳細を示す断面図である。
図3を使って、耐火層間材100の製造方法を説明する。
まずセラミックス繊維、ロックウール、グラスウール等の無機質繊維を集束または積層することで角棒状に加工して中心材111を形成する。次に外部から雨水などの水分から守るために、中心材を外被材112で完全に被覆する。次に例えばアルミガラスクロスシートなどの防水性と溶接火花に対する耐性とを兼ね備えたシートで形成された上面被覆材120の幅方向を芯材110の短手方向の幅よりも大きく、かつ長さ方向を芯材110の長手方向と同じ寸法で裁断し、上面被覆材120の裏側一面に粘着面130を形成する。
次は上面被覆材120に芯材110を固定する。上面被覆材120の幅方向の中央付近に芯材110の長手方向を上面被覆材120の長さ方向に合わせて、上面被覆材120の粘着面に貼付固定する。上面被覆材120の幅方向は芯材110の短手方向の幅よりみ大きく裁断してあるので、芯材110の短手方向には上面被覆材120が芯材110から突出した延長部121および延長部122が形成される。また延長部121および延長部122の裏面には粘着面130が露出している。
次に粘着面130を保護するための剥離紙140を粘着面130に貼付する。剥離紙140は、粘着面130から剥離紙140を剥離する際に、剥離紙140が破れない程度の強度を持った材質、例えば薄いフィルムの一面に剥離材を塗布したものを使用するとよい。剥離紙140を粘着面130に貼付する際は、粘着面130が完全に被覆されるように貼付することで粘着面130が露出せず、耐火層間材100を持ち運ぶ時に他の部材に粘着面130が貼り付いてしまうことを防ぐことができる。また延長部121および延長部122を芯材110の側面側に折りたたむことができるので、持ち運び時に延長部121および延長部122を破損することがない。
粘着面130に剥離紙140を貼付する際には、ツマミ部141を形成する。ツマミ部141は、剥離紙140を粘着面130から剥離する際に指先なのでつまみやすくするものであり、剥離時はこのツマミ部141をつまみながら剥離紙140を引っ張ることで上面被覆材120の端部から剥離しやすくする。施工現場では、手や手首上部まで災害から守る目的で軍手や革手袋などの保護手袋の使用が要求されており、この軍手や革手袋を手に装着したまま粘着面130から剥離紙140を剥離する細かい作業を行うのは非常に困難である。ここでツマミ部141を形成し、剥離時にツマミ部141をつまむことで剥離が容易に行うことができる。ツマミ部141についての詳細は図4にて説明する。
図4は、ツマミ部が形成された剥離紙の詳細例を示す斜視図である。
図4(A)は、ツマミ部141が、剥離紙140の端部を延長させることで形成された状態を示している。(A)に示すように、延長部121または延長部122よりも芯材110の長手方向に剥離紙140を延長させてツマミ部141が形成されている。剥離紙140が延長部121または延長部122から延長しているので、ツマミ部141をつまんで粘着面130から剥離紙140を容易に剥離することができる。
図4(B)は、ツマミ部141が剥離紙140の端部に形成された状態を示している。(B)に示すように、延長部121または延長部122の裏側に形成された粘着面130を完全に被覆するように剥離紙140が設けられ、その剥離紙140の端部の表面上にツマミ部141が形成されている。ツマミ部141は指先程度の大きさに断裁された紙状のものであり、剥離紙140の表面上かつ端部に芯材110の長手方向に向かって剥離紙140から突出するように貼付固定されている。これによりツマミ部141をつまんで剥離紙140が剥離される方向に引っ張ることで、連動して剥離紙140を粘着面130より剥離することができる。
図4(C)は、ツマミ部141が剥離紙140の端部に形成された状態を示している。(C)に示すように、延長部121または延長部122の裏側に形成された粘着面130を完全に被覆するように剥離紙140が設けられ、その剥離紙140の端部と粘着面130との間にツマミ部141が形成されている。(B)と同様にツマミ部141は指先程度の大きさに断裁された紙状のものであり、剥離紙140の端部かつ粘着面130と剥離紙140との間に挟み込まれ、剥離紙140に貼付固定されている。これによりツマミ部141をつまんで剥離紙140が剥離される方向に引っ張ることで、連動して剥離紙140を粘着面130より剥離することができる。
図4(D)は、ツマミ部141が剥離紙140の中央部に形成された状態を示している。(D)に示すように、延長部121または延長部122の裏側に形成された粘着面130を完全に被覆するように剥離紙140が設けられ、その剥離紙140の中央部に剥離紙140を短手方向に完全に分断するように切れ目142が形成され、切れ目142を挟んで両側にツマミ部141が形成されている。このツマミ部141は通常時、粘着面130に完全に粘着されているが、剥離時に切れ目142付近を延長部121または延長部122の表側から押すことで、切れ目142から剥離紙140と粘着面130との間に隙間が生じ、切れ目142を挟んだ剥離紙140の端部にツマミ部141が形成される。この形成されたツマミ部141をつまんで剥離紙140が剥離される方向に引っ張ることで、連動して剥離紙140を粘着面130より剥離することができる。
図4(E)は、ツマミ部141が剥離紙140の中央部に形成された状態を示している。(E)に示すように、延長部121または延長部122の裏側に形成された粘着面130を完全に被覆するように剥離紙140が設けられ、その剥離紙140の中央部に剥離紙140を短手方向に完全に分断するように切れ目142が形成され、切れ目142を挟んだ剥離紙140の両端部が延長されてツマミ部141が形成されている。このツマミ部141は通常時、剥離紙140の表側どちらか、または両側に折り返されており、剥離時に折り返されたツマミ部141を立ち上げ、つまんで剥離紙140が剥離される方向に引っ張ることで、連動して剥離紙140を粘着面130より剥離することができる。
このように、剥離紙140にツマミ部141を形成することで容易に剥離紙140を粘着面130から剥離することができる。
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態の耐火層間材の設置方法は、粘着部の貼付位置が異なること以外は、第1の実施の形態で示した構成とほぼ同様である。このため、上記第1の実施の形態とほぼ同様の構成部分については同一の符号を付すなどして適宜その説明を省略する。
図5は、第2の実施の形態に係る耐火層間材を設置した状態を示す断面図である。
図5に示すように、床200と外壁300との間に形成される隙間Gに、耐火層間材100、支持金具400、バックアップ材500、およびシーリング600が挿入固定されている。
支持金具400は、隙間Gに挿入され床200の上面で支える上部支持部410と、床200の側面に沿う添部420と、添部420の端部から対面する外壁300まで屈曲し延長された支持部430とによって隙間Gに固定されている。
耐火層間材100は、隙間Gに固定された支持金具400の上に挿入される。上面被覆材120の延長部121および延長部122を上方に折り曲げた状態で隙間G内に芯材110を挿入する。芯材110は、芯材110の上面が支持金具400の上部支持部410の上面よりも下になる位置になるまで挿入され、上面被覆材120の延長部121を添部420、延長部122を外壁300の側面に沿わせて折り曲げる。
取り付け位置が決定した後、剥離紙140に形成されたツマミ部141を指先でつまみ、耐火層間材100の長手方向に引っ張りながら剥離紙140を除去する。これにより保護されていた粘着面130が露出し、延長部121および延長部122を添部420および外壁300の側面に押しつけることで、延長部121および延長部122を床200の上面および外壁300の側面に貼付固定することができる。
耐火層間材100を隙間Gに設置した後、床200の上面と上面被覆材120との差分に形成された凹部に、例えば高発泡ポリエチレン等のバックアップ材500を凹部の大きさに合わせて加工してはめ込み、バックアップ材500と床200の上面との差分に残された凹部をシーリング600で仕上げ処理を施す。これにより隙間Gを完全閉塞することができるので、より強固な防水効果を得ることができる。
以上により、本発明は剥離紙140の一部にツマミ部141を設けることで、剥離紙140を粘着面130から容易に剥離することができる。これにより耐火層間材100の設置位置が決定するまで剥離紙140を剥離する必要がなく、事前に剥離紙140を剥離してから位置決めをする必要がなく、耐火層間材100を所望の位置に仮設置し、そのまま剥離紙140を剥離しながら所望の位置に貼付固定することができる。
また各実施例では、床200および外壁300を設置した後に形成される隙間Gに耐火層間材100を設置したが、後に形成される隙間Gが建築物の柱の陰に形成されてしまうこともある。このような作業員の手の届かないような場所に耐火層間材100を設置する場合は、外壁300を設置する前に耐火層間材100を予め床200側に固定し、その後外壁300を設置することもできる。この場合、本実施例のように粘着面130を延長部121および延長部122の裏側に設けるだけでなく、床200の側面および支持金具400の添部420に接する芯材110の側面にも粘着面130を設けてもよい。これにより外壁300を設置する前に床200に耐火層間材100を固定しても、しっかりと床200に貼付固定することができる。
100 耐火層間材
110 芯材
111 中心材
112 外被材
120 上面被覆材
121、122 延長部
130 粘着面
140 剥離紙
141 ツマミ部
142 目
200 床
300 外壁
300 後外壁
300 外壁
400 支持金具
410 上部支持部
420 添部
430 支持部
500 バックアップ材
600 シーリング
G 隙間
W 幅寸法

Claims (12)

  1. 建築物の床と外壁との間に形成された隙間に配置される耐火層間材において、
    不燃材料を用いて棒状に形成された芯材と、
    前記芯材を前記隙間に配置した状態における前記芯材の少なくとも上面全域を被覆し、少なくとも防水性および溶接火花に対する耐性を有する上面被覆材と、
    前記芯材または前記上面被覆材が、前記床または前記壁と接する面のうち少なくとも1面が有する粘着面と、
    前記粘着面の全域が被覆され、前記粘着面を保護するための剥離材と、
    前記剥離材に形成されるツマミ部と、
    を備えることを特徴とする耐火層間材。
  2. 前記ツマミ部が、
    前記剥離材が前記粘着面の領域幅を超えて伸びた部位に形成されていることを特徴とする請求項1記載の耐火層間材。
  3. 前記ツマミ部が、
    前記剥離材の前記粘着面と面していない側に、前記粘着面の領域幅を超えてツマミ部材を備えることを特徴とする請求項1記載の耐火層間材。
  4. 前記ツマミ部が、
    前記剥離材の前記粘着面との間に、前記粘着面の領域幅を超えてツマミ部材を備えることを特徴とする請求項1記載の耐火層間材。
  5. 前記ツマミ部が、
    前記剥離材の長手方向端部より内側に、前記剥離材を分割する切れ目を備え、前記切れ目を挟んで両側にツマミ部が形成されることを特徴とする請求項1記載の耐火層間材。
  6. 前記ツマミ部が、
    前記切れ目の端が延長された折り返し部を備えることを特徴とする請求項5記載の耐火層間材。
  7. 前記剥離材は、
    前記粘着面から前記剥離材を剥離する際に、破れない強度の材質からなることを特徴とする請求項1記載の耐火層間材。
  8. 前記芯材は、セラミックス繊維、ロックウール、グラスウールなどが集束または積層して角棒状に形成された無機質繊維であって、
    前記無機質繊維は、
    前記無機質繊維を包むための外皮材に包まれていることを特徴とする請求項1記載の耐火層間材。
  9. 前記耐火層間材は、
    平板材が屈折加工された支持金具によって支持されることを特徴とする請求項1記載の耐火層間材。
  10. 前記支持金具は、
    前記床の上面に面した上部支持部と、
    前記上部支持部を前記隙間に設置した状態における前記床の上端部から屈曲し、前記床の下部まで前記床の側面に面した添部と、
    前記添部の下端から前記外壁上部方向に屈曲することで前記耐火層間材が支えられる支持部と、
    を備えることを特徴とする請求項9記載の耐火層間材。
  11. 建築物の床と外壁との間に形成された隙間に配置される耐火層間材の製造方法において、
    不燃材料を用いて棒状に芯材を形成する工程と、
    少なくとも防水性および溶接火花に対する耐性を有する上面被覆材を、前記芯材を前記隙間に配置した状態における前記芯材の少なくとも上面全域を、粘着面を介して被覆する工程と、
    前記芯材または前記上面被覆材が、前記床または前記壁と接する面のうち少なくとも1面に粘着面を形成する工程と、
    前記粘着面を保護するために、前記粘着面の全域を剥離材で被覆する工程と、
    ツマミ部を前記剥離材に形成する工程と、
    を備えることを特徴とする耐火層間材の製造方法。
  12. 建築物の床と外壁との間に形成された隙間に配置される耐火層間材の設置方法において、
    前記耐火層間材を支える支持金具を前記隙間に挿入固定する工程と、
    前記耐火層間材が備える芯材を前記隙間、かつ前記支持金具の上に設置する工程と、
    施工者が前記耐火層間材に備えられた粘着面を保護する剥離材に形成されたツマミ部をつまむ工程と、
    前記施工者が前記ツマミ部を引っ張り、前記粘着面から前記剥離材を剥離する工程と、
    前記耐火層間材が前記粘着面を介して前記床および前記外壁に貼付する工程と、
    を備えることを特徴とする耐火層間材の設置方法。
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